JP2006171762A - 薄膜トランジスタ表示板及びその修理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素不良を容易に修理できる薄膜トランジスタ表示板の修理方法を提供する。
【解決手段】ゲート線121、ゲート線と絶縁されて交差しているデータ線171、各々のゲート線及びデータ線と接続され、ドレイン電極175を備える薄膜トランジスタ、並びにドレイン電極と直接接続されている第1の画素電極190aと、第1の画素電極から分離され、第1の画素電極と容量性結合している第2の画素電極190bとを備える画素電極を含む薄膜トランジスタ表示板において、第1及び第2の画素電極を部分的に選択して薄膜トランジスタから断線させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、薄膜トランジスタ表示板及びその修理方法に関し、より詳細には、画素が多重ドメインに分割されている液晶表示装置に用いられる薄膜トランジスタ表示板及びその修理方法に関する。
液晶表示装置は、現在最も広く用いられている平板表示装置の一つであって、画素電極及び共通電極等の電界生成電極が形成されている二枚の表示板と、その間に挿入されている液晶層とからなり、電界生成電極に電圧を印加して液晶層に電界を生成し、これで液晶層の液晶分子の配向を決定して入射光の偏光を制御することによって映像を表示する。
その中でも、電界が印加されない状態で液晶分子の長軸を上下表示板に対し垂直をなすように配列した垂直配向モード液晶表示装置は、コントラスト比が大きく、広い視野角の実現が容易であるために脚光を浴びている。
垂直配向モード液晶表示装置において広い視野角を実現するための手段として、電界生成電極に切開部を形成する方法、電界生成電極上に突起を形成する方法などがある。切開部及び突起によって液晶分子の傾斜方向が決定されるので、これらを利用して液晶分子の傾斜方向を様々な方向に分散させることによって広視野角を確保することができる。
ところが、垂直配向方式の液晶表示装置は、前面視認性に比べて側面視認性が劣るという問題点がある。
また、液晶表示装置の製造において製造コストを上げる原因の一つが、画素不良である。そのうち、画素が常に明るく表示されるホワイト不良は目立ち易いため、殆ど識別が不可能になるように、画素が常に暗く表示されるブラック不良に変えて修理するのが好ましい。
本発明の目的は、視認性を安定的に確保できる薄膜トランジスタ表示板を提供することである。
また、本発明の他の目的は、画素不良を容易に修理できる薄膜トランジスタ表示板の修理方法を提供することである。
前記のような課題を解決するために本発明では、画素電極を少なくとも二つ以上の副画素電極に分けて、副画素電極に互いに異なる電位が印加されるようにする。この時、画素不良を修理するために、副画素電極を部分的に選択して、データ信号が伝達される経路を断線させる。
本発明の実施形態による薄膜トランジスタ表示板の修理方法において、ゲート線、ゲート線と絶縁されて交差しているデータ線、それぞれのゲート線及びデータ線と接続され、ドレイン電極を有する薄膜トランジスタ、並びにドレイン電極と直接接続されている第1の副画素電極と、第1の副画素電極から分離されて第1の副画素電極と容量性結合されている第2の副画素電極とを有する画素電極を含む薄膜トランジスタ表示板において、第1の副画素電極及び第2の副画素電極を部分的に選択して断線させる。
画素電極は、少なくとも一つ以上の小領域に分割する切開部を備え、切開部によって露出されたドレイン電極を断線させる。
第1の副画素電極は少なくとも2部分に分割されており、2部分のうちの一つを断線させたり、2部分のうちの一つと第2の副画素電極とを断線させたり、第1の副画素電極及び第2の副画素電極をドレイン電極から断線させることができる。
薄膜トランジスタ表示板は、画素電極またはドレイン電極とそれぞれ重畳する維持電極を備えている一つの維持電極線をさらに含み、画素電極を部分的に維持電極線と短絡させることができる。
本発明の実施形態による薄膜トランジスタ表示板は、ゲート線、ゲート線と絶縁されて交差しているデータ線、それぞれのゲート線及びデータ線と接続され、ドレイン電極を有する薄膜トランジスタ、並びにドレイン電極と直接接続されている第1の副画素電極と、第1の副画素電極から分離され第1の副画素電極と容量性結合されている第2の副画素電極とを有する画素電極を含む。この時、画素電極は、画素電極を少なくとも一つ以上の小領域に分割する切開部を備えており、ドレイン電極と重畳する切開部は他の部分よりも広い幅を有する。
第1の副画素電極は、第2の副画素電極を中心に2部分に分離されており、ドレイン電極は、2部分と各々連結される拡張部を備えることが好ましい。
また、2部分と連結された拡張部とそれぞれ重畳する維持電極を各々備えている一対の維持電極線をさらに含むことができる。維持電極線の対は、互いに隣接する二つのゲート線の中心線に対して対称構造であることが望ましく、かつ2部分もまた中心線に対して対称構造であることが望ましい。
ドレイン電極は、二つの拡張部を連結する連結部を備えており、連結部は、ゲート線及びデータ線で囲まれた領域の最外角周縁に配置され、データ線と平行であることが好ましい。
第2の副画素電極と重畳してドレイン電極と接続されている容量性結合電極をさらに含むことができ、第2の副画素電極と接続され、容量性結合電極と重畳する容量性補助電極をさらに含むことができる。
画素電極と絶縁され、ゲート線またはデータ線と少なくとも一部分が重なっている遮蔽電極をさらに含むことができ、画素電極及び遮蔽電極は互いに同一層からなるのが好ましい。
画素電極を分割して互いに異なる電位を印加することによって、液晶表示装置の側面視認性を向上させ、その結果、視野角を拡張することができ、複数のドメインと薄膜を対称構造で配置して均一な視認性を確保することができる。また、分割された画素電極を選択的に断線させることで、画素不良を容易に、かつ肉眼で殆ど観察されないように効果的に修理することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に対して、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。しかし、本発明は、多様な形態で実現することができ、ここで説明する実施形態には限定されない。
図面は、各種層及び領域を明確に表現するために、厚さを拡大して示している。明細書全体を通じて類似した部分については同一な図面符号を付けている。層、膜、領域、板などの部分が、他の部分の“上に”あるとする時、これは他の部分の“すぐ上に”ある場合に限らず、その中間に更に他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の“すぐ上に”あるとする時、これは中間に他の部分がない場合を意味する。
以下、添付した図面を参考にして、本発明の実施形態による薄膜トランジスタ表示板及びこれを含む液晶表示装置について説明する。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の一実施形態による液晶表示装置に対して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の構造を示した配置図であり、図2は、本発明の一実施形態による液晶表示装置用共通電極表示板の構造を示した配置図であり、図3は、図1の薄膜トランジスタ表示板及び図2の薄膜トランジスタ表示板からなる液晶表示装置の構造を示した配置図であり、図4は、図3の液晶表示装置のIV−IV´線による断面図であり、図5は、本発明の実施形態による液晶表示装置における一つの画素の構成を示した回路図である。
本実施形態による液晶表示装置は、薄膜トランジスタ表示板100、これと対向する共通電極表示板200、これら二つの表示板100、200の間に挿入されている液晶層3を含む。
まず、図1、図3及び図4を参照して、薄膜トランジスタ表示板100に対して詳細に説明する。
絶縁基板110上に、複数のゲート線121と、複数の維持電極線131と、複数の容量性補助電極136とが形成されている。
ゲート線121は、主に横方向にのびて互いに分離されており、ゲート信号を伝達する。各ゲート線121は、複数のゲート電極124をなす複数の突出部と他の層または外部装置との接続のための面積が広い端部129を備える。
それぞれの維持電極線131a1、131a2は、主に横方向にのびており、互いに隣接するゲート線121の間でそれぞれ対となって配置されている。各々の維持電極線131a1、131a2は、互いに隣接するゲート線121付近に位置しており、維持電極135aをなす複数の突出部をそれぞれ含む。二つの維持電極は、互いに隣接するゲート線121の間で拡張されており、二つの維持電極線131a1、131a2は、互いに隣接するゲート線121の中心線に対して対称構造を有する。維持電極線131a1、131a2には、液晶表示装置の共通電極表示板200の共通電極270に印加される共通電圧などの所定の電圧が印加される。
各々の容量性補助電極136は、主に横方向にのびて長方形となっており、互いに隣接する二つのゲート線121の間の中央に位置する。各々の容量性補助電極136は、左側はゲート線121に対して45度の角度傾斜された斜辺を有し、左側が漏斗形となっている。
ゲート線121、維持電極線131a1、131a2及び容量性補助電極136は、アルミニウム系列金属、銀系列金属、銅系列金属、モリブデン系列金属、クロム、チタニウム、タンタルなどからなるのが好ましく、単一膜構造であったり、多層膜構造であったりしても良い。多層膜は、例えば物理的な性質が異なる二つの膜、つまり下部膜とその上の上部膜とを含むことができる。一つの導電膜は、信号遅延や電圧降下を低減できるように、低い比抵抗の金属、例えば、アルミニウム(Al)やアルミニウム合金などのアルミニウム系列の金属、銀(Ag)や銀合金などの銀系列の金属、銅(Cu)や銅合金などの銅系列の金属からなることができる。これとは異なって、別の導電膜は、他の物質、特にITO(indium tin oxide)及びIZO(indium zinc oxide)との接触特性が優れた物質、例えばクロム、モリブデン(Mo)、モリブデン合金、タンタル(Ta)、またはチタニウム(Ti)などからなることができる。二つの導電膜の良い例として、クロム/アルミニウム−ネオジム(Nd)合金、またはモリブデン、またはモリブデン合金/アルミニウム合金がある。
また、ゲート線121、維持電極線131a1、131a2及び容量性補助電極136の側面は、基板110の表面に対して傾斜されており、その傾斜角は約30度乃至80度であるのが好ましい。
ゲート線121、維持電極線131a1、131a2及び容量性補助電極136の上には、窒化ケイ素(SiNx)などからなるゲート絶縁膜140が形成されている。
ゲート絶縁膜140上には、水素化非晶質シリコン(非晶質シリコンは、略してa−Siと称する)などからなる複数の島状半導体154が形成されている。各々の島状半導体154は、主にゲート電極124上に位置し、以降のデータ線171が通るゲート線121の上部まで拡張されている。島状半導体154と同一層でデータ線171が通る維持電極線131の上にもバッファー層が追加できる。
半導体154の上には、シリサイドまたはリンなどのn型不純物が高濃度にドーピングされているn+水素化非晶質シリコンなどの物質で形成された複数の島状抵抗性接触部材(ohmic contact)163、165が形成されている。二つの島状抵抗性接触部材163、165は、対となって半導体154上に配置され、ゲート電極124を中心に互いに対向している。
島状の半導体154と抵抗性接触部材163、165の側面もまた、基板110表面に対して傾斜されており、その傾斜角は30度乃至80度であるのが好ましい。
抵抗接触部材163、165及びゲート絶縁膜140の上には、各々複数のデータ線171と、ここから分離されている複数のドレイン電極175、及びドレイン電極175に連結されている容量性結合電極176が形成されている。
データ線171は、主に縦方向にのびて、ゲート線121及び維持電極線131a1、131a2と交差し、データ電圧を伝達する。各データ線171は、他の層または外部装置との接続のための広い端部179を備える。
各々のドレイン電極175は、各々の維持電極と重畳する長方形の拡張部177a1、177a2を備える。ドレイン電極の拡張部177a1、177a2の辺は、維持電極131a1、131a2の辺と実質的に平行であり、互いに隣接するゲート線121の中心線に対して対称構造を有する。データ線171のそれぞれは複数の突出部を含み、この突出部は、半導体154上に位置するドレイン電極175の一端部を一部囲むソース電極173をなす。一つのゲート電極124、一つのソース電極173及び一つのドレイン電極175は、半導体154と共に一つの薄膜トランジスタ(TFT)を構成し、薄膜トランジスタのチャンネルは、ソース電極173とドレイン電極175間の半導体154に形成される。
さらに、ドレイン電極175は、画素の中央から縦方向にのびて容量性補助電極136と重畳する容量性結合電極176を備えており、容量性補助電極136の辺と平行な辺を有し、左側の一部は漏斗形となっている。容量性結合電極176は、境界線内に容量性補助電極136上に位置する開口部76を有する。
また、ドレイン電極175は、ドレイン電極175の二つの拡張部177a1、177a2と容量性結合電極176を互いに接続し、データ線171に隣接し平行であり、互いに隣接したゲート線121の中心線に対して対称にのびた連結部178a1、178a2、を有する。これにより、ドレイン電極175、容量性結合電極176及び容量性補助電極136は、互いに隣接するゲート線121の中心線に対して対称構造を有する。この時、連結部178a1、178a2、は、ゲート線121及びデータ線171で囲まれた領域の最外角周縁に配置されて、画像が表示される透過領域を減少させず、透過領域の周縁で発生するテクスチャーを遮断する機能を有する。
データ線171、ドレイン電極175及び容量性結合電極176もまた、クロムまたはモリブデン系列の金属、タンタル及びチタニウムなどの耐火性金属を含むのが好ましく、単一膜構造、またはモリブデン、モリブデン合金、クロムなどの導電膜(図示せず)と、その上部または下部に位置したアルミニウム系列金属である導電膜(図示せず)からなる多層膜構造を有することができる。
データ線171、容量性結合電極176及びドレイン電極175も、ゲート線121及び維持電極線131a1、131a2と同様に、その側面が約30度乃至80度の傾斜角を有する。
抵抗性接触部材163、165は、その下部の半導体154とその上部のデータ線171及びドレイン電極175との間にのみ存在して接触抵抗を低くする役割をする。島状の半導体154は、ソース電極173とドレイン電極175との間を始めとして、データ線171及びドレイン電極175で覆われずに露出された部分を有している。
データ線171、ドレイン電極175及び容量性結合電極176と、これらで覆われずに露出された半導体154部分の上には保護膜180が形成されている。保護膜180は、平坦化特性が優れて感光性を有する有機物質、プラズマ化学気相蒸着(PECVD)法で形成される、a−Si:C:O、a−Si:O:Fなど4.0以下の低誘電率絶縁物質、または無機物質である窒化ケイ素や酸化ケイ素などで形成されるのが好ましい。
保護膜180には、ドレイン電極175の拡張部177a1、177a2とデータ線171の端部179をそれぞれ露出する複数の接触孔(contact hole)182、185a、が形成されており、ゲート絶縁膜140と共に容量性補助電極136及びゲート線121の端部129を露出する複数の接触孔181、186が形成されている。接触孔181、182、185a、186は、多角形や円形など様々な模様に形成される。接触孔181、182の面積は、約0.5mm×15μm以上、約2mm×60μm以下であるのが好ましい。接触孔181、182、185a、186の側壁は、30度乃至85度の角度傾斜されているか、階段状である。
この時、容量性補助電極136を露出する接触孔186は、容量性結合電極176の開口部76内に位置して、接触孔186の側壁によって発生する段差のために液晶分子の配列が歪曲され、この部分から光が漏洩しても、容量性結合電極176によって遮断される。その結果、画素の開口率を最大に確保できると共に、望ましくない表示部分の光を効果的に遮断することができる。容量性補助電極136を露出する接触孔186を容量性結合電極176の外に配置するためには、段差によって発生する液晶分子の配列歪曲を遮断するために、容量性補助電極136を拡張しなければならず、その幅を工程マージンまで考慮して拡張すべきであるため、画素の開口率を低下させる。
保護膜180上には、ITOまたはIZOからなる第1の副画素電極及び第2の副画素電極190a、190bを含む複数の画素電極、遮蔽電極88、及び複数の接触補助部材81、82が形成されている。これとは異なって、第1の副画素電極及び第2の副画素電極190a、190bは、透明な導電性ポリマーで形成することもでき、反射型液晶表示装置の場合には、第1の副画素電極及び第2の副画素電極190a、190bを不透明な反射性金属で形成することもできる。この場合、接触補助部材81、82は、第1及び第2の副画素電極190a、190bと異なる物質、例えばITOやIZOで形成できる。
第1及び第2の副画素電極190a、190bは、接触孔185a、によって、ドレイン電極175と物理的・電気的に接続されドレイン電極175からデータ電圧の印加を受ける。
第1及び第2の副画素電極190a、190bと共通電極270は、キャパシタ(蓄電器)(以下、“液晶キャパシタ(液晶蓄電器)”と言う)をなして、薄膜トランジスタがターンオフされた後にも印加された電圧を維持するが、電圧維持能力を強化するために液晶キャパシタと並列に接続された他のキャパシタを設ける。それをストレージキャパシタ(維持蓄電器)と言う。ストレージキャパシタは、第1及び第2の副画素電極190a、190bと維持電極線131a1、131a2との重畳などで形成され、ストレージキャパシタの静電容量、即ち保持容量を増加させるために、維持電極線131a1、131a2に維持電極を設けて、第1及び第2の副画素電極190a、190bに接続されたドレイン電極175を延長及び拡張させて重畳させることによって、端子間の距離を短くし、重畳面積を拡大させる。
一対の第1及び第2の副画素電極190a、190bは、データ線171及びゲート線121で囲まれた領域内に殆どが存在し、境界の大部分がゲート線121及びデータ線171と平行で長方形である。第1及び第2の副画素電極190a、190bは、互いに分離されており、第1の副画素電極190aは互いに分離され、第2の副画素電極190bを中心に上部及び下部に位置する2部分からなり、第2の副画素電極190bは、第1の副画素電極190aの二つの部分の間に挟まれた形態となっている。第1の副画素電極190aの2部分と第2の副画素電極190bは互いに対向し、ゲート線121に対して±45度の角度傾斜された辺を有して、互いに隣接するゲート線121の間の中心線に対して対称構造を有する。
第1の副画素電極190aの2部分は、各々接触孔185a、を通じて一対のドレイン電極175a、175bと物理的に接続されており、ここから直接データ電圧の印加を受ける。第2の副画素電極190bは、接触孔186を通じて容量性補助電極136と接続されているが、容量性補助電極136は、ドレイン電極175と連結された容量性結合電極176と重畳している。その結果、第2の副画素電極190bは、第1の副画素電極190aに電磁気的に結合(容量性結合)されている。
各第1及び第2の副画素電極190a、190bの角部は面取りされており、面取りされた斜辺はゲート線121に対して約45度の角度をなす。
第1及び第2の副画素電極190a、190bは、中央切開部91、92、下部切開部93a、94a、95a及び上部切開部93b、94b、95bを有し、第1及び第2の副画素電極190a、190bは、これらの切開部91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bによって複数の領域に分割される。切開部91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bは、容量性結合電極176の横中心線または互いに隣接するゲート線121の間の中心線に対してほぼ対称構造を有しており、第1の副画素電極190aの2部分と第2の副画素電極190bは、対向する二つの切開部93a、93bを通じて分離されている。
下部及び上部切開部93a、93b、94a、94b、95a、95bは、大略第1及び第2の副画素電極190a、190bの左側辺から右側辺に斜めにのびており、第1及び第2の副画素電極190a、190bを横方向に二等分する中心線で分けられる下半面と上半面にそれぞれ位置している。下部及び上部切開部93a、93b、94a、94b、95a、95bは、ゲート線121に対して約45度の角度をなして互いに垂直にのびており、中央切開部91、92は、下部切開部93a、94a、95aと上部切開部93b、94b、95bに各々ほぼ平行な一対の分枝からなっている。中央切開部91、92は、中央から横方向にのびた横部を有する。
したがって、第1及び第2の副画素電極190a、190bの上半面及び下半面は、切開部91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bによって各々六個の領域に分けられ、この領域は、第1及び第2の副画素電極190a、190bを上下に両分する二等分線、または互いに隣接するゲート線121の間の中心線に対して対称構造を有する。また、ドレイン電極175a、175b、維持電極線131a1、131a2容量用結合電極176及び容量用補助電極136のような薄膜を持たない領域においても、第1及び第2の副画素電極190a、190bを上下に分ける二等分線、または互いに隣接するゲート線121の間の中心線に対して対称構造を有する。この時、領域の数または切開部の数は、画素の大きさ、画素電極の横辺と縦辺の比率、液晶層3の種類や特性などの設計要素に応じて変動する。
この時、第1及び第2の副画素電極190a、190bの切開部91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bのうちのドレイン電極175の連結部178a1、178a2、と重畳する切開部92の端部は、他の部分よりも広い幅を有したり、長くのびて連結部178a1、178a2、が切開部92を通じて露出されたりするのが好ましい。これは画素が明るく表示されるホワイト不良を画素が暗く表示されるブラック不良に修理する際に、修理を容易に行うためであって、後でこれに関して詳細に説明する。
さらに、第1及び第2の副画素電極190a、190bは、隣接するゲート線121またはデータ線171と重畳して開口率を向上させる。
接触補助部材81、82は、接触孔181、182を通じてゲート線121の端部129及びデータ線171の端部179とそれぞれ連結される。接触補助部材81、82は、ゲート線121の露出された端部129及びデータ線171の露出された端部179と外部装置との接着性を補完し、これらを保護する役割をするものである。接触補助部材81、82は、異方性導電膜(図示せず)などによって外部装置と連結される。
ゲート駆動回路が薄膜トランジスタ表示板100に集積されるときは、接触補助部材81がゲート駆動回路の金属層とゲート線121とを連結する役割を果たすことができる。同様に、データ駆動回路が薄膜トランジスタ表示板100に集積されるとき、接触補助部材82はデータ駆動回路の金属層とデータ線171とを連結する役割を果たすことができる。
遮蔽電極88は、データ線171及びゲート線121に沿ってのびており、データ線171上に位置する部分はデータ線171を完全に覆い、ゲート線121上に位置する部分はゲート線121の幅よりも小さい幅を有し、ゲート線121の境界線内に位置する。しかし、その幅を調節してデータ線171よりも小さくしても良く、ゲート線121の境界線外に位置する境界線を有することができる。遮蔽電極88には共通電圧が印加されるが、そのために保護膜180及びゲート絶縁膜140の接触孔(図示せず)を通じて維持電極線131に接続されたり、共通電圧を薄膜トランジスタ表示板100から共通電極表示板200に伝達する短絡点(short point)(図示せず)に接続されたりできる。この時、開口率の減少を最少に抑えるために、遮蔽電極88と第1及び第2の副画素電極190a、190bとの間の距離を最短にするのが好ましい。
このように、共通電圧が印加される遮蔽電極88をデータ線171上に配置するとき、遮蔽電極88がデータ線171と第1及び第2の副画素電極190a、190bとの間及びデータ線171と共通電極270との間で形成される電界を遮断して、第1及び第2の副画素電極190a、190bの電圧歪曲及びデータ線171が伝達するデータ電圧の信号遅延が減少する。
また、第1及び第2の副画素電極190a、190bと遮蔽電極88との短絡を防止するためにこれらの間に距離を置く必要があるので、第1及び第2の副画素電極190a、190bがデータ線171から一層遠くなり、これらの間の寄生容量が減少する。さらに、液晶層3の誘電率が保護膜180の誘電率よりも高いため、データ線171と遮蔽電極88間の寄生容量が遮蔽電極88がないときのデータ線171と共通電極270間の寄生容量に比べて小さい。
また、第1及び第2の副画素電極190a、190bと遮蔽電極88が同一層に形成されるので、これらの間の距離が一定に維持されており、このことによってこれらの間の寄生容量が一定である。
図2乃至図4を参照して、共通電極表示板200について説明する。
透明なガラスなどからなる絶縁基板210上に遮光部材220が形成されており、遮光部材220は、第1及び第2の副画素電極190a、190bと対向し、第1及び第2の副画素電極190a、190bとほぼ同一な模様を有する複数の開口部を備えている。これとは異なって、遮光部材220は、データ線171に対応する部分と薄膜トランジスタに対応する部分とからなっても良い。
また、基板210上には、複数のカラーフィルタ230が形成され、遮光部材220で囲まれた領域内に殆どが位置する。カラーフィルタ230は、第1及び第2の副画素電極190a、190bに沿って縦方向に長く延ばすことができる。カラーフィルタ230は、赤色、緑色及び青色などの原色のうちの一つを表示する。
カラーフィルタ230上にはカバー膜250が形成されている。
カバー膜250の上には、ITO、IZOなどの透明な導電体などからなる共通電極270が形成されている。
共通電極270は、複数組の切開部71、72、73、73a、73b、74a、74b、75a、75b、76a、76b群を有する。
一組の切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76bは、一つの第1及び第2の副画素電極190a、190bと対向し、中央切開部71、72、73、下部切開部74a、75a、76a及び上部切開部74b、75b、76bを含む。切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76bの各々は、隣接した第1及び第2の副画素電極190a、190bの切開部91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bの間または周縁切開部95a、95bと第1及び第2の副画素電極190a、190bの斜辺の間に配置されている。また、各切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76bは、第1及び第2の副画素電極190a、190bの切開部91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bと平行にのびた少なくとも一つの斜線部を備える。
下部及び上部切開部74a、74b、75a、75b、76a、76bのそれぞれは、大略第1及び第2の副画素電極190a、190bの右側辺から下側辺または上側辺に向けてのびた斜線部、及び斜線部の各端から第1及び第2の副画素電極190a、190bの辺に沿って辺と重畳してのびて、斜線部と鈍角をなす横部及び縦部を備える。
中央切開部71、72、73は、大略第1及び第2の副画素電極190a、190bの左側辺から横部にのびた中央横部、この中央横部の端部から中央横部と斜角をなして第1及び第2の副画素電極190a、190bの左側辺に向けてのびた一対の斜線部、及び斜線部の各端から第1及び第2の副画素電極190a、190bの左側辺に沿って左側辺と重畳してのびて、斜線部と鈍角をなす縦断縦部を備える。
切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76bの数は設計要素に応じて変動される。なお、遮光部材220が切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76bと重畳して切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b付近の光漏れを遮断することができる。
表示板100、200の内側面には垂直配向膜11、21がそれぞれ塗布されており、外側面には偏光板12、22が配設されている。
二つの偏光板12、22の透過軸は直交しており、そのうち一つの透過軸はゲート線121に対して並んでいる。反射型液晶表示装置の場合、二つの偏光板12、22のうちの一つは省略できる。
配向膜11、21は水平配向膜であることができる。
液晶層3は負の誘電率異方性を有し、液晶層3の液晶分子は、電界がない状態でその長軸が二つの表示板の表面に対して垂直をなすように配向されている。このため、入射光は直交偏光子12、22を通過できず遮断される。
表示板100、200と偏光子12、22間にはそれぞれ液晶層3の遅延値を補償するための位相遅延フィルムが挟まれることもある。位相遅延フィルムは、複屈折性(birefringce)を有し、液晶層3の複屈折性を逆に補償する役割をする。遅延フィルムには一軸性光学フィルムまたは二軸性光学フィルムがあり、特にネガティブ一軸性光学フィルムを使用できる。
また、液晶表示装置は、偏光子12、22、位相遅延フィルム、表示板100、200及び液晶層3に光を供給する照明部を含むことができる。
また、共通電極270及び遮蔽電極88に同一の共通電圧が印加されるため、両者の間には電界が殆どない。その結果、共通電極270と遮蔽電極88間に位置した液晶分子は、初期垂直配向状態がそのまま維持され、その部分に入射された光は透過できず遮断される。
一方、液晶分子の傾斜方向と偏光子12、22の透過軸が45度の角度をなすときに最高輝度が得られるが、本実施形態の場合、全てのドメインにおいて液晶分子の傾斜方向がゲート線121と45度の角度をなし、ゲート線121は、表示板100、200の周縁と垂直或いは水平である。従って、本実施形態において、偏光子12、22の透過軸を表示板100、200の周縁に対して垂直或いは平行になるように付着するとき、最高輝度を実現できると同時に、偏光子12、22を安価に製造することができる。
共通電極270に共通電圧を印加し、第1及び第2の副画素電極190a、190bにデータ電圧を印加すれば、表示板の表面に略垂直である主電界(primary electric field)が生成される。液晶分子は電界に応答して、その長軸が電界の方向に垂直をなすように方向を変更しようとする。一方、共通電極270及び第1及び第2の副画素電極190a、190bの切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b、91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bと第1及び第2の副画素電極190a、190bの弁は、主電界を歪曲して液晶分子の傾斜方向を決定する水平成分を形成する。主電界の水平成分は、切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b、91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bの辺と第1及び第2の副画素電極190a、190bの辺に垂直である。また、切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b、91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bの対向する二つの辺での主電界の水平成分は互いに逆方向である。
このような電界によって切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b、91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bは、液晶層3の液晶分子が傾く方向を制御する。隣接する切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b、91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bによって定義されたり、切開部76a、76bと第1及び第2の副画素電極190a、190bの右側斜辺によって定義されたりする各ドメイン内にある液晶分子は、切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b、91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bの長さ方向に対して垂直をなす方向に傾く。各ドメインの最も長い辺2つは略並んで、ゲート線121と約±45度の角度をなしており、ドメイン内において液晶分子の大部分は4方向に傾く。
切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b、91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bの幅は、約9μm乃至約12μmであるのが好ましい。
少なくとも一つの切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b、91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bは、突起(protrusion)(図示せず)や陥没部(depression)(図示せず)に代替することができる。突起は有機物や無機物で形成でき、電界生成電極190a、190b、270の上または下に配置され、その幅は約5μm乃至約10μmであるのが好ましい。
第1及び第2の副画素電極190a、190bの切開部91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95bの境界からこれと隣接した切開部71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76bの境界までの間隔と、第1及び第2の副画素電極190a、190bの境界からこれと隣接した共通電極270の切開部76a、76bの境界までの間隔は、約12μm乃至約20μmであるのが好ましく、約17μm乃至約19μmの範囲であるのがより好ましい。前記のように間隔を定めた結果、開口率は減少するが、液晶の応答速度が速くなって必要な透過率を確保することができた。
このような本発明の実施形態による液晶表示装置において、前記したように、第2の副画素電極190bは、第1の副画素電極190aに電磁気的に結合(容量性結合)されている。図5を参照して説明すれば、第1の副画素電極190aの2部分は、ドレイン電極175a、175bを通じて薄膜トランジスタ(Q)に直接接続されて、薄膜トランジスタ(Q)によってデータ線171を通じて伝達される画像信号電圧の印加を受けるのに対し、第2の副画素電極190bの電圧は、第1の副画素電極190aとの容量性結合に変化する。本実施形態において、第2の副画素電極190bの電圧は第1の副画素電極190aの電圧に比べて常に絶対値が低くなるが、その理由について詳細に説明する。
図5で、Clcaは第1の副画素電極190aと共通電極270間で形成される液晶容量を示し、Cstaは第1の副画素電極190aと維持電極線131a1、131a2間で形成される保持容量を示す。Clcbは第2の副画素電極190bと共通電極270間で形成される液晶容量を示し、Cstbは第2の副画素電極190bと維持電極線131a1、131a2間で形成される保持容量を示し、Ccpは第2の副画素電極190bと第1の副画素電極190a間で形成される結合容量を示す。
共通電極270の電圧に対する第1の副画素電極190aの電圧をVaとし、第2の副画素電極190bの電圧をVbとするとき、電圧分配法則に従って、
Vb=Va×[Ccp/(Ccp+Clcb+Cstb)]であり、Ccp/(Ccp+Clcb+Cstb)は、常に1より大きくならないため、VbはVaに比べて常に小さい。この時、Clca及びClcbに対する共通電極270の電圧と、Csta及びCstbに対する維持電極線131a1、131a2の電圧が異なることがあるが、そのような場合にも、ClcaとClcbに印加される共通電極270の電圧が同じであるため、Clcaに印加される画像信号電圧(Va)の絶対値は、常にClcbに印加される画像信号電圧(Vb)の絶対値よりも大きい値を有することになる。このように、一つの画素内において電圧の異なる二つの副画素電極を配置するとき、液晶分子は互いに異なる電圧で駆動され、互いに異なる傾斜角(tilt angle)を有することになる。その結果、側面視認性を向上させることができる。
また、本発明の実施形態による液晶表示装置において、容量性補助電極136、維持電極線131a1、131a2、ドレイン電極175及び容量性結合電極176のような不透明膜と互いに異なる方向に傾斜されてなるドメインが第1及び第2の副画素電極190a、190bを上下に二等分する中心線または互いに隣接するゲート線121の間の中心線に対して対称構造を有する。これにより、互いに異なる方向に傾いた4種類のドメインのうち、第1及び第2の副画素電極190a、190bの上下二等分中心線に対して、容量性補助電極136及び容量性結合電極176と維持電極線131a1、131a2及びドレイン電極175a、175bなどの不透明膜が占める面積を同一に配置することができる。従って、4種類のドメインにおいて透過領域を同一面積に設計することで、様々な視野角に対する均一な視認性を確保することができる。
Ccpを調節することによって、Vaに対するVbの比率を調整することができる。Ccpの調節は、結合電極176と第2の副画素電極190bとの重畳面積及び距離を調整することで可能となる。重畳面積は、結合電極176の幅を変更することで容易に調整でき、距離は、結合電極176の形成位置を変更することで調整可能となる。即ち、本発明の実施形態では結合電極176をデータ線171と同一層に形成したが、ゲート線121と同一層に形成することによって、結合電極176と第2の副画素電極190b間の距離を増加させることができる。この時、Vbは、Vaに対して0.6倍乃至0.8倍であるのが好ましい。
一方、別の実施形態では、第2の副画素電極190bに第1の副画素電極190aの電圧に比べて常に絶対値の高い電圧を印加することができるが、これは、第2の副画素電極190bに共通電圧のような任意電圧を印加した状態で、第1の副画素電極190aと容量性結合させることで実現できる。
画像信号が直接伝達される第1の副画素電極190aに対して、それより高いか、低い画素電圧が伝達される第2の副画素電極190bの面積比は、1:0.85〜1:1.15の範囲であるのが好ましく、第1の副画素電極190aと容量性結合する第2の副画素電極190bは、二つ以上を配置できる。
図1乃至図4に示した薄膜トランジスタ表示板を本発明の一実施形態によって製造する方法について詳細に説明する。
クロム、モリブデンまたはモリブデン合金、アルミニウム系列金属または銀系列金属などからなる導電膜を絶縁基板110上にスパッタリング蒸着し、湿式エッチングまたは乾式エッチングして、複数のゲート電極124及び端部129を含むゲート線121と、複数の維持電極を含む対となっている維持電極線131a1、131a2及び容量性補助電極136を形成する。
約1500Å〜5000Åの厚さのゲート絶縁膜140、約500Å〜2000Åの厚さの真性非晶質シリコン層、約300Å〜600Åの厚さの不純物非晶質シリコン層の3層膜を連続積層し、不純物非晶質シリコン層及び真性非晶質シリコン層をフォトエッチングして、ゲート絶縁膜140上に複数の線状不純物半導体及び複数の真性半導体154を形成する。
次に、導電膜をスパッタリング法などで1500Å〜3000Åの厚さに蒸着した後、パターニングして、複数のソース電極173と端部179を含む複数のデータ線171、及び開口部76を有する複数の容量性結合電極176と対となっている複数の拡張部177a1、177a2を含むドレイン電極175を形成する。
次に、データ線171及びドレイン電極175で覆われずに露出された不純物半導体部分を除去することで、複数の島状抵抗性接触部材163、165を完成する一方、その下の真性半導体154部分を露出させる。露出された真性半導体154部分の表面を安定化するために、酸素プラズマ処理を引き続き実施するのが好ましい。
正の感光性有機絶縁物からなる保護膜180を塗布した後、複数の透過領域(図示せず)及びその周囲に位置した複数のスリット領域(図示せず)、並びに遮光領域が具備された光マスク(図示せず)によって露光する。したがって、透過領域と対向する保護膜180の部分は光エネルギーを全て吸収するが、スリット領域と対向する保護膜180の部分は、光エネルギーを一部のみ吸収する。次いで、保護膜180を現像して、データ線171の端部179とドレイン電極175の一部を露出させる複数の接触孔182、185a、を形成し、容量性結合電極176の開口部76内の容量性補助電極136及びゲート線121の端部129上に位置したゲート絶縁膜140の部分を露出させる複数の接触孔181、186を形成する。透過領域に対応する保護膜180の部分は全て除去され、スリット領域に対応する部分は厚さのみが薄くなるので、接触孔181、182、185a、186の側壁は階段状プロファイルを有する。
保護膜180を陰性感光膜で形成する際には、陽性感光膜を使用する場合と比べて、マスクの遮光領域及び透過領域が入れ替わる。
多層膜のうち上部のアルミニウム導電膜が接触孔181、182、185a、186を通じて露出されるとき、ゲート絶縁膜140の露出された部分を除去して、その下に位置するゲート線121の端部129及び容量性補助電極136部分を露出させた後、アルミニウムを含む上部膜を除去する工程を追加することができる。
最後に、約400Å〜500Åの厚さのIZO膜またはITO膜をスパッタリング法で積層しフォトエッチングして、保護膜180とドレイン電極175、容量性補助電極136、データ線171の端部179及びゲート線121の端部129の露出された部分上に、複数の第1及び第2の副画素電極190a、190b、複数の接触補助部材81、82及び複数の遮蔽電極88を形成する。
このような液晶表示装置の薄膜トランジスタ表示板において、容量性結合電極176及び容量性補助電極136または第2の副画素電極190bがS地点で互いに短絡したとすると、第2の副画素電極190bには第1の副画素電極190aと同一の高い電圧が伝達されて周辺画素よりも短絡が発生した画素が明るく表示されるホワイト不良が生じ、特に低い階調において不良が著しく目立つようになる。このようなホワイト不良を修理するために、本発明の実施形態による薄膜トランジスタ表示板の修理方法において、結合容量を形成するためのドレイン電極175または容量性結合電極176またはこれらの連結部を部分的に断線させ、第1及び第2の副画素電極190a、190bを選択的に分離して、周辺画素よりも短絡が発生した画素をブラック不良に変えて暗く表示されるようにする。即ち、図3のように、A部分にレーザーを照射してドレイン電極175の連結部を断線したとき、第1の副画素電極190aのうちの第2の副画素電極190b上に位置する一部に薄膜トランジスタと断線してデータ電圧が伝達されず、暗く表示される。また、図3で、B部分にレーザーを照射してドレイン電極175の連結部178a1、178a2を断線したとき、第2の副画素電極190bと第1の副画素電極190aのうちの第2の副画素電極190b上に位置する一部は、薄膜トランジスタと断線されてしまいデータ電圧が伝達されず、暗く表示される。また、図3で、C部分にレーザーを照射してドレイン電極175を断線させたとき、第1及び第2の副画素電極190a、190bの全体が薄膜トランジスタと断線されてしまい、暗く表示される。このような修理方法によれば、画素全体を暗い状態に転換したり、一部のみを暗い状態に転換したりすることができる。ここで、画素の一部のみを暗い状態に転換するという方法は、肉眼では殆ど観察できないというメリットがあり、そのためB部分にレーザーを照射して、ドレイン電極175の連結部178a1、178a2を断線させることが最も望ましい。なお、画素不良を修理するために、レーザーを利用して維持電極線131a1、131a2とドレイン電極175とを互いに短絡させて画素を暗く表示することができる。
本発明の別の実施形態による液晶表示装置について、図6及び図7を参照して詳細に説明する。
図6は、本発明の他の実施形態による液晶表示装置の配置図であり、図7は、図6に示す液晶表示装置のVII−VII´線による断面図である。
図6及び図7によれば、本実施形態による液晶表示装置においても、薄膜トランジスタ表示板100、共通電極表示板200、これら二つの表示板100、200の間に挿入されている液晶層3、二つの表示板100、200の外側面に付着されている一対の偏光子12、22を含む。
本実施形態による表示板100、200の層状構造は、図1乃至図4と略同様である。
薄膜トランジスタ表示板100に関しては、ゲート電極124を備える複数のゲート線121、維持電極を各々備える複数の維持電極線131a1、131a2及び容量性補助電極136が基板110上に形成され、その上にゲート絶縁膜140、半導体154及び抵抗性接触部材163、165が順次に形成されている。ソース電極173を備える複数のデータ線171、複数のドレイン電極175及び複数の容量性結合電極176がゲート絶縁膜140上に形成され、保護膜180がその上に形成されており、保護膜180及びゲート絶縁膜140には複数の接触孔181、182、185a、186が形成されている。保護膜180上には、複数の第1及び第2の副画素電極190a、190b、複数の遮蔽電極88及び複数の接触補助部材81、82が形成されており、その上には配向膜11が塗布されている。
共通電極表示板200に関しては、遮光部材220、複数のカラーフィルタ230、カバー膜250、共通電極270及び配向膜21が絶縁基板210上に形成されている。
図1乃至図4に示される液晶表示装置とは異なって、半導体154は、データ線171及びドレイン電極175の下部までのびている線状半導体151の突出部であり、島状の抵抗性接触部材165と対向する抵抗性接触部材163もまた、線状の抵抗性接触部材161の突出部である。ここで、線状の半導体151は、データ線171とドレイン電極175及びその下の抵抗性接触部材161、165と略同一模様を有する。ところが、線状の半導体151のうちの突出部154は、ソース電極173とドレイン電極175との間の部分のようにデータ線171及びドレイン電極175で覆われない部分を有し、線状の半導体151及び島状の抵抗性接触部材165は同一模様で、容量性結合電極176下部までのびている。
前記のような薄膜トランジスタ表示板を本発明の一実施形態によって製造する方法において、データ線171、ドレイン電極175及び容量性結合電極176と半導体151及び抵抗性接触部材161、165を一回のフォト工程で形成する。
前記フォト工程で用いられる感光膜パターンは位置によって厚さが異なり、特に厚さが薄くなる順で第1部分及び第2部分を含む。第1部分は、データ線及びドレイン電極が占める配線領域に位置し、第2部分は、薄膜トランジスタのチャンネル領域に位置する。
位置によって感光膜パターンの厚さを異ならせる方法として、例えば光マスクに透明領域及び遮光領域の他に半透明領域を設けるなど、様々な方法がある。半透明領域にはスリットパターン、格子パターンまたは透過率が中間であるか、厚さが中間である薄膜が具備される。スリットパターンを用いるときには、スリットの幅やスリット間の間隔がフォト工程に用いられる露光器の分解能(resolution)よりも小さい方が好ましい。別の例として、リフローが可能な感光膜を用いる方法がある。即ち、透明領域及び遮光領域のみを有する通常の露光マスクにリフロー可能な感光膜パターンを形成し、その後リフローさせて、感光膜が残留しない領域に流すことによって薄い部分を形成する。
前記のように、一回のフォト工程を減らすことができ、製造方法が簡単になる。
本発明の他の実施形態による液晶表示装置に対して、図8を参照して詳細に説明する。
図8は、図3に示すIV−IV´線による本発明の別の実施形態による液晶表示装置の構造を示す断面図である。
図8によれば、本実施形態による液晶表示装置においても、薄膜トランジスタ表示板100、共通電極表示板200及びこれら二つの表示板100、200の間に挿入されている液晶層3を含む。
本実施形態による表示板100、200の層状構造は、図1乃至図4とほぼ同様である。
薄膜トランジスタ表示板100に関しては、ゲート電極124を備える複数のゲート線121、維持電極を各々備える複数の維持電極線131a1、131a2及び容量性補助電極136が基板110上に形成されており、その上にゲート絶縁膜140、複数の島状半導体154、複数の島状抵抗性接触部材163、165が順次に形成されている。ソース電極173を備える複数のデータ線171、複数のドレイン電極175及び複数の容量性結合電極176がゲート絶縁膜140及び抵抗性接触部材163、165上に形成され、保護膜180がその上に形成されており、保護膜180及びゲート絶縁膜140には、複数の接触孔181、182、185a、186が形成されている。保護膜180上には第1及び第2の副画素電極190a、190b、遮蔽電極88及び複数の接触補助部材81、82が形成されており、その上には配向膜11が塗布されている。
共通電極表示板200に関しては、遮光部材220、カバー膜250、共通電極270及び配向膜21が絶縁基板210上に形成されている。
図1乃至図4の液晶表示装置とは異なって、保護膜180内にカラーフィルタ230が形成されており、共通電極表示板200にカラーフィルタが存在せず、カバー膜250も省略することができる。各カラーフィルタ230は、赤色、緑色、青色などの三原色を表示し、隣接する二つのデータ線171間の領域内に殆どが収まる。隣接する二つのデータ線171の間に位置し、縦方向に配置されているカラーフィルタ230は、互いに連結されて帯状となることもある。カラーフィルタ230は、ドレイン電極175の拡張部177a1、177a2を露出する接触孔185a、上に位置する複数の開口部を有し、ゲート線121の拡張部129とデータ線171の拡張部179が備えられている周辺領域には配設されていない。さらに、隣接するカラーフィルタ230は、データ線171上で互いに重畳して、第1及び第2の副画素電極190a、190b間の光漏れを遮断する。この場合、第1及び第2の副画素電極190a、190bの周囲の遮光部材220部分を省略することができる。また、遮蔽電極88がカラーフィルタ230の境界線を覆うのが好ましい。カラーフィルタ230の重畳部の段差を減らすために、重畳部においてカラーフィルタ230の高さを低くすることができ、そのために、カラーフィルタ230をパターニングするときに用いる光マスクにスリット領域または半透過領域を設け、それを重畳部に対応させることができる。ところが、隣接したカラーフィルタ230が互いに分離されていたり、その境界が互いに一致していたりすることもある。
図8で、保護膜180下にカラーフィルタ230が位置する構造を示しているが、保護膜180を省略し、カラーフィルタ230のみを設けて、カラーフィルタ230を保護膜として使用することができる。また、窒化ケイ素からなる絶縁膜を形成した後、カラーフィルタ230を配置する構造も可能である。
既に説明した図6及び図7の液晶表示装置に関する特徴が、図8の液晶表示装置にも適用される。
図9は、本発明の他の実施形態による液晶表示装置の構造を示した配置図である。断面構造に関しては、図4の構造と類似して詳細な図示を省略した。
図9及び図4によれば、本実施形態による液晶表示装置においても、薄膜トランジスタ表示板100、共通電極表示板200、これら二つの表示板100、200の間に挿入されている液晶層3、二つの表示板100、200の外側面に付着されている一対の偏光子12、22を含む。
本実施形態による表示板100、200の層状構造は、図1乃至図4と略同様である。
薄膜トランジスタ表示板100に関しては、ゲート電極124を備える複数のゲート線121、維持電極135aを備える複数の維持電極線131及び容量性補助電極136が基板110上に形成されており、その上にゲート絶縁膜140、突出部154を備える複数の線状半導体151、突出部163を備える複数の線状抵抗性接触部材161及び複数の島状抵抗性接触部材165が順次に形成されている。ソース電極173を備える複数のデータ線171と容量性結合電極176を備える複数のドレイン電極175が抵抗性接触部材161、165上に形成され、保護膜180がその上に形成されており、保護膜180及びゲート絶縁膜140には複数の接触孔181、182、185a、186が形成されている。保護膜180上には複数の第1及び第2の副画素電極190a、190b及び複数の接触補助部材81、82が形成されており、その上には配向膜11が塗布されている。
共通電極表示板200に関しては、遮光部材220、複数のカラーフィルタ230、カバー膜250、共通電極270及び配向膜21が絶縁基板210上に形成されている。
また、図1、図3及び図4の薄膜トランジスタ表示板と異なって、本実施形態による薄膜トランジスタ表示板では、切開部92a、92bが互いに分離されてそれぞれ隙間を有しており、第1の副画素電極190aは、第2の副画素電極190bの上部及び下部に位置する2部分(以下、これらを副画素電極という)からなる。第1の副画素電極190aの2部分は、保護膜180の接触孔185a、を通じて結合電極176にそれぞれ接続されている。
結合電極176は、第1及び第2の副画素電極190a、190bの右縁辺と重畳して配置され、第1の副画素電極190aの2部分に向けてのびており、ドレイン電極175から容量性結合電極176に延長される部分は、共通電極270の切開部72aと重なっている。
容量性補助電極136に関しても、第1及び第2の副画素電極190a、190bの右縁辺と重畳して配置され、容量性結合電極176と重畳しており、容量性補助電極186は、容量性結合電極176の縦辺と平行な辺を有する。また、容量性補助電極136は、容量性結合電極176で覆われない突出部を有し、突出部の上には第2の副画素電極190bと容量性補助電極136とを連結する接触孔186が位置している。突出部は、第2の副画素電極190bの切開部71の横部と重畳する。
このような本実施形態による構造において、第1の副画素電極190aの切開部92a、92bを延長させて第2の副画素電極190bを右側に拡張し、ドレイン電極175から結合電極176に拡張される部分を、画像が表示されない共通電極270の切開部72aと重畳させて配置することによって、画素の開口率を向上させることができる。
また、接触孔186を第2の副画素電極190bの切開部71の横部上に配置させることで、接触孔186によって発生するテクスチャーを画像が表示される領域の外に誘導し、表示特性を向上させることができる。
このような本実施形態において、図1、図3、及び図4とは異なって、第1の副画素電極190aの2部分は、接触孔185a、を通じてそれぞれ結合電極176と接続され、画像信号の伝達を受ける。
このような本実施形態による液晶表示装置においても前記実施形態と同様に、容量性結合電極176と容量性補助電極136とが短絡して画素不良が発生したとき、切開部92a、92bを通じて露出された容量性結合電極176を選択的に断線させて画素の全部若しくは一部を暗く表示することによって、画素不良を修理することができる。
以上のように、画素電極を分割して互いに異なる電位を印加することによって、液晶表示装置の側面視認性を向上させ、その結果視野角を拡張することができ、複数のドメインと薄膜を対称構造で配置して均一な視認性を確保することができる。
また、分割された副画素電極を選択的に断線させることで、画素不良を容易に、かつ肉眼で殆ど観察されないように効果的に修理することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の様々な変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属するものである。特に、画素電極及び共通電極に形成される切開部の配置に関しては様々な変形があり得る。
本発明は、液晶表示装置に適用することができる。
本発明の一実施形態による液晶表示装置用薄膜トランジスタ表示板の構造を示した配置図である。 本発明の一実施形態による液晶表示装置の共通電極表示板の構造を示した配置図である。 図1及び図2に示す二つの表示板を含む本発明の一実施形態による液晶表示装置の構造を示した配置図である。 図3に示す液晶表示装置のIV−IV´線による断面図である。 本発明の実施形態による液晶表示装置の回路図である。 本発明の他の実施形態による液晶表示装置の構造を示した配置図である。 図6に示す液晶表示装置のVII−VII´線による断面図である。 本発明の他の実施形態による液晶表示装置の構造を示した断面図である。 本発明の他の実施形態による液晶表示装置の構造を示した配置図である。
符号の説明
100、200 表示板
110、210 絶縁基板
121 ゲート線
124 ゲート電極
131a1、131a2 維持電極線
135a 維持電極
136 容量性補助電極
140 ゲート絶縁膜
151、154 半導体
161、163、165 抵抗性接触部材
171、179 データ線
173 ソース電極
175a、175b ドレイン電極
176 容量性結合電極
180 保護膜
181、182、185a、186 接触孔
190a、190b 画素電極
220 遮光部材
250 カバー膜
270 共通電極
300 液晶層
11、21 配向膜
12、22 偏光板
81、82 接触補助部材
91、92、93a、93b、94a、94b、95a、95b 画素電極の切開部
71、72、73、74a、74b、75a、75b、76a、76b 共通電極の切開部

Claims (18)

  1. ゲート線、前記ゲート線と交差しているデータ線、各々の前記ゲート線及び前記データ線と接続され、ドレイン電極を備える薄膜トランジスタ、並びに前記ドレイン電極と直接接続されている少なくとも一つの第1の副画素電極と、前記第1の副画素電極から分離され前記第1の副画素電極と容量性結合されている第2の副画素電極とを備える画素電極を含む薄膜トランジスタ表示板において、
    前記第2の画素電極または前記第1の副画素電極を前記薄膜トランジスタから断線させる段階、
    を含むことを特徴とする薄膜トランジスタ表示板の修理方法。
  2. 前記画素電極は、前記ドレイン電極の一部と重畳する切開部を有し、前記切開部を通じて露出された前記ドレイン電極を断線することを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ表示板の修理方法。
  3. 前記少なくとも一つの第1の副画素電極は第3及び第4の副画素電極を含み、
    前記第3及び第4の副画素電極のうちの一つを断線させることを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタ表示板の修理方法。
  4. 前記少なくとも一つの第1の副画素電極は、第3及び第4の副画素電極を含み、前記第3及び第4の副画素電極のうちの一つと前記第2の副画素電極を断線させることを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタ表示板の修理方法。
  5. 前記第1の副画素電極と前記第2の副画素電極を前記ドレイン電極から断線させることを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタ表示板の修理方法。
  6. 前記薄膜トランジスタ表示板は、前記画素電極または前記ドレイン電極と重畳する維持電極をさらに含み、
    前記画素電極の断線された部分を前記維持電極と短絡させることを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタ表示板の製造方法。
  7. ゲート線と、
    前記ゲート線と交差しているデータ線と、
    前記ゲート線及び前記データ線と接続され、ドレイン電極を備える薄膜トランジスタと、
    前記ドレイン電極と直接接続されている少なくとも一つの第1の副画素電極と、
    前記第1の副画素電極から分離され、前記第1の副画素電極と容量性結合している第2の副画素電極とを備える画素電極を含み、
    前記画素電極は、前記画素電極二つ以上の小領域に分割する切開部を備え、前記切開部は前記ドレイン電極と重畳する重畳部を有し、
    前記重畳部の幅は、他の部分よりも広いことを特徴とする薄膜トランジスタ表示板。
  8. 前記少なくとも一つの第1の副画素電極は、前記第2の画素電極を中心に反対側に位置する第3及び第4の副画素電極を含むことを特徴とする請求項7に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  9. 前記ドレイン電極は、前記第3及び第4の副画素電極とそれぞれ連結される第1及び第2拡張部を備えることを特徴とする請求項8に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  10. 前記第1及び第2拡張部とそれぞれ重畳する第1及び第2維持電極をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  11. 前記第1維持電極及び前記第2維持電極は、前記画素電極を二等分し、前記ゲート線と平行な基準線に対して対称構造であることを特徴とする請求項10に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  12. 前記第3副画素電極及び前記第4副画素電極は、前記基準線に対して対称構造であることを特徴とする請求項11に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  13. 前記ドレイン電極は、前記第1拡張部と前記第2拡張部を連結する連結部を備えることを特徴とする請求項11に記載の薄膜トランジスタ表示板
  14. 前記連結部は、前記データ線付近に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  15. 前記第2の副画素電極と重畳し、前記ドレイン電極と接続されている容量性結合電極をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  16. 前記第2の副画素電極と接続され、前記容量性結合電極と重畳する容量性補助電極をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  17. 前記画素電極と絶縁され、前記ゲート線または前記データ線と少なくとも一部が重畳している遮蔽電極をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の薄膜トランジスタ表示板。
  18. 前記画素電極及び前記遮蔽電極は互いに同一層からなることを特徴とする請求項17に記載の薄膜トランジスタ表示板
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