JP2006115424A - 画像処理装置、画像処理装置の転送制御方法、画像処理装置の出力制御方法、画像処理装置の制御プログラム、画像処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の転送制御方法、画像処理装置の出力制御方法、画像処理装置の制御プログラム、画像処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像の編集処理を行うために必要な情報のディスク型記憶装置への迅速な書き込みまたは読み出しを実現する。
【解決手段】 本発明の画像処理装置2は、入力された画像データを受信する入力画像受信部と、受信された画像データを直接ディスク型記憶装置に転送する第1圧縮転送部12と、受信された画像データに基づき、該画像データの領域データを生成する領域データ生成部と、生成された領域データをHDD14に転送する第2圧縮転送部13と、HDD14に記憶された領域データに基づき、画像データを編集処理する出力画像処理部とを備えているので、画像データおよび領域データのHDD14への転送を迅速に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力された画像データをディスク型記憶装置に記憶し、該記憶された画像データの編集処理を行う画像処理装置に関するものである。
従来から、入力されたデータを、例えばハードディスク(hard disc drive;HDD)等の記憶装置に記憶するために、あるいは該記憶装置に記憶されたデータを読み出すために様々なデータの記憶方法が提案されている。
例えば、画像データの記録方法として、外部からの画像データをメモリに記憶し、そして、このメモリから画像データを記録媒体に記録するスチルビデオの記録装置が開示されている(特許文献1参照)。すなわち、この記録装置では、画像データの記録時に、記録可能となった時点で、上記メモリに保持された画像データを記録媒体に転送するように構成されている。このため、記録待機時に記録媒体(ディスク)を回転させておく必要がなくディスクおよびヘッドの磨耗を防ぐことができる。
また、HDDに記憶された画像データの読み出しにかかる時間を短縮するために以下のファイル装置が提案されている。
このファイル装置は、一枚の書類イメージを構成する複数の画像部品の集合をデータメモリに記憶させ、一方、上記書類イメージの管理情報および編集情報をインフォメーションメモリに記憶させる。そして、上記データメモリおよびインフォメーションメモリの内容を単一のファイルとして記憶装置に転送する(特許文献2参照)。
特開平1−109882号公報(1989年4月26日公開) 特開平1−169643号公報(1989年7月4日公開)
しかしながら、上記特許文献1の構成は、外部からの画像データをメモリに一度蓄積しておき、記録媒体に画像データを送信するものである。このように特許文献1の構成では、メモリに一度蓄積した画像データを、記録媒体に一括して転送し記憶させるため、外部から画像データが入力されてから、該画像データを記録媒体に転送し記憶させるまでの処理において時間がかかる。
また、特許文献2の構成では、画像部品と管理情報および編集情報とをそれぞれメモリに一度蓄積しておき、外部記録装置に単一のファイルとして記録するように構成されているため、上記特許文献1の構成と同様に、画像データが入力されてから、該画像データを外部記録装置に転送し記憶させるまでの処理において時間がかかる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像の編集処理を行うために必要な情報をディスク型記憶装置に迅速に転送することを実現する画像処理装置、画像処理装置の転送制御方法、画像処理装置の出力制御方法、画像処理装置の制御プログラム、および画像処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体を提供する。
本発明に係る画像処理装置は、上記した課題を解決するために、入力された画像データをディスク型記憶装置に転送する画像処理装置であって、入力された画像データを受信する受信手段と、上記受信手段によって受信された画像データを直接上記ディスク型記憶装置に転送する第1転送手段と、上記受信手段によって受信された画像データに基づき、該画像データの属性情報を生成する属性情報生成手段と、上記属性情報生成手段によって生成された属性情報をディスク型記憶装置に転送する第2転送手段とを備え、上記受信手段が、入力された画像データを、上記第1転送手段および上記属性情報生成手段に並行して送信することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置の転送制御方法は、上記した課題を解決するために、入力された画像データをディスク型記憶装置に転送する画像処理装置の転送制御方法であって、入力された画像データを受信する受信ステップと、上記受信ステップによって受信された画像データを直接上記ディスク型記憶装置に転送する第1転送ステップと、上記受信ステップによって受信された画像データに基づき、該画像データの属性情報を生成する属性情報生成ステップと、上記属性情報生成ステップによって生成された属性情報をディスク型記憶装置に転送する第2転送ステップとを含み、上記受信ステップによって入力された画像データが、上記第1転送ステップと上記属性情報生成ステップとにおいて利用される画像データとして、各ステップに並行して提供されることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置および画像処理装置の転送制御方法は、上記第1転送手段を備えているため、上記受信手段によって受信した画像データを直接ディスク型記憶装置に転送することができる。ところで、一般的には、入力された画像データは一旦バッファ等の一時記憶装置に記憶されてからディスク型記憶装置に記憶させる。しかし、本発明に係る画像処理装置は、上記受信手段によって受信した画像データを、バッファなどに一時蓄積させてからディスク型記憶装置に転送しないため、受信した画像データを迅速に上記ディスク型記憶装置に転送し記憶させることができる。なお、上記ディスク型記憶装置とは、例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、DVDドライブ等のように、ディスクにデータを記憶させる記憶装置である。
また、本発明に係る画像処理装置は、属性情報生成手段を備えているため、受信部で受信した画像データに基づき、該画像データに関する属性情報を生成することができる。なお、上記属性情報とは、画像データ中における例えば文字領域、写真領域等の属性を判別する情報である。
また、上記画像処理装置は、上記第1転送手段および第2転送手段を備えているため、受信部で受信した画像データを第1転送手段によってディスク型記憶装置に転送している間に、該画像データに基づき生成された属性情報をディスク型記憶装置に転送することができる。
本発明に係る画像処理装置および該画像処理装置の転送制御方法は、上記第1転送手段と属性情報生成手段とに受信手段が受信した画像データを並行して送信することができるため、上記ディスク型記憶装置に、画像データを転送する処理と、この画像データに基づき属性情報を生成し、該属性情報をディスク型記憶装置に転送する処理とをそれぞれ同時進行することができる。
したがって、本発明に係る画像処理装置および該画像処理装置の転送制御方法は、入力された画像データと該画像データに基づき生成した属性情報とを迅速にディスク型記憶装置に転送し記憶させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記した構成において、上記属性情報を一時記憶する記憶装置をさらに備え、上記第2転送手段は、上記属性情報生成手段によって生成された属性情報を、上記記憶装置に一時記憶し、上記ディスク型記憶装置に転送する構成であってもよい。
本発明に係る画像処理装置は、上記記憶装置を備えているため、該記憶装置に属性情報を一時記憶してから該属性情報をディスク型記憶装置に記憶させることができる。このため、上記画像処理装置は、上記ディスク型記憶装置に上記画像データと属性情報とを別々のタイミングで記憶させることができる。
従って、画像データおよび属性情報それぞれの情報が一連のまとまった状態でディスク型記憶装置のディスクに記憶させることができる。このため、画像データおよび属性情報のそれぞれが上記ディスクにおいて分散された状態で記憶されないため、上記ディスク型記憶装置のヘッドの移動距離を小さくすることができる。
このように本発明に係る画像処理装置では、上記ヘッドの移動距離を小さくすることができるため、該ヘッドの移動生じるロスを低減させることができる。したがって、上記画像処理装置は、ディスク型記憶装置に迅速に画像データ、属性情報それぞれを記憶させることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記した構成において、上記第1転送手段は、画像データの転送が終了すると、該画像データの転送終了を示す通知を上記第2転送手段に送信しており、上記第2転送手段は、上記第1転送手段から画像データの転送終了を示す情報を受信した場合、上記記憶装置に記憶されている属性情報を、ディスク型記憶装置に転送するように構成されている。
このように、上記画像処理装置は、画像データがディスク型記憶装置に記憶されてから属性情報を記憶させることができるため、画像データに連続させて属性情報を記憶させることができる。
画像データと属性情報とが連続してディスク型記憶装置に記憶させることができるため、属性情報および画像データの読み出し時において、上記ヘッドの移動距離を小さくすることができるため、ヘッドによる読み出しを迅速に行うことができる。
従って、上記画像処理装置は、画像データおよび属性情報の読み出しを迅速に行うことができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記した構成において、上記ディスク型記憶装置における記録処理を制御する記録制御手段をさらに備え、上記記録制御手段が、上記画像データおよび属性情報それぞれが記憶される領域のアドレスを、予め決められた順番で上記ディスク型記憶装置に記憶させるように構成されていてもよい。
すなわち、上記画像データおよび属性情報それぞれが記憶される領域のアドレスの順番が、上記画像データおよび属性情報それぞれの情報が記憶される順番である場合、記録時におけるディスク型記憶装置のヘッドの移動方向と記憶される上記情報の順番とが一致するため、それぞれの情報がスムーズに該ディスク型記憶装置に記憶されることとなる。
一方、上記画像データおよび属性情報それぞれが記憶される領域のアドレスの順番が、上記画像データおよび属性情報それぞれの情報が読み出される順番である場合、読み出し時におけるディスク型記憶装置のヘッドの移動方向と記憶される上記情報の順番とが一致するため、それぞれの情報がスムーズに該ディスク型記憶装置から読み出されることとなる。
このため、上記画像処理装置は、上記画像データおよび属性情報の記録時または読み出し時において上記ヘッドの移動量を低減させることができるため、該画像データおよび属性情報の上記ディスク型記憶装置への記憶、あるいは該ディスク型記憶装置からの出力を迅速に行うことができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記した構成において、上記記録制御手段が、上記画像データが記憶される領域のアドレスよりも属性情報が記憶される領域のアドレスの方が前となるように、該画像データおよび属性情報を上記ディスク型記憶装置に記憶させることが好ましい。
すなわち、上記画像データ、属性情報は、ディスク型記憶装置に、それぞれの情報が記憶される順番に上記記録制御手段によって記録されるため、ディスク型記憶装置のヘッドの移動方向に一致して、それぞれの情報が記憶されることとなる。
このため、上記画像処理装置は、上記画像データおよび属性情報の記憶時において上記ヘッドの移動量を低減させることができるため、該画像データおよび属性情報の記憶を迅速に行うことができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記した構成において、上記ディスク型記憶装置において、上記画像データと属性情報とが一つのファイルとして記録されていてもよい。
すなわち、上記画像処理装置において、上記ディスク型記憶装置に、上記画像データと属性情報とが一つのファイルとして記録されているため、属性情報に含まれる各属性ごとに画像データのファイルを設定する場合に比べて、ファイルオープン、ファイルクローズの回数を低減させることができる。
従って、上記画像処理装置は、上記画像データおよび属性情報のディスク型記憶装置への記憶、読み出しを迅速に行うことができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記した構成において、上記ディスク型記憶装置に記憶された画像データおよび属性情報の該ディスク型記憶装置における記憶位置を示す情報である管理情報を生成する管理情報生成手段を備え、上記管理情報生成手段によって生成された管理情報が、上記ディスク型記憶装置に、上記画像データおよび属性情報とともに記憶されるように構成されている。
したがって、上記画像処理装置は、上記管理情報を生成することができるため、この管理情報を参照して即座に画像データおよび属性情報の記憶位置を把握することができる。
よって、上記画像処理は、上記画像データおよび属性情報の読み出しを効率的に行うことができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記した構成において、上記記録制御手段が、上記管理情報が記憶される領域のアドレスを、上記画像データおよび属性情報それぞれが記憶される領域のアドレスよりも前の順番で、上記ディスク型記憶装置に記憶させる構成であってもよい。
すなわち、管理情報の領域が記憶されるアドレスが、画像データおよび属性情報の領域が記憶されるアドレスよりも前の順番であるため、該管理情報が記憶される領域のアドレスは、情報の読み出し時におけるヘッドの移動距離が最も小さい位置となる。
ところで、上記画像処理装置では管理情報に基づき、上記画像データおよび属性情報の記憶位置を確認する構成である場合、それぞれの情報を読み出す際に、管理情報を画像データおよび属性情報よりも先に読み出すこととなる。
したがって、上記管理情報に基づき画像データおよび属性情報を読み出す場合、上記画像処理装置では、画像データおよび属性情報よりも先に読み出されるアドレスに管理情報が記憶されているため、ヘッドの移動距離を小さくすることができる。
従って、上記画像処理装置は、画像データおよび属性情報を迅速に上記ディスク型記憶装置から読み出すことができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記した課題を解決するために、画像データおよび該画像データの属性を示す属性情報を記憶するディスク型記憶装置と、上記ディスク型記憶装置に記憶された上記属性情報に基づき、該ディスク型記憶装置に記憶された上記画像データを編集するための編集手段とを備えた画像処理装置であって、上記ディスク型記憶装置に記憶された属性情報を一時記憶する記憶装置と、上記記憶装置に記憶された属性情報を上記編集手段に出力する第1出力手段と、上記ディスク型記憶装置に記憶されている画像データを、上記編集手段に出力する第2出力手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置の出力制御方法は、上記した課題を解決するために、画像データおよび該画像データの属性を示す属性情報を記憶するディスク型記憶装置と、上記ディスク型記憶装置に記憶された上記属性情報に基づき、該ディスク型記憶装置に記憶された上記画像データを編集するための編集手段とを備えた画像処理装置の出力制御方法であって、上記ディスク型記憶装置に記憶された属性情報を一時記憶する記憶ステップと、上記記憶ステップによって記憶された属性情報を上記編集手段に出力する第1出力ステップと、上記ディスク型記憶装置に記憶されている画像データを、上記編集手段に出力する第2出力ステップとを含むことを特徴とする。
すなわち、本発明に係る画像処理装置および画像処理装置の出力制御方法は、上記記憶装置に属性情報を一時記憶し、この属性情報を編集手段に出力することができるため、上記第2出力手段による画像データの出力タイミング別々とすることができる。このため、上記画像処理装置は、属性情報および画像データの編集手段への出力タイミングをそれぞれ適切に設定することができるため、編集手段に効率よく画像データおよび属性情報を出力することができる。
また、上記記憶装置に、属性情報が一時、上記記憶装置に記憶されるため、再度同じ属性情報に基づき編集手段による編集処理が行われる場合、再度上記ディスク型記憶装置から属性情報を読み出す必要がなく、上記記憶装置に一時記憶した属性情報を再度読み出すだけでよい。すなわち、同じ属性情報に基づき、複数回画像処理を行う場合、上記記憶装置に記憶された属性情報を読み出し出力することができるため、ディスク型記憶装置から上記属性情報を読み出す処理回数を低減させることができる。
すなわち、上記画像処理装置は、上記ディスク型記憶装置から属性情報を読み出す処理回数を低減することができるため、属性情報および画像データの読み出し処理にかかる時間を小さくすることができる。
よって、本発明に係る画像処理装置および該画像処理装置の出力制御方法は、ディスク型記憶装置に記憶された画像データおよび属性情報に読み出し処理を迅速に、効率的に行うことができるという効果を奏する。
なお、上記画像処理装置各手段は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記印刷装置をコンピュータにて実現させる印刷装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る画像処理装置は、以上のように、入力された画像データを受信する受信手段と、上記受信手段によって受信された画像データを直接ディスク型記憶装置に転送する第1転送手段と、上記受信手段によって受信された画像データに基づき、該画像データの属性情報を生成する属性情報生成手段と、上記属性情報生成手段によって生成された属性情報をディスク型記憶装置に転送する第2転送手段と、上記ディスク型記憶装置に記憶された属性情報に基づき、上記画像データを編集処理する編集手段とを備え、上記第1転送手段による画像データの転送中に、上記属性情報生成手段による属性情報の生成および上記第2転送手段による該属性情報の転送が行われることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置の転送制御方法は、以上のように、入力された画像データを受信する受信ステップと、上記受信ステップによって受信した画像データを直接ディスク型記憶装置に転送する第1転送ステップと、上記受信ステップによって受信した画像データに基づき、該画像データの属性情報を生成する属性情報生成ステップと、上記生成された属性情報をディスク型記憶装置に転送する第2転送ステップと、上記ディスク型記憶装置に記憶された属性情報に基づき、上記画像データを編集処理する編集ステップとを含み、上記第1転送ステップによる画像データの転送中に、上記属性情報生成ステップによる属性情報の生成および上記第2転送ステップによる該属性情報の転送が行われることを特徴とする。
したがって、本発明に係る画像処理装置および画像処理装置の転送制御方法は、上記ディスク型記憶装置に、画像データを転送する処理と、この画像データに基づき属性情報を生成し、該属性情報をディスク型記憶装置に転送する処理とを並行して行うことができるため、画像データおよび属性情報を効率的に、ディスク型記憶装置に記憶させることができる。
また、上記ディスク型記憶装置には、画像の編集処理に用いられる情報として画像データおよび属性情報が記憶されるため、上記画像処理装置は、属性ごとに応じた適切な編集処理を上記編集手段が画像データに対して行うことができる。
したがって、本発明に係る画像処理装置および画像処理装置の転送制御方法は、画像データに対する編集処理するために必要な情報を迅速にディスク型記憶装置に転送し記憶させることができ、編集処理の効率化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る画像処理装置は、以上のように、画像データおよび該画像データの属性を示す属性情報を記憶するディスク型記憶装置と、上記ディスク型記憶装置に記憶された上記属性情報に基づき、該ディスク型記憶装置に記憶された上記画像データを編集するための編集手段とを備えた画像処理装置であって、上記ディスク型記憶装置に記憶された属性情報を一時記憶する記憶装置と、上記記憶装置に記憶された属性情報を上記編集手段に出力する第1出力手段と、上記ディスク型記憶装置に記憶されている画像データを、上記編集手段に出力する第2出力手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置の出力制御方法は、以上のように、画像データおよび該画像データの属性を示す属性情報を記憶するディスク型記憶装置と、上記ディスク型記憶装置に記憶された上記属性情報に基づき、該ディスク型記憶装置に記憶された上記画像データを編集するための編集手段とを備えた画像処理装置の出力制御方法であって、上記ディスク型記憶装置に記憶された属性情報を一時記憶する記憶ステップと、上記記憶ステップによって記憶された属性情報を上記編集手段に出力する第1出力ステップと、上記ディスク型記憶装置に記憶されている画像データを、上記編集手段に出力する第2出力ステップとを含むことを特徴とする。
よって、本発明に係る画像処理装置および画像処理装置の出力制御方法は、ディスク型記憶装置に記憶された画像データおよび属性情報に読み出し処理を迅速にかつ、効率的に行うことができるという効果を奏する。
(実施形態1)
本発明の一実施形態について図1ないし図3に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施の形態に係る画像処理システム30は、入力されたカラー画像のデータに基づき画像処理を施し、印刷処理するものである。また、本実施の形態に係る画像処理システム30では、画像処理装置2が通信ネットワーク4と通信可能に接続されており、画像入力装置1から入力された画像データを画像処理し、この外部に備えられたPC等に出力することができるようになっている。
図1に示すように、本実施の形態に係る画像処理システム30は、画像入力装置1、画像処理装置2、および印刷処理装置3を備え、該印刷処理装置3および/または画像入力装置1は、通信ネットワーク4に通信可能に接続されている。なお、この図1は、本実施の形態に係る画像処理システム30の要部構成の一例を示すブロック図である。
上記画像入力装置1は、印刷原稿を不図示のCCD(Charge coupled device)センサによって読取り、画像データを生成したり、外部に備えられたPC(Personal computer)等から通信ネットワーク4を介して画像データの入力を受けたりするものである。この画像入力装置1は、CCDセンサによって読取られた画素ごとの画像データを画像処理装置2に入力していく。なお、この画像処理装置2に入力される画像データはR・G・B表色系のディジタルデータである。
上記画像処理装置2は、画像入力装置1から画像データを受信し、この受信した画像データに対する画像処理を行うものである。ここで画像処理とは、原稿画像をより忠実に再生する、あるいは使用目的に応じて加工するための処理であり、例えば、画像データを写真、文字等の属性に応じて分離する像域分離処理(後述)、色補正、変倍,フィルタ処理等の編集処理(後述)が行われる。この画像処理装置2は、上記画像処理した画像データを印刷処理装置3に出力する。あるいは、画像処理装置2は、上記画像処理した画像データを、通信ネットワーク4を通じて外部に設けられたPC等に出力する。
上記印刷処理装置3は、画像処理装置2から入力された画像データに基づき、印刷処理を行うものである。
ここで、本実施の形態に係る画像処理装置2の概略構成について説明する。
上記画像処理装置2は、入力画像受信部10,領域データ生成部11,第1圧縮転送部12,第2圧縮転送部13,HDD(hard disc drive)14,第1伸張転送部15,第2伸張転送部16,出力画像処理部17,切り換え出力部18,および記録再生制御部25を備えている。
上記入力画像受信部10は、画像入力装置1から入力される画像データを、第1圧縮転送部12に送信するとともに、領域データ生成部11にも画像データを送信するものである。なお、上記入力画像受信部10は、画像入力装置1による画像データの読取りに応じて、該画像データを逐次第1圧縮転送部12に入力している。
領域データ生成部11は、上記画像受信部から受信した画像データを一時記憶し、印刷原稿1枚分の画像データが記憶されたら、画像データ中における文字部分、写真部分等の属性を判定する解析処理(像域分離処理)を行い、この解析処理の結果に基づいて領域データ(属性情報)を生成するものである。
なお、この領域データには、写真部分、文字部分等の各属性を示す情報に加え、この各属性を示す情報が画像データ中のどの画像データと対応するかを示す識別情報も含まれている。また、上記領域データ生成部11は、領域データを生成すると第2圧縮転送部13に入力する。
上記第1圧縮転送部12は、上記入力画像受信部10から入力された画像データを圧縮して記録再生制御部25に転送するものである。上記第1圧縮転送部12は、入力された画像データを、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)などによって圧縮する。そして、上記第1圧縮転送部12は、この圧縮した画像データを記録再生制御部25に転送する。
第2圧縮転送部13は、領域データ生成部11によって生成された領域データの入力を受けると、この領域データを圧縮して記録再生制御部25に転送するものである。なお、この領域データの圧縮は、例えば、モデファイド・ハフマン(MH)またはモデファイド・モデファイド・リード(MMR)などによって行われる。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置20では、第1圧縮転送部12が入力された画像データを圧縮して転送し、また第2圧縮転送部が領域データを圧縮して転送するため、HDD14に転送する画像データおよび領域データのデータ量を低減させることができる。したがって、上記画像処理装置20では、より高速に画像データおよび領域データの転送を行うことができる。
上記記録再生制御部25は、HDD14のヘッド(不図示)に指示して、画像データおよび領域データをHDD14のディスク(不図示)上に記憶させたり、該ディスクから画像データおよび領域データを読み出させたりするものである。
HDD14は、第1圧縮転送部12または第2圧縮転送部13から送信された画像データおよび領域データを、上記記録再生制御部25の指示に応じて記憶する記憶装置である。HDD14は、磁性体を塗布したアルミニウムまたはガラス等のディスクを一定間隔で何枚も重ねあわせた構造になっており、このディスクをモーターで高速に回転させて磁器ヘッド(ヘッド)を近づけてデータの読み出し、または書き込みを行うようになっている。
このHDD14に記憶された画像データおよび領域データは、出力画像処理部17による画像処理開始時に、記録再生制御部25によって該HDD14から読み出され、読み出された画像データは、第1伸張転送部15によって、また読み出された領域データは第2伸張転送部16によって出力画像処理部17に転送される。
上記第1伸張転送部15は、HDD14から記録再生制御部25によって読み出された画像データを、を復元(伸張)し出力画像処理部17に転送するものである。一方、上記第2伸張転送部16は、HDD14から記録再生制御部25によって読み出された領域データを復元(伸張)し、出力画像処理部17に転送するものである。
出力画像処理部17は、第1伸張転送部15および第2伸張転送部16によって転送された画像データおよび領域データに基づき、画像の編集処理を行うものである。なお、出力画像処理部17が行う画像の編集処理とは、原稿画像をより忠実に再生する、あるいは使用目的に応じて加工するための処理であり、例えば、色補正、変倍,フィルタ処理等である。この出力画像処理部17は、この編集処理を行った画像データを切り換え出力部18に送信する。
すなわち、本実施の形態に係る画像処理装置2は、上記した像域分離処理と編集処理とを行うことによって、原稿画像をより忠実に再生したり、使用目的に応じて加工したりすることができる。
上記切り換え出力部18は、上記編集処理された画像データを出力する出力先を選択し切り換えるものである。本実施の形態に係る画像処理システム30では、印刷処理装置3に接続されている一方、画像処理装置2が通信ネットワーク4と通信可能となっている。このため、編集処理された画像データの出力先として、印刷処理装置3と通信ネットワーク4を通じて外部に設けられた装置(例えば、PCまたは他の印刷処理装置など)との2つを選択することができる。
なお、切り換え出力部18から出力される画像データは、印刷処理装置3へはY(イエロー)・M(マゼンタ)・C(シアン)・K(ブラック)表色系のデータとして出力される。一方、通信ネットワーク4を通じて外部に設けられた装置に画像データを出力する場合、この装置がYMCK表色系の画像データを処理することができるときは同様にYMCK表色系の画像データで、RGB表式系でしか画像データを処理することができない場合にはRGB表色系で出力するように構成されている。
ここで、本実施の形態に係る画像処理システム30における画像データの流れを図2および図3を参照して説明する。
図2は、本実施の形態に係る画像処理システムにおける画像データの流れの概略を説明する図である。また、図3は本実施の形態に係る画像処理システムに対する比較例として画像処理システム130における画像データの流れの概略を説明する図である。
なお、この図2および図3では、画像データの流れを両者の相違を明確にして説明するために、第1および第2圧縮転送部12・13、第1および第2伸張転送部15・16、記録再生制御部25、および切り換え出力部18を省略し、画像処理された画像データは印刷処理装置3に出力される構成として示している。
先ず、図3に示すように、比較例の画像処理システム130では、画像入力装置101が備える不図示のCCDセンサによって画像データが読取られ、入力画像受信部102に入力される。そして、この入力画像受信部102は、画像処理部103にRGB表色系で画像データを転送し、この入力された画像データに基づき、上記画像処理部103では、写真部分、文字部分等の属性を判定するために画像データの像域分離処理が行われる。さらに、この画像処理部103は、分離された各領域に対する画像データの属性に応じて、フィルタ処理、変倍処理、色補正処理等の画像処理を行う。なお、この画像処理された画像データはYMCK表色系に変換される。そして、上記画像処理部103は、不図示の転送手段によって、この画像処理した画像データをHDD104に転送し記憶させる。なお、HDD104には、画像処理された、YMCK表色系の画像データそれぞれが、像分離処理された属性ごとにファイル形式で記憶される。
HDD103に記憶された各画像データのファイルは、印刷処理開始時に、HDD104から読み出され、不図示の転送手段によってYMCK表色系の画像データとして印刷処理装置104に出力される。
一方、本実施の形態に係る画像処理システム103では、画像入力装置1が備える不図示のCCDセンサによって画像データが印刷原稿から読取られる。そして、画像入力装置1は、この読取った画像データを入力画像受信部10に送信する。
入力画像受信部10は、画像入力装置1から画像データを受信すると、上記したように受信した画像データを第1圧縮転送部12と領域データ生成部11とに送信する。そして、第1圧縮転送部12によって、画像データ(RGB表色系のデータ)は、記録再生制御部25に転送され、HDD14に記憶される。一方、領域データ生成部11は、入力画像受信部10から受信した画像データを一時記憶し、印刷原稿分の画像データが記憶されると、この画像データに対して像域分離処理を行い、領域データを生成する。この生成された領域データは、上記したように第2圧縮転送部13によって記録再生制御部25に転送され、HDD14に記憶される。
印刷処理開始時には、HDD14から記録再生制御部25によって読み出された領域データが第2伸張転送部16によって出力画像処理部17に転送され、またHDD14から記録再生制御部25によって読み出された画像データが第1伸張転送部15によって出力画像処理部17に転送される。
このようにして、領域データおよび画像データが出力画像処理部17に入力されると、この出力画像処理部17は、領域データおよび画像データに基づいて編集処理を行う。編集処理された画像データは、切り換え出力部18によってYMCK表色系のデータとして印刷処理装置3に出力される。
なお、領域データには、上記したように画像データ中における属性を示す情報と、各属性を示す情報が画像データ中のどの部分の画像データと対応するかを示す識別情報も含んでいる。このため、出力画像処理部17は、この領域データに基づき、各属性に応じた編集処理を画像データに対して行うことができる。
上記したように、本実施の形態に係る画像処理システム30と比較例の画像処理システム130とでは、以下の点で大きく異なる。
つまり、画像処理システム130では、入力された画像データに基づき、像域分離処理を行い、各領域に応じた画像処理が行われたYMCK表色系のデータがHDD103に記憶される。一方、本実施の形態に係る画像処理システム30では、入力された画像データをRGB表色系のデータのままHDD14に転送し記憶させる一方、この画像データに対して像域分離処理のみを行い領域データを生成し、この領域データをHDD14に転送し記憶させている。
すなわち、HDD14に記憶されるデータと、HDD14に記憶するまでに入力された画像データに対して行われる処理との点で異なる。
ところで、画像処理されたYMCK表色系のデータとRGB表色系のデータとのデータ量とを比較した場合、後者の方が、データ量がより小さくなる。このため、本実施の形態に係る画像処理システム30の方が図3に示す画像処理システム130よりもHDDに記憶させる画像データのデータ量を小さくすることができる。このため、本実施の形態に係る画像処理システム30の方が、画像処理システム130よりもHDDの記憶領域をより有効に活用することができる。さらに、本実施の形態に係る画像処理システム30では、HDDに記憶させるデータ量が画像処理システム130よりも小さいため、該HDDに対するデータの読みだし、または書き込み処理にかかる時間を短縮することができる。
また、入力された画像データを、通信ネットワーク4を介して外部に設けられたPCに転送する場合、PCでは、画像データをRGB表色系のデータで処理するため、上記画像処理システム30のようにRGB表現色系のデータで、画像処理が未処理のままHDDに保存されている方がデータの活用範囲が広がる。
また、本実施の形態に係る画像処理システム30では、入力された画像データを画像入力装置1による画像データの読取りに応じて、逐次画像データをHDD14に転送し記憶している。また、上記画像処理システム30では、領域データ生成部11が入力された画像データに対して、像域分離処理のみを行い領域データを生成しHDD14に転送し記憶させている。
一方、図3に示す画像処理システム130では、一旦、原稿画像の画像データ全てを読取り、この画像データに基づき画像処理(像域分離処理と編集処理)を行いHDD104に転送し記憶させている。
すなわち、本実施の形態に係る画像処理システム30では、画像入力装置1から入力された画像データに対して像域分離処理だけ行えばよく、画像処理システム130のように像域分離処理および編集処理両方を行う必要がない。
したがって、本実施の形態にかかる画像処理システム30は、上記した画像処理システム130と比較すると、印刷原稿から画像データを読取った時点からHDD14に入力画像データに関するすべてのデータ(画像データおよび領域データ)が記憶されるまでに要する時間を短縮することができる。
なお、上記した実施形態1では、画像データおよび領域データを1つのHDD14に記憶する構成であったが、HDD14と同等のHDDをさらに備え、画像データと領域データとがそれぞれ別々のHDDに記憶される構成であってもよい。
このように、別々のHDDに上記データがそれぞれ記憶される場合、両者のHDDへの書き込みタイミングを全く考慮することなくそれぞれ並行して記憶させることができる。
また、画像データおよび領域データをそれぞれHDDから読み出す場合も、別々にそれぞれのデータの読み出しタイミングを決めることができる。
(実施形態2)
次に、上記した実施形態1の別の実施形態である画像処理システム40について図4〜図13を参照して説明する。なお、この図4、本発明の別の実施形態にかかる画像処理システム40の要部構成を示すブロック図である。
図1に示す画像処理システム30と本実施の形態に係る画像処理システム40とでは、図4に示すように、画像処理装置20がバッファ19、ヘッダ生成部24、記憶部26をさらに備えている点が異なる。
上記バッファ19は、領域データを一時記憶するためのメモリである。すなわち、本実施の形態に係る画像処理システム40では、第2圧縮転送部13によって圧縮され転送された領域データがバッファ19に一時記憶される。そして、画像データの転送が終了しHDD14に記憶された時点で、上記画像処理システム40では、この一時記憶された領域データを記録再生制御部25がヘッドに指示して該HDD14のディスク上に記憶するように構成されている。また、上記画像処理システム40では、HDD14から領域データが読み出される場合も、このバッファ19に領域データを一時記憶して第2伸張転送部16に送信される。
上記記憶部26は、画像データおよび領域データに関する情報であるデータ情報27を記憶するものであり、例えば、読み書き可能な記憶媒体であるRAM(Random Access Memory)またはフッラッシュEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等によって実現できる。
なお、上記データ情報27には、画像データのデータサイズ、領域データのデータサイズ、HDD14に記憶された画像データの記憶領域における先頭アドレス、およびHDD14に記憶された領域データの記憶領域における先頭アドレスが含まれる。
また、これらの情報のうち、画像データのデータサイズおよび画像データの先頭アドレスは、記録再生制御部25が、HDD14に画像データを記憶する際に、画像データのデータサイズおよび該画像データの先頭アドレスの情報を記憶部26に記憶させる。また、領域データの先頭アドレスも、記録再生制御部25がHDD14に領域データを記憶させた際に、該先頭アドレスの情報を取得し記憶部26に記憶させる。また、領域データのデータサイズは、領域データ生成部11が領域データを生成した際に、該領域データのデータサイズを算出し記憶部26に記憶させる。
上記ヘッダ生成部24は、記憶部26に記憶されたデータ情報27に基づき、ヘッダ情報(管理情報)を生成するものである。すなわち、このヘッダ情報には、画像データおよび領域データのデータサイズと、記憶された画像データおよび記憶された領域データの記憶領域における先頭アドレスとが含まれている。生成されたヘッダ情報は、記録再生制御部25に送信され、記録再生制御部25がHDD14に記憶させる。なお、記録再生制御部25によるヘッダ情報のHDD14への記憶処理は次の手順で行われる。
すなわち、画像データおよび領域データがHDD14に記憶された後に、記録再生制御部25がヘッダ生成部24に指示してヘッダ情報を生成させる。そして、ヘッダ生成部24は、この生成したヘッダ情報を記録再生制御部25に送信し、記録再生制御部25がHDD14のヘッド(不図示)の読み出し方向に対して、図8に示す順番でヘッダ情報が記憶されるように該ヘッドを制御する。すなわち、記録再生制御部25は、HDD14に記憶された情報の読み出し時において、上記ヘッドが最初に読み出す物理的な(ディスクの)記憶領域にヘッダ情報が記憶されるように該ヘッドを制御する。
なお、HDD14において、図8に示す順番でヘッダ情報、領域データ、画像データが記憶されるが、この各データを記憶させる処理についての詳細は後述する。
ここで、図5を参照して、本実施の形態に係る画像処理システム40における画像データおよび領域データの流れについて説明する。ただし、図5において、画像データおよび領域データの流れが明確となるように、第1および第2圧縮転送部12・13、ヘッダ生成部24、記録再生制御部25、および、第1および第2伸張転送部15・16を省略して図示する。
ここで、図5において画像入力装置1によって印刷原稿から読取られ画像データが、HDD14に記憶されるまでの間の画像データの流れは、図2に示す画像データの流れと同様であるため説明は省略する。
一方、入力画像受信部10が画像入力装置1によって読取られた画像データを一時記憶し領域データ生成部11に送信すると、該領域データ生成部11は、受信した画像データを印刷原稿1枚分蓄積し、この蓄積した画像データに基づき領域データを生成する。そして生成した領域データを第2圧縮転送部13に送信する。この第2圧縮転送部13は、領域データ生成部11から受信した領域データを第2圧縮転送部13がバッファ19に転送し記憶させる。
ここで、第1圧縮転送部12によって画像データが記録再生制御部25に転送され、HDD14への記憶処理が終了すると、記録再生制御部25は、バッファ19から領域データを読み出しHDD14に記憶させる。
印刷処理開始時には、記録再生制御部25がHDD14から領域データをヘッドに指示して読み出すと、バッファ19に一時記憶させる。そして、バッファ19に記憶された領域データは、第2伸張転送部16によって圧縮された領域データが復元(伸張)され出力画像処理部17に出力される。
領域データが出力画像処理部17に転送されると、第2伸張転送部16からの領域データの転送終了を示す通知に応じて、第1伸張転送部15がHDD14から画像データを読み出し出力画像処理部17に転送する。
このようにして、画像データと領域データが出力画像処理部17に転送されると、出力画像処理部17は、領域データと画像データとに基づき、画像データ中の各属性に応じた編集処理を行い印刷処理装置3に出力する。
上記したように、画像データおよび領域データの流れは、実施形態2に示す画像処理システム40と、実施形態1に示す画像処理システム30とを比較すると、領域データがバッファ19に一時記憶され記録再生制御部25によってHDD14に送信され記憶される点が大きく異なる。
すなわち、本実施の形態に係る画像処理システム40では、領域データをHDD14に記憶させる前にバッファ19に一時記憶させておくことができるため、画像データと領域データとをHDD14に記憶させるタイミングを別々に分けることができる。このため、画像データをHDD14に記憶させている最中に、割り込んで領域データを記憶させるといったことがないため、画像データ、領域データ共にHDD14の記憶領域において連続したアドレスで記憶させることができる。
(画像データおよび領域データの記憶処理)
次に、本実施の形態に係る画像処理システム40における画像データと領域データのHDD14への記憶処理の処理フローについて図10〜図12を参照して説明する。
先ず、図10に示すように、画像入力装置1から画像データが送信されると、入力画像受信部10がこの画像データを受信する(ステップS1、これ以降S1のように称する)。入力画像受信部10が画像データを受信すると、これ以降の処理は画像データのHDD14への記憶処理(SA)と、領域データの生成、記憶処理(SB)とに分岐し、これらが並行して処理される。
そこで、まず、図11を参照して、画像データのHDD14への記憶処理(SA)について説明する。
上記したように入力画像受信部10が画像データの受信を開始すると、受信した画像データを第1圧縮転送部12に逐次送信する。すなわち、第1圧縮転送部12は、入力画像受信部10から画像データを受信すると、この画像データを8ラインごと、8×8ドット単位で例えばJPEGなどの圧縮フォーマットを利用して圧縮する。そして、第1圧縮転送部12は、この圧縮した画像データを、記録再生制御部25に転送しHDD14に記憶する(S10)。
なお、第1圧縮転送部12は、画像入力装置1から入力画像受信部10を介して受信した画像データをHDD14の記憶領域における空き領域の任意の位置に記憶するように構成されている。ただし、画像データが記憶される位置よりも前の記憶領域には少なくとも領域データおよびヘッダ情報が記憶可能となるだけの十分な空き領域が確保されている。
すなわち、本実施の形態に係る画像処理システム40において、図8に示すように、HDD14のヘッドの読取り方向にヘッダ情報、領域データ、画像データの順に、HDD14における物理的な記憶領域におけるアドレスが連続した状態で記憶されるように設定されている。このため、画像データが記憶された位置よりも前の上記記憶領域において、ヘッダ情報および領域データが記憶可能となるだけの空き領域を確保しておく必要がある。
このようにして記録再生制御部25は、印刷原稿1枚分のすべての画像データをHDD14に記憶させると記憶処理を終了する(S11)。また、記録再生制御部25は、画像データの記憶処理を終了すると、HDD14の記憶領域に画像データを記憶させた際の、先頭アドレスを記憶部26に記憶させる。
次に、領域データの生成およびHDD14への記憶処理(SB)について図12を参照して説明する。
上記したように入力画像受信部10が画像データの受信を開始すると、受信した画像データを第1圧縮転送部12に送信する一方で、領域データ生成部11にも画像データを送信する。領域データ生成部11は、この受信した画像データを一時記憶し(S20)、そして、印刷原稿1枚分の画像データが記憶されたか否かを判定する(S21)。印刷原稿1枚分の画像データが記憶されたら(S21において「YES」)、上記領域データ生成部11は、この記憶された画像データに対して像域分離処理を行う。そして、領域データ生成部11は、画像データ中における各属性を判定し、この判定結果に基づき領域データを生成する(S22)。また、領域データを生成した際、領域データ生成部11は、生成した領域データのデータサイズを記憶部26に記憶させる。そして、上記領域データ生成部11は、生成した領域データを第2圧縮転送部13に送信する。
第2圧縮転送部13は、領域データ生成部11から領域データを受信すると、該領域データを圧縮してバッファ19に転送し、そしてバッファ19に一時記憶させる(S23)。
記録再生制御部25は、第1圧縮転送部12から転送された画像データをすべてHDD14に記憶したか否かを判定し(S24)、画像データをすべて記憶した場合(S24において「YES」)、バッファ19から領域データを読み出しHDD14に記憶させる(S25)。そして、記録再生制御部25は、HDD14に記憶させた領域データの、該HDD14における先頭アドレスを記憶部26に記憶させる(S25)。
なお、本実施の形態に係る画像処理装置20では、実施形態1の画像処理装置と同様に、入力画像受信部10が画像入力装置1から画像データを受信すると、第1圧縮転送部12によってHDD14に、RGB表色系のデータで直接転送される。このため、本実施の形態に係る画像処理装置20は、画像データを迅速にHDD14に記憶させることができる。
また、上記画像処理装置20は、入力された画像データに対して像域分離処理のみだけしか行わないため、入力された画像データに関する情報(画像データおよび領域データ)がHDD14に記憶されるまでに要する時間を短縮することができる。
また、HDD14には、画像データがRGB表色系のデータで記憶されているため、画像処理(像域分離処理および編集処理)された、YMCK表色系のデータを記憶する場合と比較して、記憶されるデータ量は小さくなる。このため、HDD14の記憶領域を有効に利用することができる。さらに、画像処理された画像データをHDD14に記憶する場合と比べて、記憶されるデータ量が小さいため、画像データのHDD14への記憶処理、HDD14からの読み出し処理がより迅速に行うことができる。
ところで、本実施の形態に係る画像処理システム40では、画像データと領域データとのHDD14に記憶させる順番は、図6および図7に示すように、まず、画像データをHDD14に転送し記憶させる。すなわち、上記画像データを領域データよりも先にHDD14に記憶させている。一方、領域データは、画像データが全てHDD14に記憶されるまで、バッファ19において一時記憶されている。そして、画像データが全てHDD14に記憶されると、記録再生制御部25は、バッファ29から領域データを読み出しHDD14に記憶する。
また、HDD14に記憶される画像データ、領域データ、およびヘッダ情報は上記したようにヘッドの読み出し方向に対して、ヘッダ情報、領域データ、画像データの順に、HDD14の物理的な記憶領域に記憶されている。ここで、図8に示す順番で各情報をHDD14の上記記憶領域に記憶させるように、各情報の記憶位置を決定する方法について説明する。
(HDDへの各データの記憶位置の決定方法)
上記したように、まず、画像データが、HDD14の記憶領域における空き領域に第1圧縮転送部12によって記憶される。このようにHDD14に画像データを記憶した際、記録再生制御部25は、画像データを記憶させた記憶領域における先頭アドレスを記憶部26に記憶させる。
次に領域データ記憶時において、記録再生制御部25は、記憶部26に記憶されているデータ情報27を参照し、該データ情報27の中から領域データのデータサイズと、記憶されている画像データの先頭アドレスとを読み出す。そして、上記画像データの先頭アドレスよりも前の記憶領域において、該先頭アドレスから領域データのデータサイズ分の空き領域を確保し、この確保した空き領域の先頭アドレスを算出する。
すなわち、画像データを記憶しているHDD14における物理的な記憶領域の先頭を示すアドレスから領域データのデータサイズ分だけ前にさかのぼったアドレスを、記憶させる領域データの先頭アドレスとして算出する。なお、上記した画像データの先頭アドレスよりも前の記憶領域とは、記憶処理時にHDD14が備えるヘッドが移動する方向において、該ヘッドの移動開始位置に画像データの記憶されている領域よりも物理的に近くなる記憶領域である。
そして、上記算出した先頭アドレスから領域データをHDD14の記憶領域に記憶させる。このようにして、HDD14における読み出し方向において、領域データ、画像データの順に連続したデータとすることができる。
また、記録再生制御部25は、領域データのHDD14への記憶処理が終了すると、HDD14に記憶させた領域データの先頭アドレスを、データ情報27として記憶部26に記憶させるとともに、ヘッダ生成部24にヘッダ情報の生成を行うように指示する。
この記録再生制御部25からの指示に応じて、ヘッダ生成部24がデータ情報27に基づきヘッダ情報を生成する。そしてヘッダ生成部24は、このヘッダ情報を記録再生制御部25に送信する。この記録再生制御部25は、ヘッダ情報を受信すると、このヘッダ情報をHDD14に記憶させる。
なお、ヘッダ情報のデータサイズは固定値であり予め分かっている。このため、記録再生制御部25は、領域データの先頭アドレスからヘッダ情報のデータサイズ分だけさかのぼったHDD14の記憶領域におけるアドレス先からヘッダ情報を記憶させる。
このようにして、図8に示すように、HDD14のヘッドの読み出し方向に向かって、ヘッダ情報、領域データ、画像データという順番に各情報を記憶領域に連続して記憶させることができる。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置20は、バッファ19に一時、領域データを記憶させることによって、HDD14に画像データを記憶させた後に領域データを記憶させることができる。このため、HDD14に画像データを記憶させている最中に領域データを割り込んで記憶することがないため、画像データ、領域データそれぞれはHDD14に記憶領域において連続したアドレスで記憶することができる。
したがって、HDD14から画像データまたは領域データを読み出す際、各々のデータは、先頭アドレスから順番に読み出すことができるためHDD14のディスク上を移動するヘッドの距離を少なくすることができ、読み出しが速くなる。
また、本実施の形態に係る画像処理装置20において、HDD14に記憶される画像データと領域データとは、HDD14の記憶領域においてヘッドの読み出し方向に対して、ヘッダ情報に続いて、領域データ、画像データの順にアドレスが連続するように記憶されている。
ところで、HDD14から領域データおよび画像データを読み出し、出力画像処理部17に出力する場合、HDD14から該HDD14に記録されたデータを読み出すための装置であるヘッドは以下の操作を行う。すなわち、このヘッドは、まずヘッダ情報を読み出し、領域データが記憶されているHDD14の物理的領域における先頭アドレスを確認する。そして、この先頭アドレスを参照して領域データを読み出す。そして、次にヘッダ情報を読み出し、画像データの先頭アドレスを確認し画像データを読み出す。
したがって、ヘッドの読み出し方向に対して、本実施例のようにヘッダ情報、領域データ、および画像データのように、読み出される順序に各データが記憶されている場合、読み出し時におけるヘッドの移動距離を小さくすることができるため、効率的に各データを読み出すことができる。
また、本実施の形態に係る画像処理装置20では、原稿画像中において、例えば、複数の写真部分、または文字部分の領域など、複数の属性の領域が含まれている場合であっても、属性ごとに画像データと領域情報とのファイルを作成するのではなく、1つのファイルとして扱えるようになっている。
すなわち、領域データには、この領域データと画像データとの対応関係を示す情報が含まれている。このため、領域データを読み出した後に、この領域データと対応する画像データを読み出すことができる。また、印刷原稿中に複数の属性が含まれている場合、領域データの中にはそれぞれの属性に対応する情報が複数含まれることとなる。
そこで、領域データ中に含まれる属性を区別できるように領域データが管理されている必要がある。
本実施形態に係る画像処理装置20では、上記した領域データに含まれる複数の属性に関する情報を別々に取り出せるように、該領域データを構成するデータが管理されている。また、上記画像処理装置20では、領域データの中の各属性に関する情報は、属性ごとに各アドレスが割り当てられ、このアドレスの順番が連続するようにHDD14に記憶されるようになっている。
なお、領域データにおいて上記各属性を判定する情報は、データの伸張後、固定長のデータとなる。また、各属性に対応する画像データをポイント(識別)する情報も、データの伸張後、固定長のデータとなる。そこで、領域データとして、上記各属性とその属性に対応する画像データをポイントする情報とを組み合わせた情報が、HDD14の記憶領域に記憶される。このように、HDD14において領域データが記憶されている記憶領域にでは、各属性を示す情報と、この属性に対応する画像データをポイントする情報とが記憶されている。
よって、本実施の形態に係る画像処理装置20は、属性ごとに属性を示すデータと、該属性を示すデータに対応する画像データとのファイルを複数作成する必要なく、複数の属性を含んだ領域データと画像データとを1つのファイルとしてHDD14に記憶させることができる。
なお、印刷原稿の中に複数の属性が含まれる場合、複数の属性を含む領域データの管理は、上記したように属性を示すデータとこのデータに対応する画像データをポイントする情報との組み合わせの情報に1アドレスが割り当てられるのではなく、上記組み合わせの情報が次にどの組み合わせの情報と連結するかを示す情報が含まれていても良い。
このように、上記した属性ごとの組み合わせの情報間の連結を示す情報が含まれている場合、領域データにおいて、該領域データの先頭アドレスに記憶されている上記組み合わせの情報を読み出すことで、次の属性を示す情報とこの属性に対応する画像データをポイントする情報を読み出すことができる。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置20は、上記画像データおよび領域データを一つのファイルとして扱えるため、属性ごとに領域データと画像データとのファイルが複数ある場合と比較して、ファイルオープン、ファイルクローズに係る時間を短縮することができる。このため、上記画像処理装置20は、画像データおよび領域データのHDDへの記憶、読み出しを効率的に行うことができる。
(画像データおよび領域データの読み出し処理)
ここで、本実施形態に係る画像処理装置20における画像データおよび領域データの読み出し処理について図13を参照して説明する。
まず、印刷処理開始が指示されると、記録再生制御部25は、HDD14からヘッダ情報を読み出す(S30)。すなわち、記録再生制御部25は、HDD14のヘッドに指示して、HDD14のディスクからヘッダ情報の読み出しを行わせる。上記ヘッドは記録再生制御部25からの指示に応じて、HDD14のディスクからヘッダ情報を読み出し記録再生制御部25に送信する。この読み出したヘッダ情報に基づいて、記録再生制御部25は領域データを上記ヘッドに指示して読み出させる。そして、記録再生制御部25は、読み出した領域データをバッファ19に一時記憶させる(S31)。
なお、ヘッダ情報には、領域データのHDD14の記憶領域における先頭アドレスが含まれており、また領域データは、HDD14の物理的な記憶領域においてアドレスが連続するように記憶されている。このため、記録再生制御部25は、ヘッドに領域データの先頭アドレスを指示するだけで、ヘッドは容易に領域データを読み出すことができる。
バッファ19に領域データを一時記憶させると記録再生制御部25は、第2伸張転送部16に対して、バッファ19に一時記憶している領域データを出力画像処理部17に転送するように指示する。
この記録再生制御部25からの指示に応じて、第2伸張転送部16は、バッファ19から領域データを読み出し、読み出した領域データを復元(伸張)して出力画像処理部17に転送する(S32)。
領域データがバッファ19から転送されると出力画像処理部17は、領域データに基づき、属性に応じた編集処理を行うように設定を行う(S33)。
出力画像処理部17において領域データに基づく設定が完了するタイミングで、第2伸張転送部16は、画像データの出力画像処理部17への転送を第1伸張転送部15に指示する。
この第2伸張転送部16からの指示に応じて、第1伸張転送部15は、HDD14から画像データを読み出し、読み出した画像データを復元(復元)して出力画像処理部17に転送する(S34)。すなわち、上記第1伸張転送部15は、HDD14から画像データを読み出すようにヘッドに指示し、ヘッドによって読み出された画像データを出力画像処理部17に出力する。
出力画像処理部17は、第1伸張転送部15から転送された画像データに対して、領域データに応じて設定した編集処理を行う(S35)。そして出力画像処理部17は、編集処理を行った画像データをYMCK表色系で切り換え出力部18に送信し、切り換え出力部18は、出力先を選択して該画像データを出力する(S36)。なお、この画像データの出力先として、上記したように印刷処理装置3または、通信ネットワークを通じて外部に設けられたPC等が選択される。
そして、印刷原稿1枚分の編集処理済みの画像データが出力先に出力されたか否かを判定し(S37)、印刷原稿1枚分の編集処理済み画像データが所望の出力先に出力されると(S37において「YES」)、処理を終了する。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置20は、領域データを一度バッファ19に記憶させ、出力画像処理部17に転送するように構成されている。このため、再度、同じ領域データをHDD14から読み出し、出力画像処理部17が画像データをこの領域データに基づく設定で編集処理を行う場合、バッファ19に領域データを記憶させておくことができるため、HDD14から領域データを読み出す必要がない。すなわち、領域データのHDD14への読み出し回数を減らすことができる。
また、本実施の形態に係る画像処理装置20は、領域データをバッファ19に一時記憶させた上で出力画像処理部17に該領域データを転送する構成であるため、領域データと画像データとの読み出しタイミングを分けることができる。このため、HDD14において、画像データの読み出し最中に領域データの読み出しが割り込んだり、逆に領域データの読み出し最中に、画像データの読み出しが割り込んだりして、HDD14のディスク上をセンサヘッドが広範囲に移動しなければならない事態を防ぐことができる。したがって、本実施の形態に係る画像処理装置20は、効率的に画像データおよび領域データの読み出しを行うことができる。
また、上記実施形態2に示す画像処理システム40における「画像データおよび領域データの記憶処理」、「画像データおよび領域データの読み出し処理」、および領域データに基づく画像データの編集処理を以下図14〜図18に示すように行ってもよい。
なお、図14は、入力された画像データに基づき生成される領域データの生成処理、およびこの生成された領域データのHDD14への記憶処理の一例を示すフローチャートである。また、図15は、領域データのHDD14から出力画像処理部17への転送処理の一例を示すフローチャートである。また、図16は、画像データのHDD14から出力画像処理部17への転送処理の一例を示すフローチャートである。また、図17は、画像処理装置2における領域データに基づく画像データの画像編集処理を示すフローチャートである。また、図18は、領域データの転送処理、画像データの転送処理、画像データの編集処理それぞれの開始タイミングを示すタイミングチャートである。
すなわち、上記した「画像データおよび領域データの記憶処理」と同様に、入力画像受信部10が画像入力装置1から画像データを受信すると、画像データのHDD14への記憶処理(SA)と、領域データの生成、記憶処理(SB)とに分岐し、これらの処理が並行して行われる。
ここで、画像データのHDD14への記憶処理(SA)については上記図11に説明した処理と同様にして行われる。一方、領域データのHDD14への記憶処理(SB)は、以下のようにして行われる。
すなわち、入力画像受信部10が画像データの受信を開始すると、受信した画像データを第1圧縮転送部12に送信する一方で、領域データ生成部11にも画像データを送信する。
そこで、領域データ生成部11は、この受信した画像データのうち8ライン分の画像データを記憶部26に一時記憶する(S40)。上記領域データ生成部11は、この記憶された8ライン分の画像データに対して像域分離処理等を行い、画像データ中における各属性を判定し、この判定結果に基づき領域データを生成する(S41)。そして、上記領域データ生成部11は、生成した領域データを第2圧縮転送部13に送信する。
第2圧縮転送部13は、領域データ生成部11から領域データを受信すると、該領域データを圧縮してバッファ19に転送して、バッファ19に一時記憶させる(S42)。このステップS41〜ステップS42までの処理を全画像データについて領域データが生成されまで繰り返す(S43)。このようにして全画像データについての領域データが生成され、バッファ19に記憶されると、記録再生制御部25は、第1圧縮転送部12から転送された画像データがすべてHDD14に記憶されたか否かを判定する(S44)。すなわち、画像データのHDD14への記憶処理が終了しているか否かを判定する。なお、ステップS44における判定処理は、全ての画像データが14に記憶されるまで行われる(S44において「NO」)。
すべての画像データの記憶処理が終了している場合(S44において「YES」)、記録再生制御部25はバッファ19から領域データを読み出しHDD14に記憶させる(S45)。そして、記録再生制御部25は、HDD14に記憶させた領域データの、該HDD14における先頭アドレスを記憶部26に記憶させる(S46)
なお、本実施の形態に係る画像処理装置20では、実施形態1の画像処理装置と同様に、入力画像受信部10が画像入力装置1から画像データを受信すると、第1圧縮転送部12によってHDD14に、RGB表色系のデータで直接転送される。このため、画像データを迅速にHDD14に記憶させることができる。
また、上記画像処理装置20は、入力された画像データに対して像域分離処理のみだけしか行わないため、入力された画像データに関する情報(画像データおよび領域データ)がHDD14に記憶されるまでに要する時間を短縮することができる。
また、上記した実施形態2では、領域データ生成部11は、印刷原稿1枚分の画像データに基づき領域データの生成を行っていたが、ここでは、印刷原稿の1部、すなわち8ライン分に基づき領域データの生成を行っている。このため、8ライン分の画像データを記憶部26に記憶させるだけでよいため、領域データを生成するために利用する記憶部26の記憶領域を低減させることができる。
また、8ライン分の画像データに基づき領域データを生成する構成の場合、印刷原稿1枚分の画像データに基づき領域データを生成する場合と比較して、早く領域データの生成を開始することができる。
なお、HDD14に記憶される画像データ、領域データ、ヘッダ情報の記憶される順番や記憶位置の決定方法等については実施形態2と同じである。
また、本実施の形態に係る画像処理装置20は、「画像データおよび領域データの読み出し処理」を以下のように行う構成であってもよい。
すなわち、印刷処理開始が指示されると、記録再生制御部25は、HDD14からヘッダ情報を読み出す(S50)。すなわち、記録再生制御部25は、HDD14のヘッドに指示して、HDD14のディスクからヘッダ情報の読み出しを行わせる。ヘッドは記録再生制御部25からの指示に応じて、HDD14のディスクからヘッダ情報を読み出し記録再生制御部25に送信する。この読み出したヘッダ情報に基づいて、記録再生制御部25は領域データを上記ヘッドに指示して読み出させる。そして、記録再生制御部25は、読み出した領域データをバッファ19に一時記憶させる(S51)。
なお、ヘッダ情報には、領域データのHDD14の記憶領域における先頭アドレスが含まれており、また領域データは、HDD14の物理的な記憶領域においてアドレスが連続するように記憶されている。このため、記録再生制御部25は、ヘッドに領域データの先頭アドレスを指示するだけで、ヘッドは容易に領域データを読み出すことができる。
バッファ19に領域データを一時記憶させると記録再生制御部25は、第2伸張転送部16に対して、バッファ19に一時記憶している領域データを出力画像処理部17に転送するように指示するとともに、第1伸張転送部15にHDD14から読み出した画像データの転送を指示する(ステップSCスタート)。また、第1伸張転送部15は、記録再生制御部25からの指示に応じて、画像データを出力画像処理部17に転送する際、転送された画像データおよび第2伸張転送部16により転送された領域データに基づき画像データの編集処理を行うように指示する(ステップSDスタート)。
すなわち、画像処理装置2は、HDD14から読み出された領域データおよび画像データをそれぞれ別経路(第2伸張転送部16・第1伸張転送部15)で出力画像処理部17に転送処理する。さらには、全画像データおよびこの全画像データに対する領域データの転送処理が終了するまでに出力画像処理部17が、転送された領域データに基づく画像データの編集処理を行うように構成されている。
ここで、まず、図15に示すステップS53〜ステップS55において第2伸張転送部16による領域データの転送処理について説明する。
上記記録再生制御部25からの指示に応じて、第2伸張転送部16は、バッファ19から領域データの一部を読み出し、読み出した領域データを伸張して出力画像処理部17に転送する(S53)。具体的には、第2伸張転送部16は、バッファ19から読み出した領域データを伸張し、伸張後の領域データを順次出力画像処理部17に転送する。なお、第2伸張転送部16は、転送ずみの領域データ量をカウントするように構成されており、所定のデータ量(例えば画像8ライン分のデータ量)に達すると、バッファ19からの読み出しを一時停止する。
ここで、第1伸張転送部15による画像データの転送処理と同期させるため、次の画像データ8ライン分の領域データの転送処理を、この8ライン分の画像データの転送が完了するまで待機する(S54)。なお、記憶再生制御部25のバッファ19への領域データの読み出しは、後述する第1伸張転送部15による画像データの転送処理と同期するようになっている。すなわち、記録再生制御部25は、後述する第1伸張転送部15による画像データの転送処理が所定データ量だけ行われると、次の所定データ量分の画像データを第1伸張転送部15に転送するように指示するとともに、所定データ量の領域データをバッファ19に読み出すように構成されている。
そして、以上ステップS53〜ステップS54の処理を全画像データに対する領域データの転送処理が完了するまで繰り返す(S55において「NO」)。そして、第2伸張転送部16は、全ての画像データに対する領域データの転送処理が終了すると(S55「YES」)、領域データの転送処理は終了する。
次に、図16を参照して画像データの転送処理について説明する。
記録再生制御部25からの指示に応じて、第1伸張転送部15は、HDD14から、画像データの一部(画像8ライン分に相当する画像データ)を読み出し、読み出した画像データを伸張して出力画像処理部に転送する(S60)。具体的には、第1伸張転送部15は、HDD14から読み出した画像データを伸張し、伸張後の画像データを順次出力画像処理部17に転送する。
ここで、第1伸張転送部15は、転送ずみデータ量をカウントするように構成されている。そして、記憶再生制御部15は、第1伸張転送部15により転送された画像データの転送量が8ライン分の画像に相当するデータ量に達すると、次の8ライン分の画像に相当する画像データを読み出す。そして、記憶再生制御部15は、この読み出した画像データの転送を、第1伸張転送部15に対して指示する。
一方、第1伸張転送部17は、画像8ライン分に相当する画像データ量の転送が終了すると、出力画像処理部17にこの転送された画像データおよび領域データに基づく画像の編集処理を行うように指示する。
このようにして、記録再生制御部25は、8ライン分のデータ量の画像データの転送が終了すると、次の上記8ライン分のデータ量に該当する画像データを出力画像処理部17に転送するように第1伸張転送部15に指示する。
そして、第1伸張転送部15は、全ての画像データの転送処理が終了するまで、記録再生制御部25からの指示に応じて、8ライン分のデータ量ごとの画像データを、出力画像処理部17に転送する処理を繰り返す(S62において「NO」)。そして、全ての画像データの転送処理が終了すると、画像データの転送処理は終了する(S62において「YES」)。
次に、図17を参照して出力画像処理部17による画像データおよび、該画像データの領域データに基づく編集処理について説明する。
まず、出力画像処理部17は、第1伸張転送部15からの上記8ライン分の画像データの転送処理が終了するのを待つ。すなわち、出力画像処理部17は、第1伸張転送部15からの画像データの編集処理の指示を受信するまで待機している。
なお、上記8ライン分の画像の画像データ量と、この8ライン分の画像の領域データ量とでは、前者の方が後者よりも大きくなる。このため、HDD14から転送される画像データは、バッファ19を介して転送される領域データよりも転送時間が長くなる。そこで、ステップS60の転送が完了した時点において、必ずステップS53による領域データの転送は完了していることとなる。
次に、転送された領域データおよび画像データに基づき、出力画像処理部17は、属性に応じた画像データの編集処理の設定を行う(S71)。そして、出力画像処理部17は、第1伸張転送部15から転送された画像データに対して、領域データに応じて設定した編集処理を行う(S72)。出力画像処理部17は、画像データの編集処理を行うと、編集処理されたYMCK表色系またはRGB表色系の画像データを切り換え出力部18に送信する。一方、切り換え出力部18は、編集された画像データの出力先を選択して出力する(S73)。なお、この画像データの出力先として、上記したように印刷処理装置3または、通信ネットワークを通じて外部に設けられたPC等が選択される。
また、この画像データの出力は、8ライン分の画像に該当する、編集処理された画像データごとに行われており、ステップS70〜ステップS74までの処理を、全画像データに対する編集処理が完了するまで繰り返す(S74)。
以上のように、第1伸張転送部15による8ライン分の画像データの転送終了タイミングに同期させて、第2伸張転送部16、出力画像処理部17を動作させることができる。このため、画像処理装置20は、画像データおよび領域データを、HDD14から出力画像処理部17への転送待ち時間を低減させ、それぞれのデータを連続して転送させることができる。このため、本実施の形態に係る画像処理装置20は、画像データの編集処理に係る処理効率を向上させることができる。
すなわち、図18に示すように、画像処理装置20は、t1にて第1伸張転送部15による画像データの転送と第2伸張転送部16による領域データの転送を同期させて行う。さらには、t2、t3…にて第1伸張転送部15による画像データの転送、第2伸張転送部16による領域データの転送、および出力画像処理部17による画像データの編集・出力処理が同期して行われる。このように、画像編集処理に関わる、画像データ、領域データの転送処理、画像データの編集・出力処理を並列して進めることができるため処理速度を向上させることができる。また原稿1ページ分の画像データを記憶するメモリを備える必要が無く、更に原稿1ページ分の画像データの転送終了を待つことなく、早く画像処理を開始することができる。
なお、上記した実施形態1および実施形態2の画像処理装置2・20が備える各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現する構成であってもよい。この場合は、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態の画像処理装置2・20の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
また、上記画像処理装置20は、データ情報27を記憶部26に記憶させる構成であったが、記憶部26を設けず、HDD14の記憶領域における予め決まった領域にこのデータ情報27が記憶される構成であってもよい。
また、上記画像処理装置20では、HDD14に記憶させる画像データ、領域データ、ヘッダ情報が、HDD14のヘッドの読取り方向に対して、ヘッダ情報、領域データ、画像データという順番で連続して記憶されていた。これら各情報の記憶位置はこれに限定されるものではなく、例えば図9に示すように、HDD14のヘッドの読み出し方向に、ヘッダ情報、画像データ、領域データとなるように記憶されてもよい。
このような順番で各情報をHDD14の記憶領域の空き領域に記憶させる場合は、以下の手順によって各情報の書き込み開始位置(先頭アドレス)が決定される。
すなわち、第1圧縮転送部12によって転送された画像データは、HDD14の記憶領域における空き領域に記憶される。ただし、画像データの書き込み開始位置は以下の条件を満たす位置となるように設定されている。
つまり、HDD14の記憶領域において、記憶された画像データの書き込み開始位置よりも前の領域に、少なくともヘッダ情報を記憶させることができるだけの空き領域を確保できる位置から画像データは記憶される。これは、図9に示すように画像データの前にヘッダ情報を記憶させるからである。
画像データが記憶されると次に、記録再生制御部25による指示に応じて、領域データを、記憶されている画像データの最後のアドレスに続くアドレスから記憶させる。このように、HDD14の記憶領域における空き領域において、ヘッドの読み出し方向に画像データ、領域データの順に連続して記憶させると、次にヘッダ情報を画像データよりも前にある空き領域に記憶させる。このヘッダ情報の書き込みを始める先頭アドレスは、HDD14に記憶されている画像データの先頭アドレスからヘッダ情報のデータサイズ分だけさかのぼった、前のアドレスとなるようにして求められる。
そして、ヘッダ情報を書き込む先頭アドレスが求められたら、記録再生制御部25はヘッドを制御してHDD14にヘッダ情報を上記して求めたアドレスから順に記憶せる。このようにして、本実施の形態に係る画像処理装置20では、HDD14の記憶領域においてヘッド情報、画像データ、領域データの順番に各情報を連続して記憶させることができる。
このようにして各情報がHDD14の記憶領域に記憶される場合、ヘッダ情報の書き込み開始位置を、記憶された画像データの先頭アドレスから算出する演算のみが行われる。このため、上記した図9に示す順番で各情報がHDD14の記憶領域に記憶される場合の方が、図8に示すような順番で各情報が記憶される場合よりも各情報の書き込み開始位置を求める演算量が少なくなるため迅速に各情報を記憶させることができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る画像処理装置は、入力された画像データのディスク型記憶装置への転送と、該画像データの属性情報の生成およびディスク型記憶装置への転送とを並行して行うことができ、迅速にディスク型記憶装置に上記画像データおよび属性情報を記憶させることができる。これによって、入力されたデータと、該データに基づく情報とをディスク型記憶装置に記憶させ、必要に応じて該データおよび情報とを出力する用途にも適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、本実施の形態に係る画像処理システムの要部構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像処理システムにおける画像データおよび領域データの流れを説明する概略図である。 本実施の形態に係る画像処理システムに対する比較例である画像処理システムにおける画像データおよび領域データの流れを説明する概略図である。 本発明の別の実施形態を示すものであり、本実施の形態に係る画像処理システムの要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の別の実施形態を示すものであり、本実施の形態に係る画像処理システムにおける画像データおよび領域データの流れを説明する概略図である。 本発明の別の実施形態を示すものであり、本実施の形態に係る画像処理システムにおける、画像データおよび領域データのHDDへの記憶時の状態を説明する図である。 本発明の別の実施形態を示すものであり、本実施の形態に係る画像処理システムにおける、画像データおよび領域データのHDD14への記憶処理終了時の状態を説明する図である。 本発明の別の実施形態を示すものであり、HDDの記憶領域に記憶される画像データ、領域データ、ヘッダ情報の記憶位置とヘッドの読み出し方向との関係を示す図である。 本発明の別の実施形態を示すものであり、HDDの記憶領域に記憶される画像データ、領域データ、ヘッダ情報の記憶位置とヘッドの読み出し方向との関係を示す図である。 入力された画像データに関する処理フローの一例を示すフローチャートである。 入力された画像データのHDDへの記憶処理の一例を説明するフローチャートである。 入力された画像データに基づき生成される領域データの生成処理、およびこの生成された領域データのHDDへの記憶処理の一例を説明するフローチャートである。 HDDからの情報の読み出し処理の一例を説明するフローチャートである。 入力された画像データに基づき生成される領域データの生成処理、およびこの生成された領域データのHDDへの記憶処理の一例を示すフローチャートである。 領域データのHDDから出力画像処理部への転送処理の一例を示すフローチャートである。 画像データのHDDから出力画像処理部への転送処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像処理装置における領域データに基づく画像データの画像編集処理を示すフローチャートである。 領域データの転送処理、画像データの転送処理、画像データの編集処理それぞれの開始タイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
2 画像処理装置(画像処理装置)
10 入力画像受信部(受信手段)
11 領域データ生成部(属性情報生成手段)
12 第1圧縮転送部(第1転送手段)
13 第2圧縮転送部(第2転送手段)
14 HDD(ディスク型記憶装置)
15 第1伸張転送部(第2出力手段)
16 第2伸張転送部(第1出力手段)
17 出力画像処理部(編集手段)
19 バッファ(記憶装置)
20 画像処理装置(画像処理装置)
24 ヘッダ生成部(管理情報生成手段)
25 記憶再生制御部(記録制御手段)

Claims (13)

  1. 入力された画像データをディスク型記憶装置に転送する画像処理装置であって、
    入力された画像データを受信する受信手段と、
    上記受信手段によって受信された画像データを直接上記ディスク型記憶装置に転送する第1転送手段と、
    上記受信手段によって受信された画像データに基づき、該画像データの属性情報を生成する属性情報生成手段と、
    上記属性情報生成手段によって生成された属性情報をディスク型記憶装置に転送する第2転送手段とを備え、
    上記受信手段が、入力された画像データを、上記第1転送手段および上記属性情報生成手段に並行して送信することを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記属性情報を一時記憶する記憶装置をさらに備え、
    上記第2転送手段は、上記属性情報生成手段によって生成された属性情報を、上記記憶装置に一時記憶し、上記ディスク型記憶装置に転送することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記第1転送手段は、画像データの転送が終了すると、該画像データの転送終了を示す通知を上記第2転送手段に送信しており、
    上記第2転送手段は、上記第1転送手段から画像データの転送終了を示す情報を受信した場合、上記記憶装置に記憶されている属性情報を、ディスク型記憶装置に転送することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 上記ディスク型記憶装置における記録処理を制御する記録制御手段をさらに備え、
    上記記録制御手段が、上記画像データおよび属性情報それぞれが記憶される領域のアドレスを、予め決められた順番で上記ディスク型記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 上記記録制御手段が、上記画像データが記憶される領域のアドレスよりも属性情報が記憶される領域のアドレスの方が前となるように、該画像データおよび属性情報を上記ディスク型記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 上記ディスク型記憶装置において、上記画像データと属性情報とが一つのファイルとして記録されていることを特徴とする請求項2〜5のうち何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 上記ディスク型記憶装置に記憶された画像データおよび属性情報の該ディスク型記憶装置における記憶位置を示す情報である管理情報を生成する管理情報生成手段を備え、
    上記管理情報生成手段によって生成された管理情報が、上記ディスク型記憶装置に、上記画像データおよび属性情報とともに記憶されることを特徴とする請求項4〜6のうち何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 上記記録制御手段が、上記管理情報が記憶される領域のアドレスを、上記画像データおよび属性情報それぞれが記憶される領域のアドレスよりも前の順番で、上記ディスク型記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 画像データおよび該画像データの属性を示す属性情報を記憶するディスク型記憶装置と、
    上記ディスク型記憶装置に記憶された上記属性情報に基づき、該ディスク型記憶装置に記憶された上記画像データを編集するための編集手段とを備えた画像処理装置であって、
    上記ディスク型記憶装置に記憶された属性情報を一時記憶する記憶装置と、
    上記記憶装置に記憶された属性情報を上記編集手段に出力する第1出力手段と、
    上記ディスク型記憶装置に記憶されている画像データを、上記編集手段に出力する第2出力手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  10. 入力された画像データをディスク型記憶装置に転送する画像処理装置の転送制御方法であって、
    入力された画像データを受信する受信ステップと、
    上記受信ステップによって受信された画像データを直接上記ディスク型記憶装置に転送する第1転送ステップと、
    上記受信ステップによって受信された画像データに基づき、該画像データの属性情報を生成する属性情報生成ステップと、
    上記属性情報生成ステップによって生成された属性情報をディスク型記憶装置に転送する第2転送ステップとを含み、
    上記受信ステップによって入力された画像データが、上記第1転送ステップと上記属性情報生成ステップとにおいて利用される画像データとして、各ステップに並行して提供されることを特徴とする画像処理装置の転送制御方法。
  11. 画像データおよび該画像データの属性を示す属性情報を記憶するディスク型記憶装置と、
    上記ディスク型記憶装置に記憶された上記属性情報に基づき、該ディスク型記憶装置に記憶された上記画像データを編集するための編集手段とを備えた画像処理装置の出力制御方法であって、
    上記ディスク型記憶装置に記憶された属性情報を一時記憶する記憶ステップと、
    上記記憶ステップによって記憶された属性情報を上記編集手段に出力する第1出力ステップと、
    上記ディスク型記憶装置に記憶されている画像データを、上記編集手段に出力する第2出力ステップとを含むことを特徴とする画像処理装置の出力制御方法。
  12. 請求項1〜9の何れか1項に記載の画像処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
  13. 請求項12に記載の画像処理装置の制御プログラムが記録されたコンピュータの読取り可能な記録媒体。
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