JP2006179393A - 電子機器 - Google Patents

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道生 横山
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Abstract

【課題】電子機器側コネクタの保護を図るとともに、電子機器の美観を向上させる。
【解決手段】収容凹部80はビデオカメラ100のケース102の上面102Cの後部寄り箇所に設けられ、電子機器側コネクタ10は、収容凹部80に収容されている。蓋体90は、その外面9002がケース102の上面102Cと連続状に延在し収容凹部80を閉塞する閉塞状態と、支軸92が結合部82内において抜ける方向に移動し蓋体90が支軸92を中心にして180度旋回して収容凹部80に隣接する上面102C上に位置し収容凹部80を開放する開放状態とをとるように構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明はアクセサリーが装脱可能に装着される電子機器に関する。
デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置(以下電子機器という)には、多くの場合、補助光を発光するためのフラッシュライトや音声を収録するためのマイクなどのアクセサリーを装着するための電子機器側コネクタが設けられ、電子機器側コネクタには電源用または信号授受用の接片が設けられている(例えば特許文献1、特許文献2)。
このような電子機器側コネクタは、従来、電子機器の外装を構成するケースの外面に露出して設けられている。
特開平9−163200号公報 特開平9−166816号公報
このように従来の電子機器では、電子機器側コネクタがケースの外面に露出しているため、電子機器の外部にある物が電子機器側コネクタにぶつかったり、あるいは、塵埃が電子機器側コネクタに付着したりおそれがあり、電子機器側コネクタを保護する上で不利があった。
また、電子機器側コネクタがケースの外面に露出していることから、ケースの美観を向上させる上で不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、電子機器側コネクタの保護を図るとともに、電子機器の美観を向上させる上で有利な電子機器を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、外装を構成するケースと、前記ケースに設けられ電源用または信号授受用の接片を有する電子機器側コネクタとを有する電子機器であって、前記ケースに前記電子機器側コネクタを収容する収容凹部が設けられ、前記収容凹部に前記電子機器側コネクタが収容され、前記収容凹部を開閉する蓋体が設けられていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、蓋体によって収容凹部が閉塞された状態では、電子機器側コネクタがケースの外面に露出せず、ビデオカメラの外部にある物が電子機器側コネクタにぶつかったり、あるいは、塵埃が電子機器側コネクタに付着したりすることを防止でき、電子機器側コネクタを保護する上で有利となる。また、電子機器側コネクタがケースの外面に露出しないので、ケースの美観を向上させる上で有利となる。
電子機器のケースに電子機器側コネクタを収容する収容凹部と、収容凹部を開閉する蓋体とを設けることによって上記目的を実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
本実施例では電子機器はビデオカメラ100である。
図1は実施例1のビデオカメラ100を前方から見た斜視図、図2はビデオカメラ100を後方から見た斜視図である。
図3は電子機器側コネクタおよびアクセサリー側コネクタの斜視図である。
図4(A)は蓋体が閉塞された状態を示す平面図、(B)は蓋体が開放された状態を示す平面図である。
図5は蓋体が閉塞された状態を示す断面図、図6(A)は蓋体の係止が解除された状態を示す断面図、(B)は蓋体が閉塞された状態を示す断面図である。
図7は電子機器に設けられた電子機器側コネクタのシャッタが閉塞位置にある状態を示す斜視図、図8は電子機器に設けられた電子機器側コネクタのシャッタが開放位置にある状態を示す斜視図である。
図9(A)は電子機器側コネクタの平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)のD矢視図である。
図10(E)は図9(D)のE矢視図、(F)は(E)のFF線断面図である。
図11はアクセサリーに設けられたアクセサリー側コネクタの斜視図、図12はアクセサリー側コネクタの平面図、図13は図11のA矢視図、図14は図12のB矢視図、図15は図13のCC線断面図である。
図16は電子機器側コネクタにアクセサリー側コネクタが挿入された状態を示す断面図、図17は電子機器側コネクタにアクセサリー側コネクタが装着された状態を示す断面図である。
図18は電子機器側コネクタの上方にアクセサリー側コネクタを位置させた状態を示す斜視図、図19は図18のA矢視図、図20は電子機器側コネクタにアクセサリー側コネクタが装着された状態を示す斜視図、図21は図20のA矢視図である。
図1、図2に示すように、本実施例において電子機器はビデオカメラ100であり、外装を構成するケース102を有している。なお、本明細書において左右は、ビデオカメラ100を前方から見た状態でいうものとし、また、光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
ケース102は、左右方向の幅と、この幅よりも大きな寸法の上下方向の高さと、この高さよりも大きな寸法の前後方向の長さとを有している。
ケース102は、前方および後方に臨む前面102Aおよび後面102Bと、上方および下方に臨む上面102Cおよび下面102Dと、左方および右方に臨む左側面102Eおよび右側面102Fとを有している。
ケース102の前面102A上部には、撮影光学系104が組み込まれた鏡筒106が前方に臨んで設けられている。
ケース102の内部には、撮影光学系104によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子、該撮像素子で撮像された被写体像の静止画および動画のデータを記録媒体に記録再生する記録再生部などが収容されている。
ケース102の後面102B上部には前記撮像素子によって撮像された被写体像を視認するための電子式ファインダー108が設けられている。
ケース102の右側面102Fには前記撮像素子によって撮像された被写体像などを表示するためのディスプレイ110が開閉可能に設けられている。
ケース102の後面102B、上面102C、左側面102Eには、撮影スタートストップスイッチなどの操作スイッチ103Aや種々の設定を行うための設定スイッチ103Bが設けられている。
ケース102には電子機器側コネクタ10が設けられ、この電子機器側コネクタ10を介してアクセサリー200が装脱可能に装着される。
電子機器側コネクタ10は、ケース102の上面102Cに設けられた収容凹部80に配置されており、収容凹部80は蓋体90により開閉されるように構成されている。
まず、電子機器側コネクタ10について説明する。
図7、図8に示すように、電子機器側コネクタ10は、合成樹脂材料を用いて一体に型成形された内側部材12と、鋼板が屈曲形成された外側部材14とを備え、内側部材12は外側部材14の内側下部に嵌合固定されている。
外側部材14は、底板部14Aと、底板部14Aの両側から起立する側板部14Bと、側板部14Bの上端から互いに向かい合う方向に屈曲形成された一対の上板部14Cとを備えている。
電子機器側コネクタ10は、電源用または信号授受用の接片16と、一対の係止板20と、対向する一対の係止板20の間に形成されたガイド溝18と、各係止板20の下面に臨むように設けられた空間部22とを備えている。
一対の係止板20は一対の上板部14Cにより形成され、同一面上で延在してそれらの縁部が互いに対向している。
ガイド溝18は、互いに対向する一対の係止板20の縁部の間に前記対向する方向と直交する方向に延在形成され、その延在方向の両端は開放されている。
互いに対向する係止板20の縁部には、互いに対向する係止板20の縁部が離れる方向に窪む第1凹部2002(または係止板20が切り欠かれた切り欠き2002)と、互いに対向する係止板20の縁部が近づく方向に突出する第1凸部2004と、互いに対向する係止板20の縁部が離れる方向に窪む第2凹部2006と、互いに対向する係止板20の縁部が近づく方向に突出する第2凸部2008とがガイド溝18の延在方向にそれらの順番で設けられている。
各第1凸部2004の先端縁部と各第2凸部2008の先端縁部はガイド溝18の延在方向に平行して直線状に延在している。第1凸部2004は、図9(A)に示すように、突出寸法の小さい凸部部分2004Aと突出寸法の大きい凸部分2004Bとがガイド溝18の延在方向に並べられて構成され、第2凸部2008は凸部分2004Bと同一の突出寸法で形成されている。
空間部22は、アクセサリー側コネクタ40(図6参照)が収容凹部80の深さ方向に挿入され、その後、前記深さ方向と直交する方向に移動されるスペースであり、係止板20の下方で両側板部14Bの内側で内側部材12の上方の空間である。
なお、実施例の説明において便宜上、アクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10に装着する際、アクセサリー側コネクタ40をガイド溝18を通して空間部22に挿入する方向(収容凹部80の深さ方向)を挿入方向といい、アクセサリー側コネクタ40を空間部22に挿入したのち収容凹部80の深さ方向と直交する方向にアクセサリー側コネクタ40を空間部22内で移動する方向、すなわちガイド溝18の延在方向を装着方向といい、挿入方向の逆方向を取り出し方向といい、装着方向の逆方向を取り外し方向というものとする。
空間部22の底部を形成する電子機器側コネクタ10の箇所、すなわち内側部材12の箇所で第1凹部2002と第1凸部2004の下方の箇所には、前記ガイド溝18の幅方向において互いに向かい合い前記装着方向に延在する一対のコネクタ側ガイド面24が設けられている。この一対のコネクタ側ガイド面24は、ガイド溝18の延在方向と直交する方向、すなわちガイド溝18の幅方向におけるアクセサリー側コネクタ40の位置決めを行うものである。
図8に示すように、電子機器側コネクタ10の接片16は、空間部22の底部で一対のコネクタ側ガイド面24の間の内側部材12の箇所に複数設けられている。
より詳細に説明すると、空間部22の底部を形成する内側部材12の箇所で一対のコネクタ側ガイド面24の間の箇所には、底面1202と、底面1202の端部から次第に起立する傾斜面1204と、傾斜面1204の端部から底面1202と平行して延在する平坦な接片取り付け面1206とが設けられ、これら底面1202、傾斜面1204、接片取り付け面1206は前記装着方向に沿って順番に並べられている。
また、第2凹部2006と第2凸部2008の下方の内側部材12箇所に底面1202と平行な平坦な中間面1207が設けられ、この中間面1207は、第1凹部2002と第1凸部2004の下方で両側板部14Bに沿った内側部材12の箇所に延在している。
本実施例では、アクセサリー側コネクタ40が空間部22に挿入される際に、アクセサリー側コネクタ40の先端面5006(図11参照)が中間面1207に当て付けられることで、空間部22内においてアクセサリー側コネクタ40の前記挿入方向の位置が規制されるように、言い換えると位置決めがなされるように構成されている。
そして、電子機器側コネクタ10の複数の接片16は、傾斜面1204と接片取り付け面1206との境の部分から前記装着方向に間隔をおいた接片取り付け面1206の箇所に、互いに間隔を置いてガイド溝18の幅方向に沿って直線状に並べられて設けられている。
電子機器側コネクタ10の複数の接片16について詳細に説明すると、図10(F)に示すように、ケースには、細幅で細長状の金属板材からなる帯板状の複数のリード線15が設けられ、各接片16はそれらリード線15の部分によって構成されている。
複数のリード線15の一端が開口を介して接片取り付け面1206の上方に露出し接片16として配置され、図9(A)に示すように、各接片16は長手方向が前記装着方向と一致して直線状に延在している。
電子機器側コネクタ10の複数の接片16は、図9(A)に示すように、前記装着方向における端部がガイド溝18の幅方向において直線上に位置するように並べられ、複数の接片16のうちグランド電位に接続されるグランド接片1602は、他の信号接片1604に比較して長手方向の寸法が大きく形成されており、グランド接片1602の前記取り外し方向における端部は他の信号接片1604の端部よりも突出している。
このような各接片1602、1604のレイアウト(配置)は、アクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10に装着する際に、図11に示すように、アクセサリー側コネクタ40の接片48のうちグランド電位に接続されるグランド接片4802が、他の信号接片4804に先行して、電子機器側コネクタ10のグランド接片1602に接続させ、アクセサリー200とビデオカメラ100の基準電位を最初にグランド電位にさせることで静電ノイズの影響を受けにくくするとともに、アクセサリーおよび電子機器の動作の安定化を図る目的でなされている。
また、本実施例では、2つのグランド接片1602が複数の接片16のガイド溝18の幅方向の両側に設けられている。
このような各接片1602、1604のレイアウト(配置)は、アクセサリー側コネクタ40がガイド溝18の延在方向に対して傾斜して挿入された場合であっても、幅方向両側のグランド接片1602の何れか一方が、これらグランド接片1602に対応するアクセサリー側コネクタ40のグランド接片4802(図11参照)の何れかに接触することで、アクセサリー200とビデオカメラ100の基準電位をより確実にグランド電位にさせ、静電ノイズの影響を受けにくくするとともに、アクセサリーおよび電子機器の動作のより一層の安定化を図る目的でなされている。
また、図10(F)に示すように、各接片16を除くリード線15部分は内側部材12内部に配設され、リード線15の他端は、内側部材12の前記装着方向の端部に開口された孔部1208内に導かれている。
図9(C)、図10(E)、(F)に示すように、内側部材12の底部および外側部材14の底板部14Aには、孔部1208に通じるように欠部1402が設けられ、図17に示すように、ビデオカメラ100に設けられたフレキシブル基板150の接続端152が欠部1402を介して孔部1208に挿入され孔部1208内で接続端152が各接片16の他端に電気的に接続されるとともに、各他端の弾性により、接続端152が各他端と孔部1208を構成する壁面との間に挟持される。
これにより、フレキシブル基板150を介してビデオカメラ100内部の電子回路から各接片16にアクセサリー200を駆動するための電気信号が供給され、あるいは、各接片16からビデオカメラ100内部の電子回路にアクセサリー200からの電気信号が供給されるように構成されている。
この際、図17に示すように、外側部材14の底板部14Aがビデオカメラ100の凹部112の底面に取着される場合、外側部材14に欠部1402が設けられているため、フレキシブル基板150を欠部1402内で屈曲させてビデオカメラ100の内部に導くことができる。
このため、上方から見てフレキシブル基板150が外側部材14の輪郭の内側、すなわち電子機器側コネクタ10の輪郭の内側に位置することになり、電子機器側コネクタ10の外方にフレキシブル基板150を引き回すためのスペースを確保する必要がなく電子機器側コネクタ10を取り付けるために必要なスペースを縮小する上で有利となる。
なお、図10(F)において符号1211は外側部材14の底面に突設された位置決め用のボスであり、このボス1211をビデオカメラ100の凹部112(図1参照)の底面に設けられた孔に係合させることでアクセサリー側コネクタ40の位置決めを行うようになっている。
本実施例では、図8に示すように、傾斜面1204は、アース電位に接続される接片1602に対応する傾斜面1204Aと、他の接片1604に対応する傾斜面1204Bとで構成されており、これら傾斜面1204Aと傾斜面1204Bとの間に段差が形成されている。これは、傾斜面1204B近傍の底面1202箇所に、電子機器側コネクタ10を撮像装置100の凹部112の底部に取着するためのねじを挿通する挿通孔1203Aと、前記ねじの頭部を収容する凹部1203Bが形成されているため、この凹部1203Bを避けて傾斜面1204Bを傾斜面1204Aに比べて前記装着方向にずらして形成したためである。
傾斜面1204はアクセサリー側コネクタ40の接片48を円滑に案内する機能を有している。
なお、各接片16が、傾斜面1204と接片取り付け面1206との境の部分から前記装着方向に間隔をおいた接片取り付け面1206の箇所に設けられているのは、アクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10に挿入して前記装着方向に移動させる際、アクセサリー側コネクタ40の接片48が前記間隔分だけ接片取り付け面1206と摺接することにより、アクセサリー側コネクタ40の接片48が接片16に対して安定した状態で接触させるためであり、したがって、接片取り付け面1206上において、傾斜面1204と接片取り付け面1206との境の部分から各接片16の前記取り外し方向の端部までの箇所は、アクセサリー側コネクタ40の接片48の滑走面として機能する。
また、空間部22の底部を形成する内側部材12の箇所で一対のコネクタ側ガイド面24の間の箇所に、具体的には中間面1207の下方には電子機器側コネクタ10の接片16を覆うカバー26が前記装着方向に移動可能に設けられている。
そして、カバー26を、電子機器側コネクタ10の接片16を覆う閉塞位置(図7、図16)に付勢するスプリング(不図示)が設けられ、カバー26は、前記装着方向への移動時にアクセサリー側コネクタ40の軸部50の箇所である起立面60(図11参照)に当接して軸部50により接片16を開放する開放位置(図8、図17)に移動されるように構成されている。
また、前記取り外し方向における中間面1207の端部には、ガイド溝18の幅方向に沿って当接面1210が延在形成されている。
本実施例では、アクセサリー側コネクタ40が空間部22に挿入される際に、アクセサリー側コネクタ40の起立面60(図11参照)が当接面1210に当て付けられることで、空間部22内においてアクセサリー側コネクタ40の前記装着方向の位置が規制されるように、言い換えると位置決めがなされるように構成されている。
図7、図8に示すように、内側部材12の底面1202におけるガイド溝18の幅方向両側箇所には、コネクタ側ガイド面24に沿って延在する凹部1220が設けられ、アクセサリー側コネクタ40の挿入時にこの凹部1220にガイド壁58(図11参照)の先端が収容される。
凹部1220の前記取り外し方向の端部には凹部1220の前記取り外し方向の端部を閉塞する壁部1222が設けられ、この壁部1220の上面は底面1202と同一面上に位置している。
これにより、アクセサリー側コネクタ40の軸部50(図11参照)を電子機器側コネクタ10の前記取り外し方向に臨む箇所から前記装着方向に挿入しようとしても、軸部50のガイド壁58が壁部1222に当接して前記装着方向への挿入が禁止されるように構成されている。
したがって、アクセサリー側コネクタ40の軸部50を電子機器側コネクタ10の前記取り外し方向に臨む箇所から前記装着方向に挿入するといった誤った操作を禁止することができるように構成されている。
これにより、アクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10に装着する際に、アクセサリー側コネクタ40をガイド溝18の間から空間部22に挿入するという操作のみを許容することができるので、アクセサリー200をビデオカメラ100に装着する際の操作方法を1つに限定でき使い勝手を向上させることができるように構成されている。
次にアクセサリー200について説明する。
図1に示すように、本実施例においてアクセサリー200はビデオカメラ100で撮影する被写体に対して照明光を照射するビデオライトである。
アクセサリー200はケース202を有し、ケース202の内部には光源(不図示)が設けられ、ケース202が前方に臨む箇所に設けられた窓206から前記光源の光が照射されるように構成されている。
ケース202の下面には、下方に突出する円柱状の軸部材42がケース202と一体的に設けられている。
図3、図11に示すように、軸部材42の長さ方向の先部(下端)には断面形状が軸部材42より小さい角柱状で軸部材42と同軸上で延在する軸部50が設けられ、アクセサリー側コネクタ40は軸部50に設けられている。
軸部50は非導電性の合成樹脂材料で構成されている。
軸部50の先部の両側の側面は、ガイド溝18に対して円滑に挿脱できるように、ガイド溝18の最も内側の縁を構成する一対の第1凸部2004の先端間の寸法および一対の第2凸部2008の先端間の寸法よりも僅かに小さい寸法で形成されている。
軸部50の先部の両側の側面には、電子機器側コネクタ10の第1凹部2002から空間部22に挿入され空間部22内で前記装着方向に沿って移動可能な第1係止片5002と、電子機器側コネクタ10の第2凹部2006から空間部22に挿入され空間部22内で前記装着方向に沿って移動可能な第2係止片5004とが互いに間隔をおいて突出形成されている。
本実施例では、第1、第2係止片5002、5004の前記装着方向の延在長さは軸部50の前記装着方向の寸法の約1/3程度に形成されている。
図13〜図15に示すように、軸部50の先部の両側の側面で第1係止片5002と第2係止片5004との間の箇所にはばね片52がそれぞれ湾曲状に突出しており、ばね片52は薄板状のばね鋼板が軸部50の内部に組み込まれることで配設されている。
ばね片52は、第1係止片5002および第2係止片5004よりも軸部50の基部寄りに変位した箇所に設けられ、ばね片52は、第1係止片5002が第1凹部2002を通って空間部22に位置し第2係止片5004が第2凹部2004を通って空間部22に位置した状態で第1凹部2002内に位置し、空間部22内で第1係止片5002および第2係止片5004が第1凸部2004と第2凸部2008の下面方向に移動する際に第1凸部2004の先端に弾接し、かつ、第1係止片5002および第2係止片5004が第1凸部2004と第2凸部2008の下面に位置した状態で第2凹部2008内に位置し、アクセサリー200を装着操作するユーザーにクリック感を与えるように構成されている。本実施例では、空間部22で第1係止片5002および第2係止片5004が前記装着方向に移動し第1凸部2004と第2凸部2008の下面に位置した状態で第1凸部2004寄りの第2凹部2006の端部に弾接し、この位置にアクセサリー200を仮止めするように構成されている。
また、軸部50の先端には先端面5006が設けられ、先端面5006は軸部50が空間部22に挿入される際に電子機器側コネクタ10の中間面1207に当接し、空間部22内においてアクセサリー側コネクタ40の前記挿入方向の位置が規制されるように、言い換えると位置決めがなされるように構成されている。
本実施例では、両側の第1係止片5002の基端から互いに対向するように一対のガイド壁58が軸部50の長手方向(前記挿入方向)に突出形成され、一対のガイド壁58の外側面は一対のコネクタ側ガイド面24に摺動可能なアクセサリーガイド面54として形成され、アクセサリーガイド面54がコネクタ側ガイド面24に接触することで、空間部22内におけるガイド溝18の幅方向におけるアクセサリー側コネクタ40の位置決めが行われる。
また、本実施例では、アクセサリー側コネクタ40の軸部50が電子機器側コネクタ10の空間部22に挿入される際に、空間部22に対する軸部50の前記装着方向に沿った向きが逆向きであった場合には、アクセサリー側コネクタ40の一対のガイド壁58が電子機器側コネクタ10の中間面1207に当接され、逆向きでの挿入が禁止されている。
軸部50の先端で一対のガイド壁58の基部の間の箇所に先端面5002と平行する平坦な接片取り付け面56が設けられ、接片取り付け面56は、先端面5006よりも先端方向に変位しており、接片取り付け面56と先端面5006との間にはそれらの面56、5006に直交する起立面60が形成されている。
アクセサリー側コネクタ40の複数の接片48は接片取り付け面56に設けられ、一対のガイド壁58方向に互いに間隔を置いて直線状に並べられて配置されている。
起立面60は、軸部50が電子機器側コネクタ10の空間部22に挿入され前記装着方向へ移動される際にカバー26の端面に当接するように構成されている。
また、軸部50が電子機器側コネクタ10の空間部22に挿入され空間部22内で前記装着方向に移動されることで第1係止片5002および第2係止片5004が第1凸部2004と第2凸部2008の下面に位置し、この状態で、アクセサリー側コネクタ40の複数の接片48と電子機器側コネクタ10の複数の接片16が接触するように構成されている。
そして、ビデオカメラ100からこれら接片16、48を介してアクセサリー200内部の電子回路にアクセサリー200を駆動するための電気信号が供給され、あるいは、これら接片16、48を介してアクセサリー200内部の電子回路からの電気信号がビデオカメラ100に供給されるように構成されている。
軸部50の先部がガイド溝18に挿入された状態で係止板20の上方の軸部50箇所に回転可能に環状の操作リング44が設けられている。本実施例では、軸部材42と軸部50との間の箇所に溝が設けられ、この溝に操作リング44は回転可能に配設されている。
軸部50の両側に操作リング44の回転操作により軸部50の長さ方向に移動する、すなわち上下方向に移動する締め付けブロック70が設けられている。
締め付けブロック70は、軸部50の延在方向と平行に延在する縦板部7002と、縦板部7002の下端に設けられ第1係止片5002および第2係止片5004が第1凸部2004と第2凸部2008の下面に当接した状態で第1凸部2004と第2凸部2008の上面に当接し第1係止片5002および第2係止片5004と協働して第1凸部2004と第2凸部2008を締め付け固定する締め付け部7004と、第1凸部2004と第2凸部2008の間の第2凹部2006に挿入され軸部50のガイド溝18の延在方向に沿った移動を阻止する移動阻止部7006とを有している。
締め付け部7004はガイド溝18の延在方向に長辺を有する直方体状を呈し、縦板部7002よりも断面が大きい寸法で形成されている。
移動阻止部7006は締め付け部7004の下面から直方体状に膨出形成され、第1凸部2004と第2凸部2008の間に挿入される寸法、すなわち第2凹部2006に挿入される寸法で形成されている。
なお、締め付けブロック70の配設は、例えば軸部50に設けた凹部に縦板部7002を該軸部50の長手方向にのみ移動可能に挿入し、締め付けブロック70の内周の雌ねじを縦板部7002の外面の雄ねじに螺合させるなど、従来公知の様々な機構、構造が用いられる。
次に電子機器側コネクタ10およびアクセサリー側コネクタ40の使用方法について説明する。
ビデオカメラ100にアクセサリー200を装着する場合には、蓋114を取り外して電子機器側コネクタ10をケース102の外部に露出させる。
そして、図18、図19に示すように、アクセサリー側コネクタ40の先端面5006を電子機器側コネクタ10の中間面1207に臨ませ、アクセサリー側コネクタ40の第1係止片5002を電子機器側コネクタ10の第1凹部2002に臨ませ、かつ、アクセサリー側コネクタ40の第2係止片5004を電子機器側コネクタ10の第2凹部2006に臨ませ、この状態でアクセサリー側コネクタ40の軸部50を電子機器側コネクタ10のガイド溝18の間に挿入し、これによりアクセサリー側コネクタ40の両側のアクセサリーガイド面54がコネクタ側ガイド面24に接触し、空間部22内におけるガイド溝18の幅方向におけるアクセサリー側コネクタ40の位置決めが行われる。
このようなアクセサリー側コネクタ40の挿入により、図16に示すように、アクセサリー側コネクタ40の第1係止片5002は第1凹部2002を通って空間部22に位置し、第2係止片5004は第2凹部2006を通って空間部22に位置し、また、アクセサリー側コネクタ40の先端面5006が電子機器側コネクタ10の中間面1207に当接し、アクセサリー側コネクタ40のばね片52が第1凹部2002内に位置する。
次いで、図17に示すように、軸部50を前記装着方向に移動させると、ばね片52は、軸部50の前記装着方向への移動に伴い第1凸部2004の先端に弾接して軸部50の側面に僅かに没入され、第1凸部2004の先端に弾接しつつ軸部50と一体に移動する。
やがて、第1係止片5002および第2係止片5004が第1凸部2004と第2凸部2008の下面に位置した状態でばね片52は第2凹部2006内に突出し、アクセサリー側コネクタ40の起立面60が電子機器側コネクタ10の当接面1210に当接し、前記装着方向における位置決めがなされる。本実施例では、第1係止片5002および第2係止片5004が第1凸部2004と第2凸部2008の下面に位置した状態で、ばね片52は、第1凸部2004寄りの第2凹部2006の端部に弾接する。
そして、軸部50の前記装着方向への移動により、アクセサリー側コネクタ40の起立面60により電子機器側コネクタ10のカバー26が前記開放位置に移動されるとともに、アクセサリー側コネクタ40の各接片48が傾斜面1204および接片取り付け面1206に摺接したのち電子機器側コネクタ10の各接片16にそれぞれ接続され電気的に導通する。
次いで、操作リング44を回動させると、締め付けブロック70が下降し、移動阻止部7006が第1凸部2004と第2凸部2008の間の第1凹部2006に挿入され、軸部50のガイド溝18の延在方向に沿った移動が阻止される。
また、締め付けブロック70の下降に伴い、図20、図21に示すように、第1係止片5002および第2係止片5004が第1凸部2004と第2凸部2008の下面に当接するとともに、締め付け部7004の下面が第1凸部2004と第2凸部2008の上面に当接し、第1係止片5002および第2係止片5004と協働して第1凸部2004と第2凸部2008を締め付け固定し、アクセサリー200がビデオカメラ100に装着される。
これによりアクセサリー200による撮影と、ビデオカメラ100による撮影とを同時に行うことが可能となる。なお、アクセサリー200で生成された撮像信号はアクセサリー側コネクタ40から電子機器側コネクタ10を介してビデオカメラ100に伝達され、ビデオカメラ100では伝達された前記撮像信号に対して必要な信号処理を行う。
ビデオカメラ100からアクセサリー200を取り外す場合には、操作リング44を回動させることで、締め付けブロック70を上昇させ、移動阻止部7006を第1凹部2006から上方に抜き出し、また、締め付け部7004を上昇させ、第1係止片5002および第2係止片5004との協働による第1凸部2004と第2凸部2008の締め付け固定を解除する。
次いでアクセサリー側コネクタ40の軸部50を前記取り外し方向に動かすと、第1係止片5002と第2係止片5004が空間部22に位置した状態で移動され、第1係止片5002は第1凹部2002の下方に位置し、第2係止片5004は第2凹部2004の下方に位置し、ばね片52は、第2凹部から第1凸部の先端に弾接して軸部50の側面に僅かに没入され、第1凸部2004の先端に弾接しつつ軸部50と一体に移動し、第1凹部2002内に突出する。軸部50の前記取り出し方向への移動により、アクセサリー側コネクタ40の各接片48と電子機器側コネクタ10の各接片16とが離間され電気的な導通が解除され、カバー26は開放位置から閉塞位置に復帰される。
この状態でアクセサリー側コネクタ40の軸部50を前記取り出し方向に動かすと、アクセサリー側コネクタ40の第1係止片5002は第1凹部2002を通り、第2係止片5004は第2凹部2006を通って空間部22から上方に移動され、アクセサリー側コネクタ40の軸部50が電子機器側コネクタ10から離間され、アクセサリー200がビデオカメラ100から取り外される。
このような構成によれば、電子機器側コネクタ10にアクセサリー側コネクタ40を装着する際に、アクセサリー側コネクタ40の第1係止片5002は第1凹部2002を通り、第2係止片5004は第2凹部2006を通って空間部22に位置させたのち、アクセサリー側コネクタ40の軸部50を前記装着方向に動かすことで第1係止片5002を第1凸部2004の下面に位置させ、第2係止片5004を第2凸部2008の下面に位置させた状態で電子機器側コネクタ10の複数の接片16にアクセサリー側コネクタ40の複数の接片48が接触する。
ここで、アクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10に装着するために必要なスペースの前記装着方向の寸法Sを考えると、本実施例では、第1、第2係止片5002、5004の前記装着方向の延在長さが軸部50の前記装着方向の寸法の約1/3であるため、前記寸法Sは前記装着方向に沿ったアクセサリー側コネクタ40の寸法(軸部50の寸法)Lと、第1、第2係止片5002、5004の前記装着方向の寸法約L/3との和、すなわち寸法Sは約(L+L/3)で済むことになる。
したがって、アクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10に装着するために必要なスペースを、前記装着方向に沿ったアクセサリー側コネクタ40の寸法と、第2係止片5004の前記装着方向の寸法との和で済むことになる。
これに対してアクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10の輪郭の外側から装着する場合には、前記寸法Sは前記装着方向に沿ったアクセサリー側コネクタ40の寸法Lの2倍である2L必要となる。
したがって、本実施例では、このような場合と比較して電子機器側コネクタ10の周囲にアクセサリー側コネクタ40を装着させるための広いスペースを確保する必要がなく、ビデオカメラ100およびアクセサリー200の小型化を図る上で、あるいは、ビデオカメラ100およびアクセサリー200のデザイン性を向上させる上で極めて有利となる。
また、操作リング44を回動させることで、締め付け部7004が第1凸部2004と第2凸部2008の上面に当接し第1係止片5002および第2係止片5004と協働して第1凸部2004と第2凸部2008を締め付け固定するとともに、移動阻止部7006が第1凸部2004と第2凸部2008の間の第1凹部2006に挿入され軸部50のガイド溝18の延在方向に沿った移動を阻止するので、アクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10に対して強固に装着することができる。
したがって、ガイド溝18の延在方向に沿った外力がアクセサリー側コネクタ40に加わった場合に、アクセサリー側コネクタ40が電子機器側コネクタ10から脱落することを確実に防止する上で有利となる。
また、アクセサリー側コネクタ40の第1係止片2004に係止し第1係止片2004により挟持される電子機器側コネクタ10の第1凸部2004を、すなわちアクセサリー側コネクタ40を固定するための第1凸部2004を、アクセサリー側コネクタ40のばね片52が弾接することでクリック感を発生させる部材として共用したので、部品点数の増加を抑制できコストダウンを図る上で有利となる。
また、アクセサリー側コネクタ40の接片48と電子機器側コネクタ10の接片16とが接続した状態で、ばね片52が第1凸部2004の端部に弾接するようにし、アクセサリー側コネクタ40の仮止めを行うようにしたので、アクセサリー側コネクタ40を固定するための第1凸部2004を、アクセサリー側コネクタ40の仮止めを行う部材として共用でき部品点数の増加を抑制できコストダウンを図る上で有利となる。
次に本発明の要部である収容凹部80および蓋体90について説明する。
図3、図4、図5、図6に示すように、収容凹部80はケース102の上面102Cの後部寄り箇所に設けられ、収容凹部80を開閉するように蓋体90が設けられている。
蓋体90は、収容凹部80を閉塞する閉塞状態と、収容凹部80を開放する開放状態とをとるように構成されている。
本実施例では、図4(B)、図5に示すように、収容凹部80は深さと、ケース102の長さ方向に沿った方向の長さと、この長さよりも小さい寸法の幅とを有し、平面視した場合、矩形を呈している。
収容凹部80の底面8005に電子機器側コネクタ10が取着されている。
電子機器側コネクタ10は、そのガイド溝18の延在方向がケース102の長さ方向に合致され、かつ、前記装着方向がケース102の前方から後方に向かう方向となるように、底面8005に取着され、収容凹部80内に電子機器側コネクタ10の第1凹部2002、第1凸部2004、第2凹部2006、第2凸部2008などが露出している。
また、収容凹部80の周囲に、閉塞状態で蓋体90が収容され蓋体90の外面9002とケース102の上面102Cとが連続状に延在するように、蓋体90収容用の凹部8002が設けられ、この凹部8002は平面視した場合、ほぼ楕円形を呈し、図4(B)、図6において符号8004はこの凹部8002の側面を示している。
図4(B)、図5に示すように、収容凹部80の前方寄りの側面箇所には、収容凹部80の内側に突出する第1の係合部8008が形成されている。
凹部8002の前方寄りで幅方向の中央箇所には、蓋体90をケース102に取り付けるための結合部82が設けられている。
結合部82は上下に延在する軸受け孔8201と、軸受け孔8201の上端に径方向内側に突出形成された第2の係合部8202とを有している。
図4、図5、図6に示すように、蓋体90は、幅と、幅よりも大きな寸法の長さと、幅よりも小さい寸法の厚さとを有し、厚さ方向の一方に位置する外面9002と厚さ方向の他方に位置する裏面9004を有している。
蓋体90は、収容凹部80を閉塞可能で、かつ、閉塞状態で凹部8002に収容され蓋体90の外面9002とケース102の上面102Cとが連続状に延在する大きさで形成され、平面視した場合、ほぼ楕円形を呈している。
図5、図6(A)に示すように、蓋体90の閉塞状態で、蓋体90の長さ方向の一端と凹部8002の側面8004との間には、閉塞状態で指先(あるいは爪)を掛け蓋体90を開けるための空間9005が形成されている。
蓋体90の裏面9004で長さ方向の一端寄りの箇所には、第1の係合爪9006が厚さ方向に突設されている。この第1の係合爪9006は、蓋体90の閉塞状態で第1の係合部8008に係合する。
蓋体90の裏面9004で長さ方向の他端寄りの箇所には、支軸92が厚さ方向に突設され、支軸92の先端には支軸92の径方向外方に突出する第2の係合爪9202が形成されている。この支軸92は、結合部82の軸受け孔8201に挿入され、支軸92はその長さ方向に移動可能に、かつ、支軸92を中心に回動可能に結合され、係合爪9202が結合部82の第2の係合部8202に係合することで、軸受け孔8201から支軸92の長さ方向に抜落不能に結合部82に結合される。
これにより、図4、図5に示すように、蓋体90は、その外面9002がケース102の上面102Cと連続状に延在し収容凹部80を閉塞する閉塞状態と、図6(B)に示すように、支軸92が結合部82内において抜ける方向に移動し蓋体90が支軸92を中心にして180度旋回して収容凹部80に隣接する上面102C上に位置し収容凹部80を開放する開放状態とをとるように構成されている。
そして、蓋体90は、前記閉塞状態で、第1の係合爪9006が収容凹部80の第1の係合部8008に係合し、かつ、蓋体90の裏面9004の外周が凹部8002に当接することでこの閉塞状態を保持するように構成されている。
次に、蓋体90による収容凹部80の開閉操作について説明する。
まず、閉塞状態にある蓋体90を開放する操作について説明する。
図4(A)、図5に示すように、ユーザは、指の先を蓋体90と凹部8002の間の空間9005に挿入し指の先を蓋体90の縁に引っ掛けて上方に蓋体90を移動させる。
これにより、蓋体90は、図6に示すように、第1の係合爪9006と第1の係合部8008との係合が解除され、収容凹部80の上方に動かされる。
この際、支軸92は結合部82から抜ける方向に移動するが、支軸92の第2の係合爪9202が結合部82の第2の係合部8202に係合しているので、蓋体90はケース102から外れない。
次いで、図4(B)、図6(B)に示すように、蓋体90を支軸92回りに180度旋回させ、蓋体90を開放状態とする。
蓋体90の開放状態で、前述した手順により、図3に示すように、アクセサリー200のアクセサリー側コネクタ40を前記挿入方向、すなわち、収容凹部80の深さ方向に向けて挿入し、次いで、アクセサリー側コネクタ40を前記装着方向、すなわち、収容凹部80の長さ方向に移動させることでアクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10に装着することができる。
また、アクセサリー側コネクタ40が電子機器側コネクタ10に装着された状態で、アクセサリー側コネクタ40を前記装着方向と逆方向の取り外し方向、すなわち、収容凹部80の長さ方向に移動させ、次いで、アクセサリー200のアクセサリー側コネクタ40を前記挿入方向と逆方向の取り出し方向、すなわち、収容凹部80の深さ方向に抜去することでアクセサリー側コネクタ40を電子機器側コネクタ10から取り外すことができる。
次に、開放状態にある蓋体90を閉塞する操作について説明する。
まず、ユーザは、図6(B)に示すように、開放状態にある蓋体90を180度旋回させ、図6(A)に示すように、蓋体90が収容凹部80の上方に位置させた状態とする。
この状態で、蓋体90の外面9002を下方に押圧することで、第1の係合爪9006が第1の係合部8008と係合し、蓋体90の裏面9004の外周が底面8002に当接され、蓋体90は閉塞状態となる。
本実施例によれば、ビデオカメラ100のケース102に電子機器側コネクタ10を収容する収容凹部80を設けるとともに、収容凹部80を開閉する蓋体90を設けたので、蓋体90によって収容凹部80が閉塞された状態では、電子機器側コネクタ10がケース10の外面に露出せず、ビデオカメラ100の外部にある物が電子機器側コネクタ10にぶつかったり、あるいは、塵埃が電子機器側コネクタ10に付着したりすることを防止でき、電子機器側コネクタ10を保護する上で有利となる。
また、電子機器側コネクタ10がケース102の外面に露出しないので、ケース102の美観を向上させる上で有利となる。
また、本実施例では、蓋体90はケース102に取り外し不能に取着されているので、蓋体90の紛失を防止する上で有利である。
また、本実施例では、蓋体90は、支軸92がその長さ方向に移動可能に、かつ、支軸92を中心に回動可能に結合部82に結合されているので、蓋体90を容易に開閉することができ操作性を向上させる上で有利となる。
なお、実施例では、電子機器がビデオカメラである場合について説明したが、本発明の電子機器はこれに限定されるものではなく、種々の電子機器、例えばカメラ付パーソナルデジタルアスタント(PDA)、カメラ付携帯電話機、あるいは種々の撮像装置、例えばデジタルスチルカメラやフィルム式カメラなどであってもよいことはもちろんである。
実施例1のビデオカメラ100を前方から見た斜視図である。 ビデオカメラ100を後方から見た斜視図である。 電子機器側コネクタおよびアクセサリー側コネクタの斜視図である。 (A)は蓋体が閉塞された状態を示す平面図、(B)は蓋体が開放された状態を示す平面図である。 蓋体が閉塞された状態を示す断面図である。 (A)は蓋体の係止が解除された状態を示す断面図、(B)は蓋体が閉塞された状態を示す断面図である。 電子機器に設けられた電子機器側コネクタのシャッタが閉塞位置にある状態を示す斜視図である。 電子機器に設けられた電子機器側コネクタのシャッタが開放位置にある状態を示す斜視図である。 (A)は電子機器側コネクタの平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)のD矢視図である。 (E)は図9(D)のE矢視図、(F)は(E)のFF線断面図である。 アクセサリーに設けられたアクセサリー側コネクタの斜視図である。 アクセサリー側コネクタの平面図である。 図11のA矢視図である。 図12のB矢視図である。 図13のCC線断面図である。 電子機器側コネクタにアクセサリー側コネクタが挿入された状態を示す断面図である。 電子機器側コネクタにアクセサリー側コネクタが装着された状態を示す断面図である。 電子機器側コネクタの上方にアクセサリー側コネクタを位置させた状態を示す斜視図である。 図18のA矢視図である。 電子機器側コネクタにアクセサリー側コネクタが装着された状態を示す斜視図である。 図21は図20のA矢視図である。
符号の説明
10……電子機器側コネクタ、80……収容凹部、90……蓋体、100……ビデオカメラ、102……ケース。

Claims (12)

  1. 外装を構成するケースと、前記ケースに設けられ電源用または信号授受用の接片を有する電子機器側コネクタとを有する電子機器であって、
    前記ケースに前記電子機器側コネクタを収容する収容凹部が設けられ、
    前記収容凹部に前記電子機器側コネクタが収容され、
    前記収容凹部を開閉する蓋体が設けられている、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記蓋体は前記ケースに取り外し不能に取着されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記蓋体は、その外面が前記ケースと連続状に延在し前記収容凹部を閉塞する閉塞状態と、前記蓋体が前記収容凹部と反対の方向で前記ケース上に位置し前記収容凹部を開放する開放状態とをとるように構成されていることを特徴とする特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記蓋体は長さを有し、前記蓋体の裏面で前記長さ方向の一端に支軸が突設されるとともに、長さ方向の他端に係合爪が突設され、前記支軸は回転可能かつ該支軸の長さ方向に移動可能かつ該支軸の長さ方向に抜落不能に前記ケースの結合部に結合され、前記係合爪は前記収容凹部内の係合部に係脱可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記蓋体は長さを有し、前記蓋体の裏面で前記長さ方向の一端に支軸が突設されるとともに、長さ方向の他端に係合爪が突設され、前記支軸は回転可能かつ該支軸の長さ方向に移動可能かつ該支軸の長さ方向に抜落不能に前記ケースの結合部に結合され、前記係合爪は前記収容凹部内の係合部に係脱可能に形成され、前記蓋体は、その外面が前記ケースと連続状に延在し前記収容凹部を閉塞する閉塞状態と、前記支軸が前記結合部内において抜ける方向に移動し前記蓋体が前記支軸を中心にして180度旋回して前記収容凹部に隣接する前記ケースの箇所上に位置し前記収容凹部を開放する開放状態とをとるように構成されていることを特徴とする特徴とする請求項1記載の電子機器。
  6. 前記蓋体は、前記収容凹部を閉塞する閉塞状態と、前記蓋体が前記収容凹部と反対の方向で前記ケース上に位置し前記収容凹部を開放する開放状態とをとるように構成され、前記ケースには前記収容凹部の周囲に、前記閉塞状態で前記蓋体を収容しその外面を前記ケースと連続状に延在させる蓋体収容用の凹部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  7. 前記蓋体は、前記収容凹部を閉塞する閉塞状態と、前記蓋体が前記収容凹部と反対の方向で前記ケース上に位置し前記収容凹部を開放する開放状態とをとるように構成され、前記ケースには前記収容凹部の周囲に、前記閉塞状態で前記蓋体を収容しその外面を前記ケースと連続状に延在させる蓋体収容用の凹部が設けられ、前記蓋体は長さを有し、前記閉塞状態で、前記蓋体の長さ方向の一端と、前記蓋体収容用の凹部を構成する側面との間に、前記蓋体の長さ方向の一端に指先を掛け前記蓋体を開くための隙間が形成されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  8. 前記蓋体は、前記収容凹部を閉塞する閉塞状態と、前記収容凹部を開放する開放状態とをとるように構成され、前記ケースには前記収容凹部の周囲に、前記閉塞状態で前記蓋体を収容しその外面を前記ケースと連続状に延在させる蓋体収容用の凹部が設けられ、前記蓋体は長さを有し、前記蓋体の裏面で前記長さ方向の一端に支軸が突設されるとともに、長さ方向の他端に係合爪が突設され、前記支軸は、前記蓋体収容用の凹部に設けられた結合部に、回転可能かつ該支軸の長さ方向に移動可能かつ該支軸の長さ方向に抜落不能に前記ケースの結合部に結合され、前記係合爪は前記収容凹部内の係合部に係脱可能に形成され、前記閉塞状態で、前記係合爪が前記係合部に係合されて前記蓋体の外面が前記ケースと連続状に延在し、前記開放状態で、前記支軸が前記結合部内において抜ける方向に移動し前記蓋体が前記支軸を中心にして180度旋回して前記収容凹部に隣接する前記ケースの箇所上に位置するように構成されていることを特徴とする特徴とする請求項1記載の電子機器。
  9. 前記電子機器側コネクタは、相手方のアクセサリー側コネクタが前記収容凹部の深さ方向に向けて挿入された後、前記収容凹部の長さ方向に移動されることで相手方のアクセサリー側コネクタが装着されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  10. 前記電子機器側コネクタは、電源用または信号授受用の接片を有する相手方のアクセサリー側コネクタが装脱されるものであり、
    前記電子機器側コネクタは、同一面上で延在してそれらの縁部が互いに対向する一対の係止板と、前記互いに対向する一対の係止板の縁部の間に前記対向する方向と直交する方向に延在形成されたガイド溝と、各係止板の下面に臨むように設けられた空間部とを備え、
    前記互いに対向する係止板の縁部には、前記互いに対向する係止板の縁部が離れる方向に窪む第1凹部と、前記互いに対向する係止板の縁部が近づく方向に突出する第1凸部と、前記互いに対向する係止板の縁部が離れる方向に窪む第2凹部と、前記互いに対向する係止板の縁部が近づく方向に突出する第2凸部とが前記ガイド溝の延在方向にそれらの順番で設けられ、
    前記アクセサリー側コネクタは、長さを有しその長さ方向の先部に前記接片が設けられた軸部を備え、
    前記軸部の先部の両側には、前記第1凹部から前記空間部に挿入され前記空間部内で前記ガイド溝の延在方向に沿って移動可能な第1係止片と、前記第2凹部から前記空間部に挿入され前記空間部内で前記ガイド溝の延在方向に沿って移動可能な第2係止片とが設けられ、
    前記電子機器側コネクタの接片は、前記第1係止片および第2係止片が前記第1凸部と第2凸部の下面に当接した状態で前記アクセサリー側コネクタの接片に接触するように設けられ、
    前記軸部の先部が前記ガイド溝に挿入された状態で前記係止板の上方の前記軸部箇所に回転可能に操作リングが設けられ、
    前記軸部の両側に前記操作リングの回転操作により前記軸部の長さ方向に移動する締め付けブロックが設けられ、
    前記締め付けブロックは、前記第1係止片および第2係止片が前記第1凸部と第2凸部の下面に当接した状態で前記第1凸部と前記第2凸部の上面に当接し前記第1係止片および前記第2係止片と協働して前記第1凸部と前記第2凸部を締め付け固定する締め付け部と、前記第1凸部と第2凸部の間の第2凹部に挿入され前記軸部の前記ガイド溝の延在方向に沿った移動を阻止する移動阻止部とを有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  11. 前記軸部の先部で前記第1係止片と第2係止片との間の箇所には、前記第1係止片が前記第1凹部を通って前記空間部に位置し前記第2係止片が第2凹部を通って前記空間部に位置した状態で第1凹部内に位置し、前記空間部内で第1係止片および第2係止片が前記第1凸部と第2凸部の下面方向に移動する際に前記第1凸部の先端に弾接し、かつ、前記第1係止片および第2係止片が前記第1凸部と第2凸部の下面に位置した状態で前記第2凹部内に位置するばね片が設けられていることを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  12. 前記第1係止片および第2係止片が前記第1凸部と第2凸部の下面に位置した状態で前記ばね片は、前記第1凸部寄りの第2凹部の端部に弾接することを特徴とする請求項11記載の電子機器。
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