JP2006154163A - ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法及びホログラム再生方法 - Google Patents

ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法及びホログラム再生方法 Download PDF

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Abstract


【課題】参照光の入射角を変化させる反射ミラーの限られた可動範囲の中で、角度多重方式によるホログラムの多重度をクロストークの悪化なく従来よりも上げることができる或いは、ホログラムの多重度を上げない場合は反射ミラーの可動範囲を従来よりも狭くする。【解決手段】参照光と信号光の干渉縞をホログラム記録媒体に記録する際に、参照光の前記ホログラム記録媒体への入射角を変化させて同一の記録領域にホログラムを多重記録する際に、参照光の入射角の角度ピッチをΔθ、Δθ、…、Δθm−1のように、参照光の入射角に応じて変化させ、クロストークが悪化しない範囲の最小値とする。これにより、参照光可動角度が同じ場合には多重度を増加させ、多重度が同じ場合には参照光可動角度を狭くすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、参照光と信号光の干渉縞をホログラム記録媒体に角度多重方式により多重記録するホログラム記録再生装置及び方法に係り、特に参照光のホログラム記録媒体への入射角の角度ピッチの設定に関する。
従来よりホログラムデータストレージの記録時には、信号光と参照光の2光束が干渉する領域にホログラム記録媒体を配置して、前記2光束の干渉縞をホログラム記録媒体に記録するものである(例えば非特許文献1参照)。その際に、ホログラム記録媒体への記録密度を向上させるため、角度多重方式をはじめ、シフト多重方式、スペックル多重方式、および位相コード多重方式などの各種多重方式によるホログラムの多重記録が行われている。
いずれの多重方式においても、多重原理を決める参照光波面の種類が異なることを除いて、ホログラム記録再生装置の基本構成はほぼ同じと見做せるので、それらの代表として角度多重方式によるホログラフィックストレージ記録再生装置がある。これは信号光と参照光の2光束をホログラム記録媒体に照射するが、信号光を空間変調器(SLM)に表示されるデータページで空間変調(強度変調)する毎に、参照光のホログラム記録媒体への入射角を変化させて同一記録領域にホログラムを多重記録するものである。ホログラム記録媒体に記録されるのは、SLMに表示される2次元ビットデータ画像(データページ)のフーリエ像である。また、再生信号は回折光を逆フーリエ変換して得られるデータページ画像で、CCD等の撮像素子によって撮像され、ビットパターンとしてコンピュータに取り込まれる。
この角度多重方式による多重記録の特徴は、平面波である参照光ビームを回転ミラー(あるいはガルバノミラー)で反射させ、記録媒体への入射角を変化させることによって、同じ領域に何枚ものホログラムを多重できることにある。このようなことを可能にするのは、体積ホログラムの特徴として角度選択性があるためである。
ここで、角度選択性とは、ある一枚のホログラムを再生する際、回折効率が再生参照光の記録参照光角度からのずれ量を変数とするSinc関数にしたがった振舞いを見せることである。すなわち、ホログラムの記録波長がλ、記録媒体(記録材料)の厚みがT、信号光と参照光の入射角がそれぞれθo =θr =θとすると、回折効率ηは再生参照光の角度変化量Δθに対して以下の式に従う。
η(比例) sinc2 (2T(Δθ)sinθ/λ) …(1)
例えば、記録波長が532nm、記録媒体の厚みが1mm、信号光と参照光の入射角が20度で記録したホログラムの回折効率と再生参照光の入射角変化量の関係は図7にプロットされて描かれた特性曲線のような振舞いとなる。
また、再生参照光の角度ずれ量をゼロから徐々に大きくしていき、最初に回折効率がゼロになるときの角度変化量は、記録に用いる光源の波長λ、記録媒体(記録材料)の厚みT、信号光の入射角θo 、参照光の入射角θr で決まり、
Δθ=(Δθ)B=λ/T(sinθr+sinθo ・cosθr/cosθo)…(2)で表される。但し、ここまで示された角度はすべて記録材料内での値である。
ホログラムの多重記録の際、参照光の入射角度が変化する場合を考える。例えばフォトポリマーの屈折率が1.5、空気中での信号光の入射角が15度、参照光の入射角が35度から65度まで変化する場合、Δθは式2から求めることができ、図8に示すような特性を有し、入射角が大きくなるに従って、Δθは小さくなる。
図9の表はひとつの記録領域に複数のデータページを角度多重で記録する時の、参照光入射角度の変化を示したものである。参照光入射角の変化はΔθで一定である。そのため、参照光の可動域は、θtotal =(M−1)×Δθ…(3)と表される。
IBM J.RES DEVELOP VOL 44 NO.3 MAY 2000 「Holographic data storage」
上記のように、従来の角度多重方式による多重記録では、角度選択性を確保する最小の参照光の角度変化量(角度ピッチ)Δθは、図8に示すように参照光の入射角度毎に異なるにも拘らず、一定としているため、多重されたホログラム全ての間でクロストークを最小にするΔθを選択せざるをえず、最も悪い(大きい)値が角度ピッチとして採用されている。したがって、参照光反射ミラーの可動範囲が限られている場合、多重できるホログラム数が少なくなってしまうという問題があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、参照光の入射角を変化させる反射ミラーの限られた可動範囲の中で、角度多重方式によるホログラムの多重度をクロストークの悪化なく従来よりも上げることができる或いは、ホログラムの多重度を上げない場合は反射ミラーの可動範囲を従来よりも狭くすることができるホログラム記録再生装置及び方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、参照光と信号光の干渉縞をホログラム記録媒体に記録する際に、前記参照光の前記ホログラム記録媒体への入射角を変化させて同一の記録領域にデータを多重記録するホログラム記録装置であって、前記多重記録時の前記参照光の入射角の角度ピッチを変化させる参照光入射角制御手段を具備することを特徴とする。
また、本発明の前記参照光入射角制御手段は、前記参照光の入射角の角度ピッチを、当該参照光の入射角に応じて変化させることを特徴とする。
また、本発明は、再生参照光のホログラム記録媒体への入射角を変化させて当該ホログラム記録媒体の同一領域に照射することにより多重記録データを再生するホログラム再生装置であって、前記再生参照光の前記入射角が記録時の参照光の入射角と同一になるように、その角度ピッチを変化させる再生参照光入射角制御手段を具備することを特徴とする。
このように本発明では、角度多重方式によるホログラム記録装置において、従来一定であった多重記録時の参照光の入射角の角度ピッチを当該入射角に応じて変化させ、クロストークが生じない範囲の最適値、例えば角度選択性を確保する最小の参照光の角度ピッチとすることにより、角度ピッチを一律に決める場合に比べて、参照光可動角度が同じ場合には多重度を増加させることができ、多重度が同じ場合には参照光可動角度を小さくすることができる。
本発明によれば、参照光と信号光の干渉縞をホログラム記録媒体に記録する際に、前記参照光の前記ホログラム記録媒体への入射角を変化させて同一の記録領域にホログラムを多重記録する際に、多重記録時の前記参照光の入射角の角度ピッチを当該入射角に応じた最適値(例えば角度選択性を確保する最小の参照光の角度ピッチ)として変化させることにより、限られた参照光反射ミラー可動範囲の中では、ホログラム多重度をクロストークを悪化させることなく効率的に上げることができる。
また、ホログラム多重度を上げない場合は、参照光反射ミラー可動範囲を小さくできるため、参照光学系の光学部品、特にミラー等の可動部品を小型化できる。
また、参照光の入射角変化量が小さくなるので、参照光のパワー密度の変化も小さくなり、従って記録・再生条件の変化そのものも小さくなるので装置を簡素化することができる。
さらに、再生時にも、再生参照光の入射角の角度ピッチを当該入射角に応じた最適値として変化させる角度スケジューリングを行うため、ホログラム記録媒体が収縮しても各データページの再生に適した角度補正ができ、S/Nのよいデータ再生が可能となる。
参照光の入射角を変化させる反射ミラーの限られた可動範囲の中で、角度多重方式によるホログラムの多重度をクロストークの悪化なく従来よりも上げることができる或いは、ホログラムの多重度を上げない場合は反射ミラーの可動範囲を従来よりも狭くする目的を、参照光と信号光の干渉縞をホログラム記録媒体に記録する際に、前記参照光の前記ホログラム記録媒体への入射角を変化させて同一の記録領域にホログラムを多重記録する際に、多重記録時の前記参照光の入射角の角度ピッチを当該入射角に応じたクロストークが生じない最適値として変化させることによって実現した。
図1は、本発明の一実施の形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示したブロック図である。ホログラム記録再生装置は、レーザ光源1、シャッター2、半波長板3、偏向ビームスプリッター(PBS)4、スペイシャルフィルタ5、コリメートレンズ6、ミラー7、角度回転ミラー8、シャッター9、ミラー10、スペイシャルフィルタ11、コリメートレンズ12、ミラー13、SLM14、信号光レンズ15、再生光レンズ16、CCD或いはCMOSなどで構成される撮像装置17を有して構成され、ホログラム記録媒体60に対してホログラムを角度多重方式で記録再生する。
図2は図1に示した本実施形態のホログラム記録再生装置の制御系の構成を示したブロック図である。ホログラム記録再生装置の制御装置18は、シャッター2、9の開閉、空間変調器(SLM)14へのデータページの表示制御、角度回転ミラー8の回転制御などの個別制御及び装置全体の制御を行う。
次に本実施形態の動作について説明する。ホログラム記録媒体60にデータを記録する場合、シャッター2が閉まった状態で(シャッター9は開いたまま)、記録するデータページが空間変調器(透過性の液晶表示装置)14に表示されると共に、ホログラム記録媒体60を回転させて記録場所(記録エリア)を決めた後、シャッター2が開らく。
これにより、レーザ光源1から出射された干渉性を持つレーザ光は、シャッター2を通して半波長板3により偏向方向が調整された後、偏向ビームスプリッター(PBS)4に入射し、記録光100と参照光200に分割される。参照光200は、スペイシャルフィルタ11とコリメートレンズ12によりビーム径を拡大された平行光になり、ミラー7によりその進行方向が変更されて角度回転ミラー8に入射する。参照光200は角度回転ミラー8によりホログラム記録媒体60へ設定された入射角で照射される。但し、参照光200のホログラム記録媒体60への入射角は、制御装置18からの制御指令で角度回転ミラー8の回転角が変化されて変更される。その際、参照光200の入射角変化に応じて参照光200の角度ピッチはスケジューリングされ、このスケジューリングに応じて角度回転ミラー8の回転角が変化される。
一方、信号光100はシャッター9を介してミラー10に入射され、ここで進路を変更された後、スペイシャルフィルタ11とコリメートレンズ12により所定のビーム径に拡大された平行光になる。信号光100はさらにミラー13に入射してその進路を変更され、空間変調器14に入射される。空間変調器14にはデータページが表示され、ここを信号光100が通ることにより空間変調される。空間変調された信号光100は信号光レンズ15を介してホログラム記録媒体60中で集光され、参照光200と重なり、その結果発生した干渉縞の光強度分布がホログラムとしてホログラム記録媒体60中に記録され、その後、シャッター2が閉じられる。ホログラム記録媒体60中に照射された参照光200と信号光100は、ホログラム記録媒体60中で干渉し、その結果発生した干渉縞の光強度分布がホログラムとして記録媒体中に記録される。
その後、空間変調器14に次に記録するデータページが表示されると共に、角度回転ミラー8が僅かに回転して、参照光200の入射角を変更した後、シャッター2が開くと、次に記録するデータページがホログラム記録媒体60の同一記録領域に角度多重で記録される。これを繰り返して、所定の多重度になると、ホログラム記録媒体60を移動させ、次の記録領域に上記と同様の多重記録が行なわれる。
上記のように記録されたホログラムを再生する時は信号光シャッター9を閉じた状態でシャッター2を開くことにより、当該ホログラムが記録された位置に再生参照光200が照射される。再生参照光200の照射により生じた再生光300は、再生光レンズ16を介して撮像装置17上に結像させ、撮像装置17より再生画像信号を得る。次に角度回転ミラー8を回転させて参照光200のホログラム記録媒体60への入射角度を変えて同一の記録領域から別のデータページに対応する再生光300を発生させて、撮像装置17より次の再生画像データを得る。尚、再生参照光200の入射角変化に応じて再生参照光200の角度ピッチはスケジューリングされ、このスケジューリングに応じて角度回転ミラー8の回転角が変化されるのは、記録時と同様である。
次に上記した参照光200の角度ピッチをスケジューリングして、参照光200の入射角度毎に角度ピッチを変更する制御について説明する。本例の記録装置の制御装置18は、ひとつの記録領域にm枚のデータページを記録する時、参照光200の角度ピッチが多重記録順で異なるように図3の表に示すようにスケジューリングする。尚、図3の表に示された参照光入射角度系列に従って角度コントロールすることを角度スケジューリングと呼ぶことにする。この場合、角度多重システムの参照光反射ミラーの可動域θtotalは以下の通りである。
θtotal =Δθ1 +Δθ2 +・・・+Δθm-1 (4)
即ち、本実施形態の角度ピッチは、従来のように一定ではなく、図4に示すように定めてあり、参照光200の入射角度に応じて変化している。参照光200の入射角度毎に、角度選択性を確保する最小の参照光の角度ピッチに設定される。これは、クロストークが悪化しない範囲の最小の角度ピッチであるとも言える。ここで、式2に従い参照光200の入射角変化に応じて求められるΔθmを角度ピッチとすると、以下に示すような関係がある。
Δθ=Δθ1 >Δθ2 >Δθ3 >……>Δθm-1 >Δθm (5)
以上の議論より、ミラーの可動域を従来の方式と本実施形態の方式で比べると、θtotal(従来) > θtotal(本発明) の関係があり、同じデータページ数を多重する場合、従来
の方式よりも本発明による角度多重方式のほうがミラーの可動域が狭くて済む。逆に、同じミラー可動域では本実施形態の方式のほうが多重度を増やすことができ、ひいては記録密度を向上させることができる。尚、角度スケジューリングの際、データページ1からデータページmまでの記録に対応した参照光の入射角系列は{ θ12,…, θm}という順序でも{ θmm-1,…, θ1}という順序でも構わない。
(スネルの法則)
記録材料内のブラッグ(Bragg )の角度選択性は、式2においてθo =θr =θinsideとすると、以下のように表される。
Δθinside=λ/(2Tsinθinside) …(6)
角度多重記録装置において、参照光は記録材料に入射する際スネルの法則により屈折する。
図5に示すように、記録材料中の屈折率をn(空気中では1)、記録材料内の光の入射角をθinside、空気中の入射角をθoutside とすると、以下のように表される。
nsinθinside =sinθoutside …(7)
参照光の入射角変化は装置内(空気中)に配置されたミラーの回転により得られるため、角度ピッチは空気中での角度選択性Δθoutside に従ってスケジューリングされる必要がある。
Δθoutside =dθoutside /dθinsideΔθinside…(8)
すなわち、多重記録の各ステップにおける参照光入射角θに基づいて、式7、式8を計算して得られるΔθoutside の系列を、角度スケジューリングとして用いればよい。
上記のようにしたホログラム記録媒体60に角度多重で記録してデータヘージを再生する場合について説明する。再生時の再生参照光200は、記録時の参照光と同一の入射角度でなければならないため、記録時と同様にその角度ピッチが参照光の入射角に応じて変化し、図3と同様なスケジューリングとなる。
しかし、再生時にはホログラム記録媒体60の収縮を考慮に入れなければならない場合がある。一般に、フォトポリマーは材料内のモノマーがポリマー化して重合することによって収縮を起こす。この収縮を角度補正するために、記録時の参照光の角度からδθずらして再生する必要がある場合、再生参照光の角度スケジューリングは図6の表に示した如くなる。尚、なお、収縮は記録中から開始されるため、データページによって収縮補正量δθが異なる場合もある。その際には、その異なるδθに基づいて角度スケジューリングを行えばよい。
本実施形態によれば、角度多重方式による記録時の参照光入射角に応じて参照光入射角の角度ピッチを最適値、例えば角度選択性を確保する最小の参照光の角度ピッチに設定し、参照光入射角毎に角度ピッチを変化させて多重記録することにより、多重度が従来と同じであれば、クロストークを悪化させることなく、従来の方式よりミラーの可動域を狭くすることができ、参照光光学系の光学部品を小形化できると共に、角度回転ミラー8を小形化できる。また、参照光200の入射角変化量が小さくなるので、参照光200のパワー密度の変化も小さくなり、従って記録・再生条件の変化そのものも小さくなるので装置の簡素化を図ることができる。また、角度スケジューリングを行うと、記録材料が収縮しても各データページの再生に適した角度補正ができるので、よりS/Nのよいデータ再生が可能となる。逆に、従来と同じミラー可動域であれば、クロストークを悪化させることなく、従来よりも多重度を増やすことができ、ひいては記録密度を向上させることができる。
尚、本実施形態によれば、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。
本発明の一実施の形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示したブロック図である。 図1に示した本実施形態のホログラム記録再生装置の制御系の構成を示したブロック図である。 多重記録するデータページの記録順番と参照光入射角度の関係を示した図である。 参照光の入射角度と角度ピッチの関係を示した特性図である。 スネルの法則を説明する図である。 多重記録されたデータページの再生順番と参照光入射角度の関係を示した図である。 回折効率と再生参照光の入射角変化量の関係を示した特性図である。 参照光の入射角度と角度ピッチの関係を示した特性図である。 従来の多重記録するデータページの記録順番と参照光入射角度の関係を示した図である。
符号の説明
1……レーザ光源、2、9……シャッター、3……半波長板、4……偏向ビームスプリッター(PBS)、5、11……スペイシャルフィルタ、6、12……コリメートレンズ、7、10、13……ミラー、8……角度回転ミラー、14……空間変調器(SLM)、15……信号光レンズ、16……再生光レンズ、17……撮像装置、18……制御装置、60……ホログラム記録媒体。

Claims (9)

  1. 参照光と信号光の干渉縞をホログラム記録媒体に記録する際に、前記参照光の前記ホログラム記録媒体への入射角を変化させて同一の記録領域にデータを多重記録するホログラム記録装置であって、
    前記多重記録時の前記参照光の入射角の角度ピッチを変化させる参照光入射角制御手段を具備する、
    ことを特徴とするホログラム記録装置。
  2. 前記参照光入射角制御手段は、前記参照光の入射角の角度ピッチを、当該参照光の入射角に応じて変化させることを特徴とする請求項1記載のホログラム記録装置。
  3. 前記参照光の入射角の角度ピッチを当該参照光の前記入射角に応じて設定する際に、前記参照光が進行する空気中と前記ホログラム記録媒体の屈折率及び前記入射角に基づいて前記角度ピッチを補正することを特徴とする請求項1記載のホログラム記録装置。
  4. 再生参照光のホログラム記録媒体への入射角を変化させて当該ホログラム記録媒体の同一領域に照射することにより多重記録データを再生するホログラム再生装置であって、
    前記再生参照光の前記入射角が記録時の参照光の入射角と同一になるように、その角度ピッチを変化させる再生参照光入射角制御手段を具備する、
    ことを特徴とするホログラム再生装置。
  5. 前記再生参照光のホログラム記録媒体への入射角を設定する際に、前記入射角を前記ホログラム記録媒体の体積変化に応じて補正することを特徴とする請求項4記載のホログラム再生装置。
  6. 参照光と信号光の干渉縞をホログラム記録媒体に記録する際に、前記参照光の前記ホログラム記録媒体への入射角を変化させて同一の記録領域にデータを多重記録するホログラム記録方法であって、
    前記多重記録時の前記参照光の入射角の角度ピッチを変化させることを特徴とするホログラム記録方法。
  7. 前記参照光の入射角の角度ピッチを、当該参照光の入射角に応じて変化させることを特徴とする請求項6記載のホログラム記録方法。
  8. 再生参照光のホログラム記録媒体への入射角を変化させて当該ホログラム記録媒体の同一領域に照射することにより多重記録データを再生するホログラム再生方法であって、
    前記再生参照光の前記入射角が記録時の参照光の入射角と同一になるように、その角度ピッチを変化させることを特徴とするホログラム再生方法。
  9. 前記再生参照光のホログラム記録媒体への入射角を設定する際に、前記入射角を前記ホログラム記録媒体の体積変化に応じて補正することを特徴とする請求項8記載のホログラム再生方法。
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