JP2006123241A - 廃木材類の再生処理システム及び廃木材類製ボード - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの処理プラント内で廃木材を処理するとともに、該廃木材でボードを製造することにより、木材の利用効率を高くする。
【解決手段】第1木材処理ライン(1)は、使用済み木材を粉砕機(3,4)でチップに粉砕した後、該チップを第1フレーカー(5)によって薄片に切削し、一次スクリーン(6)で所定の大きさを有する第1ボード原料と粉状の粉砕物とに分離し、第1ボード原料はマテリアルサイロ(7)に、粉砕物はエネルギーサイロ(8)に収容し、第2木材処理ライン(20)は、第2フレーカー(22)で未活用木材を薄片に切削して第2ボード原料を形成し、ボード製造ライン(30)は、前記第1ボード原料、及び第2ボード原料を乾燥機(32,38)で所定水分まで乾燥させ、ブレンダー(36,42)で接着剤を塗布した後、フォーマー(43)で所定の厚さに積層し、該積層物(86)を熱圧成形機(44)で成形する。
【選択図】図2

Description

本発明は、廃木材類、例えば建築物解体木材、破損型枠等の使用済み木材、あるいは間伐材、剪定木材等の未活用木材等を原料としてボードを製造する廃木材類の再生処理システム及び廃木材類製ボードに関するものである。
従来の技術として、特許文献1があった。即ち、間伐材や剪定した枝等の未活用木材を炭化炉で炭化し、炭化した炭は粉砕して石炭火力発電所の燃料源にし、炭化時に得た木酢液は製薬の原料にするようにしたものがあった。
上記特許文献1は、木材本来の機能を生かした処理でないため、木材資源の枯渇につながるものであった。また、木材を炭化させる炭化処理施設、炭を消費する石炭火力発電所、木酢液を処理する製薬会社がそれぞれ別会社であるため、互いの連繋が困難となって木材の処理が円滑に行なわれ難くなるものであった。しかも、木材を炭化させる炭化炉は、煙等による大気汚染につながるため設置場所が限定されるとともに、設備費が嵩むものであった。
特開2002−241761号公報
本発明は、各設備を集中させて一つの処理プラントにすることにより、廃木材の処理が高能率でかつ計画的に行なわれるとともに、廃木材でボードを製造することにより、木材資源を有効に生かす新規な廃棄木材類の再生処理システムを得ることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に係る発明は、使用済み木材を処理する第1木材処理ラインと、未活用木材を処理する第2木材処理ラインと、ボードを製造するボード製造ラインと、エネルギープラントとを設け、第1木材処理ラインは、使用済み木材を粉砕機によって小片のチップに粉砕した後、該チップを第1フレーカーによって薄片に切削し、次いで一次スクリーンによって所定の大きさを有する第1ボード原料と粉状の粉砕物とに分離した後、第1ボード原料はマテリアルサイロに、粉砕物はエネルギーサイロにそれぞれ収容し、第2木材処理ラインは、第2フレーカーによって未活用木材を薄片に切削して第2ボード原料を形成し、ボード製造ラインは、前記第1ボード原料、及び第2ボード原料を乾燥機によって所定水分まで乾燥させ、次いで、ブレンダーによって接着剤を塗布した後、フォーマーによって所定の厚さに積層し、該積層物を熱圧成形機によって熱圧成形し、エネルギープラントは、前記エネルギーサイロに収容された粉砕物を燃焼装置に供給して燃焼させ、該燃焼装置で生成された熱エネルギーをボード製造ラインに供給する構成にしたものである。
請求項2に係る発明は、前記第1フレーカー及び第2フレーカーによって生成されるフレークの長さは50mm〜120mmとしたものである。
請求項3に係る発明は、前記フォーマーは、第1、第2ボード原料を表層が内層よりも大きい小片となるように積層したものである。
請求項4に係る発明は、前記積層物を、内層部をピン状及び粒状の小片により、中層部を比較的短い薄片により、表層部を中層部よりも長い薄片にするとともに、前記中層部の薄片の繊維方向と表層部の薄片の繊維方向とを互いに交叉させたものである。
請求項5に係る発明は、廃木材類製ボードとして、使用済み木材を薄片に切削してなる第1ボード原料と、未活用木材を薄片に切削してなる第2ボード原料とを所定水分まで乾燥させ、これらをブレンダーによって接着剤を塗布した後、フォーマーによって所定の厚さに積層し、該積層物を熱圧成形機によって熱圧成形する構成にしたものである。
請求項6に係る発明は、前記廃木材類製ボードを形成する第1ボード原料及び第2ボード原料の薄片の長さを50mm〜120mmとしたものである。
請求項7に係る発明は、前記廃木材類製ボードを形成する積層物を、表層部が中層部よりも長い薄片となる積層物としたものである。
請求項8に係る発明は、前記廃木材類製ボードを形成する積層物を、表層部が中層部よりも長い薄片でって、かつ中層部の薄片の繊維方向が表層部の薄片の繊維方向と交叉する積層物としたものである。
本願発明は、第1木材処理ライン、第2木材処理ライン、ボード製造ライン、及びエネルギープラントを集中させて設置したので、廃木材を集中して一括処理することができ、計画的にかつ高能率で処理することができる。また、廃木材でボードを得るようにしたので、木材資源を有効に生かすことになる。
この場合、第1フレーカー及び第2フレーカーによって生成されるフレークの長さを50mm〜120mmとしたので、これにより成形されたボードの強度が高くなるとともに、再処理時にボードの原料として再利用することができる。
また、ボードの表層部に大きい小片を、内層部に小さい小片を配分するようにしたので、ボードの強度が高くなるとともに、表層部と内層部との比率を変化させることによって、使用済み木材から生成される小片の大きさの比率に対応させることができる。
また、ボードを内層部、中層部、及び表層部の5層構造としたので、使用済み木材から生成される小片を有効に活用しながら、強度の高いボードを得ることができる。また、ボードの中層部と表層部との繊維方向を交叉させるようにしたので、該ボードの強度がさらに高くなる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図において、図1は本発明の実施例を示す廃木材の再生処理工程図、図2は本発明の実施例を示す再生処理工場の概略平面図、図3はボード製造ラインの要部断面図、図4は5層にしたボードの部分拡大断面図、図5は3層にしたボードの部分拡大断面図、図6は5層にしたボードの他の実施例を示す部分拡大斜視図である。
図1は廃木材の再生処理工程図を示す。図1において、1は建築物解体木材、破損した型枠等の使用済み木材を処理する第1木材処理ライン、20は間伐材あるいは剪定枝等の未活用木材を処理する第2木材処理ライン、30はボード(木質積層板)を製造するボード製造ライン、50はエネルギープラントである。第1木材処理ライン1は、使用済み木材集積場2に集積された木材(建築物解体木材)を一次粉砕機3で一次粉砕し、厚さ約100mm、長さ50mm〜120mmとなる一次チップを形成した後、二次粉砕機4で二次粉砕し、厚さ30mm〜40mm、長さ50mm〜120mmとなる二次チップを形成する。次いで上記二次チップを第1フレーカー5により切削して厚さ0.4mm〜0.7mm、長さ50mm〜120mmとなるフレーク(薄片)を形成する。次いで、上記一次粉砕機3、二次粉砕機4、第1フレーカー5で加工された粉砕物、フレークを一次スクリーン6により、所定の大きさを有するフレーク及び小片からなる第1ボード原料と粉状の粉砕物とに選別するとともに、釘、セメント片等の異物を除去し、第1ボード原料はマテリアルサイロ7に、粉砕物はエネルギーサイロ8にそれぞれ収容する。
第2木材処理ライン20は、未活用木材ヤード21に集積された木材(間伐材)を第2フレーカー22によって切削し、厚さ0.4mm〜0.7mm、長さ50mm〜120mmとなるフレーク(薄片)、つまり第2ボード原料を形成する。
ボード製造ライン30は、マテリアルサイロ7に収容した第1ボード原料を第1ストックフィーダー31を介して第1乾燥機32に供給し、ここで所定水分に乾燥させた後、第1スクリーン33で塵埃を除去し、次いで第1スケールフィーダー34、第1スケールコンベア35により設定された量の第1ボード原料を第1ブレンダー36に供給し、該第1ブレンダー36で第1ボード原料の表面に接着剤を付着させる。一方、第2フレーカー22によって形成された第2ボード原料を第2ストックフィーダー37を介して第2乾燥機38に供給し、ここで所定水分に乾燥させた後、第2スクリーン39で塵埃を除去し、次いで第2スケールフィーダー40、第2スケールコンベア41により設定された量の第2ボード原料を第2ブレンダー42に供給し、該第2ブレンダー42で第2ボード原料の表面に接着剤を付着させる。
上記第1ブレンダー36、第2ブレンダー42によって接着剤が付着された第1ボード原料及び第2ボード原料はフォーマー43に供給され、ここで内層に短尺なピン状及び粒状の小片が、表層に面状のフレークが位置するように配分積層され後、熱圧成形機44によって熱圧成形され、次いでサンダー45で仕上げられて図4、図5に示すようにボード、つまり木質積層板87(88)を得る。
図2は前述した第1木材処理ライン1、第2木材処理ライン20、ボード製造ライン30、及びエネルギープラント50の具体的な設置例を示す。図2において、60は工場の敷地であり、該敷地の北側(図において上半部)に第1木材処理ライン1が収容される第1建物61を設置し、該第1建物61の直北側に建築物解体木材が集積される使用済み木材集積場2を設置する。また、上記第1建物61内の北側に一次粉砕機3、二次粉砕機4、第1フレーカー5、一次スクリーン6のラインを設置し、第1建物61内の南側に2個のマテリアルサイロ7(7a,7b)、2個のエネルギーサイロ8(8a,8b)を設置する。
上記敷地60の南半部(図において下半部)及び東側(図において右部)に、第2木材処理ライン20及びボード製造ライン30が収容される鉤形の第2建物62を設置し、該第2建物62の直北側に間伐材が収容される未活用木材ヤード21、及びボードが収容される製品ストックヤード63を設置する。また、上記第2建物62の東側(図において右部)にエネルギープラント50を設置する。
上記第2建物62は、その南側を二階建とし、一階部分に第2フレーカー22、及び第2ストックフィーダー37、第2乾燥機38、第2スクリーン39のラインと、第1ストックフィーダー31、第1乾燥機32、第1スクリーン33のラインとを並列に設置する。また、二階部分に第2スケールフィーダー40、第2スケールコンベア41、第2ブレンダー42のラインと、第1スケールフィーダー34、第1スケールコンベア35、第1ブレンダー36のラインとを並列に設置する。また、上記第2建物62の東側にフォーマー43、熱圧成型機44、サンダー45のラインを設置する。
上記一次スクリーン6〜マテリアルサイロ7a,7b、及びエネルギーサイロ8a,8b間、マテリアルサイロ7a,7b〜第1スケールフィーダー31間、第2フレーカー22〜第2ストックフィーダー37間、第1スクリーン33〜第1スケールフィーダー34間、第2スクリーン39〜第2スケールフィーダー40間、第1、第2ブレンダー36,42〜フォーマー43間をそれぞれ原料用空気搬送路64により接続し、該原料用空気搬送路64を介して第1ボード原料及び第2ボード原料を所定の工程箇所に搬送する。
また、エネルギーサイロ8a,8bとエネルギープラント50とを燃料用空気搬送路65により接続し、該燃料用空気搬送路65を介してエネルギーサイロ8a,8b内の粉砕物をエネルギープラント50に搬送する。該エネルギープラント50は、搬送された粉砕物を燃焼装置51で燃焼させ、該燃焼装置51により熱交換機52を介して熱媒体オイルを加熱し、該熱媒体オイルにより前述した熱圧成形機44を加熱する。また、上記燃焼装置51の排気は前述した第1、第2乾燥機32,38に供給してこれらの熱源とする。なお、上記エネルギープラント50は、搬送された粉砕物をボイラーで燃焼させ、該ボイラーで得た高温の蒸気で発電機のタービンを回転させるようにしてもよい。また、上記原料用空気搬送路64、燃料用空気搬送路65はベルトコンベアに換えてもよい。
前述したフォーマー43は、図3に示すようになっている。即ち、容器状の貯留槽71の上面左部に第1入口72,第2入口73を、下面左部に1個の排出口74を形成し、該貯留槽71内の上部と下部とに上部コンベア75及び下部コンベア76を、また、層内の左部に3個の排出ロール77を上下に配置し、第1入口72に第1ブレンダー36で生成された第1ボード原料を、第2入口73に第2ブレンダー42で生成された第2ボード原料を投入し、該投入された各ボード原料を上部コンベア75により順次層内の左方に向けて堆積し、該堆積したボード原料を下部コンベア76で左方に移動させつつ、排出ロール77を作動させ、該排出ロール77により上記堆積されたボード原料を排出口74から分配機80に向けて排出する。78は貯留槽71内のボード原料の収容量を検知するセンサである。
上記分配機80は、下面が開口したカバー81の左右中心部上面に上記排出口74と連通する導入口82を形成し、該導入口82の直下方に互いに反対向きに回転する一対の分配ロール83を配置する。また、上記分配ロール83の下方に多数本、本例では22本の選別ロール84を、各分配ロール83の左右中心線を中心として左右対象に、かつその間隔は分配ロール83に近い側を狭く、該分配ロール83に対して遠くなる側を次第に広くする。また、左部(後部)側に位置する11本の後部ロールグループ84aを左回転(反時計回り回転)させ、右側(前部)側に位置する11本の前部ロールグループ84bを右回転させる。
そして、供給コンベア85の上動側を図3において左方に回動させつつ、前述した貯留槽71からボード原料を分配機80の導入口82に向けて供給する。さすれば、上記ボード原料は、分配ロール83によって前後に二分されて前後の選別ロールグループ84a,84bの内方部に落下し、この部から外方に向けて移送される。このとき、各選別ロールグループ84a、84bのロール間隔は内方から外方に向けて順次広くなっているので、上記ボード原料は、各選別ロールグループ84a、84bの内方側から外方側に向かって順次大きな片に分配されて下方に落下することになる。これにより、上記ボード原料は、供給コンベア85上に表層が内層よりも大きい小片となって積層される。
この積層された積層物86は、供給コンベア85によって熱圧成形機44の受渡しコンベア90に向けて移送される。熱圧成形機44は、ヒーターを内蔵する加圧プレート91と受台92とを上下に対面させ、加圧プレート91はシリンダ(図示省略)によって上下動され、上記受渡しコンベア90に載置された積層物86を加熱圧縮して図4に示す5層構造のボード87、または図5に3層構造のボード88を成形する。上記受渡しコンベア90は、受台92の外周に巻回し、その上動部で受台92の上面を覆い、駆動ローラー90aによって反時計回りに周回駆動され、成形されたボード87(88)を左方の排出コンベア93に向けて排出するようになっている。
5層構造のボード87は、図4に示すように、芯層部87aを粒状の小片により、中層部87bを長さ50mm以下のフレーク(薄片)により、表層部87cを長さ50mm〜120mmのフレークにより形成し、例えば、全体の厚さTが約12mm、芯層部87aの厚さT1が約3mm、中層部87bの厚さT2がそれぞれ約2.5mm、表層部87cの厚さT3がそれぞれ約2mmとなる5層構造とする。なお、上記ボード87は、図6に示すように、表層部87cのフレークの繊維の向きと中層部87bのフレークの繊維の向きとを直交させるようにするとよい。このようにすれば、成形されたボード87の強度がさらに高く、かつ安定する。
また、3層構造のボード88は、図5に示すように、芯層部88aを粒状の小片により、表層部88bを長さ50mm〜120mmのフレークにより形成し、例えば、全体の厚さSが約12mm、芯層部88aの厚さS1が約8mm、表層部88bの厚さS2がそれぞれ約2mmとなる3層構造とする。なお、上記ボード87(88)の種類(積層数)、芯層部87a(88a)及び中層部87bの厚さ等は、使用済み木材から生成される小片の大きさの比率に対応させて適宜選択する。
本発明の実施例を示す使用済み木材の再生処理工程図である。 本発明の実施例を示す再生処理工場の概略平面図である。 ボード製造ラインの要部断面図である。 5層にしたボードの部分拡大断面図である。 3層にしたボードの部分拡大断面図である。 5層にしたボードの他の実施例を示す部分拡大斜視図である。
符号の説明
1 第1木材処理ライン
2 使用済み木材集積場
3 一次破砕機
4 二次破砕機
5 第1フレーカー
6 一次スクリーン
7(7a,7b) マテリアルサイロ
8 エネルギーサイロ
20 第2木材処理ライン
21 未活用木材ヤード
22 第2フレーカー
30 ボード製造ライン
31 第1ストックフィーダー
32 第1乾燥機
33 第1スクリーン
34 第1スケールフィーダー
35 第1スケールコンベア
36 第1ブレンダー
37 第2ストックフィーダー
38 第2乾燥機
39 第2スクリーン
40 第2スケールフィーダー
41 第2スケールコンベア
42 第2ブレンダー
43 フォーマー
44 熱圧成形機
45 サンダー
50 エネルギープラント
51 燃焼装置
52 熱交換機
60 敷地
61 第1建物
62 第2建物
63 製品ストックヤード
64 原料用空気搬送路
65 燃料用空気搬送路
71 カバー
72 第1入口
73 第2入口
74 排出口
75 上部コンベア
76 下部コンベア
77 排出ロール
78 センサ
80 分配機
82 導入口
83 分配ロール
84 選別ロール
84a 内選別ロール
84b 中選別ロール
84c 外選別ロール
86 積層物
87 ボード
87a 芯層部
87b 中層部
87c 表層部
88 ボード
88a 芯層部
88b 表層部
92 受台
91 加圧プレート
90 受渡しコンベア
90a 駆動ロール
85 供給コンベア
93 排出コンベア

Claims (8)

  1. 使用済み木材を処理する第1木材処理ライン(1)と、未活用木材を処理する第2木材処理ライン(20)と、ボードを製造するボード製造ライン(30)と、エネルギープラント(50)とを設け、第1木材処理ライン(1)は、使用済み木材を粉砕機(3,4)によって小片のチップに粉砕した後、該チップを第1フレーカー(5)によって薄片に切削し、次いで一次スクリーン(6)によって所定の大きさを有する第1ボード原料と粉状の粉砕物とに分離した後、第1ボード原料はマテリアルサイロ(7)に、粉砕物はエネルギーサイロ(8)にそれぞれ収容し、第2木材処理ライン(20)は、第2フレーカー(22)によって未活用木材を薄片に切削して第2ボード原料を形成し、ボード製造ライン(30)は、前記第1ボード原料、及び第2ボード原料を乾燥機(32,38)によって所定水分まで乾燥させ、次いで、ブレンダー(36,42)によって接着剤を塗布した後、フォーマー(43)によって所定の厚さに積層し、該積層物(86)を熱圧成形機(44)によって熱圧成形し、エネルギープラント(50)は、前記エネルギーサイロ(8)に収容された粉砕物を燃焼装置(51)に供給して燃焼させ、該燃焼装置(51)で生成された熱エネルギーをボード製造ライン(30)に供給してなることを特徴とする廃木材類の再生処理システム。
  2. 第1フレーカー(5)及び第2フレーカー(22)によって生成されるフレークの長さは50mm〜120mmとしたことを特徴とする請求項1記載の廃木材類の再生処理システム。
  3. フォーマー(43)は第1、第2ボード原料を表層が内層よりも大きい小片となるように積層してなることを特徴とする請求項1又は2記載の廃木材類の再生処理システム。
  4. 積層物(86)は、内層部(87a)をピン状及び粒状の小片により、中層部(87b)を比較的短い薄片により、表層部(87c)を中層部(87b)よりも長い薄片にするとともに、前記中層部(87b)の薄片の繊維方向と表層部(87c)の薄片の繊維方向とを互いに交叉させてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の廃木材類の再生処理システム。
  5. 使用済み木材を薄片に切削してなる第1ボード原料と、未活用木材を薄片に切削してなる第2ボード原料とを所定水分まで乾燥させ、これらをブレンダー(36,42)によって接着剤を塗布した後、フォーマー(43)によって所定の厚さに積層し、該積層物(86)を熱圧成形機(44)によって熱圧成形したことを特徴とする廃木材類製ボード。
  6. 第1ボード原料及び第2ボード原料の薄片の長さは50mm〜120mmとしたことを特徴とする請求項5記載のボード。
  7. 積層物(86)は、表層部(87c)を中層部(87b)よりも長い薄片としたことを特徴とする請求項5又は6記載の廃木材類製ボード。
  8. 積層物(86)は、表層部(87c)を中層部(87b)よりも長い薄片にするとともに、前記中層部(87b)の薄片の繊維方向と表層部(87c)の薄片の繊維方向とを互いに交叉させてなることを特徴とする請求項5,6又は7記載の廃木材類製ボード。
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