JP2006122166A - ホルムアルデヒド殺菌装置 - Google Patents

ホルムアルデヒド殺菌装置 Download PDF

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Haruaki Nakagawa
晴日 中川
Etsu Komoto
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Abstract

【課題】密閉空間に対し、殺菌を行うことの出来るホルマリン殺菌装置を提供する。
【解決手段】被殺菌空間であるチャンバ1へ所定の濃度で所定の水蒸気量を含むホルムアルデヒドを発生させるホルムアルデヒド発生器5と、チャンバ1内部の気体を循環させるための循環用ファン2と、循環するホルムアルデヒドを加熱する保温用ヒータ3と、ホルムアルデヒドをチャンバ1から排気するための真空ポンプ6と、排気時にホルムアルデヒドを無害化するための排気触媒8と、排気触媒を動作温度に加熱するための排気ヒーター7とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホルムアルデヒド殺菌装置に係り、特に閉鎖空間や真空チャンバーの殺菌に好適に利用できるものである。
従来の密閉室の消毒方法においては、殺菌すべき密閉室に適応した殺菌ガス量によって、密閉室の消毒を自動的に行う消毒方法が記載されている(例えば、特許文献1)。
また、濃度センサ、湿度サンサ、温度センサを用いてそれぞれの値が制御器へ入力され、所定の値に維持するホルムアルデヒド殺菌装置が開示されている(例えば、特許文献2、特許文献3)。
特開平1−58944号公報 国際公開第01/026697号パンフレット 特開平11−226094号公報
しかしながら、前記従来の構成では、所定の水蒸気量を含有するホルムアルデヒドの発生を制御することが難しく、そのための装置を別途設置する必要があり、また、殺菌動作終了後のホルムアルデヒドを排出する装置も別途設置する必要があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、密閉空間の温度及び湿度及びホルムアルデヒド濃度を制御し、殺菌動作終了後の排気動作も迅速に行う機能を持つホルムアルデヒド殺菌装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のホルムアルデヒド殺菌装置は、被殺菌空間であるチャンバへ所定の濃度で所定の水蒸気量を含むホルムアルデヒドを発生させるホルムアルデヒド発生器と、前記チャンバ内部の気体を循環させるための循環用ファンと、当該循環するホルムアルデヒドを加熱する保温用ヒータと、前記ホルムアルデヒドを前記チャンバから排気するための真空ポンプと、排気時に前記ホルムアルデヒドを無害化するための排気触媒と、排気触媒を動作温度に加熱するための排気ヒーターと、を備えたものである。
また、本発明のホルムアルデヒド殺菌装置は、所望の水蒸気量を含む殺菌に適する濃度のホルムアルデヒドを発生させるホルムアルデヒド発生器と、被殺菌空間であるチャンバの吸気口より前記ホルムアルデヒド発生器からのホルムアルデヒドの導入を制御するためのガス電磁弁と、前記チャンバ内部の気体を循環させるための循環用ファンと、当該循環するホルムアルデヒドを加熱する保温用ヒータと、前記ホルムアルデヒドを前記チャンバから排気するための真空ポンプと、前記チャンバの排気動作時に外気遮断制御するための空気電磁弁と、該排気動作時に前記ホルムアルデヒドを無害化するための排気触媒と、前記排気触媒を動作温度に加熱するための排気ヒーターと、を備えたものである。
本発明のホルムアルデヒド殺菌装置によれば、チャンバーなどの密閉空間の内部環境モニター装置を最小限とし、定量のホルムアルデヒドでチャンバー内の殺菌対象物を殺菌し、殺菌終了後にホルムアルデヒドを残留させない動作をおこなうことができる。
以下に、本発明のホルムアルデヒド殺菌装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1におけるホルムアルデヒド殺菌装置の全体構成図を示す。
図1において、被殺菌空間であるチャンバー1には、殺菌対象物を入れる。殺菌対象物の出入り口は、図示せず省略している。
図2は、本発明の実施例1におけるホルムアルデヒド殺菌装置の殺菌動作時の図を示す。
図2において、殺菌動作時は空気電磁弁9を遮断し、真空ポンプ6を停止して真空ポンプ6を遮断状態にし、チャンバー排気口11から循環用ファン2を経由して保温用ヒーター3で暖めた空気をチャンバー吸気口12からチャンバー1に循環させ、チャンバー1内部の気体を殺菌に適する温度に暖める。
循環用ファン2は、チャンバ排気口11からホルムアルデヒドを含む気体を排気し、循環用ファン2に隣接する保温用ヒータ3で加熱して、加熱されたホルムアルデヒドを含む気体をチャンバ吸気口12を通して再びチャンバ1内に導入することにより、チャンバ1内のホルムアルデヒドを含む気体の温度を所定の温度範囲35度から45度に保持する。
チャンバー1内部の空気の温度を一定に保つための温度センサーが保温用ヒーター3の直前に設置されるが、これは図示せず省略している。
また、ガス電磁弁4を解放し、ホルムアルデヒド発生器5からチャンバー体積に応じて殺菌に適する濃度になるように設定した量のホルムアルデヒドと水蒸気を、同じくチャンバー吸気口12からチャンバー1に導入し、チャンバー1内部の湿度を70%から80%に、ホルムアルデヒド濃度を約1000ppmに保ち、同時に循環用ファン2と保温用ヒーター3を通してチャンバー1内部の気体を循環させつつ保温することで、チャンバー1内部の温度を殺菌に適した35度から45度に保つ。
即ち、ホルムアルデヒド発生器5で、チャンバー1の体積に応じてチャンバー1の温度が35度から45度の時にチャンバー1内部が湿度70%から80%、ホルムアルデヒド濃度1000ppmとなる量の水蒸気とホルムアルデヒドガスを生成して、ガス電磁弁4を介してチャンバ1の吸気口12よりチャンバ1に注入し、チャンバー1内部の環境を殺菌に適した環境にする。つまり、ホルムアルデヒド発生器5で、チャンバー1の体積に応じた所望の水蒸気量を含有する所定の濃度のホルムアルデヒド量をガス電磁弁4を開放して供給し、チャンバー1内の温度は、循環用ファン2と保温用ヒータ3を動作させて所定の適温に保持するものである。
チャンバー1内部の環境が殺菌に適した環境になった後では、ホルムアルデヒド発生器5を停止してからガス電磁弁4を遮断する。
以上のように、殺菌動作時に、チャンバ1内の温度、ホルムアルデヒド濃度、水蒸気量を殺菌動作に最適な状態に保持することができる。
具体的には、チャンバー1の体積が1立方メートルで動作前のチャンバー1内の水分量が10gであったばあい、ホルムアルデヒド発生器5で1gのホルムアルデヒドガスと30gの水蒸気を発生させ、チャンバー1内部を殺菌に適した環境にする。
循環用ファン2と保温用ヒーター3によるチャンバー1内部の空気循環とホルムアルデヒド発生器5によるホルムアルデヒドの発生は同時である必要はなく、ホルムアルデヒドを発生させる前に循環用ファン2と保温用ヒーター3によりチャンバー1内部の気温を35度から45度に上げておいても良い。
チャンバー1内部の被殺菌物によって異なる殺菌に必要な時間の間は、チャンバ1の排気口11よりチャンバー1内部の気体を取り出し、循環用ファン2と保温用ヒータ3を利用して加熱制御し、再びチャンバ吸気口12へ戻すことで、チャンバー1内部の温度を殺菌効果の高い35度から45度になるように保持する。
上記の殺菌に必要な時間が経過した後で排気動作に移行する。
図3は、本発明の第1の実施例におけるホルムアルデヒド殺菌装置の排気動作時の図を示す。図3において、排気動作時は空気電磁弁9を遮断し、ガス電磁弁4を遮断し、真空ポンプ6を動作させることでチャンバー1内部の気体を排気ヒーター7と排気触媒8を経由してホルムアルデヒドを酸化し、無害化させた上で外部に排気する。この実施例では排気触媒8を動作させるために排気触媒8の直前に気体を加熱するための排気ヒーター7を設置して触媒動作時の温度を制御している。
排気触媒の動作温度は、触媒に白金・パラジウム・ロジウム合金をを使用の場合には260度以上の温度に加熱する。
また、循環用ファン2は動作していない状態でも真空ポンプ6による排気動作を妨げることはないので、動作させる必要はない。
また、排気動作時にはチャンバー1内部の気体はチャンバー吸気口12からも排気することで排気に必要な時間を短縮させることができ、気体の逆流を防ぐための弁などを省略することができる。
この排気動作を行うことにより、チャンバー1内部のホルムアルデヒド量を早く減少させられる。排気動作時にはチャンバー1内部の気体をある程度排気できれば良く、真空にするまで排気する必要はない。この排気動作で排気される量により、排気動作と後述の外気導入動作の繰り返し回数がおおむね決まってくる。たとえばチャンバー1内部の気圧を大気圧の100分の1になるまで排気した場合、1回の動作でチャンバー1内部のホルムアルデヒド量は100分の1に減少し、殺菌動作に必要なホルムアルデヒド濃度1000ppmを環境基準値に合う0.5ppm以下にするためには2回の排気動作が必要になる。
排気動作が終了すれば外気導入に移行する。
図4は、本発明の第1の実施例におけるホルムアルデヒド殺菌装置の外気導入時時の図を示す。
図4において、外気導入時は空気電磁弁9を解放し、ガス電磁弁4を遮断し、真空ポンプ6を停止させて遮断状態にした上で外気導入用フィルター10を経由して外気をチャンバー排気口11及びチャンバー吸気口12からチャンバー1内部に導入する。チャンバー排気口11からも外気を導入することで、外気導入に必要な時間を短縮させることができ、気体の逆流を防ぐための弁などを省略することができる。
外気の環境が清浄な場合は外気導入用フィルター10は省略することが出来る。また、循環用ファン2は動作させていない場合でも気体の流れを妨げないため、逆転動作させる必要はない。
吸気動作が1回終了後もチャンバー1内部には微量のホルムアルデヒドが残留するため、環境基準値以下の濃度になるまで前項の排気動作とこの項の外気導入動作を繰り返した後で殺菌動作を全て終了する。
本発明の実施例1におけるホルムアルデヒド殺菌装置の全体構成図 本発明の実施例1におけるホルムアルデヒド殺菌装置の殺菌動作時を説明するための図 本発明の実施例1におけるホルムアルデヒド殺菌装置の排気動作時を説明するための図 本発明の実施例1におけるホルムアルデヒド殺菌装置の外気導入時を説明するための図
符号の説明
1 チャンバー
2 循環用ファン
3 保温用ヒーター
4 ガス電磁弁
5 ホルムアルデヒド発生器
6 真空ポンプ
7 排気ヒーター
8 排気触媒
9 空気電磁弁
10 外気導入用フィルター
11 チャンバー排気口
12 チャンバー吸気口
13 殺菌動作時のエアフロー
14 排気時のエアフロー
15 外気導入時のエアフロー
10


Claims (5)

  1. 被殺菌空間であるチャンバへ所定の濃度で所定の水蒸気量を含むホルムアルデヒドを発生させるホルムアルデヒド発生器と、
    前記チャンバ内部の気体を循環させるための循環用ファンと、
    当該循環するホルムアルデヒドを加熱する保温用ヒータと、
    前記ホルムアルデヒドを前記チャンバから排気するための真空ポンプと、
    排気時に前記ホルムアルデヒドを無害化するための排気触媒と、
    排気触媒を動作温度に加熱するための排気ヒーターと、
    を備えたホルムアルデヒド殺菌装置。
  2. 前記循環用ファンは、前記チャンバ内部のホルムアルデヒドをチャンバ排気口より排気して前記循環用ファンに隣接して設置される前記保温ヒータにより加熱して再びチャンバ吸気口より導入して、チャンバ内のホルムアルデヒドの温度を適温に保持することを特徴とする請求項1に記載のホルムアルデヒド殺菌装置。
  3. 殺菌動作時に、チャンバ内の温度を35度から45度に保持することを特徴とする請求項2に記載のホルムアルデヒド殺菌装置。
  4. 前記チャンバ吸気口からも、殺菌動作後のホルムアルデヒドガスの排気動作時に、チャンバ排気口とともに排気することを特徴とする請求項2に記載のホルムアルデヒド殺菌装置。
  5. 所望の水蒸気量を含む殺菌に適する濃度のホルムアルデヒドを発生させるホルムアルデヒド発生器と、
    被殺菌空間であるチャンバの吸気口より前記ホルムアルデヒド発生器からのホルムアルデヒドの導入を制御するためのガス電磁弁と、
    前記チャンバ内部の気体を循環させるための循環用ファンと、
    当該循環するホルムアルデヒドを加熱する保温用ヒータと、
    前記ホルムアルデヒドを前記チャンバから排気するための真空ポンプと、
    前記チャンバの排気動作時に外気遮断制御するための空気電磁弁と、
    該排気動作時に前記ホルムアルデヒドを無害化するための排気触媒と、
    前記排気触媒を動作温度に加熱するための排気ヒーターと、
    を備えたホルムアルデヒド殺菌装置。




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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108295288A (zh) * 2017-01-13 2018-07-20 三浦工业株式会社 低温蒸气甲醛灭菌装置

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