JP2006138529A - 給湯装置用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給湯装置用電子制御装置のマイクロコンピュータにて必要な制御端子の数が減らす。
【解決手段】 電子制御装置100は、マイクロコンピュータ140から出力される制御信号を受信すると一定期間経過後に風呂系電動アクチュエータ25を動作開始させる為の駆動信号を出力する遅延回路210とを備え、マイクロコンピュータ140により制御信号の出力が停止されると、電源遮断回路200により電源回路150および風呂系電動アクチュエータ25の間を遮断し、さらに遅延回路210により駆動信号の出力が停止される。よって、マイクロコンピュータ140からの1つの制御信号で、電源遮断回路200の制御だけでなく、遅延回路210の制御を行うため、マイクロコンピュータ140にて1つの電動アクチュータに対し制御信号を出力する1つ制御端子だけが用いられる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電動アクチュータを制御するマイクロコンピュータを内蔵する給湯装置用電子制御装置に関する。
従来、給湯装置用電子制御装置において、電磁弁、混合弁の各種の電動アクチュータを制御するマイクロコンピュータと、電動アクチュータおよび電源の間を遮断する電源遮断回路とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、例えば、所定の電動アクチュータに対して電力供給する必要がないときには、マイクロコンピュータが電源遮断回路を制御して電動アクチュータおよび電源の間を遮断することにより、待機状態における給湯装置の消費電力量を低減させている。
特許第3536702号明細書
ところで、上述の電子制御装置では、電動アクチュータ及び電源遮断回路は、マイクロコンピュータにより制御されており、電動アクチュータの駆動を制御するための駆動信号や、電源遮断回路を制御するための電源制御信号をマイクロコンピュータから出力することが必要になる。
このため、マイクロコンピュータには、電動アクチュータに駆動信号を出力する制御端子以外に、電源遮断回路に電源制御信号を出力する制御端子も必要になる。したがって、数多くの電動アクチュータやセンサをマイクロコンピュータに接続するには、端子数が多いマイクロコンピュータを選択することが必要になり、マイクロコンピュータの選択の自由度が減るといった問題が生じる。
なお、マイクロコンピュータから出力される1つの制御信号を用いて、電動アクチュータ及び電源遮断回路をそれぞれ同時に制御することも考えられるが、電動アクチュータとして制御回路を内蔵するものを用いた場合には、電動アクチュータに電源供給を開始するタイミングと、電動アクチュータに駆動信号を出力するタイミングとを、オフセットする必要がある場合があり、1つの制御信号だけで、電動アクチュータ及び電源遮断回路を制御することが不可能である。
本発明は、上記点に鑑み、給湯装置用電子制御装置において、マイクロコンピュータの選択の自由度を広げるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
電源(150)から電力供給されて動作する電動アクチュエータ(24、25、26)を備える給湯装置に適用される給湯装置用電子制御装置であって、
前記電源および前記電動アクチュエータの間で遮断、接続のいずれか一方を行うアクチュエータ用電源遮断回路(200)と、
前記電源および前記電動アクチュエータの間を接続する為の制御信号を前記アクチュエータ用電源遮断回路に出力するマイクロコンピュータ(140)と、
前記マイクロコンピュータから出力される制御信号を受信すると、一定期間(T2)経過後にて、前記電動アクチュエータの動作を開始させる為の駆動信号を前記電動アクチュエータに出力するアクチュエータ用遅延回路(210)と、を備えており、
前記マイクロコンピュータにより前記制御信号の出力が停止されると、前記アクチュエータ用電源遮断回路により前記電源および前記電動アクチュエータの間を遮断し、さらに前記アクチュエータ用遅延回路により前記駆動信号の出力が停止されるようになっていることを特徴とする。
したがって、アクチュエータ用遅延回路を採用しているので、マイクロコンピュータから出力される1つの制御信号で、アクチュエータ用電源遮断回路の制御だけでなく、アクチュエータ用遅延回路の制御を行うことができる。これに伴い、1つの制御信号だけで、電動アクチュエータへの電力供給及び停止に加えて、電動アクチュエータへの駆動信号の出力およびその停止を行うことができる。このため、マイクロコンピュータにおいては、1つの電動アクチュータを制御するに際して1つの制御信号を出力する制御端子だけが用いられるため、従来に比べて、必要な制御端子の数が少なくなり、マイクロコンピュータの選択の自由度が増えることになる。
ところで、上述の従来技術では、マイクロコンピュータにより電動アクチュータ及び電源遮断回路を個別に制御するため、マイクロコンピュータには、電動アクチュータを制御する制御プログラム以外に、電源遮断回路を制御する制御プログラムを格納できるメモリ領域を確保する必要がある。したがって、メモリ領域の広いマイクロコンピュータを選択することも必要になり、更にマイクロコンピュータの選択の自由度を狭めている。
これに対して、請求項1に記載の発明によれば、マイクロコンピュータから出力される1つの制御信号により、アクチュエータ用電源遮断回路及び電動アクチュエータが制御されている。このため、マイクロコンピュータとしては、当該1つの制御信号を出力するための制御プログラムを実行するだけでよく、メモリ領域としても、従来に比べて広い領域を確保する必要がなくなるため、マイクロコンピュータの選択の自由度を広げることができる。
請求項2に記載の発明では、前記給湯装置には、二つ以上の前記電動アクチュエータ(24、25、26)が設けられており、前記アクチュエータ用電源遮断回路は、前記二つ以上の電動アクチュエータおよび前記電源の間で遮断、接続のいずれか一方を行うものであることを特徴とする。
したがって、二つ以上の電動アクチュエータに対して1つのアクチュエータ用電源遮断回路を共通利用して電源供給およびその停止を行うことができる。したがって、二つ以上の電動アクチュエータに対してアクチュエータ用電源遮断回路を個々に設ける場合に比べて回路構成を縮小化することができる。
具体的には、請求項3に記載の発明の如く、アクチュエータ用電源遮断回路は、積分回路を有して構成してもよい。
請求項4に記載の発明では、前記給湯装置には、前記電源から電力供給されて、検出対象の状態を検出して検出出力を前記マイクロコンピュータの入力端子に出力するセンサ(50)が設けられており、
前記電源および前記センサの間で遮断、接続のいずれか一方を行うセンサ用電源遮断回路(200)と、を備えており、
前記センサ用電源遮断回路は、前記マイクロコンピュータから出力される制御信号を受信すると前記電源および前記センサの間を接続し、また前記マイクロコンピュータによる前記制御信号の出力が停止されると前記電源および前記センサの間を遮断するようになっていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明よれば、マイクロコンピュータから出力される制御信号を利用してセンサ用電源遮断回路を制御して電源およびセンサの間で遮断、接続を行うことになる。このため、マイクロコンピュータとしては、アクチュエータ用電源遮断回路およびセンサ用電源遮断回路に対してそれぞれ独立して制御信号を出力する必要が無く、センサ用電源遮断回路を制御するに際しても制御端子の数が増えない。したがって、マイクロコンピュータの選択の自由度がより一層増えることになる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る給湯装置用電子制御装置を一般家庭用の給湯装置に適用したものであって、図1は一般家庭用の給湯装置の全体構成図であり、以下、一般家庭用の給湯装置の概略構成について説明する。
一般家庭用の給湯装置は、ヒートポンプユニット10と貯湯タンクユニット20と大別される。ヒートポンプユニット10は、高温温水を発生する周知の熱交換器を備えており、貯湯タンクユニット20は縦長の貯湯タンク21を有し、ヒートポンプユニット10で加熱された高温温水が温水配管80を通して貯湯タンク21の最上部の給湯口から貯湯タンク21内に流入する。そして、貯湯タンク21の底部の出口から温水が図示しない電動ポンプにより温水配管81を通してヒートポンプユニット10の熱交換器に流入する。
ここで、貯湯タンク21の底部には、水道水等を給水するための給水入口82が設けてある。この給水入口82に接続される給水配管83の途中から給水配管84が分岐している。この給水配管84は給水配管84a、84bに分岐して混合弁22、23に接続されている。ここで、貯湯タンク21には、その内部の温水温度を検出するサーミスタ(温度センサ)30a〜30gをタンク上下方向の異なる高さに複数設けてある。
なお、貯湯タンク21底部の出口に接続される温水配管81には三方弁21が直列的に接続されており、この三方弁21は、温水配管81、80の間を接続する。
一方、混合弁22は、給水配管84aと、貯湯タンク21最上部の給湯口から高温の温水が流れる給湯配管85aと、を合流させており、この混合弁22で混合される温水は、給湯配管87を通してシャワー、洗面所などの出湯口71に向かって流れる。
ここで、混合弁22は、給水配管84a内を流れる水道水と、給湯配管85a内を流れる高温温水との混合比率を調整することにより、出湯口71から出湯口71から出湯する温水温度を調整することになる。また、給湯配管87内にはその配管内部を流れる温水温度および温水流量を検出するサーミスタ31、流量カウンタ50が設けられている。
一方、混合弁23は、給水配管84bと、貯湯タンク21最上部の給湯口から高温の温水が流れる給湯配管85bと、を合流させており、この混合弁23で混合される温水は、矢印Y1の如く、給湯配管86および三方弁24を通して浴槽74内に出湯される。
混合弁23は、給水配管84b内を流れる水道水と、給湯配管85b内を流れる高温温水との混合比率を調整することにより、浴槽74内に出湯される温水温度を調整することになる。
ここで、給湯配管86には、電磁弁25、流量カウンタ51、逆止弁72、73、フロースイッチ60がそれぞれ直列的に配置されており、電磁弁25は、混合弁23および浴槽74の間を開閉する弁であり、フロースイッチ60は、給湯配管86内の温水の流れをスイッチの開閉で検出するセンサである。また、給湯配管86から浴槽74内に出湯される温水温度を検出するサーミスタ32が設けられている。
また、浴槽74内の温水を保温する際には、三方弁24を切り替えて、矢印Y2の如く温水が流れる閉回路を形成し、この閉回路によって浴槽74および風呂保温熱交換器70の間で温水が循環ポンプ61により循環する。
ここで、風呂保温熱交換器70は、貯湯タンク21内に配置されて、貯湯タンク21内の高温温水と、温熱交換器70内部を流れる温水との間で熱交換して温熱交換器70内の温水を加熱する。
また、閉回路には電動弁26が直列的に配置されており、電動弁26は浴槽74および循環ポンプ61の間を開閉する弁である。なお、図1中符号71はタンク保護用サーモスタットであり、符号71は止水栓である。
次に、本実施形態の給湯装置の電気回路構成について図2を用いて説明する。
すなわち、本実施形態の給湯装置は図2に示す電子制御装置100を備えており、この電子制御装置100は、入力回路110、出力回路120、通信回路130、マイクロコンピュータ140、および電源回路150を備えている。
入力回路110は、後述する積分回路を備えており、積分回路は、サーミスタ30a〜30g、31〜34から出力される検出信号に対して波形整形等の信号処理を施してマイクロコンピュータ140に出力する。
なお、サーミスタ30a〜30gの検出信号は、タンク上下方向の温水温度の勾配を判定し、その勾配から、貯湯タンク21内上部に所定温度(例えば60℃)以上の高温温水が必要量あるかどうか、つまり、湯切れ状態の有無を判定できる。そして、貯湯タンク21内に所定温度(例えば60℃)以上の高温温水が必要量以上無いときは湯切れ状態であると判定して、ヒートポンプユニット10の加熱作動を始動して湯切れを未然に防止するようになっている。
また、入力回路110には、流量カウンタ50、51の個々に対応して積分回路が設けられており、各々の積分回路は、流量カウンタ50、51で検出される温水流量を示す検出信号に対して波形整形等の信号処理を施してマイクロコンピュータ140に出力する。
さらに、入力回路110には、水位センサ40、フロースイッチ60の個々に対応して積分回路が設けられており、各積分回路は、水位センサ40、フロースイッチ60から出力される検出信号に対して波形整形等の信号処理を施してマイクロコンピュータ140に出力する。
また、入力回路110には、流量カウンタ51および電源回路150の間にて遮断、接続する電源遮断回路が設けられており、この電源遮断回路は、電源回路150から流量カウンタ51への電力供給およびその停止を行う。
一方、出力回路120は、循環ポンプ61、電磁弁25、電動弁26、三方弁21、24、混合弁22、23等の各電動アクチュエータのそれぞれに電源回路150から供給される電力を供給したり、マイクロコンピュータ140からの制御信号を各電動アクチュエータに出力したりする。
特に、電磁弁25、電動弁26、三方弁24に対応して、個々に電源遮断回路が設けられており、各電源遮断回路は、マイクロコンピュータ140から出力される制御信号に基づいて、電動アクチュエータ(例えば、循環ポンプ61)および電源回路150の間にて遮断、接続する。さらに、出力回路120においては、電磁弁25、電動弁26、三方弁24に対応して遅延回路が設けられており、この遅延回路は、マイクロコンピュータ140からの制御信号を受信すると一定期間経過後にて、電動アクチュエータの動作を開始させる為の駆動信号を出力する。
ここで、電磁弁25、電動弁26、三方弁24に対応して個々に電源遮断回路を採用した理由について説明すると、電磁弁25、電動弁26、三方弁24といった3つの風呂系電動アクチュエータは、浴槽74内に出湯するときや浴槽74内の温水を保温(追い炊き)する風呂モードにて動作するものである。
このため、浴槽74内に出湯するときや浴槽74内の温水を保温する風呂モード以外には、電磁弁25、電動弁26、三方弁24に対して電力供給する必要がない。そこで、風呂モード時以外には、電磁弁25、電動弁26、三方弁24に対して電力供給を停止するため、風呂系電動アクチュエータ毎に電源遮断回路を採用した。
また、通信回路130は、台所リモコンR1、浴室リモコンR2とマイクロコンピュータ140との間で通信する。
また、マイクロコンピュータ140は、台所リモコンR1、浴室リモコンR2、サーミスタ30a〜30g、31〜34、流量カウンタ50、51、水位センサ40、フロースイッチ60の個々の検出信号に基づいて、循環ポンプ61、電磁弁25、三方弁21、24、混合弁22、23等の電動アクチュエータを制御する。さらに、電源回路150は商用電源から供給される交流電源電圧に基づいて直流12V、5Vの電圧を発生する。
次に、出力回路120について図3、図4を参照して説明する。
先ず、図3を参照して、出力回路120の回路構成の詳細につき、電磁弁25に対応して設けられる電源遮断回路200および遅延回路210を例にとって説明する。図3は、電源遮断回路200および遅延回路210の回路構成を示す電子回路図である。
電源遮断回路200は、マイクロコンピュータ140の制御端子から出力される制御信号(パルス信号)の論理を反転して反転信号を出力するインバータ回路201と、このインバータ回路201から抵抗素子202、203を通して入力される反転信号に基づいてスイッチングして電源回路150の出力端子(5V)および電磁弁25の電源端子(+)の間を遮断、接続するPNP型トランジスタ204と、抵抗素子202、203の共通接続端子およびグランドの間に接続されるコンデンサ205とを備えている。
具体的には、マイクロコンピュータ140が制御端子から制御信号としてハイレベル信号を出力する。すなわち、図4(a)に示すように、当該制御端子の出力電圧がローレベルからハイレベルに変化すると、インバータ201の出力端子の出力信号も、ハイレベルからローレベルに変化する。このため、コンデンサ205に蓄えられた電荷が抵抗素子202を通してインバータ201の出力端子に向かって流れ込む。これに伴い、図4(b)に示すように、トランジスタ204のベース端子の電圧(以下、ベース電圧という。)も、ハイレベルから徐々に低下する。
したがって、ベース電圧が低下し始めてから時間T1経過すると、その電圧値は、一定電圧値未満になり、トランジスタ204は、オフ状態からオン状態に遷移する。すなわち、トランジスタ204は、エミッタ及びコレクタ間を接続するため、電源回路150の出力端子(5V)および電磁弁25の電源端子(+)の間を接続する。これに伴い、図4(c)に示すように、電源回路150から電磁弁25への通電が開始されることになる。
また、マイクロコンピュータ140から出力される制御信号(すなわち、ハイレベル信号)は遅延回路210にも入力され、コンデンサ212には、制御信号に基づき電荷が蓄えられることになるため、図4(d)に示すように、コンデンサ212の正極端子の電圧が徐々に上昇する。このため、制御信号が入力されて時間T2経過すると、正極端子の電圧は、一定電圧値を越え、インバータ213の出力電圧は、駆動信号としてのローレベル信号を電磁弁25の制御端子に出力開始する。このため、図4(e)に示すように、電磁弁25は非駆動状態から駆動状態に遷移することになる。
そして、制御信号が出力されて時間T0経過すると、マイクロコンピュータ140により制御信号の出力が停止される。換言すれば、図4(a)に示すように、マイクロコンピュータ140の制御端子から出力される出力信号は、ハイレベル信号からローレベル信号に切り替わることになる。これに伴い、インバータ201の出力信号も、ローレベルからハイレベルに変化する。このため、インバータ201からコンデンサ205に電流が抵抗素子202を通して流入して電荷が蓄えられる。
これに伴い、図4(b)に示すように、トランジスタ204のベース電圧も、上昇して時間T5経過すると、その電圧値は、一定電圧値以上になり、トランジスタ204は、オン状態からオフ状態に遷移する。すなわち、トランジスタ204は、エミッタ及びコレクタ間を遮断するため、電源回路150の出力端子(5V)および電磁弁25の電源端子(+)の間を遮断する。これに伴い、図4(c)に示すように、電源回路150から電磁弁25への通電が停止(電源遮断)されることになる。
また、マイクロコンピュータ140からの制御信号(すなわち、ハイレベル信号)の出力が停止されると、マイクロコンピュータ140の制御端子の電圧がローレベルに変化するため、図4(d)に示すように、コンデンサ212の正極端子の電圧が徐々に低下する。このため、制御信号の出力停止から時間T6経過すると、正極端子の電圧は、一定電圧値未満になり、インバータ213の出力電圧は、ハイレベル信号を電磁弁25の制御端子に出力開始する。このため、図4(e)に示すように、電磁弁25は駆動状態から非駆動状態に遷移することになる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。すなわち、本実施形態では、電源回路150から電力供給されて動作する電磁弁等の風呂系電動アクチュエータ24、25、26を備える給湯装置に適用される電子制御装置100であって、電源回路150および風呂系電動アクチュエータ24、25、26の間で遮断、接続のいずれか一方を行う電源遮断回路200と、電源回路150および風呂系電動アクチュエータ24、25、26の間を接続する為の制御信号を電源遮断回路200に出力するマイクロコンピュータ140と、マイクロコンピュータ140から出力される制御信号を受信すると、一定期間(T2)経過後にて、風呂系電動アクチュエータ24、25、26の動作をそれぞれ開始させる為の駆動信号を風呂系電動アクチュエータ24、25、26に出力する遅延回路210と、を備えている。
また、マイクロコンピュータ140により制御信号の出力が停止されると、電源遮断回路200により電源回路150および風呂系電動アクチュエータ24、25、26の間を遮断し、かつ遅延回路210により駆動信号の出力が停止されるようになっていることを特徴とする。
したがって、マイクロコンピュータ140から出力される1つの制御信号で、電源遮断回路200の制御だけでなく、遅延回路210の制御を行うことができる。これに伴い、1つの制御信号だけで、風呂系電動アクチュエータ24、25、26への電力供給及び停止に加えて、風呂系電動アクチュエータ24、25、26への駆動信号の出力およびその停止を行うことができる。したがって、マイクロコンピュータ140においては、1つの電動アクチュータに対して、制御信号を出力する1つ制御端子だけが用いられるため、従来に比べて、必要な制御端子の数が少なくなり、マイクロコンピュータ140の選択の自由度が増えることになる。
ところで、上述の従来技術では、マイクロコンピュータにより電動アクチュータ及び電源遮断回路を個別に制御するため、マイクロコンピュータには、電動アクチュータを制御する制御プログラム以外に、電源遮断回路を制御する制御プログラムを格納できるメモリ領域を確保する必要がある。したがって、メモリ領域の広いマイクロコンピュータを選択することが必要になり、マイクロコンピュータの選択の自由度を狭めている。
これに対して、本実施形態によれば、マイクロコンピュータ140から出力される1つの制御信号により、電源遮断回路200及び風呂系電動アクチュエータ24、25、26が制御されている。このため、マイクロコンピュータ140としては、当該1つの制御信号を出力するための制御プログラムを実行するだけでよく、メモリ領域としても、従来に比べて広い領域を確保する必要がなくなるため、マイクロコンピュータ140の選択の自由度を広げることができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態においては、風呂系電動アクチュエータ24(25、26)に対して個々に電源遮断回路200を採用した例について説明したが、これに限らず、例えば、二つ以上の風呂系電動アクチュエータに対して1つの電源遮断回路200を共通利用するように構成してもよい。この場合の回路構成を図5に示す。
図5においては、二つの風呂系電動アクチュエータ25、26に対して1つの電源遮断回路200が設けられており、電源遮断回路200のトランジスタ204のコレクタ端子に対して、風呂系電動アクチュエータ25、26の電源端子(+)がそれぞれ接続されている。このため、電源遮断回路200が、マイクロコンピュータ140からの制御信号に基づいて、電源回路150から風呂系電動アクチュエータ25、26への電力供給及びその停止を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ140は、風呂系電動アクチュエータ25、26の制御端子に対してそれぞれ独立して制御信号を出力する。ここで、風呂系電動アクチュエータ26の制御端子に対しては制御信号がインバータ213aを介して送られる。
次に、本第2実施形態の作用効果について説明する。すなわち、本第2実施形態の電子制御装置100は、二つの風呂系電動アクチュエータ25、26に対して1つの電源遮断回路200が設けられ、1つの電源遮断回路200を共通利用して、電源回路150から二つの風呂系電動アクチュエータ25、26への電力供給及びその停止を行うことができる。したがって、二つの風呂系電動アクチュエータ25、26に対して電源遮断回路200を個々に設ける場合に比べて回路構成を縮小化することができる。
上述の第2実施形態においては、1つの電源遮断回路200を共通利用して、電源回路150から二つの風呂系電動アクチュエータ25、26への電力供給及びその停止を行うようにした例について説明したが、これに限らず、1つの電源遮断回路200を共通利用して、電源回路150から三つ以上の風呂系電動アクチュエータへの電力供給及びその停止を行うようにしてもよい。
(第3実施形態)
上述の第2実施形態では、電源遮断回路200にてコンデンサ205を採用して、マイクロコンピュータ140からの制御信号を受けて一定期間経過するとトランジスタ204がオンして、マイクロコンピュータ140による制御信号の出力停止後一定期間経過するとトランジスタ204がオフするように遅延回路を構成する例について説明したが、これに限らず、図6に示すように、コンデンサ205を削除して、遅延回路を構成しないようにしてもよい。
また、図6に示す回路構成では、風呂系電動アクチュエータ25の制御端子に駆動信号を出力する遅延回路210としては、図3に示すようにマイクロコンピュータ140の制御端子に接続されるのでなく、電源遮断回路200のトランジスタ204のコレクタ端子に接続されている。
(第4実施形態)
上述の第1実施形態では、電磁弁25に対応して設けられる電源遮断回路200は、マイクロコンピュータ140からの制御信号に基づいて制御されるように構成した例について説明したが、これに限らず、図7に示すように回路構成してもよい。
すなわち、図7に示す回路構成では、流量カウンタ51に対応して電源遮断回路200aが設けられ、風呂系電動アクチュエータ25に対応して電源遮断回路200設けられている。そして、電源遮断回路200aは、電源遮断回路200のコンデンサ205の正極端子の電位に基づいて、作動する。
具体的には、電源遮断回路200aは、逆流防止用ダイオードD1および抵抗素子203aを介してベース端子に接続されるPNP型トランジスタ204aを備えており、PNP型トランジスタ204aのコレクタ端子が、流量カウンタ50の電源端子(+)に接続され、エミッタ端子が電源回路150の電源端子(5V)に接続されている。
したがって、マイクロコンピュータ140が制御信号をインバータ回路201に出力して、このインバータ回路201がローレベル信号を出力する。これに伴い、コンデンサ205の正極端子の電位が低下すると、電源回路150の電源端子(12V)から電流が、トランジスタ204aのエミッタ端子及びベース端子の間を経て、抵抗素子203aおよび逆流防止用ダイオードD1を通してコンデンサ205に流れる。その後、トランジスタ204aがオンして電源回路150および流量カウンタ51の間を接続するため、電源回路150から流量カウンタ51に電力供給される。
すなわち、トランジスタ204aが、マイクロコンピュータ140による制御信号に基づいて、電源遮断回路200aおよび流量カウンタ51の間を接続することになる。
一方、マイクロコンピュータ140による制御信号の出力を停止、すなわち、ローレベル信号をインバータ回路201に出力すると、このインバータ回路201がハイレベル信号を出力する。これに伴い、コンデンサ205の正極端子の電位が上昇すると、トランジスタ204aベース端子側からコンデンサ205側に電流が流れなくなる。したがって、トランジスタ204aがオフして電源回路150および流量カウンタ51の間を遮断するため、電源回路150から流量カウンタ51への電力供給が停止される。
すなわち、トランジスタ204aが、マイクロコンピュータ140による制御信号の出力停止に基づいて、電源回路150および流量カウンタ51の間を遮断することになる。
本実施形態によれば、電源遮断回路200aのトランジスタ204aが、マイクロコンピュータ140による制御信号に応じて、電源回路150および流量カウンタ51の間で接続、遮断を行う。したがって、マイクロコンピュータ140としては、電源遮断回路200、200aに対してそれぞれ独立して制御信号を出力する必要が無く、電源遮断回路20aを制御するに際しても制御端子の数を増やす必要が無い。したがって、マイクロコンピュータ140の選択の自由度がより一層増えることになる。
(その他の実施形態)
上述の各実施形態では、電源遮断回路200、200aのトランジスタ204aとして、PNP型トランジスタを用いた例について説明したが、これに限らず、電界効果型トランジスタなど各種の半導体スイッチや機械式リレーを採用してもよい。
上述の実施形態では、本発明に係る給湯装置として一般家庭用の給湯装置を適用した例について説明したが、これに限らず、本発明に係る給湯装置として業務の給湯装置を適用してもよい。
以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の構成との対応関係について説明すると、電源回路150が請求項1に記載の電源に相当し、出力回路120内に構成される遮断回路200が、請求項1に記載のアクチュエータ用電源遮断回路に相当し、出力回路120内に構成される遅延回路210が請求項1に記載のアクチュエータ用遅延回路に相当し、風呂系電動アクチュエータ25、26が請求項2に記載の二つの電動アクチュエータに相当し、流量カウンタ51が「検出対象の状態を検出して検出出力をマイクロコンピュータの入力端子に出力するセンサ」に相当する。
本発明の第1実施形態に係る給湯装置の概略構成を示す模式図である。 図1の給湯装置の電気回路構成を示すブロック図である。 図2の電子制御装置の一部の回路構成を詳細に示す電気回路図である。 図3の電気回路図の作動を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る給湯装置用電子制御装置の部分的回路構成を示す電気回路図である。 本発明の第3実施形態に係る給湯装置用電子制御装置の部分的回路構成を示す電気回路図である。 本発明の第4実施形態に係る給湯装置用電子制御装置の部分的回路構成を示す電気回路図である。
符号の説明
24〜26…風呂系電動アクチュエータ、
100…給湯装置用電子制御装置、140…マイクロコンピュータ、
200…電源遮断回路、210…遅延回路。

Claims (4)

  1. 電源(150)から電力供給されて動作する電動アクチュエータ(24、25、26)を備える給湯装置に適用される給湯装置用電子制御装置であって、
    前記電源および前記電動アクチュエータの間で遮断、接続のいずれか一方を行うアクチュエータ用電源遮断回路(200)と、
    前記電源および前記電動アクチュエータの間を接続する為の制御信号を前記アクチュエータ用電源遮断回路に出力するマイクロコンピュータ(140)と、
    前記マイクロコンピュータから出力される制御信号を受信すると、一定期間(T2)経過後にて、前記電動アクチュエータの動作を開始させる為の駆動信号を前記電動アクチュエータに出力するアクチュエータ用遅延回路(210)と、を備えており、
    前記マイクロコンピュータにより前記制御信号の出力が停止されると、前記アクチュエータ用電源遮断回路により前記電源および前記電動アクチュエータの間を遮断し、さらに前記アクチュエータ用遅延回路により前記駆動信号の出力が停止されるようになっていることを特徴とする給湯装置用電子制御装置。
  2. 前記給湯装置には、二つ以上の前記電動アクチュエータ(24、25、26)が設けられており、
    前記アクチュエータ用電源遮断回路は、前記二つ以上の電動アクチュエータおよび前記電源の間で遮断、接続のいずれか一方を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置用電子制御装置。
  3. 前記アクチュエータ用電源遮断回路は、積分回路を有して構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の給湯装置用電子制御装置。
  4. 前記給湯装置には、前記電源から電力供給されて、検出対象の状態を検出して検出出力を前記マイクロコンピュータの入力端子に出力するセンサ(50)が設けられており、
    前記電源および前記センサの間で遮断、接続のいずれか一方を行うセンサ用電源遮断回路(200)と、を備えており、
    前記センサ用電源遮断回路は、前記マイクロコンピュータから出力される制御信号を受信すると前記電源および前記センサの間を接続し、また前記マイクロコンピュータによる前記制御信号の出力が停止されると前記電源および前記センサの間を遮断するようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の給湯装置用電子制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008002784A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Denso Corp 風呂用給湯装置
JP2021017682A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 丸一株式会社 排水栓装置

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