JP2006183320A - 既設鋼製橋脚の隅角部の補強構造及び補強方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既設の鋼製橋脚の隅角部を、建築限界や美観の問題を生じさせることなく確実に補強できる工法を提供する。
【解決手段】
既設の鋼製橋脚10の柱部11と梁部12で作る隅角部13の補強に際し、梁部12を構成する各鋼製箱桁19の内部に2つの鋼製ブレース21をクロスさせて設ける。隣り合う鋼製箱桁19,19のブレース21,21どうしを力伝達可能に連結する。これらブレース21,21…の連続体21Sを、隅角部13を含む梁部12の全長にわたるように構築する。このブレース連続体21Sによって、梁部12に働く荷重を長手方向に伝達可能な応力伝達装置20が構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、既設の鋼製橋脚の隅角部を補強する工法に関し、特に箱型断面の鋼製橋脚に適した補強工法に関する。
鋼製橋脚の柱部と梁部とで作る隅角部は、シアラグ応力度(剪断遅れ)が大きい(図7(a)参照)。そのため、上記隅角部のうち柱部と梁部の接合部分の両端に応力集中が起き、疲労亀裂が出来やすい。そこで、従来より種々の補強工法が提案されている(下記特許文献1〜3参照)。
例えば、特許文献1;特開2003−049404では、プレストレス鋼材を梁部の外側面から柱部の外側面へ斜めに架け渡している。このプレストレス鋼材によって梁部から柱部への力の流れをバイパスし、これにより、隅角部の剪断遅れを緩和し、疲労亀裂の発生防止ないし進展抑制を図っている。
特許文献2;特開2003−049410では、柱部の外側面と梁部の外側面とで画成された角にコンクリートを装填するようになっている。
特許文献3;特開2004−068402では、鋼板を柱部の前後の外面から梁部の前後の外面へ跨るように設置するとともに熱プレストレスをかけるようになっている。
特開2003−049404 特開2003−049410 特開2004−068402
上掲特許文献1〜3の従来工法では、補強構造が橋脚の外部に現れることになり美観確保の問題がある。また、建築限界に引っ掛かると施工が制限される。設置しようとする箇所の外壁にマンホールや排水管等が設けられていることもある。
さらに、補強装置が隅角部にだけ配置され、隅角部でだけ力の経路や応力状態を調節しており、応力が隅角部に伝達されて行く状態は変わっていない。また、プレストレス鋼材の場合、ト字状や十字状の隅角部には適しているが、T字状やΓ字状の隅角部の外側部には設置しにくい。
上記課題を解決するために、本発明は、既設の鋼製橋脚の柱部と梁部で作る隅角部の補強構造であって、前記梁部又は柱部に働く荷重を長手方向に伝達可能な鋼製細長部材からなる応力伝達装置を、前記隅角部を含む梁部又は柱部略全長又は相当長さにわたって連続するように設けたことを特徴とする。また、既設の鋼製橋脚の柱部と梁部で作る隅角部を補強する方法であって、前記梁部又は柱部に働く荷重を長手方向に伝達可能な鋼製細長部材からなる応力伝達装置を、前記隅角部の応力が集中しない箇所を通るとともに前記梁部又は柱部の略全長又は相当長さにわたって連続するように設けることを特徴とする。
これによって、梁部又は柱部の長手方向に力のバイパス経路を設けることができ、隅角部での剪断遅れを低減できるだけでなく、荷重を梁部又は柱部の長手方向に分散させることができ、ひいては隅角部の一層の補強を図ることができる。また、隅角部の形状に制限が無く、ト字状や十字状の隅角部はもちろん、T字状やΓ字状の隅角部にも適用できる。前記既設鋼製橋脚が箱型断面である場合には、前記応力伝達装置を箱断面の梁部又は柱部の内部に設けるのが望ましい。これによって建築限界や美観低下の問題が解消される。
ここで、前記応力伝達装置が、前記梁部又は柱部に沿って一列に並べられ、隣り合うものどうしが互いに逆方向に傾斜され力伝達可能に連結された複数のブレース状鋼製細長部材からなることが望ましい。
これによって、力の伝達及び分散を効果的に行なうことができる。
前記応力伝達装置が、前記梁部又は柱部に沿って一列に並べられ、隣り合うものどうしが互いに逆方向に傾斜され力伝達可能に連結された複数のブレース状鋼製細長部材からなる第1ブレース連続体と、この第1ブレース連続体と並行して並べられ、隣り合うものどうしが互いに逆方向に傾斜され力伝達可能に連結された他の複数のブレース状鋼製細長部材からなる第2ブレース連続体とを含み、これら第1及び第2ブレース連続体の互いに同位置に配置されたブレース状鋼製細長部材どうしが、互いに逆方向に傾斜されていることがより望ましい。
これによって、力の伝達及び分散をより効果的に行なうことができる。
前記ブレース状鋼製細長部材の各々が、前記梁部又は柱部を構成する鋼製箱桁の長手方向切断面の対角線(すなわち鋼製箱桁の正面視ないし側面視対角線)に沿って配置されていることが望ましい。
各ブレース状鋼製細長部材の端部は、前記梁部又は柱部の内面に連結、定着されているのが望ましい。隣り合うブレース状鋼製細長部材の端部どうしは、前記梁部又は柱部の内面の略同一位置に連結されているのが望ましい。ひいては、これら隣り合うブレース状鋼製細長部材の端部どうしが、構造的に直接的に連結されているのが望ましい。
前記梁部又は柱部の内面に連結部材が定着され、この連結部材に前記ブレース状鋼製細長部材の端部が連結されていてもよい。
前記連結部材が一対をなして前記隣り合うブレース状鋼製細長部材の一方の端部と他方の端部にそれぞれ連結され、これら連結部材が、前記梁部又は柱部を構成する鋼製箱桁のダイヤフラムを挟んで互いに連結されていることが望ましい。
本発明によれば、梁部又は柱部の長手方向に力のバイパス経路を設けることができ、隅角部での剪断遅れを低減できるだけでなく、荷重を梁部又は柱部の長手方向に分散させることができ、ひいては隅角部の一層の補強を図ることができる。箱型断面の梁部又は柱部にはその内部に応力伝達装置を配置でき、これにより建築限界や美観低下の問題を解消できる。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1及び図2は、既設の鋼製橋脚10の一例を概略図示したものである。鋼製橋脚10は、垂直な柱部11と、この柱部11の上端部に水平に設けられた横梁部12を有し、T字状をなしている。柱部11及び横梁部12は、共に複数の鋼製箱桁19を連ねて構成され、箱型断面になっている。これら柱部11と横梁部12が交差して隅角部13(図2の円で囲まれた部分)が作られている。
図7(a)は、本発明工法による補強前の隅角部13における柱部11と横梁部12の上側のフランジ19fとの接合ライン13a(図1参照)での応力分布を示したものである。横梁部12に荷重が掛かると接合ライン13aの両端部に大きな応力集中が現れる。このため、この両端部から疲労亀裂が発生、進展しやすい。
図1に示すように、この隅角部13を補強するために、横梁部12の内部に該横梁部12の長手方向に沿って応力伝達装置20を設ける。図7(b)の破線に示すように、この応力伝達装置20は、補強前の上記接合ライン13a上で応力が集中していない箇所すなわち中間部(望ましくは接合ライン13aのちょうど中心ないしその近傍)を通り、横梁部12の長手方向に沿う垂直面上(長手方向切断面上)に配置する。
図1〜図3に示すように、応力伝達装置20は、例えばH形鋼(図4)等の形鋼からなる多数の鋼製ブレース21(ブレース状鋼製細長部材)を主構成要素としている。これら鋼製ブレース21は、横梁部12を構成する鋼製箱桁19ごとに配置される。設置施工の際は、既設橋梁の柱部11や横梁部12の外面に設けられたマンホール11h,12hを開け、そこから鋼製ブレース21を横梁部12の内部へ入れる。更に梁部12内の各ダイヤフラム19dのマンホール19hを介して各鋼製箱桁19内に分配する。
各鋼製ブレース21は、各鋼製箱桁19内における幅方向(橋軸方向)中央付近の左上隅から右下隅(又は左下隅から右上隅)へ正面視対角線状(長手方向切断面の対角線状)に配置される。鋼製ブレース21の両端部は、鋼製箱桁19の隅にそれぞれ連結固定される。各鋼製箱桁19内には、2つの鋼製ブレース21,21がX字状にクロス(互いに逆方向に傾斜)して配置される。
隣り合う2つの鋼製箱桁19,19における互いにV字状又はΛ字状をなす(逆向きに傾斜する)鋼製ブレース21,21どうしは、これら2つの鋼製箱桁19,19の境において構造的に直接的に連結される。すなわち、右下がりの鋼製ブレース21の右下端部には、隣の鋼製箱桁19の右上がりの鋼製ブレース21の左下端部が連結される。右上がりの鋼製ブレース21の右上端部には、隣の鋼製箱桁19の右下がりの鋼製ブレース21の左上端部が連結される。
こうして、多数の鋼製ブレース21,21…の連続体21Sが、横梁部12の長手方向(橋幅方向)の一端部から他端部まで途切れなく続くようにする。図3に示すように、このブレース連続体21Sは、各鋼製箱桁19内に2つの鋼製ブレース21,21がクロスされているのに対応して、二列設けられることになる。これら二列のブレース連続体21S,21Sによって応力伝達装置20が構成される。
これらブレース連続体21S,21Sの一方を「第1ブレース連続体」とすると、他方が「第2ブレース連続体」となる。
2つの鋼製ブレース21,21どうしの連結部分の詳細構造を説明する。図4は、この連結に用いる連結部材22の一例を示したものである。連結部材22は、鋼製であり、互いに直交する底板22aと背板22bと立板22cで構成されている。図4及び図5に示すように、この連結部材22底板22aが鋼製箱桁19の下側のフランジ19fの内面に当てられて高力ボルトにて連結される。そして、立板22cに鋼製ブレース21のウエブ21wの端部が重ねられ高力ボルト23にて連結される。これによって、鋼製ブレース21が連結部材22を介して橋脚10に連結される。鋼製ブレース21の一対のフランジ21fの端部は、連結部材22と干渉しないように予め適度な長さだけ切除しておくとよい。
なお、図4及び図5の例では、鋼製ブレース21のウエブ21wが立てられ、その上下にフランジ21f,21fが位置するようになっているが、図6に示すように、鋼製ブレース21のウエブ21wを横にするとともにフランジ21f,21fを立て、鋼製ブレース21のフランジ21fの端部を連結部材22の立板22cに当てて連結するようにしてもよい。この図6態様において、他方(手前)のフランジ21fの端部が高力ボルト23締結の邪魔になる場合には、これを適度な長さ切除するとよい。
図4〜図6は、鋼製ブレース21の下側の端部の連結構造のみを示してあるが、上側の端部も同様になっている。この上側端部用の連結部材22は鋼製箱桁19の上側のフランジ19fの内面に当てられて連結される。
連結部材22の背板22bは、鋼製箱桁19のダイヤフラム19dに当てられる。このダイヤフラム19dの反対側には、隣の鋼製箱桁19内の鋼製ブレース21用の連結部材22の背板22bが当てられる。これら2つの連結部材22,22の背板22b,22bが、ダイヤフラム19dを挟んで高力ボルト23にて連結される。これによって、2つの鋼製ブレース21が、応力を略直接的に伝達可能に連結される。ひいては、応力伝達装置20が全長にわたって応力伝達可能になる。
これによって、梁部12の内部に長手方向に沿う応力伝達のバイパス経路が出来ることになる。したがって、図7(b)に示すように、隅角部13における梁部12と柱部11の接合ライン13aの両端部に集中していた応力を接合ライン13aの中央部にも分配でき、接合ライン13a上の剪断遅れを低減することができる。しかも、応力伝達装置20は、隅角部13及びその周辺だけでなく、梁部12の略全長にわたって延びているため、荷重を梁部12の略全体に分散させることができ、隅角部13への集中度を緩和することができる。これによって、隅角部をより確実に補強でき、疲労亀裂の発生防止ないしは進展抑制効果を確実に発揮することができる。
応力伝達装置20は、橋脚10の内部に収容されているので、建築限界を侵すことがなく、美観が損なわれることもない。
次に、他の実施形態を説明する。以下の実施形態において、上記第1実施形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、橋脚10の横梁部12だけでなく、柱部11にも鋼製ブレース21を設けることにしてもよい。この場合、隅角部13の鋼製ブレース21を介して横梁部12と柱部11の鋼製ブレース21どうしが連なり、ブレース連続体21Sを構成している。
図9に示すように、応力伝達装置20を、横梁部12の全長でなく、隅角部13を含むある程度の長さの領域にだけ設け、横梁部12の端部にまで達しないようにしてもよい。
本発明の補強構造は、箱型断面を有する種々の橋脚に適用できる。
図10に示す橋脚10Xは、柱部11が左右に一対設けられており、これら一対の柱部11,11間に横梁部12が架け渡され、概略Π字形状をなしている。したがって、左右に2つの隅角部13,13が出来ている。この橋脚10Xの横梁部12の全長にわたって鋼製ブレース21からなる応力伝達装置20を構築することにより、2つの隅角部13,13を補強することができる。各箱桁19に2本の鋼製ブレース21,21がクロスして配置されているのに対応して、橋脚10X全体で2つのブレース連続体21S,21Sが設けられ、これら2つのブレース連続体21S,21Sによって応力伝達装置20が構成されている。
なお、図8と同様に、この橋脚10Xの一対の柱部11にも鋼製ブレース21をそれぞれ設けることにしてもよい。
図11に示す橋脚10Yは、左右一対の柱部11の中間部に横梁部12Aが架け渡されるとともに、各柱部11の上端部から外方向へ横梁部12Bが片持ち状に設けられている。中間の横梁部12Aの全長と左右の片持ち状横梁部12Bの全長とにそれぞれ鋼製ブレース21が設けられるとともに、各柱部11の上端部から中間横梁部12Aまでの間にも鋼製ブレース21が設けられている。
左右上端部の隅角部13の鋼製ブレース21を介して片持ち状横梁部12Bと柱部11の鋼製ブレース21どうしが連なっている。中間部の隅角部13の鋼製ブレース21を介して柱部11と中間横梁部12Aの鋼製ブレース21どうしが連なっている。これにより、一対の片持ち状横梁部12Bと、一対の柱部11の上半分と、中間横梁部12Aとにわたって一連のブレース連続体21Sが構成されている。各箱桁19に2本の鋼製ブレース21,21がクロスして配置されているのに対応して、橋脚10Y全体で2つのブレース連続体21S,21Sが設けられ、これら2つのブレース連続体21S,21Sによって応力伝達装置20が構成されている。
なお、この橋脚10Yの柱部11の下半分にも鋼製ブレース21を設けることにしてもよい。
図12に示すように、各鋼製箱桁19に鋼製ブレース21を1つだけ設け、橋脚10全体でブレース連続体21Sを1つだけにしてもよい。
図13に示すように、鋼製ブレース21を横梁部12の中心軸からずらして配置してもよい。この場合、2つの連続体21Sを中心軸から等距離離して設けるのが好ましい。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の改変をなすことができる。
鋼製箱桁19、連結部材22、ブレース21間の連結手段は、高力ボルトに代えて溶接であってもよい。
応力伝達装置20を構成する鋼製細長部材が、ブレース状ではなく、梁部12に沿って水平になっていてもよく、柱部11に沿って垂直になっていてもよい。
鋼製細長部材は、圧延もしくは溶接にて組立てた形鋼や形鋼以外の細長鋼材を用いることができる。上記実施形態に示したH形鋼に代えて、T形鋼やL形鋼等の他の形鋼や、形鋼以外の鋼製細長部材を用いてもよい。鋼製細長部材は、溶接にて組立てたものであってもよい。
この発明は、既設橋梁の橋脚を補強するのに適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る鋼製橋脚の補強構造を示す斜視図である。 上記鋼製橋脚の正面図である。 上記鋼製橋脚の平面図である。 上記補強構造の鋼製ブレースの端部の連結構造の一例を示す斜視図であり、連結手段を実線で示し、鋼製ブレースと鋼製箱桁を仮想線で示し、高力ボルトを省略してある。 上記連結構造の正面図である。 図4の連結構造の変形例を示す斜視図である。 隅角部における柱部と横梁部の上フランジの接合ライン上での応力分布図であり、(a)は本発明による補強前の状態を示し、(b)は本発明による補強後の状態を示す。 補強構造の変形例を示す正面図である。 補強構造の他の変形例を示す正面図である。 他の構造の鋼製橋脚に補強構造を適用した実施形態を示す正面図である。 さらに他の構造の鋼製橋脚に補強構造を適用した実施形態を示す正面図である。 補強構造の変形例を示す正面図である。 補強構造の変形例を示す正面図である。
符号の説明
10 鋼製橋脚
11 柱部
11h マンホール
12 横梁部
12h マンホール
12A,12B 横梁部
13 隅角部
13a 隅角部の柱部と横梁部の接合ライン
19 鋼製箱桁
19f フランジ
19d ダイヤフラム
19h マンホール
20 応力伝達装置
21 形鋼製ブレース(ブレース状鋼製細長部材)
21f フランジ
21w ウエブ
21S ブレース連続体
22 連結部材
22a 底板
22b 背板
22c 立板
23 高力ボルト

Claims (5)

  1. 既設の箱型断面の鋼製橋脚の柱部と梁部で作る隅角部の補強構造であって、前記梁部又は柱部に働く荷重を長手方向に伝達可能な鋼製細長部材からなる応力伝達装置を、前記隅角部を含む梁部又は柱部の内部の略全長又は相当長さにわたって連続するように設けたことを特徴とする既設鋼製橋脚の隅角部の補強構造。
  2. 前記応力伝達装置が、前記梁部又は柱部に沿って一列に並べられ、隣り合うものどうしが互いに逆方向に傾斜され力伝達可能に連結された複数のブレース状鋼製細長部材からなることを特徴とする請求項1に記載の隅角部補強構造。
  3. 前記応力伝達装置が、前記梁部又は柱部に沿って一列に並べられ、隣り合うものどうしが互いに逆方向に傾斜され力伝達可能に連結された複数のブレース状鋼製細長部材からなる第1ブレース連続体と、この第1ブレース連続体と並行して並べられ、隣り合うものどうしが互いに逆方向に傾斜され力伝達可能に連結された他の複数のブレース状鋼製細長部材からなる第2ブレース連続体とを含み、これら第1及び第2ブレース連続体の互いに同位置に配置されたブレース状鋼製細長部材どうしが、互いに逆方向に傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載の隅角部補強構造。
  4. 前記ブレース状鋼製細長部材の各々が、前記梁部又は柱部を構成する鋼製箱桁の長手方向切断面の対角線に沿って配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の隅角部補強構造。
  5. 既設の箱型断面の鋼製橋脚の柱部と梁部で作る隅角部を補強する方法であって、前記梁部又は柱部に働く荷重を長手方向に伝達可能な鋼製細長部材からなる応力伝達装置を、前記隅角部の応力が集中しない箇所を通るとともに前記梁部又は柱部の内部の略全長又は相当長さにわたって連続するように設けることを特徴とする既設鋼製橋脚の隅角部の補強方法。
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