JP2006131688A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物 Download PDF

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JP2006131688A JP2004319820A JP2004319820A JP2006131688A JP 2006131688 A JP2006131688 A JP 2006131688A JP 2004319820 A JP2004319820 A JP 2004319820A JP 2004319820 A JP2004319820 A JP 2004319820A JP 2006131688 A JP2006131688 A JP 2006131688A
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哲史 高橋
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Abstract

【課題】
本発明は、透明性、樹脂との熱融着性および耐油性に優れる熱可塑性エラストマー組成物を提供する。
【解決手段】
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
(a)結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・α−オレフィンブロックを有するブロック共重合体10〜75重量部、および
(b)極性エチレン系共重合体 90〜25重量部、
の合計100重量部、ならびに
(c)有機過酸化物0.01〜2.5重量部
を含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、透明性に優れ、かつ樹脂との熱融着性および耐油性に優れる熱可塑性エラストマー組成物に関する。
従来から、自動車部材、建築部材、弱電製品、日用品、文具品において、異なる樹脂の複合成形体が使用されている。例えば自動車部材では自動車の窓枠、ランプパッキング、建材部材ではサッシの枠、弱電製品では電話、無線機、TVリモコン、VTRリモコンのプッシュボタン、日用品では歯ブラシ、文具品ではペングリップ等において、異なる樹脂の複合成形体が使用されている。
異なる樹脂の複合成形体を得る場合、樹脂ごとに別々に成形した各成形体を接着剤を用いて結合したり、両樹脂を凹凸をもたせて成形し、嵌合させることが行われている。
しかしながら、上記の接着剤を用いる方法は、接着剤の塗布工程の複雑さによりコストが高くなったり、接着剤を効果的に塗布するための熟練を要したりしていた。また、嵌合部分を設ける場合は、金型が複雑になるためコストも高くなり、さらに、嵌合工程が作業性を悪化させる、意匠性の高い成形品を得にくい等の欠点を有している。そこで、最近では、異なる樹脂を熱融着させて一体化させる、二色成形等の複合成形が行われている。
ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、耐屈曲疲労性、耐熱性、耐油性に優れるとともに、ポリエステル系樹脂などの極性樹脂等との熱融着性に優れるため、上記複合成形において有利に使用される。しかし、ポリエステル系熱可塑性エラストマーは高価である。また、吸水性を有しているため、成形時にシルバーストリーク、発泡、加水分解の懸念があり、成形前に乾燥工程が必要である。さらに、最近は各種グリップの様な雑貨の分野において透明性を要求される事が多々あるが、ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、透明性の点で十分でない。
また、熱可塑性エラストマー組成物として、スチレン系熱可塑性エラストマーにエチレン−酢酸ビニル共重合体を配合して架橋させた樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献1〜2)。この樹脂組成物は、透明性に劣る。
特開平4−270746号公報 特開平8−151453号公報
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・α−オレフィンブロックを有するブロック共重合体および極性エチレン系共重合体を含む組成物を架橋して得られる熱可塑性エラストマー組成物が透明性に優れ、かつ様々な樹脂との熱融着性および耐油性にも優れることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、
(1)(a)結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・α−オレフィンブロックを有するブロック共重合体10〜75重量部、および
(b)極性エチレン系共重合体 90〜25重量部、
の合計100重量部、ならびに
(c)有機過酸化物0.01〜2.5重量部
を含有することを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物を提供する。
好ましい態様として、
(2)(d)石油樹脂1〜60重量部をさらに含有する上記(1)に記載の熱可塑性エラストマー組成物;
(3)(e)テルペン系オイル1〜30重量部をさらに含有する上記(1)または(2)に記載の熱可塑性エラストマー組成物;および
(4)ヘーズ試験(規格JIS K 7136)の測定値が20未満である上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の熱可塑性エラストマー組成物
を挙げることができる。
また、本発明は、
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の熱可塑性エラストマー組成物から成ることを特徴とする成形体をも提供する。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、透明性、樹脂との熱融着性および耐油性に優れる。
以下、本発明の熱可塑性エラストマー組成物の各成分について説明する。
成分(a):
成分(a)は、結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・α−オレフィンブロックを有するブロック共重合体である。結晶性エチレンブロックは、ブタジエンのブロック共重合体を水素添加することによって得られる。α−オレフィンとしては、ブテン、オクテン、ヘキセン等が挙げられる。なかでもブテンが好ましい。上記ブロック共重合体としては、CEBC(結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・ブテンブロックを有するブロック共重合体)が好ましい。本発明においては、上記ブロック共重合体を、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
成分(a)は、好ましくは、その重量平均分子量が20万以上であり、より好ましくは25万以上、さらに好ましくは30万以上である。
また、成分(a)には、リニア構造を有するものとラジアル構造を有するものがある。リニア構造を持つ製品例としては、JSR社製ダイナロン6101が挙げられ、ラジアル構造を持つ製品例としてはジェイエスアール社(JSR社)製ダイナロン6201Bが挙げられる。なかでもラジアル構造のものを使用することが特に好ましい。
成分(b):
成分(b)は極性エチレン系共重合体であり、熱融着性を付与し、また流動性付与により成形性を向上させる機能を有する。成分(b)は、(b−1)エチレンと下記式(I)又は(II)で示される単量体との共重合体、および(b−2)エチレン系アイオノマー樹脂を包含し、これらを単独で、または2以上を組み合わせて使用することができる。
CH2=C(R1)−COOR2 …(I)
CH2=C(R1)−OCOR2 …(II)
(式中、R1は水素又はメチル基を表し、R2は水素又は炭素数1〜10個のアルキル基を表す。)
(b−1):エチレンと式(I)又は(II)で示されるモノマーとの共重合体
上記式(I)又は(II)で示されるモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、酢酸ビニル、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸ブチル等が挙げられる。
成分(b−1)における、式(I)又は(II)で示される単量体の含有量は10重量%以上が好ましく、より好ましくは10〜50重量%であり、さらに好ましくは20〜50重量%であり、特に好ましくは20〜40重量%である。式(I)又は(II)で示されるモノマーの含有量が10重量%未満では十分な熱融着性が得られない。50重量%を超えた場合は、ドローダウンが激しくなり、製造性及び複合成形体の成形性が著しく悪化する。
(b−2):エチレン系アイオノマー樹脂
エチレン系アイオノマー樹脂は、エチレン/α、β−不飽和カルボン酸共重合体又はエチレン/α、β−不飽和カルボン酸/α、β−不飽和カルボン酸エステル共重合体のカルボキシル基の一部が金属イオンにより中和、架橋されているものである。
上記共重合体を構成するα、β−不飽和カルボン酸としては、好ましくは炭素数3〜8個のものが使用され、より好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸等が使用される。また、α、β−不飽和カルボン酸エステルとしては、好ましくは炭素数4〜8個のものが使用され、より好ましくはアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸ブチル、フタル酸ジメチル等が使用される。α、β−不飽和カルボン酸として、特に好ましくはアクリル酸、メタクリル酸が使用され、α、β−不飽和カルボン酸エステルとして、特に好ましくはアクリル酸イソブチルが使用される。
上記金属イオンとしては、1〜3価の原子価を有する金属イオン、とくに元素周期律表におけるI、II、III、IV及びVII族の1〜3価の原子価を有する金属イオンである。例えば、Na+、K+、Li+、Zn++等が挙げられる。これらの金属イオンは、2種以上の混合成分であってもよく、アンモニウムイオンとの混合成分であってもよい。これらの金属イオンの中で、特にZn++、Na+が好ましい。
成分(b)としては、グリップ性の点から(b−1)の方が好ましい。
成分(b)の具体例としては、好ましくはエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・メチルメタクリレート共重合体(EMMA)、エチレン・エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン・メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)、およびエチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したエチレン系アイオノマー樹脂が挙げられる。中でも、ポリカーボネート系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ウレタン系エラストマーおよびポリエステル系エラストマーに対する熱融着性に優れることから、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)およびエチレン・エチルアクリレート共重合体(EEA)が特に好ましい。
また、成分(b)のMFR(190℃、21.18N荷重)は、1dg/分以上であるのが好ましく、より好ましくは10〜50dg/分である。MFRが1dg/分未満であると、得られる組成物の射出成形性が悪化し、熱融着性が低下する。MFRが50dg/分を超えると、得られる組成物の押出成形性及び圧縮永久歪みが悪化する。
ここで、MFRは、JIS K−6924(190℃、21.18N)に準拠して測定される値である。
成分(b)の具体例としては、三井・デュポンポリケミカル株式会社製のEVAFLEX P−3307(EV150)(MFR30dg/分、酢酸ビニル含有量33重量%、引張強度9MPa)、P−2807(EV250)(MFR15dg/分、酢酸ビニル含有量28重量%、引張強度14MPa)、P−2805(EV260)(MFR6dg/分、酢酸ビニル含有量28重量%、引張強度22MPa)、P−2505(EV360)(MFR2dg/分、酢酸ビニル含有量25重量%、引張強度27MPa)およびP−1907(EV450)(MFR15dg/分、酢酸ビニル含有量19重量%、引張強度13MPa)、ならびに三井・デュポンポリケミカル株式会社製のA−713(エチルアクリレート含有量25重量%、MFR20dg/分、引張強度8MPa)、A−702(エチルアクリレート含有量19重量%、MFR5dg/分、引張強度14MPa)、A−719(エチルアクリレート含有量14重量%、MFR1dg/分、引張強度24MPa)およびA−707(エチルアクリレート含有量17重量%、MFR25dg/分、引張強度7MPa)が挙げられる。その中でもEVAFLEX P−3307(EV150)及びA−713が好ましい。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、成分(a)および(b)を10〜75:90〜25、好ましくは20〜70:80〜30の重量比で含む。成分(b)の配合量が前記上限値を超えると成形性に劣る。成分(b)の配合量が前記下限値未満では、得られる組成物の耐油性、成形性、熱融着性および透明性が悪化する。
成分(c):
成分(c)は有機過酸化物であり、成分(a)を架橋させ、透明性および耐油性を向上させる働きをする。
有機過酸化物としては、例えば、ジクミルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5− ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3 、1,3−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス(tert−ブチルパーオキシ)バレレート、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、tert−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジアセチルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、tert‐ブチルクミルパーオキサイド、(1,1−ビス(t―ヘキシルパーオキシ)−3,3、5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、ジ(4メチルベンゾイル)パーオキサイド、tert-ブチルパーオキシ−2エチルヘキサネート、ジ−ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、1,1−ジ(tert−ブチルパーオキシ)−2−メチルシクロヘキサン、1,1−ジ(tert−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(tert−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2−ジ(4,4−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)シクロヘキシル)プロパン、tert−ブチル−3,5,5−トリメチルヘキサネート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(3−メチルベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、tert―ヘキシルパーオキシベンゾネート、2,5−ジメチル−2,5−(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,2−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ブタン、ジ(2−tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジ−tert−ヘキシルパーオキサイド、tert−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキサイドなどを挙げることができる。
これらのうち、臭気性、着色性、スコーチ安定性の点で、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、(1,1−ビス(t―ヘキシルパーオキシ)−3,3、5−トリメチルシクロヘキサンが最も好ましい。
成分(c)の配合量は、成分(a)および(b)の合計100重量部に対して0.01〜2.5重量部、好ましくは0.1〜1.5重量部である。前記上限値を超えると、製造性が悪くなり、得られる組成物の成形性および熱融着性および透明性が低下する。前記下限値未満では良好な透明性および耐油性、成形性が得られない。
成分(d):石油樹脂
成分(d)は任意成分であり、柔軟性を付与し、機械的特性を向上させるとともに熱融着性も向上させる目的で添加され得る。
成分(d)は、石油精製工業、石油化学工業の各種工程、特にナフサの分解工程で得られる不飽和炭化水素を原料として共重合して得られる樹脂を包含し、例えば、C5留分を原料とした脂肪族系石油樹脂、C9留分を原料とした芳香族系石油樹脂、ジシクロペンタジエンを原料とした脂環族系石油樹脂、並びにテルペン系樹脂およびこれらの2種以上を共重合した共重合系石油樹脂、さらにこれらを水素化した水素化石油樹脂などを例示することができる。上記水素化石油樹脂は、上記の樹脂を当業者に公知の方法により水素添加して得られる。
成分(d)の具体例としては、出光石油化学(株)製のアイマーブ(水素化石油樹脂)、荒川化学工業(株)製のアルコン(水素化石油樹脂)、ヤスハラケミカル(株)製のクリアロン(水素化テルペン樹脂)、トーネックス(株)製のエスコレッツ(脂肪族系炭化水素樹脂)が挙げられる。
成分(d)の配合量は、配合する場合、成分(a)および(b)の合計100重量部に対して1〜60重量部、好ましくは3〜30重量部である。前記上限値を超えるとタック性が顕著になり、成形性が悪化する。
成分(e):テルペン系オイル
成分(e)は任意成分であり、柔軟性および成形性を向上させるさせるとともに熱融着性も向上させる目的で添加することができる。
成分(e)は、主として北米や中国本土に産するアカマツやクロマツの立木から採取される生松脂を水蒸気蒸留して得られる精油、また同樹のパルプ生産の副生物のテレピン油、あるいはオレンジの皮から抽出される精油またはこれらの精油から異性化反応等により誘導されたオレンジ油等から得られる。具体的には、炭素数10からなるテルペン系炭化水素およびテルペンエーテルが挙げられる。
炭素数10からなるテルペン系炭化水素としては、ミルセン(沸点167℃)、カレン(沸点167℃)、オシメン、ピネン(沸点155℃)、リモネン(沸点176℃)、カンフェン(沸点160℃)、テルピノレン(沸点187℃)、トリシクレン(沸点153℃)、テルピネン(沸点170〜180℃)、フェンチェン(沸点150〜155℃)、フェランドレン(沸点170〜175℃)、シルベストレン(沸点175℃)、サビネン(沸点163℃)、P−メンテン−1(カルボメンテン)(沸点176℃)、P−メンテン−3(沸点168℃)、P−サイメン、P−メンタン(沸点168℃)等が挙げられる。そのなかでも特に、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、P−メンテン−1、P−メンテン−3、P−サイメン、P−メンタンが好ましい。
炭素数10からなるテルペンエーテルとしては、1,4−シネオール(沸点173℃)、1,8−シネオール(沸点173℃)、ピノール(沸点180℃)等が挙げられる。その中でも特に、1,4−シネオール、1,8−シネオールから選ばれた少なくとも1種類が好ましい。
成分(e)の配合量は、配合する場合、成分(a)および(b)の合計100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは3〜10重量部である。前記上限値を超えると臭気が顕著になり、また樹脂との熱融着性が低下する。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、上記成分のほかに、本発明の目的を損なわない範囲で、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、結晶核剤、ブロッキング防止剤、シール性改良剤、ステアリン酸、シリコーンオイル等の離型剤、ポリエチレンワックス等の滑剤などを配合することができる。
酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−tert−p−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、4,4−ジヒドロキシジフェニル、トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン等のフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤等が挙げられる。このうちフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤が特に好ましい。発泡剤としては、エクスパンセルが好ましい。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、上記成分(a)〜(c)、および必要に応じて他の成分を、単軸押出機、二軸押出機、ロール、バンバリーミキサー又は各種のニーダー等を用いて、混練温度160〜200℃で溶融混練することにより製造することができる。
こうして得られる熱可塑性エラストマー組成物は透明性に優れ、好ましくは、20未満のヘーズ値(JIS K 7136に基づく測定値)を有する。さらに好ましくは、上記ヘーズ値が18未満である。
また、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、耐油性に優れると共に、様々な樹脂との熱融着性に優れ、複合成形用として有用である。本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物と熱融着可能な樹脂(以下、「被着樹脂」と言う)としては、特に、ポリカーボネート系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、非晶性ポリエチレンテレフタレート系樹脂(PETG)、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)、PETとPCTの共重合体(PCTG)、イソフタル酸変性ポリエステル系共重合体(PCTとポリシクロヘキサンジメチレンイソフタレートとの共重合体;PCTA)等の芳香族系ポリエステル、脂肪族系ポリエステル、液晶ポリエステル等)、ウレタン系樹脂、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーおよびポリオレフィン系樹脂(特にポリプロピレン、ポリエチレン)が挙げられる。中でも、ポリカーボネート系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系エラストマーおよびポリエチレンが好ましく、特に好ましくは、ポリカーボネート系樹脂およびウレタン系エラストマーである。なお、被着樹脂としてオレフィン樹脂を使用すると、複合成形体に柔軟な感触を付与することができる。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、熱融着による種々の複合成形法、例えば複合押出成形法および複合射出成形法(インサート方式、二色方式、コアバック方式)を用いて複合成形体を製造することができる。
複合押出成形法では、内側と外側、あるいは上側と下側の2層に分割された金型を用いて被着樹脂および本発明の熱可塑性エラストマー組成物を押出成形して、複合成形体を得ることができる。また、第1の金型に被着樹脂を入れ、所望の形状に押出成形した後、この全部または一部を覆うような構造の金型に本発明の熱可塑性エラストマー組成物を挿入し、押出成形して、複合成形体を得ることもできる。
インサート射出成形法では、被着樹脂および熱可塑性エラストマー組成物のうち、いずれか一方を射出成形、押出成形、シート成形、フィルム成形などの成形法により成形し、賦形された成形品を金型内にインサートした後、前記成形品と金型との間の空隙に他方を射出成形することにより複合成形体を製造できる。インサート射出成形においては、金型内にインサートする成形品を可能な限り高温に予熱しておくことが好ましい。
二色射出成形法では、二台以上の射出成形機を用いて、被着樹脂および熱可塑性エラストマー組成物のいずれか一方の成分を金型に射出成形し、金型の回転又は移動により、金型のキャビティを交換し、前記成形品と金型との間に形成された空隙に他方の成分を射出成形することにより複合成形体を製造できる。
コアバック射出成形法では、被着樹脂および熱可塑性エラストマー組成物のうち、いずれか一方の成分を金型に射出成形し、金型のキャビティー容積を拡大させ、前記成形品と金型との間に形成された空隙に他方の成分を射出成形することにより複合成形体を製造できる。
本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物は、射出成形に特に適している。
この他に、キャビティスライド成形方法およびストリッパプレート回転成形方法を使用することもできる。キャビティスライド成形方法は、1次成形終了後、型開きを行い、キャビティをスライドさせ2次型で型閉めを行い、複合成形体を得る方法であり、水平方向と垂直方向との二通りがある。ストリッパプレート回転成形方法は、1次成形品をストリッパープレート(または中間プレート)に残し、このプレートを回転させ、2次成形を行って複合成形体を得る方法である。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、複合射出成形性、複合押出成形性、耐油性、透明性に優れるため、グレージングチャンバー、ガスケット、はば木、周り縁、框(かまち)、エッジ、水回りのパッキン、目地材、風呂蓋、ワイヤープロテクター、二重窓(インナーウインドー、樹脂サッシ)等の建築用部材、冷蔵庫ドアパッキン、パンツプレス、エアコンパネル等の家電用部材、輸液用ゴム栓、混注可能管等の医療用部材等の材料として用いることができる。また、ドライバー、プライヤー、ペンチ、鋸、等の工具のグリップ類、工具箱グリップ、自動車部品としてパーキングブレーキカバー、ハンドル、ドア、シフトノブ、グラブレール、印鑑グリップ、ペングリップ等の文房具滑り止めグリップ類、手摺り滑り止め類、ドアノブ滑り止め類、シャワーグリップ、スキーストックグリップ、釣り竿グリップ、グリップシフト、グリップ等の自転車部品、ステッキグリップ、ハンドグリップ等の美容健康用品、カメラ・双眼鏡部品におけるグリップ等の材料として用いることができる。
次に本発明を実施例および比較例を用いて詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例および比較例で用いた評価方法及び原料は以下の通りである。
評価方法
(1)比重:JIS K 7112に準拠し、試験片として1mm厚プレスシートを用いて測定を行なった。
(2)硬度:JIS K 7215に準拠し、試験片として6.3mm厚プレスシートを用い、デュロメータ硬さ・タイプAにて測定した。
(3)引張強さ/100%伸び応力/伸び:JIS K 6301に準拠し、試験片は1mm厚プレスシートを3号ダンベル型に打抜いて使用した。引張速度は500mm/分とした。
(4)射出成形性:型締め圧120トンの射出成形機を用い、成形温度220℃、金型温度40℃、射出速度55mm/秒、射出圧力600kg/cm2、保圧圧力400kg/cm2、射出時間6秒、冷却時間45秒で13.5cm×13.5cm×2mmのシートを成形した。デラミネーション、表層剥離、変形及び著しく外観を悪化させるようなフローマークの有無を目視により判断し、次の基準で評価した。なお、表2には、成形時に乾燥を必要とする組成物が含まれているため、乾燥を行わないで成形した場合(未乾燥)および成形前に80℃×2時間の乾燥を行った場合の両方について試験を行った。表1の組成物は何れも乾燥が不要であるので、未乾燥で試験を行った。
○:良い(変形及び著しいフローマークがない)
×:悪い(変形及び著しいフローマークがある)
(5)押出成形性:未乾燥で50mm×1mmのシートを押出成形し、ドローダウン性、表面外観や形状を観察し、次の基準で評価した。
○:良い(ドローダウンせず、表面にフィッシュアイが見られず、良好な形状を示す。)
×:悪い(ドローダウンする、表面にフィッシュアイが見られる、または形状不良を示す。)
(6)体積変化率(耐油性):JIS K 6258に準拠し、試験片は1mm厚プレスシートをダンベルで3号型に打抜いて使用した。パラフィンオイルを使用し、これに50℃×24時間浸漬した後の体積変化率を測定した。
(7)透明性:JIS K 7136に準拠し、測定器としてスガ試験機社製HGM−2DPを使用し、試験片として上記(4)で作成した2mm厚シート(未乾燥で成形したシート)を使用して測定を行った。なお、比較例6では、成形前に乾燥を行ったシートを使用した。
(8)熱融着性:下記被着樹脂を芯材(幅25mm×長さ100mm×厚み5mmの短冊状試験片)とし、下記実施例または比較例で得られた熱可塑性エラストマー組成物を表皮材として、下記に述べる複合射出成形法により複合成形体(幅25mm×長さ125mm×厚み8mmの短冊状試験片)を製造した。これを用いて、下記に述べる180度剥離試験(引張速度200mm/min)を行って芯材/表皮材の融着界面の剥離強度(N/mm)を測定した。
被着樹脂:
PC(ポリカーボネート):IR2500(商標;出光石油化学株式会社製)、比重1.20、MFR8dg/分(300℃、1.2kg荷重)、曲げ弾性率2350MPa
APEL(飽和環状ポリオレフィン):APL 6509(商標;三井化学株式会社製)、比重1.02、MFR30dg/分(230℃、2.16kg荷重)、曲げ弾性率2700MPa
PET(ポリエチレンテレフタレート):1030(商標;クラレ株式会社製)、比重1.56、曲げ弾性率9810MPa
PETG(グリコール変性ポリエチレンテレフタレート):Easter PETG 6763(商標;EASTMAN CHEMICAL社製)、比重1.27、曲げ弾性率2100MPa
TPU(熱可塑性ポリウレタン):T−8180(商標;DIC Bayer ポリマー株式会社製)、比重1.19、引張破断点強度34MPa、破断点伸度550%。
COPE(熱可塑性ポリエステルエラストマー):Hytrel3046(商標;東レ・デュポン株式会社製)、比重1.07、MFR10dg/分(190℃、2.16kg荷重)、引張破断点強度23.4MPa、破断点伸度1070%。
PP(ポリプロピレン):BC8(日本ポリケム株式会社製)、比重0.90、MFR1.8dg/分(230℃、2.16kg荷重)、曲げ弾性率1000MPa
PE(ポリエチレン):HJ490(日本ポリケム株式会社製)、比重0.957、MFR20dg/分(190℃、2.16kg荷重)、引張破断点強度29MPa、引張破断点伸度200%
複合成形体の製造法
被着樹脂を、使用した樹脂メーカーの推奨射出条件に準拠して成形した。概略的には、下記の成形条件にて行った。
射出成形機:日精樹脂工業社製FS−120
成形温度:180〜200℃
金型温度:40℃
射出速度:55mm/秒
射出圧力:1400kg/cm2
保圧圧力:400kg/cm2
射出時間:6秒
冷却時間:45秒
このようにして作成した被着樹脂板を金型内にインサートし(なお、このとき図2にも示されているように、樹脂板の一部に紙を両面テープで貼り付けておく)、下記実施例または比較例で得られた熱可塑性エラストマー組成物を下記の成形条件で射出成形して、図1に示す平面および図2に示す断面を有する試験片を作成した。図2において、2は本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物であり、3は被着樹脂であり、4は紙であり、Aは熱融着部分である。
本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物の射出条件は下記の通りである。
射出成形機:日精樹脂工業社製FS−120
成形温度:200〜210℃
金型温度:30℃
射出速度:55mm/秒
射出圧力:1400kg/cm2
保圧圧力:0kg/cm2
射出時間:6秒
冷却時間:45秒
被着樹脂毎に成形温度を変更した。又、保圧圧力は、剥離試験に影響を与えるため、保圧圧力を無し(0kg/cm2)とした。
測定法
180度剥離強さの測定は、図3に示すように熱可塑性エラストマー組成物2を折り曲げ、被着樹脂3と熱可塑性エラストマー組成物2の両端をそれぞれ矢印の方向に引張ることにより行った。
使用原料
成分(a):
CEBC(結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・ブテンブロックを有するブロック共重合体):ダイナロンDR6201B(商標;JSR株式会社製)、スチレン含有量0重量%、数平均分子量180,000、重量平均分子量230,000、分子量分布1.27、水素添加率90%以上
比較成分(a):
SEBS(スチレン−エチレン・ブタジエン−スチレン共重合体):クレイトンE−1818E(商標;クレイトンポリマージャパン株式会社製)、スチレン含有量30重量%、数平均分子量160,000、重量平均分子量200,000、分子量分布1.25、水素添加率90%以上
成分(b):
(1)EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体):EV150(商標; 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)、酢酸ビニル含有量33重量%、MFR30dg/分、比重0.96、硬さ67(HDA)
(2)EEA(エチレン−エチルアクリレート共重合体):A−713(商標; 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)、エチルアクリレート含有量25重量%、MFR20dg/分、比重0.94、硬さ77(HDA)
(3)EMA(エチレン−メチルアクリレート共重合体):XG−500S (商標; 三菱化学株式会社製)、メチルアクリレート含有量20重量%、MFR15dg/分、硬さ33(HDD)
(4)EMMA(エチレン−メチルメタアクリレート共重合体):アクリフトWH401(商標; 住友化学工業株式会社製)、メチルメタアクリレート含有量20重量%、MFR20dg/分、比重0.94、硬さ91(HDA)
成分(c):
有機過酸化物:パーヘキサTMH(商標;日本油脂株式会社製)、(1,1−ビス(t―ヘキシルパーオキシ)−3,3、5−トリメチルシクロヘキサン、比重0.91、引火点20.5℃、発火点389℃
成分(d):
石油樹脂:アイマーブP−140(商標;出光石油化学社製)、C5−芳香族系完全水添石油樹脂、軟化点:140℃、平均分子量:910、密度:1.03
成分(e):
テルペン系オイル:ウッディリバー#10(ヤスハラケミカル(株)製)、比重:0.80、粘度(25℃):1.14cP、沸点:167〜170℃、引火点:41.5℃
成分(f):
酸化防止剤:HP2215(商標;チバスペシャリティケミカルズ社製)、ヒンダードフェノール/フォスファイト/ラクトン系複合酸化防止剤成分
実施例1〜6および比較例1〜6
表1および2に示す量(重量部)の各成分を混練温度200℃で、二軸押出機を用いて溶融混練して熱可塑性エラストマー組成物のペレットを得た。得られたペレットを用いて上記(1)〜(8)の試験を行った。結果を表1および2に示す。
Figure 2006131688
Figure 2006131688
表1から明らかなように、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は各種樹脂との熱融着性に優れ、かつ成形性、耐油性および透明性に優れる。
一方、表2から明らかなように、成分(b)成分の配合量が本発明の下限未満である比較例1の組成物は、透明性が低く、また樹脂との熱融着性、耐油性、射出成形性及び押出成形性に劣る。成分(b)の配合量が本発明の上限より多い比較例2の組成物は、射出成形性及び押出成形性に劣る。成分(c)の配合量が本発明の下限未満である比較例3の組成物は、耐油性、成形性および透明性に劣る。成分(c)の配合量が本発明の上限より多い比較例4の組成物は、射出成形性及び押出成形性および透明性に劣り、また樹脂との熱融着力が弱い。比較例5の組成物は、成分(a)として結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・α−オレフィンブロックを有するブロック共重合体の代わりに芳香族ビニル化合物を主体とするブロック共重合体(SEBS)を使用したものであり、透明性に劣る。
比較例6は、本発明の熱可塑性エラストマー組成物とポリエステル系熱可塑性エラストマー(プリマロイA1600N(商標:三菱化学株式会社製)、比重1.00、MFR5dg/分(230℃、2.16kg荷重)、引張破断点強度8.7MPa、引張破断点伸度910%)との比較を示す。ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、比重が高く、また機械的特性および透明性に劣る。さらに、未乾燥時の射出成形性及び押出成形性が劣る。これは、成形前に乾燥工程が必要であることを意味する。これに対して、本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物は、そのような乾燥工程を必要としない。
熱融着試験で用いた試験片を説明する平面図である。 熱融着試験で用いた試験片を説明する断面図である。 熱融着試験を説明する図である。
符号の説明
2 熱可塑性エラストマー組成物
3 被着樹脂
4 紙
A 熱融着部分

Claims (5)

  1. (a)結晶性エチレンブロックと非晶性エチレン・α−オレフィンブロックを有するブロック共重合体10〜75重量部、および
    (b)極性エチレン系共重合体 90〜25重量部、
    の合計100重量部、ならびに
    (c)有機過酸化物0.01〜2.5重量部
    を含有することを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  2. (d)石油樹脂1〜60重量部をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. (e)テルペン系オイル1〜30重量部をさらに含有することを特徴とする請求項1または2に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  4. ヘーズ試験(規格JIS K 7136)の測定値が20未満であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物から成ることを特徴とする成形体。
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