JP2006139146A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定着ユニットを装置本体に接続するコネクタに起因した各種の不都合が生じることを防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 装置本体1から着脱可能な定着ユニット6を具えた画像形成装置Aにおいて、前記定着ユニット6は、複数の加熱部26〜28と、これらの複数の加熱部26〜28と電気的に接続される複数のユニット側ドロアーコネクタ40,41とを有し、前記装置本体1は、前記複数のユニット側ドロアーコネクタ40,41とそれぞれ接続される複数の本体側ドロアーコネクタ38,39を有した。
【選択図】 図3

Description

この発明は、トナー画像を定着する定着ユニットを有した画像形成装置に関する。
一般に、この画像形成装置には、その形成した画像を定着する定着ユニットが設けられている。従来、この定着ユニットを、1つのドロアーコネクタを介して装置本体に電気的に接続した構成の画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−217496号公報(第1〜2頁、図1)
しかしながら、上記した従来の構成では、定着ユニットと画像形成装置の装置本体との電気的な接続を、1つのドロアーコネクタでしていたので、このコネクタに起因した各種の不都合が生じるという問題があった。
そこでこの発明は、前記のような従来のものが有する問題点を解決し、定着ユニットを装置本体に接続するコネクタに起因した各種の不都合が生じることを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、装置本体から着脱可能な定着ユニットを具えた画像形成装置において、前記定着ユニットは、複数の加熱部と、これらの複数の加熱部と電気的に接続される複数のユニット側ドロアーコネクタとを有し、前記装置本体は、前記複数のユニット側ドロアーコネクタとそれぞれ接続される複数の本体側ドロアーコネクタを有した。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記定着ユニットは、前記複数のユニット側ドロアーコネクタを設けた面に、ユニット側ギアを有し、このユニット側ギアは、前記装置本体が有した本体側ギアと噛み合うようにしている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記定着ユニットは、前記各加熱部の過熱防止用に複数の温度検知部材を有しており、前記複数の加熱部のそれぞれ一端は、その全てが、前記複数のドロアーコネクタのうちの1つに着脱可能に接続するとともに、それぞれ他端は、それぞれの前記温度検知部材に着脱可能に接続している。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記定着ユニットは、前記複数のドロアーコネクタのうちの1つに接続した端子台が設けられ、この端子台に、前記複数の加熱部のそれぞれ一端はその全てを、着脱可能とした。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記定着ユニットは、記録媒体が通過するニップ部を形成した一対の定着部材を有し、前記複数の加熱部は、それぞれが各定着部材を加熱した。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記一対の定着部材の一方は、前記定着ユニットが有した複数のローラに懸架されたベルトであり、前記複数の加熱部は、前記一対の定着部材のうちの他方の定着部材と、前記複数のローラとを、それぞれ加熱した。
この発明は、前記のような構成であるから、複数のドロアーコネクタを設けることにより、定着ユニットと装置本体の間のスペースで、ドロアーコネクタに占有される部分を分割でき、上記スペースを有効利用できる。
まず、この発明の画像形成装置が解決する課題は、上述したとおりであるが、さらに補足すると以下のとおりである。すなわち、定着ユニット側の構成によっては、電気的な接続数が増加する傾向がある。たとえば、定着ユニットが有した加熱部の個数が増加したり、この増加した各加熱部の温度制御に用いる温度センサの個数が増加したりする傾向がある。このように増加した電気的な接続数に応じてコネクタが大型化し、この大型化したコネクタがその周囲の配置スペースを圧迫してしまう。すなわち、装置本体と定着ユニットとの間の接続用スペースが、大型コネクタに優先的に占有されてしまうので、この大型コネクタ以外の部材の配置が制約される。結局、接続用スペースにおいて、1つの箇所で、まとまった大きなスペースが大型コネクタで消費されていた。この結果、前記の接続用スペースにおいては、コネクタを含めた各種の部材による有効利用が図りにくいという問題が生じていた。
そこでこの発明は、定着ユニットと装置本体と電気的に接続するコネクタをいくつかに分割してこれらのコネクタを適宜、分散して配置することにより、単一の大型コネクタに起因した各種の不都合が生じることを防止できる画像形成装置を提供するようにしている。
次に、この発明の実施形態を図面により説明する。図1は、この実施形態の画像形成装置の全体構成を示す概略正面図であり、図2は、定着ユニットが有した内部部材を主体に示す断面図であり、図3は、定着ユニットが有した電気的な部材を主体に示す回路構成図である。
図1は、本発明の実施形態としての画像形成装置の構成を示した概略図である。ここでは、電子写真方式の画像形成装置Aに適用した一実施形態について説明する。この画像形成装置Aは、画像形成装置本体(以降、装置本体と称する)1と、この装置本体1に記録媒体としての転写紙Sを供給する給紙装置2とを有し、装置本体1内に、そのベルト上面を略水平方向に延在して張架された中間転写ベルト3と、このベルト上面に対向した4個のプロセスカートリッジ5Y,5C,5M,5Kを水平方向に並列して配置した構成が主体の画像形成装置(以降、タンデム型と称する)とされている。
すなわち、装置本体1の下部には、複数の給紙カセット2a,2aを多段配置で有した給紙装置2が設けられ、各給紙カセット2a,2aには、それぞれ各種サイズや縦横の向きにした転写紙Sが、複数枚積層して収納されている。また、装置本体1は、中間転写ベルト3のベルト送り移動に応じた所定タイミングで、中間転写ベルト3上の所定箇所に対して、各プロセスカートリッジ5Y〜5Kが、それぞれの各色を担当して単色画像を形成することによって、これらを所定に重ね合わせて生成した多色のカラートナー画像を生成し、このカラートナー画像を、搬送されてくる転写紙Sに転写するようにしている。
したがって、画像形成装置Aは、所定の給紙カセット2aを択一的に選択して該選択した給紙カセット2aから所定サイズや向きの転写紙Sを装置本体1に搬送し、この搬送した転写紙Sを、中間転写ベルト3の所定箇所に接しさせて、この中間転写ベルト3上に形成したカラートナー画像を転写し、さらに定着ユニット6によってトナー画像を定着させて、装置本体1の側部に設けた排出トレイ7上に排出する。
このように給紙カセット2aから排出トレイ7に至るまでの搬送経路を形成した構成として、給紙カセット2aから1枚の転写紙Sをピックアップしてフィードするピックアップローラ11と、トナー画像転写用の搬送タイミングを確保したレジストローラ12と、中間転写ベルト3に接するように対抗配置され中間転写ベルト3との間に所定圧を確保したニップを形成した2次転写ローラ13と、このニップから転写紙Sを定着ユニット6に搬送する搬送ベルト14と、搬送された転写紙Sを所定に定着処理する定着ユニット6と、転写紙Sを装置外に排出する排紙ローラ15とが設けられており、この搬送経路によって転写紙Sを搬送する過程で、この搬送される転写紙Sに対して、前記ニップにより中間転写ベルト3からカラートナー画像を転写し、次にこの転写したトナー画像を、定着ユニット6が所定に加熱および加圧して転写紙Sに定着処理し、トナー画像が定着された転写紙Sを排出している。
中間転写ベルト3は、装置本体1内に所定に配置された4つのローラとしての支持ローラ3b、3c、3d、および2次転写ローラ13に張架されて、上記のようにその張架されたベルト上面が水平方向に延在されるとともに、無端移動される構成となっている。また、これらの支持ローラ3b、3c、3d、2次転写ローラ13、および中間転写ベルト3は、装置本体1から着脱可能に一体にユニット化した転写装置8を形成している。さらに、この中間転写ベルト3のベルト上面の長手方向に沿って、4つの画像形成ステーションとしてプロセスカートリッジ5Y,5C,5M,5Kが、所定間隔をおいて配設され、各プロセスカートリッジ5Y〜5Kは、フルカラー画像を形成するために各色を担当して、その色のトナー画像を形成する像担持体として感光体ドラム16Y,16C,16M,16Kをそれぞれ有している。
各プロセスカートリッジ5Y〜5Kは、各感光体ドラム16Y〜16Kに形成した各色のトナー画像を、静電転写方式を用いて中間転写ベルト3に転写しており、このように転写したトナー画像が中間転写ベルト3の同じ位置に重ねて転写されるように、所定に作像タイミングをずらしている。すなわち、これらの感光体ドラム16Y〜16Kには、それぞれに対応して中間転写ベルト3の内側に1次転写ローラ17Y〜17Kが対向配置され、各1次転写ローラ17Y〜17Kにより押圧された中間転写ベルト3の部分と各感光体ドラム16Y〜16Kとの間に、所定圧を確保した1次転写ニップ部が形成される。そして、各感光体ドラム16Y〜16K上のトナー画像を中間転写ベルト3上に転写する際には、各1次転写ローラに正極性のバイアスが印加され、各1次転写ニップ部に転写電界が形成され、各感光体ドラム16Y〜16K上のトナー画像が、中間転写ベルト3上に静電的に付着して転写される。また、これらの各感光体ドラム16Y〜16Kはそれぞれ、露光装置9によって露光されて各色に対応した静電潜像を形成し、それぞれの静電潜像を各色のトナーで可像化して担当した色のトナー画像を形成するようにしている。
なお、中間転写ベルト3の周りの所定箇所には、図示しないベルトクリーニング装置を設けて、このベルトクリーニング装置によって、中間転写ベルト3の表面に残留したトナーを除去するようにしてもよい。
また、プロセスカートリッジ5Y〜5Kは、トナーを補給できるようにしている。すなわち、プロセスカートリッジ5Y〜5Kは、シール、蓋等によって、その図示しない補給口が封止されて出荷され、この補給口は、最初の使用時に開封され、通常、使用されてトナーが空になったプロセスカートリッジ5Y〜5Kは新品に交換される。しかし、この画像形成装置Aが備えたプロセスカートリッジ5Y〜5Kはトナーを再充填することで、再度使用することができる。また、プロセスカートリッジ5Y〜5Kは、トナーを収納する図示しない収納部に新たに補給されたトナーを収納できる。このトナーは、再度充填されたトナーであってもよいし、回収されて再利用されるトナーであってもよい。このとき、装置本体1に補給用のトナーを一時的に収納する図示しない収納部を設けておいてもよい。また、この収納部がプロセスカートリッジ5Y〜5Kに設けられていてもよい。これらの場合、トナーをプロセスカートリッジ5Y〜5Kに補給し、再度、充填することで、プロセスカートリッジ5Y〜5K自体を交換することなく、繰り返し使用することができる。
定着ユニット6は、装置本体1が有した図示しない筐体に着脱可能に保持されており、装置本体1から着脱自在に構成されている。
定着ユニット6は、図2の断面図に示すように、定着ローラ21、加熱ローラ22、これらの2つのローラ21,22に掛け回された定着ベルト23、定着ベルト23を挟みながら定着ローラ21を押圧する加圧ローラ24とを備えている。すなわち、ニップ部を形成した一対の定着部材として、一方の定着部材は、定着ローラ21および加熱ローラ22に定着ベルト23を掛け渡した構成とし、他方の定着部材は、定着ベルト23を介在させて定着ローラ21側に押圧付勢された加圧ローラ24を設けた構成としている。またこれらのローラ21,22,24は、所定寸法の中空円筒状に形成されたローラ部材であり、定着ベルト23とともに、所定の熱伝導性及び耐熱性を有している。
これらのローラ21,22,24は、定着ユニット6が有した図示しない筐体にその回転中心を互いに平行にして軸支され、定着ローラ21と加熱ローラ22とは略水平方向に所定間隔をおいて、所定に張力を付与した定着ベルト23を掛け回わしているとともに、定着ローラ21の下方には、加圧ローラ24が配置され、この加圧ローラ24は図示しないバネなどの付勢手段によって定着ローラ21側に付勢されている。したがって、定着ローラ21から内側を支持された定着ベルト23と、加圧ローラ24との間に、所定圧を確保したニップ部が形成される。なお、定着ローラ21は、その軸に装置本体1から回転駆動力が伝達されて、所定に回転駆動されるようにしている。
また定着ユニット6は、複数の加熱部として、これらの各ローラ21,22,24をそれぞれ所定に加熱する電気加熱式ヒータを、各ローラ21,22,24内に配置している。すなわち、定着ローラ21は、1本の定着ヒータ26を内蔵し、加熱ローラ22は、2本の加熱ヒータ27A,27Bを内蔵し、加圧ローラ24は、加圧ヒータ28を内蔵している。したがって、これらの内蔵ヒータ26〜28は、それぞれへの給電量に応じた強さで発熱し、各ローラ21,22,24を所定温度に加熱する。またこのように外部から電力供給される電気的な接続端として、各内蔵ヒータ26〜28は、少なくとも、一端および他端で区別可能な1対の接続端をそれぞれ有している。
このようにした構成により、定着ベルト23と加圧ローラ24との間にニップ部を形成してこのニッブ部を記録媒体である転写紙Sを通過させて所定に加熱、加圧し、記録媒体上に形成したトナー画像を記録媒体に定着させている。
定着ユニット6は、さらに定着サーミスタ30、定着サーモスタット31、加熱サーミスタ32、NCセンサ33、加熱サーモスタット34、加圧サーミスタ35、加圧サーモスタット36を備えている。サーミスタは、温度検出対象の温度検出部材として、温度の変化に応じて、電気抵抗が増減する半導体素子であり、定着サーミスタ30が定着ローラ21を、加熱サーミスタ32が加熱ローラ22を、加圧サーミスタ35が加圧ローラ24を、それぞれの温度測定対象としている。したがって、これらの温度測定結果に基づき、各ローラ21,22,24に設置した内蔵ヒータ26〜28への投入電力を増減させたヒータ発熱温度制御をして、ニッブ部の温度を定着用に所定に確保するようにしている。また、サーモスタットは、過熱防止用の温度検知部材として、熱膨張率が互いに異なる少なくとも2つ以上の導電性のバイメタルを組合わせたなどの構成とされ、温度に応じて電気回路を開閉することにより、電熱源を通電制御して温度を自動的に調節する装置とされている。そして、定着サーモスタット31、加熱サーモスタット34、加圧サーモスタット36は、それぞれが各内蔵ヒータ26〜28への通電経路途中に設けられ、各内蔵ヒータ26〜28つまり各ローラ21,22,24の異常昇温時に給電を遮断する給電遮断部材として、各ローラの異常昇温を防止するようにしている。
すなわち、定着サーミスタ30は、定着ベルト23における定着ローラ21に掛けまわされている部分に接触して配置され、この部分の温度を直接接触して検出している。定着サーモスタット31は、定着ベルト23における定着ローラ21に掛けまわされている部分に対して、近接して非接触に配置されている。
加熱サーミスタ32は、定着ベルト23における加熱ローラ22に掛けまわされている部分に接触しながら、この部分の温度を検出する。NCセンサ33は、定着ベルト23における加熱ローラ22に掛けまわされている部分に対して、近接して非接触で配置され、この部分の温度を非接触に検出している。このNCセンサ33は、non−contact−sensorの略称とされ、2つの図示しないサーミスタを用いた非接触式の温度センサであり、一方のサーミスタは、検出対象から放射される赤外線を感知し、他方のサーミスタは温度補償用として赤外線の影響を受けないように配置しており、これらの両方のサーミスタからの出力を、所定に演算することによって、検出対象の温度を非接触に検出するように構成している。
加熱サーモスタット34は、定着ベルト23における加熱ローラ22に掛けまわされている部分に対して、近接して非接触で配置され、この部分の温度を非接触に検出している。加圧サーミスタ35は、加圧ローラ24に接触して配置され、この部分の温度を直接接触して検出している。加圧サーモスタット36は、加圧ローラ24に対して、近接して非接触で配置され、この部分の温度を非接触に検出している。
定着ユニット6は、図3の回路構成図に示したように、装置本体1側に設けられた第1、第2の本体側ドロアーコネクタ38,39に対して、それぞれ電気的に接続される第1、第2のユニット側ドロアーコネクタ40,41を備えている。すなわち、定着ユニット6を装置本体1に所定に装着したときに、第1のユニット側ドロアーコネクタ40は、第1の本体側ドロアーコネクタ38に、第2のユニット側ドロアーコネクタ41は、第2の本体側ドロアーコネクタ39に、それぞれ嵌合して結合され、その内部に電気的な接続数に応じた個数で所定に配列されて有した複数の接続端子同士が接触して、定着ユニット6内の電気的な構成部材が、装置本体1に電気的に接続される。したがって、このように対応したユニット側および本体側ドロアーコネクタ38〜41同士を結合して電気的に接続した場合には、装置本体1から定着ユニット6に所定に給電するとともに、この給電量や給電タイミングを、定着ユニット6が有した各種センサの検出信号に基づき、装置本体1が制御できるようにしている。
第1のユニット側ドロアーコネクタ40には、NCセンサ33、定着サーミスタ30、加熱サーミスタ32が、それぞれ個別にハーネスを介して電気的に接続されている。なお、このハーネスは、符号を附さないが、コネクタやセンサ類、ヒータなどの電気的な構成部材の間を結んで、同図3中に直線状の実線で示した部分であり、電気信号の伝達用や給電用の通電経路を単一または複数で確保したものである。すなわち、たとえば、これらのセンサ30,32,33が、それぞれ有した、少なくとも、2本以上の入出力線は、ハーネスとして束ねられて1本化され、各センサ30,32,33からそれぞれの単一のハーネスが第1のユニット側ドロアーコネクタ40に接続されている。したがって、これらのセンサ30,32,33が検出した検出信号は、このようにして電気的な接続を確立した第1のユニット側ドロアーコネクタ40及び第1の本体側ドロアーコネクタ38を介して、装置本体1内の図示しない制御装置に送信される。
第1のユニット側ドロアーコネクタ40には、さらにハーネスを介して、加熱サーモスタット34の一端が、電気的に接続されている。加熱サーモスタット34は、結合部材としてのネジ34a,34aによって、その両端側が定着ユニット6の図示しない筐体側の固定部材に固定されている。したがって、加熱サーモスタット34が高温になると、この加熱サーモスタット34自身が熱変形し、この変形によって両端間の導通を遮断する。すなわち、加熱サーモスタット34は、その両端間に介在した少なくとも一方の接触端が、他方の接触端に導通用に接した状態から、離れた状態に移行する。このため、なんらかの理由で加熱ローラ22が所定温度以上に過熱された場合には、この所定温度以上の熱の影響を加熱ローラ22に近接して非接触で配置された加熱サーモスタット34が受けて前記した変形が生じるので、加熱サーモスタット34が加熱ヒータ27A,27Bへの通電を遮断して、加熱ヒータ27A,27Bの発熱動作を停止させ、加熱ローラ22の異常昇温を防止する。また、加熱サーモスタット34は、前記のネジ34a,34aによって、その両端側が筐体側に固定されるとともに、同ネジ34a,34aによって、その電気的な両端にそれぞれのハーネスを着脱可能としており、各端に所定のハーネスが電気的に接続されている。
加熱サーモスタット34の他端には、ハーネスを介して定着サーモスタット31の一端が電気的に接続されている。定着サーモスタット31は、結合部材としてのネジ31a,31aによって、その両端側が定着ユニット6の図示しない筐体側の固定部材に固定されている。したがって、定着サーモスタット31が高温になると自身が熱変形することにより、両端間の導通を遮断する。すなわち、なんらかの理由で定着ローラ21が所定温度以上に過熱された場合には、加熱サーモスタット34と同様にして、所定温度以上の熱の影響を受けた定着サーモスタット31が定着ヒータ26、および加熱ヒータ27A,27Bへの通電を遮断して発熱を停止させ、定着ローラ21および加熱ローラ22の異常昇温を防止する。また、定着サーモスタット31は、前記のネジ31a,31aによって、その両端側が筐体側に固定されるとともに、同ネジ31a,31aによって、その電気的な両端にハーネスを着脱可能としており、これらの各端に所定のハーネスを電気的に接続している。
加熱サーモスタット34の他端には、それぞれハーネスを介して第1〜第3コネクタ43a〜43cの一方が接続されている。すなわち、加熱サーモスタット34の他端に接続されたハーネスは、3つに分岐され、これらの3つの分岐端には、それぞれ第1〜第3コネクタ43a〜43cを構成した一方のコネクタが接続されており、この一方の各コネクタには、他方の各コネクタが結合され、電気的に接続されている。
第1〜第3コネクタ43a〜43cの他方には、それぞれハーネスを介して、2つの加熱ヒータ27A,27B及び定着ヒータ26の一端が接続されている。すなわち、第1コネクタ43aの他方のコネクタの接続端は、ハーネスを介して加熱ヒータ27Aの一端に接続され、第2コネクタ43bの他方のコネクタの接続端は、ハーネスを介して加熱ヒータ27Bの一端に接続され、第3コネクタ43cの他方のコネクタの接続端は、ハーネスを介して定着ヒータ26の一端に接続されている。
2つの加熱ヒータ27A,27B及び定着ヒータ26の他端には、それぞれハーネスを介して第4〜第6コネクタ44a〜44cの一方が接続されている。すなわち、加熱ヒータ27Aの他端には、ハーネスを介して第4コネクタ44aを構成した一方のコネクタが接続され、加熱ヒータ27Bの他端には、ハーネスを介して第5コネクタ44bを構成した一方のコネクタが接続され、定着ヒータ26の他端には、ハーネスを介して第6コネクタ44cを構成した一方のコネクタが接続されており、これらの一方の各コネクタは、他方の各コネクタに結合可能に構成されている。
第4〜第6コネクタ44a〜44cの他方は、定着ユニット6の筐体に固定された端子台45を介して、第2のユニット側ドロアーコネクタ41に電気的に接続されている。すなわち、第4〜第6コネクタ44a〜44cの他方のコネクタは、1つの端子台45に固定されて設けられ、この端子台45に固定された他方の各コネクタは、第2のユニット側ドロアーコネクタ41に所定に配線接続されている。
したがって、加熱ヒータ27Aの一端は第1コネクタ43aにより、その他端は第4コネクタ44aにより、つまり加熱ヒータ27Aの両端はコネクタ結合されて定着ユニット6内に電気的に接続されている。同様に、加熱ヒータ27Bの一端は第2コネクタ43bにより、その他端は第5コネクタ44bにより、つまり加熱ヒータ27Bの両端はコネクタ結合されて定着ユニット6内に電気的に接続されている。さらに同様に、定着ヒータ26の一端は第3コネクタ43cにより、その他端は第6コネクタ44cにより、つまり定着ヒータ26の両端はコネクタ結合されて定着ユニット6内に電気的に接続されている。
また、第2のユニット側ドロアーコネクタ41には、ハーネスを介して、加圧サーモスタット36の一端が電気的に接続されている。加圧サーモスタット36は、結合部材としてのネジ36a,36aによって、その両端側が定着ユニット6の図示しない筐体側の固定部材に固定されている。したがって、加圧サーモスタット36は、高温になると熱変形することにより両端の導通を遮断する。このため、なんらかの理由で加圧ローラ24が所定温度以上に過熱された場合には、加熱サーモスタット34などと同様にして、所定温度以上の熱に影響された加圧サーモスタット36が加圧ヒータ28への通電を遮断し、加圧ローラ24の異常昇温を防止する。また、加圧サーモスタット36は、前記のネジ36a,36aによって、その両端側が筐体側に固定されるとともに、同ネジ36a,36aによって、電気的な両端にハーネスを着脱可能にし、各端に所定のハーネスを電気的に接続している。
加圧サーモスタット36の他端には、ハーネスを介して加圧ヒータ28の一端が接続されている。加圧ヒータ28の他端には、ハーネスを介して第7コネクタ44dの一方が接続されている。第7コネクタ44dの他方は、端子台45を介して第2のユニット側ドロアーコネクタに電気的に接続されている。
第2のユニット側ドロアーコネクタ41には、加圧サーミスタ35、定着出口フォトセンサ47、及び定着残紙検知フォトセンサ48が、それぞれ個別にハーネスを介して電気的に接続されている。これらのセンサ35,47,48が検出した検出信号は、第2のユニット側ドロアーコネクタ41及び第2の本体側ドロアーコネクタ39を介して、装置本体1内の制御装置に送信される。
なお、定着出口フォトセンサ47、及び定着残紙検知フォトセンサ48は、図2では図示を省略したが、定着ベルト23と加圧ローラ24との間に形成したニップ部で記録媒体送り方向におけるそれぞれ下流、上流の箇所に配置されている。すなわち、定着出口フォトセンサ47、及び定着残紙検知フォトセンサ48は、少なくともその受光方向を前記の箇所で記録媒体が通過する経路に向けた受光素子を有した構成とされている。したがって、定着出口フォトセンサ47、及び定着残紙検知フォトセンサ48は、その受光素子への入光を記録媒体が遮ったことを検知して、それぞれ記録媒体が前記の箇所を通過したこと、または該センサ検出位置での記録媒体の有無つまり残紙を、非接触に検出する。
以上のように、2つの加熱ヒータ27A,27Bと、定着ヒータ26と、加圧ヒータ28との一端は、それぞれ第4〜7のコネクタ44a〜44dを介して、第2のユニット側ドロアーコネクタ41に着脱可能に接続されている。他方、2つの加熱ヒータ27A,27B及び定着ヒータ26の他端は、ハーネスを介して定着サーモスタット31の一端に、ネジ止めによって着脱可能に接続されている。また、加圧ヒータ28の他端は、ハーネスを介して加圧サーモスタット36の一端に、ネジ止めによって着脱可能に接続されている。換言すると、複数のヒータ26〜28のうち、第1のユニット側ドロアーコネクタ40に着脱可能に接続されているものはない。
したがって、定着ユニット6の組み付け時やメンテナンス時において、いずれかの内蔵ヒータ26,27A,27B,28を定着ユニット6から取り外す場合がある。この場合には、全ての内蔵ヒータ26〜28の一端を、第2のユニット側ドロアーコネクタ41にまとめて着脱可能に接続した構成としているので、第1,第2のユニット側ドロアーコネクタ40,41に、内蔵ヒータ26〜28の一端を、不規則にばらけて接続した構成に比べて、内蔵ヒータ26〜28を定着ユニット6から容易に取り外すことができる。他方、一旦接続を解除してから再接続する際にも、内蔵ヒータ26〜28の一端側でコネクタ接続する箇所が、単一の第2のユニット側ドロアーコネクタ41にまとめられているので、再接続作業が容易化され、かつ確認も容易となり、接続し忘れなどのミス防止が図れる。
なお、全ての内蔵ヒータ26〜28の他端はそれぞれ、定着ユニット6に固定された各サーモスタット31,34,36に着脱可能に接続されているので、ユニット側ドロアーコネクタが1つでも複数でも、元々着脱位置は、ばらばらである。すなわち、内蔵ヒータ26,27A,27B,28のそれぞれの他端は、ハーネスを介して、予め固定配置されている各サーモスタット31,34,36に、これらのサーモスタット31,34,36を固定したネジ止めによって着脱可能に接続しているので、それぞれの着脱位置は、ユニット側ドロアーコネクタの個数や該ドロアーコネクタの固定位置に依存することなく、各サーモスタット31,34,36の固定位置に拘束されることになり、これらのサーモスタット固定位置ごとに、定着ユニット6内でばらばらな位置を占めることになる。
さらに、複数のヒータ26〜28の一端は、全て第4〜7のコネクタ44a〜44dを介して端子台45にまとめて着脱可能に接続されているので、複数のヒータ26〜28を定着ユニット6から容易に取り外すことができる。すなわち、内蔵ヒータ26〜28の一端を電気的に接続する第4〜7のコネクタ44a〜44dのコネクタ結合箇所として1つの端子台45にまとめているので、コネクタ結合の解除および再結合を容易にできる。
特に、定着ユニット6内における、端子台45を固定した箇所は、この端子台45が第2のユニット側ドロアーコネクタ41に配線を介して接続しているので、第2のユニット側ドロアーコネクタ41の近傍箇所に限定されことなく、内蔵ヒータ26〜28の取り外しや取り付けする際に、前記コネクタ結合に関する作業つまり接続の解除作業や再接続作業しやすい箇所を選択することができ、より作業性の向上を図れる。
定着ユニット6は、図4の要部斜視図に示すように、第1、第2のユニット側ドロアーコネクタ40,41を外部に露出して、互いに独立して備えている。すなわち、定着ユニット6の外形状における、これらのドロアーコネクタ40,41を設けた概略外縁形状が矩形状の面において、第1のユニット側ドロアーコネクタ40は、その長方形状のコネクタ開口が、左右方向の一側端の箇所で上下方向に縦長となるように配置され、また第2のユニット側ドロアーコネクタ41は、その長方形状のコネクタ開口が、上下方向の下側の箇所で左右方向に縦長となるように配置され、その延在した方向が互いに直交した関係となるように設けられている。なお、前記の定着ユニット6側の面としては、定着ユニット6を装置本体1に取り付ける際に、この取り付け時の装着方向の先端に位置した面であり、この面は段差部を有した複数の面とされていてもよく、さらにコネクタ開口が、装着方向に対して直交して設けられていれば、斜めの面であってもよい。
また、定着ユニット6は、これらの第1、第2のユニット側ドロアーコネクタ40,41が設けられる面に、ユニット側ギアとしての本体駆動カップリング51と、排紙アイドラギア52と、定着ローラ駆動ギア53とを外部に露出して備えている。すなわち、前記の面から、少なくとも本体駆動カップリング51は、その軸が突出して定着ユニット6に回転可能に軸支されており、この軸の先端側に設けられた円筒状の内周面には、所定に凹凸形状の嵌合溝が形成されている。また本体駆動カップリング51は、その基端側に設けられた円筒状の外周面が、同様に回転可能に軸支された排紙アイドラギア52の円筒状の外周面に接しており、この排紙アイドラギア52の外周面は、定着ローラ駆動ギア53の円筒状の外周面に接している。この定着ローラ駆動ギア53は、定着ローラ21と同軸に設けられ、定着ローラ駆動ギア53が回転駆動されると、この回転に同行して定着ローラ21が同一の回転方向に同一の回転速度で回転するようにしている。
したがって、上記したように第1のユニット側ドロアーコネクタ40が前記面の左端側に上下方向に沿って、かつ第2のユニット側ドロアーコネクタ41が前記面の下側に左右方向に沿って、設けているので、これらのドロアーコネクタがその設置用に消費したスペースは、概略矩形状の面における周縁部となり、しかも2つの周縁部でそれぞれ周縁部の全スペースを消費することなく、部分的に消費したに過ぎない。このため、これらのドロアーコネクタ40,41以外の設置用スペースを消費する他の部材として、本体駆動カップリング51、排紙アイドラギア52、および定着ローラ駆動ギア53における配置の自由度を充分に確保できる。
装置本体1は、図5の装置本体1への定着ユニット6の着脱説明図に示すように、定着ユニット6の取り付け面に、第1、第2の本体側ドロアーコネクタ38,39、及び装置本体側ギアとしての本体駆動軸55を外部に露出して備えている。すなわち、定着ユニット6を装置本体1に装着したときに、この装着した定着ユニット6のドロアーコネクタ40,41が設けられた面に対面した装置本体1側の取り付け面には、定着ユニット6側の接続対象にそれぞれが対応した位置に、第1の本体側ドロアーコネクタ38、第2の本体側ドロアーコネクタ39、及び本体駆動軸55が設置されている。
すなわち、本体駆動軸55は、前記の取り付け面から突出されて設けられ、装置本体1が有した電動モータなどの駆動原から所定に減速された回転駆動力を外部に出力可能にした装置本体1の出力軸とされ、その軸端には、本体駆動カップリング51の円筒状の内周径よりも小さい外周径を有した円筒状部材が設けられ、この円筒状部材の外周には、本体駆動カップリング51の嵌合溝に嵌合可能な数枚の歯状突起が形成されている。
以上の構成において、同図5示した着脱途中の状態を経過して、定着ユニット6が装置本体1に取り付けられると、第1、第2のユニット側ドロアーコネクタが、第1、第2の本体側ドロアーコネクタにそれぞれ接続され、本体駆動カップリング51が本体駆動軸55と噛み合う。すなわち、定着ユニット6を装置本体1に取付けて装着したときには、第1の本体側ドロアーコネクタ38に第1のユニット側ドロアーコネクタ40が結合され、第2の本体側ドロアーコネクタ39に第2のユニット側ドロアーコネクタ41が結合され、それぞれ電気的に信号の授受や電力供給可能に接続される。これと同時に、本体駆動軸55の軸端と、本体駆動カップリング51の軸端とに設けた1対のカップリング部材が互いに噛合して、これらの両軸が同軸上に結合され、本体駆動軸55に本体駆動カップリング51が、装置本体1から定着ユニット6への回転駆動力を伝達可能に接続される。
したがって、このように装置本体1に定着ユニット6を取り付けた状態では、本体駆動軸55の回転は、本体駆動カップリング51、排紙アイドラギア52、定着ローラ駆動ギア53を介して、定着ローラ21に伝達される。すなわち、本体駆動軸55からの回転駆動力は、順次、本体駆動カップリング51、排紙アイドラギア52、定着ローラ駆動ギア53を、経由して定着ローラ21に伝達され、定着ローラ21が回転駆動される。
以上のように、この実施形態によれば、第1、第2のユニット側ドロアーコネクタを設けた構成とすることにより、単一のドロアーコネクタを設けた構成に比べて、定着ユニットと装置本体の間のスペースを有効利用することができる。すなわち、複数の加熱部が増加する等により、ドロアーコネクタが大型すると、定着ユニットと装置本体の間のスペースがドロアーコネクタに占有され、このスペースを有効利用できなくなる。そこで、複数のドロアーコネクタを設けることにより、ドロアーコネクタに占有される部分を分割して、上記スペースを有効利用できる。
換言すれば、定着ユニットが有した加熱部の個数が増加したり、この増加した各加熱部の温度制御に用いる温度センサの個数が増加したりして、定着ユニットと装置本体との間の電気的な接続数が増加した場合に、この電気的な接続を単一のコネクタでした構成では、この単一コネクタが大型化し、この大型化した単一コネクタによって、装置本体と定着ユニットとの間の接続用スペースにおける、1つの箇所で、まとまった大きなスペースが消費されていたのに対して、この実施形態では、複数のコネクタに分割し、しかもこれらの複数のコネクタを一箇所にまとめることなく、適宜、分散した配置とできるので、前記の接続用スペースの利用効率を高めることができる。つまり、接続用スペースを、大型化した単一コネクタに優先的かつ独占的に消費させることなく、コネクタ以外の他の部材に優先させて割り当てることができる。結局、定着ユニット側の接続用スペースにおいて、他の部材を設置するために消費したスペース以外の残余のスペースに、たとえこの残余のスペースが細分化されしかもそのいくつかが段差部を介して孤立化されたりしていても、複数に分割して小型化したコネクタを、残余のスペースのいずれかを適宜、選択して設置することが可能となる。
特に、この実施形態においては、本体駆動カップリング、排紙アイドラギア、定着ローラ駆動ギアを配置する上での、定着ユニットと装置本体との間のスペースの制約を低減することができた。すなわち、定着ユニット側の第1および第2のコネクタは、定着ユニットが有した複数の電気的な構成部材としての内蔵ヒータなどに、ハーネスを介して電気的に接続されていることから、配置上の制約が少なく、しかもコネクタとして複数に分割され小型化されているので、これらの回転駆動力伝達用の部材を回避した位置に配置することが容易にできる。このため、接続用スペースにおけるコネクタ以外の他の部材として、これらの回転駆動力伝達用の部材に対する配置上の制約を大幅に緩和することができる。
他方、この実施形態では、定着ユニットと装置本体との間の電気的な接続部材であるコネクタと、駆動力伝達用の部材である本体駆動カップリング、排紙アイドラギア、定着ローラ駆動ギアとを、概略同一の面に配置しているので、装置本体に対する位置決め精度が高い駆動力伝達用の部材の周辺に、特に本体駆動カップリングの周辺に、定着ユニット側のコネクタを配置した構成とすれば、ユニット側および本体側のコネクタ同士の位置決め精度の向上が図れて、安定して確実に結合でき、定着ユニットおよび装置本体間の電気的な接続品質を向上させることができる。
なお、上記の実施形態では、過熱防止用の温度検知部材として、内蔵ヒータへの通電経路上に該内蔵ヒータの発熱の影響を受けて所定温度で通電遮断する構成のサーモスタットを設けた構成としたが、これに限られることなく、適宜、ヒータまたはローラ表面温度が所定温度以上に昇温したときに、該ヒータへの通電を遮断できる構成であればよい。
また、この実施形態では、定着ベルトをベルト送り走行させるために回転駆動される定着ローラを設けた構成としたが、他の回転部材を設けこの回転部材に定着ベルトを掛け渡して該回転部材を回転させてベルト送り走行させてもよく、さらにこの場合には、定着ローラに代替して回転しない定着用の固定部材を設けた構成としてもよく、この固定部材を設けた構成では、固定部材の加圧ローラへの対向面を該加圧ローラの外周面形状に応じた形状の凹形状に形成して、記録媒体送り方向のニップ長さを必要に応じて拡張することができ、これによって定着性の向上を図ることが可能となる。
さらに、この実施形態では、2つのコネクタは、そのコネクタ開口を長方形状に形成したが、これに限られることなく、電気的な接続条件などに応じて、適宜、異形状に形成してよく、またコネクタの個数も、2つ以上であれば、個数に制約はない。また、この実施形態では、本体駆動カップリングが本体駆動軸と噛み合うように、つまり軸端同士を同軸状に結合して、着脱容易に接続し回転駆動力を伝達させた構成としたが、当然、これに限られることなく、それぞれの軸端に設けたギア同士を噛み合わせて、つまり2つのギア(歯車)が有したそれぞれの外周歯同士を噛み合わせて着脱容易に接続し回転駆動力を伝達した構成としてもよい。
また、この実施形態では、ヒータのそれぞれ他端は、ハーネスを介してそれぞれのサーモスタットの一端に、各サーモスタットを固定したネジを兼用して、このネジ止めによって着脱可能に接続した構成としたが、このようなネジ止めに限ることなく、前記のハーネス途中に、適宜、コネクタを設け、このコネクタによって、サーモスタットの一端に、ヒータの他端を着脱可能に接続した構成としてもよい。したがって、このように構成した場合には、固定配置されたサーモスタットの位置に、ヒータの他端を着脱する箇所が拘束されることが緩和される。すなわち、ヒータの他端とサーモスタットの一端とを接続するハーネスの途中にコネクタを設け、このコネクタ設けた箇所を着脱する箇所としたので、コネクタからヒータの他端までのハーネスの長さに依存するが、少なくとも、サーモスタット固定位置の近傍に前記の着脱箇所の位置が制約されずに済む。このため、たとえば、それぞれの着脱箇所の位置を、ヒータの熱的な影響を受ける位置に固定設置されたサーモスタットから離れた位置とできるので、コネクタに対する熱的な影響を低減させて、コネクタの保護が図れ、コネクタによる電気的な接続の信頼性を向上できる。他方、前記のハーネスの長さをそれぞれ所定に延長して定着ユニット内を引き回した構成とすれば、上記した端子台と同様に、ヒータのそれぞれ他端の着脱箇所の位置を、1箇所に集約することも可能となり、この場合には、上記した端子台によるヒータの一端に対して得られた作用効果を、ヒータの他端に対しても得ることができる。
また、この実施形態によれば、前記定着ユニットは、前記複数のユニット側ドロアーコネクタを設けた面に、ユニット側ギアを有し、このユニット側ギアは、前記装置本体が有した本体側ギアと噛み合うようにしているので、ユニット側ギアを配置する上での、定着ユニットと装置本体間のスペースの制約を低減することができる。すなわち、複数のユニット側ドロアーコネクタは、複数の加熱部と電気的に接続されていることから配置上の制約が少ないので、前記の面において、これらのユニット側ドロアーコネクタを、ユニット側ギアを回避した位置に、容易に配置できる。この結果、接続用スペースの制約が緩和され、ユニット側ギアおよびこのギアに関連した部材における配置の自由度を向上できる。
さらに、この実施形態によれば、定着ユニットの組み付け時や、メンテナンス時において、複数の加熱部を定着ユニットから取り外す場合がある。この場合、複数の加熱部のそれぞれ一端は、その全てが、複数のドロアーコネクタのうちの1つのドロアーコネクタにまとめて着脱可能に接続した構成としているので、複数のドロアーコネクタにばらけて接続した構成の場合に比べて、複数の加熱部を、定着ユニットから容易に取り外すことができる。
なお、複数の加熱部のそれぞれ他端は、定着ユニットが有した、この定着ユニットに固定されているサーモスタットに着脱可能に接続されているので、ドロアーコネクタが1つでも複数でも、元々着脱位置は、ばらばらである。すなわち、それぞれ他端の着脱位置は、各サーモスタットの固定位置に拘束される度合いが大きいので、各サーモスタットの固定位置ごとに、定着ユニット内で、ばらばらな位置を占めることになる。
また、この実施形態によれば、複数の加熱部の一端は、全て端子台にまとめて着脱可能に接続されているので、複数の加熱部を定着ユニットから容易に取り外すことができる。他方、複数の加熱部を定着ユニットに容易に取り付けることができる。
さらに、この実施形態によれば、複数の加熱部は、それぞれが、ニップ部を形成した一対の定着部材のうち、いずれかの定着部材を担当して所定に加熱した構成としているので、各加熱部が担当する加熱量の負担を軽減できる。このため、加熱部材として小型軽量化が図れるとともに、加熱精度の向上が期待でき、各定着部材の温度制御を精密化して、定着条件に応じた定着温度を良好に確保することが可能となり、定着品質の向上を図ることができる。
また、この実施形態によれば、複数の加熱部は、ニップ部を形成した一対の定着部材において、一方の定着部材を構成した定着ベルトが掛け渡された複数のローラのうち、これらのローラと、他方の定着部材とを、それぞれ加熱した構成としたことにより、各加熱部が担当する加熱量の負担を軽減できるので、加熱部材として小型軽量化が図れるとともに、加熱精度の向上が期待でき、各定着部材の温度制御を精密化して、定着条件に応じた定着温度を良好に確保することが可能となり、定着品質の向上を図ることができる。
この発明の画像形成装置の実施形態を示し、画像形成装置の全体構成を示す概略正面図である。 この実施形態の画像形成装置が定着ユニットを示し、定着ユニットが有した内部部材を主体に示す断面図である。 この実施形態の定着ユニットを示し、定着ユニットが有した電気的な部材のハーネス接続された構成を主体に示す回路構成図である。 この実施形態の定着ユニットにおける定着ユニット側のコネクタおよび駆動力伝達部材の配置を示した要部斜視図である。 この実施形態の定着ユニットの取り付け時および取り外し時における、定着ユニット側のコネクタおよび駆動力伝達部材と、装置本体側のコネクタおよび駆動力出力部材との位置関係を示した着脱説明用の斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体) 2 給紙装置
3 中間転写ベルト 5Y〜5K プロセスカートリッジ
6 定着ユニット 7 排出トレイ
8 転写装置 9 露光装置
21 定着ローラ 22 加熱ローラ
23 定着ベルト 24 加圧ローラ
26 定着ヒータ 27A 加熱ヒータ
27B 加熱ヒータ 28 加圧ヒータ
30 定着サーミスタ 31 定着サーモスタット
32 加熱サーミスタ 33 NCセンサ
34 加熱サーモスタット 35 加圧サーミスタ
36 加圧サーモスタット 38 第1の本体側ドロアーコネクタ
39 第2の本体側ドロアーコネクタ 40 第1のユニット側ドロアーコネクタ
41 第2のユニット側ドロアーコネクタ
43a 第1のコネクタ(加熱ヒータ27Aの一端用)
43b 第2のコネクタ(加熱ヒータ27Bの一端用)
43c 第3のコネクタ(定着ヒータ26の一端用)
44a 第4のコネクタ(加熱ヒータ27Aの他端用)
44b 第5のコネクタ(加熱ヒータ27Bの他端用)
44c 第6のコネクタ(定着ヒータ26の他端用)
44d 第7のコネクタ(加圧ヒータ28の他端用)
45 端子台
47 定着出口フォトセンサ 48 定着残紙検知フォトセンサ
51 本体駆動カップリング 52 排紙アイドラギア
53 定着ローラ駆動ギア 55 本体駆動軸
A 画像形成装置 S 転写紙(記録媒体)

Claims (6)

  1. 装置本体から着脱可能な定着ユニットを具えた画像形成装置において、
    前記定着ユニットは、複数の加熱部と、これらの複数の加熱部と電気的に接続される複数のユニット側ドロアーコネクタとを有し、
    前記装置本体は、前記複数のユニット側ドロアーコネクタとそれぞれ接続される複数の本体側ドロアーコネクタを有したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着ユニットは、前記複数のユニット側ドロアーコネクタを設けた面に、ユニット側ギアを有し、このユニット側ギアは、前記装置本体が有した本体側ギアと噛み合うようにしている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記定着ユニットは、前記各加熱部の過熱防止用に複数の温度検知部材を有しており、
    前記複数の加熱部のそれぞれ一端は、その全てが、前記複数のドロアーコネクタのうちの1つに着脱可能に接続するとともに、それぞれ他端は、それぞれの前記温度検知部材に着脱可能に接続している請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着ユニットは、前記複数のドロアーコネクタのうちの1つに接続した端子台が設けられ、この端子台に、前記複数の加熱部のそれぞれ一端はその全てを、着脱可能としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記定着ユニットは、記録媒体が通過するニップ部を形成した一対の定着部材を有し、
    前記複数の加熱部は、それぞれが各定着部材を加熱したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記一対の定着部材の一方は、前記定着ユニットが有した複数のローラに懸架されたベルトであり、
    前記複数の加熱部は、前記一対の定着部材のうちの他方の定着部材と、前記複数のローラとを、それぞれ加熱したことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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