JP2006137295A - 車両用空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、冷風と温風の混合状態を所望の状態となるように制御することが可能な、車両用空気調和機を提供する。
【解決手段】 隣接するリブ8b同士の端部を連結する板状のリブ8cを、エバポレータ4側(冷風側)とヒータコア5側(温風側)について交互に立設している。即ち、車両用空気調和機1の幅方向に、平面視が矩形に近い凹凸の形状が並んだリブを設置している。ここではリブ8bにより、エバポレータ4からの矢印Aで示す冷風と、ヒータコア5からの矢印Bで示す温風とが混合する領域を、車両用空気調和機1の幅方向について複数部分に分割するとともに、リブ8cにより、前記分割された複数部分のエバポレータ4側とヒータコア5側の各端部を交互に閉じている。これにより、温風と冷風を交互に積層させることで、温風と冷風の接触面積が増加し、温風と冷風の混合が促進されるとともに、温風や冷風の車両用空気調和機1幅方向への偏りが抑制される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用空気調和機に関するものであり、特に、エバポレータ及びヒータコアにより空気調和を行う車両用空気調和機に関するものである。
従来より、冷却用熱交換器であるエバポレータと、加熱用熱交換器であるヒータコアを一体化した車両用空気調和機が開発されている。図24は、このような従来の車両用空気調和機の一例を模式的に示す断面図であり、車両の左側面から見た図である。なお、図中の矢印は主な空気の流れ方向を示している。
同図に示すように、従来の車両用空気調和機1は、ケーシング2を有し、このケーシング2内に、車両の前方から取り込んだ空気を空気調和機内に導入する空気導入部3と、この導入された空気を冷却するエバポレータ4と、このエバポレータ4の後方下半部に配置されてエバポレータ4からの冷却された空気を加熱するヒータコア5とを備えている。
また、ケーシング2内のヒータコア5の後方には仕切り板6が配置され、この仕切り板6により、ヒータコア5との間で温風風路aを形成している。そしてこれにより、ヒータコア5で加熱された空気を、エバポレータ4からその直後の冷風風路bを経てきた冷却空気と混合させるために、合流部であるエアミックス領域7に導くようになっている。エアミックス領域7には、ヒータコア5をバイパスする空気の量及びヒータコア5に流入する空気の量を調整するためのエアミックスダンパ8が設けられ、冷却空気の量と加熱空気の量(混合割合)とを調整できるようになっている。
また、仕切り板6とケーシング2の後部2aとの間には、フット風路9が形成されており、このフット風路9に導かれた空気は、フット吹出口16を経てケーシング2下部に設けられた浅い箱状のフットケース10に流入する。このフットケース10により、空気がフロントフット及びリヤフットに供給されるようになっている。
さらに、ケーシング2の上部において、エアミックス領域7の上方近傍の部分には、フェイス吹出口11が設けられており、このフェイス吹出口11より前方には、デフロスト吹出口12が設けられている。また、フェイス吹出口11にはフェイスダンパ13が設けられており、デフロスト吹出口12にはデフロストダンパ14が設けられている。そして、フット風路9入口にはフットダンパ15が設けられている。
このような従来の車両用空気調和機においては、4つのダンパ8,13,14,15を図の破線及び細線で示した扇形状の範囲で、それぞれ支軸8a,13a,14a,15aを中心として回動させ、開閉操作することにより、風量を調整しつつ種々のモードで、所望の温度の空気を上記フェイス吹出口11やデフロスト吹出口12、更にはフット風路9の出口でフットケース10への接続口であるフット吹出口16から吹き出すようにしている。なお、前記種々のモードには、例えば、フェイスモード,バイレベルモード,フットモード,フットデフモード,デフロストモード等がある。
フェイスモードは、空気をフェイス吹出口11のみより吹き出すモードである。バイレベルモードは、フェイス吹出口11より冷風を、またフット吹出口16より温風を、それぞれ吹き出すモードである。フットモードは、空気の大部分をフット吹出口16より吹き出し、残りをデフロスト吹出口12より吹き出すモードである。フットデフモードは、空気をデフロスト吹出口12及びフット吹出口16の双方より吹き出すモードである。そして、デフロストモードは、空気をデフロスト吹出口12のみより吹き出すモードである。
このような車両用空気調和機においては、エバポレータ4により冷却された空気(冷風)と、ヒータコア5により加熱された空気(温風)を混合することで、空気温度を制御しており、この空気温度を設定するために、エアミックスダンパ8の開閉角度を変更し、ヒータコア5により加熱される空気量を調整している。なお、車両用空気調和機は、一般にHVAC(Heating, Ventilation, and Air-Conditioning)と呼ばれている。
その他の従来の構成として、エアミックスドア,冷風通路出口,デフロスタ用ドア,温風通路に改良を加え、デフロスタ/フットモードでの冷風,温風の混合を均一且つ適正にし、吹き出し上下温度差を低減させた車両用空調装置が、本出願人により特許文献1に開示されている。
特開2004−42804号公報
しかしながら、上述した従来の構成においては、内部における冷風と温風の混合が均一に行われない場合がある。例えば、車両用空気調和機1の幅方向(図24における紙面垂直方向)において、冷風と温風がそれぞれ偏在して、その幅方向に渡って左右に複数個存在するフェイス吹出口11同士の温度差が大きくなることがある。また逆に、冷風と温風の混合が促進され過ぎ、暖房時等でフェイス吹出口11とフット吹出口16の温度差が小さくなったりすることがある。その結果、いずれの場合も使用者に不快感を与えることとなる。
本発明は、以上のような問題点に鑑み、簡単な構成で、冷風と温風の混合状態を所望の状態となるように制御することが可能な、車両用空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、空気導入部からの空気を冷却するエバポレータと、該エバポレータの下流側に配置され、通過する空気を加熱するヒータコアと、該ヒータコアからの温風が流れる温風風路と、前記ヒータコアをバイパスし、前記エバポレータからの冷風が流れる冷風風路と、前記冷風風路と前記温風風路との合流部に設けられ、支軸を中心として回動することにより、冷風と温風の混合割合を調節して空気温度を調整するエアミックスダンパと、該エアミックスダンパからの空気をデフロスト吹き出し側へと導くデフロストダンパと、前記エアミックスダンパからの空気をフェイス吹き出し側へと導くフェイスダンパと、前記エアミックスダンパからの空気をフット風路を経てフット吹き出し側へと導くフットダンパと、を備えた車両用空気調和機において、前記エアミックスダンパに、前記合流部を前記支軸の軸方向について複数に分割する第1のリブ部材と、隣接する該第1のリブ部材同士の前記エバポレータ側端部及び前記ヒータコア側端部を交互に連結する第2のリブ部材とを設けたことを特徴とする。
また、前記第2のリブ部材の空気の流れ方向位置を、前記支軸の軸方向について変化させるように配置したことを特徴とする。また、空気の流れ方向から見て前記第2のリブ部材の手前側に、上方へ向かって傾斜する斜面を設けたことを特徴とする。また、前記第1のリブ部材間に形成された流路の流入側上面を覆う蓋を設けたことを特徴とする。
また、前記第1のリブ部材を、前記第2のリブ部材を越えて延長したことを特徴とする。或いは、前記第2のリブ部材を、前記第1のリブ部材間に形成された流路の外側に突設する略円弧形状としたことを特徴とする。
或いは、他の構成として、空気導入部からの空気を冷却するエバポレータと、該エバポレータの下流側に配置され、通過する空気を加熱するヒータコアと、該ヒータコアからの温風が流れる温風風路と、前記ヒータコアをバイパスし、前記エバポレータからの冷風が流れる冷風風路と、前記冷風風路と前記温風風路との合流部に設けられ、支軸を中心として回動することにより、冷風と温風の混合割合を調節して空気温度を調整するエアミックスダンパと、該エアミックスダンパからの空気をデフロスト吹き出し側へと導くデフロストダンパと、前記エアミックスダンパからの空気をフェイス吹き出し側へと導くフェイスダンパと、前記エアミックスダンパからの空気をフット風路を経てフット吹き出し側へと導くフットダンパと、を備えた車両用空気調和機において、前記エアミックスダンパに、前記合流部を前記支軸の軸方向について複数に分割するリブ部材を設け、隣接する該リブ部材同士の前記エバポレータ側端部及び前記ヒータコア側端部を交互に接続し、平面視が山切形状となるようにしたことを特徴とする。
また、空気の流れ方向から見て前記リブ部材を接続した部分の手前側に、上方へ向かって傾斜する斜面を設けたことを特徴とする。また、前記リブ部材間に形成された流路の流入側上面を覆う蓋を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、冷風と温風の混合状態を所望の状態となるように制御することが可能な、車両用空気調和機を提供することができる。
具体的には、エアミックスダンパに、合流部を支軸の軸方向について複数に分割する第1のリブ部材と、隣接する第1のリブ部材同士のエバポレータ側端部及びヒータコア側端部を交互に連結する第2のリブ部材とを設けたことにより、温風と冷風を交互に積層させることで、温風と冷風の接触面積が増加し、温風と冷風の混合が促進されるとともに、温風や冷風の車両用空気調和機幅方向への偏りが抑制される。これらの効果により、フェイス吹出口同士の温度差等の、左右の空気の温度差を低減することができる。
また、第2のリブ部材の空気の流れ方向位置を、支軸の軸方向について変化させるように配置したことにより、温風又は冷風の奥行き方向(空気の流れ方向)への流入深さを、車両用空気調和機の幅方向について調整することができる。
また、空気の流れ方向から見て第2のリブ部材の手前側に、上方へ向かって傾斜する斜面を設けたことにより、温風又は冷風の風向をスムーズに上方へと転向させることができ、これにより、温風又は冷風の風向を制御し、車両用空気調和機幅方向へと風向が偏ることをより抑制することが可能となる。
また、第1のリブ部材間に形成された流路の流入側上面を覆う蓋を設けたことにより、各流路に流入した温風は確実に冷風側に、また冷風は確実に温風側に導くことができ、これにより、車両用空気調和機の幅方向の温度差を抑制するとともに、車両用空気調和機の奥行き方向の温度分布を、任意に制御することが可能となる。
或いは、他の構成として、エアミックスダンパに、合流部を支軸の軸方向について複数に分割するリブ部材を設け、隣接するリブ部材同士のエバポレータ側端部及びヒータコア側端部を交互に接続し、平面視が山切形状となるようにしたことにより、温風及び冷風共に、エアミックスダンパに対して車両用空気調和機の奥行き方向に進入するほど、その風量が減少し、これにより、車両用空気調和機の奥行き方向に関して、温風と冷風との風量の割合が徐々に変化するので、温度勾配を設けることができる。
また、空気の流れ方向から見てリブ部材を接続した部分の手前側に、上方へ向かって傾斜する斜面を設けたことにより、温風又は冷風の風向をスムーズに上方へと転向させることができ、これにより、温風又は冷風の風向を制御し、車両用空気調和機幅方向へと風向が偏ることをより抑制することが可能となる。
また、前記リブ部材間に形成された流路の流入側上面を覆う蓋を設けたことにより、各流路に流入した温風は確実に冷風側に、また冷風は確実に温風側に導くことができ、これにより、車両用空気調和機の幅方向の温度差を抑制するとともに、車両用空気調和機の奥行き方向の温度分布を、任意に制御することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、上記従来例と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略する。
図1は、本発明の車両用空気調和機の実施例1に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、まず、エアミックスダンパ8の上面、即ち冷風と温風が合流する側に、空気の流れ方向に延びる長板状のリブ8bを立設している。リブ8bは、エアミックスダンパ8の長手方向、即ち車両用空気調和機1の幅方向に、所定の間隔で複数配設されている。さらに、隣接するリブ8b同士の端部を連結する板状のリブ8cを、エバポレータ4側(冷風側)とヒータコア5側(温風側)について交互に立設している。即ち、車両用空気調和機1の幅方向に、平面視が矩形に近い凹凸の形状が並んだリブを設置している。
ここではリブ8bにより、エバポレータ4からの矢印Aで示す冷風と、ヒータコア5からの矢印Bで示す温風とが混合する領域(即ちエアミックス領域7)を、車両用空気調和機1の幅方向について複数部分に分割するとともに、リブ8cにより、前記分割された複数部分のエバポレータ4側とヒータコア5側の各端部を交互に閉じている。なお、車両用空気調和機1の幅方向は、即ち、エアミックスダンパ8の長手方向に沿って設けられた回動支軸(8a)の軸方向であるが、本実施形態においては車両の幅方向と一致する。
本実施例では、リブ形状がエバポレータ4側或いはヒータコア5側から見て凹及び凸がエアミックスダンパ8の長手方向、即ち車両用空気調和機1の幅方向に交互に並んだ凹凸状であるため、同図に示したように、エバポレータ4側が開いた領域には矢印Aで示す冷風が、ヒータコア5側が開いた領域には矢印Bで示す温風が流入し、それぞれ先端のリブ8cに突き当たって吹き上がる。これにより温風と冷風は、車両用空気調和機1の幅方向に対して交互に積層された状態で、エアミックス領域7に流入する。
このように、温風と冷風を交互に積層させることで、温風と冷風の接触面積が増加し、温風と冷風の混合が促進されるとともに、温風や冷風の車両用空気調和機1幅方向への偏りが抑制される。より具体的には、エアミックスダンパ8の温風と冷風の合流側表面に、温風または冷風が吹き込んでくる側に開口し、その吹き込み方向(本実施例ではエアミックスダンパ8の回動支軸8aに交差する方向)に沿う風路を形成するとともに、吹き込んだ風をエアミックスダンパ8の合流側表面から離隔する方向に偏向させる偏向部(本実施例ではリブ8c)とからなる風路形成部を形成するものである。
ここで、風路形成部はリブ8b,8cとから構成されるが、この風路形成部により形成される温風が吹き込む風路(温風用風路)と冷風が吹き込む風路(冷風用風路)とが交互になるように開口と偏向部とが隣接するようにリブ8が配される。これらの効果により、フェイス吹出口11同士の温度差等の、左右の空気の温度差を低減することができる。このとき、エアミックスダンパ8のリブ8b及び8cの高さ,枚数,設置間隔等は、左右温度差の状況に応じて適宜設定する。
ここで、リブ8bの設置については、以下の条件式を満足することが望ましい。
p/l≦1 …(1)
h/l≧0.25 …(2)
但し、
p:リブの設置間隔(ピッチ)
l:リブの奥行き(長さ)
h:リブの高さ
である。
なお、リブの設置間隔は必ずしも等ピッチである必要はなく、場所により異なるようにしても良い。条件式(1)を満足することにより、冷風や温風の流れの方向を確実に規定することができるとともに、冷風と温風の混合部分の距離を相対的に増やして、混合を促進することができる。また、条件式(2)を満足することにより、冷風や温風の、車両用空気調和機1の幅方向の流れを確実に制限することができる。
ちなみに、本実施例及び以下の各実施例では、リブの高さは10mm以上、リブの凹凸の間隔(ピッチ)は40mm以下とし、枚数は左右温度差等により決定する。一例として、エアミックスダンパ8の長さ(車両用空気調和機1の幅方向)が240〜250mmであり、エアミックスダンパ8の幅(車両用空気調和機1の奥行き方向、即ち空気の流れ方向)が50〜60mmのとき、リブの凹凸の間隔即ちリブ8bの設置間隔(ピッチ)が20mmで、リブ8bの長さが40mmとしている。
図2は、本発明の車両用空気調和機の実施例2に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例1の構成に加えて、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設ける風路形成部を採用している。
このように、温風又は冷風の突き当たりとなる偏向部に、上方へ向かって傾斜する斜面を設けることで、温風又は冷風の風向をスムーズに上方即ちエアミックス領域7側へと転向させることができる。これにより、温風又は冷風の風向を制御し、車両用空気調和機1幅方向へと風向が偏ることをより抑制することが可能となる。また、このような斜面を設置することにより、風向をスムーズに転向させることができ、この領域における空気流れの圧力損失を低減させることができるので、車両用空気調和機1全体における風量増加を図ることが可能となる。なお、斜面8dの形状は、同図に示したような略円弧状等の曲線形状であっても良いし、また平面形状であっても構わない。但し、斜面の機能を最大限とするため、その高さはリブ8b,8cと同じであることが望ましい。
図3は、本発明の車両用空気調和機の実施例3に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例1の構成に加えて、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部即ちリブ8cの奥行き方向位置を、車両用空気調和機1の幅方向について変化させた構成としている。これにより、温風又は冷風の奥行き方向への流入深さを、車両用空気調和機1の幅方向について調整することができ、ひいてはエアミックスダンパ8への温風と冷風の流入特性に合わせて偏向部の配置を設定し確実な混合を実現できる。
このように、車両用空気調和機1の奥行き方向の温度分布を、その幅方向について変化させたい場合、温風又は冷風のエアミックスダンパ8に対する進入深さを調整することで対応可能である。例えば、車両用空気調和機1の幅方向の中央側において、ヒータコア5側の温度を高くしたい場合、冷風が流入する流路の突き当たり部即ちリブ8cの奥行き方向位置を、エバポレータ4側に移動させると良い。なお、温風又は冷風の奥行き方向への流入深さは、設定したい温度差に応じて調整する。
具体的には、例えば同図(b)に示すように、エアミックスダンパ8の長手方向両端部、即ち車両用空気調和機1の幅方向両サイドの、温風及び冷風それぞれの奥行き方向への流入深さを深くし、車両用空気調和機1の幅方向中央側の、温風及び冷風それぞれの奥行き方向への流入深さを浅くする。こうすれば、車両用空気調和機1の幅方向両サイドについて、冷風がヒータコア5側に深く流入することにより、フェイス吹出口11の空気温度を下げることができ、一方、温風がエバポレータ4側に深く流入することにより、デフロスト吹出口12の空気温度を上げることができる。
また、本実施例の変形例に係るエアミックスダンパの平面図を図4に示す。同図(a)では、車両用空気調和機1の幅方向両サイドの冷風の奥行き方向への流入深さを深くし、幅方向中央側の冷風の奥行き方向への流入深さを浅くしている。そして、温風については、車両用空気調和機1の幅方向全体に渡って、奥行き方向への流入深さを深くしている。こうすれば、車両用空気調和機1の幅方向両サイドについては、冷風がヒータコア5側に深く流入することにより、フェイス吹出口11の空気温度を下げることができ、一方、車両用空気調和機1の幅方向全体について、温風がエバポレータ4側に深く流入することにより、デフロスト吹出口12の空気温度を上げることができる。
また、同図(b)では、車両用空気調和機1の幅方向両サイドの温風の奥行き方向への流入深さを深くし、幅方向中央側の温風の奥行き方向への流入深さを浅くしている。そして、冷風については、車両用空気調和機1の幅方向全体に渡って、奥行き方向への流入深さを深くしている。こうすれば、両用空気調和機1の幅方向両サイドについては、温風がエバポレータ4側に深く流入することにより、デフロスト吹出口12の空気温度を上げることができ、一方、車両用空気調和機1の幅方向全体について、冷風がヒータコア5側に深く流入することにより、フェイス吹出口11の空気温度を下げることができる。
図5は、本発明の車両用空気調和機の実施例4に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例3の構成に加えて、実施例2と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例2の場合と同様である。
図6は、本発明の車両用空気調和機の実施例5に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例1の構成に加えて、突き当たり部であるリブ8cを越えて、リブ8bを車両用空気調和機1の奥行き方向に延長する構成としている。実施例1のようにリブ8bを延長していない場合、リブ8bの無い側より流入してリブ8cに衝突した流れの一部は、車両用空気調和機1の幅方向に転向し、隣接する流れに合流するため、車両用空気調和機1の幅方向に関して、風量に偏りが生じ易くなる。
これに対し、本実施例のように、リブ8bを延長することにより、リブ8bを延長した側より流入してリブ8cに衝突した流れは、冷風及び温風共に、それぞれ矢印C,Dで示したように吹き上がり、車両用空気調和機1の上方に流れるようになる。これにより、車両用空気調和機1の幅方向の流量の偏りを更に抑制することができるため、車両用空気調和機1の幅方向の温度差抑制効果が高くなる。
言い換えれば、先の実施例で述べた開口と偏向部とを隣接させる構成に代えて、風路形成部を風が吹き込む両側に開口させる構成とし、温風用風路と冷風用風路とを風路形成部中央領域においては交互に配置するとともに開口側端部領域では温風用風路または冷風用風路が同種の風路と隣接するように配置し、風路端部をなす偏向部が吹き込んだ温風と冷風の双方をエアミックスダンパ8から離隔する方向に偏向させる機能を呈する構成を採用することにより、偏向部の両側における風の方向をコントロール可能となり、より確実に冷風と温風の混合態様を好ましいものとすることができる。
図7は、本発明の車両用空気調和機の実施例6に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例5の構成に加えて、実施例2,4と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。
具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。さらに、これに加えてリブ8cの向こう側にも斜面8dを設けて良い。この場合、リブ8cは省略することができる。このような斜面による作用及び効果は実施例2,4の場合と同様であるが、本実施例の場合、温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側及び向こう側の両方に斜面8dを設けたときは、上記矢印A,Bで示した風に加えて、エバポレータ4側が開いた領域には矢印Cで示す冷風が、ヒータコア5側が開いた領域には矢印Dで示す温風が流入し、それぞれリブ8cに突き当たって吹き上がる。これにより、車両用空気調和機1幅方向へと風向が偏ることを抑制する効果が更に高くなる。
図8は、本発明の車両用空気調和機の実施例7に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例3の構成に加えて、実施例5と同様にして、突き当たり部であるリブ8cを越えて、リブ8bを車両用空気調和機1の奥行き方向に延長する構成としている。これによる作用及び効果は実施例5の場合と同様である。
図9は、本発明の車両用空気調和機の実施例8に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例7の構成に加えて、実施例6と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。これによる作用及び効果は実施例6の場合と同様である。
図10は、本発明の車両用空気調和機の実施例9に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、エアミックス領域7を車両用空気調和機1の幅方向について複数部分に分割する上記リブ8bに関して、隣接するこのリブ同士のエバポレータ4側とヒータコア5側のそれぞれの端部を交互に接続し、平面視が山切形状となるように配設した構成としている。但し、エアミックスダンパ8の長手方向両端部に配置されたリブ8bは、車両用空気調和機1の奥行き方向に配置している。これにより、温風及び冷風をエアミックスダンパ8の長手方向両端部までリブにより確実に捉えることができる。
本実施例では、温風と冷風の接触面積は、山切形状に配設されたリブの延べ長さに応じて決まるため、リブを設置しない場合に比べて接触面積が増加し、温風と冷風の混合が促進される。さらに、リブを山切形状とすることにより、温風及び冷風共に、エアミックスダンパ8に対して車両用空気調和機1の奥行き方向に進入するほど、その風量が減少する。これにより、車両用空気調和機1の奥行き方向に関して、温風と冷風との風量の割合が徐々に変化するので、温度勾配を設けることができる。具体的には、エバポレータ4側からヒータコア5側に向かって徐々に温度を高くすることができる。このように、山切形状のリブを用いると、車両用空気調和機1の幅方向の温度差を抑制しつつ、車両用空気調和機1の奥行き方向に温度勾配を設けることができる。
図11は、本発明の車両用空気調和機の実施例10に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b),(c)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例9の構成に加えて、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、温風又は冷風が流入する方向から見て、リブ8bの接続部即ち山切形状の頂点の手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。
このように、温風又は冷風の突き当たりに、上方へ向かって傾斜する斜面を設けることで、温風又は冷風の風向をスムーズに上方即ちエアミックス領域7側へと転向させることができる。これにより、温風又は冷風の風向を制御し、車両用空気調和機1幅方向へと風向が偏ることをより抑制することが可能となる。また、このような斜面を設置することにより、風向をスムーズに転向させることができ、この領域における空気流れの圧力損失を低減させることができるので、車両用空気調和機1全体における風量増加を図ることが可能となる。なお、斜面8dの形状は、同図(b)に示した平面形状であっても良いし、また同図(c)に示したような略円弧状等の曲線形状であっても構わない。但し、斜面の機能を最大限とするため、その高さはリブ8bと同じであることが望ましい。
図12は、本発明の車両用空気調和機の実施例11に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例1の構成に加えて、リブによって構成された温風又は冷風が流入する流路の、流入側の上面を覆う蓋8eを設けた構成としている。同図(b)では蓋8eを斜線で示している。この場合、流入側の上面が覆われ、トンネル状になっているため、各流路に流入した温風は確実に冷風側に、また冷風は確実に温風側に導くことができる。これにより、車両用空気調和機1の幅方向の温度差を抑制するとともに、車両用空気調和機1の奥行き方向の温度分布を、任意に制御することが可能となる。但し、流路の抵抗を軽減するため、流入側の開口面積よりも流出側の開口面積の方が大きくなるようにしている。
すなわち、温風用風路と冷風用風路の双方について、風が吹き込む側の開口以外に偏向部に隣接するようにエアミックスダンパ8から離隔する方向に開口する第二の開口を形成するように各風路を覆う蓋を設けることにより、第二の開口を千鳥配置として混合状態をコントロールするものである。
図13は、本発明の車両用空気調和機の実施例12に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例11の構成に加えて、上記実施例2と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例2の場合と同様である。
図14は、本発明の車両用空気調和機の実施例13に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例11で示した蓋8eを、一部の流路のみに設けた構成としている。同図ではエアミックスダンパ8の長手方向両端部、即ち車両用空気調和機1の幅方向両サイドにおける温風及び冷風が流入する流路それぞれに、流入側の上面を覆う蓋8eを設けた例を示している。同図(b)では蓋8eを斜線で示している。
このように、一部の流路のみ流入側の上面を覆うことで、温風を確実に冷風側に導きたい範囲のみ、或いは冷風を確実に温風側に導きたい範囲のみ、流路をトンネル状とすることが出来る。これにより奥行き方向の温度差を車両用空気調和機1の幅方向について制御することが容易となる。例えば、同図に示した構成では、車両用空気調和機1の中央側の奥行き方向温度勾配は緩やかとし、車両用空気調和機1の両端部の奥行き方向温度勾配を急にすることができる。
図15は、本発明の車両用空気調和機の実施例14に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例13の構成に加えて、上記実施例12と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例12の場合と同様である。
図16は、本発明の車両用空気調和機の実施例15に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例9の構成に加えて、上記実施例11と同様にして、リブによって構成された温風又は冷風が流入する流路の、流入側の上面を覆う蓋8eを設けた構成としている。同図(b)では蓋8eを斜線で示している。これによる作用及び効果は実施例11の場合と同様である。
図17は、本発明の車両用空気調和機の実施例16に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b),(c)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例15の構成に加えて、上記実施例10と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。
具体的には、温風又は冷風が流入する方向から見て、リブ8bの接続部即ち山切形状の頂点の手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例10の場合と同様である。なお、斜面8dの形状は、同図(b)に示した平面形状であっても良いし、また同図(c)に示したような略円弧状等の曲線形状であっても構わない。但し、斜面の機能を最大限とするため、その高さはリブ8bと同じであることが望ましい。
図18は、本発明の車両用空気調和機の実施例17に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b)は平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例9の構成に加えて、上記実施例13と同様にして、上記実施例15で示した蓋8eを、一部の流路のみに設けた構成としている。同図ではエアミックスダンパ8の長手方向両端部、即ち車両用空気調和機1の幅方向両サイドにおける温風及び冷風が流入する流路それぞれに、流入側の上面を覆う蓋8eを設けた例を示している。これによる作用及び効果は実施例13の場合と同様である。
図19は、本発明の車両用空気調和機の実施例18に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの斜視図、同図(b),(c)は側面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例17の構成に加えて、上記実施例16と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。
具体的には、温風又は冷風が流入する方向から見て、リブ8bの接続部即ち山切形状の頂点の手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例16の場合と同様である。なお、斜面8dの形状は、同図(b)に示した平面形状であっても良いし、また同図(c)に示したような略円弧状等の曲線形状であっても構わない。但し、斜面の機能を最大限とするため、その高さはリブ8bと同じであることが望ましい。
図20は、本発明の車両用空気調和機の実施例19に係る構成を示す図であり、同図(a)はエアミックスダンパの平面図、同図(b)は要部詳細図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例1の構成に基づき、隣接するリブ8b同士の端部を連結するリブ8cを、流路の外側へ突設する略円弧状としている。この構成により、同図(b)に示すように、流路の外側よりリブ8cに吹き付けられた温風或いは冷風の流れは、矢印の如くスムーズに左右に分かれるため、車両用空気調和機1の幅方向の温風及び冷風の偏りをより抑制することができる。
本実施例では、図示しないが、上記実施例19の構成に加えて、上記実施例2と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例2の場合と同様である。
図21は、本発明の車両用空気調和機の実施例21に係る構成を示す図であり、エアミックスダンパの平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例20の構成に加えて、上記実施例3と同様にして、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部即ちリブ8cの奥行き方向位置を、車両用空気調和機1の幅方向について変化させた構成としている。これにより、温風又は冷風の奥行き方向への流入深さを、車両用空気調和機1の幅方向に調整することができる。これによる作用及び効果は実施例3の場合と同様である。
本実施例では、図示しないが、上記実施例21の構成に加えて、上記実施例4と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例4の場合と同様である。
図22は、本発明の車両用空気調和機の実施例23に係る構成を示す図であり、エアミックスダンパの平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例19の構成に加えて、上記実施例11と同様にして、リブによって構成された温風又は冷風が流入する流路の、流入側の上面を覆う蓋8eを設けた構成としている。同図では蓋8eを斜線で示している。これによる作用及び効果は実施例11の場合と同様である。
本実施例では、図示しないが、上記実施例23の構成に加えて、上記実施例12と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例12の場合と同様である。
図23は、本発明の車両用空気調和機の実施例25に係る構成を示す図であり、エアミックスダンパの平面図である。同図に示すように、本実施例では、上記実施例19の構成に加えて、上記実施例13と同様にして、上記実施例23で示した蓋8eを、一部の流路のみに設けた構成としている。同図ではエアミックスダンパ8の長手方向両端部、即ち車両用空気調和機1の幅方向両サイドにおける温風及び冷風が流入する流路それぞれに、流入側の上面を覆う蓋8eを設けた例を示している。同図では蓋8eを斜線で示している。これによる作用及び効果は実施例13の場合と同様である。
本実施例では、図示しないが、上記実施例25の構成に加えて、上記実施例24と同様にして、リブ8bにより前記分割された複数部分において、温風又は冷風が流入する流路の突き当たり部に斜面を設けた構成としている。具体的には、リブ8cの内側、即ち温風又は冷風が流入する方向から見てリブ8cの手前側に、上方即ちエアミックス領域7側へ向かって傾斜する斜面8dを設けている。これによる作用及び効果は実施例24の場合と同様である。
本発明の車両用空気調和機の実施例1に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例2に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例3に係る構成を示す図。 実施例3の変形例に係るエアミックスダンパの平面図。 本発明の車両用空気調和機の実施例4に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例5に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例6に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例7に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例8に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例9に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例10に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例11に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例12に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例13に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例14に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例15に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例16に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例17に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例18に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例19に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例21に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例23に係る構成を示す図。 本発明の車両用空気調和機の実施例25に係る構成を示す図。 従来の車両用空気調和機の一例を模式的に示す断面図。
符号の説明
1 車両用空気調和機
2 ケーシング
3 空気導入部
4 エバポレータ
5 ヒータコア
6 仕切り板
7 エアミックス領域
8 エアミックスダンパ
9 フット風路
10 フットケース
11 フェイス吹出口
12 デフロスト吹出口
13 フェイスダンパ
14 デフロストダンパ
15 フットダンパ
16 フット吹出口

Claims (9)

  1. 空気導入部からの空気を冷却するエバポレータと、
    該エバポレータの下流側に配置され、通過する空気を加熱するヒータコアと、
    該ヒータコアからの温風が流れる温風風路と、
    前記ヒータコアをバイパスし、前記エバポレータからの冷風が流れる冷風風路と、
    前記冷風風路と前記温風風路との合流部に設けられ、支軸を中心として回動することにより、冷風と温風の混合割合を調節して空気温度を調整するエアミックスダンパと、
    該エアミックスダンパからの空気をデフロスト吹き出し側へと導くデフロストダンパと、
    前記エアミックスダンパからの空気をフェイス吹き出し側へと導くフェイスダンパと、
    前記エアミックスダンパからの空気をフット風路を経てフット吹き出し側へと導くフットダンパと、
    を備えた車両用空気調和機において、
    前記エアミックスダンパに、前記合流部を前記支軸の軸方向について複数に分割する第1のリブ部材と、隣接する該第1のリブ部材同士の前記エバポレータ側端部及び前記ヒータコア側端部を交互に連結する第2のリブ部材とを設けたことを特徴とする車両用空気調和機。
  2. 前記第2のリブ部材の空気の流れ方向位置を、前記支軸の軸方向について変化させるように配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用空気調和機。
  3. 空気の流れ方向から見て前記第2のリブ部材の手前側に、上方へ向かって傾斜する斜面を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用空気調和機。
  4. 前記第1のリブ部材間に形成された流路の流入側上面を覆う蓋を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用空気調和機。
  5. 前記第1のリブ部材を、前記第2のリブ部材を越えて延長したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用空気調和機。
  6. 前記第2のリブ部材を、前記第1のリブ部材間に形成された流路の外側に突設する略円弧形状としたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車両用空気調和機。
  7. 空気導入部からの空気を冷却するエバポレータと、
    該エバポレータの下流側に配置され、通過する空気を加熱するヒータコアと、
    該ヒータコアからの温風が流れる温風風路と、
    前記ヒータコアをバイパスし、前記エバポレータからの冷風が流れる冷風風路と、
    前記冷風風路と前記温風風路との合流部に設けられ、支軸を中心として回動することにより、冷風と温風の混合割合を調節して空気温度を調整するエアミックスダンパと、
    該エアミックスダンパからの空気をデフロスト吹き出し側へと導くデフロストダンパと、
    前記エアミックスダンパからの空気をフェイス吹き出し側へと導くフェイスダンパと、
    前記エアミックスダンパからの空気をフット風路を経てフット吹き出し側へと導くフットダンパと、
    を備えた車両用空気調和機において、
    前記エアミックスダンパに、前記合流部を前記支軸の軸方向について複数に分割するリブ部材を設け、隣接する該リブ部材同士の前記エバポレータ側端部及び前記ヒータコア側端部を交互に接続し、平面視が山切形状となるようにしたことを特徴とする車両用空気調和機。
  8. 空気の流れ方向から見て前記リブ部材を接続した部分の手前側に、上方へ向かって傾斜する斜面を設けたことを特徴とする請求項7に記載の車両用空気調和機。
  9. 前記リブ部材間に形成された流路の流入側上面を覆う蓋を設けたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の車両用空気調和機。
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