JP2006149528A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】使い勝手を向上した電気掃除機を提供する。
【解決手段】集塵カップ31を水洗いした後、集塵カップ31の下流側の連通開口42に集水部54の吸水フィルタ体53を装着して、集塵カップ31をカップ保持部にて保持し、集塵カップ31に付着した水分を吸水フィルタ体53により分離して吸収することで、集塵カップ31をカップ保持部内で乾燥させるので、集塵カップ31を乾燥させるスペースを掃除機本体の外部に確保する必要がなく、掃除機本体と集塵カップ31とが別々となることもないので、掃除を再開する際の準備に手間がかからないなど、使い勝手を向上できる。
【選択図】図1
【解決手段】集塵カップ31を水洗いした後、集塵カップ31の下流側の連通開口42に集水部54の吸水フィルタ体53を装着して、集塵カップ31をカップ保持部にて保持し、集塵カップ31に付着した水分を吸水フィルタ体53により分離して吸収することで、集塵カップ31をカップ保持部内で乾燥させるので、集塵カップ31を乾燥させるスペースを掃除機本体の外部に確保する必要がなく、掃除機本体と集塵カップ31とが別々となることもないので、掃除を再開する際の準備に手間がかからないなど、使い勝手を向上できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電動送風機の駆動により吸い込まれた塵埃を捕集する集塵部を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通しこの電動送風機の駆動により吸い込まれた塵埃を捕集する集塵部が着脱可能に設けられている。そして、この電気掃除機は、集塵部に塵埃が溜まると、掃除機本体から集塵部を取り外し、この集塵部の内部に捕集した塵埃をごみ箱などに廃棄するとともに、集塵部を水洗いしてこの集塵部を再度使用可能となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−136459号公報(第4頁、図1)
しかしながら、上述の電気掃除機では、例えば水洗いした集塵部の乾燥が不充分だと、この集塵部を掃除機本体に再度取り付けて使用する際に、残った水分がフィルタ、あるいは電動送風機に付着し、錆が発生したり絶縁状態が悪化したりするなど、好ましくない影響を与えるおそれがある。
このため、上述の電気掃除機では、集塵部を掃除機本体から取り外した状態で充分に乾燥させなければならず、集塵部を乾燥させるためのスペースを要し、また、掃除機本体と集塵部とが別々となるので、掃除を再開する際の準備に手間がかかるという問題がある。
さらに、集塵部は自然乾燥させなければならないので、充分に乾燥させるまでに時間を要するという問題もある。
このように、上述の電気掃除機では、使い勝手が良好でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、使い勝手を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、電動送風機の駆動により吸い込まれた塵埃を捕集する集塵部と、この集塵部を電動送風機の吸込側に連通可能に保持する集塵部保持部と、この集塵部保持部に装着した状態で集塵部を乾燥させる際に集塵部保持部に保持された集塵部の下流側に少なくとも一部が装着可能な集水部とを具備したものである。
本発明によれば、例えば集塵部を水洗いした後、下流側に集水部を装着した集塵部を集塵部保持部にて保持すると、集塵部に付着した水分が集水部に集められるので、集塵部を集塵部保持部内で乾燥させることができるなど、使い勝手が向上する。
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図6を参照して説明する。
図5および図6において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、吸い込んだ吸込風を重力により分離して集塵する電気掃除機である。また、この掃除機本体1は、下ケース2、この下ケース2の上側に取り付けられた図示しない中ケース、この中ケースの後部を閉塞して下ケース2および中ケースに取り付けられた上ケース4、および、中ケースの前側上部を開閉可能に覆う蓋体5を備えた本体ケース6を有している。さらに、本体ケース6の中ケースと上ケース4との間には、電動送風機7が収容されている。
そして、下ケース2の前側には、底部に旋回輪11が旋回可能かつ回転可能に取り付けられ電動送風機7の吸込側に連通した有底円筒状の空間である集塵部保持部としてのカップ保持部12が設けられている。このカップ保持部12の上側は、蓋体5により覆われる。また、下ケース2の後側の両側には、本体ケース6の進行方向前側および後側に沿って回転可能な一対の走行輪13がそれぞれ取り付けられている。この結果、掃除機本体1が被掃除面としての床面上を走行可能となっている。
さらに、蓋体5の前側には、前方に向けて開口しカップ保持部12に連通した本体吸込口14が設けられている。この本体吸込口14には、可撓性を有するホース体15の基端が連通されて着脱可能に接続されている。このホース体15の先端には、電動送風機7の動作モードなどが選択可能な手元操作部16が設けられている。この手元操作部16には、掃除機本体1内の電動送風機7などの駆動状態を所定の状態に設定する複数の設定ボタン17が設けられているとともに、掃除する際に操作者が把持する把持部18が基端側に突設されている。
また、手元操作部16の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管21が着脱可能に連通接続されている。さらに、この延長管21の先端には、例えば室内の床面の絨毯などの上に設置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ22が着脱可能に連通接続されている。
この結果、床ブラシ22、延長管21、ホース体15および本体吸込口14などにより、電動送風機7の吸込側に連通する風路23が形成されている。
また、掃除機本体1の下ケース2と上ケース4との間には、カップ保持部12と、電動送風機7を収容する電動送風機室24とを区画する区画壁部25が上下方向に沿って設けられている。この区画壁部25には、カップ保持部12と電動送風機室24とを連通する通気孔26が穿設されている。この通気孔26は、格子状のリブ27により多数の格子状に区画されている。
さらに、掃除機本体1内の後部下側には、図示しないコードリール室が区画形成され、このコードリール室内には、外部の商用交流電源から電動送風機7へと給電可能な図示しないコードリールが引き出し可能に巻回されている。
そして、カップ保持部12には、集塵部としての水洗い可能な集塵カップ31が着脱可能に設けられている。この集塵カップ31は、この集塵カップ31の外郭となるカップ本体33、このカップ本体33から略円筒状に突設された連通筒部34、この連通筒部34の排気側すなわち下流側に連通する集塵室35、および、この集塵室35の下流側に連通する連通室36を備え、この連通室36にフィルタ体37が着脱可能に装着され、かつ、連通室36の下部で集塵室35の下流側に位置した貯水部としての空間部38が形成されている。なお、この集塵カップ31は、本実施の形態では、吸込側すなわち上流側を前側にし、排気側すなわち下流側を後側にして、カップ保持部12にて保持され、このカップ保持部12にて保持された状態で下流側が電動送風機7の吸込側に連通している。
カップ本体33は、上流側から下流側へと拡開され、内部に集塵した塵埃を外部へと廃棄可能とする廃棄開口41を下端部に有し、電動送風機7の吸込側に連通する連通開口42を下流側に有している。そして、カップ本体33の連通筒部34の下部には、集塵カップ31を持ち運び可能にするハンドル部43が設けられている。
廃棄開口41は、集塵室35および空間部38の下端部に連通しており、開閉蓋44が開閉可能に設けられている。この開閉蓋44は、例えばハンドル部43に設けられた図示しない操作ボタンにより廃棄開口41を開閉可能となっている。
また、連通開口42は、連通室36の下流側に位置し、フィルタ体37が着脱可能に装着されている。
さらに、連通筒部34は、集塵カップ31をカップ保持部12にて保持した状態で上流側が本体吸込口14に連通するものであり、上流側に向けて延設されている。そして、この連通筒部34の下流側には、集塵室35と連通室36および空間部38とを区画する区画部45が下流側に向けて下方に傾斜するように屈曲して延設されている。
ここで、区画部45は、開閉蓋44が閉じた状態でこの開閉蓋44に設けられた当接部44aに下端部が当接して集塵室35と空間部38とを区画している。また、この区画部45には、集塵室35と連通室36とを連通する角穴状の連通孔46が穿設されている。この連通孔46には、メッシュ状のフィルタ47が設けられている。このフィルタ47は、集塵室35から電動送風機7の吸込側へと通過する吸込風から、集塵室35で集塵できなかった細塵を捕集するもので、格子リブ状に形成されたフィルタ取付体48に取り付けられ、このフィルタ取付体48により、連通孔46全体を閉塞するようにこの連通孔46に対して着脱可能に設けられている。
また、集塵室35は、電動送風機7の駆動により塵埃とともに吸い込まれた空気から比較的大きい塵埃すなわち粗塵を捕集するものであり、連通筒部34の下流側に上下方向に長手状に設けられ、連通筒部34に対して下方向に向けて位置している。
さらに、連通室36は、集塵室35の下流側と電動送風機7の上流側との間に位置するものであり、集塵室35の上側に上下方向に長手状に設けられている。
そして、フィルタ体37は、枠状のフィルタ枠51と、このフィルタ枠51に取り付けられたプリーツフィルタ52とを備え、掃除機本体1の幅方向すなわち左右方向に沿って配設されて通気孔26に対向している。また、このフィルタ体37は、図1に示すように、水分と空気とを分離する分離部としての吸水フィルタ体53と置換可能に設けられている。そして、この吸水フィルタ体53と空間部38とで、集水部54が構成されている。
ここで、フィルタ枠51は、図3に示すように、連通開口42の内形に沿った外形を有する枠状の枠本体55と、この枠本体55の内縁側から上流側へと突設されプリーツフィルタ52が取り付けられる取付部56と、この取付部56の下部に設けられた傾斜面57と、枠本体55の左右方向の中心部から下流側に向けて上方向へと突設された摘み部58とを有している。
枠本体55は、上流側寄りの外周面に、フィルタ体37の外郭と連通開口42の内縁部との隙間を閉塞するパッキン59を取り付け可能なパッキン取付溝部55aが全周に亘って設けられている。
また、取付部56は、枠本体55の外形形状に略沿って枠状に形成され、傾斜面57に臨む複数の切欠部56aが下端部に切り欠き形成されている。これら切欠部56aは、上流側から下流側に向けて幅寸法が小さくなる略三角形状に形成され、プリーツフィルタ52で捕集した微細塵がこのプリーツフィルタ52から落下した際に、この微細塵を、傾斜面57を介して空間部38へと落下させるものである。そして、これら切欠部56aは、フィルタ体37の幅方向に互いに略等間隔に離間されている。
さらに、傾斜面57は、プリーツフィルタ52の下側に位置した取付部56の下方に設けられ、上流側へ向けて下方へと直線状に傾斜し、空間部38の上部に連通している。
そして、摘み部58は、フィルタ体37を集塵カップ31に着脱する際に摘まれるものであり、フィルタ体37を連通開口42に装着した状態で先端部がカップ本体33の上端部から上方に突出している。
また、プリーツフィルタ52は、フィルタ47を通過した微細塵を捕集するもので、幅方向に沿って上流側および下流側に交互に湾曲したプリーツ状に形成されている。そして、このプリーツフィルタ52のプリーツ形状は、各切欠部56aの内縁部がプリーツフィルタ52の上流側の面と略面一となるように形成されている。
一方、吸水フィルタ体53は、図2に示すように、フィルタ枠51と同様の形状を有する吸水フィルタ枠61と、この吸水フィルタ枠61に取り付けられる吸水フィルタ62とを備えている。
吸水フィルタ枠61は、フィルタ枠51の枠本体55、取付部56、傾斜面57、摘み部58と同様の枠本体65、取付部66、傾斜面67および摘み部68を有し、枠本体65には、パッキン取付溝部55aと同様に、パッキン69が取り付けられる取付溝部65aが設けられ、取付部66には、切欠部56aと同様に、切欠部66aが設けられている。
さらに、枠本体65の左右方向の一側部である図2に示す右側には、アーム71が区画壁部25に向けて突設されている。このアーム71は、吸水フィルタ体53を集塵カップ31に装着した状態で集塵カップ31の下流側の端部から突出し、区画壁部25の左右方向の一側部かつ通気孔26の外側に設けられた検知手段としての乾燥モードスイッチ72をオン可能に設けられている。
ここで、乾燥モードスイッチ72は、吸水フィルタ体53の装着を検知するもので、区画壁部25の左右方向の一側部にカップ保持部12側に向けて略水平に突設された有底筒状のスイッチ受部73上に配置され、この乾燥モードスイッチ72をオンオフするスイッチ片72aが上部から電動送風機室24側に向けて突設されている。また、乾燥モードスイッチ72は、電動送風機室24内に収容された制御手段74に電気的に接続されている。さらに、スイッチ片72aは、スイッチ受部73の上部の区画壁部25に穿設された穴部75に先端部が位置している。
そして、制御手段74は、設定ボタン17により設定された動作モードに応じて電動送風機7の駆動を制御するもので、図示しない回路基板およびマイコンなどを備えている。さらに、この制御手段74は、吸水フィルタ体53の装着により乾燥モードスイッチ72がオンされた際に電動送風機7の入力を抑制して、通常の動作モードよりも小さい入力でのみ電動送風機7を駆動可能とする。
また、吸水フィルタ62は、例えば高分子吸収剤、あるいはシリカゲルなどの空気のみを通す部材で取付部66の内形に沿った外形に形成されている。さらに、この吸水フィルタ62は、所定の厚みを有し、切欠部66aが下端部に対向している。
そして、空間部38は、フィルタ体37を集塵カップ31に装着した状態では、プリーツフィルタ52に捕集された微細塵の一部を溜め、吸水フィルタ体53を集塵カップ31に装着した状態では、吸水フィルタ62で分離された水分を溜める部分である。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
まず、フィルタ体37を装着した集塵カップ31をカップ保持部12にて保持する。このとき、図4(a)に示すように、乾燥モードスイッチ72はオンされていない。
次いで、本体吸込口14にホース体15、延長管21および床ブラシ22を順次連通接続する。
この状態で、下ケース2の後方から電源コードを導出させて、この電源コードを、壁面などに設けられたコンセントに接続する。
この後、作業者がホース体15の手元操作部16を把持しつつ、この手元操作部16の所定の設定ボタン17をオンすると、制御手段74がこの設定ボタン17にて設定された所定の動作モードで電動送風機7を駆動させ、床ブラシ22を床面上で前後に走行させて床面上の塵埃を吸い込んで掃除する。
さらに、床ブラシ22から塵埃とともに吸い込まれた空気は吸込風となり、延長管21、ホース体15および本体吸込口14を順次通過した後、連通筒部34を介して区画部45に沿って集塵室35内に流入する。
そして、粗塵が集塵室35内に捕集されるとともに、吸込風がフィルタ47を通過する際に、集塵室35内に集塵されなかった細塵が捕集される。
この後、吸込風は連通室36へと流入し、プリーツフィルタ52により微細塵が捕集された後、連通開口42および通気孔26を通過して電動送風機7へと流入する。
さらに、吸込風は、電動送風機7を通過して排気風となり、掃除機本体1の外部へと排気される。
また、集塵室35に所定量以上の塵埃が溜まっている場合には、集塵カップ31を掃除機本体1から取り外し、例えば図示しないごみ箱などの上でハンドル部43の操作ボタンを操作して開閉蓋44を開け、集塵室35および空間部38内の各塵埃を同時にごみ箱内に落下させて廃棄する。
特に、集塵室35内などが汚れている場合には、作業者はフィルタ体37を集塵カップ31から取り外してこの集塵カップ31を水洗いした後、吸水フィルタ体53を集塵カップ31に装着し、この集塵カップ31をカップ保持部12にて保持すると、図4(b)に示すように、アーム71が乾燥モードスイッチ72のスイッチ片72aを押圧して乾燥モードスイッチ72がオンされる。
この状態で、例えば作業者が設定ボタン17を操作すると、乾燥モードスイッチ72のオンにより吸水フィルタ体53の装着を検知した制御手段74が電動送風機7の入力を抑制した所定の動作モードで駆動させ、吸水フィルタ62を空気のみが通過することで集塵カップ31に付着した水分が空気とともに吸水フィルタ体53へと吸い寄せられる。
そして、吸水フィルタ体53で水分は空気から分離され、この分離された水分は、切欠部66aを介して傾斜面67を伝って空間部38内に落下して溜められ、集塵カップ31が乾燥される。
所定時間が経過した後、作業者は電動送風機7を停止させて集塵カップ31をカップ保持部12から再度取り外し、ハンドル部43の操作ボタンを操作して開閉蓋44を開けて、空間部38に溜められた水分を集塵カップ31の外部へと廃棄するとともに、吸水フィルタ体53を集塵カップ31から取り外してフィルタ体37を装着し、この集塵カップ31をカップ保持部12にて保持する。
上述したように、上記第1の実施の形態では、例えば集塵カップ31を水洗いした後、集塵カップ31の下流側の連通開口42に集水部54の吸水フィルタ体53を装着して、この集塵カップ31をカップ保持部12にて保持し、集塵カップ31に付着した水分を吸水フィルタ体53により分離して吸収する構成とした。
この結果、集塵カップ31をカップ保持部12内で乾燥させるので、集塵カップ31を乾燥させるスペースを掃除機本体1の外部に確保する必要がなく、また、掃除機本体1と集塵カップ31とが別々となることもないので、掃除を再開する際の準備に手間がかからないなど、使い勝手を向上できる。
また、吸水フィルタ体53で分離した水分が空間部38に溜められるので、吸水フィルタ体53で空気と分離した水分が集塵カップ31に再度に付着することなどを防止できる。
さらに、上記第1の実施の形態では、吸水フィルタ体53を装着した集塵カップ31をカップ保持部12にて保持すると、アーム71が乾燥モードスイッチ72をオンされることで、吸水フィルタ体53の装着を検知し、この検知により制御手段74が電動送風機7の入力を抑制する構成とした。
このため、吸水フィルタ体53の吸水フィルタ62に流れる風量を調整し、この電動送風機7の吸込風を利用して集塵カップ31に付着した水分を効率よく分離できるとともに、吸水フィルタ体53が装着されている場合に誤って通常の清掃をすることを防止でき、かつ、プリーツフィルタ52よりも通気性が小さい吸水フィルタ62を装着した状態での電動送風機7の駆動をフィルタ体37の装着時の駆動よりも抑制して、電動送風機7が過負荷となってしまうことを防止できる。
そして、フィルタ体37と吸水フィルタ体53とを選択的に集塵カップ31の連通開口42に装着できることで、水分によりプリーツフィルタ52に例えば黴、あるいは細菌などが発生したりすることを防止できる。
また、乾燥モードスイッチ72を区画壁部25の左右方向の一側部かつ通気孔26の外側に設けることにより、この乾燥モードスイッチ72が風路抵抗になることがないとともに、細塵などが乾燥モードスイッチ72に付着したりすることもなく、乾燥モードスイッチ72の誤動作を防止できる。
なお、上記第1の実施の形態において、集水部54は、集塵カップ31の下流側の任意の位置に取り付け可能とする構成も可能である。
次に、第2の実施の形態を図7ないし図9を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この図7ないし図9に示す実施の形態では、集塵カップ31の連通開口42にてフィルタ体37の上流側に吸水フィルタ体53を装着可能としている。
すなわち、フィルタ体37の取付部56の両側部には、それぞれ吸水フィルタ体53の一部を係合可能な係合部81が切り欠き形成されている。これら係合部81は、例えば取付部56の一側部で下側に、他側部で上側にそれぞれ位置し、フィルタ体37の上下方向および幅方向の中心点に対して略点対称な位置に設けられている。
また、吸水フィルタ体53は、吸水フィルタ枠61に代えて、取付枠体としてのフィルタカバー82を備えている。このフィルタカバー82は、平板状の枠体本体83と、この枠体本体83に穿設された複数の孔部84と、枠体本体83の両側部に突設された係合凸部85とを有している。
枠体本体83は、吸水フィルタ62の外形と略等しい外形を有し、吸水フィルタ62の上流側に位置している。
また、孔部84は、例えば左右方向および上下方向にそれぞれ一対ずつ設けられている。このため、枠体本体83には、孔部84の間に格子状のリブ86が形成されている。
さらに、係合凸部85は、係合部81に対応する位置に、これら係合部81に対応する個数、すなわち2つ設けられ、枠体本体83からフィルタ枠51側に向けて水平に突設されている。そして、これら係合凸部85の先端部には、フィルタ枠51の枠本体55の両側部の下流側に係合可能な爪部87が左右方向の中心側に向けて突設されている。
また、枠体本体83の左右方向の一側部に設けられた係合凸部85は、フィルタ体37の左右方向の一側部に取り付けられた押圧アーム部91を押圧可能となっている。
ここで、押圧アーム部91は、図8に示すように、フィルタ体37の上流側に位置し係合凸部85に当接するボタンとしての上流側押圧部92と、フィルタ体37の下流側に位置し上流側押圧部92により押圧される乾燥モードスイッチアームとしての下流側押圧部93とを備えている。
上流側押圧部92は、係合凸部85に対向して位置し係合凸部85が当接する当接部92aを有し、この当接部92aの係合凸部85と反対側には、枠本体55に穿設された挿通孔95に挿通される長手状の挿通部92bが突設されている。また、当接部92aには、枠本体55と当接部92aとの隙間を閉塞可能な環状のパッキン96が挿通部92b側の面に取り付けられ、挿通部92bの外側面には、上流側押圧部92を係合凸部85側に向けて付勢するばね97が取り付けられている。
一方、下流側押圧部93は、上流側押圧部92の挿通部92bに対向して位置し挿通孔95に挿通された挿通部92bと一体的となる当接部93aを有し、この当接部93aの挿通部92bと反対側には、乾燥モードスイッチ72のスイッチ片72aをオン可能な長手状の押圧部93bが突設されている。そして、当接部93aの挿通部92b側の面には、枠本体55と当接部93aとの隙間を閉塞可能な環状のパッキン98が取り付けられている。
そして、上記第2の実施の形態では、掃除の際にフィルタ体37のみを集塵カップ31の連通開口42に装着し、この集塵カップ31をカップ保持部12にて保持する。
このとき、図9(a)に示すように、乾燥モードスイッチ72はオンされていない。
また、集塵カップ31を水洗いした後に乾燥させる際には、フィルタ体37と吸水フィルタ体53とを集塵カップ31の連通開口42に装着する。
このとき、吸水フィルタ62をプリーツフィルタ52の上流側に向けてフィルタカバー82の各係合凸部85をフィルタ枠51の各係合部81にそれぞれ嵌合させて爪部87を枠本体55の下流側端部に係合させると、図9(b)に示すように、フィルタカバー82の一側部に位置した係合凸部85の先端部が上流側押圧部92の当接部92aに当接してばね97の付勢力に抗して上流側押圧部92を押し、挿通孔95に挿通された挿通部92bとともに下流側押圧部93が区画壁部25側に接近するように移動する。
この状態で、集塵カップ31をカップ保持部12にて保持すると、押圧部93bがスイッチ片72aを押圧して乾燥モードスイッチ72がオンされ、上記第1の実施の形態と同様の作用により集塵カップ31に付着した水分が分離されて集塵カップ31が乾燥される。
このように、上記第2の実施の形態によれば、集塵カップ31の連通開口42にてフィルタ体37の上流側に吸水フィルタ体53を取り付け可能とすることで、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することが可能になる。
また、フィルタ体37に吸水フィルタ体53を取り付けできる構成としたので、吸水フィルタ体53を構成する部品点数などを減らすことができ、製造コスト低減できるとともに、製造性を向上できる。
なお、上記第2の実施の形態において、集水部54は、プリーツフィルタ52の上流側かつ集塵カップ31の下流側の任意の位置に取り付け可能である。
また、上記各実施の形態において、貯水部を吸水フィルタ体53と一体的に設けて吸水フィルタ体53とともに着脱可能とする構成も可能である。
さらに、乾燥モードスイッチ72に代えて、例えばセンサなどにより集水部54の着脱を検知する構成などとすることも可能である。
そして、集塵部保持部は、例えば手元操作部16の近傍など、掃除機本体1以外でも任意の位置に設けることが可能である。
また、電気掃除機の細部は、上記構成に限定されるものではなく、例えば床ブラシ22を掃除機本体1の下部に直接形成したアップライト型、あるいはハンディ型の電気掃除機などにも対応して用いることが可能である。
1 掃除機本体
7 電動送風機
12 集塵部保持部としてのカップ保持部
31 集塵部としての集塵カップ
38 貯水部としての空間部
53 分離部としての吸水フィルタ体
54 集水部
72 検知手段としての乾燥モードスイッチ
74 制御手段
7 電動送風機
12 集塵部保持部としてのカップ保持部
31 集塵部としての集塵カップ
38 貯水部としての空間部
53 分離部としての吸水フィルタ体
54 集水部
72 検知手段としての乾燥モードスイッチ
74 制御手段
Claims (3)
- 電動送風機を収容した掃除機本体と、
前記電動送風機の駆動により吸い込まれた塵埃を捕集する集塵部と、
この集塵部を前記電動送風機の吸込側に連通可能に保持する集塵部保持部と、
この集塵部保持部に装着した状態で前記集塵部を乾燥させる際に前記集塵部保持部に保持された前記集塵部の下流側に少なくとも一部が装着可能な集水部と
を具備したことを特徴とした電気掃除機。 - 集水部は、
気体と水分とを分離する分離部と、
この分離部で分離された水分を溜める貯水部とを備えている
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。 - 集水部の装着を検知する検知手段と、
この検知手段が前記集水部の装着を検知すると、電動送風機の出力を抑制する制御手段と
を具備したことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004342040A JP2006149528A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004342040A JP2006149528A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006149528A true JP2006149528A (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=36628508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004342040A Pending JP2006149528A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006149528A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015075967A1 (ja) * | 2013-11-25 | 2015-05-28 | シャープ株式会社 | 自走式掃除機 |
-
2004
- 2004-11-26 JP JP2004342040A patent/JP2006149528A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015075967A1 (ja) * | 2013-11-25 | 2015-05-28 | シャープ株式会社 | 自走式掃除機 |
JP2015100513A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | シャープ株式会社 | 自走式掃除機 |
CN105491930A (zh) * | 2013-11-25 | 2016-04-13 | 夏普株式会社 | 自走式吸尘器 |
US9687127B2 (en) | 2013-11-25 | 2017-06-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Self-propelled vacuum cleaner |
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