JP2006118436A - Egrガス冷却装置用ボンネット - Google Patents
Egrガス冷却装置用ボンネット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006118436A JP2006118436A JP2004307206A JP2004307206A JP2006118436A JP 2006118436 A JP2006118436 A JP 2006118436A JP 2004307206 A JP2004307206 A JP 2004307206A JP 2004307206 A JP2004307206 A JP 2004307206A JP 2006118436 A JP2006118436 A JP 2006118436A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- egr gas
- bonnet
- cooling device
- gas cooling
- vent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/026—Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
- F28F9/0265—Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits by using guiding means or impingement means inside the header box
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D21/00—Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
- F28D21/0001—Recuperative heat exchangers
- F28D21/0003—Recuperative heat exchangers the heat being recuperated from exhaust gases
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
【課題】 EGRガス冷却装置のガス入口側に接続される直角ベント構造のボンネットであって、該EGRガス冷却装置内へ均一な流速分布を維持しつつ、該EGRガスを導入することにできるボンネット構造体を提供する。
【解決手段】 EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するための直角ベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットのベント部の曲率半径大径側の内表面に、ガスの流れを制御するための邪魔板を取付けることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するための直角ベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットのベント部の曲率半径大径側の内表面に、ガスの流れを制御するための邪魔板を取付けることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、EGRガス冷却装置におけるボンネット構造体に係り、詳しくは熱交換型EGRガス冷却装置におけるEGRガス導入側に接続され、該EGRガス冷却装置へ被冷却媒体である高温のEGRガスを、均一な流速分布を以って導入するための、種々の角度のベント構造を有するEGRガス冷却装置用ボンネットに関する。
ディーゼルエンジンの排気系から排気ガスの一部を取り出して再びエンジンの吸気系に戻し、混合気に加える方法は、EGR(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)と称され、NOx(窒素酸化物)の発生を抑制し、ポンプ損失の低減や燃焼ガスの温度低下に伴う冷却液への放熱損失の低減、作動ガス量・組成変化による比熱比の増大と、それに伴うサイクル効率の向上など、多くの効果が得られるところから、ディーゼルエンジンの排気ガスの浄化や、熱効率を改善するための有効な方法として広く採り入れられている。
ところが、EGRガスの温度が上昇し、EGRガス量が増大すると、その熱作用によってEGRバルブの耐久性が劣化し、早期に破損する惧れが生ずるため、その防止策として冷却系を設けて水冷構造とする必要に迫られたり、吸気温度の上昇に伴い充填効率が低下して燃費が低下するという現象を招来する。このような事態を回避するためにエンジンの冷却液、カーエアコン用冷媒または冷却風などによってEGRガスを冷却する装置が用いられ、とりわけ、気体であるEGRガスをエンジン冷却水で冷却する気−液熱交換タイプのEGRガス冷却装置が多数提案されている。例えば、ガスを通す内管の外側に液体を通す外管を配設し、ガスと液体間で熱交換を行う交換器において、内管内に金属コルゲート板がフィンとして挿入されている2重管式熱交換器(例えば、特許文献1参照)、内側に被冷却媒体を流通させる内管と、該内管の外周を離間して囲むように設けられた外管と、前記内管の内部に配設された熱応力緩和機能を有する放熱フィンとから構成された2重管式熱交換器(例えば、特許文献2参照)、内側に被冷却媒体を流通させる内管と、該内管の外周を離間して囲むように設けられた外管と、前記内管の内部に配設されたクロスフィンとから構成された2重管式熱交換器(例えば、特許文献3参照)等が提案されている。
特開平11−23181号公報(第1〜6頁、図1〜2)
特開2000−111277号公報(第1〜12頁、図1〜12)
特開2003−21478号公報(第1〜8頁、図1〜7)
上記各従来技術において、特許文献1〜3に開示されている2重管タイプのEGRガス冷却装置の場合は、コルゲートフィンやクロスフィンを内装させることによって、ガスの流れを細流化してフィンに対する接触面積の増大を図る点においては、それなりの成果が期待されるものの、EGRガス流路を構成するパイプの内面は、長さ方向の全長に渡ってその内周面が平滑となっているものが多く、パイプの中心付近における熱伝達が不十分となり、その上ガス流がEGRガス配管に沿ってストレートに流れるため、ガス流の乱流化が不十分となり、伝熱面の境界層が十分に薄くならず、伝熱性能が若干不足するという問題が残されていた。
ところでディーゼルエンジンの排気再循環(EGR)を効率化するためのEGRガス冷却装置は、ディーゼルエンジン搭載の自動車のエンジンルームなど、限定された空間に取付けられるため、クーラー本体へのEGRガスの導入路となるボンネットは、通常、ほぼ直角のベント構造を有するものが多用されている。図5はそのEGRガス冷却装置10と直角のベント構造のボンネットを例示したものであり、EGRガス冷却装置10の上流側のボンネット12−1、同下流側のボンネット12−2はそれぞれ当該EGRガス冷却装置10の管板15−1、15−2に対し、EGRガス入口g1および同出口g2が90°に変化するベント部16を以って形成され、その一端が冷却ジャケット11に接続され、該冷却ジャケット11内に内装されてクーラー本体を構成する伝熱管列群13の個々の伝熱管に、高温のEGRガスが導入される構造となっている。なお、ここでは、ボンネット12−1、12−2のベント部の曲率半径が大径の部分を曲率半径大径側ベント部と、同ボンネットの曲率半径が小径の部分を曲率半径小径側ベント部と称する。
上記構成のEGRガス冷却装置において、EGRガス入口g1から導入された高温のEGRガスは、直角のベント部を有するボンネット12−1内に導入されると同時に、該ボンネット12−1の曲率半径大径側ベント部16の内表面に沿って流体の圧力損失を受けずに進行し、早い流速分布を維持したまま伝熱管列群13等で構成されたEGRガス冷却装置本体10内に進入して、該伝熱管列群13に対して直交状態で通流する冷却水に熱交換され、下流側のボンネット12−2に設けられたEGRガス出口g2から排出されて循環される構造になっている。この際、EGRガス入口g1から導入された高温のEGRガスは、図6に示すように該ボンネット12−1における直角のベント部の曲率半径大径側ベント部16の内表面に沿って流速を早めて進行し、曲率半径小径側ベント部17の内表面においてはその流速は極端に遅くなる。このようなEGRガスの流速分布の偏りは、その条件に変化がない限り一旦発生するとその慣性によって修正されること無く継続するため、図5におけるEGR冷却装置においては、曲率半径大径側(図の上方)に連なるの外側伝熱管13−1、13−2には過剰量のEGRガスが通流するため、所望の温度域にまで冷却することが不可能となり、一方、曲率半径小径側(図の下方)に連なる内側伝熱管13−3、13−4においてはEGRガス流量が設計値より少ないため、EGRガスの冷却は進行するものの所定流量が不足し、結果として交換熱量は減少する。このように種々の角度のベント構造を有するボンネットに起因して、EGRガス冷却装置に導入される高温のEGRガスの分配が均等にならず、流速に不均一な分布が発生し、熱交換効率が著しく低下するという未解決な課題が残されていた。本発明は斯かる課題を解決することを所期の目的とし、簡略な構造であるにも拘らず、EGRガス冷却装置にEGRガスを均等に分配して導入することが可能な、種々の角度のベント構造のEGRガス冷却装置用ボンネットを提供するものである。
上記課題を解決するための本発明によるEGRガス冷却装置用ボンネットは、EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するための種々の角度のベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットの曲率半径大径側の内表面に、ガスの流れを制御するための邪魔板を備えたことを特徴的構成要件とする、EGRガス冷却装置用ボンネットを要旨とするものである。
また、本発明による上記EGRガス冷却装置用ボンネットは、EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するためのベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットのEGRガス入口部にガスの流れを制御するための邪魔板を備えると共に、該邪魔板より下流側の前記ベント部の曲率半径大径側の壁面の一部を当該ベント部内側に滑らかに突出させて通路を狭く形成したことを特徴とするEGRガス冷却装置用ボンネット。
さらに、本発明による上記EGRガス冷却装置用ボンネットは、前記ボンネットに取付けられる邪魔板が、金属製薄板からなるプレート板であり、該ボンネットの内面に、その先端部を軸心方向に傾斜するようにして、一体として取着したことを特徴とするものである。
上記本発明によるEGRガス冷却装置用ボンネットにおいて、前記ボンネットに取付けられる邪魔板が、該ボンネットのEGRガス入口側フランジ部に、その先端部を軸心方向に傾斜するようにして、一体として取着したことを特徴とするものである。
上記本発明によるEGRガス冷却装置用ボンネットにおいて、前記邪魔板のボンネットベント部の内面、若しくはEGRガス入口側フランジ部への取着方法が貼着、溶接、ろう付けその他の接合手段の中から適宜選択され、一体として接合されることを好ましい態様とするものである。
また本発明によるEGRガス冷却装置用ボンネットは、EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するためのベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットの曲率半径大径側曲面構造を、緩やかな曲面状傾斜面として形成したことを特徴的構成要件とするものである。
更に本発明によるEGRガス冷却装置用ボンネットは、EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するためのベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットの曲率半径大径側曲面構造を、緩やかな直線状緩斜面として形成したことを特徴的構成要件とするものである。
本発明に係る上記EGRガス冷却装置用ボンネットによれば、EGRガス冷却装置のEGRガス入口側に接続される種々の角度を有するベント構造のボンネットのベント部の曲率半径大径側の内表面に、ガスの流れを制御するための邪魔板を設けたり、あるいはベント部の曲率半径大径側の壁面の一部を内側に突出させたり、またはボンネットの曲率半径大径側曲面構造を緩やかな曲面状傾斜面や緩やかな直線状傾斜面として形成したことにより当該部分でガスの流速を減速させることができるので、ベント部における流速分布を均一にすることができる。EGRガス等の流体は、もとより圧力損失の少ない方向に流れる性質を有し、一旦その流路が定まると、条件に変化がない限り、慣性によって同一の方向に流下する。従ってEGRガス冷却装置においても、該冷却装置曲率半径大径側(図の上方)に位置する伝熱管列群へ高温のEGRガスが多量に流れ、設計値に対する過剰量のガスが通流することによって所定の温度域にまで冷却されないまま、系外に排出されるという不都合が生じ、一方、該冷却装置曲率半径小径側(図の下方)に位置する伝熱管列群へは、高温のEGRガスは少量しか流れないために十分な冷却が進行するが、流体流量が設計値に満たないために交換熱量の絶対値においては大幅な減少が余儀なくされる。
このように本発明のベント構造のボンネットによれば、EGRガスの流れを強制的にコントロールし、ガスの流れ難い曲率半径小径側に誘導して通流せしめ、結果としてEGRガス冷却装置に導入されるEGRガスが、偏り無く分配され、均一な流速分布を維持した状態で冷却装置本体に導入されるため、該EGRガス冷却装置が有する熱交換性能を最大限に発揮させ、優れた冷却効率を得ることができる。
本発明によるEGR冷却装置用ボンネットは、極めて簡略な加工によって製作可能であり、しかも得られる効果は著しく優れたものであるところから、該EGR冷却装置の小型軽量化が低コストで実現され、省エネルギー面においても多大な貢献が期待できる。
本発明によるEGR冷却装置用ボンネットは、極めて簡略な加工によって製作可能であり、しかも得られる効果は著しく優れたものであるところから、該EGR冷却装置の小型軽量化が低コストで実現され、省エネルギー面においても多大な貢献が期待できる。
以下、本発明の実施の形態について添付した図面に基づいて更に詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例に係る直角ベント構造のボンネットと、該ボンネット内を通流するEGRガスの流速分布を模式的に示す側面図、図2は本発明に係る他の実施例における直角ベント構造のボンネットと、該ボンネット内を通流するEGRガスの流速分布を模式的に示す側面図、図3は本発明に係る更に他の実施例における直角ベント構造のボンネットの側面図、図4は本発明に係る更に他の実施例における直角ベント構造のボンネットを示す側面図である。
[実施例]
図1は本発明の一実施例に係る直角ベント構造のボンネットと、該ボンネット内を通流するEGRガスの流速分布を模式的に示す側面図、図2は本発明に係る他の実施例における直角ベント構造のボンネットと、該ボンネット内を通流するEGRガスの流速分布を模式的に示す側面図、図3は本発明に係る更に他の実施例における直角ベント構造のボンネットの側面図、図4は本発明に係る更に他の実施例における直角ベント構造のボンネットを示す側面図である。
[実施例]
以下本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれによって拘束されるものではなく、ベント角を含め本発明の主旨の範囲内において自由に設計変更が可能である。
本発明に係る第1実施例による直角ベント構造のボンネット2は、図1に示すように該ボンネット2のEGRガス入口側フランジ7の近傍であって、該ベント部において曲率半径が大きい、曲率半径大径側ベント部3の内壁部に、板厚0.5mmのSUS304オーステナイト系ステンレス鋼からなる方形の薄板を、その先端部が軸心方向に傾斜するようにして溶着することにより、該ボンネット2内におけるEGRガス流路の邪魔板3−1を形成した。かくのごとくして得られた直角ベント構造のボンネット2を、多管式熱交換器本体に接続して図5に示すようなEGR冷却装置を構成し、EGRガス冷却系におけるガス流路に組み込み、冷却性能試験に供した結果、ガス入口G1から該ボンネット2内に流入した高温のEGRガスは、図1に示すように曲率半径大径側ベント部3の内表面に形成された邪魔板3−1が作用して、通流するガスgは該ベント部の曲率半径大径側3の内表面に沿って流れることができず、該ボンネット2内の曲率半径小径側ベント部4の方へ強制的に誘導され、結果としてEGRガスの流速と分配が均一化され、クーラー本体1内の多くの伝熱管にほぼ均等に分配にされて通流し、伝熱管外周の冷却ジャケットへの熱交換が効果的に促進され、出口側のボンネットから排出されたEGRガスは、所定の温度域にまでに冷却されて再循環されることが確認された。
本実施例による直角ベント構造のボンネット2の製造方法は、特に制限されるものではなく、通常鋼管を素材として特定の金型を用いたドローベント、若しくはコンプレッションベント液圧バルヂなどによって製造され、上記ボンネット2内における邪魔板3−1の形成方法は、本例においてはステンレス鋼製薄板による溶着を採用したが、他のプレート材による貼着方法など、本発明の目的に適合できる範囲で自由に変更することを妨げない。また、該ボンネット2のクーラー本体との接続は、本例においては溶着を採用したが、ボンネットのクーラー側にフランジを設け、クーラー本体に予め取付けられたフランジとのボルト締めや溶接、ろう付けによる接続も好ましく採用される。尚、ボンネットは鋳造により製造しても良く、邪魔板3-1を一体に鋳出しすることも可能である。
邪魔板3a−1の取付け位置を、図2に示すように直角ベント構造のボンネット2aのEGRガス入口側フランジ7aにおける、曲率半径大径側の内表面への直接溶着とし、該ボンネット2aのベント部3aの曲率半径大径側の壁面を、プレス加工によって予め略S字型に曲面加工を施した以外は、実質的に実施例1と同様にしてEGRガス冷却装置用ボンネット2aを構成し、得られた本例によるボンネット2aを、EGRガス冷却系におけるガス流路に組み込み、実施例1と同一の条件で冷却試験に供した結果、実施例1とほぼ同等の冷却効率を得られることが確認された。尚、本ボンネットも鋳造が可能である。
直角ベント構造のボンネットの曲率半径大径側ベント部3bを、図3に示すように緩やかな曲率半径となるようにしてEGRガス冷却装置用ボンネット2bを形成した。この際、曲率半径小径側ベント部4bはほぼ直角に形成され、ボンネット2b内への邪魔板の取付けは省略される。得られた本例によるボンネット2bを、EGRガス冷却系におけるガス流路に組み込み、実施例1と同一の条件で冷却試験に供した結果、実施例1および2における性能には及ばないものの、それに準ずる冷却効率が得られることが確認された。
直角ベント構造のボンネットの曲率半径大径側ベント部3cを、図4に示すように直線状の緩斜面となるようにしてEGRガス冷却装置用ボンネット2cを形成した。この際、曲率半径小径側ベント部4cはほぼ直角に形成され、ボンネット2c内への邪魔板の取付けは省略される。得られた本例によるボンネット2cを、EGRガス冷却系におけるガス流路に組み込み、実施例3と同一の条件で冷却試験に供した結果、実施例3に準ずる冷却効率が得られることが確認された。
本発明によるEGR冷却装置用ボンネットは、極めて簡略な加工によって製作可能であり、しかも得られる効果は著しく優れたものであるところから、該EGR冷却装置の小型軽量化が低コストで実現でき、当該技術分野におけるボンネット構造体として幅広く採用されることが期待される。
1、1a、1b、1c、10 EGRガス冷却装置
2、2a、2b、2c、12−1、12−2 ボンネット
3、3a、3b、3c、16 曲率半径大径側ベント部
3−1、3a−1 邪魔板
4、4a、4b、4c、17 曲率半径小径側ベント部
5、5a、5b、5c、15−1、15−2、 管板
6 溶着部
7、7a、7b、7c フランジ部
11 冷却ジャケット
13 伝熱管列群
13−1 外周側伝熱管
13−2 外周側伝熱管
13−3 内周側伝熱管
13−4 内周側伝熱管
G1、g1 EGRガス入口
G2、g2 EGRガス出口
C1 冷却水入口
C2 冷却水出口
2、2a、2b、2c、12−1、12−2 ボンネット
3、3a、3b、3c、16 曲率半径大径側ベント部
3−1、3a−1 邪魔板
4、4a、4b、4c、17 曲率半径小径側ベント部
5、5a、5b、5c、15−1、15−2、 管板
6 溶着部
7、7a、7b、7c フランジ部
11 冷却ジャケット
13 伝熱管列群
13−1 外周側伝熱管
13−2 外周側伝熱管
13−3 内周側伝熱管
13−4 内周側伝熱管
G1、g1 EGRガス入口
G2、g2 EGRガス出口
C1 冷却水入口
C2 冷却水出口
Claims (7)
- EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するためのベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットの曲率半径大径側の内表面に、ガスの流れを制御するための邪魔板を備えたことを特徴とするEGRガス冷却装置用ボンネット。
- EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するためのベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットのEGRガス入口部にガスの流れを制御するための邪魔板を備えると共に、該邪魔板より下流側の前記ベント部曲率半径大径側の壁面の一部を当該ベント部内側に滑らかに突出させて通路を狭く形成したことを特徴とするEGRガス冷却装置用ボンネット。
- 前記ボンネットに取付けられる邪魔板が、金属製薄板からなるプレート板であり、該ボンネットの内面に、その先端部を軸心方向に傾斜するようにして、一体として取着したことを特徴とする請求項1または2に記載のEGRガス冷却装置用ボンネット。
- 前記ボンネットに取付けられる邪魔板が、該ボンネットのEGRガス入口側フランジ部に、その先端部を軸心方向に傾斜するようにして、一体として取着したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のEGRガス冷却装置用ボンネット。
- 前記邪魔板のボンネットベント部内面、若しくはEGRガス入口側フランジ部への取着方法が貼着、溶接、ろう付けその他の接合手段の中から適宜選択され、一体として接合されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のEGRガス冷却装置用ボンネット。
- EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するためのベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットの曲率半径大径側曲面構造を、緩やかな曲面状傾斜面として形成したことを特徴とするEGRガス冷却装置用ボンネット。
- EGRガス冷却装置に接続され、該EGRガス冷却装置へ高温のEGRガスを導入するためのベント構造のボンネットにおいて、該ボンネットの曲率半径大径側曲面構造を、緩やかな直線状緩斜面として形成したことを特徴とするEGRガス冷却装置用ボンネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004307206A JP2006118436A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | Egrガス冷却装置用ボンネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004307206A JP2006118436A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | Egrガス冷却装置用ボンネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006118436A true JP2006118436A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36536547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004307206A Pending JP2006118436A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | Egrガス冷却装置用ボンネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006118436A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100748756B1 (ko) * | 2006-05-11 | 2007-08-13 | 현대자동차주식회사 | 차량용 egr 장치의 egr 쿨러 |
KR100764864B1 (ko) | 2006-07-06 | 2007-10-09 | 현대자동차주식회사 | 이지알가스의 분산부재 |
JP2010096076A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関の排気ガス還流装置 |
WO2011145136A1 (ja) * | 2010-05-17 | 2011-11-24 | 株式会社ヒロテック | 金属パイプ及びその製造方法 |
JP2014020590A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Isuzu Motors Ltd | 車両用インタークーラ |
JP2014152626A (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-25 | Hino Motors Ltd | Egrクーラ |
JP2015515602A (ja) * | 2012-05-01 | 2015-05-28 | ベンテラー・アウトモビールテヒニク・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 熱交換器における案内薄板 |
JP2015190697A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日野自動車株式会社 | Egrクーラ |
JP2016176614A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 象印マホービン株式会社 | 熱交換器及びそれを備える除湿機 |
WO2017052071A1 (ko) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 egr 쿨러 |
KR20170037022A (ko) * | 2015-09-25 | 2017-04-04 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 egr 쿨러 |
KR20170037003A (ko) * | 2015-09-25 | 2017-04-04 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 egr 쿨러 |
KR20170047997A (ko) * | 2015-10-26 | 2017-05-08 | 한온시스템 주식회사 | 배기가스 쿨러 |
WO2017099692A1 (en) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | Kale Oto Radyator San. Ve Tic. A. S. | An air spoiler distributing hot air homogeneously for vehicle's engines |
US10815848B2 (en) | 2019-03-28 | 2020-10-27 | Modine Manufacturing Company | Gas inlet pipe for exhaust gas cooler |
-
2004
- 2004-10-21 JP JP2004307206A patent/JP2006118436A/ja active Pending
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100748756B1 (ko) * | 2006-05-11 | 2007-08-13 | 현대자동차주식회사 | 차량용 egr 장치의 egr 쿨러 |
KR100764864B1 (ko) | 2006-07-06 | 2007-10-09 | 현대자동차주식회사 | 이지알가스의 분산부재 |
JP2010096076A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関の排気ガス還流装置 |
WO2011145136A1 (ja) * | 2010-05-17 | 2011-11-24 | 株式会社ヒロテック | 金属パイプ及びその製造方法 |
JPWO2011145136A1 (ja) * | 2010-05-17 | 2013-07-22 | 株式会社ヒロテック | 金属パイプ及びその製造方法 |
JP2015515602A (ja) * | 2012-05-01 | 2015-05-28 | ベンテラー・アウトモビールテヒニク・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 熱交換器における案内薄板 |
JP2014020590A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Isuzu Motors Ltd | 車両用インタークーラ |
JP2014152626A (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-25 | Hino Motors Ltd | Egrクーラ |
JP2015190697A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日野自動車株式会社 | Egrクーラ |
JP2016176614A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 象印マホービン株式会社 | 熱交換器及びそれを備える除湿機 |
WO2017052071A1 (ko) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 egr 쿨러 |
KR20170037022A (ko) * | 2015-09-25 | 2017-04-04 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 egr 쿨러 |
KR20170037003A (ko) * | 2015-09-25 | 2017-04-04 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 egr 쿨러 |
CN107614860A (zh) * | 2015-09-25 | 2018-01-19 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 车辆用egr冷却器 |
CN107614860B (zh) * | 2015-09-25 | 2020-03-03 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 车辆用egr冷却器 |
KR102173379B1 (ko) * | 2015-09-25 | 2020-11-04 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 egr 쿨러 |
KR102173369B1 (ko) * | 2015-09-25 | 2020-11-04 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 egr 쿨러 |
KR20170047997A (ko) * | 2015-10-26 | 2017-05-08 | 한온시스템 주식회사 | 배기가스 쿨러 |
KR102166999B1 (ko) * | 2015-10-26 | 2020-10-16 | 한온시스템 주식회사 | 배기가스 쿨러 |
WO2017099692A1 (en) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | Kale Oto Radyator San. Ve Tic. A. S. | An air spoiler distributing hot air homogeneously for vehicle's engines |
US10815848B2 (en) | 2019-03-28 | 2020-10-27 | Modine Manufacturing Company | Gas inlet pipe for exhaust gas cooler |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4756585B2 (ja) | 熱交換器用伝熱管 | |
US8069905B2 (en) | EGR gas cooling device | |
US7594536B2 (en) | EGR cooler | |
JP2006118436A (ja) | Egrガス冷却装置用ボンネット | |
JP4622962B2 (ja) | インタークーラの出入口配管構造 | |
EP1996891B1 (en) | Heat exchanger for egr-gas | |
JP2007046890A (ja) | Egrガス冷却装置用多管式熱交換器 | |
US20060201661A1 (en) | Egr cooler | |
JP2007113795A (ja) | 排気ガス冷却装置用多管式熱交換器 | |
JP2002054511A (ja) | Egrクーラ | |
JP4345470B2 (ja) | エンジンのegrクーラー | |
US20080245502A1 (en) | Heat Exchanger | |
JP2008232142A (ja) | クールドegrシステム及び該システム用熱交換器 | |
JP2007225137A (ja) | 排気ガス冷却装置用多管式熱交換器および伝熱管 | |
JPH1183352A (ja) | 熱交換器 | |
US11802527B2 (en) | Gasoline EGR cooler with improved thermo-mechanical fatigue life | |
JP2017008911A (ja) | 熱交換器 | |
JP2006200490A (ja) | 排気再循環システムの排気冷却装置 | |
JP4031393B2 (ja) | Egrクーラー | |
US20160363380A1 (en) | Heat exchanger | |
JP2007315325A (ja) | Egrクーラの熱交換器構造 | |
JP2001074380A (ja) | Egrクーラ | |
JP2002180915A (ja) | Egrクーラ | |
JP2004124809A (ja) | Egrクーラ | |
JP2006138538A (ja) | 偏平伝熱管および該伝熱管を組込んでなる多管式熱交換器並びに多管式熱交換型egrガス冷却装置 |