JP2002097917A - 車両用エンジンユニット - Google Patents

車両用エンジンユニット

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JP2002097917A
JP2002097917A JP2000287481A JP2000287481A JP2002097917A JP 2002097917 A JP2002097917 A JP 2002097917A JP 2000287481 A JP2000287481 A JP 2000287481A JP 2000287481 A JP2000287481 A JP 2000287481A JP 2002097917 A JP2002097917 A JP 2002097917A
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shaft
counter
engine
case
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Shinobu Tsutsumigoshi
忍 堤腰
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Suzuki Motor Corp
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/02Pressure lubrication using lubricating pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/02Pressure lubrication using lubricating pumps
    • F01M2001/0253Pressure lubrication using lubricating pumps characterised by the pump driving means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンケースの製造容易化と構成部品の削減
を図り、エンジンユニットの製造コストダウンを達成す
る。 【解決手段】クランク軸61に減速駆動されるカウンタ
ー軸72に対しオイルポンプ136を同軸的に設置して
カウンター軸72で駆動するとともに、ポンプケース1
37に、カウンター軸72の周囲を同心状に取り囲んで
軸方向に延びる筒状係合部141と、カウンター軸72
から離反する方向に延びる吐出通路155とを形成し、
筒状係合部141をエンジンケース44側に形成された
カウンター軸受嵌合孔145に嵌合させる一方、吐出通
路155の末端部(接続管157)をエンジンケース4
4内部に設けたオイル供給口160に嵌合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑用のオイルポ
ンプを内蔵し、スクーター型の自動二輪車等に搭載され
る車両用エンジンユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動二輪車や自動車等の車両に
搭載されるエンジンユニットは、そのエンジンケース
(クランクケース)の内部にクランク軸が軸支されると
ともにオイルポンプがボルト止めにより設置され、クラ
ンク軸の回転が減速ギヤやチェーン等により減速されて
オイルポンプに伝達されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにオイルポンプをエンジンケースの内部に設置するに
は、エンジンケース内部にオイルポンプ専用の取付面を
加工形成しなければならず、その分エンジンケースの製
造が困難になる上に、オイルポンプ固定用のボルトや減
速ギヤ等の専用部品が多数必要となって構成部品点数が
多くなり、これらの点によりエンジンユニットの製造コ
ストの上昇を余儀無くされる。
【0004】本発明に係る車両用エンジンユニットは、
上記課題を解決するために発明されたものであり、その
目的はエンジンケースの製造容易化と構成部品の削減を
図ってエンジンユニットの製造コストダウンを達成し、
併せてオイルポンプの着脱性向上とカウンター軸に設け
られる捩じりダンパー装置のダンパー効果の向上を図る
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る車両用エンジンユニットは、請求項1
に記載したように、エンジンケース内にクランク軸とカ
ウンター軸が軸支されるとともにオイルポンプが設置さ
れ、上記クランク軸の回転が減速されて上記カウンター
軸に伝達されるように構成された車両用エンジンユニッ
トにおいて、上記オイルポンプをカウンター軸に対し同
軸的に設置してカウンター軸をオイルポンプの駆動軸と
するとともに、オイルポンプのポンプケースに、カウン
ター軸の周囲を同心状に取り囲んで軸方向に延びる筒状
係合部と、カウンター軸から離反する方向に延びる吐出
通路とを形成し、上記筒状係合部をエンジンケース側に
形成されたカウンター軸受嵌合孔に嵌合させる一方、上
記吐出通路の末端部をエンジンケース内部に設けたオイ
ル供給口に嵌合させたことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、エンジンケースに本来
より加工形成されているカウンター軸受嵌合孔にポンプ
ケースの筒状係合部が嵌合されてオイルポンプがエンジ
ンケースの内部に固定されるため、エンジンケースに他
のオイルポンプ取付面を加工形成したり、オイルポンプ
固定用のボルト等を設ける必要がなくなる。しかも、ク
ランク軸の回転が減速伝達されるカウンター軸によりオ
イルポンプが直接駆動されるため、減速ギヤ等も不要と
なる。
【0007】また、本発明に係る車両用エンジンユニッ
トは、請求項2に記載したように、請求項1の構成にお
いて、前記筒状係合部の外径を前記カウンター軸受嵌合
孔内に嵌合されるカウンター軸受の外径に等しくした。
こうすれば、カウンター軸受嵌合孔を内径一定の孔に加
工することができ、エンジンケースの加工が一層容易に
なる。
【0008】さらに、本発明に係る車両用エンジンユニ
ットは、請求項3に記載したように、請求項1または請
求項2の構成において、前記エンジンケースを前記カウ
ンター軸受嵌合孔の位置で分割する構造とし、前記筒状
係合部の外周面と前記カウンター軸受嵌合孔の内周面と
の間にCリングを嵌合して前記オイルポンプの軸方向へ
の移動を規制した。これにより、Cリング1個でオイル
ポンプの軸方向への移動を確実に阻止可能になり、構造
が簡略化される上、カウンター軸受嵌合孔の位置でエン
ジンケースを分割すればオイルポンプを着脱できるの
で、オイルポンプの着脱性が向上する。
【0009】そして、本発明に係る車両用エンジンユニ
ットは、請求項4に記載したように、請求項1〜請求項
3の構成において、前記カウンター軸にトルク変動に伴
うショック等を吸収する緩衝機構を設け、この緩衝機構
の出力側に前記オイルポンプを設けた。この場合、オイ
ルポンプの回転抵抗により緩衝機構のダンパー効果が向
上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明に係るエンジンユニットを
含むパワーユニットが搭載されたスクーター型の自動二
輪車の一例を示す左側面図であり、図2はこの自動二輪
車の内部構造を示す左側面透視図、図3は同平面図であ
る。
【0012】この自動二輪車1は、鋼管製の車体フレー
ム2を備えている。車体フレーム2は、その前端に位置
するヘッドパイプ3と、このヘッドパイプ3から後方に
延びる左右一対のダウンパイプ4およびアッパーパイプ
5ならびにミドルパイプ6と、ダウンパイプ4の後端付
近に連設されるリヤーパイプ7およびリヤーステー8
と、左右一対のシートパイプ9と、略中央部に位置する
左右一対のピボットプレート10とを備えて略アンダー
ボーン型に構成されている。なお、左右一対のパイプ部
材(4,5,6)等の間は車幅方向に延びる複数のクロ
スメンバー11,12…(他は非図示)により連結され
ている。
【0013】ヘッドパイプ3には前輪14を支持するフ
ロントフォーク15がハンドルバー16等と共に軸支さ
れる一方、左右のピボットプレート10の間にはピボッ
ト軸17が架設され、このピボット軸17には後輪18
を支持するスイング伝導ユニット19が軸支されてサス
ペンション機構20により緩衝懸架されている。また、
ダウンパイプ4とミドルパイプ6とピボットプレート1
0によりパワーユニット21が懸架支持され、その動力
がスイング伝導ユニット19を経て後輪18に伝達され
るようになっている。
【0014】左右のミドルパイプ6の間隔はダウンパイ
プ4の間隔よりも狭くされ、ミドルパイプ6がパワーユ
ニット21の上方を通り、ダウンパイプ4がパワーユニ
ット21の両側方を通る。そして、左右のミドルパイプ
6の中間部に架設されたクロスメンバー11から上方に
短く延びるシートステー24の上端にシートヒンジ25
が設けられ、このシートヒンジ25に着座シート26の
前端が支持されている。
【0015】着座シート26の下方には燃料タンク27
と、ヘルメット28,29等を収納可能な物品収納室3
0とが形成されており、着座シート26をシートヒンジ
25を軸に上方へ回動させることにより燃料タンク27
と物品収納室30にアクセスすることができる。
【0016】車体全体は合成樹脂製のフロントカウリン
グ32およびフレームカバー33により覆われ、自動二
輪車1の外観が整えられると同時に内部機器類の保護が
図られている。さらに、フレームカバー33には、ハン
ドルバー16と着座シート26との間に位置し、かつダ
ウンパイプ4の上方に位置する低床式のステップボード
34(図1参照)が一体的に形成され、このステップボ
ード34の車幅方向中央部にセンターコンソール35が
設けられている。
【0017】センターコンソール35の内部には車体フ
レーム2を構成する左右一対のミドルパイプ6が通り、
センターコンソール35の内部から着座シート26の下
方にかけてパワーユニット21の主要構成部であるエン
ジンユニット41が配置されている。また、センターコ
ンソール35の上部空間は、ライダーが着座シート26
に跨がる時、あるいは降りる時の足通し空間36とな
る。なお、前輪14の直ぐ後方に位置するようにダウン
パイプ4にはエンジンユニット41冷却用のラジエータ
ー37が設けられ、後輪18の右方にはエンジンユニッ
ト41のシリンダーヘッド46に繋がる排気マフラー3
8が設けられている。
【0018】図4はパワーユニット21(エンジンユニ
ット41)の左側面図、図5はパワーユニット21の平
面略図、図6は同平面図、図7は図4のVII−VII
線に沿うパワーユニット21の横断面図である。図5〜
図7に示すように、パワーユニット21は、エンジンユ
ニット41と、変速ユニット42と、ベベルユニット4
3が組み合わされた複合体である。
【0019】エンジンユニット41を構成するエンジン
ケース44は、前方から順にヘッドカバー45、シリン
ダーヘッド46、シリンダーブロック47、クランクケ
ース48、リヤーケース49が組み合わされて構成され
ており、リヤーケース49の後部には後方に延びる縦板
状のブラケット部51が一体形成され、このブラケット
部51には車幅方向に貫通する嵌合穴52が穿設されて
いる。
【0020】図4および図7に示すように、シリンダー
ヘッド46は6本の長い固定ボルト54と1本の短い固
定ボルト55によりシリンダーブロック47に締結固定
される一方、クランクケース48とリヤーケース49は
4本の通しボルト56と複数の固定ボルト57によりシ
リンダーブロック47に締結固定される。
【0021】上記通しボルト56はリヤーケース49側
から挿入され、リヤーケース49とクランクケース48
を貫通してシリンダーブロック47に締結される。この
ため、通しボルト56によりリヤーケース49とクラン
クケース48がシリンダーブロック47に共締めされ
る。なお、固定ボルト57は通しボルト56よりも短
く、クランクケース48のみに挿通されてシリンダーブ
ロック47に締結される。また、リヤーケース49の周
囲が多数の短い固定ボルト58によりクランクケース4
8に締結固定される。
【0022】一方、シリンダーブロック47とクランク
ケース48間の合面A(図4参照)には車幅方向に沿う
クランク軸61が軸支され、シリンダーブロック47の
内部には左右2本のシリンダーボア62が形成されてい
る。このシリンダーボア62は車両側面視でその中心軸
線Dが車体前後方向に概ね沿い、やや前上りに傾斜する
ように設けられている。
【0023】シリンダーボア62内にはピストン63が
挿入され、そのピストンピン64とクランク軸61のク
ランクピン65との間がコンロッド66で連結され、シ
リンダーボア62内におけるピストン63の摺動がクラ
ンク軸61の回転に変換されてエンジンユニット41の
出力となる。
【0024】また、クランク軸61の上方にはエンジン
振動を打ち消すためのバランサー軸67が軸支されてお
り、このバランサー軸67もシリンダーブロック47と
クランクケース48の合面Aに軸支され、等速ギヤ68
a,68bを介しクランク軸61に回転駆動される。シ
リンダーブロック47とクランクケース48の上部に
は、バランサー軸67を収容するためのバランサーハウ
ジング67aが形成されている。
【0025】他方、シリンダーヘッド46の内部には2
本のカム軸69と動弁装置70が収容されている。各カ
ム軸69はタイミングチェーン71を介してクランク軸
61に駆動され、動弁装置70を所定のタイミングで作
動させてシリンダーボア62(燃焼室)内の吸、排気作
用を行う。
【0026】また、クランクケース48とリヤーケース
49間の合面Bには、クランク軸61に平行するカウン
ター軸72が軸支されている。このカウンター軸72の
軸長はクランク軸61よりも大幅に短く、平面視(図7
参照)でカウンター軸72の収容部であるクランクケー
ス48の後部とリヤーケース49は車体中心線Cに対し
一側寄り(例えば左側寄り)にオフセット配置され、そ
の後部に位置するブラケット部51と共に、エンジンユ
ニット41の平面形状が略L字形に造形されている。
【0027】そして、カウンター軸72の左端寄りに軸
装されたカウンタードリブンギヤ74が、クランク軸6
1左端部のクランクウェブに形成されたカウンタードラ
イブギヤ75に噛み合うため、前転するクランク軸61
に連動回転してカウンター軸72が後転する。
【0028】なお、クランク軸61の右端部はケースカ
バー44aに覆われ、その内側に、図4に示すエンジン
始動用のスターターモーター76からの動力を受けるワ
ンウェイクラッチ機構77が設けられている。一方、ク
ランク軸61の左端部はケースカバー44bに覆われ、
その内側にフライホイール78が、外側にベルトプーリ
ー79が、それぞれクランク軸61と回転一体に設けら
れ、ベルトプーリー79によりエンジンユニット41の
上方に設置されたオルターネーター80(図2参照)が
ベルト81を介して駆動される。
【0029】図2および図4に示すように、スターター
モーター76やオルターネーター80のようなエンジン
ユニット41の補機類はバランサー軸67(バランサー
ハウジング67a)の前後に振り分けて設置され、この
うち外径の小さい方の補機であるスターターモーター7
6はバランサー軸67(バランサーハウジング67a)
の前側に配置され、外径の大きい方の補機であるオルタ
ーネーター80はバランサー軸67の後側に配置されて
いる。
【0030】このように、クランク軸61の上方に軸支
されたバランサー軸67の前後にスターターモーター7
6やオルターネーター80といった補機類を振り分けて
設置することにより、各補機類の防水性を良好に確保す
ることができる。しかも、一般にスターターモーター7
6はオルターネーター80よりも外径が小さいため、ス
ターターモーター76をバランサー軸67の前側に配置
し、オルターネーター80をバランサー軸67の後側に
配置したことにより、センターコンソール35の高さを
低く抑えて足通し空間36を大きく確保することができ
る。
【0031】一方、変速ユニット42は、エンジンユニ
ット41とは別体のケーシング84の内部にベルト式変
速装置(例えばCVT)85が設置されたものである。
ケーシング84は車幅方向内側に位置するインナーケー
ス86と、その外側に液密に被装されるアウターケース
87と、さらにその外側に被装されるケースカバー88
とからなる3ピース構造である。
【0032】ベルト式変速装置85は、ケーシング84
内の前方と後方にてクランク軸61と平行に軸支された
変速入力軸89および変速出力軸90と、これらの軸8
9,90にそれぞれ回転一体に軸装された入力Vプーリ
ー91および出力Vプーリー92と、これら両Vプーリ
ー91,92の間に巻装されたVベルト(あるいは金属
ベルト)93と、入力Vプーリー91に対し同軸的に設
けられたフェーシング駆動機構94とを備えて構成され
ている。
【0033】入力Vプーリー91は、変速入力軸89に
一体形成された固定フェーシング95と、軸方向に移動
可能に設けられた可動フェーシング96とを有し、可動
フェーシング96はフェーシング駆動機構94によりそ
の位置を決定される。また、出力Vプーリー92も固定
フェーシング97と可動フェーシング98を有し、可動
フェーシング98はスプリング99により常に固定フェ
ーシング97側に押圧されている。
【0034】ここで、入力Vプーリー91は変速入力軸
89の左端寄りに配置され、出力Vプーリー92は変速
出力軸90の右端寄りに配置され、かつ入力Vプーリー
91と出力Vプーリー92は前後方向に整列するように
配置され、フェーシング駆動機構94は入力Vプーリー
91の右側に配置され、このフェーシング駆動機構94
の後方かつ出力Vプーリー92の右側にケースカバー8
8による送風装置が設けられている。
【0035】このように、入力Vプーリー91と出力V
プーリー92が前後に並び、かつフェーシング駆動機構
94と送風装置もまた前後に整列しており、さらに出力
Vプーリー92から車幅方向内側に突出して変速出力軸
90が配置されることから、変速ユニット42の平面形
状が略L字形に造形されている。
【0036】そして、エンジンユニット41のクランク
ケース48とリヤーケース49の結合部の右側面に、変
速ユニット42(インナーケース86)の前部左側面に
設けられた軸受ボス101が密に嵌合固定され、この軸
受ボス101を貫く変速入力軸89と、エンジンユニッ
ト41のカウンター軸72とがスプライン結合等により
回転一体に結合されている。一方、変速ユニット42
(86)の後部左側面がエンジンユニット41のブラケ
ット部51右側面(車体中心線C側)に隣接され、変速
出力軸90の軸受ボス102がブラケット部51の嵌合
穴52に密に嵌合されている。
【0037】前述のように、エンジンユニット41と変
速ユニット42は、その平面形状が略L字形に造形され
ているが、その略L字形状同士が互いに組み合わされて
略長方形になっている。
【0038】他方、ベベルユニット43は、独立したケ
ーシング104の内部に、車幅方向に沿うベベル入力軸
105と車長方向に沿うベベル出力軸106が軸支さ
れ、ベベル入力軸105には入力ベベルギヤ107が、
ベベル出力軸106には上記入力ベベルギヤ107に噛
み合う出力ベベルギヤ108が、それぞれ回転一体に設
けられた構成である。
【0039】そして、ベベルユニット43は、エンジン
ユニット41のブラケット部51左側面(反車体中心線
C側)に配置されてブラケット部51に隣接し、ベベル
入力軸105の軸受ボス109がブラケット部51の嵌
合穴52に密に嵌合固定され、変速出力軸90とベベル
入力軸105とがスプライン結合等により回転一体に結
合されている。
【0040】図7に示すように、左方から通しボルト1
11等の締結部材がベベルユニット43とブラケット部
51を貫通して変速ユニット42に締結され、この通し
ボルト111によってベベルユニット43とブラケット
部51が変速ユニット42に共締めされる構造になって
いる。なお、通しボルト111は全部で4本あり、各通
しボルト111は図4に示すようにブラケット部51の
嵌合穴52周囲に等間隔で形成された貫通孔112を貫
通する。
【0041】ところで、ブラケット部51の周囲には例
えば3点のフレーム固定部113が設けられており、こ
れらのフレーム固定部113と、図4に示すようにシリ
ンダーブロック47に1点設けられたフレーム固定部1
14と、シリンダーヘッド46に2点設けられたフレー
ム固定部115が、それぞれ車体フレーム2のダウンパ
イプ4とミドルパイプ6とピボットプレート10に設け
られた締結部に固定ボルト116(図7参照)で締結さ
れ、これによりパワーユニット21全体が車体フレーム
2に固定される。
【0042】このパワーユニット21において、エンジ
ンユニット41のクランク軸61の回転はカウンタード
ライブギヤ75とカウンタードリブンギヤ74を経てカ
ウンター軸72に伝達され、カウンター軸72の回転が
変速ユニット42の変速入力軸89に直接伝達され、そ
の回転が入力Vプーリー91とVベルト93とVプーリ
ー92を経て変速出力軸90に伝達される。そして、変
速出力軸90の回転がベベルユニット43のベベル入力
軸105と入力ベベルギヤ107と出力ベベルギヤ10
8を経てベベル出力軸106に伝達され、ベベル出力軸
106からエンジン出力が後方に取り出される。
【0043】なお、カウンタードライブギヤ75の歯数
がカウンタードリブンギヤ74の歯数よりも小さいた
め、クランク軸61の回転はカウンター軸72に伝わる
際に一次減速される。また、入力ベベルギヤ107の歯
数が出力ベベルギヤ108の歯数よりも小さいため、こ
こで二次減速がなされる。
【0044】そして、ベベル出力軸106の回転がユニ
バーサルジョイント117(図3,5,6参照)を介し
てスイング伝導ユニット19内に軸支されたドライブシ
ャフト118に伝達され、ドライブシャフト118の回
転がリヤベベルギヤ機構119を経て後輪18に伝達さ
れる。なお、ドライブシャフト118の中間部には例え
ば電磁式の発進クラッチ120が設けられており、この
発進クラッチ120のON,OFF操作によりエンジン
ユニット41の動力が後輪18に対して断続される。
【0045】ところで、変速ユニット42におけるベル
ト式変速装置85のフェーシング駆動機構94は、図示
しない制御手段に制御されるアクチュエーターの動力を
受けて、自動二輪車1の走行速度、スロットル開度、エ
ンジン負荷等の諸条件に応じて入力Vプーリー91の可
動フェーシング96を軸方向に移動させる。
【0046】例えば、自動二輪車1の発進時において
は、フェーシング駆動機構94が可動フェーシング96
を固定フェーシング95から遠ざけ、入力Vプーリー9
1のベルト巻付有効径を最小にする。これに伴い、出力
Vプーリー92側ではスプリング99の付勢力により可
動フェーシング98が固定フェーシング97側に押圧さ
れてベルト巻付有効径が最大になるため、変速比が高く
なり、発進が容易になる。
【0047】また、自動二輪車1の加速中においては、
フェーシング駆動機構94が入力Vプーリー91の可動
フェーシング96を固定フェーシング95側に徐々に近
付け、入力Vプーリー91のベルト巻付有効径を拡大さ
せる。すると出力Vプーリー92側ではスプリング99
の付勢力に抗して可動フェーシング98が固定フェーシ
ング97から遠ざかり、ベルト巻付有効径が縮小されて
いくため、変速比が低くなって車速が高まる。
【0048】一方、図4に示すように、シリンダーブロ
ック47の後半部分とクランクケース48とリヤーケー
ス49の下部は、シリンダーヘッド46の下面やシリン
ダーブロック47の前半部分よりも下方に引き下げられ
ており、この引き下げられた部分がオイル貯溜部130
とされ、その内部にオイルレベルOLの高さまでエンジ
ンオイルが貯溜される。このオイル貯溜部130の底部
131は平坦に形成されており、シリンダーボア62の
中心軸線Dがやや前上りであるのに対し、底部の面方向
は走行路面と略平行にされている。
【0049】そして、オイル貯溜部130の前面であっ
て、車両側面視でバランサー軸67およびシリンダーボ
ア62よりも下方、かつオイル貯溜部130の底部13
1よりも上方にオイルフィルター133が交換可能に設
置されている。この位置にオイルフィルター133を設
けることにより、オイルフィルター133の着脱性を向
上させるとともに、その着脱時にこぼれ落ちるエンジン
オイルがエンジンユニット41回りを汚損することを防
止できる。
【0050】他方、エンジンユニット41のクランクケ
ース48とリヤーケース49の接続部左側面には、冷却
水循環用のウォーターポンプ135がカウンター軸72
の左端部に対し同軸的に設けられ、同じく両ケース4
8,49の接続部の内部にはエンジンオイル供給用のオ
イルポンプ136がカウンター軸72の右端部に対し同
軸的に設けられ、これらのポンプ類135,136がカ
ウンター軸72に直接駆動されるようになっている。
【0051】図8(a),(b)は、それぞれオイルポ
ンプ136付近を拡大した左側面図と横断面図である。
オイルポンプ136は例えばトロコイドポンプであり、
そのポンプケース137は右側のケース本体138に左
側のケースカバー139が複数のボルト140で固定さ
れて液密に構成され、ケース本体138側にはカウンタ
ー軸72の周囲を同心状に取り囲み軸方向右側に延びる
筒状係合部141が一体形成され、ケースカバー139
側にはカウンター軸72を約半周取り囲むように吸入ポ
ート142と吐出ポート143が形成されている。
【0052】そして、ケース本体138の筒状係合部1
41が、エンジンケース44のクランクケース48とリ
ヤーケース49との合面B(図4参照)に設けられたカ
ウンター軸受嵌合孔145に密に嵌合される。このカウ
ンター軸受嵌合孔145の奥側(右側)には、カウンタ
ー軸72を軸支する左右一対のカウンター軸受146,
147のうちの右側のカウンター軸受147が嵌合さ
れ、その手前側(左側)に筒状係合部141が嵌合され
る。
【0053】筒状係合部141の外径はカウンター軸受
147の外径に等しくなるように加工されているため、
カウンター軸受嵌合孔145は内径部に段差の無い内径
一定の孔とされている。筒状係合部141の外周面とカ
ウンター軸受嵌合孔145の内周面との間にはCリング
148が嵌合され、このCリング148によりオイルポ
ンプ136の軸方向への移動が規制される。
【0054】ポンプケース137内に画成されたポンプ
室150内にはインナーローター151とアウターロー
ター152が設置される。インナーローター151はカ
ウンター軸72に回転一体に取り付けられ、アウターロ
ーター152はインナーローター151の周囲に偏心的
に設けられ、インナーローター151の外周に形成され
た外歯形状と、アウターローター152の内周に形成さ
れた内歯形状とが噛み合うことにより吸入ポート142
から吐出ポート143に向かってエンジンオイルが搬送
される。
【0055】また、ケースカバー139の吸入ポート1
42と吐出ポート143からは、それぞれ管状の吸入通
路154と吐出通路155がカウンター軸72から離反
するように例えば前斜め下方に向かって平行に延びてお
り、吸入通路154の先端に設けられたオイルストレー
ナー156がオイル貯溜部130の底部付近に達する一
方、吐出通路155の末端部、即ち吐出通路155の途
中から分岐して前方に略水平に延びる接続管157が、
シリンダーブロック47の内部にてオイルフィルター1
33の後方位置にボルト158で固定されたオイル通路
ブロック159のオイル供給口160に液密に嵌合さ
れ、これによりオイルポンプ136全体がカウンター軸
72回りに回転することが規制されている。なお、吐出
通路155の先端にはリリーフ弁161が設けられる。
【0056】シリンダーブロック47には、オイル通路
ブロック159のオイル供給口160に整合するオイル
供給通路162と、その隣(左側)に位置するオイル供
給通路163とが併設され、オイル供給通路162はオ
イルフィルター133の入口側通路164に連通し、オ
イル供給通路163はオイルフィルター133の出口側
通路165と、図示しないメインギャラリーに繋がるギ
ャラリー通路166に通じている。なお、オイル通路ブ
ロック159はシリンダーブロック47の内部に一体的
に形成してもよい。
【0057】ところで、カウンター軸72にはトルク変
動に伴うショック等を吸収する緩衝機構170が設けら
れている。即ち、図8(b)に示すように、カウンター
軸72は、その入力軸となるインナーシャフト171の
外周に、出力軸となる筒状のアウターシャフト172が
軸受173,174を介して同軸的かつ相対回転自在に
設けられた2重軸構造であり、インナーシャフト171
の左端がカウンター軸受146に支持される一方、アウ
ターシャフト172の右端がカウンター軸受147に支
持されている。
【0058】前記カウンタードリブンギヤ74はインナ
ーシャフト171側に回転一体に設けられ、アウターシ
ャフト172側にはカウンタードリブンギヤ74の右側
に隣接する略円盤状のダンパープレート175が回転一
体に設けられている。そして、カウンタードリブンギヤ
74とダンパープレート175との間が複数のダンパー
ピン176とダンパースプリング177により連結され
て緩衝機構170が構成されている。
【0059】ダンパースプリング177が圧縮されるこ
とにより、カウンタードリブンギヤ74(インナーシャ
フト171)とダンパープレート175(アウターシャ
フト172)との間の若干の捩じれが許容されるため、
エンジンユニット41の作動時においてクランク軸61
のトルク変動等に伴うショックが緩衝機構170に吸収
される。オイルポンプ136のインナーローター151
は、カウンター軸72(緩衝機構170)の出力側であ
るアウターシャフト172に回転一体である。
【0060】エンジンユニット41が作動してオイルポ
ンプ136がカウンター軸72に駆動されると、オイル
貯溜部130に貯溜されたエンジンオイルが、オイルス
トレーナー156→吸入通路154→吸入ポート142
→吐出ポート143→吐出通路155→接続管157→
オイル供給口160→オイル供給通路162→入口側通
路164→オイルフィルター133→出口側通路165
→オイル供給通路163→ギャラリー通路166→メイ
ンギャラリーの順に流れてエンジンユニット41の各潤
滑部に圧送され、その後再びオイル貯溜部130に還流
する。なお、オイルポンプ136の吐出圧力が必要以上
に高まった時にはリリーフ弁161が開弁し、一部のオ
イルがオイル貯溜部130に戻されることにより油圧が
適正値に調整される。
【0061】以上のように、このエンジンユニット41
では、オイルポンプ136がカウンター軸72に対し同
軸的に設置され、そのポンプケース137に設けられた
筒状係合部141がエンジンケース44に本来より加工
形成されているカウンター軸受嵌合孔145に嵌合され
るとともに、オイルポンプ136から延びる吐出通路1
55の末端部(接続管157)がエンジンケース44
(オイル通路ブロック159)の内部に設けられたオイ
ル供給口160に嵌合される構造である。
【0062】このため、オイルポンプ136専用の取付
面をエンジンケース44の内部に加工形成したり、オイ
ルポンプ136固定用のボルト類を要することなくオイ
ルポンプ136を安定的に設置することができる。しか
も、クランク軸61の回転が減速伝達されるカウンター
軸72によりオイルポンプ136が直接駆動されるた
め、オイルポンプ136駆動用の減速ギヤ等も不要であ
る。このため、エンジンケース44の製造を容易にする
とともに、部品点数を削減し、エンジンユニット41の
製造コストダウンを図ることができる。
【0063】また、カウンター軸受嵌合孔145内に嵌
合されるカウンター軸受147の外径と、オイルポンプ
136の筒状係合部141の外径とが等しくされている
ため、カウンター軸受嵌合孔145を内径部に段差の無
い内径一定の孔とすることができ、この点でもエンジン
ケース44の加工を容易にすることができる。
【0064】さらに、エンジンケース44を構成するク
ランクケース48とリヤーケース49とがカウンター軸
72(カウンター軸受嵌合孔145)の位置で分割され
るようになっており、オイルポンプ136の筒状係合部
141の外周面とカウンター軸受嵌合孔145の内周面
との間にCリング148が嵌合されてオイルポンプ13
6の軸方向への移動が規制される構造であるため、1個
のCリング148でオイルポンプ136の軸方向への移
動を確実に阻止することができ、構造を簡略化できる上
に、クランクケース48とリヤーケース49を分割すれ
ばオイルポンプ136を簡単に着脱できるため、オイル
ポンプ136の着脱性が良い。
【0065】また、オイルポンプ136のインナーロー
ター151が、カウンター軸72に設けられた緩衝機構
170の出力側となるアウターシャフト172に回転一
体に設けられていることから、オイルポンプ136の回
転抵抗により緩衝機構170のダンパー効果を高めるこ
とができる。
【0066】さらに、このエンジンユニット41のよう
にリヤーケース49の後部に後方へ延びるブラケット部
51が一体形成され、このブラケット部51に変速ユニ
ット42とベベルユニット43が組み合わされる場合に
おいては、ブラケット部51の剛性を高く確保するため
にリヤーケース49をクランクケース48に締結する通
しボルト56の横間隔を広く取る必要があり、これによ
り必然的にリヤーケース49の内部幅が拡がってデッド
スペースが生まれる傾向があるが、そのデッドスペース
にオイルポンプ136を配置したので、スペースを有効
に利用してエンジンユニット41のコンパクト化に貢献
することができる。
【0067】なお、本発明の要旨は上記実施形態のもの
に限定されることはない。例えば、スクーター型の自動
二輪車のエンジンユニットに限らず、他種の自動二輪車
や自動車、船舶等のエンジンユニットに本発明を適用す
ることも考えられる。また、本発明の変形例として、ク
ランク軸の回転が減速伝達されるカウンター軸以外の回
転軸(カム軸等)にオイルポンプを同軸的に設け、上記
実施形態と同様な取付構造とすることもできる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用エンジンユニットによれば、エンジンケースの製造容
易化と構成部品の削減を図ってエンジンユニットの製造
コストダウンを達成し、併せてオイルポンプの着脱性向
上とカウンター軸に設けられる捩じりダンパー装置のダ
ンパー効果向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクーター型の自動二輪車の一例
を示す左側面図。
【図2】同自動二輪車の内部構造を示す左側面透視図。
【図3】同平面図。
【図4】パワーユニット(エンジンユニット)の左側面
図。
【図5】パワーユニットの平面略図。
【図6】パワーユニットの平面図。
【図7】図4のVII−VII線に沿うパワーユニット
の横断面図。
【図8】本発明の実施形態を示すもので、(a)はオイ
ルポンプ付近の拡大左側面図、(b)は(a)のVII
Ib−VIIIb線に沿うオイルポンプ付近の拡大横断
面図。
【符号の説明】 1 自動二輪車 41 エンジンユニット 44 エンジンケース 61 クランク軸 72 カウンター軸 74 カウンタードリブンギヤ 136 オイルポンプ 137 ポンプケース 141 筒状係合部 145 カウンター軸受嵌合孔 147 カウンター軸受 148 Cリング 154 吸入通路 155 吐出通路 156 オイルストレーナー 157 吐出通路の末端部である接続管 160 オイル供給口 161 リリーフ弁 170 緩衝機構 172 緩衝機構の出力側となるアウターシャフト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンケース内にクランク軸とカウン
    ター軸が軸支されるとともにオイルポンプが設置され、
    上記クランク軸の回転が減速されて上記カウンター軸に
    伝達されるように構成された車両用エンジンユニットに
    おいて、上記オイルポンプをカウンター軸に対し同軸的
    に設置してカウンター軸をオイルポンプの駆動軸とする
    とともに、オイルポンプのポンプケースに、カウンター
    軸の周囲を同心状に取り囲んで軸方向に延びる筒状係合
    部と、カウンター軸から離反する方向に延びる吐出通路
    とを形成し、上記筒状係合部をエンジンケース側に形成
    されたカウンター軸受嵌合孔に嵌合させる一方、上記吐
    出通路の末端部をエンジンケース内部に設けたオイル供
    給口に嵌合させたことを特徴とする車両用エンジンユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記筒状係合部の外径を前記カウンター
    軸受嵌合孔内に嵌合されるカウンター軸受の外径に等し
    くした請求項1に記載の車両用エンジンユニット。
  3. 【請求項3】 前記エンジンケースを前記カウンター軸
    受嵌合孔の位置で分割する構造とし、前記筒状係合部の
    外周面と前記カウンター軸受嵌合孔の内周面との間にC
    リングを嵌合して前記オイルポンプの軸方向への移動を
    規制した請求項1または請求項2に記載の車両用エンジ
    ンユニット。
  4. 【請求項4】 前記カウンター軸にトルク変動に伴うシ
    ョック等を吸収する緩衝機構を設け、この緩衝機構の出
    力側に前記オイルポンプを設けた請求項1〜請求項3に
    記載の車両用エンジンユニット。
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