JP2006117106A - 車両用ステアリングメンバ - Google Patents

車両用ステアリングメンバ Download PDF

Info

Publication number
JP2006117106A
JP2006117106A JP2004307001A JP2004307001A JP2006117106A JP 2006117106 A JP2006117106 A JP 2006117106A JP 2004307001 A JP2004307001 A JP 2004307001A JP 2004307001 A JP2004307001 A JP 2004307001A JP 2006117106 A JP2006117106 A JP 2006117106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering member
center
air
width direction
vehicle width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004307001A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Matsutani
陽 松谷
Toshio Ohashi
利男 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2004307001A priority Critical patent/JP2006117106A/ja
Publication of JP2006117106A publication Critical patent/JP2006117106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 サイド側への配風比を増加させると共に、サイド用及びセンタ用の空調エアーの合計導入量を増加させることができる車両用ステアリングメンバを提供する。
【解決手段】 ステアリングメンバ本体4の車幅方向中央部に膨出部5を形成し、そこにセンタ用の導入口15及び吹出口10を形成し、本来のステアリングメンバ本体4には、サイド用の導入口14及び吹出口9だけを形成するようにしたため、センタ用とサイド用の合計の導入口14、15の断面積が大きくなり、その分、サイド用及びセンタ用空調エアーEとしての合計導入量を増加させることができる。また、サイド用導入口14とセンタ用導入口15の間には隔壁13があるため、空調エアーEの導入時に乱流が発生せず、サイド側への配風比を増加させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用ステアリングメンバに関するものである。
自動車のインストルメントパネルの内部には、車幅方向に沿った状態でステアリングメンバ本体が配されている。このステアリングメンバ本体は金属製の筒形状をしており、本来的には、ステアリングコラムや空調ユニット等の支持のために使用されるが、筒形状のために、空調ダクトとして兼用される場合もある。
空調ダクトとして使用する場合には、ステアリングメンバ本体における車幅方向中央部の下面に、空調ユニットにおける空調エアーの排出口に接続するための導入口を形成が形成される。そして、導入口から導入した空調エアーを車室内に吹出すために、ステアリングメンバ本体の車幅方向両側にはサイド用吹出口が形成され、車幅方向中央部の上面にはセンタ用吹出口が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−165323号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、サイド用の空調エアーと、センタ用の空調エアーを、一つの導入口から、ステアリングメンバ本体の内部に導入しているため、ステアリングメンバ本体内において乱流が発生し、特に空調エアーの向きが直角に曲がるサイド側への空調エアーの通気抵抗が増加していた。そのため、サイド側への吹出量は少なく、センタ側への吹出量は多い配風比となり、車室内の全体的な空調性能の低下を招いていた。
また、ステアリングメンバ本体に形成された一つの導入口からサイド用とセンタ用の両方の空調エアーを導入していたため、空調ユニットからステアリングメンバ本体内への空調エアーの導入量に限りがあり、サイド側及びセンタ側への吹出量を増加させることができなかった。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、サイド側への配風比を増加させると共に、サイド用及びセンタ用の空調エアーの合計導入量を増加させることができる車両用ステアリングメンバを提供するものである。
請求項1記載の発明は、インストルメントパネルの内部に、筒状のステアリングメンバ本体を車幅方向に沿って配し、該ステアリングメンバ本体の車幅方向両端部付近にサイド用吹出口を形成すると共に、車幅方向中央部下面にサイド用導入口を形成し、ステアリングメンバ本体の車幅方向中央部に隔壁を介して前方又は後方へ突出した膨出部を形成し、該膨出部の上面にセンタ用吹出口を形成すると共に、下面にサイド用導入口と隔壁とを介して隣接したセンタ用導入口を形成し、サイド用導入口とセンタ用導入口を、空調ユニットにおける空調エアーの排出口に接続可能にしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、ステアリングメンバ本体のサイド用導入口における車幅方向中央部から、車幅方向両側に向けて、それぞれ空調エアーの向きを車幅方向両側へ向ける湾曲ガイド面を形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、ステアリングメンバ本体における車幅方向中央部に断面積が他の部分よりも大きい断面拡大部を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ステアリングメンバ本体及び膨出部を、上下二つ割構造にしたことを特徴とする車両用ステアリングメンバ。
請求項1記載の発明によれば、ステアリングメンバ本体の車幅方向中央部に膨出部を形成し、そこにセンタ用の導入口及び吹出口を形成し、本来のステアリングメンバ本体には、サイド用の導入口及び吹出口だけを形成するようにしたため、センタ用とサイド用の合計の導入口の断面積が大きくなり、その分、サイド用及びセンタ用空調エアーとしての合計導入量を増加させることができる。また、サイド用導入口とセンタ用導入口の間には隔壁があるため、空調エアーの導入時に乱流が発生せず、向きが直角に曲がるサイド側への空調エアーの通気抵抗が特に増加することはない。そのため、サイド側への配風比が増加して、全体的な空調性能が向上する。
請求項2記載の発明によれば、サイド用導入口に空調エアーの向きを車幅方向両側へ向ける湾曲ガイド面を形成したため、サイド側への通気抵抗が更に小さくなり、サイド側への配風比がより増加する。
請求項3記載の発明によれば、ステアリングメンバ本体における車幅方向中央部に断面拡大部を形成したため、サイド用導入口を大きく形成することができ、その分、サイド側への配風比をより増加させることができる。
請求項4記載の発明によれば、ステアリングメンバ本体及び膨出部を、上下二つ割構造にしたため、ステアリングメンバの製造が容易である。
本発明では、サイド側への配風比を増加させると共に、サイド用及びセンタ用の空調エアーの合計導入量を増加させることができる車両用ステアリングメンバを提供するという目的を、インストルメントパネルの内部に、筒状のステアリングメンバ本体を車幅方向に沿って配し、該ステアリングメンバ本体の車幅方向両端部付近にサイド用吹出口を形成すると共に、車幅方向中央部下面にサイド用導入口を形成し、ステアリングメンバ本体の車幅方向中央部に隔壁を介して前方又は後方へ突出した膨出部を形成し、該膨出部の上面にセンタ用吹出口を形成すると共に、下面にサイド用導入口と隔壁とを介して隣接したセンタ用導入口を形成し、サイド用導入口とセンタ用導入口を、空調ユニットにおける空調エアーの排出口に接続可能にしたことで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図7は、本発明の実施例を示す図である。車室内の前方にはインストルメントパネル1が取付けられている。インストルメントパネル1の内部には、車幅方向両側のダッシュサイド2間に、車幅方向に沿うステアリングメンバ3が架設されている。ステアリングメンバ3は、金属製で主に円筒形状をしたステアリングメンバ本体4と、その車幅方向中央部から前方へ向けて一体的に形成された膨出部5とから構成されている。このステアリングメンバ3は、上側半割部材3aと下側半割部材3bとを合わせて溶接した二つ割り構造の構造のため、全体が複雑構造でも、製造が容易である。下側半割部材3bのステアリングメンバ本体4に相当する部分の車幅方向中央部は、膨出部5に対応して、半円形状でなく、角形の断面拡大部6になっている。
ステアリングメンバ本体4の両端部は、ブラケット7を介してダッシュサイド2に結合されている。ステアリングメンバ本体4のドライバー側には、図示せぬステアリングコラムを支持するステアリングサポート8が溶接により固定されている。
そして、ステアリングメンバ本体4の車幅方向両端部には、上面側にサイド用吹出口9がそれぞれ形成されている。また、膨出部5の上面には、一対のセンタ用吹出口10が形成されている。
インストルメントパネル1には、中央にセンタデフ11が形成され、左右両側にサイドデフ12がそれぞれ形成されている。センタデフ11とセンタ用吹出口10とが、図示せぬダクトを介して連結され、サイドデフ12とサイド用吹出口9とが、それぞれ図示せぬダクトを介して連結されている。
ステアリングメンバ本体4と膨出部5とは、内部において隔壁13により区画され、それぞれの下面に、隔壁13を介した状態で隣接したサイド用導入口14とセンタ用導入口15とが形成されている。ステアリングメンバ本体4の車幅方向中央部には断面拡大部6が形成されているため、基本的に円筒形状のステアリングメンバ本体4でありながら、その部分だけに大きなサイド用導入口14を形成することができる。
また、サイド用導入口14における車幅方向中央部から、車幅方向両側に向けて、それぞれ空調エアーEの向きを車幅方向両側へ向ける湾曲ガイド面16が形成されている。ステアリングメンバ本体4には、サイド用導入口14しか形成されていないため、この湾曲ガイド面16の形成は、車幅方向中央位置点から始めることができ、湾曲ガイド面16の長さLを大きくとることができる。従って、湾曲ガイド面16はゆるやかな湾曲度となる。
ステアリングメンバ3の下方には空調ユニット17が設置されており、前記サイド用導入口14及びセンタ用導入口15は、空調ユニット17の上面に形成された空調エアーEの排出口18に接続される。そして、空調ユニット17から排出された空調エアーEは、サイド用導入口14及びセンタ用導入口15からステアリングメンバ本体4及び膨出部5内にそれぞれ導入され、サイド用吹出口9及びセンタ用吹出口10から、車室内へ吹出される。
この実施例によれば、ステアリングメンバ本体4の車幅方向中央部に膨出部5を形成し、そこにセンタ用導入口15及びセンタ用吹出口10を形成し、本来のステアリングメンバ本体4には、サイド用導入口14及びサイド用吹出口9だけを形成するようにしたため、センタ用導入口15とサイド用導入口14の合計の断面積が大きくなり、その分、サイド用及びセンタ用としての空調エアーEの合計導入量を増加させることができる。従って、サイド用吹出口9及びセンタ用吹出口10から吹出される空調エアーEの量を、従来よりも全体的に増加させることができる。
また、サイド用導入口14とセンタ用導入口15との間には隔壁13があるため、空調エアーEの導入時に乱流が発生せず、向きが直角に曲がるサイド用吹出口9側への空調エアーEの通気抵抗が特に増加することはない。そのため、サイド側への配風比が増加して、全体的な空調性能が向上する。
更に、サイド用導入口14に湾曲度のゆるやかな湾曲ガイド面16を形成し、それにより空調エアーEの向きを車幅方向両側へ向けるようにしたため、サイド側への通気抵抗が更に小さくなり、サイド側への配風比がより増加する。
加えて、ステアリングメンバ本体4における車幅方向中央部に断面拡大部6を形成したため、サイド用導入口14を大きく形成することができ、この点によっても、サイド側への配風比をより増加させることができる。
そして、図7に示すように、ステアリングメンバ3の車幅方向中央部の下側には、サイド用導入口14とセンタ用導入口15との2つの開口が、前方へ偏った状態で形成されているため、車両の側面衝突時などにおいて、ステアリングメンバ3に対して、車幅方向両側から荷重Fが加わった場合には、ステアリングメンバ本体4は全体的に前側へ向けて湾曲した状態となり、容易に座屈しない。従って、荷重Fのエネルギー吸収量が大きく、車体の変形を確実に抑制することができる。
もし、ステアリングメンバ3に前方への膨出部5及びセンタ用導入口15が形成されていなければ、ステアリングメンバ本体4の車幅方向中央にサイド用導入口14が形成されただけの構造となり、車幅方向両側から加わった荷重Fがステアリングメンバ本体4の中心に形成されたサイド用導入口14に集中するため、そこが容易に口開きして、そこから簡単に座屈してしまうこととなる。
以上の実施例では、円筒状のステアリングメンバ本体4を例にしたが、角筒状でも良い。また、膨出部5は、車体又はインストルメントパネル1等の構造によっては、ステアリングメンバ本体4の後側に形成される場合もある。
本発明の実施例に係るステアリングメンバを示す斜視図。 図1のステアリングメンバを示す分解斜視図。 図1のステアリングメンバを示す平面図。 図1のステアリングメンバを示す底面図。 図1中矢示SA−SAに沿う断面図。 図1中矢示SB−SBに沿う断面図。 ステアリングメンバの両端部に荷重が加わった場合の変形状態を示す図4相当の底面図。
符号の説明
1 インストルメントパネル
3 ステアリングメンバ
3a 上側半割部材
3b 下側半割部材
4 ステアリングメンバ本体
5 膨出部
6 断面拡大部
9 サイド用吹出口
10 センタ用吹出口
13 隔壁
14 サイド用導入口
15 センタ用導入口
16 湾曲ガイド面
17 空調ユニット
18 排出口
E 空調エアー
L 湾曲ガイド面の長さ
F 荷重

Claims (4)

  1. インストルメントパネル(1)の内部に、筒状のステアリングメンバ本体(4)を車幅方向に沿って配し、該ステアリングメンバ本体(4)の車幅方向両端部付近にサイド用吹出口(9)を形成すると共に、車幅方向中央部下面にサイド用導入口(14)を形成し、
    ステアリングメンバ本体(4)の車幅方向中央部に隔壁(13)を介して前方又は後方へ突出した膨出部(5)を形成し、該膨出部(5)の上面にセンタ用吹出口(10)を形成すると共に、下面にサイド用導入口(14)と隔壁(13)を介して隣接したセンタ用導入口(15)を形成し、
    サイド用導入口(14)とセンタ用導入口(15)とを、空調ユニット(17)における空調エアー(E)の排出口(18)に接続可能にしたことを特徴とする車両用ステアリングメンバ。
  2. 請求項1記載の車両用ステアリングメンバであって、
    ステアリングメンバ本体(4)のサイド用導入口(14)における車幅方向中央部から、車幅方向両側に向けて、それぞれ空調エアー(E)の向きを車幅方向両側へ向ける湾曲ガイド面(16)を形成したことを特徴とする車両用ステアリングメンバ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両用ステアリングメンバであって、
    ステアリングメンバ本体(4)における車幅方向中央部に断面積が他の部分よりも大きい断面拡大部(6)を形成したことを特徴とする車両用ステアリングメンバ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ステアリングメンバであって、
    ステアリングメンバ本体(4)及び膨出部(5)を、上下二つ割構造にしたことを特徴とする車両用ステアリングメンバ。
JP2004307001A 2004-10-21 2004-10-21 車両用ステアリングメンバ Pending JP2006117106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004307001A JP2006117106A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 車両用ステアリングメンバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004307001A JP2006117106A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 車両用ステアリングメンバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006117106A true JP2006117106A (ja) 2006-05-11

Family

ID=36535414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004307001A Pending JP2006117106A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 車両用ステアリングメンバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006117106A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019127247A (ja) * 2018-01-27 2019-08-01 マツダ株式会社 車両用空調装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019127247A (ja) * 2018-01-27 2019-08-01 マツダ株式会社 車両用空調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2003010017A1 (fr) Conduit de climatisation de vehicule automobile
JP2000238523A (ja) 自動車用一体型hvacシステム
JP2009001038A (ja) 車体フロア構造
JP3294144B2 (ja) デフロスタ
US20070128997A1 (en) Vehicle air duct structure
JP2006298181A (ja) 車両用空調装置
JP5141239B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置の配設構造
JP7295049B2 (ja) 車両構造
CN104417321A (zh) 通风管道连接结构
JP2008213746A (ja) デフロスターノズル
JP2006117106A (ja) 車両用ステアリングメンバ
JP5276307B2 (ja) 車両用空調装置
JP2004345363A (ja) 車両用送風ダクト
JP3215523B2 (ja) デフロスタノズル
JP2008094295A (ja) 車両用強度部材
JP4525248B2 (ja) 自動車の空気調和システム
JP6012435B2 (ja) 車両用デフロスタ装置のダクト構造
JP7427403B2 (ja) デフロスタダクト構造
JP7489935B2 (ja) レジスタ
JP2018122678A (ja) インパネメンバ
JP2003170729A (ja) 自動車用空調装置
JP5012011B2 (ja) 車両用ベンチレーション装置
JP2010111207A (ja) 車両空調装置用の導風装置
JP2007238029A (ja) デフロスタ
JP2002178794A (ja) インストルメントパネル構造