JP2006156009A - 非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法およびそれを備えた非水電解質電気化学セル - Google Patents

非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法およびそれを備えた非水電解質電気化学セル Download PDF

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Abstract

【課題】非水電解質電気化学セル用正極活物質に高純度のβ−FeOOHを用いることによって、環境負荷を低減し、さらにその放電容量と高率放電性能とを向上させる。
【解決手段】非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法において、鉄フルオロ錯体とホウ酸とを含む水溶液にアセチレンブラックを浸漬してその表面にβ−FeOOHを形成させる。また、β−FeOOHを形成させたアセチレンブラック全体に対するβ−FeOOHの質量を8.9%以下とする。さらに、非水電解質電気化学セルに、この製造方法で得られた正極活物質を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法およびそれを備えた非水電解質電気化学セルに関するものである。
近年、ノートパソコン、携帯電話、デジタルカメラなどの開発にともない、小形非水電解質二次電池は広く用いられるようになってきており、今後は自動車電池、電力平準化用などの大形電源への適用も期待されている。
非水電解質二次電池の正極活物質としてはリチウム遷移金属酸化物が、負極活物質としては黒鉛、酸化物、リチウム合金、およびリチウム金属が提案されている。現在、正極活物質として主に用いられているコバルト酸リチウムは、コバルトがレアメタルであり高価なため、将来予想される非水電解質二次電池の大量生産に対応するためには、より安価な正極活物質の開発が重要である。さらに、環境問題への関心が高まっており、環境負荷の低い正極活物質が望まれている。
現在、マンガン、ニッケル、鉄などを用いた化合物が非水電解質二次電池用正極活物質として精力的に研究されているが、その中でも鉄系化合物は最も資源量が豊富で安価であり毒性がなく環境負荷の極めて低い材料であるため、次世代非水電解質二次電池用正極活物質として非常に有望である。
非水電解質二次電池用鉄系正極活物質として、これまでに層状ジグザグ構造を有するLiFeO、オリビン型LiFePO、スピネル型LiFe、アモルファスγ−FeOOH、β−FeOOHが提案されてきた。
これらの鉄系正極活物質の中でも、β−FeOOHは非特許文献1において2×2のトンネル構造を有するためリチウムイオンの挿入・脱離に伴う格子変化が少なく、優れた充放電特性を示すことが報告されている。しかし、この方法ではFeCl・6HOを温水に溶解して加水分解してβ−FeOOHを製造するために、HOやClなどの不純物が含まれる。
非特許文献2では、低結晶性β−FeOOHを得るために、FeCl・6HOをCuSO・5HO、Al(SO・8HO、VOSO・2HOなどの硫酸塩と共に温水に溶解して加水分解するために、この方法ではHO、Cl、V、Al、Cu、Sなどの不純物が10%ほど含まれ、収率も極めて低い。この正極活物質の放電容量は230mAh/gとなり、β−FeOOHの理論容量と比較して75%程度の利用率となっている。
特許文献1では、高電子伝導性微粒子にβ−FeOOHを被覆した粒子を含有する電極を作製している。しかし、この場合においても、FeCl・6HOを温水に溶解して加水分解してβ−FeOOHを製造するために、HOやClなどの不純物が含まれる。
一方、電子材料や光学材料などの分野において、液相抽出法により酸化物や水酸化物の薄膜を得られることが報告されている。非特許文献3では、鉄フルオロ錯体の加水分解反応を利用してβ−FeOOHを水溶液から基板上に直接形成させる方法が報告されている。この方法では高純度で高結晶性のβ−FeOOHが得られる。しかしながら、このような方法で作製したβ−FeOOHは非水電解質電気化学セル用の正極活物質として検討されていなかった。
特開2003−124064号公報 K.Amine,H.Yasuda,and M.Yamachi,J.Power Sources,81−82,221(1999). A.Funabiki,H.Yasuda,and M.Yamachi,J.Power Sources,119−121,290(2003). S.Deki,N.Yoshida,Y.Hiroe,K.Akamatsu,M.Mizuhara,A.Kajinami,Solid State Ionics,151,1(2002).
本発明は高純度のβ−FeOOHを用いることによって環境負荷を低減し、さらにその放電容量と高率放電性能とを向上させることが課題である。
請求項1の発明は、非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法において、鉄フルオロ錯体とホウ酸とを含む水溶液にアセチレンブラックを浸漬してその表面にβ−FeOOHを形成させることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1記載の非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法において、β−FeOOHを形成させたアセチレンブラック全体に対してβ−FeOOHの質量が8.9%以下であることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、非水電解質電気化学セルにおいて、請求項1または2の製造方法で得られた正極活物質を備えたことを特徴とするものである。
本発明の手法によって、放電容量が大きく、高率放電性能が良好であり、環境負荷が低い正極活物質、正極板、および非水電解質電気化学セルを提供できる。
本発明における「非水電解質電気化学セル」は、非水電解質二次電池および非水電解質電気化学キャパシタである。
本発明は、鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液とを混合した処理溶液にアセチレンブラックを浸漬し、その表面上にβ−FeOOHを形成させることにより、非水電解質電気化学セル用正極活物質を作製するものである。この製造方法は、下記の平衡反応(1)で示した微小なエネルギー差を利用したβ−FeOOHの製膜法であるため、処理溶液中に含まれる鉄イオンの濃度およびホウ酸の濃度に強く依存する。
FeF 3−+2HO=FeOOH+6F+3H
BO+4H+4F→BF +H+2H
好ましい濃度範囲は、処理溶液中の鉄イオンの濃度は1〜20mmol/dm、ホウ酸の濃度は0.1〜0.6mol/dmである。より好ましくは処理溶液中に含まれる鉄イオンの濃度は3〜14mmol/dm、ホウ酸の濃度は0.3〜0.6mol/dmである。また、アセチレンブラックの浸漬時間や浸漬させる量を変化させることで、β−FeOOHを形成させたアセチレンブラック全体に対するβ−FeOOHの質量を変えることができる。
さらに、非水電解質電気化学セルを作製する前にβ−FeOOH中にあらかじめリチウムを吸蔵することも可能である。その方法としては、本発明の正極活物質と金属リチウムとを電解液中でショートさせる方法、本発明の正極活物質をリチウムの有機金属たとえばブチルリチウムなどの有機溶媒と接触させて反応させる方法、本発明の正極活物質を含む電極を作製し有機電解液中でリチウム基準の0.5V以下0V以上の電位まで電気化学的に還元する方法、などがある。
負極活物質には、リチウム金属やリチウム合金を使用することができる。また、β−FeOOH中にあらかじめリチウムを吸蔵させた場合には、黒鉛や非結晶炭素などの炭素材料、酸化物、窒化物などの種々の負極活物質を使用することができる。
正極を作製するときに使用する結着材としては、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリフッ化ビニリデン、カルボキシ変成ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)あるいはカルボキシメチルセルロール(CMC)などから選択される少なくとも1種を用いることができる。
結着材を混合するときに用いる溶媒には、非水溶媒または水溶液のいずれも使用できる。非水溶媒には、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチルトリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、エチルオキシド、テトラヒドロフランなどが例示される。一方、水溶液には、水、または分散剤、増粘剤などを加えた水溶液を用いることができる。
電極の集電体材料としては、Cu、Ni、Ti、Al、ステンレスなどが使用できる。またその形態としては、シートやメッシュおよび発泡体などが使用できる。
本発明の非水電解質電気化学セルで用いられる非水電解質としては、非水電解液、ポリマー電解質、無機固体電解質、室温溶融塩およびイオン液体などがある。非水電解液に用いられる溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、スルホラン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1、2−ジメトキシエタン、1、2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキソラン、メチルアセテートなどの極性溶媒およびこれらの混合溶媒がある。
また、非水電解液の溶質としては、LiPF、LiBF、LiAsF、LiClO、LiSCN、LiCFCO、LiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiN(COCFおよびLiN(COCFCFなどの塩もしくはこれらの混合物がある。
以下に、本発明の非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法およびこの正極活物質を用いた非水電解質電気化学セルの例として非水電解質二次電池を、実施例に基づいて詳細に説明する。しかしながら、本発明は、以下の実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
1.0mol/dmNHF・HF水溶液にα−FeOOHの粉末を0.073mol/dmで溶解した母液5ml、0.7mol/dmBO水溶液39.29mlおよびイオン交換水5.72mlを混合し、処理溶液を調製した。その溶液に比表面積が68m/g、平均粒子径が0.5μmであるアセチレンブラック0.1gを35℃で15分浸漬させた。次に吸引ろ過し、十分にイオン交換水で洗浄した後、さらに60℃で乾燥することにより、表面上にβ−FeOOHを析出させたアセチレンブラックを得た。
β−FeOOHを析出させたアセチレンブラック80質量%と、導電材としてアセチレンブラック5質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン15質量%とを、NMP中で分散させることによりペーストを作製した。次にこのペーストを1×2cmの発泡ニッケル集電体に充填した後、60℃で5時間真空乾燥することにより正極板A1を得た。
[実施例2]
処理溶液にアセチレンブラックを30分浸漬させたこと以外は実施例1と同様の手順で実施例2の正極活物質を得た。この正極活物質を用いて、実施例1と同様にして正極板A2を作製した。
[実施例3]
処理溶液にアセチレンブラックを45分浸漬させたこと以外は実施例1と同様の手順で実施例3の正極活物質を得た。この正極活物質を用いて、実施例1と同様にして正極板A3を作製した。
[実施例4]
処理溶液にアセチレンブラックを1時間浸漬させたこと以外は実施例1と同様の手順で実施例4の正極活物質を得た。この正極活物質を用いて、実施例1と同様にして正極板A4を作製した。
[実施例5]
処理溶液にアセチレンブラックを1時間30分浸漬させたこと以外は実施例1と同様の手順で実施例5の正極活物質を得た。この正極活物質を用いて、実施例1と同様にして正極板A5を作製した。
[実施例6]
処理溶液にアセチレンブラックを2時間浸漬させたこと以外は実施例1と同様の手順で実施例6の正極活物質を得た。この正極活物質を用いて、実施例1と同様にして正極板A6を作製した。
[比較例1]
浸漬させるカーボン材料としてアセチレンブラックの代わりに、比表面積が1m/g、平均粒子径が25μmであるメソカーボンマイクロビーズを用いたことおよび浸漬時間を1時間としたこと以外は実施例1と同様の手順で比較例1の正極活物質を得た。この正極活物質を用いて、実施例1と同様にして正極板B1を作製した。
図1に、実施例4で作製した正極活物質のCuKα線を用いたX線回折パターンを示す。図1において、AはJCPDSカード(No.341266)によるβ−FeOOHのX線回折パターンを示し、Bは実施例4で作製した正極活物質のX線回折パターンを示す。図1より高結晶性のβ−FeOOHがアセチレンブラックの表面上に形成することがわかった。
実施例1〜5、および比較例1で得られた正極板A1〜A6およびB1と、対極として2×3cmの金属リチウム板と、参照極として金属リチウム板とを用い、電解液には1mol/dmの過塩素酸リチウム(LiClO)を含むエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶媒50mlを用いて、試験用の電気化学セルを作製し、本発明による正極活物質の評価をおこなった。
充放電試験の条件は、25℃においてリチウム基準(vs.Li/Li)で1.8V定電流0.1mA/cmで放電し、充電は同じ電流密度で4.0Vまでとし、50サイクルの充放電をおこなった。
実施例1〜5、および比較例1で得られたβ−FeOOHを析出させたカーボン材料全体に対するβ−FeOOHの質量、正極板A1〜A5およびB1の1サイクル目の放電容量および1サイクル目に対する50サイクル目の容量保持率を表1に示す。
Figure 2006156009
表1から、β−FeOOHの質量が8.9%である実施例4の正極板A4の放電容量は300.6mAh/gであり、β−FeOOHの1電子反応の理論容量である302mAh/gと比較して極めて大きな放電容量が得られ、さらに70.5%という高い容量保持率を示すことがわかった。正極板A1〜A3もA4と同様に大きな放電容量および容量保持率が得られた。
一方、β−FeOOHの質量が8.9%以上である実施例5および6では、β−FeOOHの質量が8.9%以下である実施例1〜4と比較して低い放電容量および容量保持率を示した。この理由として、β−FeOOHの質量が多くなると実施例1よりもβ−FeOOH膜が厚く形成していることになり、電子伝導性が低下するため、放電容量の減少を引きおこすと推測される。
また、比較例1の電極B1の放電容量は266.2mAh/gであり、カーボン材料にメソカーボンマイクロビーズを用いたことにより、容量が低下した。この理由としては、アセチレンブラックよりも電子伝導性が低いこと、および比表面積がアセチレンブラックに対して68分の1であるため析出したβ−FeOOHの質量が2.9%と少ないにもかかわらずβ−FeOOH膜が厚く形成していることが考えられ、放電容量が低下したと推測される。
次に、高率放電性能を調べるために正極板A4、A6およびB1の充放電試験をおこなった。条件は、25℃においてリチウム基準(vs.Li/Li)で1.8Vまで定電流0.1、1、5、10mA/cmで放電した。
実施例4、6および比較例1の正極活物質を用いた正極板A4、A6およびB1の放電電流に対する放電容量を図2に示す。横軸は電流密度を放電電流に換算して示しており、Cはβ−FeOOHの理論容量を基にして計算した定数である。図2において、記号□は実施例4で用いた正極板A4の、記号○は実施例6で用いた正極板A6の、記号△は比較例1で用いた正極板B1の特性を示す。
図2より、実施例4の正極板A4の放電容量は、どの放電電流においても正極板A6およびB1の放電容量よりも大きな値を示した。とくに、86C(電流密度10mA/cm)という高い放電電流においても123.7mAh/gであり、非常に大きな値が得られた。正極板A4は、アセチレンブラック自体が非常に電子伝導性のよい材料であるため、高い電流密度に対応でき高い放電容量が得られたと考えられる。
特に、電流密度が高い場合には、正極板A1ではβ−FeOOHが薄膜状に形成していることからリチウムイオンの拡散が容易であることも寄与していると考えられる。そしてこのことは、β−FeOOHを析出させたアセチレンブラック全体に対するβ−FeOOHの質量が16.1%である実施例6の正極板A6において放電容量が低下していることからも裏付けられる。
一方、比較例1の正極板B1は、実施例4の正極板A4と比較して低い放電容量となり、放電電流が大きくなるにしたがい正極板A4の放電容量との差が大きくなった。この理由としては、メソカーボンマイクロビーズがアセチレンブラックと比較して電子伝導性が低いこと、さらにβ−FeOOH膜が実施例4の正極板A4よりも厚く形成していることからリチウムイオンの拡散が困難であることにより高い電流密度に対応できないことが考えられる。
したがって、本発明の正極活物質は高純度のβ−FeOOHを用いることによって環境負荷を低減でき、さらにアセチレンブラックの表面に薄膜状に形成していることから放電容量が大きく、高率放電性能も兼ね備えており、ハイブリット車用などの高出力電池の正極活物質として期待される。
実施例4の正極活物質とβ−FeOOHのJCPDSカード(No.341266)のX線回折パターンを示す図。 実施例4、6および比較例1の正極活物質を用いた正極板A4、A6およびB1の高率放電性能を示す図。

Claims (3)

  1. 鉄フルオロ錯体とホウ酸とを含む水溶液にアセチレンブラックを浸漬してその表面にβ−FeOOHを形成させることを特徴とする非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法。
  2. β−FeOOHを形成させたアセチレンブラック全体に対するβ−FeOOHの質量が8.9%以下であることを特徴とする請求項1の非水電解質電気化学セル用正極活物質の製造方法。
  3. 請求項1または2の製造方法で得られた正極活物質を備えたことを特徴とする非水電解質電気化学セル。































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