JP2006156672A - 基板処理装置 - Google Patents

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JP2006156672A JP2004344529A JP2004344529A JP2006156672A JP 2006156672 A JP2006156672 A JP 2006156672A JP 2004344529 A JP2004344529 A JP 2004344529A JP 2004344529 A JP2004344529 A JP 2004344529A JP 2006156672 A JP2006156672 A JP 2006156672A
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Atsushi Osawa
篤史 大澤
Koichiro Hashimoto
浩一郎 橋本
Tomonori Fujiwara
友則 藤原
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Abstract

【課題】 処理槽内から処理槽底部の排液口を通って排出された処理液が排液管を通ってドレンボックス内へ流入したときに、ドレンボックス内から雰囲気ガスが排液管を通って空の状態の処理槽内へ逆流することを防止できる装置を提供する。
【解決手段】 底部に排液口14が設けられた処理槽10、処理槽10内で基板Wを保持するリフタ18、処理槽10内の下部に設けられた液体噴出ノズル12から処理槽10内へ処理液を供給する手段、処理槽10の排液口14に連通接続された排液管64、密閉され底部にドレン排出口74が設けられ排液管64が挿入されるドレンボックス72、および、排液管64を通し処理液が排出されて空の状態となった処理槽10内へドレンボックス72内部の雰囲気ガスが排液管64を通って逆流するのを防止する液溜めトラップ80を備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、電子部品などの基板に対し処理液で洗浄等の所定の処理を行う基板処理装置、特に、処理槽内の処理液中へ基板を浸漬させて処理した後に処理槽内から処理槽底部の排液口を通って処理液を排出する排液手段を備えた基板処理装置に関する。
例えば半導体装置の製造プロセスにおいて、基板、例えばシリコンウエハの表面に付着したシリコン酸化膜、パーティクルや有機物、重金属類やアルカリイオンなどの汚染物質をウエハ表面から除去する場合には、フッ酸、アンモニア水と過酸化水素水との混合溶液、塩酸と過酸化水素水との混合溶液などの各種薬液を使用してウエハを洗浄処理し、薬液によるウエハの洗浄が終わるごとに、ウエハの表面上に残存している薬液や分解生成物、反応生成物等の不要物を純水で洗浄して除去するようにしている。このような洗浄処理を行う基板処理装置において、処理液を貯留してその処理液中に基板を浸漬させて処理する処理槽の底部には排液口が設けられ、その排液口に、開閉弁が介挿された排液管が接続されている。そして、処理槽内の処理液中に基板を浸漬させて処理した後に、処理槽内の使用済みの処理液を、処理槽底部の排液口から排液管を通して排出するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、処理槽内へアンモニア水と過酸化水素水との混合溶液(以下、「APM液」という)を供給し、処理槽内に貯留されたAPM液中に基板を浸漬させて処理した後は、排液管に介挿された開閉弁を開いて、処理槽内から排液管を通してAPM液を急速に排出し、処理槽内に基板を保持したまま処理槽の内部を一旦空の状態にする。この後に、排液管に介挿された開閉弁を閉じ、基板が保持された処理槽内へ純水を供給して、処理槽内に貯留された純水により基板を水洗するようにしている。また、図3に模式図を示すように、処理槽底部の排液口に接続された排液管1は、密閉されたドレンボックス2の内部に挿入され、処理槽内から排液管1を通して排出されたAPM液3は、ドレンボックス2の内底部に溜められる。ドレンボックス2の底部にはドレン排出口4が設けられ、そのドレン排出口4に、開閉弁6が介挿されたドレン排出管5が接続されている。そして、ドレンボックス2の内底部に溜まったAPM液3は、開閉弁6が開かれることにより、ドレン排出口4からドレン排出管5を通って排出される。
特開2001−176833号公報(第3−4頁、図2)
上記したように、APM液による基板の浸漬処理後に、処理槽内から排液管を通ってAPM液を急速排出し、処理槽内から排出されたAPM液3を、排液管1を通してドレンボックス2内へ流入させたときに、密閉されたドレンボックス2の内部は、ドレンボックス2内へのAPM液3の流入によって一時的に加圧状態となる。そして、処理槽内からの排液が完全に終了して、処理槽内および排液管内が空の状態になると、ドレンボックス2内においてAPM液3から蒸発したアンモニアガスが、加圧状態のドレンボックス2の内部空間から排液管1を通って処理槽内へ逆流し、処理槽内に保持された基板の表面に対して悪影響を及ぼす、といった問題点がある。また、基板の乾燥処理のために、処理槽の上部空間を取り囲むように設けられたチャンバ内へIPA(イソプロピルアルコール)を供給したときに、チャンバ内に存在するアンモニアとIPAとが反応してパーティクルが発生する、といった問題点がある。
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、処理槽内から処理槽底部の排液口を通って排出された処理液が排液管を通ってドレンボックス内へ流入したときに、ドレンボックス内から雰囲気ガスが排液管を通って空の状態の処理槽内へ逆流することを防止することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、処理液により基板に処理を行う基板処理装置において、底部に排液口が設けられ、処理液を貯留する処理槽と、前記処理槽内で基板を保持する基板保持手段と、前記処理槽内の下部に供給口が設けられ、前記供給口から前記処理槽内へ処理液を供給する処理液供給手段と、前記処理槽の排液口に連通するように接続され、前記排液口を通って前記処理槽内の処理液を排出する排液管と、密閉されるとともに、前記排液管が挿入されて、前記処理槽内から前記排液管を通して排出される処理液が溜められるドレンボックスと、前記排液管を通し処理液が排出されて空の状態となった前記処理槽内へ前記ドレンボックス内部の雰囲気ガスが前記排液管を通って逆流するのを防止するトラップ手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記トラップ手段が、前記ドレンボックス内に配設され、前記排液管の下端部が挿入されて、前記処理槽内から前記排液管を通して排出される処理液を一旦溜め上端部から溢れ出た処理液を前記ドレンボックスの内底部へ流出させる液溜めトラップであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記トラップ手段が、前記排液管の一部を上下に蛇行するようにS字形に屈曲させた配管トラップであることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、前記処理槽の上部開口に対して開閉自在である蓋部材を備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の基板処理装置において、閉塞した状態の前記蓋部材の下方に排気口を設け、前記排気口を通って前記処理槽上部の雰囲気ガスを排気する排気手段を備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明の基板処理装置においては、処理槽内から処理槽底部の排液口を通って処理液が排出され、処理槽内から排出された処理液は、排液管を通りトラップ手段を経由してドレンボックスの内底部に流れ込んで溜まる。このとき、密閉されたドレンボックスの内部がドレンボックス内への処理液の流入によって一時的に加圧状態となっても、トラップ手段により、ドレンボックス内部の雰囲気ガスが排液管を通って空の状態となった処理槽内へ逆流することが防止される。
したがって、請求項1に係る発明の基板処理装置を使用すると、ドレンボックス内から雰囲気ガスが排液管を通って処理槽内へ逆流することによって生じていた不都合を無くすことができる。
請求項2に係る発明の基板処理装置では、ドレンボックス内の液溜めトラップに溜められた処理液中に排液管の下端部が挿入されることにより、ドレンボックスの内部雰囲気と排液管とが液溜めトラップの処理液によってガス流路的に遮断される。これにより、ドレンボックス内から雰囲気ガスが排液管を通って処理槽内へ逆流することを確実に防止することができる。
請求項3に係る発明の基板処理装置では、排液管の一部である配管トラップのS字形屈曲部分に処理液が滞留することにより、ドレンボックスの内部雰囲気と処理槽の内部空間とが配管トラップの処理液によってガス流路的に遮断される。これにより、ドレンボックス内から雰囲気ガスが排液管を通って処理槽内へ逆流することを確実に防止することができる。
請求項4に係る発明の基板処理装置では、処理槽内の処理液中に基板を浸漬させて処理しているときに、蓋部材によって処理槽の上部開口を覆蓋することにより、処理液の蒸気やミストが、例えば処理槽の上部空間を取り囲むように設けられたチャンバ全体に拡散したり飛散したりすることを防止することができる。
請求項5に係る発明の基板処理装置では、処理槽内の処理液中に基板を浸漬させて処理しているときに、蓋部材によって遮蔽された狭い処理槽上部の空間から排気手段の排気口を介して雰囲気ガスを効率良く排気することができる。
以下、この発明の最良の実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。
図1は、この発明の実施形態の1例を示し、基板処理装置の概略構成を示す模式図である。
この基板処理装置は、上部が開口し処理液が貯留される処理槽10を備えている。処理槽10の下部には液体噴出ノズル12が設けられており、処理槽10の底部に排液口14が形設されている。処理槽10の上部外周には、処理槽10の上部から溢れ出た処理液が流れ込む溢流液槽16が一体的に設けられている。また、この装置は、処理槽10内で複数枚の基板Wを保持するリフタ18を備えており、リフタ18は、処理槽10の内部位置と処理槽10の外部上方位置との間を昇降自在に支持され、リフタ駆動装置(図示せず)によって昇降駆動される。
処理槽10は、蓋(図示せず)を開閉させることにより基板Wの搬入および搬出を行うことができるとともに密閉することが可能である処理チャンバ20内に収容されている。処理チャンバ20の内部上方にはガス吹出しノズル22が設けられており、ガス吹出しノズル22に、IPA蒸気供給源に流路接続された蒸気供給管24が連通して接続されている。蒸気供給管24には、開閉制御弁26が介挿して設けられている。また、処理チャンバ20内には、処理槽10の上部開口および溢流液槽16の上部開口面を覆蓋する一対の蓋部材28が配設されている。蓋部材28は、実線で示す閉塞位置と二点鎖線で示す開放位置との間で回動自在に支持されており、蓋部材駆動装置(図示せず)によって開閉駆動される。また、閉塞した状態の蓋部材28の下方に排気口30が設けられ、排気口30には、真空ポンプ等の排気装置に流路接続された排気管32が連通して接続されている。排気管32の途中には、純水供給源に流路接続された純水供給管34が合流するように連通接続されている。排気管32には、純水供給管34との合流位置の上流側および下流側に開閉制御弁36、38がそれぞれ介挿して設けられており、また、純水供給管34にも開閉制御弁40が介挿して設けられている。
液体噴出ノズル12には、開閉制御弁44が介挿された液体供給管42が連通して接続されている。液体供給管42は、ミキシングブロック46の出口側に連通して接続されており、ミキシングブロック46の入口側には、純水供給源に流路接続された純水供給管48が連通して接続されている。純水供給管48には、開閉制御弁50が介挿して設けられており、そのほか、図示していないがレギュレータ(流量調整弁)、流量計、フィルタなどが設けられている。また、ミキシングブロック46には、フッ酸供給装置に流路接続された第1薬液供給管52、APM液供給装置に流路接続された第2薬液供給管54、および、塩酸と過酸化水素水との混合溶液(以下、「HPM液」という)の供給装置に流路接続された第3薬液供給管56がそれぞれ連通して接続されている。第1薬液供給管52、第2薬液供給管54および第3薬液供給管56には、開閉制御弁58、60、62がそれぞれ介挿して設けられている。
処理槽10の底部の排液口14には、急速排液弁(開閉制御弁)66が介挿された排液管64が連通して接続されている。排液口14の径および排液管64の内径は、処理槽10内から処理液を急速に排出することができる程度に大きくされている。また、溢流液槽16の底部には溢流液排出管68が連通しており、溢流液排出管68は、排液管64の途中の、急速排液弁66の下流側に合流するように連通接続されている。溢流液排出管68には、開閉制御弁70が介挿して設けられている。排液管64は、密閉構造を有するドレンボックス72内へ挿入されている。ドレンボックス72には、底部にドレン排出口74が形設されており、ドレン排出口74に、ドレン排出弁78が介挿されたドレン排出管76が連通して接続されている。このドレンボックス72は、処理槽10内から排出される処理液を一時的に貯留することにより処理槽10内からの急速排液を可能とするために設けられており、ドレンボックス72内に溜まった処理液は、ドレン排出口74からドレン排出管76を通して徐々に排出される。
また、ドレンボックス72の内部には、排液管64の下端部が挿入された液溜めトラップ80が配設されている。液溜めトラップ80は、処理槽10内から排液管64を通して排出される処理液82を一旦溜めるものであって、液溜めトラップ80の上端部から溢れ出た処理液82は、ドレンボックス72の内底部に流出して溜まる。そして、液溜めトラップ80に溜められた処理液82中に排液管64の下端部が挿入されることにより、ドレンボックス72の内部雰囲気と排液管64とが液溜めトラップ80の処理液82によってガス流路的に遮断される。この液溜めトラップ80により、ドレンボックス72内部の雰囲気ガスが排液管64を通って空の状態の処理槽10内へ逆流することが防止される。
なお、ドレンボックス72内部の雰囲気ガスが排液管64を通って空の状態の処理槽10内へ逆流することを防止するトラップ手段は、図1に示した構成のものに限定されない。例えば、図2に模式図を示すように、排液管84の一部を上下に蛇行するようにS字形に屈曲させた配管トラップ86であってもよい。このような配管トラップ86を排液管84の一部に形設することにより、S字形屈曲部分に処理液82が常に滞留して、ドレンボックス72の内部雰囲気と処理槽10の内部空間とが配管トラップ86の処理液82によってガス流路的に遮断される。なお、配管トラップ86を設ける位置は、ドレンボックス72の内部でなくても構わない。
次に、図1に示した構成を備えた基板処理装置を用いて行われる基板の洗浄処理操作の1例について説明する。
図示しない基板搬送ロボットにより複数枚の基板Wが処理チャンバ20内へ搬入されて、基板搬送ロボットから複数枚の基板Wがリフタ18へ受け渡されると、リフタ18が下降して、基板Wが処理槽10内へ挿入される。この際、蓋部材28は、二点鎖線で示すように開放されている。また、処理槽10内にはフッ酸が貯留されており、基板Wは、図1に示したように処理槽10内に保持されてフッ酸中に浸漬させられる。基板Wが処理槽10内に保持されると、蓋部材28が実線で示すように閉塞されて、処理槽10の上部開口および溢流液槽16の上部開口面が蓋部材28によって閉塞される。蓋部材28が閉塞されると、閉じられていた開閉制御弁36、38が開かれ、蓋部材28と処理槽10および溢流液槽16とで囲まれた空間の雰囲気ガスが、排気口30および排気管32を通して排気される。この状態で、基板Wは、処理槽10内のフッ酸中に所定時間だけ浸漬されて処理される。
フッ酸による基板Wの処理が終了すると、処理槽10内に基板Wが保持されたまま、開閉制御弁58〜62が閉じられた状態で開閉制御弁44、50が開いて、純水供給管48、ミキシングブロック46および液体供給管42を通して液体噴出ノズル12へ純水のみが供給され、液体噴出ノズル12から純水が処理槽10内へ噴出される。処理槽10内へ純水が継続して噴出されることにより、処理槽10の上部からフッ酸が押し出されて、処理槽10の内部が純水で置換される。そして、処理槽10の内部が純水で満たされ、処理槽10の上部から純水が溢れ出る状態で、処理槽10内の純水中に基板Wが浸漬させられて、基板Wが水洗される。このとき、溢流液排出管68に介挿された開閉制御弁68は開いた状態であり(排液管64に介挿された急速排液弁66は閉じている)、処理槽10の上部から溢れ出て溢流液槽16内へ流れ込んだフッ酸や純水は、溢流液排出管68を通ってドレンボックス72内へ流下する。
処理槽10内の純水中に基板Wが浸漬されて所定時間、水洗処理が行われると、処理槽10内に基板Wが保持されたまま、液体供給管42に介挿された開閉制御弁44が閉じられて、処理槽10内への純水の供給が停止するとともに、急速排液弁66が開かれて、処理槽10内から排液管64を通して純水が排出される。処理槽10内から排液管64を通って排出された純水は、ドレンボックス72内へ流下してドレンボックス72の内底部に溜まり、ドレンボックス72内からドレン排出管76を通って排出される。
処理槽10内からの排水が終わると、急速排液弁66が閉じられ、液体供給管42に介挿された開閉制御弁44が開かれるとともに開閉制御弁50、60が開かれて、所定濃度に調製されたAPM液が液体供給管42を通して液体噴出ノズル12へ供給され、液体噴出ノズル12からAPM液が処理槽10内へ噴出する。そして、処理槽10内がAPM液で満たされ、処理槽10内のAPM液中に基板Wが浸漬させられて、基板WがAPM液で所定時間だけ処理される。
APM液による基板Wの処理が終了すると、処理槽10内に基板Wが保持されたまま、開閉制御弁44、50、58〜62が閉じられた状態にして、急速排液弁66が開かれ、処理槽10内から排液管64を通してAPM液が急速に排出される。処理槽10内から排液管64を通って排出されたAPM液は、ドレンボックス72内へ流下して、液溜めトラップ80に流入し、液溜めトラップ80から溢れ出てドレンボックス72の内底部に溜まる。このとき、密閉されたドレンボックス72の内部は、ドレンボックス72内へのAPM液の流入によって一時的に加圧状態となるが、液溜めトラップ80に溜まったAPM液中に排液管64の下端部が挿入されていることにより、ドレンボックス72の内部雰囲気と排液管64とがガス流路的に遮断される。このため、ドレンボックス72内においてAPM液から蒸発したアンモニアガスが、排液管64を通って空の状態となった処理槽10内へ逆流することが防止される。
処理槽10内からのAPM液の排出が終わると、急速排液弁66が閉じられ、開閉制御弁44、50が開かれて、液体噴出ノズル12へ純水のみが供給され、液体噴出ノズル12から純水が処理槽10内へ噴出する。そして、処理槽10内が純水で満たされ、処理槽10の上部から純水を溢れ出させながら、処理槽10内の純水中に基板Wが浸漬させられて、基板Wが水洗される。そして、所定時間、基板Wが水洗処理された後に、処理槽10内に基板Wが保持されたまま、液体供給管42に介挿された開閉制御弁44が閉じられて、処理槽10内への純水の供給が停止し、急速排液弁66が開かれて、処理槽10内から排液管64を通して純水が排出される。
処理槽10内からの排水が終わると、急速排液弁66が閉じられ、液体供給管42に介挿された開閉制御弁44が開かれるとともに開閉制御弁50、62が開かれて、所定濃度に調製されたHPM液が液体供給管42を通して液体噴出ノズル12へ供給され、液体噴出ノズル12からHPM液が処理槽10内へ噴出する。そして、処理槽10内がHPM液で満たされ、処理槽10内のHPM液中に基板Wが浸漬させられて、基板WがHPM液で所定時間だけ処理される。
HPM液による基板Wの処理が終了すると、処理槽10内に基板Wが保持されたまま、開閉制御弁44、50、58〜62が閉じられた状態にして、急速排液弁66が開かれ、処理槽10内から排液管64を通してHPM液が急速に排出される。処理槽10内から排液管64を通って排出されたHPM液は、ドレンボックス72内へ流下して、液溜めトラップ80に流入し、液溜めトラップ80から溢れ出てドレンボックス72の内底部に溜まる。このとき、密閉されたドレンボックス72の内部は、ドレンボックス72内へのHPM液の流入によって一時的に加圧状態となるが、上記したAPM液の排出時と同様に、ドレンボックス72の内部雰囲気と排液管64とがガス流路的に遮断されるため、ドレンボックス72内においてHPM液から蒸発した塩化水素が、排液管64を通って空の状態となった処理槽10内へ逆流することが防止される。
処理槽10内からのHPM液の排出が終わると、急速排液弁66を閉じ、開閉制御弁44、50を開いて、液体噴出ノズル12へ純水のみを供給し、液体噴出ノズル12から純水を処理槽10内へ噴出させる。そして、処理槽10内を純水で満たし、処理槽10の上部から純水を溢れ出させながら、処理槽10内の純水中に基板Wが浸漬させられて、基板Wが水洗される。そして、所定時間、基板Wが水洗処理された後に、処理槽10内に基板Wが保持されたまま、液体供給管42に介挿された開閉制御弁44が閉じられて、処理槽10内への純水の供給が停止し、急速排液弁66が開かれて、処理槽10内から排液管64を通して純水が排出される。
処理槽10内からの排水が終わると、排気管32に介挿された開閉制御弁38が閉じられて、蓋部材28と処理槽10および溢流液槽16とで囲まれた空間からの排気が停止する。続いて、蓋部材28が図1中の二点鎖線で示すように開放された後、開閉制御弁26が開かれ、蒸気供給管24を通してIPA蒸気がガス吹出しノズル22へ供給され、ガス吹出しノズル22から処理チャンバ20内へIPA蒸気が吐出する。そして、IPA蒸気の吐出を継続しつつ、リフタ18が上昇して基板Wが処理槽10の内部から処理槽10の外部上方へ移動する。この間に、基板Wの表面上でIPA蒸気が凝縮して、基板Wに付着した純水がIPAに置換されていく。そして、ガス吹出しノズル22からのIPA蒸気の吐出が停止した後、例えば、窒素ガスだけがガス吹出しノズル22へ供給され、ガス吹出しノズル46から窒素ガスが処理チャンバ20内へ噴出して処理チャンバ20内が窒素ガスでパージされ、その後に、排気口30および排気管32を通して処理チャンバ20の内部が真空排気され、処理チャンバ20内に保持された基板Wが速やかに減圧乾燥させられる。これにより、基板Wの表面からIPAが完全に蒸発して除去され、基板Wの乾燥が終了する。
基板Wの乾燥が終了すると、リフタ18から図示しない基板搬送ロボットへ基板Wが受け渡されて、基板搬送ロボットにより基板Wが処理チャンバ20内から搬出される。基板Wが処理チャンバ20内から搬出されると、次に処理すべき基板Wが処理チャンバ20内へ搬入されてくるまでの間に、開閉制御弁36、40が開かれて(開閉制御弁38は閉じている)、純水供給管34を通して排気管32内へ純水が供給され、排気管32の内部が純水で洗浄される。
なお、上記した基板の洗浄処理操作は1例であり、この発明に係る基板処理装置を使用した基板処理は、種々の形態で実施し得る。
この発明の実施形態の1例を示し、基板処理装置の概略構成を示す模式図である。 図1に示した基板処理装置の構成要素であるトラップ手段とは異なるトラップ手段の構成例を示す模式図である。 従来の基板処理装置における問題点を説明するための模式図である。
符号の説明
10 処理槽
12 液体噴出ノズル
14 排液口
16 溢流液槽
18 リフタ
20 処理チャンバ
22 ガス吹出しノズル
24 蒸気供給管
26、36、38、40、44、50、58、60、62、70 開閉制御弁
28 蓋部材
30 排気口
32 排気管
34 純水供給管
42 液体供給管
46 ミキシングブロック
48 純水供給管
52、54、56 薬液供給管
64、84 排液管
66 急速排液弁(開閉制御弁)
68 溢流液排出管
72 ドレンボックス
74 ドレン排出口
76 ドレン排出管
78 ドレン排出弁
80 液溜めトラップ
82 処理液
86 配管トラップ
W 基板

Claims (5)

  1. 処理液により基板に処理を行う基板処理装置において、
    底部に排液口が設けられ、処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽内で基板を保持する基板保持手段と、
    前記処理槽内の下部に供給口が設けられ、前記供給口から前記処理槽内へ処理液を供給する処理液供給手段と、
    前記処理槽の排液口に連通するように接続され、前記排液口を通って前記処理槽内の処理液を排出する排液管と、
    密閉されるとともに、前記排液管が挿入されて、前記処理槽内から前記排液管を通して排出される処理液が溜められるドレンボックスと、
    前記排液管を通し処理液が排出されて空の状態となった前記処理槽内へ前記ドレンボックス内部の雰囲気ガスが前記排液管を通って逆流するのを防止するトラップ手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記トラップ手段は、前記ドレンボックス内に配設され、前記排液管の下端部が挿入されて、前記処理槽内から前記排液管を通して排出される処理液を一旦溜め上端部から溢れ出た処理液を前記ドレンボックスの内底部へ流出させる液溜めトラップである請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記トラップ手段は、前記排液管の一部を上下に蛇行するようにS字形に屈曲させた配管トラップである請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記処理槽の上部開口に対して開閉自在である蓋部材を備える請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 閉塞した状態の前記蓋部材の下方に排気口が設けられ、前記排気口を通って前記処理槽上部の雰囲気ガスを排気する排気手段を備える請求項4に記載の基板処理装置。
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