JP2006125731A - 車両用熱交換器 - Google Patents

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JP2006125731A
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Makoto Tajima
誠 田島
Kenji Makino
健司 槇野
Takeshi Yamaguchi
武 山口
Kenzo Oki
健三 大木
Maki Kakizawa
真樹 柿沢
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Abstract

【課題】 チューブの温度差に起因する熱応力の発生を防止し、チューブの耐久性を向上できる車両用熱交換器の提供
【解決手段】 所定間隔を置いて対向配置されるタンク2a,2bの間に、チューブ3とフィンが交互に複数配置され、一方のタンク2a内の吸入空気が、各チューブ3を流通して他方のタンク2b内に移動する間に、フィン4を介して車両走行風で冷却される車両用熱交換器おいて、前記複数のチューブ3のうち、他のチューブに比べてより多く当たるチューブ3aの一部を防風板7で覆うこととした。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用熱交換器に関する。
従来、車両用熱交換器としては、主に、コンデンサ、ラジエータ、一体型熱交換器、オイルクーラ、インタークーラ等の様々な種類があり、これらは所定間隔を置いて対向配置されるタンクの間に、チューブとフィンが交互に複数配置されており、一方のタンク内の冷媒を各チューブを介して他方のタンク内に流通させる間に、フィンを介して車両走行風またはファンによる強制風と熱交換させることにより、冷媒を冷却する構造になっている(特許文献1参照)。
特開平11−14285号公報
しかしながら、従来の車両用熱交換器にあっては、車両のフロントグリル、フレーム、ファン等の配置によって車両走行風またはファンによる強制風が全てのチューブに対して均一に当たることはないため、前記風がより多く当たるチューブは、他のチューブに比べて低温になり、他のチューブとの温度差に起因する熱応力によって亀裂・破損する虞があるという問題点があった。
なお、コア部における最外端のチューブも他のチューブに比べて温度が低くなる傾向にある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、チューブの温度差に起因する熱応力の発生を防止し、チューブの耐久性を向上できる車両用熱交換器を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、所定間隔を置いて対向配置されるタンクの間に、チューブとフィンが交互に複数配置され、前記一方のタンク内の冷媒が、各チューブを流通して他方のタンク内に移動する間に、フィンを介して車両走行風またはファンによる強制風で冷却される車両用熱交換器おいて、前記複数のチューブのうち、他のチューブに比べて温度が低くなるチューブの一部を防風板で覆うことを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、所定間隔を置いて対向配置されるタンクの間に、チューブとフィンが交互に複数配置され、前記一方のタンク内の冷媒が、各チューブを流通して他方のタンク内に移動する間に、フィンを介して車両走行風またはファンによる強制風で冷却される車両用熱交換器おいて、前記複数のチューブのうち、他のチューブに比べて温度が低くなるチューブの一部を防風板で覆うため、温度が低くなるチューブの受ける風量を防風板で調整してチューブの温度差に起因する熱応力を防止でき、チューブの耐久性を向上できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、本実施例1では車両用熱交換器を空冷式インタークーラに適用した場合について説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用熱交換器を示す正面図、図2は同上面図、図3は同背面図、図4は本実施例1のコア部を示す正面図、図5は本実施例1の防風板の平面図、図6は同上面図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1〜3に示すように、本実施例の車両用熱交換器は、過給機付きエンジンにおいて、過給の効果を十分に引き出すために、圧縮した吸入空気(冷媒に相当)を車両走行風で冷却するための空冷式インタークーラであって、それぞれタンク1a,1bが装着された一対の座板2a,2bと、該座板2a,2bの間に配置される複数のチューブ3及びフィン4と、前記座板2a,2bの両端部同士を連結補強するレインフォース5a,5bを主要な構成としている。
前記タンク1a,1bは、車両後方側に突出した入出力ポートP1,P2を備える他、前記座板2a,2bに対して内部を密閉するように図外の溶接で固定されている。
また、図4に示すように、前記座板2a,2bにはチューブ3の両端部が嵌挿固定される他、該座板2a,2bを含む、チューブ3、フィン4、レインフォース5a,5bが全てアルミ製であり、これらは予め一体的に組み付けられた後、図外の熱処理炉内で一体的にろう付けされることによりコア部6が形成される。
そして、前記コア部6の正面側に、図5、6に示す防風板7が設けられている。
具体的には、前記防風板7はアルミ製で略正三角形状に形成され、その頂点部7aがコア部6の略中央に配置された複数のチューブ3a(図4参照)の略中央に配置され、且つ、その底辺部7bがチューブ3aの少なくとも座板2aとの付け根を覆うようにタンク2aに対して溶接X(図1参照)で固定されている。
なお、本実施例1の車両用熱交換器においては、チューブ3aの前方位置にに図示しないフロントグリルの開口部が配置される。
次に、作用を説明する。
このように構成された車両用熱交換器では、図外の過給機で圧縮された約160℃の吸入空気が、入出力ポートP1からタンク2a内に流入し、各チューブ3を流通してタンク2b内に流入する間に、フィン4を介して車両走行風と熱交換して約40℃まで冷却された後、入出力ポートP2から排出されてエンジンへ流入する。
また、本実施例1の車両用熱交換器においては、フロントグリルの開口部から車両走行風が直接チューブ3aに当たるため、チューブ3aは他のチューブ3に比べてより多くの車両走行風が当たってその表面温度が次第に低くなり、結果、両者の温度差に起因する熱応力によってチューブ3aの付け根に亀裂・破損が生じる虞がある。
なお、チューブ3aの表面温度は、最も高温のチューブ3に比べて約40℃も低くなる。
しかしながら、本実施例1の車両用熱交換器においては、防風板7でチューブ3aに当たる車両走行風を他のチューブ3と同等にまで減らすことができ、これにより他のチューブ3との温度差を無くすことができる。
従って、チューブ3の温度差に起因する熱応力を無くしてチューブ3aの付け根に亀裂・破損が生じるのを防止でき、チューブ3の耐久性、ひいては車両用熱交換器の耐久性を向上できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の車両用熱交換器では、所定間隔を置いて対向配置されるタンク2a,2bの間に、チューブ3とフィンが交互に複数配置され、一方のタンク2a内の吸入空気が、各チューブ3を流通して他方のタンク2b内に移動する間に、フィン4を介して車両走行風で冷却される車両用熱交換器おいて、前記複数のチューブ3のうち、他のチューブに比べて温度が低くなるチューブ3aの一部を防風板7で覆うため、チューブ3aの受ける風量を防風板7で調整してチューブ3aの過冷却を防止でき、チューブ3aの温度差に起因する熱応力を防止できる。
また、本実施例1では、防風板7がタンク2a側を底辺部7bとして正三角形状に形成されるため、チューブ3aが覆われる範囲を中央から外側に向けて序々に少なくでき、これにより、チューブ3aを中央から外側へ序々に温度上昇させて他のチューブ3との温度差を無くすことができる。
なお、本実施例1では防風板7をチューブ3aのタンク2a側に設けたが、タンク2b側に設けても同様の効果を得ることができる。また、防風板7をタンク2a側及びタンク2b側の両方につけても良い。
さらに、本実施例では、防風板7をタンク2a側(タンク2b側)を底辺部7bとして正三角形状に形成したが、他のチューブに比べて温度が低くなるチューブ3a全体を覆う長方形の防風板としても良い。
以下、実施例2を説明する。
なお、本実施例2の車両用熱交換器では、前記実施例1で説明した防風板の形状及び取付け位置を変更したこと以外は前記実施例1と同様であるため、同一部材構成においては同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図7は本発明の実施例2の車両用熱交換器を示す正面図、図8は防風板の平面図、図9は同上面図、図10は本実施例2のコア部の正面図である。
図7に示すように、本実施例2の車両用熱交換器では、コア部6の正面側に、図8、9に示す防風板20が設けられている。
具体的には、前記防風板20はアルミ製で略直角三角形状に形成され、その頂点部20aがレインフォース5bに近接する最外端のチューブ3b(図10参照)に配置され、その底辺部20bが前記チューブ3bにおける座板2aとの付け根を覆うようにタンク2aに対して溶接X1で固定されている。
このように構成された車両用熱交換器では、レインフォース5bに隣接するフィン4a(図10参照)は、他のフィン4に比べてその両側にチューブ3が配置された状態でないため放熱性が高い上、レインフォース5bによっても放熱されるため、最外端のチューブ3bの温度が他のチューブ3に比べて低くなり、結果、チューブ3bの付け根に亀裂・破損が生じる虞がある。
しかしながら、本実施例2の両用熱交換器においては、防風板20でチューブ3bに当たる車両走行風を減らしてチューブ3bと他のチューブ3との温度差を無くすことができ、これにより、チューブ3bの付け根に亀裂・破損が生じるのを防止してチューブ3の耐久性、ひいては車両用熱交換器の耐久性を向上できる。
また、本実施例1では防風板20がタンク2a側を底辺部20bとして略直角三角形状に形成されるため、防風板20によって覆われる範囲をチューブ3bから内側に向けて少なくでき、これにより、チューブ3bから内側へ序々に温度上昇させて他のチューブ3との温度差を無くすことができる。
なお、本実施例2では防風板20をチューブ3bのタンク2a側に設けたがタンク2b側に設けても同様の効果を得ることができる。また、防風板20をタンク2a側及びタンク2b側の両方につけても良い。
さらに、防風板20を他のチューブに比べて温度が低くなるチューブ3a全体を覆う長方形の防風板としても良い。
また、レインフォース5aに近接する最外端のチューブ3c(図10参照)におけるタンク2a(2b)との付け根を覆うように防風板20を設けても良いが、チューブ3cは入出力ポートP1に近接しているため、特に温度が低くなることがなく、チューブ3bに比べて熱応力の悪影響が少ない。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、本実施例では、車両用熱交換器を空冷式インタークーラに適用した場合について説明したが、コンデンサ、ラジエータ、一体型熱交換器、オイルクーラ等の一般的な車両用熱交換器に適用でき、車両走行風が特に良く当たる、またはその他の理由により温度が低くなるチューブの少なくとも一部に防風板を設けられば良い。
また、防風板7、20の形状、設置数、固定方法などについては適宜設定できる。
本発明の実施例1の車両用熱交換器を示す正面図である。 本実施例1の車両用熱交換器を示す上面図である。 本実施例1の車両用熱交換器を示す背面図である。 本実施例1のコア部の正面図である。 本実施例1の防風板の平面図である。 本実施例1の防風板の上面図である。 本発明の実施例2の車両用熱交換器を示す正面図である。 本実施例2防風板の平面図である。 本実施例2の防風板の上面図である。 本実施例2のコア部の正面図である。
符号の説明
P1、P2 入出力ポート
X、X1 溶接
1a、1b タンク
2a、2b 座板
3、3a、3b チューブ
4 フィン
5a、5b レインフォース
6 コア部
7、20 防風板
7a、20a 頂点部
7b、20b 底辺部

Claims (1)

  1. 所定間隔を置いて対向配置されるタンクの間に、チューブとフィンが交互に複数配置され、
    前記一方のタンク内の冷媒が、各チューブを流通して他方のタンク内に移動する間に、フィンを介して車両走行風またはファンによる強制風で冷却される車両用熱交換器おいて、
    前記複数のチューブのうち、他のチューブに比べて温度が低くなるチューブの少なくとも一部を防風板で覆うことを特徴とする熱交換器のコア部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014020590A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Isuzu Motors Ltd 車両用インタークーラ

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