JP2006179232A - リレー駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力量が少なく且つリレー駆動用電圧の有無でリレースイッチのオン・オフを確実に切り替えることができるリレー駆動回路を提供する。
【解決手段】リレー駆動用電源Vccが印加されたときに、Vccからのエネルギを蓄積するコンデンサC1と、このコンデンサを監視して、コンデンサに蓄積されたエネルギが所定値以上であるかどうかを判定する電圧監視部4と、電圧監視部4により、コンデンサに蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときにオンするトランジスタQ1と、Vccが遮断されたときにオンするトランジスタQ2と、セットコイル1a及びリセットコイル1bを有し、トランジスタQ1がオンしたときVccからセットコイルに電流を流すことでセットされ、トランジスタQ2がオンしたときコンデンサからリセットコイルに電流を流すことでリセットされるラッチングリレー1とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、消費電力量が少なく且つリレー駆動用電圧の有無でリレースイッチのオン・オフを確実に切り替えるリレー駆動回路に関する。
従来、リレーコイルに電流を流して、この電流により発生する磁力によりリレースイッチの接点を切り替えるリレー駆動回路が知られている。図4は従来のリレー駆動回路である。図4に示すように、従来のリレー駆動回路は、リレーコイル101の端子P1と端子P2との間にリレー駆動用電圧Vccを印加してリレーコイル101にリレーコイル駆動電流Iを流すことで、リレースイッチ102をオンさせ、リレー駆動用電圧Vccを遮断することで、リレースイッチ102をオフさせるものである。図5は図4に示す従来のリレー駆動回路に印加されるリレー駆動用電圧Vccとリレースイッチ102の状態とリレーコイル101に流れるリレーコイル駆動電流Iとの関係を示すタイミングチャートである。図5に示すように、図4に示す従来のリレー駆動回路は、リレースイッチ102をオンに保持する期間(図5の時刻t0〜t1)では、リレーコイル101に継続してリレーコイル駆動電流Iを流し続ける必要がある。
また、セットコイルとリセットコイルとを有し、短い時間セットコイルまたはリセットコイルに電流を流すことで、リレースイッチをセットまたはリセットに切り替え、この状態を保持するラッチングリレーが知られている。このラッチングリレーは、微小時間だけセットコイルまたはリセットコイルに電流を流すことで、リレースイッチがセット(例えばオン)またはリセット(例えばオフ)に保持されるので、消費電力量を低減することができる。しかし、このラッチングリレーは、リレースイッチをセットにもリセットにも保持することができるので、リレー駆動用電圧が遮断されたときに、リレースイッチの状態が不定となる。
そこで、リレー駆動用電圧を遮断したときに、ラッチングリレーが常にリセット(またはセット)に保持されるラッチングリレー駆動回路が開示されている(例えば、特許文献1)。このラッチングリレー駆動回路を図6に示す。図6に示すように、このラッチングリレー駆動回路は、セットコイル11a及びリセットコイル11bを有したラッチングリレー11、論理回路103、トランジスタQ101,Q102、電圧監視回路104、コンデンサC101で主に構成されている。
図6に示す従来のラッチングリレー駆動回路は、論理回路103がセットパルス110とリセットパルス111とを交互に出力する。セットパルス110によりトランジスタQ101をオンさせることで、セットコイル11aに電流を流してラッチングリレー11をセットする。リセットパルス111によりトランジスタQ102をオンさせることで、リセットコイル11bに電流を流してラッチングリレー11をリセットする。
このラッチングリレー駆動回路は、リレー駆動用電圧Vccを遮断した場合、リレー駆動用電圧Vccを監視している電圧監視回路104が制御パルス112を論理回路103に出力して、セットパルス110またはリセットパルス111の出力を中止させる。このとき、コンデンサC101からのバイアス電流によりトランジスタQ102がオンして、リセットコイル11bに電流が流れてラッチングリレー11がリセットされる。従って、このラッチングリレー11はリレー駆動用電圧Vccが遮断されたときに、リレースイッチが不定となるのを防ぐことができる。
特開2001−332161号公報
しかしながら、図4に示した従来のリレー駆動回路は、リレースイッチ102をオンに保持する期間は常にリレーコイル101にリレーコイル駆動電流Iを流し続ける必要があり、この期間は継続して電力消費が発生する。
また、図6に示した従来のラッチングリレー駆動回路は、リレー駆動用電源Vccが遮断された時にラッチングリレーをリセットさせることを目的としたものであり、リレー駆動用電源Vccの有無でラッチングリレーをセットすることはなく、従来のリレー駆動回路のような動作はしない。また、電源監視回路104はリレー駆動用電源Vccのみを監視し、コンデンサC101の電圧を監視していないので、コンデンサC101の電圧がラッチングリレー11をリセットするのに十分な電圧になる前にリレー駆動用電源Vccが遮断されると、リレーを確実にオフすることができない可能性がある。また、セットパルス110及びリセットパルス111が必要であるという問題があった。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、リレー駆動用電圧の有無でリレースイッチのオン・オフを確実に切り替えることができ、リレーコイルに電流を流してオンまたはオフしているときの電力消費が大幅に削減できるリレー駆動回路を提供することにある。
本発明は前記課題を解決するために以下の手段を採用した。請求項1の発明は、リレー駆動用電源が印加されたときに、前記リレー駆動用電源からのエネルギを蓄積するエネルギ蓄積手段と、このエネルギ蓄積手段を監視して、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であるかどうかを判定する監視部と、前記監視部により、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときにオンする第1のスイッチ手段と、前記リレー駆動用電源が遮断されたときにオンする第2のスイッチ手段と、セット手段及びリセット手段を有し、前記第1のスイッチ手段がオンしたとき前記リレー駆動用電源から前記セット手段に電流を流すことでセットされ、前記第2のスイッチ手段がオンしたとき前記エネルギ蓄積手段から前記リセット手段に電流を流すことでリセットされるラッチングリレーとを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のリレー駆動回路において、前記ラッチングリレーは、前記セット手段及び前記リセット手段が一体化されたセット・リセット手段を有し、前記第1のスイッチ手段がオンしたとき前記リレー駆動用電源から前記セット・リセット手段に正方向に電流を流すことでセットされ、前記第2のスイッチ手段がオンしたとき前記エネルギ蓄積手段から前記セット・リセット手段に逆方向に電流を流すことでリセットされることを特徴とする。
請求項3の発明は、リレー駆動用電源が印加されたときに、前記リレー駆動用電源からのエネルギを蓄積するエネルギ蓄積手段と、このエネルギ蓄積手段を監視して、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であるかどうかを判定する監視部と、前記監視部により、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときにオンする第1のスイッチ手段と、前記リレー駆動用電源が遮断されたときにオンする第2のスイッチ手段と、セット手段及びリセット手段を有し、前記第1のスイッチ手段がオンしたとき前記リレー駆動用電源から前記リセット手段に電流を流すことでリセットされ、前記第2のスイッチ手段がオンしたとき前記エネルギ蓄積手段から前記セット手段に電流を流すことでセットされるラッチングリレーとを有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載のリレー駆動回路において、前記ラッチングリレーは、前記セット手段及び前記リセット手段が一体化されたセット・リセット手段を有し、前記第1のスイッチ手段がオンしたとき前記リレー駆動用電源から前記セット・リセット手段に正方向に電流を流すことでリセットされ、前記第2のスイッチ手段がオンしたとき前記エネルギ蓄積手段から前記セット・リセット手段に逆方向に電流を流すことでセットされることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のリレー駆動回路において、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときに所定の幅の第1のパルス信号を発生する第1のパルス信号発生部と、前記リレー駆動用電源が遮断されたときに所定の幅の第2のパルス信号を発生する第2のパルス信号発生部とを有し、前記第1のスイッチ手段は、前記第1のパルス信号によりオンし、前記第2のスイッチ手段は、前記第2のパルス信号によりオンすることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のリレー駆動回路において、前記エネルギ蓄積手段はコンデンサからなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ラッチングリレーは、リレー駆動用電源が印加されたときに、リレー駆動用電源からのエネルギがエネルギ蓄積手段に蓄積され、エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときに、リレー駆動用電源からセット手段に電流を流すことでセットされ、リレー駆動用電源が遮断されたときに、エネルギ蓄積手段からリセットコイルに電流を流すことでリセットされるので、リレー駆動用電圧の有無でリレースイッチのオン・オフを確実に切り替えることができ、リレーコイルに電流を流してオンまたはオフしているときの電力消費が大幅に削減できる。
請求項2の発明によれば、ラッチングリレーは、セット手段及びリセット手段が一体化されたセット・リセット手段を有し、第1のスイッチ手段がオンしたときリレー駆動用電源からセット・リセット手段に正方向に電流を流すことでセットされ、第2のスイッチ手段がオンしたときエネルギ蓄積手段からセット・リセット手段に逆方向に電流を流すことでリセットされるので、セット手段とリセット手段とを共用することができる。
請求項3の発明によれば、ラッチングリレーは、リレー駆動用電源が印加されたときに、リレー駆動用電源からのエネルギがエネルギ蓄積手段に蓄積され、エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときに、リレー駆動用電源からリセット手段に電流を流すことでリセットされ、リレー駆動用電源が遮断されたときに、エネルギ蓄積手段からセット手段に電流を流すことでセットされるので、リレー駆動用電圧の有無でリレースイッチのオン・オフを切り替えることができ、リレーコイルに電流を流してオンまたはオフしているときの電力消費が大幅に削減できる。
請求項4の発明によれば、ラッチングリレーは、セット手段及びリセット手段が一体化されたセット・リセット手段を有し、第1のスイッチ手段がオンしたときリレー駆動用電源からセット・リセット手段に正方向に電流を流すことでリセットされ、第2のスイッチ手段がオンしたときエネルギ蓄積手段からセット・リセット手段に逆方向に電流を流すことでセットされるので、セット手段とリセット手段とを共用することができる。
請求項5の発明によれば、エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときに第1のパルス信号発生部が所定の幅の第1のパルス信号を発生し、リレー駆動用電源が遮断されたときに第2のパルス信号発生部が所定の幅の第2のパルス信号を発生して、第1のスイッチ手段は、第1のパルス信号によりオンし、第2のスイッチ手段は、第2のパルス信号によりオンするので、第1,第2のパルス信号のパルス幅を小さくすることにより、消費電力量を容易に低減することができる。
請求項6の発明によれば、エネルギ蓄積手段としてコンデンサを用いたので、リレー駆動回路を簡単な回路構成とすることができ、安価に構成することができる。
以下、本発明のリレー駆動回路の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係るリレー駆動回路である。図1に示すように、実施例1のリレー駆動回路はセットコイル1a,リセットコイル1b,リレースイッチ1cを有するラッチングリレー1、トランジスタQ1,Q2(第1,第2のスイッチ手段)、セット用ワンショットマルチバイブレータ2(第1のパルス信号発生部)、リセット用ワンショットマルチバイブレータ3(第2のパルス信号発生部)、電圧監視部4、コンデンサC1(エネルギ蓄積手段)で主に構成されている。
コンデンサC1は、端子P1と端子P2との間にリレー駆動用電圧Vccが印加されたときにダイオードD1を介して充電され、リレー駆動用電圧Vccが遮断されたときに放電されて、リセットコイル1bに電流を流す。
電圧監視部4は、コンデンサC1の電圧Vc1を監視して、電圧Vc1がラッチングリレー1をリセットするのに十分な電圧VTH以上であるかどうかを判定する。電圧監視部4は、電圧Vc1が電圧VTH以上であると判定したときに出力端子から制御信号として例えばHレベル信号を出力する。
セット用ワンショットマルチバイブレータ2は、入力端子に電圧監視部4から出力された制御信号が入力されることで出力端子からセット用のワンショットパルス(第1のパルス信号)を出力して、トランジスタQ1をオンさせる。
リセット用ワンショットマルチバイブレータ3は、リレー駆動用電圧Vccが遮断されたときに出力端子からリセット用のワンショットパルス(第2のパルス信号)を出力して、トランジスタQ2をオンさせる。
ラッチングリレー1は、トランジスタQ1がオンされたときにリレー駆動用電源Vccからの電流をセットコイル1aに流すことでセットされ、トランジスタQ2がオンされたときにコンデンサC1からの電流をリセットコイル1bに流すことでリセットされる。
リレー駆動用電圧Vccが印加される端子P1にはセットコイル1aの一端、リセット用ワンショットマルチバイブレータ3の入力端子、ダイオードD1を介するコンデンサC1の一端及びリセットコイル1bの一端が接続され、コンデンサC1の他端はリレー駆動用電源の−端子P2に接続されている。電圧監視部4の+側入力端子はコンデンサC1の一端に接続され、−側入力端子はコンデンサC1の他端に接続されている。電圧監視部4の出力端子はセット用ワンショットマルチバイブレータ2の入力端子に接続されている。セット用ワンショットマルチバイブレータ2の出力端子はトランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のコレクタはセットコイル1aの他端に接続され、エミッタは端子P2に接続されている。リセット用ワンショットマルチバイブレータ3の出力端子はトランジスタQ2のベースに接続され、トランジスタQ2のコレクタはリセットコイル1bの他端に接続され、エミッタは端子P2に接続されている。
次に、このように接続されたリレー駆動回路の動作を図1に示す回路図及び図3に示すタイミングチャートを参照しながら詳細に説明する。
まず、ラッチングリレー1をセットに切り替える場合を説明する。端子P1と端子P2との間にリレー駆動用電圧Vccを印加すると(図3の時刻t0)、ダイオードD1を介してコンデンサC1に電荷が充電されてコンデンサC1の電圧Vc1が上昇する。コンデンサC1に充電された電圧Vc1がラッチングリレー1をリセットにするのに十分な電圧VTHになったとき(図3の時刻t1)に、コンデンサC1の電圧Vc1を監視している電圧監視部4が制御信号を出力する。この制御信号が入力されたセット用ワンショットマルチバイブレータ2は所定の幅のワンショットパルスをトランジスタQ1のベースに入力する。このワンショットパルスによりトランジスタQ1が微小時間だけオンして、トランジスタQ1がオンしている期間、リレー駆動用電源Vccからセットコイル1aにセットコイル駆動電流Isが流れる。ラッチングリレー1はセット(例えば、リレースイッチ1cがオン)される(図3の時刻t1〜t2)。
次に、ラッチングリレー1をリセットに切り替える場合を説明する。リレー駆動用電圧Vccを遮断すると、リセット用ワンショットマルチバイブレータ3は所定の幅のワンショットパルスをトランジスタQ2に入力する。このワンショットパルスによりトランジスタQ2が微小時間だけオンして、トランジスタQ2がオンしている期間、コンデンサC1からリセットコイル1bにリセットコイル駆動電流IRが流れる。ラッチングリレー1はリセット(例えば、リレースイッチ1cがオフ)される(図3の時刻t2〜)。
トランジスタQ1,Q2のオン期間は、セット用ワンショットマルチバイブレータ2,リセット用ワンショットマルチバイブレータ3から出力されるワンショットパルスのパルス幅により決定される。
このように、実施例1に係るリレー駆動回路では、リレー駆動用電源Vccが印加されたときに、コンデンサC1はリレー駆動用電源Vccにより充電され、コンデンサC1の電圧Vc1がラッチングリレー1をリセットするのに十分な電圧VTHであると判定されたときリレー駆動用電源Vccからセットコイル1aに電流を流すことでラッチングリレー1をセットする。リレー駆動用電源Vccが遮断されたときには、コンデンサC1から電流を流すことでラッチングリレー1をリセットするので、リレー駆動用電圧Vccの有無でリレースイッチの1cオン・オフを切り替えることができ、セットコイル1aまたはリセットコイル1bに電流を流してオンまたはオフしているときの電力消費が大幅に削減できる。このため、図4に示したような従来のリレー駆動回路と本発明のリレー駆動回路とを置き換えるだけで、リレーによる消費電力量を低減することができ、近年の市場要求である低消費高効率な電子機器、待機時消費電力の小さな電子機器を提供することができる。
なお、上記の説明では、リレー駆動用電圧Vccを印加したときに、ラッチングリレー1をセットし、リレー駆動用電圧Vccを遮断したときにラッチングリレー1をリセットするものとしたが、セットコイル1aとリセットコイル1bとの接続位置を入れ替えることで、リレー駆動用電圧Vccを印加したときにリセットし、遮断したときにセットすることができるのは勿論である。
また、上記の説明では、セットコイル1aとリセットコイル1bとを別々の2つのコイルとしたが、セットコイル1aとリセットコイル1bとが一体化されたセット・リセットコイルを用いて、セットコイル1aとリセットコイル1bとを共用することもできる。このセット・リセットコイルは、一端から他端に(正方向に)電流を流すことでセットされ、他端から一端に(逆方向に)電流を流すことでリレースイッチ1cがリセットされる。このリレースイッチ1cを用いる場合、例えば、本発明の第1のスイッチ手段としてトランジスタ等で構成される2つのスイッチ素子を用い、第2のスイッチ手段として2つのスイッチ素子を用いる。この第1のスイッチ手段と第2のスイッチ手段とセット・リセットコイルとでブリッジ回路を構成して、第1のスイッチ手段がオンしたときリレー駆動用電源Vccからセット・リセットコイルに正方向に電流を流すことで、ラッチングリレー1はセットされ、第2のスイッチ手段がオンしたときコンデンサC1からセット・リセットコイルに逆方向に電流を流すことで、ラッチングリレー1はリセットされる。
また、上記のセット・リセットコイルを用いる場合に、第1のスイッチ手段がオンしたときリレー駆動用電源Vccからセット・リセットコイルに正方向に電流を流すことで、ラッチングリレー1はリセットされ、第2のスイッチ手段がオンしたときコンデンサC1からセット・リセットコイルに逆方向に電流を流すことで、ラッチングリレー1はセットされるように構成することができるのは勿論である。
図2は本発明の実施例2に係るリレー駆動回路である。図2に示すように、実施例2のリレー駆動回路は、実施例1のリレー駆動回路を具体化したものである。この回路は図1のセット用ワンショットマルチバイブレータ2をIC1a、リセット用ワンショットマルチバイブレータ3をIC1b、電圧監視部4をIC2で構成したものである。IC1は例えばCMOSゲートICで構成され、IC2は例えばリセットICで構成されている。
IC1は、2つのワンショットマルチバイブレータ回路IC1a及びIC1bを備え、IC1aはAa、Ba,CDa,T1a,T2a,Qa,Vss端子を有し、IC1bはAb,Bb,CDb,T1b,T2b,Qb,Vdd端子を有している。
セット用ワンショットマルチバイブレータ回路IC1aは、CDa端子及びBa端子にリレー駆動用電源VccからHレベル信号が入力された状態で、Aa端子にIC2から、LレベルからHレベルへの立ち上がりエッジが入力されることによりトリガされ、Qa端子からワンショットパルスが出力される。
リセット用ワンショットマルチバイブレータ回路IC1bは、CDb端子にリレー駆動用電源VccからHレベル信号が入力され、Ab端子にGND端子P2からLレベル信号が入力された状態で、Bb端子にリレー駆動用電源Vccから、HレベルからLレベルへの立下りエッジが入力されることによりトリガされ、Qb端子からワンショットパルスが出力される。
電圧監視部IC2は、電圧検出機能をもつリセットICであり、Vcc端子、GND端子及びOUT端子を有し、コンデンサC1の電圧Vc1を監視している。IC2は、コンデンサC1の電圧Vc1がラッチングリレー1をリセットするのに十分な電圧VTHになるまでOUT端子からLレベル信号を出力し、電圧Vc1が電圧VTHになったときにHレベル信号を出力する。
コンデンサC1は、ラッチングリレー1を確実にリセットに切り替えることができるエネルギ量を蓄積できる電解コンデンサで構成されている。
実施例1と同様である部分の説明は省略する。端子P1に接続されたダイオードD1とコンデンサC1との間にコンデンサC1への突入電流制限用の抵抗R1が接続されている。電圧監視部IC2のVcc端子はコンデンサC1の一端に接続され、GND端子はコンデンサC1の他端に接続され、OUT端子はIC1aのAa端子に接続されている。IC1aのBa端子及びCDa端子は、コンデンサC1の一端に接続され、T1a端子及びVss端子は端子P2に接続され、T2a端子は抵抗R3を介してコンデンサC1の一端に接続され、抵抗R3には並列にダイオードD2が接続されている。T1a端子とT2a端子との間にはコンデンサC2が接続されている。Qa端子は抵抗R5を介してトランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のベース−エミッタ間には抵抗R6が接続されている。IC1bのBb端子は抵抗R2を介して端子P1に接続され、CDb端子及びVdd端子はコンデンサC1の一端に接続され、T1b端子及びAb端子は端子P2に接続され、T2b端子は抵抗R4を介してコンデンサC1の一端に接続され、抵抗R4には並列にダイオードD3が接続されている。T1b端子とT2b端子との間にはコンデンサC3が接続されている。Qb端子は抵抗R7を介してトランジスタQ2のベースに接続され、トランジスタQ2のベース−エミッタ間には抵抗R8が接続されている。セットコイル1aには並列にダイオードD4が接続され、リセットコイル1bには並列にダイオードD5が接続されている。
IC1aのQa端子から出力されるパルスのパルス幅は、コンデンサC2及び抵抗R3により決定され、IC1bのQb端子から出力されるパルスのパルス幅は、コンデンサC3及び抵抗R4により決定される。
このように構成された実施例2に係るリレー駆動回路は、実施例1の動作と同様に動作し、実施例1の効果と同様の効果が得られる。また、セット用,リセット用マルチバイブレータ2,3としてCMOSゲートIC1を用い、電圧監視部4としてリセットIC2を用いたので、安価に構成することができる。また、ワンショットマルチバイブレータIC1a及びIC1bから出力されるパルスのパルス幅をそれぞれコンデンサC2と抵抗R3、コンデンサC3と抵抗R4の値を調整することにより決定することができるので、容易に消費電力量を低減することができる。
本発明は、種々の電子機器のリレー駆動回路として利用可能である。
本発明の実施例1に係るリレー駆動回路である。 本発明の実施例2に係るリレー駆動回路である。 本発明の実施例1及び実施例2に係るリレー駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来のリレー駆動回路である。 従来のリレー駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来の他のリレー駆動回路である。
符号の説明
1、11 ラッチングリレー
1a、11a セットコイル
1b、11b リセットコイル
1c、102 リレースイッチ
2、IC1a セット用ワンショットマルチバイブレータ
3、IC1b リセット用ワンショットマルチバイブレータ
4、IC2 電圧監視部
101 リレーコイル
103 論理回路
104 電圧監視回路
C1〜C3、C101 コンデンサ
D1〜D5 ダイオード
Q1、Q2、Q101、Q102 トランジスタ
R1〜R8、R100、R101 抵抗

Claims (6)

  1. リレー駆動用電源が印加されたときに、前記リレー駆動用電源からのエネルギを蓄積するエネルギ蓄積手段と、
    このエネルギ蓄積手段を監視して、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であるかどうかを判定する監視部と、
    前記監視部により、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときにオンする第1のスイッチ手段と、
    前記リレー駆動用電源が遮断されたときにオンする第2のスイッチ手段と、
    セット手段及びリセット手段を有し、前記第1のスイッチ手段がオンしたとき前記リレー駆動用電源から前記セット手段に電流を流すことでセットされ、前記第2のスイッチ手段がオンしたとき前記エネルギ蓄積手段から前記リセット手段に電流を流すことでリセットされるラッチングリレーと、
    を有することを特徴とするリレー駆動回路。
  2. 前記ラッチングリレーは、前記セット手段及び前記リセット手段が一体化されたセット・リセット手段を有し、前記第1のスイッチ手段がオンしたとき前記リレー駆動用電源から前記セット・リセット手段に正方向に電流を流すことでセットされ、前記第2のスイッチ手段がオンしたとき前記エネルギ蓄積手段から前記セット・リセット手段に逆方向に電流を流すことでリセットされることを特徴とする請求項1記載のリレー駆動回路。
  3. リレー駆動用電源が印加されたときに、前記リレー駆動用電源からのエネルギを蓄積するエネルギ蓄積手段と、
    このエネルギ蓄積手段を監視して、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であるかどうかを判定する監視部と、
    前記監視部により、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときにオンする第1のスイッチ手段と、
    前記リレー駆動用電源が遮断されたときにオンする第2のスイッチ手段と、
    セット手段及びリセット手段を有し、前記第1のスイッチ手段がオンしたとき前記リレー駆動用電源から前記リセット手段に電流を流すことでリセットされ、前記第2のスイッチ手段がオンしたとき前記エネルギ蓄積手段から前記セット手段に電流を流すことでセットされるラッチングリレーと、
    を有することを特徴とするリレー駆動回路。
  4. 前記ラッチングリレーは、前記セット手段及び前記リセット手段が一体化されたセット・リセット手段を有し、前記第1のスイッチ手段がオンしたとき前記リレー駆動用電源から前記セット・リセット手段に正方向に電流を流すことでリセットされ、前記第2のスイッチ手段がオンしたとき前記エネルギ蓄積手段から前記セット・リセット手段に逆方向に電流を流すことでセットされることを特徴とする請求項3記載のリレー駆動回路。
  5. 前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギが所定値以上であると判定されたときに所定の幅の第1のパルス信号を発生する第1のパルス信号発生部と、前記リレー駆動用電源が遮断されたときに所定の幅の第2のパルス信号を発生する第2のパルス信号発生部とを有し、
    前記第1のスイッチ手段は、前記第1のパルス信号によりオンし、前記第2のスイッチ手段は、前記第2のパルス信号によりオンすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のリレー駆動回路。
  6. 前記エネルギ蓄積手段はコンデンサからなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のリレー駆動回路。
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