JP2006137027A - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006137027A
JP2006137027A JP2004326675A JP2004326675A JP2006137027A JP 2006137027 A JP2006137027 A JP 2006137027A JP 2004326675 A JP2004326675 A JP 2004326675A JP 2004326675 A JP2004326675 A JP 2004326675A JP 2006137027 A JP2006137027 A JP 2006137027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording paper
paper
platen
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004326675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006137027A5 (ja
Inventor
Yukitaka Kumagai
行高 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2004326675A priority Critical patent/JP2006137027A/ja
Priority to US11/266,802 priority patent/US7497567B2/en
Publication of JP2006137027A publication Critical patent/JP2006137027A/ja
Publication of JP2006137027A5 publication Critical patent/JP2006137027A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/145Arrangement thereof
    • B41J2/155Arrangement thereof for line printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/14Aprons or guides for the printing section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/20Modules

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は記録装置に関し、特にインクの吐出によって記録紙が浮き上がり、又はカールぐせのある記録紙を使用して浮き上がりが発生する場合でも、記録紙が記録ヘッドに接触することを防止する手段を備えたインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、記録ヘッド43に対して記録紙搬送方向上流側に紙押さえローラ101を配設し、例えカールした記録紙であってもベルトプラテンに押しつけて記録ヘッド43の下面を通過させる構成であり、更に千鳥配置された記録ヘッドの千鳥配置構成に合わせて紙幅方向に分割された複数のガイドローラを配置し、記録紙をベルトプラテンに押しつけて記録ヘッド43の下面を通過させる構成である。さらに、ガイドローラ101とベルトプラテンとのニップ点に向けて記録紙先端を案内する紙ガイドリブが設けられ、大きくカールした記録紙であっても記録ヘッドに接触することなく通紙できる構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクの吐出によって記録紙が浮き上がり、又はカールぐせのある記録紙を使用して浮き上がりが発生する場合でも、記録紙が記録ヘッドに接触することを防止する手段を備えた記録装置に関する。
記録紙の記録面に対してインクを吐出して付着させることにより、記録動作を行うインクジェット記録装置が広く使用されている。このような記録装置において、一般的にインクを記録紙の記録面に対して吐出するインク吐出口形成面を有する記録ヘッドを備えている。
例えば、記録ヘッドは画像データに応じて供給される駆動制御信号に基づいて制御され、電気機械変換体の圧力または電気熱変換体の加熱エネルギーにより形成されたインク滴を、インク吐出口形成面を通じて記録紙の記録面に対して吐出する。
また、記録ヘッドは記録速度の高速化を図るため、そのインク吐出口形成面に形成されるインク吐出口が、例えば300dpi〜600dpiで配列形成された比較的高密度のものや、インク吐出口が記録紙の全記録領域、例えば記録紙の全幅に亘って形成される、所謂マルチノズル化され、長尺化したものが利用されている。尚、記録領域全域に記録ヘッドを配置するためには、全記録域幅の数分の1の記録領域を持つ記録ヘッドを複数個配置して構成する。この場合、記録領域を連続させるため、複数個の記録ヘッドを千鳥状に配置し、全記録領域に隙間無く印字領域を確保する方式が取られている。
一方、記録装置のフルカラー化のためには、KCMY(ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)の4色の記録ヘッドを記録紙の搬送方向に直列に配置する必要がある。このため、記録ヘッド領域は記録紙搬送方向に対しても長尺化することになる。このような記録装置においては、記録紙の記録面と記録ヘッドのインク吐出口形成面との相互間距離は、安定した記録を維持するために所定の距離に常に維持されなければならない。
しかし、記録紙の記録面は、記録紙の吸湿放湿に起因したシワや、カール、波打ち状態、更にインクの付着に起因するシワ、または波打ち状態、所謂コックリング現象により浮き上がる場合がある。このため、記録紙と記録ヘッドとが接触し、記録ヘッドの汚れ、記録ヘッドのノズル詰まり、印字品質の低下等の問題が発生する。
このような場合、記録紙の浮き上がりを回避するために記録紙の搬送路における上流側部分において、押さえ部材により記録紙を押さえる方法や、複数の小孔を有するプラテン部材に小孔を通じて吸引することにより記録紙の記録面を密着させて平坦に維持する方法、および記録紙を静電吸着により搬送ベルトに吸着させて搬送する方法等が提案されている。
また、特許文献1には記録ヘッドを搭載しているキャリッジの端部にシートの浮き上がりを押さえるための押さえローラを設け、記録ヘッドとシートとの接触を防止する方法が開示されている。
一方、特許文献2には記録紙搬送方向に複数列配置された記録ヘッドのそれぞれに対応する用紙押さ機構が開示されている。
特開2001−293919号公報 特開2001−26154号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、キャリッジの端部に押さえローラを設けているため、押さえローラと記録ヘッドとの距離が長くなる。その結果、シートの浮き上がりを効果的に押さえることができず、インクによるシートの細かな波打ち現象による浮き上がりが発生し、記録ヘッドとの接触が問題となる。
また近年、記録速度向上のため記録紙の幅方向全域に記録ヘッドを配置したラインヘッド方式のインクジェット記録装置が提案されているが、多くの場合、記録紙幅よりも記録幅が小さい記録ヘッドを複数個記録紙幅方向に配置して実現する。
この場合、複数個の記録ヘッドの記録幅を隙間無くつなぎ合わせるために、複数個の記録ヘッドを記録紙搬送方向にずらし、例えば千鳥状や階段状に配設することが多い。このように構成されたインクジェット記録装置では(上記特許文献2の装置では)、千鳥状に配置された記録ヘッドのうち、記録紙搬送方向上流側の記録ヘッドに対しては、記録紙押さえ効果が期待できるが、下流側の記録ヘッドに対しては、記録紙の浮き上がりを押さえきれず、用紙ジャムや記録紙汚れが発生する。
また近年、カラー画像を形成することができるインクジェット記録装置では、複数のインクを吐出してカラー画像を形成するため、複数の記録ヘッドを備えている。この複数の記録ヘッドを備えた画像形成装置の場合、1つの記録ヘッドの近傍にシート押さえ部材を設けた場合、他の記録ヘッドから吐出されたインクによって、シートに発生した細かな波うち現象によるシートの浮き上がりを効果的に防止することができない。特に、記録ヘッドとシート押さえ部材との距離が離れれば離れるほどシートの浮き上がりを抑制することは困難になる。
また、上述の様に記録紙搬送方向に長尺化した記録ヘッドが用いられる場合、記録紙の記録面に付着するインク量が多量となりコックリング現象が比較的顕著となり、記録紙のカールに対しても、紙押さえ位置から記録ヘッドまでの距離が長尺化し、上記の提案された方法によっても、記録紙の浮き上がりを確実に解消することは困難となる。
そこで本発明は、記録部に対して相対的に搬送される記録紙に記録動作を行うことができる記録装置であって、記録動作が行われる直前の記録紙の浮き上がりを確実に押さえることができる記録装置を提供するものである。
上記課題は本発明の記録装置によれば、インクを記録紙上に吐出することで画像を形成する記録ヘッドと、該記録ヘッドに対向して設けられ、記録紙を平面状態で搬送する記録紙般送手段とを有する記録装置において、前記記録ヘッドに対して、記録紙搬送方向上流側もしくは/および下流側に、前記記録紙を記録紙搬送手段に向けて付勢する記録紙付勢手段と、前記記録紙付勢手段の上流側に、前記記録紙搬送手段に接触しない紙ガイドとを有する記録装置を提供することによって達成できる。
また、記録紙搬送方向に複数配設された記録ヘッドの、それぞれの記録ヘッドに対して、その上流側、下流側に紙押さえローラを配置し、千鳥配置された記録ヘッドの千鳥配置構成に合わせて紙幅方向に分割された複数の紙押さえローラが配置される。このように構成することにより、ラインヘッドタイプの記録装置でもカールした記録紙をベルトプラテンに押しつけて記録ヘッド下面を通過させることができる。
また、記録ヘッド下流側に設けられたローラは、記録紙後端の浮き上がりを押さえ、記録紙後端のカールに対しても、記録ヘッドに接触せずに通紙することが可能となる。また、ローラの上流側には、ローラのベルトとのニップ点に向けて記録紙先端を案内する紙ガイドが設けられている。
この紙ガイドは、例えば記録紙先端カールの浮き上がり量が上記紙押さえローラの半径を超えるような記録紙に対して対応できる構成とすることにより、予め紙ガイドで先端のカールを押さえてからローラニップ点に突入させるため、より確実に記録ヘッドに接触することなく通紙できる。
また、上記ローラの表面はフッ素樹脂コーティング等の発インク性処理が施され、ローラがインクで汚れにくい構成である。さらに、メンテナンスステーションを有し、前記紙ガイド及び/または記録紙付勢手段は前記メンテナンスステーションに配置され、メンテナンス時、記録ヘッド近傍から紙ガイドやローラが退避するため、紙ガイドやローラ類を汚すことが無い。
上記課題の解決手段によれば、記録領域全域に配置された各記録ヘッドに対して、記録ヘッドの上流側および下流側に紙押さえローラを配置したことで、カールやシワ、コックリングのある記録紙に対しても記録ヘッドに接触させることがなく、記録紙に対するインク汚れを防止し、印字品質の向上を図ることができる。
また、カールやシワ、コックリングのある記録紙は紙ガイドによって浮き上がり量が抑制され、大きなカールのある記録紙であっても、ヘッドギャップ以下に押さえられ、記録紙の搬送が安定して行われ、記録紙の浮き上がりを押さえ、記録紙の汚れや記録ヘッドのノズル詰まりを防止し、紙詰まりを減らすことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明に従った1つの実施の形態について図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態の記録装置を示す概略的な側面図である。
本実施の形態の記録装置1は、装置フレーム(不図示)と、給紙部10、画像記録機構20、排出部50、メンテナンス部60、インク供給部70、記録紙反転部80、制御部90、紙ガイド部100(図2には不図示)を具備している。
(給紙部10)
まず、上記給紙部10について説明する。
この給紙部10は、記録紙トレイ11、ピックアップローラ12、レジストレーションローラ対13を有している。記録紙トレイ11は、少なくとも1枚の記録紙を収納する記録紙収容部である。尚、本実施の形態において、記録紙収容部には、記録紙として、カットシート状の複数枚の紙が収容されている。尚、この記録紙収容部には、ロール状の記録紙を収容し得る構成に代えることも可能である。
ピックアップローラ12は、記録紙トレイ11内の記録紙を1枚ずつ取り出す記録紙取り出し機構である。また、ピックアップローラ12は装置フレームにより、回転可能に支持されている。
レジストレーションローラ対13は、ピックアップローラ12により取り出された記録紙を、画像記録時の搬送方向(記録紙搬送方向)に対して位置合わせを行う搬送方向調整手段である。このレジストレーションローラ対13は、装置フレームにより回転可能に支持されている。尚、本明細書中において、記録紙搬送方向に沿った軸心をY軸(図2の左右方向)とする。また、画像記録時の記録紙の画像が形成される面(画像形成面)において、前記Y軸と直交する軸心をX軸(図2の紙面と直交する方向)とする。さらに、前記X並びにY軸と直交する軸心をZ軸(図2の上下方向)とする。従って、本実施の形態において、レジストレーションローラ対13は、記録紙の幅方向をX軸と実質的に一致させると共に、記録紙の幅方向と直交する方向をY軸と一致させる。また、このレジストレーションローラ対13は、位置合わせ後の記録紙を画像記録機構20に搬送する記録紙搬送部でもある。
上記レジストレーションローラ対13のうちの一方のローラは、後述する画像記録機構20により回転可能に支持されており、他方のローラはユーザーが操作可能なレバーにより回転可能に支持されている。尚、レジストレーションローラ対13において、図2の上方に示されている一方のローラは従動ローラであり、下方に示されている他方のローラは駆動ローラである。
また、レジストレーションローラ対13の下方に位置する駆動ローラは、その表面に粒径15μm〜120μm程度のガラスビーズがエポキシ系樹脂によりコーティングされている。この表面処理により、ガラスビーズの点接触により記録紙に対する総接触面積を小さくしながら、反面、全体の押圧力は変わらないため、単位接触面積当りの押圧力は大きくなる。このため、レジストレーションローラ対13の駆動ローラは、ビーズの記録紙への食い込みにより必要な搬送力を確保した上で、インクが付着した記録紙との総接触面積を減らすことで、記録紙からのインクの転写を最小限に抑えることができ、そのため両面印字においても、記録紙の印字面上にインク汚れ等の画質の劣化を伴うことが無い。
また、このような搬送ローラに対するガラスビーズのコーティング処理は、レジストレーションローラ対13に限定して効果があるものではなく、両面印字時の反転機構の搬送ローラや、再給紙部の搬送ローラ、排紙ローラなどにおいても同様の効果が期待できる。さらに、この構成はガラスビーズに限定されるものではなく、同等の粒径を持つアルミナ(酸化アルミ)粉末、セラミック粉末などでも同等の効果が期待できる。
このレジストレーションローラ対13は、ピックアップローラ12からの記録紙を確実に搬送し得るように、前記記録紙搬送方向において、ピックアップローラ12に対して、記録紙の寸法内の位置に配置されている。この構成により、搬送中の記録紙は、先端がレジストレーションローラ対13に到達した際においても、後端がピックアップローラ12にニップされた状態である。従って、レジストレーションローラ対13は、少なくとも記録紙の先端をニップするまでの間、ピックアップローラ12により記録紙の搬送が補助される。
尚、本明細書中において、ピックアップローラ12により取り出された記録紙が、画像記録機構20まで搬送される経路を給紙搬送路と呼ぶ。この構成により、この給紙搬送路は前記記録紙搬送方向に沿って、ピックアップローラ12から給紙部10と画像記録機構20との境界まで延びている。
尚、上述のピックアップローラ12とレジストレーションローラ対13とは、図示しない共通の駆動力伝達系に接続されており、この駆動力伝達系から駆動力が提供される。駆動力伝達系は、不図示のモータに接続されており、このモータの駆動に従って駆動する。また、このモータにはエンコーダが接続されており、回転数が検出される。また、前記モータ並びにエンコーダは、制御部90に接続されており、制御部90により駆動が制御される。
また、これらのローラは、クラッチにより夫々が前記駆動力伝達系に対する接続を解除自在に構成されている。さらに、各クラッチは制御部90に接続されており、制御部90によりオン/オフ制御が行われる。また、本実施の形態において、これらのローラは、X軸回りに回転可能に構成されている。
さらに、給紙部10は、図3に示されるように、前記給紙搬送路上において、ピックアップローラ対12とレジストレーションローラ対13との間に、ピックアップセンサ14aとレジストセンサ14bとを有している。ピックアップセンサ14a並びにレジストセンサ14bは、給紙搬送路上の所定位置に記録紙が存在するかどうか検出する検出手段である。
レジストセンサ14bは、記録紙搬送方向において、ピックアップセンサ14aより下流側に配置されている。ピックアップセンサ14a並びにレジストセンサ14bは、制御部90に接続されており、検出結果を制御部90に送信する。尚、記録紙の搬送経路には同図に△印で示すように多くのセンサが配設され、搬送される記録紙の位置を検出している。
(画像記録機構20)
続いて、画像記録機構20について説明する。
画像記録機構20は、プラテン部30と画像記録部40で構成されている。まず、プラテン部30について、図2並びに図4を参照して説明する。尚、図4はプラテン部30を示す概略的な上面図である。
プラテン部30は、給紙部10から送られた記録紙を画像記録時に搬送する搬送装置である。このプラテン部30は、図2に示されるように、プラテンベルト31、複数のプラテンベルトローラ32、プラテンフレーム33、プラテン吸引部34、プラテン駆動部36を具備している。
プラテンベルト31と複数のプラテンベルトローラ32とは、協働して記録紙をY軸に沿って運ぶためのベルトコンベヤを構成している。本実施の形態において、プラテンベルト31は無端ベルトである。尚、プラテンベルト31とプラテンベルトローラ32とは、記録時の紙の搬送方向を設定する。つまり、プラテンベルト31とプラテンベルトローラ32とは、全体にわたって記録紙をY軸に沿って搬送し得るように組み立てられている。また、図4において、プラテンベルト31は説明のためにY軸において略半分のみ示されている。
複数のプラテンベルトローラ32は、プラテンベルト31と画像記録部40との対向する領域において、プラテンベルト31がX並びにY軸と並行になるように、プラテンベルト31を支持している。尚、記録紙は前記領域において、プラテンベルト31により搬送される。このため、前記領域をプラテン記録紙搬送領域と呼び、図2において参照符号31cで示す。また、プラテンベルトローラ32の少なくとも1つには、プラテンベルトローラ32を回転させるためのベルトローラ駆動モータ32aが接続されている。
また、Y軸においての両端に配置されたプラテンベルトローラ32と、Z軸において対向する位置に従動ローラが配置されており、記録紙の浮き上がりを防止している。また、ヘッド制御パルスを生成するエンコーダは、モータ駆動されているプラテンベルトローラ32とは反対側のプラテンベルトローラ32(図2の左側に図示されているプラテンベルトローラ32)に設けられている。また、ベルトローラ駆動モータ32aにはモータの駆動を制御するためのモータ制御エンコーダが設けられている。
また、ベルトローラ駆動モータ32aには、このベルトローラ駆動モータ32aの回転数を計測するためのローラ用エンコーダ32bが接続されている。尚、ベルトローラ駆動モータ32a並びにローラ用エンコーダ32bは、制御部90に接続されている。
また、プラテンベルト31の幅(X軸に沿った寸法)は、画像記録に用いられる記録紙の最大幅以上に設定されている。即ち、本例の記録装置1がA3サイズの記録紙に対する記録に対応している場合、プラテンベルト31の幅はA3サイズの記録紙の幅以上に設定されている。また、プラテンベルト31には、全体にわたって均一に配置された複数の吸引孔31aが設けられている。また、プラテンベルト31の下方には、当該プラテンベルトを平面的に支持するプラテンフレーム33が設けられている。
プラテンフレーム33は、プラテンベルトローラ32を回転可能に支持すると共に、プラテン吸引部34を保持している。このプラテンフレーム33は、画像記録部40と対向するプラテンフレームヘッド対向面33aを有している。このプラテンフレームヘッド対向面33aは、X並びにY軸に沿った面と並行であり、プラテンベルト31と対向する領域全体にわたって、Y方向に延在する複数の溝33dが形成されている。この各溝33dの略中央部には、後述するプラテンチャンバーに貫通する対向面孔33eが設けられている。
また、プラテンフレームヘッド対向面33aには、プラテンベルト31と対向しない領域(非プラテン領域)に、画像記録部40との位置合わせのためのプラテンガイド孔33bを有している。本実施の形態において、プラテンガイド孔33bは、記録紙の搬送方向において上流側と下流側とに夫々1つずつ設けられている。図4において、上流側のプラテンガイド孔33bを参照符号33b_1で示し、下流側のプラテンガイド孔を参照符号33b_2で示している。
上流側のプラテンガイド孔33b_1のX並びにY軸に沿った断面形状は、略円形である。下流側のプラテンガイド孔33b_2は、X軸において、プラテンガイド孔33b_1に対して、反対側の非プラテン領域に配置されている。このプラテンガイド孔33b_2はプラテンガイド孔33b_1の径と同一の幅であるが、この幅を超える長手方向の寸法を有している長孔である。このプラテンガイド孔33b_2の長手方向は、X軸に対して約45度の角度を有している。
プラテンフレーム33は、プラテン駆動部36を案内するための一対のプラテン駆動部ガイド33cを2組有している。これらのプラテン駆動部ガイド33cは、Z軸において、プラテンフレームヘッド対向面33aに対して反対側に設けられている。また、一対のプラテン駆動部ガイド33cは、図2に示されるように、Y軸において、夫々プラテンフレーム33の両端部に設けられている。この一対のプラテン駆動部ガイド33cは、X軸において、互いにプラテンフレーム33の両端部に設けられている。各プラテン駆動部ガイド33cは、X並びにY軸に沿ったガイド面を有しており、プラテンフレーム33の両端部から所定距離延びている。
プラテン吸引部34は、プラテンフレームヘッド対向面33aに負圧を発生させるための負圧発生装置である。このプラテン吸引部34は、プラテンフレームヘッド対向面33aに対して反対側において、プラテンフレーム33に固定されている。このプラテン吸引部34は、複数のプラテンチャンバーを有している。
これらのプラテンチャンバーは、自身のチャンバー内を負圧にするためのプラテンチャンバー負圧発生源を有している。プラテンチャンバー負圧発生源は、例えばファンなどの公知の負圧発生手段であり、プラテンチャンバー負圧発生源の負圧により、対向面孔33eから空気を吸引し、プラテンベルト31を介して、搬送中の記録紙を吸引し得るように構成されている。従って、この対向面孔33eは、記録紙を吸引するための吸引孔である。また、各プラテンチャンバー負圧発生源は、制御部90に接続されており、制御部90により駆動が制御される。
プラテン駆動部36は、プラテンフレーム33をZ軸(図2の上下方向)に駆動させるための駆動装置である。プラテン駆動部36は、プラテンフレーム33の下方に位置しており、プラテンフレーム33を下方から支持している。このプラテン駆動部36は、一対のプラテン駆動部回転軸36aと、4つのプラテン支持部36bとを有している。
一対のプラテン駆動部回転軸36aは、図2に示されるように、Y軸において互いに対向するように、プラテン部30のY軸における両端部に配置されている。より具体的には、一方のプラテン駆動部回転軸36a(図2の左側)と他方のプラテン駆動部回転軸36a(図2の右側)とは、互いにY軸において対向しており、これらはプラテン部30のY軸における両端の下方に位置している。
各プラテン駆動部回転軸36aは、X軸に沿って延びており、X軸回りに回転する。より具体的には、各プラテン駆動部回転軸36aは、X軸においてプラテンフレーム33の両端部に配置されたプラテン駆動部ガイド33cと対向するように、X軸に沿った寸法を有している。これら一対のプラテン駆動部回転軸36aは、プラテン駆動部ベルト36cにより互いに回転力を伝達し得るように接続されている。また、一対のプラテン駆動部回転軸36aの一方には、プラテン駆動部モータ36dが接続されている。このプラテン駆動部モータ36dの回転により、プラテン駆動部ベルト36cが回転し、一対のプラテン駆動部回転軸36aは互いに同期して回転する。このプラテン駆動部モータ36は、制御部90に接続されており、制御部90により駆動が制御される。
また、各プラテン駆動部回転軸36aには、X軸において上記両端部のプラテン駆動部ガイド33cに夫々に対応した位置に、プラテン支持部36bが固定されている。従って、プラテン支持部36bは、各プラテン駆動部回転軸36a毎に2つ設けられている。各プラテン支持部36bは、プラテン支持部36bの半径方向に延びている。各プラテン支持部36bは、一端が上述のようにプラテン駆動部回転軸36aに固定されており、他端がプラテン駆動部ガイド33cと当接している。従って、4つのプラテン支持部36bは、プラテン駆動部回転軸36aの回転に従って、プラテン駆動部ガイド33cに沿って摺動する。
上記構成により、プラテンフレーム33は、プラテン駆動部ガイド33cにおけるプラテン支持部36bの当接位置により、Z軸の位置が変化する。従って、プラテンフレーム33は、プラテン駆動部回転軸36aの駆動に従ってZ軸において上下する。尚、プラテンフレーム33は、プラテン支持部36bがZ軸と平行に配置された際、Z軸においての最上部位置に配置される。
また、この最上位置において、プラテンベルト31のプラテン記録紙搬送領域31cが、給紙部10からの記録紙の搬送位置に設定されるように、プラテン支持部36bのZ軸における長さが設定されている。さらに、プラテン駆動部ガイド33cのY軸においての長さは、Z軸においての所定に位置までプラテンフレーム33を下げられるように設定されている。
続いて、画像記録部40について説明する。
画像記録部40は、記録紙に対してインクを吐出するためのインク吐出装置である。この画像記録部40は、後述する図5に示すように複数の記録ヘッド列41、キャリッジ42、ヘッド冷却部49とを具備している。
まず、記録ヘッド列41について説明する。
記録ヘッド列41は、画像を記録するための画像記録手段の集合である。この記録ヘッド列41は各色毎に設けられており、使用される記録紙の最大幅と同一、またはそれ以上の寸法にわたって延びている。尚、本実施の形態の画像記録部40は、図2に示されるように、ブラック(K)、シアン(c)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の合計4つの記録ヘッド列を有している。また、図2の画像記録部40において、説明のために各記録ヘッド列41を示す参照符号には、対応する色を示す添字(上記K,C,M、並びにY)が加えられている。
これらの記録ヘッド列41は、図5に示されるように、キャリッジ42に支持されている。図5はキャリッジ42に取り付けられた記録ヘッド列41を示す概略的な上面図である。尚、図5において、説明のために4つの記録ヘッド列41のうち1つの記録ヘッド列41は省略されている。各記録ヘッド列41は後に詳述する複数の記録ヘッドユニット43を、これらの長手方向を互いに一致させて列状に配置することにより構成されている。
この記録ヘッド列41は画像記録に用いられる記録紙の幅全体にわたって画像を記録し得るように、前記記録紙の幅寸法以上の長手方向の寸法を有している。即ち、画像記録装置1がA3サイズの記録紙に対する記録に対応している場合、記録ヘッド列41の幅はA3サイズの記録紙の幅以上に設定される。本実施の形態において、記録ヘッド列41は、図5に示されるように6つの記録ヘッドユニット43により構成されている。
続いて、キャリッジ42について説明する。
キャリッジ42は、記録ヘッド列41が取り付けられるヘッド取付部42a、記録ヘッド列41を記録紙に対して露出するためのキャリッジ孔42B、プラテン部30を位置合わせするためのキャリッジ位置合わせピン42c、一対の給紙ローラ連結部42d、フレーム当接フランジ42hを具備している。
まず、ヘッド取付部42aについて説明する。
ヘッド取付部42aは、記録ヘッド列41が取り付けられるヘッド取付面42fと、このヘッド取付面42fに対して反対側の面である記録紙対向面42g(図6参照)とを有している。この記録紙対向面42gは、画像記録時に記録紙と対向する面である。このヘッド取付部42aは、長手方向と幅方向とを有している。このヘッド取付部42aには、図5に示されるように、記録ヘッド列41の長手方向とヘッド取付部42aの幅方向とが実質的に一致するように、各記録ヘッド列41が配置される。尚、これらの記録ヘッド列41はヘッド取付部42aの長手方向に沿って、隣接する記録ヘッド列41に対して距離D2(図5参照)離間するように配列される。また、本明細書中において、ヘッド取付部42aの長手方向並びに幅方向とは、キャリッジ42の長手方向並びに幅方向とも呼ぶ。また、本実施の形態を説明する上で、キャリッジ42の長手方向はY軸に沿っており、幅方向はX軸に沿っているものとする。
続いて、キャリッジ孔42Bについて説明する。
キャリッジ孔42Bは記録ヘッド列41の個数だけ、ヘッド取付部42aに設けられている。本実施の形態において、キャリッジ孔42Bは4つ設けられている。各キャリッジ孔42Bは、各記録ヘッドユニット43を露出し得る大きさの露出用孔42Baを複数連結して構成されている。
各露出用孔42Baは、記録ヘッド列41が位置合わせされた際、各記録ヘッドユニット43に対応した位置に配置される。本実施の形態においては、各キャリッジ孔42Bは、6つの露出用孔42Baを連結して構成されている。従って、各キャリッジ孔42Bは、X軸に沿って延びている。従って、各露出用孔42Baの長手方向もまた、X軸と実質的に一致している。
また、これらのキャリッジ孔42Bは、上述の記録ヘッド列41の配置を達成し得るように、Y軸に沿って所定間隔で配列されている。また、各記録ヘッド列41を構成する記録ヘッドユニット43は、図6に示されるように、このキャリッジ孔42BからZ軸に沿って距離D1突出するように、ヘッド取付部42aに吊り下げられる。尚、上述のように、互いに隣接する記録ヘッド列41は距離D2離間している。このため、互いに隣接する記録ヘッド列41の間には、Y軸に距離D2、Z軸に距離D1で、X軸に沿って延びるスペースS(図2参照)が形成されている。また、図2には図面簡略化のため、スペースSが一つのみ描かれている。このスペースSは、図2において2点鎖線で囲まれている領域である。
続いて、キャリッジ位置合わせピン42cについて説明する。
キャリッジ位置合わせピン42cは、図7に示されるように、記録紙対向面42gから突出している。キャリッジ位置合わせピン42cは、画像記録機構20とプラテン部30とが画像記録時の位置(画像記録配置)に配置された際、プラテン部30のプラテンガイド孔33bに挿入可能に構成されている。
より具体的には、キャリッジ位置合わせピン42cは、プラテンガイド孔33bと同数設けられており、プラテンガイド孔33bと対向する位置に配置されている。本実施の形態において、キャリッジ位置合わせピン42cは、上流側のプラテンガイド孔33b_1と、下流側のプラテンガイド孔33b_2と対向する位置に設けられている。特に、下流側のプラテンガイド孔33b_2と対向するキャリッジ位置合わせピン42cは、キャリッジ42の長手方向と、プラテン部30の長手方向とが一致している際に、下流側のプラテンガイド孔33bのX軸並びにY軸における中央に位置するように配置されている。また、各キャリッジ位置合わせピン42cは、プラテンガイド孔33bに挿入し得る長さを有している。さらに、各キャリッジ位置合わせピン42cは、プラテンガイド孔33bと実質的に同一の外径を有している。尚、各キャリッジ位置合わせピン42cの先端は、テーパー状(先細り形状)に形成されている。
続いて、各記録ヘッド列41の各記録ヘッドユニット43について詳しく説明する。
記録ヘッドユニット43は、少なくとも1つのインクジェットヘッド44により構成されている。本実施の形態において、記録ヘッドユニット43は、図6に示されるように、2つのインクジェットヘッド44により構成されている。
まず、各インクジェットヘッド44の構成について説明する。
各インクジェットヘッド44は、図6に示されるように、圧電体46、ヘッドベースプレート44b、ノズルプレート47、ヘッドインク分配部48を有している。
上述のように構成されたインクジェットヘッド44は、図6に示されるように、他のインクジェットヘッド44と張り合わされて記録ヘッドユニット43を構成している。この張り合わせにおいて、2つのインクジェットヘッド44は互いのヘッドベースプレート44bを張り合わせている。このようにして組み立てられたインクジェットヘッド44において、互いのノズルプレート47のノズル形成面47dは、図6に示されるように、実質的に同一面上に位置するように設定される。これと共に、ヘッドベースプレート44bのノズル側ベースプレート面44dは、図6に示されるように、互いに実質的に面一になるように配置されている。
上記構成のヘッドベースプレート44bの配置により、図6に示されるように、ノズル側ベースプレート面44dと2つの圧電対46とにより、ガイド溝44eが形成されている。このガイド溝44eは、実質的にインクジェットヘッド44の長手方向全体にわたって延びており、後述するメンテナンス部のメンテナンス吸引部の移動を案内する。
また、記録ヘッドユニット43が組み立てられた際、これを構成する各インクジェットヘッド44のノズル列は、図8に示されるように、互いに平行に設定される。また、一方のインクジェットヘッド44のノズル列は、他方のインクジェットヘッド44のノズル列に対して、ノズル47aのピッチPの半分だけノズル47aの配列方向に沿ってずらされている。このため、記録ヘッドユニット43は、各インクジェットヘッド44が180dpiで構成されている場合、インクジェットヘッド44に対して倍の360dpiで、画像を記録し得る。
上述のように、各記録ヘッドユニット43は露出用孔42Baの夫々に配置された際、各キャリッジ孔42B毎に、他の記録ヘッドユニット43と共に、上述の記録ヘッド列41を構成する。ここで再び、記録ヘッド列41について説明する。
各記録ヘッド列41は、上述のように列状に配置された複数の記録ヘッドユニット43により構成されている。このような記録ヘッド列41において、図8に示されるように、各記録ヘッドユニット43は記録ヘッドユニット43の配列方向(長手方向)において、連接する記録ヘッドユニット43と、一部分が重複するように配置されている。このため、記録ヘッドユニット43の配列方向において互いに隣接する記録ヘッドユニット43のノズル列同士も、前記ノズル列の長手方向において、一部分が重複する。
この隣接するノズル列の互いに重複する領域が、図8において参照符号A1で示されているため、各記録ヘッド列41のノズル列は、記憶ヘッド列41の長手方向全体に渡って切れ目無く配置されている。尚、記録ヘッド列41は上述のように記録紙の幅全体に渡って画像を記録するように構成される。このため、記録ヘッド列41は、X軸において、ノズル47aが実質的に均一なピッチで配列されるように構成されている。
(排出部50)
続いて、排出部50について説明する。
排出部50は、画像記録機構20により画像が記録された記録紙を排出する機構である。この排出部50は、図2に示されるように、排出部搬送ローラ対51、排出部排出ローラ対52、経路切換部53、排出補助部54、排出トレイ55を具備している。
(メンテナンス部60)
続いて、メンテナンス部60について説明する。
メンテナンス部60は、図9に示されるように、複数のメンテナンスユニット61、複数のメンテナンスインクパン62、メンテナンスユニット駆動部63、搬送方向ガイドフレーム64、4つの昇降ガイドフレーム65、位置検出手段68a、68bを具備している。
まず、メンテナンスユニット61について説明する。
各メンテナンスユニット61は、4つの記録ヘッド列41の位置に対応するように、設けられている。具体的には、メンテナンスユニット61は、記録ヘッド列41の配列と同様に、Y軸において所定距離離間して配列されている。各メンテナンスユニット61は、複数のメンテナンス吸引部61A、キャップ部61Cを有している。具体的には、各メンテナンスユニット61は、X軸に沿って配列された複数のメンテナンス吸引部61A並びにキャップ部61Cとを有している。本実施の形態において、各メンテナンスユニット61は、メンテナンス吸引部61A並びにキャップ61Cを、各記録ヘッド列41を構成する記録ヘッドユニット43の個数と同一の個数である6つずつ有している。
各メンテナンスユニット61は、6つのメンテナンス吸引部61Aを保持する基板61Bを有している。各基板61Bは、メンテナンスユニット駆動部63に固定され、X軸に沿って延びている。基板61B上において、各6つのメンテナンス吸引部61A並びにキャップ部61Cは、前述の各記録ヘッド列41を構成する記録ヘッドユニット43と同様に配列されている。即ち、後述するメンテナンス時に、記録ヘッド列41に対してメンテナンスユニット61が位置合わせされた際、各メンテナンス吸引部61Aは、対応する記録ヘッドユニット43と対向する位置に配置される。尚、基板61B上において、6つのメンテナンス吸引部61Aは、図9に示されるように、基板61B上において、6つのキャップ部61Cに対して、Y軸において同一に配置されているが、X軸においてずれている。
また、各基板61Bは、メンテナンス時に各メンテナンス吸引部61Aに対して吸引力を提供するための不図示の吸引ポンプに、吸引チューブ61Baを介して接続されている。また、各基板61Bは、吸引チューブ61Baと各メンテナンス吸引部61Aとを接続する図示しない流路を有している。従って、各メンテナンス吸引部61Aは吸引ポンプが負圧にされた際、吸引を行う。
続いて、メンテナンスインクパン62について説明する。
メンテナンスインクパン62は、メンテナンス時のインクの飛散を防止するためのインク受けである。各メンテナンスインクパン62は、メンテナンスユニット61と同数設けられており、各メンテナンスユニット61に対応する位置に配置されている。
具体的には、各メンテナンスインクパン62は、Z軸において記録ヘッド列41に対して、メンテナンスユニット61を挟んで反対側に設けられている。本実施の形態においては、メンテナンスインクパン62は、各メンテナンスユニット61の下方に設けられている。 メンテナンスインクパン62は、X並びにY軸においての寸法がメンテナンスユニット61と同一又はそれ以上に設定されている。各メンテナンスインクパン62は、X軸並びにY軸において、メンテナンスユニット61を収容し得るように、メンテナンスユニット61に対する位置が設定されている。また、メンテナンスインクパン62は、後述するが、画像記録時に上述した記録ヘッド列41の間のスペースS中に退避し得るように、Y軸の寸法が設定されている。具体的には、メンテナンスインクパン62のY軸の寸法は、距離D2より小さく設定されている。
また、メンテナンスインクパン62は、メンテナンスユニット駆動部63に固定されている。メンテナンスインクパン62は、画像記録時、上述した記録ヘッド列41の間のスペースS中に退避し得るように、上記固定時のZ軸においての配置が設定されている。具体的には、Z軸において、メンテナンスインクパンは自身の下端(インクヘッド列41に対して反対側の端部)の位置が、搬送方向ガイドフレーム64の上端から距離D2より上方になるように、配置されている。従って、メンテナンスインクパン62は、搬送方向ガイドフレーム64の上端が記録紙対向面42gに近接された際、画像記録時に、記録ヘッド列41の先端より下方に位置することはない。
続いて、メンテナンスユニット駆動部63について説明する。
メンテナンスユニット駆動部63は、上述のように、全てのメンテナンスユニット61を保持している。具体的には、このメンテナンスユニット駆動部63は、Y軸に沿って延びる一対のユニット保持フレーム63bを有しており、この一対のユニット保持フレーム63bが各メンテナンスユニット61をX軸に沿った両端から支持している。叉、メンテナンスユニット駆動部63は、ユニット保持フレーム63bをX軸に沿って駆動させる一対の吸引部駆動機構63aを有している。この一対の吸引部駆動機構63aは、駆動方向においての前側のユニット保持フレーム63bを固定支持している。また、駆動方向において後ろ側のユニットフレーム63bは、吸引部駆動機構63aに摺動可能に支持されている。従って、吸引部駆動機構63aは、駆動した際に、前側のユニット保持フレーム63bをX軸に沿って押圧し、その結果として、全てのメンテナンスユニット61をX軸に沿って駆動させる。
尚、X軸は各インクジェットヘッド44におけるノズルの配列方向である。従って、一対の吸引部駆動機構63aは、メンテナンス吸引部61Aを、対応するインクジェットヘッド44のノズル列に沿って移動させるためのメンテナンス吸引部駆動機構である。一対の吸引部駆動機構63aは、少なくともメンテナンスユニット駆動部63を前記ノズル列に沿った方向において、インクジェットヘッド44の全体に渡って移動させ得るように、構成されている。
また、吸引部駆動機構63aは、メンテナンスユニット61をX軸に沿った駆動範囲の一端に位置させた際、各キャップ部61cが対応する記録ヘッドユニット43と対向する位置に配置される。本明細書中において、このメンテナンスユニット61の位置がX軸においてのメンテナンスユニット61のホームポジションとする。
この吸引部駆動機構63aは制御部90と接続されており、制御部90により駆動が制御される。尚、メンテナンスユニット駆動部63自体は搬送方向ガイドフレーム64に対してY方向に移動可能に支持されており、メンテナンスユニット駆動部63がY方向に移動することにより、全てのメンテナンスユニット61をY方向に移動させることが可能となっている。
続いて、搬送方向ガイドフレーム64並びに昇降ガイドフレーム65について説明する。
搬送方向ガイドフレーム64は、Y軸に沿った一対の側壁64Aを有している。各側壁64Aの両端には、Y軸に沿った搬送方向ガイド溝64Aaが設けられている。また、搬送方向ガイドフレーム64はY軸に沿って駆動力を提供するスライド機構64Bを有している。このスライド機構64Bは制御部90に接続されており、制御部90により駆動が制御される。
4つの昇降ガイドフレーム65は、搬送方向ガイドフレーム64を移動可能に支持するための支持部材である。これらの昇降ガイドフレーム65は、記録装置1の図示しないフレームに固定されている。各昇降ガイドフレーム65は搬送方向ガイド溝64Aaと対応する位置に配置されている。
また、各昇降ガイドフレーム65はZ軸に沿った昇降ガイド溝65aを有している。そして、各昇降ガイド溝65aは、対応する搬送方向ガイド溝64Aaと位置合わせされており、これらの溝を貫通するように押し入れたピン65b等の連結部材により搬送方向ガイド溝64Aaと連結されている。これにより、昇降ガイドフレーム65は図9に示されるように、搬送方向ガイドフレーム64をY軸並びにZ軸に沿って移動可能に支持している。尚、搬送方向ガイドフレーム64はスライド機構64Bにより駆動力が提供され、Y軸に沿って移動し得る。
また、搬送方向ガイドフレーム64は、上述のプラテン部30の説明にあるように、プラテンフレーム33が上方に移動した際、プラテンフレームヘッド対向面33aにより押圧される。この構成により、搬送方向ガイドフレーム64は、プラテンフレーム33の上下動に従って、Z軸に沿って移動する。このように、搬送方向ガイドフレーム64は、プラテンフレーム33共に移動するため、プラテンフレーム33の移動を阻害しないようにZ軸においての寸法が設定されている。言い換えると、搬送方向ガイドフレーム64は、プラテンフレーム33が所望のZ軸においての位置に移動する前、キャリッジ42と接触しないようにZ軸においての寸法が設定されている。
また、搬送方向ガイドフレーム64のZ軸における寸法は上端が記録紙対向面42gと接触又は近接した際、プラテン部30が画像記録時の記録紙の搬送位置(画像記録配置)に配置されるように設定されている。
この構成により、搬送方向ガイドフレーム64はY軸に沿って搬送方向ガイド溝64Aaの一端まで案内された際、Y軸吸引設定位置に配置され、他端まで案内された際にY軸退避位置に配置される。このY軸吸引設定位置はY軸において、メンテナンスユニット61が記録ヘッドユニット43と同位置になる位置である。このY軸吸引設定位置において、各メンテナンス吸引部61Aが各インクジェットヘッド44と対向する位置である。尚、図9の搬送方向ガイドフレーム64は、Y軸において、Y軸吸引設定位置に位置している。
前記Y軸退避位置は、Y軸においてメンテナンスユニット61がスペースSと同位置になる位置である。即ち、Y軸退避位置はメンテナンスユニット61がZ軸において、移動した場合においても、記録ヘッドユニット43と干渉しないY軸における位置である。
また、搬送方向ガイドフレームは、Z軸において昇降ガイド溝65aの一端(図9の下端)まで案内された際、Z軸移動可能位置に位置され、他端(図9の上端)まで案内された際、Z軸退避位置に配置される。このZ軸移動可能位置は、Z軸において搬送方向ガイドフレーム64が記録ヘッドユニット43と干渉しない位置である。従って、このZ軸移動可能位置に置いて、搬送方向ガイドフレーム64は搬送方向ガイド溝64Aaに沿って移動可能である。
前記Z軸退避位置は、Z軸において搬送方向ガイドフレーム64がスペースSと同位置になる位置である。搬送方向ガイドフレーム64がY軸においてY軸退避位置並びにZ軸においてZ軸退避位置に配置された際に、各メンテナンスユニット61は図7に示されるように、スペースS中に配置される。
尚、本実施の形態において、搬送方向ガイドフレーム64はZ軸において、プラテンフレーム33により駆動力が提供されているが、他の独立した駆動手段により駆動力が提供されることも可能である。
続いて位置検出手段68(68a、68b等)について説明する。
位置検出手段68は、メンテナンス部60の位置を検出するための手段である。この位置検出手段68は、Y軸吸引位置センサ68a(図9参照)、Y軸退避位置センサ68b(図9参照)、Z軸吸引位置センサ68c(図7参照)、Z軸退避位置センサ68d(図7参照)、X軸ホームポジションセンサ68f(図9参照)とを有している。これらは制御部90に接続されており、検出結果を制御部90に送信する。
(紙ガイド部100)
続いて、紙ガイド部100について説明する。
紙ガイド部100は、図1、及び図10、図11に示されるように、ガイドローラ101、102、紙ガイドフレーム103、紙ガイドリブ104から構成されている。尚、図11(a)は紙ガイド部を示す概略的な上面図であり、(b)はその断面図である。
紙ガイドフレーム103は、前述のメンテナンス部60のメンテナンスインクパン62の下側に、不図示の位置決め部がプラテン部30のプラテンフレーム33上に当てつくことにより、プラテンベルト31との距離が正確に設定される。
ガイドローラ101は、記録ヘッドユニット43の記録紙搬送方向上流側に設けられており、プラテンベルト31に当接するか、所定の距離を持って回転可能に紙ガイドフレーム103に支持されている。
ガイドローラ101aは、記録紙幅方向に複数個千鳥に配列されたヘッド列の内、記録紙搬送方向下流側に位置する記録ヘッドユニット43(以下、記録ヘッド43で示す)に対して設けられており、ガイドローラ101bは、記録紙搬送方向上流側に位置する記録ヘッド43に対して設けられている。
ガイドローラ101bは記録紙搬送方向上流側に位置する記録ヘッド43とほぼ同一の幅を有する分割型のローラである。尚、ガイドローラ101bを記録紙幅方向全面に渡って1本で配置されるローラで構成してもよい。
ガイドローラ102は、記録ヘッド43の記録紙搬送方向下流側に設けられており、プラテンベルト31に当接するよう、回転可能に紙ガイドフレーム103に支持されている。
ガイドローラ101a、101bは、それぞれ紙ガイドフレーム103に別々にZ方向に摺動自在に支持されているため、プラテン部30のプラテンフレーム33が凸や凹など、平面度が十分確保されていない状態であっても、それぞれのローラがプラテンフレーム33の形状に合わせてZ方向に摺動して倣うため、ガイドローラ101とプラテンベルト31の当接が確実に確保される。
また、ガイドローラ101および102の周面には、フッ素樹脂コーティングやシリコンコーティング等の発インク性処理が施されており、記録紙の印字面やプラテンベルト31に接触することでインクがローラ周面に転写することを防止している。すなわち、仮にローラ周面にインクなどの汚れが転写されてしまうと、次に搬送されてくる記録紙上にガイドローラ101もしくは102が接触することで、記録紙面にインクを再転写し、記録紙の汚れや画像品質の劣化の要因となるため、これを防止している。
また、紙ガイドフレーム103のプラテンベルト31との対向面には、紙ガイドリブ104が設けられている。紙ガイドリブ104は、図12(a)に示すように、ガイドローラ101の記録紙搬送方向上流側に設けられており、記録紙搬送方向上流側では、プラテンベルト31との距離が広く、記録紙搬送方向下流側に行くにつれて狭くなるように構成され、一番狭くなる箇所で、プラテンベルト31との距離が、ガイドローラ101の半径よりも小さくなるように構成されている。
尚、紙ガイドリブ104は、図13に示すように記録紙搬送方向上流側に対して下流側の方が記録紙幅方向の外側に位置するように構成されている。この紙ガイドリブ104の構成は、記録紙幅方向中央位置PWCを境に幅方向で反転している。
また、ガイドローラ101および102には、ガイドローラバネ105(図11参照)が設けられており、ガイドローラ101および102の自重に加えて所定の力量でプラテンベルト31に対して付勢されている。
カールしたり、シワになった記録紙が画像記録機構20に搬送されてくると、プラテン部30の吸着力で多くの記録紙はプラテンベルト31上に吸引され、プラテンベルト31からの記録紙の浮き上がり量PHは、記録ヘッド43の最下面とプラテンベルト31の上面との距離(ヘッドギャップ)HG以下におさえられる。しかし、図12(b)に示すように、カールやシワの大きい一部の記録紙はプラテン部30での吸引を行っても、浮き上がり量PHがヘッドギャップHG以上となる。
このような記録紙は、紙ガイド部100の紙ガイドリブ104によって、その先端を押さえられ、記録紙の先端がガイドローラ101付近に達する際、記録紙先端の浮き上がり量PHはガイドローラ101の半径以下となり、滑らかにガイドローラ101によってプラテンベルト31に押しつけられる。
ガイドローラ101でプラテンベルト31に押しつけられた記録紙は、その先端がガイドローラ101のニップ点から離れるに従って、浮き上がり量PHが大きくなっていくが、浮き上がり量PHがヘッドギャップHGより大きくなる時には、記録紙先端が記録ヘッド43の下面を通過しているため、記録紙が記録ヘッドに接触することなく、印字通紙が可能になる。
また、浮き上がり量PHがヘッドギャップHGを越えるような大きなカール、シワを有する記録紙の場合、記録紙の後端についても、記録紙の後端が記録ヘッド43に接触する可能性がある。しかし、ガイドローラ102により記録紙後端がプラテンベルト31上に付勢されているため、記録紙後端が記録ヘッド43に接触することなく、印字通紙が可能となる。
紙ガイド部100は、記録紙搬送方向にKCMYの順番で配列された記録ヘッド列41のそれぞれに対して、1対で対応するよう配置されている。このように配置することにより、各記録ヘッドの直前でカールした記録紙を確実にプラテンベルト31上に付勢することができる。
また、高温高湿環境中での印字の場合、記録紙はその端面から湿気を吸い込んで膨潤していく。そのとき、記録紙中の吸湿状況(端面付近は中央付近に比べてより吸湿し、膨潤程度が大きくなる)の差により、主に記録紙端面付近にシワが生じる。
この膨潤によるシワ発生のメカニズムは、基本的にインクの記録紙への浸透により発生するシワのメカニズムと同等である。
このシワは、記録紙の膨潤程度の差に起因して発生しているシワの為、ローラ等で単純に押しつぶすだけでは消し去ることが出来ない。
そこで、ガイドローラ101および102は、図14(a)、(b)に示すように、その周面に1本あるいは複数の溝を設けることで、吸湿やインクの浸透により生じるシワに対して、そのシワを分散し、全体としてシワ高さを低く押さえる、もしくは、シワを、シワ発生による弊害の比較的小さい部位に集中させることで、シワによる印字ヘッドへの記録紙の接触など、不具合の発生を防止することができる。
(制御部90)
制御部90は、図15に示すように、CPU、タイマ、ROM、並びにRAMなどを含むコンピュータによって構成されている。制御部90は、前述の給紙部10、画像記録機構20、排出部50、メンテナンス部60、インク供給部70、および記録紙反転部80の夫々に接続されており、これらの駆動を制御する。
より具体的には、制御部90は給紙部10において、ピックアップセンサ14a並びにレジストセンサ14bと接続されている。さらに、制御部90は給紙部10において、駆動力伝達系を介して、ピックアップローラ12並びにレジストレーションローラ対13の駆動を制御する。
また、制御部90はベルトローラ駆動モータ32a、ローラ用エンコーダ32b、プラテンチャンバー負圧発生源34a、プラテン駆動部モータ36d、並びに画像幅検知手段に接続されており、これらの制御を行う。
また、制御部90は記録ヘッド43や冷却ファン49a、経路切替部53、曲げウィング、吸引部駆動機構63a、吸引部ポンプ66、スライド機構65Bにも接続され、駆動制御を行う。
さらに、制御部90は位置検出手段の各センサ68a〜68eに接続されており、これらのセンサから位置情報が送られてくる。また、制御部90は排出部排出ローラ52等の各種ローラや、各種弁、ポンプ等に接続され、対応する制御を行う。

(動作)
上記構成の記録装置1の動作について説明する。
まず、記録装置1により画像を記録する際、制御部90には、図示しないインターフェイスを介して画像データが入力される。次に、制御部90は入力した画像データに基づいて画像記録処理を実行する。
この時、制御部90はスライド機構65B並びにプラテン駆動部モータ36dに対して駆動命令を出力し、前記画像記録配置にメンテナンス部60を退避させる。そして、制御部90は、Z軸退避位置センサ68d並びにY軸退避位置センサ68bにより、メンテナンス部60の退避を確認する。
メンテナンス部60の退避が完了した後、次に記録紙の取り出しが開始される。制御部90は駆動力伝達系に駆動命令を出力し、クラッチをオンし、ピックアップローラ12を回転駆動させる。ピックアップローラ12は記録紙トレイ11から記録紙をピックアップし、記録紙搬送方向に沿ってレジストレーションローラ対13に向けて搬送する。
次に、制御部90はレジストセンサ14bから検知信号を受け取った後、所定時間が経過するとレジストレーションローラ対13の駆動を開始する。これにより、記録紙は画像記録機構20の領域に搬送される。
また、画像記録工程において、制御部90は給紙部10から記録紙が搬送される前、プラテン部30の各プラテンチャンバー負圧発生源34aに駆動命令を出す。これと共に、制御部90はベルトローラ駆動モータ32aに駆動命令を出し、プラテンベルト31を駆動させる。
給紙部10から記録紙が画像記録部20に搬送された際(搬送初期時)、記録紙の先端はプラテンベルト31に吸着保持される。このため、記録紙はプラテンベルト31から浮き上がることが防止される。吸着保持された記録紙はプラテンベルト31により、記録搬送方向に沿って、所定速度で移動される。
続いて、記録紙の先端が、記録ヘッド列41と対向する位置まで搬送されると、制御部90は、画像記録機構40に画像記録命令を出す。これにより、各インクジェットヘッド44は記録紙に対してインクの吐出を開始する。このインクの吐出は、記録ヘッド列41毎に行われる。インクジェットヘッド列41は、記録紙の幅全体に渡って延びているため、一度の吐出で幅全体に渡って画像を記録し得る。この画像記録に伴ってプラテン部30は、記録紙をY軸に沿って搬送する。この処理により、画像は記録紙の長手方向に、順次記録されていく。
この時、本例においては、紙ガイド部100の紙ガイドリブ104によって、その先端を押さえられ、記録紙の先端がガイドローラ101付近に達する際、記録紙先端の浮き上がり量PHはガイドローラ101の半径以下となり、滑らかにガイドローラ101によってプラテンベルト31に押しつけられる。
ガイドローラ101でプラテンベルト31に押しつけられた記録紙は、その先端がガイドローラ101のニップ点から離れるに従って、浮き上がり量PHが大きくなっていくが、浮き上がり量PHがヘッドギャップHGより大きくなる前に記録紙先端が記録ヘッド43の下面を通過する。従って、カールやシワの大きい記録紙であっても、記録紙の浮き上がり量PHはヘッドギャップHG以下となり、記録紙が記録ヘッドに接触することなく通紙される。
その後、記録紙が全ての記録ヘッド列41を通過すると、画像記録が完了する。以上のように、本例の記録装置によれば、記録領域全域に配置された各記録ヘッドに対して、記録ヘッドの上流側および下流側にガイドローラ101、102を配置したことで、カールやシワ、コックリングのある記録紙であっても、記録ヘッドに接触することがない。このため、紙詰まりや記録紙に対するインク汚れが発生することが無く、記録、搬送を行うことができる。
また、各々ガイドローラの上流側に紙ガイドリブ104を配置し、一番狭くなる箇所でプラテンベルト31との距離が紙ガイドローラ101の半径よりも小さくなるように構成したので、ガイドローラ101の半径より大きなカールに対しても、ガイドローラ101に乗り上げることなく、確実にプラテンベルトに押し付けることができる。
また、複数の記録ヘッドを紙の幅方向に千鳥状に配置した構成であっても、ガイドローラを対応して分割し、記録ヘッド43に対応するようにその直前にガイドローラ101a、又は101bとして配置した。この為、分割配置したそれぞれの記録ヘッド43とガイドローラ101a、又は101bとの距離を近づけることができ、カール等のある記録紙を記録ヘッド43に接触させることが無い。
さらに、複数のローラはそれぞれ独立してベルトプラテンに対して上下方向に可動する。この為、ベルトプラテン面の凹凸、記録紙の凹凸に沿って当てつくので、各種厚さ、各種サイズの記録紙に対しても、確実にカールした先端をベルトプラテンに押しつけることができる。
次に、図16、図17を用いて第2の実施の形態について説明する。尚、図16(a)は紙ガイド部を示す概略的な上面図であり、(b)はその断面図である。
図16、図17は第1の実施の形態からガイドローラ101および102を取り去った構成であり、紙ガイドリブ104のみでカールやシワのある記録紙を案内搬送する。尚、紙ガイドリブ104は、前述のように記録紙搬送方向上流側に対して下流側の方が記録紙幅方向の外側に位置するように構成されている。この紙ガイドリブ104の構成は、記録紙幅方向中央位置PWCを境に幅方向で反転している。
本例では、ガイドローラ101および102が無いため、プラテンベルト31に記録紙を押しつける機能はないが、紙ガイドリブ104の先端部(記録紙搬送方向最下流側)のプラテンベルト31の上面との距離が、ヘッドギャップHG以下に構成されており、プラテン部30での吸着力で吸着しきれなかった記録紙のカール、シワを紙ガイドリブ104でプラテンベルト31側に付勢する。
紙ガイドリブ104の先端部で、プラテンベルト31側に付勢された記録紙は記録ヘッド43に接触すること無く、印字通紙される。
このように構成することによっても、記録領域全域に配置された各記録ヘッドに対して、記録ヘッドの上流側に記録紙をプラテンベルト方向に付勢する紙ガイドを配置したことで、カールやシワ、コックリングのある記録紙に対しても、記録ヘッド43に接触することなく通紙できる。このため、紙詰まりや記録紙に対するインク汚れの発生を防止できる。
次に、図18を用いて第3の実施の形態について説明する。尚、図18(a)は紙ガイド部を示す概略的な上面図であり、(b)はその断面図である。
同図に示すように、本実施の形態において、ガイドプレート108がメンテナンス部60に直接取り付けられている。紙ガイドプレート108は、記録ヘッド43部分のみ開口していて、その他の部分は全てヘッドギャップHGより小さい距離を保持してプラテンベルト31と対向している。
この様に構成することによっても、カールやシワのある記録紙の浮き上がり量PHをヘッドギャップHG以下を保つことができる。
尚、これまで、本発明の一例としての実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行われる全ての実施を含むものである。
紙ガイド部を示す断面図である。 本発明の実施形態に従った記録装置を示す概略的な側面図である。 記録装置のセンサの配置を示す概略図である。 プラテン部を示す概略的な上面図である。 キャリッジを示す概略的な上面図である。 記録ヘッド列を示す断面図である。 キャリッジ並びにプラテン部を示す概略的な側面図である。 記録ヘッドユニットを示す概略図である。 メンテナンス部を示す射視図である。 紙ガイド部を示す概略的な上面図である。 (a)は紙ガイド部を示す概略的な上面図であり、(b)はその断面図である。 (a)は紙ガイドリブの構成を説明する図であり、(b)は記録紙がカールしている状態を説明する図である。 (a)は紙ガイドリブの構成を説明する上面図であり、(b)はその断面図である。 (a)、(b)は紙ガイドローラの構成を説明する図である。 制御部を示す回路ブロック図である。 (a)は第2の実施形態を説明する紙ガイド部を示す概略的な上面図であり、(b)はその断面図である。 第2の実施形態を説明する紙ガイド部を示す斜視図である。 (a)は第3の実施形態を説明する紙ガイド部を示す概略的な上面図であり、(b)はその断面図である。
符号の説明
1…記録装置、10…給紙部、11…記録紙トレイ、12…ピックアップローラ、
13…レジストレーションローラ対、14a…ピックアップセンサ、
14b…レジストセンサ、20…画像記録機構、30…プラテン部、
31…プラテンベルト、31a…吸引孔、31c…プラテン記録紙搬送領域、
32…プラテンベルトローラ、32a…ベルトローラ駆動モータ、
32b…ローラ用エンコーダ、33…プラテンフレーム,
33a…プラテンフレームヘッド対向面、33b…プラテンガイド孔、
33c…プラテン駆動部ガイド、33e…対向面孔、34…プラテン吸引部、
36…プラテン駆動部、36a…プラテン駆動部回転軸、36b…プラテン支持部、
36c…プラテン駆動部ベルト、36d…プラテン駆動部モータ、40…画像記録部、
41…記録ヘッド列、42…キャリッジ、42a…ヘッド取付部、42B…キャリッジ孔、42Ba…露出用孔、42c…ピン、42d…給紙ローラ連結部、
42e…給紙ローラ軸受、42f…ヘッド取付面、42g…記録紙対向面、
42h…フレーム当接フランジ、43…記録ヘッドユニット、44…記録ヘッド、
49…ヘッド冷却部、50…排出部、51…排出部搬送ローラ対、
52…排出部排出ローラ対、55…排出トレイ、60…メンテナンス部、
61…メンテナンスユニット、61A…メンテナンス吸引部、61B…基板、
61c…キャップ部、62…メンテナンスインクパン、
63…メンテナンスユニット駆動部、63a…吸引駆動機構、
63b…ユニット保持フレーム、64…搬送方向ガイドフレーム、
64A…各側壁、64Aa…搬送方向ガイド溝、64B…スライド機構、
65…昇降ガイドフレーム、65a…昇降ガイド溝、65B…スライド機構、
65b…ピン、66…吸引ポンプ、68a…X軸吸引位置センサ、
68b…Y軸退避位置センサ、68c…Z軸吸引位置センサ、
68d…Z軸退避位置センサ、68f…X軸ホームポジションセンサ、
70…インク供給部、80…記録紙反転部、90…制御部、100…紙ガイド部、
101…ガイドローラ、101a…ガイドローラ、101b…ガイドローラ、
102…ガイドローラ、103…紙ガイドフレーム、104…紙ガイドリブ、
105…紙ガイドバネ、108…紙ガイドプレート。

Claims (9)

  1. インクを記録紙上に吐出することで画像を形成する記録ヘッドと、該記録ヘッドに対向して設けられ、記録紙を平面状態で搬送する記録紙般送手段とを有する記録装置において、
    前記記録ヘッドに対して、記録紙搬送方向上流側もしくは/および下流側に、前記記録紙を記録紙搬送手段に向けて付勢する記録紙付勢手段と、
    前記記録紙付勢手段の上流側に、前記記録紙搬送手段に接触しない紙ガイドと、
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. インクを記録紙上に吐出することで画像を形成する記録ヘッドと、該記録ヘッドに対向して設けられ、記録紙を平面状態で搬送する記録紙搬送手段とを有する記録装置において、
    前記記録ヘッドは前記記録紙の幅方向に対して複数配置されると共に、前記複数の記録ヘッドそれぞれの記録紙搬送方向上流側もしくは/および下流側に、前記記録紙を記録紙搬送手段に向けて付勢する記録紙付勢手段を有することを特徴とする記録装置。
  3. 前記記録ヘッドは前記記録紙の幅方向に対して複数配置されると共に、各々の記録ヘッドに対向させて記録紙付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記記録紙付勢手段の記録紙搬送方向上流側に、前記記録紙先端部を前記記録紙付勢手段に向けて案内する、前記記録紙搬送手段とは当接しない紙ガイドを設けたことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  5. 前記記録紙付勢手段が、前記記録紙の搬送に対して従動回転可能に支持されたローラであることを特徴とする請求項1、又は2に記載の記録装置。
  6. 前記記録紙付勢手段が、前記記録搬送手段に接触しない紙ガイドであることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  7. 前記記録紙付勢手段の少なくとも記録紙と対向もしくは接触する面には、発インク性処理が施されていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の記録装置。
  8. 前記紙ガイドと前記記録紙との距離は、前記ローラの半径よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  9. 前記記録ヘッドのメンテナンスステーションを有し、前記紙ガイドおよび/または記録紙付勢手段は前記メンテナンスステーションに配置されていることを特徴とする請求項1、又は4に記載の記録装置。

JP2004326675A 2004-11-10 2004-11-10 記録装置 Pending JP2006137027A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004326675A JP2006137027A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 記録装置
US11/266,802 US7497567B2 (en) 2004-11-10 2005-11-04 Recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004326675A JP2006137027A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006137027A true JP2006137027A (ja) 2006-06-01
JP2006137027A5 JP2006137027A5 (ja) 2008-01-24

Family

ID=36315880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004326675A Pending JP2006137027A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7497567B2 (ja)
JP (1) JP2006137027A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331291A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2008030412A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Olympus Corp 画像形成装置
JP2008036820A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ
JP2010070335A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Noritsu Koki Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2010111507A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Riso Kagaku Corp 印刷装置の搬送機構
JP2011194676A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Riso Kagaku Corp インクジェットプリンタ
JP2011224963A (ja) * 2010-04-01 2011-11-10 Riso Kagaku Corp インクジェットプリンタ
JP2014028483A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
US8714734B2 (en) 2011-02-28 2014-05-06 Riso Kagaku Corporation Inkjet printer
US8777216B2 (en) 2012-05-09 2014-07-15 Riso Kagaku Corporation Image forming apparatus
JP2015006750A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 理想科学工業株式会社 印刷装置
JP2015030143A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP2015189183A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及び液体噴射ヘッドユニット
JP2019147327A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 株式会社リコー 画像形成方法及び画像形成装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4872337B2 (ja) * 2005-12-20 2012-02-08 富士ゼロックス株式会社 液滴吐出装置
JP4251214B2 (ja) * 2006-12-28 2009-04-08 セイコーエプソン株式会社 インクジェットプリンタ
JP2010082831A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Brother Ind Ltd 画像記録装置
JP4631963B2 (ja) * 2008-12-02 2011-02-16 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5369760B2 (ja) 2009-03-02 2013-12-18 セイコーエプソン株式会社 吸引プラテン機構および液滴吐出装置
JP5075187B2 (ja) * 2009-11-26 2012-11-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置
JP5577827B2 (ja) * 2010-04-28 2014-08-27 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
DE102017201926A1 (de) 2016-03-09 2017-09-14 Heidelberger Druckmaschinen Ag Digitaldruckmaschine mit einem Druckbalken für den Tintenstrahldruck

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05229686A (ja) * 1992-02-24 1993-09-07 Fuji Xerox Co Ltd 用紙搬送システム
JP2002012335A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Canon Aptex Inc シート搬送装置とこのシート搬送装置を備えた画像形成装置
JP2004306578A (ja) * 2003-02-17 2004-11-04 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001026154A (ja) 1999-07-15 2001-01-30 Canon Inc 記録装置
JP2001293919A (ja) 2000-04-13 2001-10-23 Canon Inc 記録装置
JP2003072059A (ja) * 2001-06-21 2003-03-12 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置及び複写機
US7322690B2 (en) * 2001-10-17 2008-01-29 Seiko Epson Corporation Fixed material transportation apparatus, liquid fixing apparatus having transporatation apparatus and sucking unit of fixed material in liquid fixing apparatus
JP4189661B2 (ja) * 2002-08-14 2008-12-03 セイコーエプソン株式会社 記録装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05229686A (ja) * 1992-02-24 1993-09-07 Fuji Xerox Co Ltd 用紙搬送システム
JP2002012335A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Canon Aptex Inc シート搬送装置とこのシート搬送装置を備えた画像形成装置
JP2004306578A (ja) * 2003-02-17 2004-11-04 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331291A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Canon Inc インクジェット記録装置
US7984985B2 (en) 2006-07-31 2011-07-26 Olympus Corporation Image forming apparatus
JP2008030412A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Olympus Corp 画像形成装置
JP2008036820A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ
JP2010070335A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Noritsu Koki Co Ltd インクジェットプリンタ
US8308156B2 (en) 2008-11-10 2012-11-13 Riso Kagaku Corporation Feeding mechanism for printer
JP2010111507A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Riso Kagaku Corp 印刷装置の搬送機構
JP2011194676A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Riso Kagaku Corp インクジェットプリンタ
JP2011224963A (ja) * 2010-04-01 2011-11-10 Riso Kagaku Corp インクジェットプリンタ
US8714734B2 (en) 2011-02-28 2014-05-06 Riso Kagaku Corporation Inkjet printer
US8777216B2 (en) 2012-05-09 2014-07-15 Riso Kagaku Corporation Image forming apparatus
JP2014028483A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2015006750A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 理想科学工業株式会社 印刷装置
US9050836B2 (en) 2013-06-25 2015-06-09 Riso Kagaku Corporation Printer with transfer belt and sheet pressing roller
JP2015030143A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP2015189183A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及び液体噴射ヘッドユニット
JP2019147327A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 株式会社リコー 画像形成方法及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7497567B2 (en) 2009-03-03
US20060098070A1 (en) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006137027A (ja) 記録装置
JP2006137027A5 (ja)
JP5762220B2 (ja) 搬送装置および画像形成装置
US8240661B2 (en) Cross process shuttering of a vacuum transport system
EP2551122B1 (en) Inkjet recording apparatus
JP5304430B2 (ja) 印刷装置
JP4100198B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2009046295A (ja) 画像記録装置
JP5703267B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5047708B2 (ja) 画像記録装置
JP5783965B2 (ja) メディア保持装置、メディア搬送装置、及び、インクジェット記録装置
JP5276558B2 (ja) 画像形成装置
JP5065918B2 (ja) 乾燥装置及びそれを備えたインクジェット記録装置
KR102410230B1 (ko) 기록 장치 및 제어 방법
US7954815B2 (en) Segmented rigid plate belt transport with a high motion quality drive mechanism
JP6062822B2 (ja) 搬送装置、画像形成装置、及び媒体搬送方法
US9776431B2 (en) Medium conveying device and image recording apparatus
JP2003285959A (ja) 記録媒体搬送装置及び記録装置
JP5976048B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6297987B2 (ja) 記録媒体搬送装置及び画像記録装置
JP2010046886A (ja) 印刷装置
JP4904845B2 (ja) 液体噴射装置及び処理液ミスト回収方法
JP6190772B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2024061972A (ja) インクジェット記録装置
JP2023068786A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101228

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110225