JP2006118962A - 磁気エンコーダ - Google Patents

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JP2006118962A JP2004306520A JP2004306520A JP2006118962A JP 2006118962 A JP2006118962 A JP 2006118962A JP 2004306520 A JP2004306520 A JP 2004306520A JP 2004306520 A JP2004306520 A JP 2004306520A JP 2006118962 A JP2006118962 A JP 2006118962A
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洋 小川
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Abstract

【課題】磁気吸着部材により雰囲気中の鉄粉等の磁性体粉を磁気吸着して磁気スケールに付着するのを防止することにより各磁極の磁束密度をほぼ一定に保ち、移動体の位置検出を長期にわたって安定的に行う。
【解決手段】磁気エンコーダ1を構成する磁気スケール9及び磁気検出部材11のいずれかには磁気スケール9を覆うカバー13・15を取付けると共に磁気検出部材11とカバー13・15との間に形成される開口部19・21に磁気吸着部材23・25を取付ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばロボットや工作機械等において直線移動する移動体の移動位置や移動量(以下、特に断りがない範囲で移動位置及び移動量を移動位置と称する。)を検出する磁気エンコーダ、詳しくは工場雰囲気中の鉄粉等の磁性体粉が磁気スケールに付着して移動体の移動位置検出精度が悪くなるのを防止する磁気エンコーダに関する。
例えば特許文献1に示すように工作機械の本体フレーム上にて直線移動する移動体の移動位置を検出するため、本体フレームに、所望の検出分解能幅からなる異なる磁極(N極及びS極)が交互に着磁された磁気スケールを移動体の移動方向に沿って取付けると共に移動体に、磁気スケールからの磁界変化を検出して電気信号を出力するホール素子等の磁気検出部材を取付け、移動体の移動に伴って磁気検出部材から出力される電気信号により移動体の移動位置を検出する磁気エンコーダが知られている。
上記した磁気エンコーダは、LEDやレーザ光を使用した光学式エンコーダに比べて埃等による位置検出エラーが少なく、長期にわたって移動体の移動位置を高精度で、かつ安定的に検出できる特徴を有している。
しかし、鉄粉等の磁性体粉が多く発生する工場内に設置される工作機械等の磁気エンコーダにあっては、工場雰囲気中の鉄粉が磁気スケールに磁気吸着され易く、磁気スケールに磁性体粉が磁気吸着された場合にあっては、磁気スケールにおける各磁極の磁束密度が低くなり、磁気検出部材からは正常時に比べて低い電流値の電気信号が出力されることになる。このため、電気信号の電流値が位置検出信号を出力するために設定された所定の敷居値以下の場合には、位置検出信号を出力せずに位置検出が不能になり、また所定の敷居値以上の場合であっても、その時間幅が短くなって位置検出動作が不安定なるおそれがあった。
特開平2004−191261号公報
解決しようとする問題点は、工場雰囲気中の鉄粉等の磁性体が磁気スケールに付着して各磁極の磁束密度が低くなることにより位置検出が不能になったり、位置検出精度が悪くなり、長期にわたって安定して移動体の位置検出ができない点にある。
本発明は、磁気エンコーダを構成する磁気スケール及び磁気検出部材のいずれかには磁気スケールを覆うカバーを取付けると共に磁気検出部材とカバーとの間に形成される開口部に磁気吸着部材を取付けたことを最も主要な特徴とする。
本発明は、磁気吸着部材により雰囲気中の鉄粉等の磁性体粉を磁気吸着して磁気スケールに付着するのを防止することにより各磁極の磁束密度をほぼ一定に保ち、移動体の位置検出を長期にわたって安定的に行うことができる。
本発明は、磁気スケールを覆うカバーと磁気検出部材との間に形成される開口部に磁気吸着部材を取付けた構成を最良の形態とする。
以下に実施形態を示す図に従って本発明を説明する。
図1〜図3において、磁気エンコーダ1が取付けられる移動装置3は、例えば産業ロボットや工作機械等で、本体フレーム5上に移動体7を長手方向へ直線移動するように設けて構成される。そして本体フレーム5には磁気エンコーダ1の一部を構成する磁気スケール9が移動体7の移動方向と平行に取付けられる。
磁気スケール9は移動体7の移動距離に応じた長さで、長手方向に対して移動体7の移動位置検出分解能に応じた幅の異なる磁極(N極及びS極)が、長手方向に対して交互に着磁されている。尚、上記した移動体7は、例えばサーボモータ及びこれに連結した直線移動機構(図示せず)により本体フレーム5上を長手方向へ往復移動制御される。
移動体7には磁気エンコーダ1の一部を構成する磁気検出部材としての磁気センサ11が、磁気スケール9に対して磁界検出可能な微小間隙をおいて相対するように取付けブラケット12を介して取付けられている。該磁気センサ11は、例えば磁気誘電形磁気センサ、ホール素子、磁気ダイオード、磁気抵抗素子等により構成され、移動体7の移動に伴って変化する磁気スケール9における各磁極による磁界により、例えばN極から次のS極を360°とする正弦波の電気信号を出力して移動体7の移動位置を検出する。
尚、上記説明は、磁気スケール9における各磁極幅を移動体7の移動位置検出分解能に応じた幅としたが、各磁極に応じて出力される電気信号を所望の数で分周することにより移動体7の移動位置検出分解能を高精度化することができる。
本体フレーム5にはカバー13・15が磁気スケール9の全体を覆い、かつ移動体7の移動を許容するように取付けられている。一方のカバー13は、一端部が磁気スケール9の上方にて本体フレーム5に固定され、他端部が移動体7に取付けられた磁気センサ11側へ延出した後に取付けブラケット12の一面(図示する右面)に沿い、かつ移動体7の移動を許容するための間隙19を有して垂下するように構成される。
また、他方のカバー15は一端部が磁気スケール9の下方にて本体フレーム5に固定され、他端部が取付けブラケット12の他面(図示する左面)に対して移動体7の移動を許容する間隙21を有するように構成される。そして取付けブラケット12のそれぞれの面に相対するカバー13・15における他端部には磁気吸着部材23・25が、カバー13・15の長手方向全体にわたる長さで、移動体7に対して非接触の状態で取付けられている。各磁気吸着部材23・25としては棒状の永久磁石、永久磁石粉が混入された合成樹脂磁気シート、または磁気ゴムシート等のいずれであってもよいが、磁気スケール9における各磁極の磁束密度に影響しない程度の磁界強度であればよい。尚、カバー13・15の長手方向両端の開口は閉鎖板14により閉鎖されている。
次に、上記した磁気エンコーダ1の作用を説明する。
先ず、移動体7の移動位置(移動量)検出作用の概略を説明すると、本体フレーム5に対する移動体7が直線移動されると、磁気センサ11は磁気スケール9のおける各磁極からの磁界を検出して図4に示す正弦波の電気信号を出力する。位置検出制御回路(図示せず)は電気信号の電流値が予め設定された敷居値以上の時に位置検出信号を出力し、この位置検出信号に基づいてカウンタ回路(図示せず)を順にインクリメントすることにより移動体7の移動位置を検出する。
今、移動装置3が設置された場所の雰囲気中に鉄粉等の磁性体粉が多く浮遊する環境下においては、雰囲気中の鉄粉が磁気スケール9の各磁極に磁気吸着されることになる。磁気スケール9に鉄粉が磁気吸着されると、磁気スケール9における各磁極の磁束密度が低くなり、磁気スケール9に沿って移動する移動体7の磁気センサ11から出力される電気信号の電流値が、正常時に比べて低くなる。
この結果、図4に一点鎖線で示すように磁気センサ11から出力される電気信号の電流値が位置検出信号を出力するための所定の敷居値より低い場合には、位置検出信号を出力することができずに位置検出不能になる。また、図4に二点鎖線で示すように電気信号の電流値が敷居値以上であっても、その時間幅が短くなって位置検出信号の出力状態が不安定になる結果、移動体7の移動位置を確実に検出できなくなったり、位置検出精度が悪くなるおそれがある。
本実施例は、これを防止するため、移動体7の移動を許容して磁気スケール9の全体を覆うカバー13・15と取付けブラケット12との間に形成される間隙19・21の箇所に磁気吸着部材23・25を取付け、これら磁気吸着部材23・25によりカバー13・15で覆われた空間内に進入しようとする鉄粉を磁気吸着して内部に進入するのを規制して鉄粉が磁気スケール9に付着するのを防止する。これにより磁気スケール9における各磁極の磁束密度をほぼ一定に保って磁気センサ11が出力される電気信号を安定化し、磁気センサ11による移動体7の移動位置検出を長期にわたって安定的に行うことを可能にする。
上記説明は、本体フレーム5に対して磁気スケール9を固定的に取付けると共に移動する移動体7に磁気センサ11を取付けて磁気スケール9と磁気センサ11とを相対移動させる構成としたが、本体フレーム5に対して磁気センサ11を固定的に取付けると共に移動する移動体7に磁気スケール9を取付けて両者を相対移動させる構成であってもよい。この場合にあっては、図5に示すように移動体7に取付けられたブラケット61に長手方向に延出する取付け板63を取付け、本体フレーム5に取付けられた磁気センサ11に相対する取付け板63の面に長尺状の磁気スケール9を取付ける。また、磁気スケール9上部及び下部に応じた取付け板63にカバー65・67を、磁気スケール9の全体を覆うように取付け、本体フレーム5に相対するカバー65・67の面に磁気吸着部材69・71を非接触状態で取付けた構成にすればよい。
上記説明は、1個の磁気センサ9により移動体7の移動位置を検出する構成を実施例としたが、本発明は2個の磁気検出部材により移動体の移動位置と共に移動方向を検出する構成であってもよいことは勿論である。
磁気エンコーダが取付けられる移動装置の概略を示す説明図である。 磁気エンコーダ箇所を拡大して示す説明図である。 図2のA−A線縦断面図である。 磁気センサから出力される電気信号の波形図である。 本発明の変更実施例を示す説明図である。
符号の説明
1 磁気エンコーダ
7 移動体
9 磁気スケール
11 磁気検出部材としての磁気センサ
13・15 カバー
19・21 間隙
23・25 磁気吸着部材

Claims (5)

  1. 長手方向に対して異なる磁極を交互に配列した磁気スケール及び磁気スケールに対して所望のギャップを設けて相対するように配置し、磁界の変化に基づいて電気信号を出力する磁気検出部材を備え、磁気スケール及び磁気検出部材の相対移動に伴って移動体の移動位置を検出する磁気エンコーダにおいて、磁気スケール及び磁気検出部材のいずれかには磁気スケールを覆うカバーを取付けると共に磁気検出部材とカバーとの間に形成される開口部に磁気吸着部材を取付けた磁気エンコーダ。
  2. 請求項1のカバーは、磁気スケール側に対し、磁気検出部材と非干渉状態となるように固定した磁気エンコーダ。
  3. 請求項1のカバーは、磁気検出部材側に対し、磁気スケールと非干渉状態となるように固定した磁気エンコーダ。
  4. 請求項1の磁気吸着部材は、相対する磁気スケール又は磁気検出部材に対して微小間隙を設けて非接触状態となるように取付けた磁気エンコーダ。
  5. 請求項1の磁気吸着部材は、磁気シートとした磁気エンコーダ。
JP2004306520A 2004-10-21 2004-10-21 磁気エンコーダ Pending JP2006118962A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013181757A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 隙間調整用フイルムシート及びこれを用いたリニアスケール隙間調整方法

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