JP2006117022A - 自動二輪車のパワーユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンのコンパクト化を図ると同時に、エンジン下方の最低地上高を確保しつつエンジンの高さを低めて車体の低重心化による走行安定性の向上を図り、かつオイルパンのオイル容量を十分に確保しつつオイルに気泡が混入することを抑制して潤滑性を向上させる。
【解決手段】車両側面視でオイルパン114をクランクケース41の前後壁41a,41b間に配置してオイルパン114の前部の深さを後部よりも深くし、センタースタンド支持部115をオイルパン114の後部下方に設け、オイルパン114の最深部Dをセンタースタンド支持部115の中心軸線Cと同等以下の高さに設定した。また、クランクケース41の一側に変速ケース47の前端部を配置し、他側に回転補機室119を配置し、オイルパン114を変速ケース47前端部の下方および回転補機室119の下方まで延設した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、エンジンと変速ユニットを一体化して後部に後輪を直接支持した自動二輪車のパワーユニットに関するものである。
特許文献1および特許文献2に示されるように、スクーター型の自動二輪車の多くはエンジンと変速ユニットを一体化したパワーユニットを備えており、変速ユニットの後部に後輪を直接支持する一方、エンジンのクランクケース付近に設けたスイングピボット部を車体フレームに回動自在に連結し、パワーユニット全体を上下スイング自在に支持するとともに変速ユニット後部と車体フレーム後部との間にショックアブソーバーを連結してパワーユニット自体に後輪のスイングアームの役割を持たせている。
パワーユニットの上方には着座シートにより開閉される物品収納ボックスが設置されるため、エンジンの全高を極力低めて物品収納ボックスとの干渉を回避するべくエンジンのシリンダーアッセンブリーがクランクケースの前面から前方へ略水平に延びるレイアウトとなる。
ところで、昨今の車両排気ガス低公害化の傾向に伴い、スクーター型自動二輪車のエンジンはこれまで主流であった2サイクルエンジンに代わり4サイクルエンジンが広く採用されつつある。燃料混合潤滑方式の2サイクルエンジンと異なり4サイクルエンジンはエンジン内部潤滑用のオイルを貯留するためのオイルパンがクランクケースの下面に設けられる。このオイルパンの下部には駐輪時に使用するセンタースタンドの支持部が形成される。
従来の4サイクルエンジン式パワーユニットでは車両側面視でオイルパンがクランクケース下面の全長にわたってほぼ均等な深さで形成され、クランクケースの前面または下面前方にスイングピボット部が設けられ、オイルパンの下面にセンタースタンド支持部が形成されていた。
特開平8−175452号公報 特開2001−241358号公報
しかしながら、上述のように従来の4サイクルエンジン式パワーユニットではオイルパンがクランクケース下面の全長にわたってほぼ均等な深さで形成されていたため、クランクケースの前後寸法が長くなる傾向があり、これがパワーユニットの大型化、ひいては自動二輪車のホイールベース増大といった大型化に繋がっていた。
また、クランクケース下部に設けたオイルパンの下方にセンタースタンド支持部が設けられていたため、センタースタンド支持部がエンジン下面から下方に突出する形となり、このためエンジン下部における最低地上高を十分に確保するにはエンジンの高さを高くしなければならなかった。
ところがエンジンの上部には物品収納ボックスがあるため、エンジンや補機類が物品収納ボックスの底部に干渉するのを防ぐために物品収納ボックス底部の高さを上げて容量を犠牲にせざるを得なかった。しかもエンジンの高さを高くすることにより車体重心位置が高くなり走行安定性が悪くなる懸念があった。
その上、オイルパンが前後に長い形状であるためオイルパンの後部がスイングピボット部から離れており、これによりパワーユニットのスイング時においてオイルパンの後部におけるオイル液面の揺れが大きくなり、オイルが攪拌されて気泡混入により潤滑性能が劣化するという懸念もあった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、エンジンのコンパクト化を図ると同時に、エンジン下方の最低地上高を確保しつつエンジンの高さを低めて車体の低重心化による走行安定性の向上を図り、かつオイルパンのオイル容量を十分に確保しつつオイルに気泡が混入することを抑制して潤滑性を向上させ、併せてセンタースタンドによる安定的駐車を図ることのできる自動二輪車のパワーユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る自動二輪車のパワーユニットは、車幅方向に沿うクランク軸を内包するクランクケースの前面に前方へ略水平に延びる単気筒のシリンダーアッセンブリーを設け、クランクケースの下部にオイルパンを形成し、上記オイルパン付近にセンタースタンド支持部とスイングピボット部を形成して構成したエンジンと、上記クランクケースの一側部から後方に延びる変速ケースの後部に後輪を軸支するとともに変速ケース内部にベルト式変速装置を収容して構成した変速ユニットとを備え、上記スイングピボット部を車体フレームに上下スイング自在に連結して後輪のスイングアームの役割を持たせ、車両側面視で上記オイルパンを上記クランクケースの前後壁の間に配置してオイルパンの前部の深さを後部よりも深くし、上記センタースタンド支持部をオイルパンの後部下方に設け、オイルパンの最深部をセンタースタンド支持部の中心軸線と同等以下の高さに設定した。
また、本発明に係る自動二輪車のパワーユニットは、前記クランクケースの一側に変速ケース前端部を配置し、クランクケースの他側に回転補機室を配置し、前記オイルパンを上記変速ケース前端部の下方および上記回転補機室の下方まで延設した。
さらに、本発明に係る自動二輪車のパワーユニットは、前記オイルパンを車幅方向に並ぶ3つのケース構成部材に跨るように構成し、これら3つのケース構成部材のうち中央のケース構成部材と前記変速ケースの前端部が繋がるケース構成部材とに前記センタースタンド軸支部を設けた。
そして、本発明に係る自動二輪車のパワーユニットは、前記センタースタンド軸支部が設けられる2つのケース構成部材の合わせ面を前記シリンダーアッセンブリーの気筒軸と一致させ、前記センタースタンド軸支部を上記合わせ面に対して変速ケースの前端部が繋がるケース構成部材の側にオフセットさせて設けた。
また、本発明に係る自動二輪車のパワーユニットは、前記オイルパンを構成する3つのケース構成部材のうち、車幅方向中央のケース構成部材と前記センタースタンド軸支部が設けられない側のケース構成部材とに跨る部分のオイルパン室内を前記シリンダーアッセンブリーの内部に形成されるカムチェーン室に連通させるとともに、この部分のオイルパン室内上方にオイルポンプを設け、その下方にオイル濾過手段を設けた。
本発明に係る自動二輪車のパワーユニットによれば、オイルパンの前後寸法、即ちクランクケースの前後寸法を短縮してエンジンのコンパクト化を図るとともに、センタースタンド支持部がオイルパン下面から下方に突出することを防止してエンジン下方の最低地上高を確保しつつエンジンの高さを低めて車体を低重心化し、自動二輪車の走行安定性を向上させることができる。
しかも、オイルパンを深く形成してオイル容量を十分に確保するとともに、オイルパンをパワーユニットのスイング中心軸に近づけてパワーユニットのスイング時におけるオイル液面の揺れを抑制し、オイル撹拌による気泡の混入を回避して潤滑性を向上させることができる。
また、オイルパンを変速ケース前端部の下方および回転補機室の下方まで延設することによりオイルパンの幅寸法を大きくして前後寸法を短縮し、エンジンをより一層コンパクト化しつつオイル容量を増加し、かつオイルパンを一層スイングピボット部に近づけてオイル撹拌による気泡の混入を効果的に回避することができる。
さらに、センタースタンドの支持剛性を高めて安定的に駐車することができる。
以下は本発明の一実施形態である。
図1は本発明に係るパワーユニットが適用されたスクーター型の自動二輪車を示す左側面透視図である。
この自動二輪車1の車体フレーム2は鋼管製であり、前頭部に位置するヘッドパイプ3からダウンパイプ4が後下方に延び、その後端付近から左右一対のリヤパイプ5が後斜め上方に延び、ダウンパイプ4が下方に湾入する部分にはステップフレーム6が形成され、ダウンパイプ4とリヤパイプ5の接合部付近にエンジンブラケット7が設けられている。
ヘッドパイプ3には前輪9を支持するフロントフォーク10がハンドルバー11やヘッドランプ12、フロントフェンダー13等とともに左右回動自在に軸支される一方、エンジンブラケット7にはリンク15を介してパワーユニット16が連結されており、パワーユニット16の後部に後輪17が支持され、パワーユニット16の後部とリヤパイプ5の後部との間にショックアブソーバー18が連結されている。
パワーユニット16には前方に延びる左右一対のアーム状のスイングピボット部19が設けられており、このスイングピボット部19がリンク15の後端に架設されたスイングピボット軸20の両端に連結され、これによりパワーユニット16全体が後輪17とともにスイングピボット軸20回りに上下にスイングして後輪17のスイングアームの役割を果たす。パワーユニット16と後輪17の揺動はショックアブソーバー18により緩衝、復元される。なお、パワーユニット16の前上部には吸気装置(ディスチャージポンプ)21が設置され、後上部にはエアクリーナー22が設置されている。
リヤパイプ5上部には上方に開口する有底箱形容器状の物品収納ボックス24が設置され、その開口部を閉塞する形で着座シート25が載置されている。着座シート25は前端のヒンジ部26を軸に後端を持ち上げて開閉でき、物品収納ボックス24に物品を出し入れ可能にしている。
物品収納ボックス24の後方には燃料タンク27が設置されており、その給油部28が物品収納ボックス24の上縁から後方に延びるトレー部29を貫通して上方に臨んでいる。なお、燃料タンク27は物品収納ボックス24の真後から右斜め後に回り込む形状である。
車体フレーム2の前部と後部は、それぞれ合成樹脂製のフロントフレームカバー31とリヤフレームカバー32により覆われて車体外観が整えられており、リヤフレームカバー32の後端にテールランプ33が設けられ、後輪17の上方にはリヤフェンダー34が備えられている。
また、ステップフレーム6の上部には合成樹脂製のステップボード35が形成されている。フロントフレームカバー31とリヤフレームカバー32とステップボード35は連続的に繋がっている。さらに、パワーユニット16の下部には駐輪用のセンタースタンド36が設けられている。
図2はパワーユニット16の左側面図、図3はパワーユニット16の平面図、図4は図2のIV-IV線に沿うパワーユニット16の横断面図、図5は図4のV-V線に沿う縦断面図、図6は図5のVI-VI線に沿う断面図、図7は図6のVII-VII矢視図である。このパワーユニット16は4サイクル形式のエンジン37と変速ユニット38とが一体化された、スクーター型の自動二輪車用としては一般的なレイアウトを持つものである。
エンジン37は強制空冷式でクランクケース41の前面に単気筒のシリンダーアッセンブリー42が略水平まで前傾して設置されている。図4と図6に示すようにクランクケース41は左ケース半身43と右ケース半身44とが合わせられた左右分割式であり、左ケース半身43には後方に延びる変速ケース本体45が一体に連設され、この変速ケース本体45の左側開口部が変速ケースカバー46により閉塞されて変速ケース47が構成され、この変速ケース47とその内部に収容されたベルト式変速装置48および減速ミッション機構49により変速ユニット38が構成されている。
クランクケース41内部のクランク室51(図6参照)には車幅方向に沿うクランク軸52が軸受53,54により軸支され、その両端がクランクケース41の左右に突出し、クランク軸52の左端は変速ケース47の内部に延びている。一方、変速ケース47の後部には前から順にドリブン軸56、中間軸57、後輪軸58が軸支され、後輪軸58が変速ケース47の右側面から突出してここに後輪17が回転一体に取り付けられている。
変速ケース47内部においてクランク軸52にはドライブプーリー61が、ドリブン軸56にはドリブンプーリー62がそれぞれ軸装され、両プーリー61,62間にVベルト63が掛け渡され、ドリブンプーリー62の左側には遠心クラッチ64が設けられている。これらのプーリー61,62とVベルト63と遠心クラッチ64によりベルト式変速装置48が構成されている。
また、ドリブン軸56の右端付近には一次ドライブギヤ66が、中間軸には一次ドリブンギヤ67と二次ドライブギヤ68が、後輪軸58には二次ドリブンギヤ69がそれぞれ設けられ、これら4つのギヤ66〜69が変速ケース本体45の後部に被装されたミッションカバー70により液密に隔離されてオイルに浸され、減速ミッション機構49が構成されている。
クランク軸52の回転はドライブプーリー61、Vベルト63、ドリブンプーリー62、遠心クラッチ64を経てドリブン軸56に伝達され、ドリブン軸56の回転が減速ミッション機構49により二段階に減速されて後輪軸58と後輪17に伝達される。ドライブプーリー61は遠心力の増加に応じて内部のウェイトローラー71の働きにより有効径が拡大し、逆にドリブンプーリー62は有効径が縮小するため、クランク軸52の回転が無段階に自動変速(増速)されてドリブン軸56に伝達される。
なお、クランク軸52とドリブン軸56との間にはキックスターター軸73が架設され、その外端にキックスターターレバー74が設けられ、キックスターター軸73の中間部にキックスターター機構75が設けられている。図3と図5中に示す部材76はスターターモーターである。
一方、シリンダーアッセンブリー42はシリンダーブロック85、シリンダーヘッド86、ヘッドカバー87から組み立てられ、シリンダーブロック85内部のシリンダーボア88内に挿入されたピストン89がコンロッド90によりクランク軸52のクランクピン91に連結され、シリンダーボア88中におけるピストン89の往復運動がクランク軸52の回転運動に変換されてエンジン37の出力となる。
シリンダーヘッド86にはシリンダーボア88に整合する燃焼室93が形成されて外部から点火プラグ94が装着され、シリンダーヘッド86の内部にはカム軸95が車幅方向に軸支され、クランク軸52に設けられたカムドライブスプロケット96とカム軸95に設けられたカムドリブンスプロケット97との間にカムチェーン98が巻装されている。
クランク軸52の回転は1/2に減速されてカム軸95に伝達され、カム軸95に形成された吸気カム99と排気カム100がロッカーアーム101と102を介して吸気バルブ103と排気バルブ104を所定のタイミングで開閉する。カムチェーン98はシリンダーアッセンブリー42(85,86,87)の例えば右側面に設けられたカムチェーン室105に収容されている。
図4と図6に示すように、クランクケース41(右ケース半身44)の右側面にはギヤカバー部材106が液密に被装されてクランクケース41(クランク室51)との間に補機駆動ギヤ室107が画成されている。この補機駆動ギヤ室107はカムチェーン室105に連通し、補機駆動ギヤ室107内にはクランク軸52のカムドライブスプロケット96と、その軸方向外側(右側)に隣設された補機ドライブギヤ108と、補機ドライブギヤ108に噛み合う補機ドリブンギヤ109が収容されている。
補機ドライブギヤ108と補機ドリブンギヤ109は補機であるオイルポンプ110を駆動するギヤであり、図6と図7に示すようにオイルポンプ110は右ケース半身44の右側面に設けられている。オイルポンプ110はクランク軸52の前下方に位置し、そのギヤ軸111が右方に突出して補機ドリブンギヤ109が軸装され、ギヤ軸111の右端部がギヤカバー部材106の補機駆動ギヤ室107側の面(左側面)に形成された筒状の軸受部112に回転自在に軸支されている。
図5〜図7に示すように、クランクケース41の下部にはオイルパン114が形成されてエンジン37潤滑用のオイルが貯留される。このオイルパン114は車両側面視(図5参照)でクランクケース41の前後壁41a,41bの間に形成されており、その前部の深さが後部よりも深い後上がりな底部形状を備えている。そして、オイルパン114の後部下方に左右一対のボス状のセンタースタンド支持部115が設けられ、オイルパン114の最深部Dがセンタースタンド支持部115の中心軸線Cと同等以下の高さに設定されている。
図6に示すように、オイルパン114は車幅方向に並ぶ3つのケース構成部材、即ち左ケース半身43と右ケース半身44とギヤカバー部材106とに跨るように構成されており、これら3つのケース構成部材43,44,106のうち、中央に位置する右ケース半身44と、変速ケース47の前端部が繋がる左ケース半身43とにそれぞれセンタースタンド支持部115が設けられている。
そして、このようにセンタースタンド軸支部115が設けられる2つのケース構成部材(43,44)の合わせ面Gがシリンダーアッセンブリー42の気筒軸Zに一致しており、左右のセンタースタンド軸支部115の中間点115aが合わせ面Gに対して左ケース半身43の側(左側)に寄ってオフセット配置されている。
センタースタンド36は図8と図9に示すように左右のセンタースタンド支持部115に相通されたセンタースタンド支持軸116に回動自在に軸支されて図1中に示す走行位置36aと駐輪位置36bとの間を回動し、位置決めスプリング117により各位置36a,36bで節度良く位置決めされる。駐輪位置36bでは後輪17が路面から持ち上がる。
上記のようにセンタースタンド軸支部115をパワーユニット16の左側にオフセット配置したことにより、高重量な変速ケース47が左側に偏って設けられて全体的に左側が重くなっているパワーユニット16の重量をセンタースタンド36により確実に支持することができ、結果的に車体全体を安定的に駐車させることができる。
図6に示すように、オイルパン114の内部は車幅方向中央付近に形成された隔壁118を境に左側の主オイルパン室114Lと右側の副オイルパン室114Rとに区画されており、主オイルパン室114Lは左ケース半身43と右ケース半身44との間に形成され、副オイルパン室114Rは右ケース半身44とギヤカバー部材106との間に形成されて上方の補機駆動ギヤ室107に連通している。
さらに、クランクケース41の一側(左側)に変速ケース47の前端部が配置され、クランクケース41の他側(右側)には回転補機室119が配置されているが、オイルパン114(114L,114R)は変速ケース47前端部の下方および回転補機室119の下方まで延びるように幅広に設けられている(図6参照)。また、パワーユニット16を車体フレーム2に上下スイング自在に連結するためのスイングピボット部19がオイルパン114を両側から挟む態様となっている(図5、図7参照)。
副オイルパン室114Rの下方にはオイルストレーナー室121が設けられて内部にオイル濾過手段としてのオイルストレーナー122が設置されている。オイルストレーナー室121はクランクケース41(右ケース半身44)とギヤカバー部材106との間に画成されているがカムチェーン室105および補機駆動ギヤ室107とは隔離されている。
オイルストレーナー室121とカムチェーン室105と補機駆動ギヤ室107(副オイルパン室114R)はクランク室51に隣接し、かつ隔離されるとともに、副オイルパン室114Rの底部が連通部123(図6、図7参照)により主オイルパン室114L(クランク室51)に連通し、この連通部123の下方で主オイルパン室114Lとオイルストレーナー室121とが連通部124により連通している。連通部124はオイルストレーナー122よりも下方に設けられている。
オイルパン114を構成する3つのケース構成部材(左ケース半身43、右ケース半身44、ギヤカバー部材106)のうち、車幅方向中央のケース構成部材(44)とセンタースタンド軸支部115が設けられない側のケース構成部材(106)とに跨る副オイルパン室114Rの室内はその上部の補機駆動ギヤ室107を経てシリンダーアッセンブリー42内部のカムチェーン室105に連通し、この副オイルパン室114Rの室内上方にオイルポンプ110が位置し、副オイルパン室114Rの下方にオイルストレーナー室121(オイルストレーナー122)が配置されている。なお、オイルパン114の底部にはオイルを抜くためのドレンポート125が設けられている。
クランク軸52の回転は補機ドライブギヤ108と補機ドリブンギヤ109により減速されてオイルポンプ110を駆動し、これによりオイルパン114に貯留されたオイルがオイルポンプ110の吸入通路127から汲み上げられて吐出通路128やシリンダーヘッド86へ通じるオイル通路129に吐出され、エンジン37の各潤滑部にオイルが圧送される。オイルはオイルポンプ110に吸入される前にオイルストレーナー122により濾過される。
シリンダーヘッド86の内部を潤滑し終えたオイルはカムチェーン室105と補機駆動ギヤ室107を経て副オイルパン室114Rに還流する。副オイルパン室114Rはカムチェーン室105と補機駆動ギヤ室107の下部に位置することでオイルの貯留のみならず気液分離も行い、気泡が混入したオイルがオイルポンプ110に吸入されることを防止してエンジン37内部の潤滑性を向上させる。
なお、前述した吸気装置(ディスチャージポンプ)21は、図5に示すようにシリンダーヘッド86の吸気ポート130に接続される。また、排気ポート131には図示しない排気マフラーが接続される。
図4と図6に示すように、ギヤカバー部材106には補機駆動ギヤ室107側に陥没する凹部132が形成されて回転補機室119を広くしており、この凹部132の中にクランク軸52に回転駆動される回転補機、例えばジェネレーター133が設置されている。ジェネレーター133のステーター134が凹部132に複数形成されたボス部135にボルト136で締結固定され、クランク軸52の右端部が凹部132の中心を貫通し、ジェネレーター133のローター137がクランク軸52の右端部に回転一体に設けられている。そして、クランク軸52の回転によりローター137がステーター134の周囲を周回して発電が行われる。
ジェネレーター133のローター137には冷却ファン138が固定されており、シリンダーアッセンブリー42の周囲とクランクケース41の右側面が合成樹脂製の冷却カウリング139によって覆われている。冷却カウリング139には冷却ファン138の右側に開口する冷却空気吸入口140とシリンダーアッセンブリー42の下方に開口する図示しない冷却空気排出口が形成されている。クランク軸52の回転とともに冷却ファン138が回転すると、外気が冷却空気として冷却空気吸入口140から冷却カウリング139内に吸入され、この冷却空気がシリンダーアッセンブリー42を強制的に冷却した後に冷却空気排出口から排出されてエンジン37が強制空冷される。
以上のように構成されたパワーユニット16は、車両側面視でオイルパン114をクランクケース41の前後壁41a,41bの間に配置し、このオイルパン114の前部の深さを後部よりも深くし、オイルパン114の後部下方にセンタースタンド支持部115を設け、オイルパン114の最深部Dをセンタースタンド支持部115の中心軸線Cと同等以下の高さに設定したため、オイルパン114の前後寸法、即ちクランクケース41の前後寸法を短縮してエンジン37のコンパクト化を図るとともに、センタースタンド支持部115がオイルパン114の下面から下方に突出することを防止してエンジン37下方の最低地上高を十分に確保しつつエンジン37の高さを低めて車体を低重心化し、自動二輪車1の走行安定性を向上させることができる。同時に物品収納ボックス24底部の高さを低めて収納容量を増大させることができる。
また、オイルパン114を深く形成してオイル容量を十分に確保できることに加えて、オイルパン114をパワーユニット16のスイング中心軸であるスイングピボット軸20に近づけることができる。これにより、図7中に矢印で示すようにパワーユニット16が上下にスイングした時におけるオイル液面の揺れを抑制し、オイル撹拌によりオイルポンプ110が気泡を吸入することを回避できるため、エンジン37の潤滑性を飛躍的に向上させることができる。
さらに、オイルパン114を変速ケース47前端部の下方および回転補機室119の下方まで左右に延設したことにより、オイルパン114の幅寸法を大きくして前後寸法を短縮し、エンジン37をより一層コンパクト化しつつオイル容量を増加し、かつオイルパン114を一層スイングピボット軸20に近づけてオイル撹拌による気泡の混入を効果的に回避することができる。
また、オイルパン114を構成する3つのケース構成部材(43,44,106)のうち、車幅方向中央のケース構成部材(44)とセンタースタンド軸支部115が設けられない側のケース構成部材(106)とに跨る副オイルパン室114Rをシリンダーアッセンブリー42内部のカムチェーン室105に連通し、この副オイルパン室114Rの室内上方にオイルポンプ110を配置し、その下方にオイルストレーナー室121(オイルストレーナー122)を配置したため、エンジン37の前後長を一層短縮してコンパクト化するとともに、副オイルパン室114Rを気液分離室として積極的に活用し、気泡が混入したオイルがオイルポンプ110に吸入されることを防止しつつオイル容量を増大して潤滑性を向上させることができる。
本発明に係るパワーユニットが適用されたスクーター型の自動二輪車を示す左側面透視図。 パワーユニットの左側面図。 パワーユニットの平面図。 図2のIV-IV線に沿うパワーユニットの横断面図。 図4のV-V線に沿うエンジンの縦断面により本発明の一実施形態を示す図。 図5のVI-VI線に沿う断面図。 図6のVII-VII矢視図。 センタースタンドの後面図。 センタースタンドの右側面図。
符号の説明
1 自動二輪車
2 車体フレーム
17 後輪
19 スイングピボット部
36 センタースタンド
37 エンジン
38 変速ユニット
41 クランクケース
41a,41b クランクケースの前後壁
42 シリンダーアッセンブリー
43 オイルパンを構成するケース構成部材である左ケース半身
44 オイルパンを構成するケース構成部材である右ケース半身
47 変速ケース
48 ベルト式変速装置
52 クランク軸
105 カムチェーン室
106 オイルパンを構成するケース構成部材であるギヤカバー部材
110 オイルポンプ
122 オイル濾過手段としてのオイルストレーナー
114 オイルパン
114L 主オイルパン
114R 副オイルパン
115 センタースタンド支持部
119 回転補機室
C センタースタンド支持部の中心軸線
D オイルパンの最深部
G センタースタンド軸支部が設けられる2つのケース構成部材の合わせ面
Z シリンダーアッセンブリーの気筒軸

Claims (5)

  1. 車幅方向に沿うクランク軸を内包するクランクケースの前面に前方へ略水平に延びる単気筒のシリンダーアッセンブリーを設け、クランクケースの下部にオイルパンを形成し、上記オイルパン付近にセンタースタンド支持部とスイングピボット部を形成して構成したエンジンと、上記クランクケースの一側部から後方に延びる変速ケースの後部に後輪を軸支するとともに変速ケース内部にベルト式変速装置を収容して構成した変速ユニットとを備え、上記スイングピボット部を車体フレームに上下スイング自在に連結して後輪のスイングアームの役割を持たせ、車両側面視で上記オイルパンを上記クランクケースの前後壁の間に配置してオイルパンの前部の深さを後部よりも深くし、上記センタースタンド支持部をオイルパンの後部下方に設け、オイルパンの最深部をセンタースタンド支持部の中心軸線と同等以下の高さに設定したことを特徴とする自動二輪車のパワーユニット。
  2. 前記クランクケースの一側に変速ケース前端部を配置し、クランクケースの他側に回転補機室を配置し、前記オイルパンを上記変速ケース前端部の下方および上記回転補機室の下方まで延設した請求項1に記載の自動二輪車のパワーユニット。
  3. 前記オイルパンを車幅方向に並ぶ3つのケース構成部材に跨るように構成し、これら3つのケース構成部材のうち中央のケース構成部材と前記変速ケースの前端部が繋がるケース構成部材とに前記センタースタンド軸支部を設けた請求項1に記載の自動二輪車のパワーユニット。
  4. 前記センタースタンド軸支部が設けられる2つのケース構成部材の合わせ面を前記シリンダーアッセンブリーの気筒軸と一致させ、前記センタースタンド軸支部を上記合わせ面に対して変速ケースの前端部が繋がるケース構成部材の側にオフセットさせて設けた請求項3に記載の自動二輪車のパワーユニット。
  5. 前記オイルパンを構成する3つのケース構成部材のうち、車幅方向中央のケース構成部材と前記センタースタンド軸支部が設けられない側のケース構成部材とに跨る部分のオイルパン室内を前記シリンダーアッセンブリーの内部に形成されるカムチェーン室に連通させるとともに、この部分のオイルパン室内上方にオイルポンプを設け、その下方にオイル濾過手段を設けた請求項3または請求項4に記載の自動二輪車のパワーユニット。
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