JP2006119540A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トナーを撹拌搬送する撹拌搬送部材の重量バランスを偏心させることで、トナーを搬送する能力と撹拌する能力とを兼ね備えた現像剤検知機構を提供する。
【解決手段】 撹拌搬送部材は、回転軸106,107によってクランク状に支持されたステンレスシャフト110と、このステンレスシャフト110に遊嵌され、ステンレスシャフト110に対してスラスト方向及びラジアル方向に移動可能かつ所定角度だけ回動可能に設けられた分割コイルスプリング102,103とからなり、これら分割コイルスプリング102,103の外側端部近傍に、当該分割コイルスプリング102,103と対向しかつ平行に第2のコイルスプリング302,303がそれぞれ配置されている。これら第2のコイルスプリング20302,303は、現像槽の内壁面に設けられた一対の保持用突起部311,311に両端部が挿入された状態で保持されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、現像槽内に残っている現像剤の残量を検出する機能を有する現像装置に係り、より詳細には、現像槽内の現像剤をより均一にほぐすことによって、現像剤の残量検知の精度向上を図った現像装置に関する。
現像装置は、現像槽に貯留している現像剤が尽きた段階で、新しい現像装置と交換する必要がある。そのため、現像装置には、現像槽に貯留している現像剤の残量を検出するための現像剤検知機構が設けられている。
このような現像剤検知機構に関する技術として、図11に示す現像剤検知機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この現像剤検知機構は、現像槽(以下「トナー槽」という。)500の内部に堆積されている現像剤(以下「トナー」という。)を図示しない現像ローラに送るコの字型のトナー攪拌部材501を備えており、さらに、その一端に、この部材を支持する回転軸502、及び外力により回転軸502を回転させるギア503を備えている。
また、トナー攪拌部材501の他端には、フォトセンサ504の間を通過するスリット板505が設けられている。このスリット板505は、複数のスリットを有する円盤である。また、フォトセンサ504には発光部及び光検知部が対向配置されており、スリット板505がこれらの間を通過するように設定されている。従って、フォトセンサ504の光検知部は、スリット板505のスリットがフォトセンサ504を通過する際に、ONとなる(発光部からの光を受ける)ようになっている。
そして、このトナー槽500では、コの字型のトナー攪拌部材501が回転することによって内部のトナーを攪拌し、その一部を現像ローラに送るようになっている。また、この攪拌の際、トナー攪拌部材501のトナー(トナー溜まり)にトナー攪拌部材501が侵入するときには、トナーによる抵抗を受けるため、その回転速度が一瞬遅くなる。従って、トナー攪拌部材501とともに回転しているスリット板505が、フォトセンサ504を通過する速度も遅くなる。このため、フォトセンサ504における光検出の周期(スリットの通過周期に相当)が長くなる。
一方、トナー攪拌部材501がトナーから脱出するときには、トナーの抵抗が急になくなるため、回転速度が一瞬早くなる。従って、スリット板505がフォトセンサ504を通過する速度も同様に早くなり、フォトセンサ504の光検出周期が短くなる。
また、トナー攪拌部材501によるトナーへの侵入から脱出までの時間は、収容しているトナー量(トナー残量)が多いほど長くなる。従って、このトナー槽500では、フォトセンサ504における光検出周期の変化をモニターすることで、トナー残量を推測することが可能となっている。
特開2004−12893号公報
ところで、記録紙への印刷画像は、一般的に記録紙の端部分よりも中央部に画素が集中している場合が多い。そのため、トナー槽500内のトナーは、その中央部分が多く消費され、両端部の消費が少ないため、トナー槽500内のトナーは全体としてトナーレベルにレベル差が生じ、印刷時に濃度ムラが発生するといった問題があった。
しかしながら、上記従来の現像剤検知機構では、トナー撹拌部材501によってトナー槽500内のトナーを単に撹拌しているだけであり、トナーを横方向に搬送する能力は有していない。つまり、トナー槽500内の幅方向全体のトナーレベルを均一にする能力は有していない。そのため、トナー槽500の中央部と両端部とでトナーレベルに極端な差が生じてしまった場合には、トナー残量の検知誤差が生じる可能性があり、検知精度が十分に確保できない場合があるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、トナーを撹拌搬送する撹拌搬送部材の重量バランスを偏心させることで、上記従来技術のトナー撹拌部材としての機能を持たせ、トナーを搬送する能力と撹拌する能力とを兼ね備えた検知精度の高い現像剤検知機構を有する現像装置を提供することにある。
本発明の現像装置は、回転中心に対して偏心して重量配分なされた現像剤を攪拌搬送する撹拌搬送部材と、前記撹拌搬送部材を回転駆動するための離接可能な駆動伝達部材とを備えており、前記偏心した重量配分は、前記回転軸に対して偏心して配置固定された棒状の重り部材によりなされ、前記撹拌搬送部材は、前記重り部材の外径よりも大きな内径を有する第1のコイルスプリングを備えており、前記重り部材に前記第1のコイルスプリングが回動可能かつその回動角度が所定角度に規制された状態で挿入されていることを特徴とする。すなわち、前記第1のコイルスプリングは、前記重り部材の外径と当該第1のコイルスプリングの内径との差の分だけ前記重り部材に対してラジアル方向に移動可能に設けられている。
上記構成の現像装置によれば、撹拌搬送部材は、回転軸の回転中心に対して偏心して重量配分されている。ここで、偏心した重量配分は、回転軸に対して偏心して配置固定された棒状の重り部材によりなされ、この棒状の重り部材は、具体的にはクランク状に形成されたステンレスシャフトとなっており、このステンレスシャフトに、第1のコイルスプリングが回動可能かつその回動角度が所定角度に規制された状態で挿入されている。つまり、ステンレスシャフトは、回転軸の回転中心に対して偏心した偏心杆となっている。
また、駆動伝達部材は、外力によりステンレスシャフトの回転軸に回転力を与える離接可能なクラッチ構造となっている。つまり、偏心杆であるステンレスシャフトが最下部の位置から最上部の位置まで一方向に180度回転するときは、外力を伝達する側の伝達機構部が、外力を受け取る回転軸側に設けられた被伝達機構部を一方向に押し上げるように係合して回転力が伝達される。一方、偏心杆であるステンレスシャフトが最上部から一方向側にさらに少し回転すると、ステンレスシャフトによる偏心荷重によって当該ステンレスシャフトはその回転速度を上げて回転する。つまり、ステンレスシャフトが最上部に達してから最下部まで一方向に回転するときには、外力より受ける回転速度より、ステンレスシャフトによる偏心荷重によって当該ステンレスシャフトが回転する回転速度の方が速くなり、外力を伝達する側の伝達機構部と、回転軸側に設けられた被伝達機構部との係合が解除されることになる。
このような回転速度の差、つまり、ステンレスシャフトが最下部から最上部まで一方向に180度回転するときの当該ステンレスシャフトの回転速度と、最上部から最下部まで一方向に180度回転するときの当該ステンレスシャフトの回転速度との差は、現像槽に現像剤がほとんど残っていないときに生じるものであり、現像槽に現像剤が十分残っている場合には生じない。すなわち、現像槽に現像剤が十分残っており、ステンレスシャフトが現像剤に埋没している状態では、ステンレスシャフトは現像剤による負荷を受けることになる。そのため、ステンレスシャフトが最上部から一方向側にさらに少し回転することによって、ステンレスシャフトによる偏心荷重が発生したとしても、この偏心荷重を打ち消すだけの負荷が現像剤からステンレスシャフトに加えられることになる。その結果、ステンレスシャフトが最上部から最下部まで一方向に180度回転する間も、外力を伝達する側の伝達機構部が、回転軸側に設けられた被伝達機構部を一方向に押し下げるように係合して回転力が伝達されることになる。つまり、現像槽に現像剤が十分残っている場合には、ステンレスシャフトによる偏心荷重に関係なく、当該ステンレスシャフトは常に一定の回転速度で回転することになる。
以上の説明からも分かるように、ステンレスシャフトは、現像槽内の現像剤の残量によって、1回転するときの回転速度パターンが異なることになる。従って、この回転速度パターンを回転検出器によって検出することで、現像剤の残量を検出することが可能となる。この場合、回転検出器が設けられているのはステンレスシャフトであり、このステンレスシャフトに挿入されている第1のコイルスプリングは現像槽内の現像剤を例えば両端部から中央部に向かって搬送する能力を有している。具体的には、第1のコイルスプリングは、巻方向が異なる分離された2つの分割コイルスプリングで構成されているため、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。そのため、良好な画質を維持できるとともに、従来技術のような検出誤差も発生せず、現像剤の残量を精度良く検出することが可能となる。また、スプリング形状とすることにより、螺旋の間に現像剤が固着することが防止できる。
本発明では、このようなステンレスシャフトを現像剤供給ローラの上部に配置する。この部分に配置することで、現像剤供給ローラ近傍、さらには現像剤層厚規制部材(層圧規制ブレード)近傍の現像剤粉圧を均一化でき、より安定した動作が可能となる。また、回転検出器は、撹拌搬送部材であるステンレスシャフトの1回転に対して複数の出力パルスを発生するように構成してもよい。これにより、現像剤の残量をより精度良く検出することが可能となる。
また、本発明のように遊びのある第1のコイルスプリングを用いて撹拌搬送する方式では、第1のコイルスプリングがラジアル方向(ステンレスシャフトの軸心に直交する半径方向)に移動可能であるので、螺旋周辺の固化原因となるトナーは滞留することなく回転に伴って排出され、パッキング、固化といった弊害が防止でき信頼性の高い現像動作が可能となる。さらに、回転駆動に伴いトナーにより負荷をうけたとき、ステンレスシャフトが無いと、コイルスプリングは撓み(ベンデング)変形してケース内壁と接触するなどして故障の原因となるが、上記構造によればステンレスシャフトにより変形が規制されるので、信頼性の高い動作が可能となる。
また、本発明では、第1のコイルスプリングは巻方向が異なる分離された2つの分割コイルスプリングで構成されている。例えば、ステンレスシャフトの中央部分で、右巻きと左巻きの2つの分割コイルスプリングに分離している。このような逆巻きの2つの分割コイルスプリングによって、現像槽内の現像剤が例えば両端部から中央部に向かって寄せ集めるように搬送されるため、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。そのため、良好な画質を維持できるとともに、従来技術のような検出誤差も発生せず、現像剤の残量を精度良く検出することが可能となる。また、スクリューで撹拌機能(凝集トナーをほぐす機能)を確保しようとすると、搬送力が強すぎて中央部のトナー厚が高くなりすぎる虞があるが、コイルスプリングでは撹拌力と搬送力の設定の自由度が大きいため、このような問題も簡単に解消することができる。
また、本発明では、第1のコイルスプリングは、スラスト方向(ステンレスシャフトの軸心に沿う方向)に移動可能なクリアランスを有してステンレスシャフトに挿入されている。このようにクリアランスを有してステンレスシャフトに挿入することで、トナーの負荷などにより第1のコイルスプリングが伸張変形したときでも、クリアランスで変形を吸収でき、伸張して側壁に接触するなどによる故障を防止することができる。この場合、分割コイルスプリングは、それぞれ両端部をピッチ間隔の狭い密着巻きした構成とする。このように密着巻きにすることで、隣接する分割コイルスプリングの端部同士が不用意に絡み合うのを防止することができる。さらに、分割コイルスプリングの端部がケースの内壁に摺擦した場合でも、ケースの内壁を傷付けるのを防止することができる。
また、分割コイルスプリングは、その外方側の一端部がステンレスシャフトの軸心に対して垂直方向外側に突出形成されているとともに、その突出先端部が重り部材に設けられた係合片に形成された長穴に挿通されており、この長穴によって規制された所定角度だけ回動可能に設けられている。分割コイルスプリングが回転自由であった場合には、現像剤の抗力により、分割コイルスプリングが回転してしまい、スラスト方向の現像剤の搬送動作が不安定となるが、回動角度を規制することにより、現像剤の抗力に影響されることなく、安定したスラスト方向の現像剤の搬送動作が可能となる。
また、本発明では、分割コイルスプリングは、ステンレスシャフトの回転に伴い、現像槽の内壁面に接触するように設けられている。このように、分割コイルスプリングが内壁面に接触してラジアル方向に強制移動させられることにより、現像剤の一層のほぐし効果が得られる。
さらに、本発明では、分割コイルスプリングの外側端部近傍に、当該分割コイルスプリングと対向しかつ平行に第2のコイルスプリングが配置されており、この第2のコイルスプリングは、分割コイルスプリングと同様に、スラスト方向及びラジアル方向に移動可能に設けられている。具体的には、第2のコイルスプリングは、現像槽の内壁面に設けられた一対の保持用突起部に両端部がそれぞれ遊嵌された状態で配置されている。この第2のコイルスプリングは、ステンレスシャフトの回転に伴って、当該ステンレスシャフト及び/または第1のコイルスプリングに接触するように配置されている。さらに、第2のコイルスプリングは、対向する分割コイルスプリングの巻方向と逆方向に巻かれている。このような構成の第2のコイルスプリングを分割コイルスプリングの外側端部近傍に配置することで、現像剤のより一層のほぐし効果が得られ、現像剤をより安定して搬送することが可能となる。
なお、上記各コイルスプリングは、その螺旋ピッチをP(mm)、外径をD(mm)とすると、(D/2<P)となるように形成されている。このような関係とすることで、現像剤の搬送量を高め、かつ、コイルスプリングに現像剤を固着しにくくすることができる。
本発明の現像装置によれば、回転中心に対して偏心して重量配分なされた現像剤を攪拌搬送する撹拌搬送部材と、撹拌搬送部材を回転駆動するための離接可能な駆動伝達部材とを備えた構成としたので、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦面に均されることになるため、良好な画質を維持できるとともに、現像剤の残量を精度良く検出することができる。また、偏心した重量配分を実現する手段として、回転軸に対して偏心して配置固定された棒状の重り部材を用い、撹拌搬送部材をこの重り部材の外径よりも大きな内径を有する螺旋部材である第1のコイルスプリングで構成し、重り部材にこの第1のコイルスプリングを所定角度だけ回動可能に挿入することで攪拌搬送を実現しているので、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦面に均されることになるため、良好な画質を維持できるとともに、現像剤の残量を精度良く検出することができる。また、コイルスプリングがスラスト方向及びラジアル方向に移動することで、螺旋周辺の固化原因となるトナーは滞留することなく回転に伴って排出され、パッキング、固化といった弊害が防止でき信頼性の高い現像動作が可能となる。さらに、分割コイルスプリングの外側端部近傍に、当該分割コイルスプリングと対向しかつ平行に第2のコイルスプリングを配置し、この第2のコイルスプリングをステンレスシャフトに対してスラスト方向及びラジアル方向に移動可能に設け、かつ、ステンレスシャフトの回転に伴って、当該ステンレスシャフト及び/または第1のコイルスプリングに接触するように配置したので、現像剤をより一層ほぐすことができ、現像剤をより安定して搬送することができる。
以下、本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置について、図面を参照して説明する。
−画像形成装置全体の説明−
図1は、本実施形態に係るカラー画像形成装置としてのデジタルカラー複写機(以降、単に複写機と称する)100の構成を示す概略断面図である。
この複写機100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するものであり、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4、転写搬送ベルトユニット8、定着ユニット12、用紙搬送路S、給紙トレイ10及び排紙トレイ15,33等により構成されている。
なお、本複写機100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、露光ユニット1(1a,1b,1c,1d)、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナユニット4(4a,4b,4c,3d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに設定され4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、本複写機100のほぼ中心部に配置(装着)されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、図1に示すようにチャージャー型の帯電器が用いられる。
露光ユニット1は、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドや、レーザ照射部及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いる。そして、帯電された感光体ドラム3を、入力される画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。
現像装置2は、それぞれの感光体ドラム上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム上の表面に残留したトナーを、除去・回収するものである。
感光体ドラム3の下方に配置されている転写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト7、転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ73、転写ベルト従動ローラ72,74、転写ローラ6(6a,6b,6c,6d)、及び転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ73、転写ローラ6、転写ベルト従動ローラ72,74等は、転写ベルト7を張架し、転写ベルト7を矢印B方向に回転駆動させるものである。
転写ローラ6は、転写ベルトユニット8の図示しないハウジングの転写ローラ取付部に回転可能に支持されており、感光体ドラム3のトナー像を、転写ベルト7上に吸着されて搬送されるシート(記録用紙)に転写するための転写バイアスを与えるものである。
転写ベルト7は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像をシート(記録用紙)に順次的に重ねて転写することによって、カラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。この転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3からシート(記録用紙)へのトナー像の転写は、転写ベルト7の裏側に接触している転写ローラ6によって行われる。転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。転写ローラは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録紙(シート)に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極として転写ローラ6を使用しているが、それ以外にブラシなども用いられる。
また、感光体ドラム3との接触により転写ベルト7に付着したトナーは、記録紙の裏面を汚す原因となるために、転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。転写ベルトクリーニングユニット9には、転写ベルト7に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する転写ベルト7は、裏側から転写ベルト従動ローラ74で支持されている。
給紙トレイ10は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、本複写機100の画像形成部の下側に設けられている。また、本複写機100の上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイであり、本複写機の側部に設けられている排紙トレイ33は、画像形成済みのシートをフェイスアップで載置するためのトレイである。
また、本複写機100には、給紙トレイ10のシートを転写搬送ユニット8や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ10から排紙トレイ15及び排紙トレイ33までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16、レジストローラ14、定着部12、搬送方向切換えガイド34、シートを搬送する搬送ローラ36等が配されている。
搬送ローラ36は、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数個設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、シートを1枚ずつ用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
搬送方向切換えガイド34は、側面カバー35に回転可能に設けられており、実線で示す状態から破線で示す状態にすることにより、搬送路Sの途中からシートを分離し、排紙トレイ33にシートを排出できるようになっている。実線で示す状態の場合には、シートは定着ユニット12と側面カバー35、搬送切換えガイド34の間に形成される搬送部S´(用紙搬送路Sの一部)を通り上部の排紙トレイ15に排出される。
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像をシートに良好に多重転写できるように、感光体ドラム3の回転にあわせて、シートをタイミングよく搬送する機能を有している。
すなわち、レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの出力した検知信号に基づいて、各感光体ドラム3上のトナー像の先端をシートにおける画像形成範囲の先端に合わせるように、シートを搬送するように設定されている。
定着ユニット12は、ヒートローラ31、加圧ローラ32等を備えており、ヒートローラ31及び加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。
また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づき、制御部によって所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ33とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ36によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出されるようになっている。
−本発明に係わる現像装置の説明−
図2は、本発明に係わる現像装置2を拡大して示す概略断面図である。
この現像装置2は、現像槽20の内部に、感光体ドラム3と対峙する形で現像ローラ21が水平に配置(紙面に対して垂直に配置)されており、この現像ローラ21に接触する形でトナー供給ローラ22が水平に配置されている。また、現像ローラ21には、ローラに付着したトナーの層圧を規制するための層圧規制ブレード23が設けられている。そして、このように配置されたトナー供給ローラ23の上部近傍、及び層圧規制ブレード23の近傍に、トナーを攪拌搬送するための重り部材であるステンレスシャフト110が水平に配置されており、このステンレスシャフト110に、第1のコイルスプリング101が回動可能かつその回動角度が所定角度に規制された状態で挿入された構成となっている。
図3及び図4は、上記構成の現像装置の現像剤検知機構部の説明図である。
ステンレスシャフト110は、回転中心に対して偏心して重量配分されるように配置されている。すなわち、ステンレスシャフト110は、各回転軸106,107の回転中心Rに対して偏心するように各回転支持部材104,105にて両端がそれぞれ固定支持された全体としてクランク形状となっている。
また、第1のコイルスプリング101は、ステンレスシャフト110の外径よりも大きな内径を有するように形成されている。すなわち、第1のコイルスプリング101は、ステンレスシャフト110の外径と第1のコイルスプリング101の内径との差の分だけ、ステンレスシャフト110に対してラジアル方向に移動可能となっている。
また、第1のコイルスプリング101は、巻方向が異なる分離された2つの分割コイルスプリング102,103で構成されている。具体的には、ステンレスシャフト110の中央部分で、右巻きと左巻きの2つの分割コイルスプリング102,103に分離している。このような逆巻きの2つの分割コイルスプリング102,103によって、現像槽20内のトナーが例えばステンレスシャフト110の両端部から中央部に向かって寄せ集めるように搬送されるため、現像槽20内のトナーは粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。
さらに、各分割コイルスプリング102,103は、スラスト方向に移動可能なクリアランスを有してステンレスシャフト110に挿入されている。このようにクリアランスを有してステンレスシャフト110に挿入することで、トナーの負荷などにより各分割コイルスプリング102,103が伸張変形したときでも、クリアランスで変形を吸収することができる。この場合、分割コイルスプリング102の両端部102a,102b及び分割コイルスプリング103の両端部103a,103bは、スプリング線材をそれぞれピッチ間隔の狭い密着巻きした構成としている。このように密着巻きにすることにより、中央部で2つのコイルスプリング102,103の端部102a,103a同士が不用意に絡み合うのを防止している。さらに、分割コイルスプリング102,103を現像槽20の内壁に接触するように設けても、現像槽20の内壁を傷付けるのを防止することができる。
図5は、各分割コイルスプリング102,103の外方側の一端部102b,103bを拡大して示した斜視図である。
また、各分割コイルスプリング102,103は、その外方側の一端部102b,103bがステンレスシャフト110の軸心に対して垂直方向外側(図5では下方側)に突出形成されているとともに、その突出先端部102b1,103b1が、回転支持部材104,105に設けられた係止片202,203に形成された長穴202a,203aに挿通されている。この長穴202a,203aは、各分割コイルスプリング102,103の回転方向に沿って長い長穴に形成されている。各分割コイルスプリング102,103は、この長穴202a,203aの長さによって規制された所定角度だけ、回動可能となっている。また、この長穴202a,203aは、突出先端部102b1,103b1の外径よりも幅広に形成されており、各分割コイルスプリング102,103の一端部102b,103bは、この長穴202a,203aの幅によって規制された所定長さだけ、スラスト方向にも移動可能となっている。
また、図2に一点鎖線で示すように、各分割コイルスプリング102,103は、ステンレスシャフト110の回転に伴い、現像槽20の内壁面20aに接触するように設けられている。このように、分割コイルスプリング102,103が内壁面20aに接触してラジアル方向に強制移動させられることにより、トナーの一層のほぐし効果が得られるものである。
また、図3に示すように、一方の回転軸107の一端部(図3では右端部)には、駆動伝達部材27が設けられている。この駆動伝達部材27は、外力によりステンレスシャフト110の回転軸107に回転力を与える離接可能なクラッチ構造となっており、回転軸107側に取り付けられた円盤状の被回転板25と、図示しない外力を伝達する側の円盤状の伝達回転板26とからなる。被回転板25には、図6(a),(b)に示すように、伝達回転板26の対向面側の周縁部の1箇所に係合ピン25aが設けられている。一方、伝達回転板26には、図6(c),(d)に示すように、被回転板25の対向面側に、回転中心を通るように対角線状に突出形成された係合片26aが設けられている。
図7は、上記構成の駆動伝達部材27によってステンレスシャフト110が回転する様子を示している。ただし、この例では、係合ピン25aとステンレスシャフト110とが、被回転板25の回転中心を介して対角線状に対峙する位置に設けられている場合について説明する。
ステンレスシャフト110が、図7(a)に示す最下部の位置から、図7(b)の位置を経て、図7(c)に示す最上部の位置まで一方向(時計方向)に180度回転するときは、外力を伝達する伝達回転板26の係合片26aが被回転板25の係合ピン25aを一方向(時計方向)に押し下げるように常に係合して回転する。
この後、現像層20内にトナーが無い場合には、図7(d)に示すように、ステンレスシャフト110が最上部から一方向(時計方向)側にさらに少し回転すると、ステンレスシャフト110による偏心荷重によって当該ステンレスシャフト110はその回転速度を上げて回転する。つまり、ステンレスシャフト110が最上部に達してから最下部まで一方向(時計方向)に回転するときには、外力より受ける回転速度より、ステンレスシャフト110による偏心荷重によって当該ステンレスシャフト110が回転する回転速度の方が速くなり、その結果図7(d),(e)に示すように、係合ピン25aが係合片26aから離れた状態(すなわち、係合が解除された状態)で自由回転することになる。つまり、現像層20内にトナーが無い場合(残り少ない場合)には、ステンレスシャフト110は1回転する間に、回転速度の速い期間と遅い期間とが生じることになる。
一方、現像層20内にトナーが有る場合(すなわち、ステンレスシャフト110がトナーに埋没している場合)には、ステンレスシャフト110が最上部から一方向(時計方向)側にさらに少し回転することによって、ステンレスシャフト110による偏心荷重が当該ステンレスシャフト110に加わったとしても、この偏心荷重を打ち消すだけの負荷がトナーからステンレスシャフト110に加えられることになる。その結果、図7(d′),(e′)に示すように、ステンレスシャフト110が最上部から最下部まで一方向(時計方向)に180度回転する間も、係合片26aが係合ピン25aを一方向(時計方向)に押し上げるように係合関係を保って回転することになる。つまり、現像槽20にトナーが十分残っている場合には、ステンレスシャフト110による荷重に関係なく、当該ステンレスシャフト110は外力の回転力により常に一定の回転速度で回転することになる。
以上の説明からも分かるように、ステンレスシャフト110は、現像槽20内のトナーの残量によって、1回転するときの回転速度パターンが異なることになる。従って、この回転速度パターンを検出することで、トナーの残量を検出することが可能となる。
そのため、図3に示すように、ステンレスシャフト110と駆動伝達部材27との間に、ステンレスシャフト110の回転を検出するための回転検出器28が設けられている。この回転検出器28は、断面凹部形状に形成されたケース本体内に、凹溝部28aを介して発光素子と受光素子を対向配置した透過型のフォトカプラである。この回転検出器28は、凹溝部28aを回転軸24aの軸心に向けて開口するように配置されている。一方、この凹溝部28aの開口に対向する回転軸107には、図6(b)に破線で示すように、扇形状に形成された検知板28bが設けられており、この検知板28bが、回転検出器28の凹溝部28a内を通過することで、ステンレスシャフト110の回転を検出するようになっている。
上記したように、ステンレスシャフト110の回転速度パターンは、現像槽20内にトナーが有る場合と無い場合とで異なることになる。
図8は、上記構成の回転検出器28によってステンレスシャフト110の回転を検出したときの検出波形を示しており、同図(a)がトナー有りの場合、同図(b)がトナー無しの場合である。ただし、この信号波形は、検知板28bが回転検出器28の凹溝部28aを通過しているとき、つまり回転検出器28がオフ状態のときを「H」レベルの信号として示している。図8に示すように、トナー有りのときと、トナー無しのときでは、「H」レベルの期間が異なっている(t11>t12)。従って、この「H」レベルの期間の違いにより、現像槽20内にトナーが有るか無いかを検出することができる。つまり、トナーが十分あってステンレスシャフト110がトナーに埋没している状態では、図8(a)に示す信号が検出され、トナーの残量が少なくなり、ステンレスシャフト110がトナーの上面より上に露出している状態では、図8(b)に示す信号が検出されることになる。この回転検出器28では、検知板28bが扇形状をしているため、ステンレスシャフト110の1回転で1パルスの信号が検出されるだけであり、基本的にトナー残量が有るか無いかの検出のみである。ただし、「H」レベルの期間の変化を計測することにより、トナーの残量レベルがどのレベルであるのかを検出することも可能であるが、精度としては低いものにならざるを得ない。
図9は、検知板28cの他の実施例を示している。この例では、検知板28cを円盤状とし、その全周に均等間隔で放射状のスリット部を複数形成したものである。検知板28cをこのような形状とすることにより、回転検知器38では、ステンレスシャフト110の1回転につき複数パルスを検出することが可能となる。
図10は、このときの検出パルスの信号波形の様子を示しており、同図(a)がトナー有りの場合、同図(b)がトナー無しの場合である。ただし、この信号波形は、検知板28cが回転検出器28の凹溝部28aを通過しているとき、つまり回転検出器28がオフ状態のときを「H」レベルの信号として示している。
トナー有りのとき、上記したようにステンレスシャフト110はその1回転を一定速度で回転する。その結果、図10(a)に示すように、トナー有りのときには、検出パルスは一定の間隔で検出されることになる。
これに対し、トナー無しのとき、上記したようにステンレスシャフト110はその1回転のうち最初の半回転(180度)は一定速度で回転し、次の半回転(180度)は、ステンレスシャフト110の偏心荷重により回転速度が速くなる。その結果、図10(b)に示すように、次の半回転では、最初の半回転に比べ、検出パルスのパルス幅及びパルス間隔が短くなっている。そして、この例では、次の半回転の中程で、検出パルスが途切れている。これは、現像槽20内のトナーの上面が、ステンレスシャフト110の回転軸107のちょうど軸心当たりのレベルであるときの検出パルス波形である。つまり、図7(d)に示すように、ステンレスシャフト110が最上部から一方向(時計方向)側にさらに少し回転すると、ステンレスシャフト110による偏心荷重によって当該ステンレスシャフト110はその回転速度を上げて回転する。その結果、図10(b)の期間t21で示すように、検出パスルのパルス幅及びパルス間隔が短くなっている。そして、ステンレスシャフト110が最上部から一方向(時計方向)にほぼ90度回転すると、ステンレスシャフト110がトナーの上面に到達し、トナーによってステンレスシャフト110が受け止められる形となって当該ステンレスシャフト110が回転を停止する。そのため、駆動伝達部材27の伝達回転板26の係合片26aが被回転板25の係合ピン25aに追い付くまでの間(図10(b)に示す期間t22)は、ステンレスシャフト110の回転が停止し、その間は検出パルスも出力されない。ただし、この期間t22は、検知板28cの停止位置により、検出パルスが「H」レベルとなる場合もある。そして、伝達回転板26が90度回転して係合片26aが係合ピン25aに追い付くと、再び係合ピン25aが係合片26aによって押される形となり、次の期間t23の間、回転検出器28からは、最初の半回転のときと同じパルス幅及びパルス間隔の検出パスルが出力されることになる。
このように、トナー無しのとき(正確には、トナー残量が少なくなって、ステンレスシャフト110がトナー埋没状態から露出し始めたとき)には、次の半回転の検出パルスの波形(パターン)が、最初の半回転の検出パスルの波形(パターン)と異なるパターンとなる。また、そのパターンも、トナーの上面がステンレスシャフト110に対してどの高さ位置にあるかによって、上記3つの期間t21,t22,t23の割合が異なることになる。そのため、これらの期間の割合を判別することによって、トナー残量をより詳細に検出することが可能となる。
例えば、上記の期間t21とt22との合計期間が、期間t23の期間とほぼ等しい場合には、現像槽20内のトナーの上面が、ステンレスシャフト110の回転軸107のちょうど軸心当たりの高さレベルであることが分かる。また、期間t21とt22との合計期間が、期間t23に比べて非常に短い場合には、現像槽20内のトナーの上面が、水平方向に配置されているステンレスシャフト110の上部が若干露出する程度の高さレベルであることが分かる。さらに、期間t21とt22との合計期間が、期間t23に比べて非常に長い場合には、現像槽20内のトナーの上面が、水平方向に配置されているステンレスシャフト110の下部近傍まで完全に露出する程度の高さレベルであることが分かる。
本実施形態では、回転検出器28によって検知する検知板28b,28cをステンレスシャフト110の回転軸107に取り付けている。また、ステンレスシャフト110は、現像槽20内のトナーを両端部から中央部に向かって搬送する能力を有しているため、現像槽20内のトナーは粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。そのため、良好な画質を維持できるとともに、従来技術のような検出誤差も発生せず、トナー残量を精度良く検出することが可能となる。また、本実施形態では、このようなステンレスシャフト110をトナー供給ローラ22の上部近傍に配置している。この部分に配置することで、トナー供給ローラ近傍、さらには層圧規制ブレード23近傍のトナー粉圧を均一化でき、より安定した動作が可能となる。
上記構成の撹拌搬送部材に対して、本実施形態ではさらに、各分割コイルスプリング102,103の外側端部近傍に、各分割コイルスプリング102,103と対向しかつ平行に第2のコイルスプリング302,303がそれぞれ配置されている(図3参照)。この第2のコイルスプリング302,303は、分割コイルスプリング102,103と同様に、スラスト方向及びラジアル方向に移動可能に設けられている。
すなわち、第2のコイルスプリング302,303は、現像槽20の内壁面に所定の間隔を存して対向するように設けられた一対の保持板310,310間に配置されており、各保持板310,310の対向面に形成された保持用突起部311,311に第2のコイルスプリング302,303の両端部が嵌め込まれた状態で保持されている。ここで、第2のコイルスプリング302,303の内径は、保持用突起部311の外径より大きく形成されており、第2のコイルスプリング302,303の長さは、一対の保持板310,310間の距離より短く形成されている。すなわち、この一対の保持用突起部311,311に両端がそれぞれ嵌め込まれた第2のコイルスプリング302,303は、保持用突起部311に対してスラスト方向とラジアル方向とに移動可能となっている。
また、これら第2のコイルスプリング302,303は、ステンレスシャフト110の回転に伴って、当該ステンレスシャフト110及び/または分割コイルスプリング102,103に接触するように配置されている。さらに、第2のコイルスプリング302,303は、対向する分割コイルスプリング102,103の巻方向と逆方向に巻かれている。このような第2のコイルスプリング302,303を配置することで、トナーのより一層のほぐし効果が得られ、トナーをより安定して搬送することが可能となる。
なお、上記各コイルスプリング102,103,302,303は、その螺旋ピッチをP(mm)、外径をD(mm)とすると、下式(1)、
D/2<P ・・・(1)
となるように形成されている。このような関係とすることで、トナーの搬送量を高め、かつ、コイルスプリングに現像剤を固着しにくくすることができる。
次に、上記構成の現像剤検知機構部の実施例について説明する。
この現像剤検知機構部は、外径5mmのステンレスシャフト110が駆動回転中心Rに対して6mm偏心して回転支持部材104,105に固定支持されたクランク形状となっている。そして、このステンレスシャフト110に、線径0.5mm、外径7mm、螺旋ピッチ(P)8mmの2つの分割コイルスプリング102,103が挿入されており、一方の分割コイルスプリング102は右巻き、他方の分割コイルスプリング103は左巻きの巻き方向に形成されている。
各分割コイルスプリング102,103の端部には合計で約5mm[≒L1−(L2+L3)]のクリアランスを設けており、各分割コイルスプリング102,103は各々独立してラジアル方向に1mm、及びスラスト方向に約4mm、移動自由に挿入されている。
このように、分割コイルスプリング102,103がラジアル方向に移動可能であるので、螺旋周辺の固化原因となるトナーは滞留することなく回転に伴って排出され、パッキング、固化といった弊害が防止でき信頼性の高い現像動作が可能となる。さらに、回転駆動に伴いトナーにより負荷をうけたとき、ステンレスシャフト101が無いと、分割コイルスプリング102,103は撓み(ベンデング)変形して図示しないケース内壁と接触するなどして故障の原因となるが、上記構造によればステンレスシャフト101により変形が規制されるので、信頼性の高い動作が可能となる。さらに、分割コイルスプリング102,103を逆巻きにしていることによって、現像槽内の現像剤が例えば両端部から中央部に向かって寄せ集めるように搬送されるため、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。そのため、良好な画質を維持できるとともに、従来技術のような検出誤差も発生せず、現像剤の残量を精度良く検出することが可能となる。
一方、第2のコイルスプリング302,303は、外径12mm、線径0.8mm、螺旋ピッチ(P)8mmのものを使用し、保持用突起部311に対してラジアル方向に6mm、スラスト方向に3mm、移動可能に保持されている。また、右巻きの分割コイルスプリング102に対向する第2のコイルスプリング302は左巻きとなっており、左巻きの分割コイルスプリング103に対向する第2のコイルスプリング303は右巻きとなっている。
このような構成の第2のコイルスプリング302,303を配置することにより、現像槽20の隅に固着したトナーをより効果的にほぐすことができ、偏心して設けられたステンレスシャフト110及び分割コイルスプリング102,103により、トナーをより安定して搬送することが可能となった。
本発明の現像装置を搭載したカラー画像形成装置としてのデジタルカラー複写機の構成を示す概略断面図である。 本発明の現像装置を拡大して示す概略断面図である。 本発明の現像装置の現像剤検知機構部の一例を示す説明図である。 (a)は図3の現像剤検知機構部を矢視A方向から見た図、(b)は図3のB−B線断面図、(c)は図3のC−C線断面図である。 各分割コイルスプリングの外方側の一端部を拡大して示した斜視図である。 伝達機構部の構造を示す説明図であり、(a)は伝達回転板の正面図、(b)は伝達回転板の側面図、(c)は被回転板の正面図、(d)は被回転板の側面図である。 駆動伝達部材によって撹拌搬送ローラが回転する様子を順を追って示す説明図である。 回転検出器によって撹拌搬送ローラの回転を検出したときの検出波形を示しており、(a)がトナー有りの場合、(b)がトナー無しの場合である。 検知板の他の実施例を示す説明図である。 回転検出器によって撹拌搬送ローラの回転を検出したときの検出波形を示しており、(a)がトナー有りの場合、(b)がトナー無しの場合である。 従来の現像装置の現像剤検知機構部の一例を示す説明図である。
符号の説明
2 現像装置
3 感光体ドラム
20 現像槽
21 現像ローラ
22 トナー供給ローラ
23 層圧抑制ブレード
25 被回転板
25a 係合ピン
26 伝達回転板
26a 係合片
27 駆動伝達部材
28 回転検出器
28a 凹溝部
28b,28c 検知板
101 第1のコイルスプリング
102,103 分割コイルスプリング
102a,102b,103a,103b 端部
102b1,103b1 突出先端部
104,105 回転支持部材
106,107 回転軸
110 ステンレスシャフト
202,203 係止片
202a,203a 長穴
302,303 第2のコイルスプリング
310 保持板
311 保持用突起部
R 駆動回転中心
P 螺旋ピッチ

Claims (13)

  1. 回転中心に対して偏心して重量配分なされた現像剤を攪拌搬送する撹拌搬送部材と、
    前記撹拌搬送部材を回転駆動するための離接可能な駆動伝達部材とを備えており、
    前記偏心した重量配分は、前記回転軸に対して偏心して配置固定された棒状の重り部材によりなされ、前記撹拌搬送部材は、前記重り部材の外径よりも大きな内径を有する第1のコイルスプリングを備えており、前記重り部材に前記第1のコイルスプリングが回動可能かつその回動角度が所定角度に規制された状態で挿入されていることを特徴とする特徴とする現像装置。
  2. 前記重り部材の回転状態を検出する回転検出器をさらに備えており、前記回転検出器により検出される回転状態により現像剤の残量を検出することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1のコイルスプリングは、前記重り部材の外径と当該第1のコイルスプリングの内径との差の分だけ前記重り部材に対してラジアル方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第1のコイルスプリングは、前記重り部材に対してスラスト方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第1のコイルスプリングは、巻方向が異なる分離された2つの分割コイルスプリングで構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記2つの分割コイルスプリングの対向する端部同士が一定のクリアランスを有して前記重り部材に挿入されていることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記分割コイルスプリングは、その外方側の一端部が前記重り部材の軸心に対して垂直方向外側に突出形成されているとともに、その突出先端部が前記重り部材に設けられた係合片に形成された長穴に挿通されており、この長穴によって規制された所定角度だけ回動可能に設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記分割コイルスプリングは、前記重り部材の回転に伴い、前記現像槽の内壁面に接触することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 前記分割コイルスプリングの外側端部近傍に、当該分割コイルスプリングと対向しかつ平行に第2のコイルスプリングが配置されており、この第2のコイルスプリングもスラスト方向及びラジアル方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の現像装置。
  10. 前記第2のコイルスプリングは、現像槽の内壁面に設けられた一対の保持用突起部に両端部がそれぞれ遊嵌された状態で配置されていることを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
  11. 前記第2のコイルスプリングは、前記重り部材の回転に伴って、当該重り部材及び/または前記第1のコイルスプリングに接触することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の現像装置。
  12. 前記第2のコイルスプリングは、対向する分割コイルスプリングの巻方向と逆方向に巻かれていることを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の現像装置。
  13. 前記コイルスプリングは、螺旋ピッチをP(mm)、外径をD(mm)とすると、下式、
    D/2<P
    となるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の現像装置。
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