JP4008438B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像槽内に残っている現像剤の残量を検出する機能を有する現像装置に関する。
現像装置は、現像槽に貯留している現像剤が尽きた段階で、新しい現像装置と交換する必要がある。そのため、現像装置には、現像槽に貯留している現像剤の残量を検出するための現像剤検知機構が設けられている。
このような現像剤検知機構に関する技術として、図13に示す現像剤検知機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この現像剤検知機構は、現像槽(以下「トナー槽」という。)200の内部に堆積されている現像剤(以下「トナー」という。)を図示しない現像ローラに送るコの字型のトナー攪拌部材201を備えており、さらに、その一端に、この部材を支持する回転軸202、及び外力により回転軸202を回転させるギア203を備えている。
また、トナー攪拌部材201の他端には、フォトセンサ204の間を通過するスリット板205が設けられている。このスリット板205は、複数のスリットを有する円盤である。また、フォトセンサ204には発光部及び光検知部が対向配置されており、スリット板205がこれらの間を通過するように設定されている。従って、フォトセンサ204の光検知部は、スリット板205のスリットがフォトセンサ204を通過する際に、ONとなる(発光部からの光を受ける)ようになっている。
そして、このトナー槽200では、コの字型のトナー攪拌部材201が回転することによって内部のトナーを攪拌し、その一部を現像ローラに送るようになっている。また、この攪拌の際、トナー攪拌部材201のトナー(トナー溜まり)にトナー攪拌部材201が侵入するときには、トナーによる抵抗を受けるため、その回転速度が一瞬遅くなる。従って、トナー攪拌部材201とともに回転しているスリット板205が、フォトセンサ204を通過する速度も遅くなる。このため、フォトセンサ204における光検出の周期(スリットの通過周期に相当)が長くなる。
一方、トナー攪拌部材201がトナーから脱出するときには、トナーの抵抗が急になくなるため、回転速度が一瞬早くなる。従って、スリット板205がフォトセンサ204を通過する速度も同様に早くなり、フォトセンサ204の光検出周期が短くなる。
また、トナー攪拌部材201によるトナーへの侵入から脱出までの時間は、収容しているトナー量(トナー残量)が多いほど長くなる。従って、このトナー槽200では、フォトセンサ204における光検出周期の変化をモニターすることで、トナー残量を推測することが可能となっている。
特開2004−12893号公報
ところで、記録紙への印刷画像は、一般的に記録紙の端部分よりも中央部に画素が集中している場合が多い。そのため、トナー槽200内のトナーは、その中央部分が多く消費され、両端部の消費が少ないため、トナー槽200内のトナーは全体としてトナーレベルにレベル差が生じ、印刷時に濃度ムラが発生するといった問題があった。
しかしながら、上記従来の現像剤検知機構では、トナー撹拌部材201によってトナー槽200内のトナーを単に撹拌しているだけであり、トナーを横方向に搬送する能力は有していない。つまり、トナー槽200内の幅方向全体のトナーレベルを均一にする能力は有していない。そのため、トナー槽200の中央部と両端部とでトナーレベルに極端な差が生じてしまった場合には、トナー残量の検知誤差が生じる可能性があり、検知精度が十分に確保できない場合があるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、トナーを撹拌搬送する撹拌搬送ローラの重量バランスを偏心させることで、上記従来技術のトナー撹拌部材としての機能を持たせ、トナーを搬送する能力と撹拌する能力とを兼ね備えた検知精度の高い現像剤検知機構を有する現像装置を提供することにある。
本発明の現像装置は、回転中心に対して偏心して重量配分なされた現像剤を攪拌搬送する撹拌搬送部材と、前記撹拌搬送部材を回転駆動するための離接可能な駆動伝達部材と、前記撹拌搬送部材の回転状態を検出する回転検出器とを備え、前記回転検出器により検出される回転状態により現像剤の残量を検出することを特徴とする。
上記構成の現像装置によれば、撹拌搬送部材は回転中心に対して偏心して重量配分されている。具体的には、撹拌搬送部材は、回転軸とその回転軸の周囲に螺旋状に配置された搬送羽根とからなり、この搬送羽根の周端部に、回転軸に並行に配置された棒状の偏心杆が取り付けられた構造となっている。つまり、偏心杆は、搬送羽根の螺旋ピッチに合わせた一定の間隔で、搬送羽根の周端部の複数箇所に固定されている。
また、駆動伝達部材は、外力により撹拌搬送部材の回転軸に回転力を与える離接可能なクラッチ構造となっている。より具体的に説明すると、前記駆動伝達部材は、前記回転軸の一端部に取り付けられた円盤状の被回転板と、この被回転板に外力を伝達する円盤状の伝達回転板とからなり、前記被回転板には、前記伝達回転板の対向面側の周縁部の1箇所に係合ピンが設けられ、前記伝達回転板には、前記被回転板の対向面側に回転中心を通るように対角線状に突出形成された係合片が設けられ、前記回転検出器は、断面凹部形状に形成されたケース本体内の凹溝部を介して発光素子と受光素子とが対向配置されているとともに、前記凹溝部を前記回転軸の軸心に向けて開口するように配置されており、前記凹溝部の開口に対向する回転軸には、前記凹溝部内を通過する扇形状に形成された検知板が設けられている。つまり、偏心杆が最下部の位置から最上部の位置まで一方向に180度回転するときは、外力を伝達する側の伝達機構部(伝達回転板)が、外力を受け取る回転軸側に設けられた被伝達機構部(被回転板)を一方向に押し上げるように係合して回転力が伝達される。一方、偏心杆が最上部から一方向側にさらに少し回転すると、偏心杆による偏心荷重によって撹拌搬送部材はその回転速度を上げて回転する。つまり、偏心杆が最上部に達してから最下部まで一方向に回転するときには、外力より受ける回転速度より、偏心杆による偏心荷重によって撹拌搬送部材が回転する回転速度の方が速くなり、外力を伝達する側の伝達機構部(伝達回転板)と、回転軸側に設けられた被伝達機構部(被回転板)との係合が解除されることになる。
このような回転速度の差、つまり、偏心杆が最下部から最上部まで一方向に180度回転するときの撹拌搬送部材の回転速度と、最上部から最下部まで一方向に180度回転するときの撹拌搬送部材の回転速度との差は、現像槽に現像剤がほとんど残っていないときに生じるものであり、現像槽に現像剤が十分残っている場合には生じない。すなわち、現像槽に現像剤が十分残っており、撹拌搬送部材が現像剤に埋没している状態では、偏心杆は現像剤による負荷を受けることになる。そのため、偏心杆が最上部から一方向側にさらに少し回転することによって、偏心杆による偏心荷重が撹拌搬送部材に加わったとしても、この偏心荷重を打ち消すだけの負荷が現像剤から偏心杆に加えられることになる。その結果、偏心杆が最上部から最下部まで一方向に180度回転する間も、外力を伝達する側の伝達機構部(伝達回転板)が、回転軸側に設けられた被伝達機構部(被回転板)を一方向に押し下げるように係合して回転力が伝達されることになる。つまり、現像槽に現像剤が十分残っている場合には、偏心杆による荷重に関係なく、撹拌搬送部材は常に一定の回転速度で回転することになる。
以上の説明からも分かるように、撹拌搬送部材は、現像槽内の現像剤の残量によって、1回転するときの回転速度パターンが異なることになる。従って、この回転速度パターンを回転検出器によって検出することで、現像剤の残量を検出することが可能となる。この場合、回転検出器が設けられているのは撹拌搬送部材であり、撹拌搬送部材は現像槽内の現像剤を例えば両端部から中央部に向かって搬送する能力を有しているため、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。そのため、良好な画質を維持できるとともに、従来技術のような検出誤差も発生せず、現像剤の残量を精度良く検出することが可能となる。
本発明では、このような撹拌搬送部材を現像剤供給ローラの上部に配置する。この部分に配置することで、現像剤供給ローラ近傍、さらには現像剤層厚規制部材(層圧規制ブレード)近傍の現像剤粉圧を均一化でき、より安定した動作が可能となる。また、回転検出器は、撹拌搬送部材の1回転に対して複数の出力パルスを発生するように構成してもよい。これにより、現像剤の残量をより精度良く検出することが可能となる。
また、本発明では、前記攪拌搬送部材とは別の第2の攪拌搬送部材を1または複数個配置してもよい。この場合、第2の攪拌搬送部材は、内部の現像剤を攪拌搬送部材の攪拌搬送方向とは逆方向に撹拌搬送するように構成する。このように、偏心して重量配分された撹拌搬送部材の搬送方向と逆の搬送方向としておくことで、現像剤の粉圧を一層均一化でき、かつ、現像剤上面をより平坦面に均すことができ、一層の画質向上と残量検出精度の向上を図ることができる。
また、本発明では、偏心した重量配分を実現する手段として、上記の偏心杆を使用せず、回転軸に対して偏心して配置固定された棒状の重り部材(例えば、ステンレスシャフト)により実現してもよい。この場合、前記撹拌搬送部材を、重り部材(ステンレスシャフト)の外径よりも大きな内径を有する螺旋部材で構成し、ステンレスシャフトにこの螺旋部材を回転可能に挿入することで攪拌搬送を実現してもよい。ここで、螺旋部材としてコイルスプリングの使用が可能である。
攪拌羽根(スクリュー)による撹拌搬送は、湿度変化によるトナーの流動性の低下などにより、スクリュー周辺でトナーがパッキング、固化を引き起こし、トナー供給不足、撹拌駆動トルクの増加、撹拌駆動系のロック、ロックに伴う駆動系の破損などを生じる虞がある。これに対し、本発明のように遊びのあるコイルスプリングを用いて撹拌搬送する方式では、コイルスプリングがラジアル方向に移動可能であるので、螺旋周辺の固化原因となるトナーは滞留することなく回転に伴って排出され、パッキング、固化といった弊害が防止でき信頼性の高い現像動作が可能となる。さらに、回転駆動に伴いトナーにより負荷をうけたとき、ステンレスシャフトが無いと、コイルスプリングは撓み(ベンデング)変形してケース内壁と接触するなどして故障の原因となるが、上記構造によればステンレスシャフトにより変形が規制されるので、信頼性の高い動作が可能となる。
また、本発明では、前記コイルスプリングは巻方向が異なる分離された複数部材で構成されていてもよい。例えば、ステンレスシャフトの中央部分で、右巻きと左巻きの2つのコイルスプリングに分離してもよい。このような逆巻きの2つのコイルスプリングによって、現像槽内の現像剤が例えば両端部から中央部に向かって寄せ集めるように搬送されるため、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。そのため、良好な画質を維持できるとともに、従来技術のような検出誤差も発生せず、現像剤の残量を精度良く検出することが可能となる。また、スクリューで撹拌機能(凝集トナーをほぐす機能)を確保しようとすると、搬送力が強すぎて中央部のトナー厚が高くなりすぎる虞があるが、コイルスプリングでは撹拌力と搬送力の設定の自由度が大きいため、このような問題も簡単に解消することができる。
また、本発明では、コイルスプリングは、スラスト方向に移動可能なクリアランスを有してステンレスシャフトに挿入している。このようにクリアランスを有してステンレスシャフトに挿入することで、トナーの負荷などによりコイルスプリングが伸張変形したときでも、クリアランスで変形を吸収でき、伸張して側壁に接触するなどによる故障を防止することができる。なお、実施形態で詳細説明する分離された複数のコイルスプリング、あるいは、ほぼ現像幅を有する単一のコイルスプリングのいずれを用いる場合においても有効に作用するものである。更に、この場合、コイルスプリングは、それぞれ両端部をステンレスシャフトに密着巻きした構成とする。このように密着巻きにすることで、隣接する分離された複数のコイルスプリングの端部同士が不用意に絡み合うのを防止することができる。さらに、複数、もしくは単一のコイルスプリングの端部がケースの内壁に摺擦した場合でも、ケースの内壁を傷付けるのを防止することができる。
本発明の現像装置によれば、回転中心に対して偏心して重量配分なされた現像剤を攪拌搬送する撹拌搬送部材と、撹拌搬送部材を回転駆動するための離接可能な駆動伝達部材と、撹拌搬送部材の回転状態を検出する回転検出器とを備えた構成としたので、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦面に均されることになるため、良好な画質を維持できるとともに、現像剤の残量を精度良く検出することができる。また、撹拌搬送部材と並行に第2の撹拌搬送部材を設けることで、現像槽内の現像剤は粉圧がさらに均一化され、かつさらに平坦面に均されることになるため、より良好な画質を維持できるとともに、現像剤の残量をより精度良く検出することができる。
また、本発明の現像装置によれば、偏心した重量配分を実現する手段として、回転軸に対して偏心して配置固定された棒状の重り部材を用い、撹拌搬送部材をこの重り部材の外径よりも大きな内径を有する螺旋部材であるコイルスプリングで構成し、重り部材にこのコイルスプリングを回転可能に挿入することで攪拌搬送を実現しているので、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦面に均されることになるため、良好な画質を維持できるとともに、現像剤の残量を精度良く検出することができる。また、コイルスプリングがラジアル方向に移動することで、螺旋周辺の固化原因となるトナーは滞留することなく回転に伴って排出され、パッキング、固化といった弊害が防止でき信頼性の高い現像動作が可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置について、図面を参照して説明する。
−画像形成装置全体の説明−
図1は、本実施形態に係るカラー画像形成装置としてのデジタルカラー複写機(以降、単に複写機と称する)100の構成を示す概略断面図である。
この複写機100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するものであり、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4、転写搬送ベルトユニット8、定着ユニット12、用紙搬送路S、給紙トレイ10及び排紙トレイ15,33等により構成されている。
なお、本複写機100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、露光ユニット1(1a,1b,1c,1d)、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナユニット4(4a,4b,4c,3d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに設定され4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、本複写機100のほぼ中心部に配置(装着)されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、図1に示すようにチャージャー型の帯電器が用いられる。
露光ユニット1は、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドや、レーザ照射部及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いる。そして、帯電された感光体ドラム3を、入力される画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。
現像装置2は、それぞれの感光体ドラム上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム上の表面に残留したトナーを、除去・回収するものである。
感光体ドラム3の下方に配置されている転写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト7、転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ73、転写ベルト従動ローラ72,74、転写ローラ6(6a,6b,6c,6d)、及び転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ73、転写ローラ6、転写ベルト従動ローラ72,74等は、転写ベルト7を張架し、転写ベルト7を矢印B方向に回転駆動させるものである。
転写ローラ6は、転写ベルトユニット8の図示しないハウジングの転写ローラ取付部に回転可能に支持されており、感光体ドラム3のトナー像を、転写ベルト7上に吸着されて搬送されるシート(記録用紙)に転写するための転写バイアスを与えるものである。
転写ベルト7は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像をシート(記録用紙)に順次的に重ねて転写することによって、カラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。この転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3からシート(記録用紙)へのトナー像の転写は、転写ベルト7の裏側に接触している転写ローラ6によって行われる。転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。転写ローラは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録紙(シート)に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極として転写ローラ6を使用しているが、それ以外にブラシなども用いられる。
また、感光体ドラム3との接触により転写ベルト7に付着したトナーは、記録紙の裏面を汚す原因となるために、転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。転写ベルトクリーニングユニット9には、転写ベルト7に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する転写ベルト7は、裏側から転写ベルト従動ローラ74で支持されている。
給紙トレイ10は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、本複写機100の画像形成部の下側に設けられている。また、本複写機100の上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイであり、本複写機の側部に設けられている排紙トレイ33は、画像形成済みのシートをフェイスアップで載置するためのトレイである。
また、本複写機100には、給紙トレイ10のシートを転写搬送ユニット8や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ10から排紙トレイ15及び排紙トレイ33までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16、レジストローラ14、定着部12、搬送方向切換えガイド34、シートを搬送する搬送ローラ36等が配されている。
搬送ローラ36は、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数個設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、シートを1枚ずつ用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
搬送方向切換えガイド34は、側面カバー35に回転可能に設けられており、実線で示す状態から破線で示す状態にすることにより、搬送路Sの途中からシートを分離し、排紙トレイ33にシートを排出できるようになっている。実線で示す状態の場合には、シートは定着ユニット12と側面カバー35、搬送切換えガイド34の間に形成される搬送部S´(用紙搬送路Sの一部)を通り上部の排紙トレイ15に排出される。
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像をシートに良好に多重転写できるように、感光体ドラム3の回転にあわせて、シートをタイミングよく搬送する機能を有している。
すなわち、レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの出力した検知信号に基づいて、各感光体ドラム3上のトナー像の先端をシートにおける画像形成範囲の先端に合わせるように、シートを搬送するように設定されている。
定着ユニット12は、ヒートローラ31、加圧ローラ32等を備えており、ヒートローラ31及び加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。
また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づき、制御部によって所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ33とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ36によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出されるようになっている。
−本発明に係わる現像装置の説明−
図2は、本発明に係わる現像装置2を拡大して示す概略断面図である。
この現像装置2は、現像槽20の内部に、感光体ドラム3と対峙する形で現像ローラ21が水平に配置(紙面に対して垂直に配置)されており、この現像ローラ21に接触する形でトナー供給ローラ22が水平に配置されている。また、現像ローラ21には、ローラに付着したトナーの層圧を規制するための層圧規制ブレード23が設けられている。そして、このように配置されたトナー供給ローラ23の上部近傍、及び層圧規制ブレード23の近傍に、トナーを攪拌搬送する撹拌搬送ローラ24が水平に配置された構成となっている。本実施形態では、この撹拌搬送ローラ24が回転中心に対して偏心して重量配分されている。
図3は、上記構成の現像装置の現像剤検知機構部の説明図である。
撹拌搬送ローラ24は、回転軸24aとその回転軸24aの周囲に螺旋状に配置された搬送羽根24bとからなり、この搬送羽根24bの周端部に、回転軸24aに並行に配置された棒状の偏心杆24cが取り付けられた構造となっている。つまり、偏心杆24cは、搬送羽根24bの螺旋ピッチに合わせた一定の間隔で、搬送羽根24bの周端部の複数箇所に固定されている。搬送羽根24bは、本実施形態では左右に2分割されており、それぞれの螺旋方向が逆方向となっている。そのため、回転軸24aの回転方向により、現像槽20内のトナーを、両端部から中央部に向かって、または中央部から両端部に向かって搬送するようになっている。本実施形態では、図中矢印で示すように、両端部から中央部に向かって搬送するものとする。
この回転軸24aの一端部(図3では右端部)には、駆動伝達部材27が設けられている。この駆動伝達部材27は、外力により撹拌搬送ローラ24の回転軸24aに回転力を与える離接可能なクラッチ構造となっており、回転軸24a側に取り付けられた円盤状の被回転板25と、図示しない外力を伝達する側の円盤状の伝達回転板26とからなる。被回転板25には、図4(a),(b)に示すように、伝達回転板26の対向面側の周縁部の1箇所に係合ピン25aが設けられている。一方、伝達回転板26には、図4(c),(d)に示すように、被回転板25の対向面側に、回転中心を通るように対角線状に突出形成された係合片26aが設けられている。
図5は、上記構成の駆動伝達部材27によって撹拌搬送ローラ24が回転する様子を示している。ただし、この例では、係合ピン25aと偏心杆24cとが、被回転板25の回転中心を介して対角線状に対峙する位置に設けられている場合について説明する。
偏心杆24cが、図5(a)に示す最下部の位置から、図5(b)の位置を経て、図5(c)に示す最上部の位置まで一方向(時計方向)に180度回転するときは、外力を伝達する伝達回転板26の係合片26aが被回転板25の係合ピン25aを一方向(時計方向)に押し下げるように常に係合して回転する。
この後、現像層20内にトナーが無い場合には、図5(d)に示すように、偏心杆24cが最上部から一方向(時計方向)側にさらに少し回転すると、偏心杆24cによる偏心荷重によって撹拌搬送ローラ24はその回転速度を上げて回転する。つまり、偏心杆24cが最上部に達してから最下部まで一方向(時計方向)に回転するときには、外力より受ける回転速度より、偏心杆24cによる偏心荷重によって撹拌搬送ローラ24が回転する回転速度の方が速くなり、その結果図5(d),(e)に示すように、係合ピン25aが係合片26aから離れた状態(すなわち、係合が解除された状態)で自由回転することになる。つまり、現像層20内にトナーが無い場合(残り少ない場合)には、撹拌搬送ローラ24は1回転する間に、回転速度の速い期間と遅い期間とが生じることになる。
一方、現像層20内にトナーが有る場合(すなわち、撹拌搬送ローラ24がトナーに埋没している場合)には、偏心杆24cが最上部から一方向(時計方向)側にさらに少し回転することによって、偏心杆24cによる偏心荷重が撹拌搬送ローラ24に加わったとしても、この偏心荷重を打ち消すだけの負荷がトナーから偏心杆24cに加えられることになる。その結果、図5(d′),(e′)に示すように、偏心杆24cが最上部から最下部まで一方向(時計方向)に180度回転する間も、係合片26aが係合ピン25aを一方向(時計方向)に押し上げるように係合関係を保って回転することになる。つまり、現像槽20にトナーが十分残っている場合には、偏心杆24cによる荷重に関係なく、撹拌搬送ローラ24は外力の回転力により常に一定の回転速度で回転することになる。
以上の説明からも分かるように、撹拌搬送ローラ24は、現像槽20内のトナーの残量によって、1回転するときの回転速度パターンが異なることになる。従って、この回転速度パターンを検出することで、トナーの残量を検出することが可能となる。
そのため、図3に示すように、撹拌搬送ローラ24と駆動伝達部材27との間に、撹拌搬送ローラ24の回転を検出するための回転検出器28が設けられている。この回転検出器28は、断面凹部形状に形成されたケース本体内に、凹溝部28aを介して発光素子と受光素子を対向配置した透過型のフォトカプラである。この回転検出器28は、凹溝部28aを回転軸24aの軸心に向けて開口するように配置されている。一方、この凹溝部28aの開口に対向する回転軸24aには、図4(b)に破線で示すように、扇形状に形成された検知板28bが設けられており、この検知板28bが、回転検出器28の凹溝部28a内を通過することで、撹拌搬送ローラ24の回転を検出するようになっている。
上記したように、撹拌搬送ローラ24の回転速度パターンは、現像槽20内にトナーが有る場合と無い場合とで異なることになる。
図6は、上記構成の回転検出器28によって撹拌搬送ローラ24の回転を検出したときの検出波形を示しており、同図(a)がトナー有りの場合、同図(b)がトナー無しの場合である。ただし、この信号波形は、検知板28bが回転検出器28の凹溝部28aを通過しているとき、つまり回転検出器28がオフ状態のときを「H」レベルの信号として示している。図6に示すように、トナー有りのときと、トナー無しのときでは、「H」レベルの期間が異なっている(t11>t12)。従って、この「H」レベルの期間の違いにより、現像槽20内にトナーが有るか無いかを検出することができる。つまり、トナーが十分あって撹拌搬送ローラ24がトナーに埋没している状態では、図6(a)に示す信号が検出され、トナーの残量が少なくなり、撹拌搬送ローラ24がトナーの上面より上に露出している状態では、図6(b)に示す信号が検出されることになる。この回転検出器28では、検知板28bが扇形状をしているため、撹拌搬送ローラ24の1回転で1パルスの信号が検出されるだけであり、基本的にトナー残量が有るか無いかの検出のみである。ただし、「H」レベルの期間の変化を計測することにより、トナーの残量レベルがどのレベルであるのかを検出することも可能であるが、精度としては低いものにならざるを得ない。
図7は、検知板28cの他の実施例を示している。この例では、検知板28cを円盤状とし、その全周に均等間隔で放射状のスリット部を複数形成したものである。検知板28cをこのような形状とすることにより、回転検知器38では、撹拌搬送ローラ24の1回転につき複数パルスを検出することが可能となる。
図8は、このときの検出パルスの信号波形の様子を示しており、同図(a)がトナー有りの場合、同図(b)がトナー無しの場合である。ただし、この信号波形は、検知板28cが回転検出器28の凹溝部28aを通過しているとき、つまり回転検出器28がオフ状態のときを「H」レベルの信号として示している。
トナー有りのとき、上記したように撹拌搬送ローラ24はその1回転を一定速度で回転する。その結果、図8(a)に示すように、トナー有りのときには、検出パルスは一定の間隔で検出されることになる。
これに対し、トナー無しのとき、上記したように撹拌ローラ24はその1回転のうち最初の半回転(180度)は一定速度で回転し、次の半回転(180度)は、偏心杆24cの偏心荷重により回転速度が速くなる。その結果、図8(b)に示すように、次の半回転では、最初の半回転に比べ、検出パルスのパルス幅及びパルス間隔が短くなっている。そして、この例では、次の半回転の中程で、検出パルスが途切れている。これは、現像槽20内のトナーの上面が、撹拌搬送ローラ24の回転軸24aのちょうど軸心当たりのレベルであるときの検出パルス波形である。つまり、図5(d)に示すように、偏心杆24cが最上部から一方向(時計方向)側にさらに少し回転すると、偏心杆24cによる偏心荷重によって撹拌搬送ローラ24はその回転速度を上げて回転する。その結果、図8(b)の期間t21で示すように、検出パスルのパルス幅及びパルス間隔が短くなっている。そして、偏心杆24cが最上部から一方向(時計方向)にほぼ90度回転すると、偏心杆24cがトナーの上面に到達し、トナーによって偏心杆24cが受け止められる形となって搬送撹拌ローラ24が回転を停止する。そのため、駆動伝達部材27の伝達回転板26の係合片26aが被回転板25の係合ピン25aに追い付くまでの間(図8(b)に示す期間t22)は、搬送撹拌ローラ24の回転が停止し、その間は検出パルスも出力されない。ただし、この期間t22は、検知板28cの停止位置により、検出パルスが「H」レベルとなる場合もある。そして、伝達回転板26が90度回転して係合片26aが係合ピン25aに追い付くと、再び係合ピン25aが係合片26aによって押される形となり、次の期間t23の間、回転検出器28からは、最初の半回転のときと同じパルス幅及びパルス間隔の検出パスルが出力されることになる。
このように、トナー無しのとき(正確には、トナー残量が少なくなって、撹拌搬送ローラ24がトナー埋没状態から露出し始めたとき)には、次の半回転の検出パルスの波形(パターン)が、最初の半回転の検出パスルの波形(パターン)と異なるパターンとなる。また、そのパターンも、トナーの上面が撹拌搬送ローラ24に対してどの高さ位置にあるかによって、上記3つの期間t21,t22,t23の割合が異なることになる。そのため、これらの期間の割合を判別することによって、トナー残量をより詳細に検出することが可能となる。
例えば、上記の期間t21とt22との合計期間が、期間t23の期間とほぼ等しい場合には、現像槽20内のトナーの上面が、撹拌搬送ローラ24の回転軸24aのちょうど軸心当たりの高さレベルであることが分かる。また、期間t21とt22との合計期間が、期間t23に比べて非常に短い場合には、現像槽20内のトナーの上面が、水平方向に配置されている撹拌搬送ローラ24の上部が若干露出する程度の高さレベルであることが分かる。さらに、期間t21とt22との合計期間が、期間t23に比べて非常に長い場合には、現像槽20内のトナーの上面が、水平方向に配置されている撹拌搬送ローラ24の下部近傍まで完全に露出する程度の高さレベルであることが分かる。
本実施形態では、回転検出器28によって検知する検知板28b,28cを撹拌搬送ローラ24aの回転軸24aに取り付けている。また、撹拌搬送ローラ24は、現像槽20内のトナーを両端部から中央部に向かって搬送する能力を有しているため、現像槽20内のトナーは粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。そのため、良好な画質を維持できるとともに、従来技術のような検出誤差も発生せず、トナー残量を精度良く検出することが可能となる。また、本実施形態では、このような撹拌搬送ローラ24をトナー供給ローラ22の上部近傍に配置している。この部分に配置することで、トナー供給ローラ近傍、さらには層圧規制ブレード23近傍のトナー粉圧を均一化でき、より安定した動作が可能となる。
<現像剤検知機構部の他の構成例1の説明>
図9及び図10は、本発明に係わる現像装置2の現像剤検知機構部の他の構成例1を示す説明図である。
この現像剤検知機構部は、上記構成の攪拌搬送ローラ24に加え、この撹拌搬送ローラ24の近傍であって、かつ撹拌搬送ローラ24と並行に、第2の攪拌搬送ローラ241を1個配置した構成としたものである。この第2の撹拌搬送ローラ241は、回転中心に対して偏心した重量配分とはなっていない。また、この構成例では、撹拌搬送ローラ24の搬送羽根24bは中央部で2分割されておらず、長手方向の全長に渡って一方向に螺旋状に回転している。同様に、第2の撹拌搬送ローラ241の搬送羽根241bも長手方向の全長に渡って一方向に螺旋状に回転している。そして、この例では、撹拌搬送ローラ24と第2の撹拌搬送ローラ241の回転方向を互いに逆方向とすることで、撹拌搬送ローラ24では、現像槽20内のトナーを図10中右から左へ矢符X1方向に搬送し、第2の撹拌搬送ローラ241では、現像槽20内のトナーを図10中左から右へ矢符X2方向に搬送するようになっている。つまり、撹拌搬送ローラ24によるトナーの搬送方向と第2の撹拌搬送ローラ241によるトナーの搬送方向とが逆方向となるように設定している。これにより、トナーの粉圧を一層均一化でき、かつ、トナー上面をより平坦面に均すことができるため、一層の画質向上と残量検出精度の向上を図ることができる。なお、この例では第2の撹拌搬送ローラ241を1個のみ配置しているが、2個以上配置しても良いことは当然である。
<現像剤検知機構部の他の構成例2の説明>
図11及び図12は、本発明に係わる現像装置2の現像剤検知機構部の他の構成例2を示す説明図である。
この現像剤検知機構部は、外径4mmのステンレスシャフト(請求項に記載の棒状の重り部材)101が駆動回転中心Rに対して6mm偏心して回転支持部材104,105に固定支持されたクランク形状となっている。なお、図中の符号106は回転支持部材104の回転軸、符号17は回転支持部材105の回転軸である。
そして、このステンレスシャフト101に、線径0.8mm、外径8mm、螺旋ピッチ(P)8mmの2つのコイルスプリング102、コイルスプリング103が挿入されており、コイルスプリング102は右巻き、コイルスプリング103は左巻きの巻き方向に形成されている。
また、ステンレスシャフト101の有効長をL1、コイルスプリング102のスプリング長をL2、コイルスプリング103のスプリング長をL3とすると、各コイルスプリング102,103の端部には合計で約5mm[≒L1−(L2+L3)]のクリアランスを設けており、各コイルスプリング102,103は各々独立してラジアル方向、及びスラスト方向に移動自由に挿入されている。
このように、コイルスプリング101がラジアル方向に移動可能であるので、螺旋周辺の固化原因となるトナーは滞留することなく回転に伴って排出され、パッキング、固化といった弊害が防止でき信頼性の高い現像動作が可能となる。さらに、回転駆動に伴いトナーにより負荷をうけたとき、ステンレスシャフト101が無いと、コイルスプリング102,103は撓み(ベンデング)変形して図示しないケース内壁と接触するなどして故障の原因となるが、上記構造によればステンレスシャフト101により変形が規制されるので、信頼性の高い動作が可能となる。さらに、コイルスプリング102,103を逆巻きにしていることによって、現像槽内の現像剤が例えば両端部から中央部に向かって寄せ集めるように搬送されるため、現像槽内の現像剤は粉圧が均一化され、かつ常に平坦に均されることになる。そのため、良好な画質を維持できるとともに、従来技術のような検出誤差も発生せず、現像剤の残量を精度良く検出することが可能となる。
さらに、コイルスプリング102の両端102a,102b及びコイルスプリング103の両端103a,103bは、ステンレスシャフト101に対して所定のクリアランスを有してスプリング線材をそれぞれ密着巻きとしている。このように密着巻きとすることにより、中央部で2つのコイルスプリング102,103の端部102a,103a同士が不用意に絡み合うのを防止している。また、各コイルスプリング102,103の他端102b,103bが、図示しないケース内壁に摺擦した際に、ケース内壁を傷付けるのを防止している。
本発明の現像装置を搭載したカラー画像形成装置としてのデジタルカラー複写機の構成を示す概略断面図である。 本発明の現像装置を拡大して示す概略断面図である。 本発明の現像装置の現像剤検知機構部の一例を示す説明図である。 伝達機構部の構造を示す説明図であり、(a)は伝達回転板の正面図、(b)は伝達回転板の側面図、(c)は被回転板の正面図、(d)は被回転板の側面図である。 駆動伝達部材によって撹拌搬送ローラが回転する様子を順を追って示す説明図である。 回転検出器によって撹拌搬送ローラの回転を検出したときの検出波形を示しており、(a)がトナー有りの場合、(b)がトナー無しの場合である。 検知板の他の実施例を示す説明図である。 回転検出器によって撹拌搬送ローラの回転を検出したときの検出波形を示しており、(a)がトナー有りの場合、(b)がトナー無しの場合である。 本発明の現像装置の他の構成例1を拡大して示す概略断面図である。 本発明の現像装置の現像剤検知機構部の他の構成例1を示す説明図である。 本発明の現像装置の現像剤検知機構部の他の構成例2を示す説明図である。 (a)は図11の現像剤検知機構部を矢視A方向から見た図、(b)は図11のB−B線断面図、(c)は図11のC−C線断面図である。 従来の現像装置の現像剤検知機構部の一例を示す説明図である。
符号の説明
2 現像装置
3 感光体ドラム
20 現像槽
21 現像ローラ
22 トナー供給ローラ
23 層圧抑制ブレード
24 撹拌搬送ローラ
24a 回転軸
24b 搬送羽根
24c 偏心杆
25 被回転板
25a 係合ピン
26 伝達回転板
26a 係合片
27 駆動伝達部材
28 回転検出器
28a 凹溝部
28b,28c 検知板
101 ステンレスシャフト
102,103 コイルスプリング
102a,102b,103a,103b 端部
104,105 回転支持部材
106,107 回転軸
241 第2の攪拌搬送ローラ
R 駆動回転中心
P 螺旋ピッチ

Claims (10)

  1. 回転軸の回転中心に対して偏心して重量配分なされた現像剤を攪拌搬送する撹拌搬送部材と前記撹拌搬送部材を回転駆動するための離接可能な駆動伝達部材と前記撹拌搬送部材の回転状態を検出する回転検出器とを備え前記回転検出器により検出される回転状態により現像剤の残量を検出する現像装置において、
    前記偏心した重量配分は、前記回転軸に対して偏心して配置固定された棒状の重り部材によりなされ、前記撹拌搬送部材は、前記重り部材の外径よりも大きな内径を有するコイルスプリングからなり、前記重り部材に前記コイルスプリングが回転可能に挿入されていることを特徴とする特徴とする現像装置。
  2. 現像剤供給ローラの上部に前記撹拌搬送部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記攪拌搬送部材は、内部の現像剤を当該攪拌搬送部材の両端部より中央部に向かって撹拌搬送することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記回転検出器は、前記撹拌搬送部材の1回転に対して複数の出力パルスを発生することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  5. 前記攪拌搬送部材とは別の第2の攪拌搬送部材が1または複数個配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  6. 前記第2の攪拌搬送部材は、内部の現像剤を前記攪拌搬送部材の攪拌搬送方向とは逆方向に撹拌搬送することを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記コイルスプリングは、巻方向が異なる分離された複数部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  8. 前記コイルスプリングは、スラスト方向に移動可能なクリアランスを有して前記重り部材に挿入されていることを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
  9. 前記コイルスプリングは、それぞれ両端部が密着巻きされていることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 前記駆動伝達部材は、前記回転軸の一端部に取り付けられた円盤状の被回転板と、この被回転板に外力を伝達する円盤状の伝達回転板とからなり、前記被回転板には、前記伝達回転板の対向面側の周縁部の1箇所に係合ピンが設けられ、前記伝達回転板には、前記被回転板の対向面側に回転中心を通るように対角線状に突出形成された係合片が設けられ、
    前記回転検出器は、断面凹部形状に形成されたケース本体内の凹溝部を介して発光素子と受光素子とが対向配置されているとともに、前記凹溝部を前記回転軸の軸心に向けて開口するように配置されており、前記凹溝部の開口に対向する回転軸には、前記凹溝部内を通過する扇形状に形成された検知板が設けられていることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
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