JP2006163860A - プリンティングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】グループプリンタドライバを使った印刷ジョブ制御システムにおいて、コンフリクト処理を限定する/行わないようにするオプションを設ける事で、使用目的によるUI表示の高速化を可能とした印刷手段の提供を目的とする。
【解決手段】ネットワークに接続される複数のメンバプリンタを仮想的に1つのプリンタとして扱いグループプリンタへの印刷ジョブ処理指定を可能とする手段と、グループプリンタドライバUI表示項目を制御する表示項目制御指示手段と、前記表示項目制御指示手段で指示したモードによってメンバプリンタの機能のコンフリクトを行うアイテムを限定する手段と、前記コンフリクト処理の結果に基づきグループプリンタドライバUI表示する手段とグループプリンタドライバUI上に設定項目がない項目はメンバプリンタをUIを開き詳細設定する手段などの印刷手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アプリケーションからの描画コマンドに対応して印刷処理を行う印刷データ処理装置および印刷データ処理方法、コンピュータが実行可能な印刷データ処理を行うプログラム、およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に係るプリンティングシステムに関するものである。
近年、ネットワーク機器が一般に利用され、ネットワーク上に多数のパソコン(以下、PC)やプリンタが接続されるようになった。このようなネットワーク環境において、印刷を行う際、ページ数の多いドキュメントあるいは部数の多いドキュメントについては、印刷時間の短縮を図るために、いったん印刷ジョブをスプールし、複数のプリンタに頁ごとあるいは部数ごとに分散して出力するシステム(分散印刷システム)が知られている。
また、分散印刷する際に、ユーザがプリンタドライバのUI上で印刷機能を設定すると、それに対応可能なプリンタを分散先プリンタとして絞り込む(たとえば両面印刷を指定すると分散先プリンタを両面印刷可能なプリンタに絞り込む)といった分散印刷システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、このようなネットワーク環境において、カラー頁、モノクロ頁が混在する一つのドキュメントに対して、印刷時のコストおよび印刷時間の短縮を図るために、カラー頁はカラープリンタへ、モノクロ頁はモノクロプリンタへ分散して出力するシステム(カラーモノクロ分散印刷システム)が知られている。
さらに、このようなネットワーク環境において、一つのドキュメントを一度の印刷指示で、複数のプリンタに同時に送信し印刷するシステム(同報印刷システム)が知られている。
さらに、このようなネットワーク環境において、一つのプリンタに送信したドキュメントに対し、そのプリンタでエラーが発生した場合は、自動的に他のプリンタに切り替えて印刷するシステム(エラー代行印刷システム)が知られている。
また、一般のプリンタドライバは、通常の印刷処理に必要な基本的な設定情報(たとえば、印刷の部数、両面印刷の可否情報)をドライバ設定情報の共通領域(Public DEVMODE)と呼ばれる領域に記憶している。この領域に設定されている情報は異なるプリンタベンダにおいても、設定項目の読み書きが可能であることが知られている。
一方、プリンタ固有の機能として、たとえば、ステイプル機能、パンチ機能、製本印刷機能といったものは、ドライバ設定情報の拡張領域(拡張 DEVMODE)に記憶しており、この領域の設定情報はプリンタベンダによってフォーマットが異なることも知られている。
特開2001−290630号公報
しかしながら、前記プリンタの印刷設定によって印刷対象プリンタを絞り込んでいく方法は、あらかじめ設定可能な印刷設定がユーザにわかりずらく、設定によっては印刷先プリンタが見つからないケースもあり、非常に使いずらいものであった。
また、システムにおいても、スプールされるジョブが出力プリンタに依存したPDLジョブであるため、接続可能な複数のプリンタは同一のPDLジョブをハンドリングできる、同じ機能を持った機種に限定されているためカラーモノクロ分散印刷を行うには、モノクロ原稿の印刷にもカラープリンタを用いる場合があった。また、各接続された複数のプリンタへの印刷指示は、それぞれのプリンタをまとめた一つの仮想的なプリンタドライバに対して行う方法もあるが、それぞれのプリンタドライバのベンダが異なる場合、拡張領域(拡張 DEVMODE)の領域への設定情報の読み書きは不可能であるため、その仮想的なプリンタでの詳細な設定はできなかった。
さらに、各接続された複数のプリンタへの印刷指示を仮想的なプリンタドライバに対して行う場合、それぞれに対応するプリンタドライバの設定と同期が取れておらず、仮想的なプリンタの設定と各プリンタドライバの設定で矛盾が生じるケースがあった。
また、以上の件を解決するために複数のプリンタから基本領域には、OSの機能を用いて機能の吸い上げを行い、拡張領域(拡張 DEVMODE)に関してはプリンタドライバ開発ベンダの提供しているAPIを利用して機能を吸い上げを行いUI表示させる方法もあるが、機能の吸い上げに時間を要するため、常に全ての機能を吸い上げるような処理とした場合にはUI表示のパフォーマンス低下を招いていた。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、グループプリンタドライバを使った印刷ジョブ制御システムにおいて、コンフリクト処理を限定する/行わないようにするオプションを設ける事で、使用目的によるUI表示の高速化を可能としたプリンティングシステムを提供することを目的とする。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)ネットワークに接続される複数のメンバプリンタを仮想的に1つのプリンタとして扱う事が可能なグループプリンタへの印刷ジョブ処理指定を、グループプリンタドライバを使って行う印刷ジョブ制御システムにおいて、グループプリンタドライバUI表示項目を制御する表示項目制御指示手段と、前記表示項目制御指示手段で指示したモードによってメンバプリンタの機能のコンフリクトを行うアイテムを限定する手段と、印刷ジョブ制御システムAPIを使ってメンバプリンタドライバの識別IDを獲得する手段と、前記識別IDを使い全てのメンバプリンタドライバの能力を獲得する手段と、前記コンフリクトを行うアイテムを限定する手段により、コンフリクトを取る項目を限定しない場合には、グループプリンタUIの全ての項目を設定可能項目として表示する手段と、前記コンフリクトを行うアイテムを限定する手段によりコンフリクトをとる項目が限定された場合、前記プリンタドライバより読み込んだ能力からメンバプリンタドライバの能力を判定する手段と、前記コンフリクトを行うアイテムを限定する手段によりグループプリンタドライバに表示する設定項目を切り替える手段と、前記コンフリクト処理の結果に基づきグループプリンタドライバUI表示する手段と、設定項目に対して機能上ありえない組み合わせが設定できないようUI制御する手段と、グループプリンタドライバUI上に設定項目がない項目はメンバプリンタをUIを開き詳細設定する手段と、全ての設定を終了した後、グループプリンタUIで設定した項目に矛盾がないか判定する手段と、設定項目に問題があればメッセージを表示し、設定項目の再設定または、強行印刷するかをユーザに選択させる手段と、印刷指示がされた場合にはグループプリンタドライバUI上の設定項目及びアプリケーションより送られてきた描画情報により得られた結果を印刷制御システム側に送信する手段と、送信された情報から印刷制御システム側で汎用印刷ファイルを生成する手段と、汎用印刷ファイルよりページ分散印刷などの印刷手段を備えることを特徴とするプリンティングシステム。
本発明によれば、グループプリンタドライバを使った印刷ジョブ制御システムにおいてメンバプリンタとして接続可能なプリンタはPDLを限定せず選択可能であり、グループプリンタドライバUI上での設定可能項目をユーザの指定したモードによって切り替える事が可能となる事からUI表示する際に行うコンフリクト処理の適用を大幅に減らす事が可能となりUI表示のパフォーマンスUPが可能となり、またグループプリンタドライバUI上の項目が各メンバプリンタドライバの設定項目として反映されることからメンバプリンタドライバUIを開いての設定の機会を大幅に減らし、さらに、UI表示のモードの設定によってはメンバプリンタの構成によっては、拡張設定項目をグループプリンタドライバUI上で設定可能とし、またメンバプリンタドライバUIを開いての詳細設定を行う際には、そのUI制御が可能なドライバに対しては、UI制御を行い、UI制御が不可能なドライバに対しては、メンバプリンタドライバUIでの設定完了時にグループプリンタドライバでの設定と同期を取ることにより設定項目の矛盾を防ぐ事であり、印刷設定操作の操作性の大幅な向上が実現可能となる。
以下、本発明を適用するのに好適である実施形態について説明を行う。
図1は、本発明を適用可能な情報処理システムの構成を説明するブロック図である。なお、本システムにおけるクライアントコンピュータは、1台、または複数台接続されていることを仮定している。
図において、102、103、104はクライアントコンピュータ(クライアント)としての情報処理装置であり、イーサネット(登録商標)などのネットワークケーブルによって、ネットワーク106に接続され、アプリケーションプログラム等の各種のプログラムを実行可能であり、印刷データをプリンタに対応するプリンタ言語に変換する機能を有するプリンタドライバを搭載している。なお、プリンタドライバは複数のプリンタドライバをサポートするものとする。
101は本実施形態のサーバ(以下、プリントサーバと呼ぶ)としての情報処理装置であり、ネットワークケーブルによって、ネットワーク106に接続され、ネットワークで使用されるファイルを蓄積したり、ネットワーク106の使用状態を監視したりする。プリントサーバ101は、ネットワーク106に接続されている複数のプリンタを管理している。
構成としては、クライアント102〜104とプリントサーバ101は、一般的な情報処理装置であり、クライアントとプリントサーバには、それぞれ異なる制御を行う印刷制御プログラムが実行可能に格納されている。
また、プリントサーバ101は、一般的な情報処理装置であり、クライアント102〜104の機能を同時に持つこともできる。
本実施形態におけるプリントサーバ101は、さらにクライアントコンピュータ102、103、104から印刷要求が出された印字データを含む印刷ジョブを格納して印刷したり、または、クライアントコンピュータ102、103、104から印字データを含まないジョブ情報のみ受け取り、クライアントコンピュータ102、103、104の印刷順序を管理し、印刷順序になったクライアントに対して印字データを含む印刷ジョブの送信許可を通知したり、ネットワークプリンタ105のステータスや印刷ジョブの各種情報を取得し、クライアントコンピュータ102、103、104に通知したりする機能を揃えている。
105は印刷制御装置であるネットワークプリンタであり、図示省略したネットワークインタフェースを介してネットワーク106と接続されており、クライアントコンピュータから送信される印字データを含む印刷ジョブを解析して1ページずつドットイメージに変換して、1ページ毎に印刷する。106はネットワークであり、クライントコンピュータ102、103、104、サーバ101、ネットワークプリンタ105等と接続している。
図2は、本発明の情報処理装置の構成を説明するブロック図であり、情報処理装置であるクライントコンピュータ102、103、104も同じ構成であり、さらにサーバ101も同様あるいは同等のハードウェア構成とする。よって、クライアントとサーバの構成を説明するブロック図として説明する。
図2において、200は情報処理装置の制御手段であるCPUであり、ハードディスク(HD)205に格納されているアプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OSや本発明のネットワークプリンタ制御プログラム等を実行し、RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
201は記憶手段であるROMであり、内部には、基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。202は一時記憶手段であるRAMであり、CPU200の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
203は記憶媒体読み込み手段としてのフロッピー(登録商標)ディスク(FD)ドライブであり、後述する図5に示すようにFDドライブ203を通じて記憶媒体としてのFD204に記憶されたプログラム等を本コンピュータシステムにロードすることができる。なお、記憶媒体は、FDに限らず、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等、任意である。
204は記憶媒体であるフロッピー(登録商標)ディスク(FD)であり、コンピュータが読み取り可能なプログラムが格納された記憶媒体である。
205は外部記憶手段の一つであり、大容量メモリとして機能するハードディスク(HD)であり、アプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OS、ネットワークプリンタ制御プログラム、関連プログラム等を格納している。さらにスプール手段であるスプーラはここに確保される。スプール手段は、クライアントではクライアントスプーラのことであり、プリントサーバではサーバスプーラのことである。また、プリントサーバでは、クライアントから受けたジョブ情報を格納し、順序制御を行うためのテーブルもこの外部記憶手段に生成されて格納される。
206は指示入力手段であるキーボードであり、ユーザがクライアントコンピュータに対して、また、オペレータや管理者がプリントサーバに対して、デバイスの制御コマンドの命令等を入力指示するものである。
207は表示手段であるディスプレイであり、キーボード206から入力したコマンドや、プリンタの状態等を表示したりするものである。
208はシステムバスであり、クライアントやプリントサーバであるコンピュータ内のデータの流れを司るものである。
209は入出力手段であるインタフェースであり、該インタフェース209を介して情報処理装置は外部装置とのデータのやり取りを行う。
図3は、図2に示したRAM202のメモリマップの一例を示す図であり、FD204からロードされる上記ネットワークプリンタ制御プログラムが、RAM202にロードされ実行可能となった状態のメモリマップである。
本実施形態では、FD204からネットワークプリンタ制御プログラムおよび関連データを直接RAM202にロードして実行させる例を示すが、これ以外にも、FD204からネットワークプリンタ制御プログラムを動作させる度に、既にネットワークプリンタ制御プログラムがインストールされているHD205からRAM202にロードするようにしてもよい。
また、本ネットワークプリンタ制御プログラムを記憶する媒体は、FD以外にCD−ROM、CD−R、PCカード、DVD、ICメモリカードであってもよい。さらに、本ネットワークプリンタ制御プログラムをROM201に記憶しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接CPU200で実行することも可能である。
また、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアをもって、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
また、本ネットワークプリンタ制御プログラムのことを、簡単に印刷制御プログラムと呼ぶこともある。印刷制御プログラムは、クライアントにおいて印刷ジョブの印刷先の変更を指示したり、印刷順序を変更する指示をするための制御を行うプログラムを含み、また、プリントサーバにおいて、印刷ジョブの順序制御を行ったり、印刷ジョブの印刷終了や印刷先変更要求などを通知するためのプログラムを含んでいる。また、このような制御を行う本発明の印刷制御プログラムは、クライアントにインストールされるモジュールと、プリントサーバにインストールされるモジュールを別々に分けてもよいし、ひとつの印刷制御プログラムが、実行される環境によりクライアント用として機能したり、またはプリントサーバ用として機能するようにしてもよい。あるいは一台のコンピュータに、クライアント用の機能を持つモジュールと、プリントサーバ用として機能するモジュールをともにインストールし、同時に、あるいは時分割で擬似的に平行動作させる構成も可能である。
301は基本I/Oプログラムであり、本制御装置の電源がONされたときに、HD205からOSがRAM202に読み込まれ、OSの動作を開始させるIPL(イニシャルプログラムローデイング)機能などを有しているプログラムが入っている領域である。
302はオペレーティングシステム(OS)であり、303はネットワークプリンタ制御プログラムで、RAM202上に確保される領域に記憶される。304は関連データで、RAM202上に確保される領域に記憶される。305はワークエリアで、CPU200が本プリンタ制御プログラムを実行する領域が確保されている。
図4は、図2に示したFD204のメモリマップの一例を示す図である。
図4において、400は前記FD204のデータ内容であり、401はデータの情報を示すボリューム情報であり、402はディレクトリ情報、403は本実施形態で説明する印刷制御プログラムであるネットワークプリンタ制御プログラム、404はその関連データである。403のネットワークプリンタ制御プログラムは、実施形態で説明するフローチャートに基づいてプログラム化したものであり、本実施例では、クライアント、サーバ共、同様の構成をとっている。
図5は、図2に示したFDドライブ203に対して挿入されるFD204との関係を示す図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
図5において、FD204には、本実施形態で説明するネットワークプリンタ制御プログラムおよび関連データを格納している。
次に本実施の形態における、プリンタを複数台使用して、前述の分散、同報、代行といった印刷処理を行う、印刷ジョブ制御システムについて説明する。
なお、本実施の形態では、複数のプリンタを1台のプリンタとして仮想的に束ねるプリンタをグループプリンタ、束ねられるプリンタをメンバプリンタと呼ぶ。また、それに対応するプリンタドライバをそれぞれグループプリンタドライバ、メンバプリンタドライバと呼ぶ。
図6は本システムのクライアントサーバモデルにおいてMicrosoft Wordなどの一般的なアプリケーションから発行された印刷ジョブが、印刷ジョブ制御システムにおいてどのように処理されるかを示した図である。図6において、600はクライアントマシンで、印刷ジョブ制御システムのクライアントモジュールが動作するマシンを指す。
通常、印刷の指示がされるとアプリケーションプログラムは一連の描画命令を生成し、プリンタドライバを経てWindows(登録商標) Spoolerに渡される。Windows(登録商標) Spoolerは、ユーザが選択したポートモニタにプリントジョブデータを渡してプリンタデバイスに送信させる手順をとる。
本実施の形態では、ユーザはあらかじめ印刷ジョブ制御システム用のポートモニタ621(以降、本実施例ではジョブ制御ポートモニタと略記)を指定して印刷を指示する。アプリケーションプログラム601は一連の描画命令を生成する。
本実施の形態では、ユーザはあらかじめ印刷ジョブ制御システム用のポートモニタ621(以降、本実施例ではジョブ制御ポートモニタと略記)を指定して印刷を指示する。アプリケーションプログラム601は一連の描画命令を生成する。描画命令を受け取ったグループプリンタドライバ603では、汎用印刷ファイルを生成し、プリンタデバイスへプリントジョブデータを送信するポートモニタではなく、ジョブ制御ポートモニタ621にプリントジョブデータとして送信する。ジョブ制御ポートモニタ621はプリントジョブデータをプリンタデバイス650に送信するのではなく、印刷ジョブ制御システム用プリントサービス622(以降、本実施例ではジョブ制御プリントサービスと略記)に送信する。ジョブ制御プリントサービス622は、プリントジョブデータに対して、後述するような印刷ジョブ制御処理を行う。
印刷ジョブ制御システム用プリントマネージャ623(以降、本実施例ではジョブ制御プリントマネージャと略記)は、ユーザがジョブ制御プリントサービス622内部でプリントジョブがどのような状態にあるかを調べたり、プリントジョブを操作したりするためのユーザインタフェース(UI)を提供するプログラムである。
ジョブ制御プリントマネージャ623はジョブ制御プリントサービス622のソフトウェアのインタフェース(API)を介して、ジョブ制御プリントサービス622と情報・指示をやり取りしている。
印刷ジョブ制御システム用サーバ630(以降、本実施例ではジョブ制御サーバと略記)は、個々のクライアント600上のジョブ制御プリントサービス622がプリンタデバイス650にプリントジョブデータを送信するタイミングを集中制御(スケジューリング)している。
印刷ジョブ制御システム用マネージメントコンソール633(以降、本実施例ではジョブ制御マネージメントコンソールと略記)は、ジョブ制御サーバ630が持つソフトウェアがアクセスするためのAPIを介してジョブ制御サーバ630と情報・指示をやり取りすることで、印刷ジョブ制御システム全体を監視することができる。
また、ジョブ制御サーバ630はデバイス情報コントロールモジュール631を用いて各プリンタデバイス650と通信を行い、各プリンタ内の印刷ジョブや動作状態に関する情報を入手したり、操作を行ったりする。入手した情報はクライアント600側のジョブ制御プリントサービス622に渡すことができる。
次に本実施の形態におけるグループプリンタドライバ603からの印刷について説明する。
グループプリンタドライバ603はアプリケーションプログラムが生成した一連の描画コマンドを、プリンタデバイスの種類に依存しない汎用中間フォーマットデータに変換する。この汎用中間フォーマットデータはWindows(登録商標) スプーラ604からジョブ制御ポートモニタ621を経て(a)、ジョブ制御プリントサービス622に導かれる(b)。ここで、汎用中間フォーマットデータは、汎用印刷ファイルに変換する。この汎用印刷ファイルの構成については後述する。ジョブ制御プリントサービス622はこのプリントジョブに対して行うジョブ制御の種類に応じて、汎用印刷ファイルをもとに描画コマンドを生成し(c)、続いてPDLドライバ602がその描画コマンドをプリンタデバイス650が解釈可能なPDLファイルにする。図6では、ジョブ制御プリントサービス622で、このプリントジョブに対してプリントジョブをふたつに分けるジョブ制御が行われる例で、2つのメンバジョブが生成された例を2つの矢印(c)で示している。PDLドライバ602で生成されたPDLファイルはWindows(登録商標) スプーラ604、ジョブ制御ポートモニタ621を経て(d)、再びジョブ制御プリントサービス622に渡される(e)。ジョブ制御プリントサービス622は、ジョブ制御サーバ630の指示に従ってPDLのプリントジョブデータをプリンタデバイス650に送信する(f)。
ジョブ制御プリントサービス622は、汎用印刷ファイル中の印刷指示書の指示にしたがって、一つの汎用印刷ファイルを複数のプリントジョブに論理的に分割してそれぞれ別のプリンタデバイスに送信したり、一度送信したプリントジョブデータを別のプリンタデバイスに送信し直したりする。図6中の(c)(d)(e)(f)はそのような場合のプリントジョブデータの経路を示している。
一方、汎用印刷ファイルをアプリケーションソフトウェアが作成し、そのアプリケーションソフトウェアが直接汎用印刷ファイルを印刷ジョブとして投入する場合、一般のアプリケーションとはグループプリンタドライバ603への情報の渡し方や、グループプリンタドライバ603での処理内容が異なる。前述のように、一般のアプリケーションの場合、アプリケーションはグループプリンタドライバ603に描画情報を渡す際、通常のプリンタドライバと同じようにWindows(登録商標)のGDI関数を呼び出し、グループプリンタドライバ603がそれに応じて汎用印刷ファイルを生成する。これに対して汎用印刷ファイルを直接作成するアプリケーションの場合は、アプリケーションが汎用印刷ファイルをすでに持ち、それをグループプリンタドライバ603に供給する。グループプリンタドライバ603は必要に応じてあらかじめ設定された印刷方法にもとづいて汎用印刷ファイル内部の印刷指示書を書き換えてWindows(登録商標) Spooler604に送る。
図8は、汎用印刷ファイルの構成の一例を示した図である。
本実施の形態で使用される汎用印刷ファイルは、印刷指示部8−aと、ドキュメントデータ部8−bからなる。印刷指示部は、ドキュメントの情報と印刷指示を記述した部分である。また、ドキュメントデータは、アプリケーションのドキュメントのデータを汎用的な形式のデータに変換したものであり、プリンタ言語に依存しないデータフォーマットとなっている。
印刷指示部はヘッダ部、ページ情報部、印刷体裁指示部、出力方法指定部、グループプリンタドライバ設定情報部、メンバプリンタ数、メンバプリンタドライバ名、メンバプリンタドライバ設定情報部などから構成されている。
ヘッダ部は本ファイルのバージョン識別やファイル情報などの情報を格納する部分である。
ページ情報部は、ドキュメントデータ部8−bのドキュメントデータのページ数、各ページのサイズなどの情報を格納する部分である。
印刷体裁指示部は、印刷ページ範囲、印刷部数、ドキュメントデータの面付け情報(N−UPや製本印刷など)、ステイプル指示やパンチ指示など、出力体裁に関する情報を格納する部分である。
出力方法指定部は、出力方法として、分散印刷、カラーモノクロ分散印刷、などの情報を格納する部分である。グループプリンタドライバ設定情報部は、後述するグループプリンタドライバのUIの設定情報を格納する部分である。
メンバプリンタ数はグループプリンタドライバが関連付けているメンバプリンタの数を格納する部分である。
メンバプリンタドライバ名は、メンバプリンタのプリンタドライバ名を格納する部分である。
メンバプリンタドライバ設定情報部はメンバプリンタのドライバUIの設定情報として例えばDEVMODE情報を格納する部分である。
このメンバプリンタドライバ名とメンバプリンタドライバ設定情報部は、前述のメンバプリンタ数に格納された数だけの格納エリアを持っている。
前述の図6で説明したジョブ制御プリントサービス622では、汎用印刷中間フォーマットデータより汎用印刷ファイルを生成する際、グループプリンタドライバGUI上の設定を印刷指示部8−aへ記録する。さらに、グループプリンタドライバ603はGDIで受け取ったデータを汎用印刷中間フォーマットデータに変換しドキュメントデータとして、汎用印刷ファイルのドキュメントデータ部に記録することとなる。
次に図7でWindows(登録商標)が提供するPrint Systemと印刷ジョブ制御システムにおける印刷ジョブの関係と処理概要をさらに詳しく述べる。
図7中で印刷ジョブ制御システム700は、サーバとクライアントの制御プログラムが動作する物理的なマシンをまたいだ、印刷ジョブ制御システムの範囲を示している。また、サーバが管理している出力ポート(Output Port)711は、クライアントのジョブ制御プリントサービス622のプロキシ出力ポート(Proxy Output Port)712と関連付けられ、ひとつのポートに関連づけられた各クライアント上のプロキシ出力ポート全てを統一的に管理している。本実施例では、実際のプリントジョブデータはおのおののクライアントのプロキシ出力ポート712に保持される。ジョブ制御サーバ630は、プリントジョブデータ自体の送信処理は行わず、ジョブ制御プリントサービス622に対して印刷ジョブの送信指示のみを行う。その指示に応じてクライアントのジョブ制御プリントサービス622はプリントジョブデータをデバイス650に送信する。
次に、印刷ジョブ制御システム700が、分散印刷といった付加価値印刷を行う場合の処理を説明する。
印刷ジョブ制御システム700が、分散印刷といった付加価値的な印刷を行う場合には、前述のようにユーザまたはアプリケーション601はグループプリンタドライバ603が割り当てられたプリンタに印刷ジョブを発行しなければならない。ジョブ制御プリントサービス622は、グループプリンタドライバ603によって処理された汎用印刷中間フォーマットデータをジョブ制御ポートモニタ621を介して受け取る。ジョブ制御プリントサービス622はこの汎用印刷中間フォーマットデータより汎用印刷ファイルを生成し、Despooler701を介してPDLドライバが割り当てられた別のプリンタにジョブ(メンバジョブ)を発行して印刷を行わせる。この時、Despooler701は前述の図8で説明した汎用印刷ファイルの印刷指示部8−aを解釈し、ドキュメントデータ部8−bのドキュメントデータを加工して、Windows(登録商標)のGDIに変換し、各プリンタドライバに対して印刷指示を行い印刷ジョブを発行する。例えば印刷体裁指定部に、2−UPの指示が記録されていた場合、用紙1枚に2ページ分のドキュメントデータを縮小レイアウトする。また分散印刷では、それらの設定に応じて印刷指示部8−aに記述されている複数のメンバプリンタにジョブを発行する。
また、Despooler701は各メンバプリンタにジョブを発行する際、メンバプリンタドライバに対応する印刷指示として、各メンバプリンタのDEVMODEを作成する必要があるが、このDEVMODEは印刷指示部8−aに記載された内容を適宜各メンバプリンタのDEVMODEに反映させて生成する。
クライアント側のジョブ制御プリントサービス622は、PDLドライバ602によってレンダリングされた、それぞれのメンバジョブのPDLデータをジョブ制御ポートモニタ621を介して受け取り、受け取ったジョブに関する情報をサーバ側に知らせ、ジョブデータは自身のプロキシ出力キュー(Proxy Output Port)712で一時保持する。その後、ジョブ制御サーバ630からの送信指示を受けた後にプリントデバイス650に送信する。
次に本実施の形態における、共通設定領域と、拡張設定領域といった記憶領域をもつプリンタドライバを持つプリンタを複数台使用して、分散といった印刷処理を行う、印刷ジョブ制御システムのためのプリンタドライバのUI制御について説明する。
図9は、本発明のグループプリンタドライバのUI制御フローを示すフローチャートである。
アプリケーションからグループプリンタドライバへのUI表示要求が来ると、処理はステップ9−1へ進む。
ステップ9−2は、グループプリンタドライバを構成するメンバプリンタドライバの識別ID問い合わせるか判定するステップであり、UI表示切替フラグの設定により、ステップ9−3もしくは9−4に分岐する。
なお、UI表示切替フラグとしては、インストール直後は、デフォルトの設定では“問い合わせを全項目に対して行う(例えば共通設定項目と拡張設定項目との両方)”となっており、UI表示切替フラグのモードとしては、さらに、“問い合わせを項目を限定して行う(例えば共通設定項目のみ)”、“問い合わせを行わない”の2つのモードを加えた3つのモードがあり、モードの設定は、グループプリンタドライバUIに切替用のUIを設け、その設定の切り替えによりUI表示切替フラグが切り替わる事で対応している。さらに具体的には、グループプリンタUIで切り替え可能となっており、その設定の反映は、グループプリンタドライバUIの表示を一旦終了させる必要がある。
また、UI切り替えフラグの切り替えはグループプリンタドライバUIに切替用のUIを設け、その設定の切り替えによりUI表示切替フラグが切り替わる事で対応している。ここで、UI表示切替フラグが“問い合わせない“となっている場合、ステップ9−3に進み、メンバプリンタの能力の問い合わせを行わないで、グループプリンタドライバの全てのUI設定を設定可能とした状態でUIを開く。この場合、メンバプリンタへの問い合わせ作業が発生しないため高速にUI表示が可能であり、また、メンバプリンタUIを開いた場合にはUI制御可能プリンタではグループプリンタUIで設定可能な項目はグレーアウト制御された状態で表示される。
また、UI制御不可なプリンタであった場合には、基本設定項目についてはメンバプリンタUIをCLOSE後にグループプリンタドライバの設定でDEVMODEの上書きが行われる。グループプリンタに“問い合わせない“モードは、分散印刷対象デバイスの機能を把握したユーザにとっては、UI表示にかかるパフォーマンスを大幅に向上させる事が可能である事からシームレスな作業が可能である。
また、グループプリンタドライバUI上で全ての設定が終わった場合、設定終了ボタンをクリックする事でステップ9−7の設定終了処理のステップの判定を経てステップ9−8へ進む。また終了ボタンが押されていない場合には、ステップ9−3の直前に戻る。
ステップ9−2で、UI表示切替フラグが“問い合わせない“モードでない場合には、ステップ9−4へ進む。ステップ9−4では、さらにUI表示切替フラグの判定を行い、UI表示切替フラグが“問い合わせを項目を限定して行う”であった場合にはステップ9−5へ進み、また“問い合わせを全項目に対して行う”であった場合には、ステップ9−6へ進む。ステップ9−5は、前記ステップで内部モードが“問い合わせを項目を限定して行う”となった場合のステップであり、処理の詳細は図15のステップ12−1へ進む。
ステップ12−1は、印刷ジョブ制御システムAPIを使って、グループプリンタドライバを構成するメンバプリンタドライバの識別ID問い合わせるステップであり、グループプリンタを構成する全てのメンバプリンタドライバの識別IDを獲得し、各メンバプリンタドライバの識別IDよりメンバプリンタドライバの能力を収得するステップであり、各メンバプリンタより共通設定項目のコンフリクトを行うステップである。機能のコンフリクト処理とは、グループプリンタの対象となる各メンバプリンタドライバに対して、各設定項目の機能の“あり”・“なし”をチェックし対象となるメンバプリンタドライバ全てに機能がある場合に、グループプリンタドライバUIでその機能を設定可能項目として扱い、また、1台でも、機能がないものがあればその項目については、設定不可項目として扱う処理である。
具体例を示して前記UI制御を説明する。
図12中のプリンタドライバAは、グループプリンタドライバを表しプリンタドライバ、B,C,Dはグループプリンタドライバを構成するメンバプリンタドライバを表し、表中の、“あり”、“なし”は各メンバプリンタドライバが製本印刷機能、ステイプル印刷機能、パンチ機能をサポートしているかどうかを示したものである。
まず製本印刷機能に着目すると、ドライバA、Bは製本印刷機能があるが、ドライバCにはその機能がないため、グループプリンタドライバAの製本印刷機能は“なし”となる。
同様に、ステイプル機能は、B,C,D全てのメンバプリンタドライバに機能があるため、グループプリンタドライバAのステイプルは、“あり”となり、パンチ機能は、B,C,D全てのメンバプリンタドライバに機能がないため、グループプリンタドライバAのパンチ機能は、“なし”となる。
ステップ12−2は、ステップ12−1で行ったコンフリクト処理の結果に基づきグループプリンタドライバUI表示行い、ユーザによる項目の設定を行うステップである。
前記コンフリクトの結果、機能のないものについては、UI上で設定が行えないよう、項目をグレーアウト表示、もしくは非表示といったUI制御を行い、機能がある項目についてはUI制御を行わない。
ステップ12−3は、グループプリンタドライバUI上に設定項目がない項目をメンバプリンタのUIを開き詳細に設定させるステップであり、グループプリンタドライバUI上で設定対象のメンバプリンタ指定するステップである。
図16は、ステップ12−4の詳細を示した図であり、前記ステップで指定されたメンバプリンタドライバUIを開き、詳細設定を行うステップである。
ステップ13−1は、メンバプリンタの種別判定を行うステップであり、UI制御可能なドライバであった場合にはステップ13−2へ進み、制御不可であった場合ステップ13−3へ進む。
なお、メンバプリンタドライバUIを開いた場合、グループプリンタドライバで設定可能な項目についても、設定可能となり同一機能が両者に設定された場合に処理が2重にかかってしまうため、次に示すUI制御を施し表示を行う。
(1)メンバプリンタが“機能制御可能なドライバ”である場合、グループプリンタドライバUI上の設定項目と競合する項目については、メンバプリンタドライバUIでの設定が行えないように、項目をグレーアウト表示、もしくは非表示としてUI制御する(ステップ13−2)。
(2)メンバプリンタが“機能制御不可なドライバ”である場合、共通設定項目についてはメンバプリンタドライバで設定された設定でUI表示する。UI表示後、メンバプリンタドライバUI上でその項目について変更がなされた場合、ドライバUIを閉じるステップでグループプリンタドライバで設定された設定項目の情報を対応するメンバプリンタドライバの共通設定項目に上書きし、メンバプリンタUI上での設定変更を許さない(ステップ13−3)。
また、上書き処理を行う際に、メンバプリンタUI上での設定変更が無効であるといった警告表示を行う事も可能である。
グループプリンタドライバUI上で全ての設定が終わった場合、設定終了ボタンをクリックする事でステップ9−7の設定終了処理のステップの判定を経てステップ9−8へ進む。また終了ボタンが押されていない場合には、ステップ11−3の直前に戻る。
ステップ9−6は、ステップ9−4においてUI表示切替フラグが“問い合わせを全項目に対して行う”と判定された場合のステップであり、図13は本ステップの詳細を示した図である。
ステップ10−1は、印刷ジョブ制御システムAPIを使って、グループプリンタドライバを構成するメンバプリンタドライバの識別ID問い合わせるステップであり、グループプリンタを構成する全てのメンバプリンタドライバの識別IDを獲得し、各メンバプリンタドライバの識別IDよりメンバプリンタドライバの能力を収得するステップであり、グループプリンタを構成する全てのメンバプリンタドライバに対して、ドライバ機能の収得がドライバ設定情報の拡張領域の部分まで可能かつドライバUI制御が可能な、“機能制御可能なドライバ”か、または、それ以外のドライバ“機能制御不可なドライバ”かを読み出し、機能制御可否の情報より、メンバプリンタの構成を判定するステップであり、“機能制御可能なドライバ”のみで構成されている場合ステップ10−2へ進み、それ以外の構成ではステップ10−3へ進む。
図10に本発明のメンバプリンタの構成と、設定可能項目の対応を示し、図11に、共通設定項目・拡張設定項目と各設定項目の対応を示す。
なお、本発明では共通設定項目は、前記、共通設定領域に存在する項目、拡張設定項目は、前記、拡張設定領域に存在する項目として分類し規定しているが、印刷ジョブ制御システムを運用するOSの違いによっては、設定項目の分類が異なる場合や設定可能項目に変更がある場合があるが、本発明のUI制御フローが有効なのは言うまでもない。
図14は、ステップ10−2の詳細を表したフローである。ステップ11−1は各メンバプリンタドライバの個々の共通設定項目に関する能力を問い合わせて、機能のコンフリクト処理を行い、その結果に基づきグループプリンタドライバUIで表示する項目の選択を行うステップである。
ステップ11−2は、前記ステップで示した機能のコンフリクト処理を各メンバプリンタドライバの拡張設定項目に関して行うステップである。
ステップ11−3は、ステップ11−1,11−2で行ったコンフリクト処理の結果に基づきグループプリンタドライバUI表示行い、ユーザによる項目の設定を行うステップである。
前記コンフリクトの結果、機能のないものについては、UI上で設定が行えないよう、項目をグレーアウト表示、もしくは非表示といったUI制御を行い、機能がある項目についてはUI制御を行わない。
図17UIのグレーアウト制御、非表示制御の具体例を示す。設定項目の両面印刷、製本印刷のダイアログボックスが前記UI制御を施した部分である。
また、本ステップでは、ユーザの指定により、たとえば「製本印刷」が指定された時のパンチや、ステイプルの指定といった、機能上ありえない組み合わせが設定できないようUI制御を行い設定項目に矛盾が発生しないようにする。
ステップ11−4は、グループプリンタドライバUI上に設定項目がない項目をメンバプリンタのUIを開き詳細に設定させるステップであり、グループプリンタドライバUI上で設定対象のメンバプリンタ指定するステップである。
ステップ11−5は、前記ステップで指定されたメンバプリンタドライバUIを開き、詳細設定を行うステップである。
なお、メンバプリンタドライバUIを開いた場合、グループプリンタドライバで設定可能な項目についても、設定可能となり同一機能が両者に設定された場合に処理が2重にかかってしまうため、次に示すUI制御を施し表示を行う。
(1)メンバプリンタが“機能制御可能なドライバ”である場合、グループプリンタドライバUI上の設定項目と競合する項目については、メンバプリンタドライバUIでの設定が行えないように、項目をグレーアウト表示、もしくは非表示としてUI制御する。
(2)メンバプリンタが“機能制御不可なドライバ”である場合、共通設定項目についてはメンバプリンタドライバで設定された設定でUI表示する。UI表示後、メンバプリンタドライバUI上でその項目について変更がなされた場合、ドライバUIを閉じるステップでグループプリンタドライバで設定された設定項目の情報を対応するメンバプリンタドライバの共通設定項目に上書きし、メンバプリンタUI上での設定変更を許さない。
また、上書き処理を行う際に、メンバプリンタUI上での設定変更が無効であるといった警告表示を行う事も可能である。
なお、本ステップでは、対象となるメンバプリンタ全て“機能制御可能なドライバ”であるため前記(1)のUI制御が行われる。
図15は、ステップ10−3の詳細を表したフローである。
本ステップではメンバプリンタドライバの構成が、ステップ10−2と異なり“機能制御可能なドライバ”と“機能制御不可能なドライバ”との混合となる。したがって、グループプリンタドライバUIで設定可能な項目は、共通に設定情報の読み書きが可能な基本設定項目に限定される。
ステップ12−1は、前記ステップ11−1と同様に各メンバプリンタドライバの個々の共通設定項目に関する能力を問い合わせて、機能のコンフリクト処理を行い、その結果に基づきグループプリンタドライバUIで表示する項目の選択を行うステップである。
ステップ12−2は、ステップ12−1で行ったUIコンフリクト処理の結果に基づきグループプリンタドライバUI表示を行うステップでありコンフリクトの結果、機能のないもの及び拡張設定項目については、UI上で設定が行えないよう項目をグレーアウト表示もしくは非表示とする。
ステップ12−3は、前記ステップで設定不可であった、拡張設定項目及び各メンバプリンタが持つ固有の設定項目をメンバプリンタのUIを開き、詳細設定を行うステップでありグループプリンタドライバUI上で設定対象のメンバプリンタ指定するステップである。
ステップ12−4は、前記ステップで指定されたメンバプリンタドライバUIを開き、詳細設定を行うステップである。
図16は、ステップ12−4の詳細を表したフローである。
ステップ13−1は、メンバプリンタドライバの種別判定を行うステップであり、対象ドライバが“機能制御可能なドライバ”であれば、ステップ13−2へ、それ以外であれば13−3へ進む。
ステップ13−2は、ステップ11−5の(1)で示した規則に則して、メンバプリンタドライバの共通設定項目UIの制御を行うステップであり、共通設定項目に対してUIのグレーアウト制御等を施したUI表示を行い詳細設定を行う。
ステップ13−3は、ステップ11−5の(2)で示した規則に則して、メンバプリンタドライバの共通設定項目UIの制御を行うステップであり、このステップを施したUI表示を行い詳細設定を行う。
グループプリンタドライバUI上で全ての設定が終わった場合、設定終了ボタンをクリックする事でステップ9−7の設定終了処理のステップの判定を経てステップ9−8へ進む。また終了ボタンが押されていない場合には、ステップ12−2の直前に戻る。
ステップ9−8は、UI表示切替フラグが“問い合わせない”となっているかどうか判定するステップでありここで“問い合わせない“となっていた場合には、後述するコンフリクトチェックの各ステップを経由せずにステップ9−13の直前に進む。
ステップ9−9は、グループプリンタで設定した項目が、各メンバプリンタドライバの設定項目として矛盾がないかどうか、チェックを行うステップである。たとえば、プリンタAでは、A4用紙にステイプル可能な位置は用紙左上のみ、プリンタBでは、A4用紙にステイプル可能な位置は用紙左下のみ、といった様に、プリンタにはデバイスのもつ機能に密接に関連した項目がある。
本ステップでは、設定機能上ありえない組み合わせについてのコンフリクトチェックの他に、各メンバプリンタドライバに対して、グループプリンタドライバUI上で設定した項目が、各メンバプリンタドライバの設定項目として反映可能かどうかを、メンバプリンタドライバを対象にチェックを行う。
ステップ9−10は、前記ステップで行ったコンフリクトチェックの結果を判定するステップであり、グループプリンタドライバUI上で設定した設定項目が、全てのメンバプリンタで妥当であった場合には、ステップ9−13に進みグループプリンタドライバUIの表示を終了する。判定で、設定項目にコンフリクトが発生する項目があると判定された場合には、ステップ9−11の、「グループプリンタドライバUI上で設定項目を再設定するか、もしくは、現状の設定項目で印刷処理を行うか」といったメッセージと共に、再設定、強行ボタンをUI表示する。ステップ9−12は、再設定、強行ボタンのどちらが押されたかを判定するステップであり、再設定ボタンが押された場合には、メンバプリンタの構成によって、ステップ11−3または、ステップ12−2の直前に戻る。また、強行ボタンが押された場合には、ステップ9−13に進みグループプリンタドライバUIの表示を終了する。
以上のステップにより、グループプリンタUI表示にかかる、メンバプリンタのUIコンフリクト処理対象項目を切り替える可能とする事により、UI表示パフォーマンスを向上させる事が可能となる事から使用目的による操作性の大幅な向上が可能となる。
本発明を適用可能な情報処理システムの構成を説明するブロック図 本発明の情報処理装置の構成を説明するブロック図 図2に示したRAM202のメモリマップの一例示す図 図2に示したFD204のメモリマップの一例示す図 図2に示したFDドライブ203に対して挿入されるFD204との関係を示す図 本発明の情報処理装置のプリント制御モジュール構成を説明するブロック図 プリントサーバで管理されるジョブ情報のデータ構造の一例示す図 汎用印刷ファイルの構造示す図 グループメンバプリンタドライバUI表示基本フロー グループメンバプリンタドライバUI設定項目示す図 グループメンバプリンタドライバUI設定項目示す図 グループメンバプリンタドライバUI表示のための機能コンフリクト例示す図 メンバプリンタの構成判定UI表示フロー グループメンバプリンタドライバUI表示フロー(共通設定、拡張設定項目) グループメンバプリンタドライバUI表示フロー(共通設定項目) メンバプリンタUI表示基本フロー グループメンバプリンタドライバUI表示例示す図 グループメンバプリンタドライバUI表示例示す図
符号の説明
101 プリントサーバ
102〜104 クライアント
105 ネットワークプリンタ
106 ネットワーク
200 CPU
201 ROM
202 RAM
203 FDドライブ
204 FD
205 ハードディスク(HD)
206 キーボード
207 ディスプレイ
208 システムバス
209 インタフェース

Claims (10)

  1. ネットワークに接続される複数のメンバプリンタを仮想的に1つのプリンタとして扱う事が可能なグループプリンタへの印刷ジョブ処理指定を、グループプリンタドライバを使って行う印刷ジョブ制御システムにおいて、グループプリンタドライバUI表示項目を制御する表示項目制御指示手段と、前記表示項目制御指示手段で指示したモードによってメンバプリンタの機能のコンフリクトを行うアイテムを限定する手段と、印刷ジョブ制御システムAPIを使ってメンバプリンタドライバの識別IDを獲得する手段と、前記識別IDを使い全てのメンバプリンタドライバの能力を獲得する手段と、前記コンフリクトを行うアイテムを限定する手段により、コンフリクトを取る項目を限定しない場合には、グループプリンタUIの全ての項目を設定可能項目として表示する手段と、前記コンフリクトを行うアイテムを限定する手段によりコンフリクトをとる項目が限定された場合、前記プリンタドライバより読み込んだ能力からメンバプリンタドライバの能力を判定する手段と、前記コンフリクトを行うアイテムを限定する手段によりグループプリンタドライバに表示する設定項目を切り替える手段と、前記コンフリクト処理の結果に基づきグループプリンタドライバUI表示する手段と、設定項目に対して機能上ありえない組み合わせが設定できないようUI制御する手段と、グループプリンタドライバUI上に設定項目がない項目はメンバプリンタをUIを開き詳細設定する手段と、全ての設定を終了した後、グループプリンタUIで設定した項目に矛盾がないか判定する手段と、設定項目に問題があればメッセージを表示し、設定項目の再設定または、強行印刷するかをユーザに選択させる手段と、印刷指示がされた場合にはグループプリンタドライバUI上の設定項目及びアプリケーションより送られてきた描画情報により得られた結果を印刷制御システム側に送信する手段と、送信された情報から印刷制御システム側で汎用印刷ファイルを生成する手段と、汎用印刷ファイルよりページ分散印刷などの印刷手段を備えることを特徴とするプリンティングシステム。
  2. 前記グループプリンタドライバUI表示項目を制御する表示項目制御指示手段は、グループプリンタドライバ上のUIにUI表示切替用のUIを設け、それを切り替える事を特徴とする請求項1に記載のプリンティングシステム。
  3. 前記メンバプリンタの機能のコンフリクトを行うアイテムを限定する手段は、メンバプリンタへの能力問い合わせを“問い合わせを全項目に対して行う”、“問い合わせを項目を限定して行う”、“問い合わせを行わない”といった3つの手段をもつ事を特徴とする請求項1に記載のプリンティングシステム。
  4. 請求項3において“問い合わせを全項目に対して行う”は、ドライバ機能の基本設定項目および拡張設定項目に対して行う事を特徴とする請求項1に記載のプリンティングシステム。
  5. 請求項3において“問い合わせを項目を限定して行う”は、ドライバ機能の基本設定項目に対して行う事を特徴とする請求項1に記載のプリンティングシステム。
  6. 請求項3において、ドライバインストール直後の初期設定は、“問い合わせを全項目に対して行う”となっている事を特徴とする請求項1に記載のプリンティングシステム。
  7. 前記メンバプリンタドライバの能力を獲得する手段は、ドライバ設定情報の拡張領域の部分まで能力獲得が可能かつドライバUIの制御が可能な、“機能制御可能なドライバ”か、または、それ以外の“機能制御不可能なドライバ”かを判別するための能力を読み出す事を特徴とする請求項1に記載のプリンティングシステム。
  8. 前記グループプリンタドライバに表示する設定項目を切り替える手段は、前記コンフリクトを行うアイテムを限定する手段により限定された項目に対してメンバプリンタの機能のコンフリクト処理を行い、その結果をグループプリンタ表示項目とする事を特徴とする請求項1に記載のプリンティングシステム。
  9. 前記グループプリンタドライバUI上に設定項目がない項目はメンバプリンタを指定しそのUIを開き詳細に設定させる手段は、メンバプリンタドライバが“機能制御不可能なドライバ”であった場合、前記、請求項4にある共通設定項目についてはメンバプリンタドライバで設定された設定でUI表示を行い、メンバプリンタドライバUI上でその項目について変更がなされた場合、ドライバUIを閉じる際にグループプリンタドライバで設定された設定項目の情報をメンバプリンタドライバの共通設定項目に上書きし、メンバプリンタUI上での設定変更を反映しない事を特徴とした請求項1に記載のプリンティングシステム。
  10. 前記グループプリンタドライバUI上の設定項目に矛盾がないか判定する手段は、グループプリンタドライバの設定項目を各メンバプリンタドライバに反映可能かどうかをチェックを行う事を特徴とした請求項1に記載のプリンティングシステム。
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