JP2006171022A - 表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 充電時間を短くすることなく、ゲート電圧の入力端近傍と遠方で引き込み電圧ΔVの差分をより少なくし、左右面内フリッカーを低減する。
【解決手段】 ゲートOFF電位VGLを、まず、本来のオフ電位よりも高い第1オフ信号V1の電位に設定し、任意の一定期間後に、それよりも低い本来のオフ電位である第1オフ信号V2の電位に切り替える。これにより、ゲート入力端近傍におけるゲートOFF時のゲート信号変化量が”ΔVGH−V1”となり、ゲート入力端遠方におけるゲートOFF時のゲート信号変化量が”ΔVth−V2”となって、両者を近似させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばテレビジョン装置やグラフィックスディスプレイ装置などに用いられ、2次元状に配置された複数の画素部にそれぞれ表示信号を供給して画像表示を行う液晶表示装置などの表示装置およびその駆動方法に関する。
従来より、液晶表示装置は、テレビジョン装置やグラフィックスディスプレイ装置などの表示装置に盛んに用いられている。その中でも、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置(TFT−LCD)は、表示画素数が増大しても隣接表示画素部間でのクロストークの無い良好な表示画像が得られることから、特に注目を集めている。
このアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置では、表示画素部毎にTFTなどのスイッチ素子が設けられており、各走査信号線を介してスイッチ素子に、このスイッチ素子のオン(ON)状態およびオフ(OFF)状態を選択するための走査信号を供給して選択的に駆動し、各画素電極にそれぞれ、各映像信号線から表示信号(データ信号)を各スイッチ素子をそれぞれ介して供給することによって表示画面上に画像表示が行われる。
図5は、従来のアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置における1画素部分の要部構成例を示す等価回路図である。
図5において、従来の液晶表示装置の画素部20は、映像信号線(ソースバスライン)21と走査信号線(ゲートバスライン)22とが互いに交差して設けられており、両信号線の交差部近傍のゲートバスライン22にゲートが接続され、その交差部近傍のソースバスライン21にソースが接続され、ドレインが画素電極24に接続されたスイッチ素子としての薄膜トランジスタ(TFT)23が設けられている。この画素電極24は、対向電極25との間に表示媒体として液晶材料が挟持されて液晶容量Clcが構成されている。また、この液晶容量Clcと並列に補助容量Ccsが設けられている。この補助容量Ccsの一方の補助容量電極は画素電極24と接続され、他方の対向電極には対向電圧電位VCOMが印加されている。さらに、TFT23のゲートとドレイン間には寄生容量Cgdが生じる。
図5では、1画素部分のみを示しているが、ソースバスライン21およびゲートバスライン22はそれぞれ複数本が設けられており、両信号線で囲まれた領域毎に各画素部20がそれぞれ設けられている。また、各ソースバスライン21には図示しない映像信号線駆動手段(ソースドライバ)から各画素部の表示状態に応じた表示信号(データ信号)が供給され、各ゲートバスライン22には図示しない走査線駆動手段(ゲートドライバ)からTFT21をオン・オフさせる走査信号(ゲート信号)が供給されるようになっている。これによって、表示画面上にマトリクス状に複数配列された画素部全体によって画像表示が為される。
図6(a)は、図5のTFT23のゲートに供給されるゲートドライバ出力電圧信号(走査信号)を示す信号波形図、図6(b)は、図5の画素電極24に供給される液晶印加電圧(データ信号)を示す信号波形図である。
図6(a)に示すように、各ゲートバスライン22には、そのラインに接続された全TFT21をオン状態にする選択期間に、ゲートドライバからTFT23をオン状態にするゲートON電圧(ゲートハイ電圧VGH)が供給される。さらに、そのラインに接続された全TFT21をオフ状態にする次の非選択期間には、ゲートドライバからTFT23をオフ状態にするゲートOFF電圧(ゲートロー電圧VGL)とが供給される。このように、ゲートドライバ出力電圧信号(走査信号)はゲートハイ電圧VGHとゲートロー電圧VGLとが繰り返されて構成されている。
TFT23を介して各表示画素部(画素電極24)に印加される表示電圧(液晶印加電位;データ信号電圧)は、図6(b)に示すように、TFT23がオフ状態になるとき(非選択期間;ゲートロー電圧VGLの出力期間)に、下記式(1)に示すように、引き込み電圧ΔV分だけ下方にずれることになる。これは、TFT23のゲートとドレイン間に寄生容量Cgdが存在しているためである。
ΔV=(VGH-VGL)×Cgd/(Cgd+Clc+Ccs) ・・・(1)
VGH:ゲートHigh電圧
VGL:ゲートLow電圧
Cgd:ゲート−ドレイン間寄生容量
Clc:液晶容量
Ccs:補助容量
実際には、ゲートバスライン22には複数の画素電極24および液晶容量Clcがそれぞれ各TFT23をそれぞれ介して接続されており、図7に示すように、ゲートバスライン22の抵抗成分22aや寄生容量成分22bによって、ゲート入力端近傍から遠方に対して入力ゲート電圧(入力走査信号電圧)に遅延が生じる。このため、ゲートバスライン22におけるゲート信号入力端の近傍と遠方とでは、各TFT23に供給されるゲート電圧(走査信号電圧)が大きく異なることになる。
図8に示すように、ゲート信号(走査信号;ゲートドライバ出力電圧信号)の走査線入力端から遠くなるほど、ゲート電圧の遅延が大きくなり、ゲートOFF時のゲート電圧変化量が小さくなるため、上記式(1)から引き込み電圧ΔVは小さくなる。したがって、任意のVCOM共通電圧にて対向電位を調整して引き込み電圧ΔVが小さくなるように調整しても、表示画面の左右位置で面内フリッカーが発生する。さらに、スイッチ素子としてTFT23を用いた液晶表示装置(TFT−LCD)のパネルサイズが大型化すると、画面左右位置においてフリッカーが顕著に目立つ傾向がある。
この問題を解決するため、例えば特許文献1では、ゲート信号のゲート入力端近傍(走査線入力端近傍)から遠方では図8に示すようにゲート入力波形(ゲート電圧波形)が鈍ることが避けられないため、以下のような方法により面内フリッカーの低減が図られている。
図9に示すように、ゲート電圧(走査信号電圧)をハイ状態にして表示画素部を充電する充電期間中において、ゲートOFFタイミングの直前から、ゲート波形制御信号によってゲート信号波形を強制的に鈍らせて、ゲート信号波形が徐々にOFFレベルになるように滑らかに傾斜させる。これによって、ゲート信号入力端近傍(ゲート入力端近傍)と遠方のいずれにおいても、上記式(1)によるゲートOFF時のゲート電圧変化量をほぼ同量にして、引き込み電圧ΔVの差を少なくし、面内フリッカーの低減を図ることができるようにしている。
また、他の従来技術として、例えば特許文献2では、TFT−LCDを駆動する上で画面表示品位向上を妨げる原因は上記引き込み電圧ΔVであるため、その引き込み電圧ΔVを低減することによって表示品位向上が図られている。引き込み電圧ΔV値を低減するために上記式(1)の補助容量Ccsをプロセス上大きく設計するという従来手法の代わりに、ここでは、具体的には以下のような二つの手法が開示されている。
まず、一つ目の手法としては、TFTのゲート電圧波形を強制的に鈍らせることにより全体的に引き込み電圧ΔVを低減させる手法である。これは、上記特許文献1とも重複する部分があるが、(1)特許文献1ではゲート波形を強制的に鈍らせてゲート信号入力端近傍と遠方とで引き込み電圧ΔVの値を近似させることによって、左右面内フリッカーの低減が図られているという点、および(2)特許文献1では特許文献2のようにゲート信号電圧の立下り波形を滑らかに傾斜させている訳ではなく、オン状態からオフ状態に切り替える当初一部のみ傾斜を鈍らせており、以降は正常なオフ波形を維持させているという点が特許文献2と異なっている。
次に、二つ目の手法は、ゲートオフ時にゲートオン電圧を一旦中間電位に固定した後、本来のゲートオフ電位に切り替えるという手法である。
特許文献2では、これらの方法によって、上記式(1)の補助容量Ccsを増大させることなく、全体的にΔV値が低減されて、表示品位向上につながるとしている。
特許第3406508号公報 特開平6-3647号公報
しかしながら、特許文献1では、図7に示すように、本来はゲートON電圧期間(走査線選択期間)であるゲートオフ直前のタイミングから強制的にゲート波形をゲートオフ電圧に傾斜させ始めるため、ゲートオン電圧による充電時間(走査線選択期間)が短くなるという問題がある。また、TFTに寄生容量Cgdが存在する以上、引き込み電圧ΔVの根絶はできない構造である。
特許文献2では、走査線選択期間から非選択期間に移行する直前、即ち、ゲートON電圧期間(走査線選択期間)内でゲート電圧を一旦中間レベルまで立ち下げることにより、書き込まれた映像信号の引き込み電圧ΔVを抑制する。この場合も、特許文献1と同様に、ゲートオン電圧による充電時間(走査線選択期間)が短くなるという問題がある。しかも、特許文献2では、引き込み電圧ΔVのばらつきは、各表示画素部の寄生容量Cgdにばらつきがあるためであるとされており、ゲート信号入力端近傍と遠方という概念は特に考慮されていない。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、充電時間(走査線選択期間)を短くすることなく、ゲート信号の入力端から近いところと遠いところとで引き込み電圧ΔVの差分をより少なくし、左右面内フリッカーを低減できる表示装置およびその駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、表示画面上に2次元状に複数配列された各画素部毎に、走査信号に基づいてオンまたはオフ制御されるスイッチ素子を介して表示信号を供給することにより画面表示を行う表示装置において、該走査信号として、該スイッチ素子のオフ制御時に、第1オフ電位とこれに続きかつこれよりも低い本来のオフ電位である第2オフ電位とを各スイッチ素子に出力するスイッチ素子駆動手段を有し、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の表示装置におけるスイッチ素子駆動手段は、前記第1オフ電位および前記第2オフ電位を発生する電圧発生手段と、該第1オフ電位と該第2オフ電位の切替タイミングを制御するタイミング制御手段とを有し、該第1オフ電位を所定期間だけ前記スイッチ素子に供給する。
本発明の表示装置は、複数の走査信号線と複数の映像信号線とが交差し、その交差点近傍の該走査信号線に制御端が接続され、該交差点近傍の該映像信号線に一方駆動端が接続されたスイッチ素子と、該スイッチ素子の他方駆動端に接続された画素電極とを有する画素部がマトリクス状に複数配列され、該複数の映像信号線に映像信号を選択的に供給する映像信号線駆動手段が設けられ、該複数の走査信号線に走査信号を選択的に供給する走査信号線駆動手段を有し、該走査信号線の非選択期間に、該走査信号の本来のオフ電位よりも高い電位に設定された第1オフ電位を該走査信号線に供給し、所定期間経過後に、該本来のオフ電位に設定された第2オフ電位を、該走査信号線駆動手段を介して該走査信号線に供給するスイッチ素子駆動手段が設けられ、そのことにより上記目的が達成される。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるスイッチ素子駆動手段は、前記第1オフ電位および前記第2オフ電位を発生する電圧発生手段と、該第1オフ電位と該第2オフ電位の切替タイミングを制御するタイミング制御手段とを有し、該第1オフ電位を所定期間だけ前記走査信号線駆動手段を介して前記走査信号線に供給する。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるスイッチ素子駆動手段は、前記タイミング制御手段からの切替タイミング制御信号に基づいて、前記第1オフ電位および前記第2オフ電位のいずれかに切り替える信号選択手段を更に有する。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるスイッチ素子駆動手段は、前記タイミング制御手段からの切替タイミング制御信号に基づいて、前記第1オフ電位および前記第2オフ電位のいずれかに切り替える信号選択手段が前記走査信号線駆動手段の内部または外部に設けられており、該信号選択手段からの選択出力を走査信号ロー電圧とする。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるタイミング制御手段は、垂直期間を規定するスタート信号および、前記走査信号の1水平オン期間を規定するクロック信号を前記走査信号線駆動手段に出力し、前記電圧発生手段は走査信号ハイ電圧を該走査信号線駆動手段に出力し、前記走査信号線駆動手段は、該スタート信号、該クロック信号、該走査信号ハイ電圧および前記走査信号ロー電圧を用いて該走査信号を生成する。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるタイミング制御手段は、前記切替タイミングを任意の値に設定可能とされている。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるタイミング制御手段は、前記走査信号が供給される走査信号線の入力端近傍位置から遠方位置に前記スイッチ素子が複数接続されており、該走査信号線の入力端近傍位置と遠方位置とで、前記スイッチ素子のオフ時に走査信号電圧の変化量が同じになるように前記切替タイミングが設定されている。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるタイミング制御手段は、前記切替タイミングを、内部または外部に設けられたルックアップテーブルのデータを選択することにより、表示解像度および画面サイズの少なくともいずれかに応じて設定可能とする。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置における電圧発生手段は、前記第1オフ電位を、前記各走査信号線の入力端近傍位置とその遠方位置とで、前記スイッチ素子がオフした時に走査信号電圧の変化量がほぼ同じになるように設定している。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置における電圧発生手段は、前記第1オフ電位を任意の値に設定可能としている。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置における電圧発生手段は、前記第1オフ電位を、表示解像度および画面サイズの少なくともいずれかに応じて設定している。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるスイッチ素子は寄生容量を持っている。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置におけるスイッチ素子は薄膜トランジスタである。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置における本来のオフ電位は、前記スイッチ素子をオフ制御する電圧である。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置における走査信号電圧の変化量は、前記スイッチ素子をオンにする走査信号ハイ電圧と、該スイッチ素子をオフにする走査信号ロー電圧との差に、該スイッチ素子の寄生容量に起因する引き込み電圧ΔVを加えた電圧値に関して、前記走査信号線の入力端近傍位置とその遠方位置とにおいて変化する変化量である。このスイッチ素子の寄生容量について説明する。走査信号線の入力端近傍位置から遠方位置に複数のスイッチ素子が接続されているため、走査信号線の長さが長いほど、走査信号線の抵抗および容量と共に、接続されるスイッチ素子の数も多くなってその容量が大きくなる。
本発明の表示装置の駆動方法は、マトリクス状に複数配列された各画素部毎のスイッチ素子に、該スイッチ素子をオンにする走査信号ハイ電圧が走査信号線を介して供給される該走査信号線の選択期間に、映像信号線から該スイッチ素子を介して該画素部毎の画素電極に映像信号を供給することにより表示画面上に画像表示する表示装置の駆動方法において、該スイッチ素子をオフにする走査信号ロー電圧を該走査信号線に供給する該走査信号線の非選択期間に、まず、本来のオフ電位よりも高い電位に設定された第1オフ電位を供給し、その所定期間経過後に、該本来のオフ電位に設定された第2オフ電位を供給し、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の表示装置の駆動方法において、前記第1オフ電位と前記第2オフ電位との切替タイミングおよび、該第1オフ電位の少なくともいずれかを、前記走査信号線の入力端に近いところと遠いところとで、前記スイッチ素子のオフ時に走査信号電圧の変化量がほぼ同じになるように設定する。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置の駆動方法における本来のオフ電位は、前記スイッチ素子をオフ制御する電圧である。
さらに、好ましくは、本発明の表示装置の駆動方法における走査信号電圧の変化量は、前記スイッチ素子をオンにする走査信号ハイ電圧と、該スイッチ素子をオフにする走査信号ロー電圧との差に、該スイッチ素子の寄生容量に起因する引き込み電圧ΔVを加えた電圧値に関して、前記走査信号線の入力端近傍位置とその遠方位置とにおいて変化する変化量である。
上記構成により、以下に、本発明の作用を説明する。
従来、TFTなどのスイッチ素子を用いた表示装置において、各画素部毎に印加される表示電圧は、走査信号電圧がOFF状態になる際に引き込み電圧ΔV分だけ下方にずれる。また、実際のゲート電圧(走査信号電圧)は、入力端近傍と遠方とで、走査信号線(ゲートバスライン)の抵抗や寄生容量成分によって大きく異なり、それぞれの場所でΔV値が異なるため、表示パネルが大型化すると、画面左右においてフリッカーが顕著に目立つという傾向がある。
本発明においては、非選択期間に、まず、走査信号オフ電圧(ゲートロー電圧VGL)を、本来のオフ電位よりも高めの第1オフ電位に設定し、第1オフ電位が出力される任意の一定期間後に、その電位よりも低い本来のオフ電位である第2オフ電位に切り替える。これによって、走査信号の入力端から近いところと遠いところとで引き込み電圧ΔVの差分をより少なくし、左右面内フリッカーを低減することが可能となる。走査信号線の非選択期間に、走査信号オフ電圧(ゲートロー電圧VGL)を変化させているため、特許文献1のように充電時間が短くなることはない。
これらの第1オフ電位と第2オフ電位との切り替えタイミングは、例えばタイミングコントローラなどのタイミング制御手段からの専用の切り替えタイミング制御信号によって制御することができる。また、このタイミングは、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)内またはASIC外に設けられたEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などのルックアップテーブル(LUT)を参照することによって、任意の値に設定することが可能となる。さらに、第1オフ電位は、例えばDC/DCコンバータなどの電圧供給手段によって任意の値に設定することが可能である。
これらの第1オフ電位と第2オフ電位との切り替えタイミングおよび第1オフ電位の少なくともいずれかは、表示装置の各解像度や表示パネルの画面サイズなどに応じて最適に調整し、走査信号(ゲート信号)の入力端から近いところと遠いところとで、走査信号線の非選択期間(ゲートOFF時)に、走査信号電圧(ゲート電圧)の変化量(ゲートハイ電圧VGH−ゲートロー電圧VGL)がほぼ同じになるように設定することによって、画面左右の面内フリッカーを低減することが可能となる。
以上により、本発明によれば、走査信号線の入力端(ゲート入力端)から近いところと遠いところとで走査信号線の非選択期間(ゲートOFF時)の走査信号電圧(ゲート電圧)の変化量を近似させて、画面左右の面内フリッカーを低減させることができる。特に、大型化・高精細化されたTFT−LCDなどの表示装置において、表示品位を向上させることができる。
以下に、本発明の表示装置の実施形態1,2をアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置(TFT−LCD)に適用した場合について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の要部構成例を示すブロック図である。
図1においては、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置におけるスイッチ素子駆動手段1Aは、走査信号線であるゲートバスライン111に走査信号(ゲート電圧信号)を選択的に供給する走査信号線駆動手段としてのゲートドライバ11と、このゲートドライバ11をタイミング駆動するドライバ駆動回路12が設けられた液晶駆動回路基板とを有しており、ゲートバスライン111の非選択期間(ゲートオフ期間)に、走査信号の本来のオフ電位よりも高い電位に設定された第1オフ電位をゲートバスライン111に選択的に供給し、第1オフ電位が供給される所定期間経過後に、本来のオフ電位に設定された第2オフ電位をゲートドライバ11を介してゲートバスライン111に供給する。
ドライバ駆動回路12は、1画面の垂直期間を規定するゲートスタートパルスおよび、走査信号ハイ電圧期間(1水平期間)を規定するゲートクロックをゲートドライバ11に出力するタイミング制御手段としてのタイミングコントローラ121と、タイミングコントローラ121で用いるタイミングデータが記憶された記憶手段としてのEEPROM122と、ゲートドライバ11にTFTをオン状態にする走査信号ハイ電圧としてのゲートハイ電圧VGHおよび、TFTをオフ状態にする2種類の走査信号ロー電圧としてのゲートロー電圧VGL(第1オフ信号V1と第2オフ信号V2)を出力する電圧発生手段としてのDC/DCコンバータ123と、制御入力端がタイミングコントローラ121に接続され、信号選択用の信号入力端がDC/DCコンバータ123からの二つのVGL電圧出力端(ゲートロー電圧VGL)に接続された信号選択手段としてのセレクタ124とを有している。
タイミングコントローラ121は、第1オフ信号V1と第2オフ信号V2との切り替えタイミングを制御するVGL切り替えタイミング制御信号がセレクタ124の制御端子に出力される。この切り替えタイミング(VGL切り替えタイミング制御信号の出力タイミング)は、タイミングコントローラ121によってEEPROM12内に設定されたルックアップテーブル(LUT)や他の記憶手段(ROM)のデータを製品出荷時に適宜選択し、その選択したデータを参照させることにより、任意に設定可能である。
DC/DCコンバータ123では、ゲートロー電圧VGLとして、本来のオフ電位よりも高い電位に設定された第1オフ信号V1と、第1オフ信号V1よりも低い本来のオフ電位に設定された第2オフ信号V2と、ゲートハイ電圧VGHとが生成されてそれぞれ出力される。第1オフ信号V1および第2オフ信号V2は、DC/DCコンバータ123によって任意の値に設定可能とされている。即ち、DC/DCコンバータ123内に、DC/DCコンバータを二つ設ければ二つの電圧を生成できる。
セレクタ124は、タイミングコントローラ121からのVGL切り替えタイミング制御信号に基づいて、DC/DCコンバータ123からの第1オフ信号V1および第2オフ信号V2のいずれか一方を選択(切り替え制御)してゲートロー電圧VGLとしてゲートドライバ11に出力する。
上記構成により、以下に、本実施形態1の液晶表示装置におけるスイッチ素子駆動手段1Aの駆動方法について説明する。
ゲート電圧信号(走査信号)の走査信号線入力端近傍では、ゲート電圧波形の鈍りがほとんど生じず、上記式(1)に示すゲートOFF時の電圧変化量(VGH−VGL)が多くなるため、図2(a)に示すように、まず、ゲートロー電圧VGLを高めの第1オフ信号V1に設定し、次に、任意の一定時間後に、それよりも低めの本来のオフ電位である第2オフ信号V2に切り替える。この切り替えタイミングは、図2(a)に示すように、タイミングコントローラ121から出力されるVGL切り替えタイミング制御信号の出力タイミングによって制御される。
これにより、図2(b)に示すように、ゲート電圧信号(走査信号)の入力端近傍位置では、ゲートオフ時のゲート信号変化量が”VGH-V1”の値に近似される。
これに対して、図2(c)に示すように、ゲート電圧信号(走査信号)の入力端遠方位置では、ゲート電圧波形は鈍りながらオフ電位(第2オフ信号V2)に近づいていくが、すぐには第1オフ信号V1の電位に到達しない。まだ、第1オフ信号V1の電位に到達していない間にゲートロー電圧VGLがより低い電位(第2オフ信号V2)に切り替わるため、ゲート電圧波形は第2オフ信号V2を到達点としてより急峻にドロップしていくことになる。これにより、第1オフ信号V1の電位でゲートロー電位VGLが一旦固定されていても、ゲート電圧信号の走査信号線入力端遠方では、その影響がほとんど現れないまま、第2オフ信号V2の電位に向かってドロップしていく。
この結果、ゲート電圧信号の走査信号線入力端遠方では、本来であれば図2(c)に示すようにゲート電圧波形が鈍って、ゲート電圧信号の走査信号線入力端近傍に比べてゲート電圧信号の変化量が少なくなる分、ゲートLow電圧VGLを高い電位(第1オフ信号V1)から低い電位(第2オフ信号V2)に途中で切り替えることによって、ゲート電圧信号の走査信号線入力端近傍とほぼ同等に調整することが可能となる。
即ち、下記式(2)のような近似式が成り立つことになる。
ゲートOFF時のゲート電圧信号の変化量ΔVG(入力端近傍)(VGH-V1)
≒ΔVG(入力端遠方)(Vth-V2) ・・・(2)
上記式(2)において、VthはTFTの実際のしきい値電位(Vth値以下でTFTがオフ状態になる)を示し、VGH>Vth、V1>V2に設定されている。
図3は、図7に示したゲートバスラインの等価回路に対してゲート電圧波形をシミュレーションした結果を示す波形図である。図2(a)に示すようなゲート電圧波形をゲートドライバ11から出力させることによって、ゲート入力端近傍位置では図2(b)に示すようなゲート電圧波形がTFTのゲートに供給され、ゲート入力端遠方位置では図2(c)に示すような鈍ったゲート電圧波形がTFTのゲートに供給される。
本実施形態1の液晶表示装置におけるスイッチ素子駆動手段1Aにおいて、第1オフ信号V1の電位値、および第1オフ信号V1から第2オフ信号V2に切り替えるタイミングは、各液晶表示装置の解像度および表示パネルの画面サイズに応じて微調整することにより、更なる左右面内フリッカーの低減を図ることができる。
第1オフ信号V1から第2オフ信号V2への切り替えタイミングは、タイミングコントローラ11に接続されたEEPROM12に予め設定されたLUTを参照することによって自由に可変可能である。
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2に係るアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の要部構成例を示すブロック図である。
図4においては、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置におけるスイッチ素子駆動手段1Bにおいては、液晶駆動回路基板のドライバ駆動回路12B側のEEPROM122は、タイミングコントローラ121Bに内蔵されている。また、第1オフ信号V1と第2オフ信号V2とを選択するセレクタ124は、ゲートドライバ11Bに内蔵されていている。これによって、上記実施形態1の場合の回路構成に比べて回路構成をさらに簡易化して製造コスト削減を図ることができる。
一方、DC/DCコンバータ123は、少なくとも第1オフ信号V1の電位を任意に設定可能とする。これによって、様々なサイズおよび解像度の表示パネルに柔軟に対応することが可能となる。
以上により、本実施形態1,2によれば、ゲートオフ電位VGL(走査信号ロー電圧)を、まず、本来のオフ電位よりも高い第1オフ信号V1の電位に設定し、第1オフ信号V1が供給される任意の一定期間経過後に、それよりも低い本来のオフ電位である第2オフ信号V2の電位に切り替える。これにより、ゲート入力端近傍におけるゲートオフ時のゲート信号変化量が”ΔVGH−V1”となって少なくなり、ゲート入力端遠方におけるゲートオフ時のゲート信号変化量が”ΔVth−V2”となって、両者を近似させることができる。これによって、従来のように充電時間自体を短くすることなく、ゲート電圧の入力端近傍と遠方とで発生していた引き込み電圧ΔVの差分をより少なくし、表示画面の左右面内フリッカーを低減させることができる。
なお、本実施形態1,2では、特許文献2に開示されている従来技術のように、ゲートOFF時の引き込み電圧ΔVをLCD画面全体で低減することが目的ではなく、TFT LCDでは引き込み電圧ΔVが発生するものとして扱って、ゲートバスラインの配線遅延の影響によって画面の左右にて均一化することができないゲート信号の変化量ΔVGを、ゲートオフ電位切り替えによって左右ほぼ均一化して、左右面内フリッカーを低減することを目的としている。したがって、補助容量Ccsの値を増加させる代わりにゲートオフ電位を切り替えることにより画面全体のΔV値自体を低減することが目的である特許文献2の技術と、本発明とは、異なる技術である。
また、特許文献1に開示されている従来技術では、ゲート電圧波形を充電期間中に強制的に鈍らせて徐々にオフさせているため、充電時間が削られてしまうことになる。このため、高精細LCDのように高周波駆動が必要とされる場合には、表示画素を充分に充電させることができず、適用が困難となる場合が多々ある。これに対して、本発明によれば、特許文献1のように充電時間を削ることなく、従来と同様の効果を得ることが可能であり、高精細化にも対応可能である。
さらに、上記実施形態1,2では、第1オフ信号V1の電位と第2オフ信号V2の電位との切替タイミングおよび、第1オフ信号V1の電位を、走査信号線111の入力端に近いところと遠いところとで、スイッチ素子としてのTFTのオフ制御時にゲート信号電圧の変化量がほぼ同じになるように設定したが、これに限らず、第1オフ信号V1の電位と第2オフ信号V2の電位との切替タイミングまたは、第1オフ信号V1の電位を、走査信号線111の入力端に近いところと遠いところとで、スイッチ素子としてのTFTのオフ制御時にゲート信号電圧の変化量がほぼ同じになるように設定するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態1,2では、複数の走査信号線111と複数の映像信号線とが交差し、その交差点近傍の走査信号線111に制御端が接続され、その交差点近傍の映像信号線に一方駆動端が接続されたTFTと、このTFTの他方駆動端であるドレイン端に接続された画素電極とを有する画素部がマトリクス状に複数配列されたアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置に適用した場合について説明したが、これに限らない。
前述したが、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の場合には、複数の映像信号線に映像信号を選択的に供給する映像信号線駆動手段としてのソースドライバが設けられ、複数の走査信号線111に走査信号を選択的に供給する走査信号線駆動手段としてのゲートドライバ11を有し、走査信号線111の非選択期間に、走査信号の本来のオフ電位よりも高い電位に設定された第1オフ電位を走査信号線111に供給し、その所定期間経過後に、本来のオフ電位に設定された第2オフ電位を、ゲートドライバ11を介して走査信号線111に供給するスイッチ素子駆動手段1A,1Bが設けられている。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1,2を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1,2に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1,2の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、例えばテレビジョン装置やグラフィックスディスプレイ装置などに用いられ、2次元状に配置された複数の画素部にそれぞれ表示用のデータ信号を供給して画像表示を行う液晶表示装置などの表示装置およびその駆動方法の分野において、ゲート電圧入力端から近いところと遠いところとでゲートOFF時のゲート電圧の変化量を近似させて、表示画面左右の面内フリッカーを低減させることができる。特に、大型化・高精細化されたアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置(TFT−LCD)などの表示装置において、表示品位を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の要部構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る表示装置の駆動方法について説明するための信号波形図であり、(a)はドライバ出力端のゲート電圧波形図、(b)はゲート入力端近傍のゲート電圧波形図、(c)はゲート入力端遠方のゲート電圧波形図である。 図7に示したゲートバスラインの等価回路に対してゲート電圧波形をシミュレーションした結果を示す信号波形図である。 本発明の実施形態2に係るアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の要部構成例を示すブロック図である。 従来のアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置における1画素部分の要部構成例を示す等価回路図である。 (a)は、図5のTFTのゲートに供給されるゲートドライバ出力電圧信号(走査信号)を示す信号波形図、(b)は、図5の画素電極に供給される液晶印加電圧(データ信号)を示す信号波形図である。 従来のTFT−LCDにおけるゲートバスラインの等価回路図である。 図7のゲートバスラインにおけるゲート電圧信号の入力端近傍と遠方とのゲート電圧波形を比較して示す信号波形図である。 特許文献1に開示されている従来の面内フリッカー低減手法を説明するための信号波形図である。
符号の説明
1A,1B スイッチ素子駆動手段
12,12B ドライバ駆動回路
121,121B タイミングコントローラ
122 EEPROM
123,123B DC/DCコンバータ
124 セレクタ
11,11B ゲートドライバ

Claims (21)

  1. 表示画面上に2次元状に複数配列された各画素部毎に、走査信号に基づいてオンまたはオフ制御されるスイッチ素子を介して表示信号を供給することにより画面表示を行う表示装置において、
    該走査信号として、該スイッチ素子のオフ制御時に、第1オフ電位とこれに続きかつこれよりも低い本来のオフ電位である第2オフ電位とを各スイッチ素子に出力するスイッチ素子駆動手段を有する表示装置。
  2. 前記スイッチ素子駆動手段は、
    前記第1オフ電位および前記第2オフ電位を発生する電圧発生手段と、
    該第1オフ電位と該第2オフ電位の切替タイミングを制御するタイミング制御手段とを有し、
    該第1オフ電位を所定期間だけ前記スイッチ素子に供給する請求項1に記載の表示装置。
  3. 複数の走査信号線と複数の映像信号線とが交差し、交差点近傍の該走査信号線に制御端が接続され、該交差点近傍の該映像信号線に一方駆動端が接続されたスイッチ素子と、該スイッチ素子の他方駆動端に接続された画素電極とを有する画素部がマトリクス状に複数配列され、
    該複数の映像信号線に映像信号を選択的に供給する映像信号線駆動手段が設けられ、
    該複数の走査信号線に走査信号を選択的に供給する走査信号線駆動手段を有し、該走査信号線の非選択期間に、該走査信号の本来のオフ電位よりも高い電位に設定された第1オフ電位を該走査信号線に供給し、所定期間経過後に、該本来のオフ電位に設定された第2オフ電位を、該走査信号線駆動手段を介して該走査信号線に供給するスイッチ素子駆動手段が設けられた表示装置。
  4. 前記スイッチ素子駆動手段は、
    前記第1オフ電位および前記第2オフ電位を発生する電圧発生手段と、
    該第1オフ電位と該第2オフ電位の切替タイミングを制御するタイミング制御手段とを有し、
    該第1オフ電位を所定期間だけ前記走査信号線駆動手段を介して前記走査信号線に供給する請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記スイッチ素子駆動手段は、前記タイミング制御手段からの切替タイミング制御信号に基づいて、前記第1オフ電位および前記第2オフ電位のいずれかに切り替える信号選択手段を更に有する請求項2または4に記載の表示装置。
  6. 前記スイッチ素子駆動手段は、前記タイミング制御手段からの切替タイミング制御信号に基づいて、前記第1オフ電位および前記第2オフ電位のいずれかに切り替える信号選択手段が前記走査信号線駆動手段の内部または外部に設けられており、該信号選択手段からの選択出力を走査信号ロー電圧とする請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記タイミング制御手段は、1垂直期間を規定するスタート信号および、前記走査信号の1水平オン期間を規定するクロック信号を前記走査信号線駆動手段に出力し、
    前記電圧発生手段は走査信号ハイ電圧を該走査信号線駆動手段に出力し、
    前記走査信号線駆動手段は、該スタート信号、該クロック信号、該走査信号ハイ電圧および前記走査信号ロー電圧を用いて該走査信号を生成する請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記タイミング制御手段は、前記切替タイミングを任意の値に設定可能とされている請求項2または4に記載の表示装置。
  9. 前記タイミング制御手段は、前記走査信号が供給される走査信号線の入力端近傍位置から遠方位置に前記スイッチ素子が複数接続されており、該走査信号線の入力端近傍位置と遠方位置とで、前記スイッチ素子のオフ時に走査信号電圧の変化量が同じになるように前記切替タイミングが設定されている請求項2、4および8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 前記タイミング制御手段は、前記切替タイミングを、内部または外部に設けられたルックアップテーブルのデータを選択することにより、表示解像度および画面サイズの少なくともいずれかに応じて設定可能とする請求項2または4に記載の表示装置。
  11. 前記電圧発生手段は、前記第1オフ電位を任意の値に設定可能としている請求項2または4に記載の表示装置。
  12. 前記電圧発生手段は、前記第1オフ電位を、前記各走査信号線の入力端近傍位置とその遠方位置とで、前記スイッチ素子がオフした時に走査信号電圧の変化量がほぼ同じになるように設定している請求項2、4および11のいずれかに記載の表示装置。
  13. 前記電圧発生手段は、前記第1オフ電位を、表示解像度および画面サイズの少なくともいずれかに応じて設定している請求項2、4、11および12のいずれかに記載の表示装置。
  14. 前記スイッチ素子は寄生容量を持っている請求項1または3に記載の表示装置。
  15. 前記スイッチ素子は薄膜トランジスタである請求項1、3および14のいずれかに記載の表示装置。
  16. 前記本来のオフ電位は、前記スイッチ素子をオフ制御する電圧である請求項1または3に記載の表示装置。
  17. 前記走査信号電圧の変化量は、前記スイッチ素子をオンにする走査信号ハイ電圧と、該スイッチ素子をオフにする走査信号ロー電圧との差に、該スイッチ素子の寄生容量に起因する引き込み電圧ΔVを加えた電圧値に関して、前記走査信号線の入力端近傍位置とその遠方位置とにおいて変化する変化量である請求項9または12に記載の表示装置。
  18. マトリクス状に複数配列された各画素部毎のスイッチ素子に、該スイッチ素子をオンにする走査信号ハイ電圧が走査信号線を介して供給される該走査信号線の選択期間に、映像信号線から該スイッチ素子を介して該画素部毎の画素電極に映像信号を供給することにより表示画面上に画像表示する表示装置の駆動方法において、
    該スイッチ素子をオフにする走査信号ロー電圧を該走査信号線に供給する該走査信号線の非選択期間に、まず、本来のオフ電位よりも高い電位に設定された第1オフ電位を供給し、その所定期間経過後に、該本来のオフ電位に設定された第2オフ電位を供給する表示装置の駆動方法。
  19. 前記第1オフ電位と前記第2オフ電位との切替タイミングおよび、該第1オフ電位の少なくともいずれかを、前記走査信号線の入力端に近いところと遠いところとで、前記スイッチ素子のオフ時に走査信号電圧の変化量がほぼ同じになるように設定する請求項15に記載の表示装置の駆動方法。
  20. 前記本来のオフ電位は、前記スイッチ素子をオフ制御する電圧である請求項18に記載の表示装置の駆動方法。
  21. 前記走査信号電圧の変化量は、前記スイッチ素子をオンにする走査信号ハイ電圧と、該スイッチ素子をオフにする走査信号ロー電圧との差に、該スイッチ素子の寄生容量に起因する引き込み電圧ΔVを加えた電圧値に関して、前記走査信号線の入力端近傍位置とその遠方位置とにおいて変化する変化量である請求項19に記載の表示装置の駆動方法。
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