JP2006154765A - ミラー素子及びミラーアレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】光学装置や光ディスク装置の光学ピックアップ等に用いられるミラー素子及びミラーアレイにおいて、低電圧で大きな変位量が得られるミラー素子及びミラーアレイを提供することを目的とする。
【解決手段】ミラー素子は、基板1と、基板1が保持し、第1圧電体4と該第1圧電体4を挟むように配置された第1電極3と第2電極5とを有する膜と、膜に設けられたミラー支持部7と、ミラー支持部7を介して膜に支持されたミラー部6とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学装置や光ディスク装置の光学ピックアップにおいて用いられるミラー素子及びミラーアレイに関する。
従来より、顕微鏡、カメラ等の光学装置における可変焦点及び収差補正手段として様々な形状可変ミラーが考案されてきたが、近年、光ディスク技術の発展に伴ってその需要は高まりつつある。
光ディスクを用いた情報記録媒体として、コンパクトディスク(CD)やデジタル多目的ディスク(DVD)などがある。近年、光ディスク装置においては複数の記録媒体を同じ光ディスク装置で読み書きする構成が一般的となっており、また、従来品よりさらに光ディスク装置を小型化する技術が必要となっている。特に、ノート型PC用の光ディスク装置は小型・薄型の必要性が高まっている。また、マルチメディア技術の発展に合わせて、年々光ディスクへの記憶もしくは記録容量への要求は増大する傾向にあり、波長の短い青色レーザを用いたり、対物レンズの開口数(NA)を大きくしたりする、などの手段による記録密度の向上が図られ、しかも、メディアにおける記録層を複数にすることによる記録面積の増加が図られ、大容量化を達成している。
光ディスク装置には、レーザ光源、光学ピックアップ、受光素子等が設けられる。レーザ光源から出射されたレーザビームは光学ピックアップを通して、光ディスクのデータ面へ集光し、反射された後、受光素子によって受光され、光ディスクに記録された情報が読み取られ、或いは光ディスクに情報が書き込まれる。この際にビームの波面はさまざまな光学部品や光ディスクによって収差を受けるので、情報を正しく読み書きするためには収差補正が不可欠である。特に、光ディスクの回転中や、異なる層を読み替える際などに生じるダイナミックな収差に関しては、光学ピックアップを構成するレンズや回折光学素子による固定的な補正手段は不適当であり、アクチュエータによる動的補正が不可欠である。
従来から、上記のような収差を補正する方法が考案されており、例えば、(特許文献1)に記載の方法においては、補正レンズをアクチュエータにより動かすことによって球面収差が補正される。しかしながら、この方法はアクチュエータ部が大きく、余分なレンズが必要で、PC用途など小型化の要求の大きな光学ピックアップには不向きであった。
小型のアクチュエータとして、ミラーアレイによる収差補正手段が挙げられる。これまで、静電駆動でミラーを駆動させる方法が考案されているが、駆動電圧が高く、実用には不向きである。(特許文献2)に記載の方法においては、圧電薄膜を用いた薄膜ミラー素子が考案されているが、片持ち梁の圧電薄膜部にてミラー部を支持する構造であるため、圧電薄膜部には強い剛性が必要であり、大きな変位量を得るためには大きな駆動電圧が必要になる。また、駆動方向が1軸方向に限られるので、ミラー部の駆動方向の自由度が低く、ミラー素子を配列して作製されるミラーアレイにおいても形状の自由度は低く、限られた収差補正にしか用いることができない。
特開平10−241201号公報 特開2001−350107号公報
本発明は、低電圧で大きな変位量が得られるミラー素子及びミラーアレイを提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、ミラー素子であって、ミラー素子は、基板と、基板が保持し、第1の圧電体と第1の圧電体を挟むように配置された第1の電極と第2の電極とを有する膜と、膜に設けられた支持部と、支持部を介して膜に支持されたミラー部とを有することを特徴とするミラー素子である。
本発明によれば、ミラー部が支持部を介して膜に支持されたことにより、低電圧で大きな変位量を得ることができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いてより詳細に説明する。なお、図面中の膜厚、基板の厚み、変形量等の寸法は理解を容易にするため実際の寸法とは異なっている。
図1(a)に、本発明の実施の形態に係るミラー素子の斜視図であり、説明のためミラー部6を透かして示している。また、図1(b)は図1(a)のA−B断面図である。図1(b)に示すように、本実施の形態のミラー素子は、第1圧電体4と、この第1圧電体4を挟むように配置された第1電極3及び第2電極5と、弾性膜2とから構成される積層薄膜であるダイアフラム部と、このダイアフラム部を支持する基板1とから構成される駆動部があり、ダイアフラム部の一部とミラー部6とはミラー支持部7によって接続されている。光を反射するミラー部6は、ミラー支持部7に支持された部分の裏面に設けられている。
このように、本実施の形態のミラー素子は、積層薄膜の弾性膜2に設けられたミラー支持部7と、ミラー支持部7と基板6aとを介して積層薄膜に支持されたミラー部6とを有することにより、低い電圧で、ミラー部6を大きく変位させることができる。
なお、図1に示す構造は一例であって、各膜の膜厚、弾性膜の有無、ダイアフラム部及びミラー部6の形状などは、図1に示すものに特に限定されない。
次に、ミラー素子の駆動原理について説明する。第1電極3と第2電極5に電圧を印加するとダイアフラム部が変形し、ミラー支持部7がダイアフラム部に設けられていることにより、ダイアフラム部の変形に連動してミラー支持部7及びミラー部6が駆動する。ミラー支持部7の接続部分がダイアフラム部の中央部である場合、電極を分割しなければミラー部6は上下(ダイアフラム部の積層方向)にしか駆動しないが、電極を3つ以上に分割することによってミラー部6を自由な方向へ傾けることが可能となる。
図2を用いて、一例として電極を4つに分割した場合の挙動を説明する。図2は本実施の形態のミラー素子の駆動部、ミラー支持部7の平面図であり、図1に示すような本実施の形態のミラー素子から、ミラー部6と基板6aとを省略して示した上面図である。ミラー支持部7は、円柱形状であってダイアフラム部の中心に位置している。第1電極3はミラー支持部7を中心として放射状に分割されている。言い換えると、分割された第1電極3a,3b,3c,3dの境目がミラー支持部7を中心として放射状に存在し、第1電極3a,3b,3c,3dはそれぞれミラー支持部7を中心として中心角90度の略扇形であり、形状、面積が同一または対称形である。ここで、第2電極5の電位は常に0Vであるとする。第1電極3a,3b,3c,3dに電圧を加えない場合、または同一電圧を印加した場合には、図2(a)のようにミラー支持部7は傾かない。
これに対し、第1電極3aのみに電圧を印加した場合、もしくは第1電極3aに印加する電圧のみを第1電極3b,3c,3dに印加する電圧と異ならせた場合、図2(b)のようにミラー支持部7は図2(b)における左下へ傾く。第1電極3a、第1電極3bに同一電圧を印加した場合、図2(c)のようにミラー支持部7は下へ傾く。この場合、第1電極3aと第1電極3bとの電圧の大きさを段階的に変えることにより、図2(b)の位置から図2(c)の位置までミラー支持部7を段階的に制御することができ、傾きの大きさはそれぞれ電圧の大きさを変えることにより制御することができる。ANSYS社(ANSYS,Inc)製ANSYS(登録商標)によるシミュレーションの結果、ダイアフラム径φ100μm、弾性膜1μm、第1電極0.1μm、圧電体1μm、第2電極0.2μmの条件で、第1電極3aと第1電極3bにそれぞれ5V電圧を印加するとミラー支持部7が下方向へ0.3度傾くことがわかっている。これは収差補正用のアクチュエータとして用いるのに十分な駆動量である。
このようにミラー素子が、第1圧電体4と該第1圧電体4を挟むように配置された第1電極3及び第2電極5を含む積層薄膜と、積層薄膜を支持する基板1とからなるダイアフラム構造をもつ駆動部と、少なくとも一部分が光を反射する機能をもつミラー部6とから構成され、ミラー部6を支持する基材の一部がダイアフラム部と一体として形成されていることにより、駆動部を積層薄膜と基板1とからなるダイアフラム構造となるので、低電圧で大きな変位量が得られる。
また、第1電極3又は第2電極5の一方または両方が、少なくとも2つ以上に分割されていることにより、電極を分割しない場合は上下方向の駆動しかできないが、電極を分割することによってミラー部6の傾き角度を調節することができる。電極を2つに分割した場合、傾きの方向は2方向となり、電極を3つ以上に分割した場合、電圧制御により自由な方向へ傾けることが可能となる。従って、電極を3つ以上に分割することがより好ましい。
また、ミラー支持部7を積層薄膜における基板1に保持された部分の略中央に設けることにより、基板1に保持された積層薄膜の固定端からミラー支持部7までの距離が等しくなるので、ミラー支持部7を介して、ミラー部6を所望の方向に精度よく傾けることができる。
なお、ここでは電極をミラー支持部7を中心に略放射状に4つに分割した場合について説明したが、電極を2つに分割する場合は、ミラー支持部7を中心に中心角180度の略半円形状の電極を構成し、電極を3つに分割する場合は、ミラー支持部7を中心に中心角120度の略扇形の電極を構成する、つまり、電極をn個(n≧2)に分割する場合は、ミラー支持部7を中心に中心角360/n度の略等角度に略扇形の電極を構成すると、ミラー部6の傾く方向を制御しやすくなる。
ミラー部が駆動する場合の構造例を図3に示す。図3(a)に示すミラー素子は、ミラー部6に、第2圧電体9と、この第2圧電体9を挟むように配置された第3電極8及び第4電極10を備えており、これにより、ミラー部6自体が形状可変となり、微小の変形が可能となり、精度の高い収差補正が可能となる。
図3(b)は、環状のミラー支持体7内に設けられたミラー部6に、第2圧電体9と、この第2圧電体9を挟むように配置された第3電極8及び第4電極10を備えた、ダイアフラム構造の斜視図である。図3(c)は同A−B断面図である。このような構造をとれば、ミラー部6の形状を大きく変化させることができ、ミラー素子単独でのチルト機能付きの収差補正素子として用いることもできる。
図4(a)、図4(c)にミラー素子の駆動部の配列例を示し、この時のミラー部6の配列例を図4(b)、図4(d)にそれぞれ示す。配列されたミラー部6同士の間には間隙が設けられており、個々のミラー素子を独立に駆動させてもミラー部6同士が衝突することがない。このように本実施の形態のミラー素子を配列してミラーアレイとすることにより、全体の表面形状を自由に変化させることが可能で、あらゆる収差を補正することができる。また、DLP(登録商標)(デジタル・ライト・プロセッシング)方式のプロジェクタ等に用いられるDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)として用いることもできる。
図5(a)〜図5(e)は、ミラー素子の各製造工程における、ミラー素子の斜視図であり、以下、図5を用いて本実施の形態のミラー素子の製造方法を説明する。
初めに、駆動部となる部品の製造方法を説明する。駆動部の基板1として、熱酸化膜付のSi基板を用いる。熱酸化膜付であるのは熱酸化膜を弾性膜2として用いるためであり、弾性膜2を必要としない場合、または弾性膜2として他材料を用いる場合は熱酸化膜付である必要はない。また、基板材料としてはSi以外に金属、金属酸化物、樹脂などを用いることもできる。
基板1に第1電極3及び第1圧電体4を成膜し、第1圧電体4に第1電極3の導通をとるためのパターンニングを行う。第1電極3は、スパッタリング、蒸着、CVD、電着、無電解めっきなどにより成膜を行う。第1圧電体4のエッチング方法としては、フォトレジストを塗布、パターンニングし、これをマスクとしてウェットエッチもしくはドライエッチにて圧電体をエッチングするという、一般的な半導体プロセスが用いられる。この上に第2電極5を成膜し、パターンニングを行ったものが図5(a)である。ここでは第2電極5を5分割し、そのうちの4つを第2電極5a、5b、5c、5dとして、残りの1つを第1電極3の電極用パッド11として用いている。
この上にさらにレジスト、樹脂の順に塗布し、樹脂を固めてダイアフラム固定体12を形成する。この段階で、製造工程におけるミラー素子は、図5(b)に示す下側から、基板1,弾性膜2,第1電極3,第1圧電体4,第2電極5,ダイアフラム固定体12のレジスト,ダイアフラム固定体12の樹脂という順番で積層している。なお、ダイアフラム固定体12の形成は、ダイアフラム部を固定しておくことにより後の作業を行いやすくするためのものであって、ダイアフラム固定体12は、最終的なミラー素子の部材とはならない。レジストを塗布するのは、樹脂を剥離しやすくするためである。
図5(b)に示す素子を裏返し、基板1を形成するSiのエッチングを行う。エッチングを行った状態を図5(c)に示す。エッチング方法は前述の第1圧電体4のエッチング方法と同様であり、フォトレジストでパターンニング後、ウェットエッチングもしくはドライエッチングを行う。図5(c)ではダイアフラム部の形状、つまり基板1の内縁の形状は円形となっているが、楕円形、四角形、多角形、星形など、さまざまな形状を採用することができる。また、エッチング時に、ダイアフラム部の中央に基板1の一部を残しておき、ミラー支持部7の一部となる基材7aを形成している。
次に、ミラー部6となる部品の製造方法を説明する。ミラー部6の基板6aであるSi基板にミラー膜を成膜する。基板6aの材料としては、金属、金属酸化物、樹脂など用いることができる。ミラー部6の材料についても特に限定はないが、反射率の向上のため、金属膜または金属酸化物の積層膜を用いると良い。基材7aの形成と同様に、図5(d)に示すように、ミラー部6の裏面の基板6aをエッチングすることにより、ミラー支持部7の一部となる基材7bを形成することができる。エッチング方法は前述と同様である。
最後に、これまで製造した駆動部となる部品と、ミラー部6となる部品とを接着し、ダイアフラム部を固定していたダイアフラム固定体12であるレジストと樹脂とを剥離する。駆動部とミラー部6(より正確には基材7aと基材7b)との接着方法としては、接着剤による接着や、溶融接着などを用いることができる。樹脂によりダイアフラム部を固定していたのは、接着する際に押さえつけが必要なためで、押さえつける必要がない接続方法であればダイアフラム固定体12を設けてダイアフラム部を固定する必要はない。なお、ここでは基材7aと基材7bとを接着することによりミラー支持部7を形成したが、基板1や基板6aとは別の部材を用いてミラー支持部7を構成し、弾性膜2と基板6aと接続することも可能である。
図6に、本実施の形態のミラー素子からなるミラーアレイを用いた光学ピックアップの基本的な構成例を示す。レーザ光源13から発せられた光束はビームスプリッタ15を透過し、立ち上げミラーを兼用するミラーアレイ16で反射され、対物レンズ18を通って、光ディスク19に結像する。この光ディスク19で反射した光はミラーアレイ16で反射し、ビームスプリッタ15を反射して受光素子14において電気信号に変換される。
この構成においては、光束はミラーアレイ16に45度入射する。形状可変ミラー素子からなるミラーアレイ16は、ドライバ17から制御電圧を供給される。ドライバ17は収差量を検知するモニター用受光素子(図示せず)や受光素子14等の受光部の内で少なくとも一つからの信号をもとに、制御電圧の値を定め、ミラーアレイ16の表面形状を変化させることができる。特に、レーザ光源13から出射される光が青から青紫の短波長光の場合、上記構成は特に有用である。
本実施の形態のミラー素子からなるミラーアレイを用いた光学ピックアップとして、図7のような構成も同様に実施可能である。レーザ光源13から発せられた光束は偏光ビームスプリッタ21を透過し、立ち上げミラー22で反射し、1/4波長板20および対物レンズ18を経て光ディスク19上で集光する。その後、光ディスク19で反射した光は偏光状態を90度変え、立ち上げミラー22を経て、偏光ビームスプリッタ21で反射され、もう一枚の1/4波長板20を透過しミラーアレイ16で反射され、再び1/4波長板20を透過して偏光状態を90度変えた後、偏光ビームスプリッタ21を透過して、受光素子14において電気信号に変換される。
ミラーアレイ16はドライバ17から制御電圧を供給される。ドライバ17は収差量を検知するモニター用受光素子(図示しない)や受光素子14等の受光部の内で少なくとも一つからの信号をもとに、制御電圧の値を定め、ミラーアレイ16の表面形状を変化させることができる。特に、レーザ光源13から出射される光が青から青紫の短波長光の場合、上記構成は特に有用である。
本実施の形態は、以上の課題を解決するためになされたもので、低電圧で大きな変位量が得られ、駆動方向の自由度が高いミラー素子、及び形状自由度が高く、様々な収差が補正可能なミラーアレイを提供することを目的とする。
本発明によれば、顕微鏡、カメラ等、光学装置のフォーカス及び、CD/DVDドライブレコーダ、デコーダ、CD/DVDドライブなどに用いられる光学ピックアップ、特に、青色レーザを用いた光学ピックアップや収差の補正が必要な光学装置に利用可能である。
さらに、チルト調整ができるミラー素子であることから、光アッテネータや、DLP(登録商標)(デジタル・ライト・プロセッシング)方式のプロジェクタ等に用いられるDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)として用いることもできる。
本発明の実施の形態におけるミラー素子を示す図 本発明の実施の形態におけるミラー素子の平面図 本発明の実施の形態におけるミラー素子を示す図 本発明の実施の形態におけるミラーアレイの平面図 本発明の実施の形態におけるミラー素子の製造過程を示す斜視図 本発明の実施の形態における光学ピックアップの光路を示す図 本発明の実施の形態における光学ピックアップの光路を示す図
符号の説明
1 基板
2 弾性膜
3 第1電極
4 第1圧電体
5 第2電極
6 ミラー部
7 ミラー支持部
8 第3電極
9 第2圧電体
10 第4電極
11 電極用パッド
12 ダイアフラム固定体
13 レーザ光源
14 受光素子
15 ビームスプリッタ
16 ミラーアレイ
17 ドライバ
18 対物レンズ
19 光ディスク
20 1/4波長板
21 偏光ビームスプリッタ
22 立ち上げミラー

Claims (18)

  1. ミラー素子であって、
    前記ミラー素子は、
    基板と、
    前記基板が保持し、第1の圧電体と該第1の圧電体を挟むように配置された第1の電極と第2の電極とを有する膜と、
    前記膜に設けられた支持部と、
    前記支持部を介して前記膜に支持されたミラー部とを有する
    ことを特徴とするミラー素子。
  2. 前記第1の電極と前記第2の電極の少なくとも一方が、
    2つ以上に分割されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のミラー素子。
  3. 前記支持部は、
    前記膜における、前記基板に保持された部分の略中央に設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載のミラー素子。
  4. 前記第1の電極と前記第2の電極の少なくとも一方が、
    前記支持部を中心として略放射状に分割されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のミラー素子。
  5. 前記第1の電極と前記第2の電極の少なくとも一方が、
    前記支持部を中心として略放射状に略等角度に分割されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のミラー素子。
  6. 前記ミラー部は、
    前記支持部によって支持された部分の裏面に光を反射する部分を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のミラー素子。
  7. 前記ミラー部は、
    第2の圧電体と該第2の圧電体を挟むように配置された第3の電極と第4の電極とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のミラー素子。
  8. 前記ミラー部が
    ダイアフラム構造である
    ことを特徴とする請求項7に記載のミラー素子。
  9. ミラー素子であって、
    前記ミラー素子は、
    少なくとも一部分が光を反射するミラー部と、
    前記ミラー部を支持する支持部と、
    前記支持部を設けた膜と、
    前記膜を保持する基板とを有し、
    前記膜は、
    第1の圧電体と、
    前記第1の圧電体を挟むように配置された第1の電極と第2の電極とを有し、
    前記支持部を設けた部分の周囲を基板に支持されている
    ことを特徴とするミラー素子。
  10. 請求項1に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
  11. 請求項2に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
  12. 請求項3に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
  13. 請求項4に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
  14. 請求項5に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
  15. 請求項6に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
  16. 請求項7に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
  17. 請求項8に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
  18. 請求項9に記載のミラー素子を配列した
    ことを特徴とするミラーアレイ。
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