JP2008060886A - 外部記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部記憶装置の機能に非対応なカメラの画像データをバックアップする。
【解決手段】外部記憶装置は、接続されたカメラが外部記憶装置に対応するカメラ(対応カメラ)であるか、対応しないカメラ(非対応カメラ)であるかを判定する判定手段201と、接続されたカメラが対応カメラであると判定されたときは第1のアルゴリズムにより、非対応カメラであると判定されたときは第1のアルゴリズムとは異なる第2のアルゴリズムにより、接続されたカメラ内の画像ファイルの中から記憶手段202に記憶されていない新規画像ファイルを特定する特定手段201と、特定された画像ファイルを記憶する記憶手段202とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ内に保存された画像ファイルを読み込んで記録することができる外部記憶装置に関する。
カメラから画像データを取り込んでバックアップするようにした外部記憶装置が知られている。従来の外部記憶装置では、カメラ内の新規画像データを検索し、その画像データをハードディスク内に移動して保存するとともに、画像データからサムネイル画像を作成して、カメラ内に保存している(たとえば、特許文献1)。
特開2002−209175号公報
しかしながら、このような外部記憶装置は、この装置に対応したカメラとの間でのみ使用可能である。そのため、対応していないカメラが外部記憶装置に接続された場合、カメラ内の画像データを取り込んでバックアップすることができないという問題がある。
請求項1の発明による外部記憶装置は、接続されたカメラが外部記憶装置に対応するカメラ(対応カメラ)であるか、対応しないカメラ(非対応カメラ)であるかを判定する判定手段と、接続されたカメラが対応カメラであると判定されたときは第1のアルゴリズムにより、非対応カメラであると判定されたときは第1のアルゴリズムとは異なる第2のアルゴリズムにより、接続されたカメラ内の画像ファイルの中から記憶手段に記憶されていない新規画像ファイルを特定する特定手段と、特定された画像ファイルを記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の外部記憶装置において、特定手段は、第1のアルゴリズムを用いて、対応カメラから記憶手段に最後に転送され格納されたことを示すファイル特定識別子により新規画像ファイルを特定するようにし、ファイル特定識別子を対応カメラ側に書き込む指示を対応カメラに送信する識別子書込指示手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の外部記憶装置において、特定手段は、第2のアルゴリズムを用いて、接続された非対応カメラ内の画像ファイルと記憶手段の画像ファイルについてファイル名を比較し、(a)同一ファイル名を有する画像ファイルについてはさらに画像データ同士を比較し、画像データが一致しない画像ファイルを新規画像ファイルとして特定し、(b)ファイル名が一致しない画像ファイルを新規画像ファイルとして特定するようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の外部記憶装置において、新規画像ファイルを記憶手段に記憶した後、カメラ内に保存されている新規画像ファイルに対応する本画像ファイルの削除を指示する削除指示手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の外部記憶装置において、記憶手段に記憶された新規画像ファイルに基づいて縮小画像ファイルを生成する生成手段と、生成された縮小画像ファイルと同一の縮小画像ファイルが接続されたカメラ内に記憶されているか否かを判定し、当該縮小画像ファイルが記憶されていないと判定されたとき、縮小画像ファイルを前記接続されたカメラに転送する転送手段とをさらに備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の外部記憶装置において、接続されたカメラ毎に定められているカメラ識別子を判定するカメラ識別子判定手段と、カメラ識別子毎に、新規画像ファイルを記憶する記憶領域を記憶手段に設定する領域設定手段をさらに備え、特定手段は、接続されたカメラ内の画像ファイルの中から、カメラ識別子判定手段により判定されたカメラ識別子に対応する記憶領域に記憶されていない新規画像ファイルを特定し、記憶手段は、特定された新規画像ファイルをカメラ識別子に対応する記憶領域に記憶することを特徴とする。
本発明によれば、対応カメラが接続された場合は第1のアルゴリズムにより新規画像ファイルを特定し、非対応カメラが接続された場合は第2のアルゴリズムにより新規画像ファイルを特定することができる。
図面を参照して、本発明による外部記憶装置の一実施の形態を説明する。図1は、電子カメラ100および記憶装置(以下、ストレージャ)200のブロック図である。電子カメラ100は、撮影レンズ2、電源スイッチ3、液晶モニタ6、撮像素子10、A/D変換回路11、画像処理部12、モニタ用インタフェース13、CPU−C14、メモリ18、メモリカード用インタフェース22、外部インタフェース23を備える。
電源スイッチ3がオン操作されると撮影モードとなり、撮影レンズ2を通過して入射した被写体光が撮像素子10へ導かれ、その撮像面上に被写体像が結像する。撮像素子10は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDやCMOSイメージセンサによって構成される。撮像素子10は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じたカラー光電変換信号を出力する。A/D変換回路11は、不図示のAFE回路などで行なったアナログ処理後の撮像信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部12は、たとえばASICとして構成され、撮像素子10からの画像信号に対してホワイトバランス調整や彩度補正、階調補正などの画像処理を施す。CPU−C14は、各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。メモリ18はCPU−C14のワーキングメモリである。メモリ18はSDRAMにより構成される。CPU−C14は、画像処理部12から入力した画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を施し、EXIFなどの形式でメモリカード30へ記録する。
次に、液晶モニタ6に画像を表示する手順を説明する。
まず、CPU−C14は液晶モニタ6に画像を表示するために表示用画像データを生成する。具体的には、CPU−C14は、メモリカード用インタフェース22を介してメモリカード30に記録されている画像ファイルを読み出し、液晶モニタ6の表示画像サイズに合わせた画像データを生成する。本実施の形態における液晶モニタ6の表示画像サイズはVGAサイズ(640×480画素)であるので、CPU−C14はVGAサイズの表示用画像を生成する。そして、CPU−C14は生成した表示用画像データをメモリ18に書き込む。さらに、CPU−C14は、モニタ用インタフェース13を介して表示用画像データに対応する画像を液晶モニタ6に表示する。
メモリカード用インタフェース22は、後述するメモリカード30とデータ通信を行なうためのインタフェースである。外部インタフェース23は、所定のケーブルや無線伝送路を介してストレージャ200等の外部装置とデータ通信を行なうためのインタフェースである。
メモリカード30は、たとえば半導体メモリを用いたカード状のリムーバブルメモリであり、画像処理後の画像データが格納される。なお、RAWデータを格納してもよい。メモリカード30は、電子カメラ100に着脱可能である。メモリカード30は、電子カメラ100に装着されると、上述のように電子カメラ100のメモリカード用インタフェース22を介して、電子カメラ100との間で画像データを送受信できる。すなわち、メモリカード30は、電子カメラ100に装着されると、電子カメラ100の記憶媒体として機能する。
ストレージャ200は、電子カメラ100で撮像した被写体像の画像ファイルを保存する外部記憶装置である。ストレージャ200は、CPU−S201と、ハードディスク202と、外部インタフェース212と、LED駆動部204と、転送開始スイッチ210と、転送後削除スイッチ211と、サムネイル転送スイッチ213と、LED214および215とを有する。
CPU−S201は、各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。ハードディスク202は、電子カメラ100から読み込んだ画像ファイルを、カメラごとに設定された固有の所定領域内に格納する。外部インタフェース212は、所定のケーブルや無線伝送路を介して電子カメラ100等の外部装置とデータ通信を行なう。
転送開始スイッチ210は、電子カメラ100のメモリカード30に記録されている本画像ファイルの読み込み処理を開始するための操作スイッチである。転送後削除スイッチ211は、電子カメラ100から読み込んだ本画像ファイルと同一の本画像ファイルを、電子カメラ100のメモリカード30から削除するための設定をする操作スイッチである。サムネイル転送スイッチ213は、電子カメラ100から読み込んだ本画像ファイルに基づいて生成されたサムネイル画像ファイルを、電子カメラ100へ転送するための設定をする操作スイッチである。CPU−S201は、転送後削除スイッチ211からオン信号を入力すると、LED駆動部204を介してLED214を点灯する。また、CPU−S201は、転送後削除スイッチ211のオフ信号を入力すると、LED駆動部204を介してLED215を点灯する。
次に、ストレージャ200が電子カメラ100の画像ファイルを読み込む処理について、図2を参照しながら説明する。
ストレージャ200の外部インタフェース212と電子カメラ100の外部インタフェース23とが、たとえばUSBケーブルなどにより接続されると、両者間でデータ送受信が開始される。データの送受信が開始されると、CPU−S201はCPU−C14に対して、電子カメラ100がストレージャ対応カメラであるか否かを表す情報、すなわち対応カメラ情報およびカメラ識別子の送信を要求する。対応カメラ情報は、たとえばカメラの機種コードなどの情報である。カメラ識別子には、電子カメラ100のメーカ名、機種名、シリアル番号などの情報が含まれる。このカメラ識別子はCPU−C14内に記憶されている。
CPU−S201は、カメラ識別子を受信すると、対応カメラ情報に基づいて、電子カメラ100がストレージャ対応カメラか否かを判定する。次に、CPU−S201は、図2に示すハードディスク202に電子カメラ100のカメラ識別子に対応する保存領域が確保されているか、すなわち画像ファイルを格納するためのカメラ識別子対応フォルダが作成されている否かを判別する。カメラ識別子対応フォルダが作成されていない場合、すなわち、電子カメラ100がストレージャ200に初めて接続された場合には、CPU−S201は、ハードディスク202内にカメラ識別子対応フォルダを作成する。図2のストレージャ200には、カメラA用フォルダF1とカメラB用フォルダF2が作成されている。これ以降、カメラAまたはカメラBとして認識された電子カメラ100から読み込まれた本画像ファイルは、対応するカメラ識別子対応フォルダに記録される。なお、カメラAはストレージャ対応カメラ、カメラBはストレージャ非対応カメラとする。
ハードディスク202内に上記カメラ識別子対応フォルダが作成されている場合、すなわち、過去に電子カメラ100とストレージャ200とが接続されたことがある場合には、CPU−S201は、このカメラ識別子対応フォルダを、メモリカード30の本画像ファイルを読み込んで記録するための記録先として設定する。CPU−S201は、本画像ファイルを読み込む際に、電子カメラ100がストレージャ200の仕様に対応するカメラ(ストレージャ対応カメラ)と対応しないカメラ(ストレージャ非対応カメラ)とで異なるアルゴリズムを用いる。
−ストレージャ対応カメラ−
ストレージャ200に接続された電子カメラ100がストレージャ対応カメラの場合について説明する。
ハードディスク202内部にカメラ識別子対応フォルダが作成され、転送開始スイッチ210からのオン信号を入力すると、CPU−S201は、電子カメラ100に対して、本画像ファイル名一覧CL1と、最終転送ファイル管理番号FNの送信を要求する。本画像ファイル名一覧CL1と、最終転送ファイル管理番号FNとは、図2に示すように、メモリカード30に格納されている。本画像ファイル名一覧CL1は、電子カメラ100のメモリカード30に記録されている画像の一覧を示す。本画像ファイル名一覧CL1の一例を図3(a)に示す。図3(a)に示すように、本画像ファイル名一覧CL1には、カメラの個体番号、すなわちシリアル番号と、電子カメラ100で撮影された画像の通し番号、すなわち本画像ファイルのシリアル番号と、画像ファイルのファイル名とが記録されている。
最終転送ファイル管理番号FNは、電子カメラ100からストレージャ200に、最後に送信された画像ファイルのシリアル番号であり、ファイル特定用識別子として機能する。最終転送ファイル管理番号FNは、本画像ファイルをストレージャ200に転送し、CPU−S201から後述する書換指示信号を受信すると、CPU−C14により更新される。最終転送ファイル管理番号FNの一例を図3(b)に示す。図3(b)の最終転送ファイル管理番号は、シリアル番号0003までの本画像ファイルがストレージャ200に転送されたことを示す。したがって、ストレージャ200は、シリアル番号0001〜0003までの画像ファイルをハードディスク202内に記録している。CPU−S201は、電子カメラ100から受信した本画像ファイル名一覧CL1と最終転送ファイル管理番号FNとに基づいて未転送画像ファイルを認識する。未転送画像ファイルとは、電子カメラ100のメモリカード30に記録されている本画像ファイルのうち、ストレージャ200に読み込まれていない本画像ファイルであり、ストレージャ200にとって新規画像ファイルである。
CPU−S201が未転送画像ファイルを認識する際には、本画像ファイル名一覧CL1の画像ファイルシリアル番号と、最終転送ファイル管理番号FNとの差分をとる。図3(a)、(b)に示すように、電子カメラ100のメモリカード30内のシリアル番号0001〜0010の画像ファイルうち、シリアル番号0001〜0003の画像ファイルがハードディスク202に記録されている。CPU−S201は、シリアル番号0001〜0010の画像ファイルと、シリアル番号0001〜0003の画像ファイルの差分をとる。差分演算の結果、CPU−S201は、シリアル番号0004〜0010の画像ファイル(差分画像ファイル)を、ハードディスク202に記録されていない画像ファイル、すなわち未転送画像ファイルとして認識する。
CPU−S201は、認識された未転送画像ファイルの中から1つの本画像ファイルを選択する。CPU−S201は、本画像ファイルのシリアル番号が小さいものから選択する。すなわち、CPU−S201は、上述したシリアル番号0004〜0010の本画像ファイルの中から、シリアル番号0004の本画像ファイルを選択する。本画像ファイルを選択すると、CPU−S201は、電子カメラ100に対して選択した本画像ファイル、すなわちシリアル番号0004の本画像ファイルの送信を要求する。
CPU−C14は、ストレージャ200からシリアル番号0004の本画像ファイルの送信を要求する信号を受信すると、メモリカード30からシリアル番号0004の本画像ファイルを読み出す。そして、CPU−C14は、ストレージャ200に対してシリアル番号0004の本画像ファイルを送信する。CPU−S201は、電子カメラ100から本画像ファイルを読み込むと、読み込んだ本画像ファイルのファイル名を全ファイル管理番号に置換する。全ファイル管理番号は、本画像ファイルが作成された電子カメラ100のシリアル番号と、本画像ファイルシリアル番号とに基づく番号である。電子カメラ100のシリアル番号は、読み込んだ画像ファイルのEXIF情報に記録されている。電子カメラ100のシリアル番号がたとえばAの場合に、電子カメラ100で4番目に撮影された画像に対応する本画像ファイルの全ファイル管理番号は「A0004」として設定される。すなわち、読み込まれた本画像ファイルは、CPU−S201により、ファイル名が「A0004」に置換されて、ハードディスク202のカメラ識別子対応フォルダ内の本画像用フォルダに保存される。CPU−S201により、画像ファイルの置換前のファイル名と置換後のファイル名とが関連付けされて、ハードディスク202内のファイル名管理データベースDBに登録される。
EXIF情報とは、画像ファイルに添付されている画像の各種情報をEXIF規格に則って記録したものである。EXIF情報として、画像を撮影したカメラの機種、カメラのシリアル番号を記録する領域、撮影日時を記録する領域、各種撮影条件を記録する領域、各ベンダーが任意に使用できる任意領域などが含まれる。この実施の形態では、後述するように、非対応カメラから受信したサムネイル画像ファイルに対してサムネイルフラグも任意領域に記録する。
CPU−S201は、本画像用フォルダに保存された本画像ファイルに基づいて、サムネイル画像ファイルを生成する。CPU−S201は、生成されたサムネイル画像ファイルに対して、本画像ファイルと同じファイル名、すなわち全ファイル管理番号に基づいたファイル名を付加して、カメラ識別子対応フォルダ内のサムネイル用フォルダに保存する。
CPU−S201は、転送後削除スイッチ211からオン信号を入力している場合には、電子カメラ100に対して、本画像ファイルの削除を指示する削除指示信号を送信する。さらに、CPU−S201は、読み込んだ本画像ファイルから生成したサムネイル画像ファイルを電子カメラ100へ送信する。転送後削除スイッチ211からオン信号を入力していない場合は、電子カメラ100へ削除指示信号を送信しない。すなわち、CPU−S201は本画像ファイルから生成したサムネイル画像ファイルを電子カメラ100へ送信するのみである。
電子カメラ100のCPU−C14は、ストレージャ200から削除指示信号を受信したか否かに応じて次のような処理を実行する。削除指示信号を受信した場合には、CPU−C14は、ストレージャ200に転送した本画像ファイルと同一の本画像ファイルをメモリカード30から削除する。さらに、CPU−C14は、ストレージャ200から受信したサムネイル画像ファイルをメモリカード30に記録する。削除指示信号を受信しない場合には、CPU−C14は、ストレージャ200に転送した本画像ファイルと同一の本画像ファイルの削除は行なわない。さらに、CPU−C14は、CPU−S201から受信したサムネイル画像ファイルをメモリカード30に記録する。上述したとおり、サムネイル画像ファイルのファイル名は全ファイル管理番号を用いたものである。
ストレージャ200のCPU−S201は、サムネイル画像ファイルを送信した後、最終転送ファイル管理番号の書き換えを指示する書換指示信号を電子カメラ100に送信する。CPU−C14は、書換指示信号を受信すると、前述したように最終転送ファイル管理番号FNを更新する。上述のようにしてシリアル番号0004の本画像ファイルが送信された場合、CPU−C14により、最終転送ファイル管理番号FNは0004に書き換えられる。
−ストレージャ非対応カメラ−
ストレージャ200に接続された電子カメラ100がストレージャ非対応カメラの場合について説明する。なお、ストレージャ非対応カメラのシリアル番号を「B」として説明する。
ストレージャ非対応カメラが接続された場合のストレージャ200の処理の概要は次の通りである。ストレージャ200は電子カメラ100の画像ファイルを受信する。受信した画像ファイルがハードディスク202に記録されている画像ファイルと異なる場合には、CPU−S201は、ハードディスク202内のカメラ識別子対応フォルダ内に、受信した画像ファイルを記録する。さらに、CPU−S201は、受信した画像ファイルに基づいてサムネイル画像ファイルを作成する。CPU−S201は、作成したサムネイル画像ファイルをハードディスク202のカメラ識別子対応フォルダに記録する。さらに、CPU−S201は、メモリカード30内に記録されていないサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に対して送信する。
以下、詳細に説明する。
−−非対応電子カメラBとストレージャとが初めて接続された場合−−
図4〜図7を参照して説明する。画像ファイル「DCS0001.jpg」〜「DSC0003.jpg」が記録されている電子カメラ100が接続されると、CPU−S201は、電子カメラ100に対して、画像ファイル名一覧CL2の送信を要求する。画像ファイル名一覧CL2は、図4に示すように、メモリカード30Bに格納され、メモリカード30Bに記録されている画像の一覧を示す。画像ファイル名一覧CL2の一例を図5に示す。なお、画像ファイル「DCS0001.jpg」〜「DSC0003.jpg」は本画像ファイルであるものとする。
CPU−S201は、画像ファイル名一覧CL2を受信すると、画像ファイル名一覧CL2を複製して、未転送ファイル名一覧CL3として保存する。図5(a)の画像ファイル名一覧CL2に基づいて作成された未転送ファイル名一覧CL3を図5(a)に示す。後述するように、未転送ファイル名一覧CL3は、ストレージャ200が電子カメラ100から本画像ファイルを読み込む際にCPU−S201により使用される。CPU−S201は、未転送ファイル名一覧CL3を複製して接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4として保存する。接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4を図5(a)に示す。内容は、未転送ファイル名一覧CL3と同一である。後述するように、接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4は、サムネイル転送スイッチ213がオン操作された場合に、CPU−S201により使用される。
電子カメラ100がストレージャ200に初めて接続された場合は、図4に示すように、ハードディスク202に非対応カメラBに対応するカメラ識別子対応フォルダが作成されていない。したがって、上述したように、CPU−S201は、図6に示すように、ハードディスク202内にカメラ識別子対応フォルダF2を作成する。カメラ識別子対応フォルダF2は、本画像フォルダ、サムネイル画像フォルダおよび最新取込フォルダを備える。最新取込フォルダは、ストレージャ非対応カメラから受信した画像ファイルを一時的に格納するためのフォルダである。さらに、CPU−S201は、ハードディスク202からストレージャ画像ファイル名一覧CL5を読み込む。ストレージャ画像ファイル名一覧CL5は、ハードディスク202のカメラ識別子対応フォルダF2に記録されている本画像ファイルの一覧である。電子カメラ100はストレージャ200に初めて接続されたので、カメラ識別子対応フォルダF2に記録されている画像ファイルは存在しない。すなわち、図5(b)に示すように、ストレージャ画像ファイル名一覧CL5に記録される画像ファイル名はない。
ハードディスク202内部にカメラ識別子対応フォルダF2が作成され、上述した各ファイル一覧が作成された状態で転送開始スイッチ210からのオン信号を入力すると、CPU−S201は未転送ファイル名一覧CL3から画像ファイルを選択する。CPU−S201が画像ファイル「DSC0001.jpg」を選択した場合、CPU−S201は電子カメラ100に対して、画像ファイル「DSC0001.jpg」の送信を要求する送信要求信号を送信する。CPU−C14はストレージャ200から画像ファイルの送信要求信号を受信すると、ストレージャ200により選択された画像ファイル「DSC0001.jpg」をストレージャ200に対して送信する。CPU−S201は、電子カメラ100から画像ファイル「DSC0001.jpg」を受信すると、その画像ファイルを最新取込フォルダに格納する。
CPU−S201は、受信した画像ファイルのファイル名「DSC0001.jpg」と、ストレージャ画像ファイル名一覧CL5に記録された画像ファイル名を比較する。この場合、ストレージャ画像ファイル名一覧CL5に記録されている画像ファイルはない、すなわちファイル名「DSC0001.jpg」の画像ファイルは、カメラ識別子対応フォルダF2に記録されていない。そして、CPU−S201は受信した画像ファイルがサムネイル画像ファイルであるか否かを判定する。画像ファイル「DSC0001.jpg」は本画像ファイルであるので、CPU−S201は、受信した画像ファイルに基づいてサムネイル画像ファイルを作成する。さらに、CPU−S201は、作成したサムネイル画像ファイルを、カメラ識別子対応フォルダF2内の最新取込フォルダに格納する。
CPU−S201は、最新取込フォルダに格納されている画像ファイルに基づいて、本画像ファイルを複製する。また、CPU−S201は、最新取込フォルダ内にサムネイル画像ファイルを複製する。CPU−S201は、複製された本画像ファイルをカメラ識別子対応フォルダ内の本画像フォルダに記録する。さらに、CPU−S201は、複製されたサムネイル画像フォルダをカメラ識別子対応フォルダ内のサムネイル画像フォルダ内に記録する。なお、CPU−S201は、サムネイル画像ファイルのファイル名に、受信した画像ファイルと同一の画像ファイル名を付加する。それぞれの画像ファイルの記録が終了すると、CPU−S201は、最新取込フォルダ内の本画像ファイルとサムネイル画像ファイルを削除する。
CPU−S201が転送後削除スイッチ211からオン信号を入力している場合は、CPU−S201は、電子カメラ100に対して本画像ファイル「DSC0001.jpg」の削除を指示する削除指示信号を出力して、作成したサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に送信する。CPU−C14はストレージャ200から削除指示信号を受信すると、ストレージャ200に送信した画像ファイルと同一の画像ファイル「DSC0001.jpg」をメモリカード30Bから削除する。さらに、CPU−C14はストレージャ200から受信したサムネイル画像ファイル「DSC0001.jpg」をメモリカード30Bに記録する。このとき送信されるサムネイル画像ファイルには、CPU−S201によりサムネイル画像マークが重畳されている。サムネイル画像マークは、たとえば枠などで表される。
なお、後述するように、画像ファイルのEXIFタグにサムネイルフラグが設定されている場合は、CPU−S201は、電子カメラ100に対して本画像ファイルの削除指示信号もサムネイル画像ファイルも送信しない。
CPU−S201が転送後削除スイッチ211からオン信号を入力していない場合は、CPU−S201は電子カメラ100に対して本画像ファイル「DSC0001.jpg」の削除を指示する削除指示信号を出力しない。また、CPU−S201は、作成したサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に送信しない。
上述したように受信した画像ファイルの記録処理が終了すると、CPU−S201は未転送ファイル名一覧CL3から受信した画像ファイルのファイル名を削除する。すなわち、図5(a)の未転送ファイル名一覧CL3から、今回受信した画像ファイル「DSC0001.jpg」を削除する。未転送ファイル名一覧CL3には、「DSC0002.jpg」および「DSC0003.jpg」のファイル名が残ることになる。CPU−S201は、未転送ファイル名一覧CL3に示される画像ファイルの「DSC0002.jpg」〜「DSC0003.jpg」のそれぞれに対しても同様にして受信処理を行なう。すなわち、CPU−S201は、未転送ファイル名一覧CL3内の画像ファイル名が全て削除され、図5(c)に示すように、未転送ファイル名一覧CL3が空になる、つまり電子カメラ100の画像ファイルを全て受信するまで繰り返す。全ての画像ファイルがハードディスク202に記録された状態を図7に示す。すなわち、メモリカード30Bの本画像フォルダのファイルは全て削除され、サムネイル画像フォルダに「DSC0001.jpg」〜「DSC0003.jpg」が保存される。一方、ストレージャ200では、カメラ識別子対応フォルダF2の本画像フォルダには本画像ファイル「DSC0001.jpg」〜「DSC0003.jpg」が記録され、サムネイル画像フォルダにはサムネイル画像ファイル「DSC0001.jpg」〜「DSC0003.jpg」が記録さる。
−−非対応電子カメラBとストレージャとの接続が2回目以降の場合−−
図7に示すように、上述した画像転送処理により、メモリカード30Bの本画像フォルダからは本画像ファイルが削除され、サムネイル画像フォルダには、DSC0001.jpg〜DSC0003.jpgのサムネイル画像ファイルが保存される。その後、図8に示すように、電子カメラ100で新たに撮影が行われ、メモリカード30Bの本画像フォルダにDSC0004.jpg〜DSC0005.jpgの本画像ファイルが記憶されたものとして、以下、説明する。
電子カメラ100が接続されると、CPU−S201は、初めて接続された場合と同様に、電子カメラ100に対して、画像ファイル名一覧CL2の送信を要求する。画像ファイル名一覧CL2の一例を図9(a)に示す。さらに、CPU−S201は、前述したようにして未転送ファイル名一覧CL3および接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4を複製する。さらに、CPU−S201は、ハードディスク202内のカメラ識別子対応フォルダF2に記録されている画像ファイル名が記録されたストレージャ画像ファイル名一覧CL5を読み込む。それぞれのファイル名一覧を図9(a)、(b)に示す。
転送開始スイッチ210からオン信号を入力すると、CPU−S201は未転送ファイル名一覧CL3から画像ファイルを選択する。CPU−S201が画像ファイル「DSC0001.jpg」を選択した場合、CPU−S201は電子カメラ100に対して、画像ファイル「DSC0001.jpg」の送信を要求する送信要求信号を送信する。CPU−C14はストレージャ200から画像ファイルの送信要求信号を受信すると、ストレージャ200により選択された画像ファイル「DSC0001.jpg」をストレージャ200に対して送信する。CPU−S201は、電子カメラ100から画像ファイル「DSC0001.jpg」を受信すると、その画像ファイルを最新取込フォルダに格納する。
CPU−S201は、受信した画像ファイルのファイル名「DSC0001.jpg」と、ストレージャ画像ファイル名一覧CL5に記録された画像ファイル名を比較する。ストレージャ画像ファイル名一覧CL5にもファイル名「DSC0001.jpg」の画像ファイルが記録されている。すなわち、ファイル名「DSC0001.jpg」の画像ファイルは、カメラ識別子対応フォルダF2に記録されている。この場合、CPU−S201は、受信した画像ファイル「DSC0001.jpg」に対応する画像データと、カメラ識別子対応フォルダF2内の画像ファイル「DSC0001.jpg」に対応する画像データとを比較する。各画像データの比較は、CPU−S201により、それぞれの画像データの0および1で表されるバイナリデータについて差分を取ることにより行なわれる。すなわち差分画像を抽出することによって、CPU−S201は同一画像データであるか否かを判定する。
カメラ識別子対応フォルダF2に記録された画像ファイル「DSC0001.jpg」は、電子カメラ100で取得されストレージャ200に記録された画像ファイルである。カメラ識別子対応フォルダF2に記録された画像ファイル「DSC0001.jpg」の画像データと、受信した画像ファイル「DSC0001.jpg」の画像データとは同一の画像データある。したがって、2つの画像データには差分がないので、CPU−S201は、受信した画像ファイルとカメラ識別子対応フォルダF2の画像ファイルにおける両画像データが同一画像データと判定する。そして、CPU−S201は、受信した画像ファイル「DSC0001.jpg」を最新取込フォルダから削除する。CPU−S201が、転送後削除スイッチ211からオン信号を入力している場合、およびオン信号を入力していない場合の処理については、電子カメラ100がストレージャ200に初めて接続された場合に説明した処理と同様にして受信処理を行なう。
上述した受信処理が終了すると、CPU−S201は、未転送ファイル名一覧CL3から受信した画像ファイルのファイル名を削除する。すなわち、図9(a)の未転送ファイル名一覧CL3から、今回受信した画像ファイル「DSC0001.jpg」を削除する。未転送画像ファイル名一覧CL3には、「DSC0002.jpg」〜「DSC0005.jpg」のファイル名が残る。CPU−S201は、カメラ識別子対応フォルダF2に既に記録されている画像ファイル「DSC0002.jpg」〜「DSC0003.jpg」についても同様の受信処理を行なう。また、画像ファイル「DSC0004.jpg」〜「DSC0005.jpg」については、CPU−S201は、電子カメラ100がストレージャ200に初めて接続された場合に説明した処理と同様にして受信処理を行なう。全ての画像ファイルがハードディスク202に記録された状態を図10に示す。すなわち、カメラ識別子対応フォルダF2の本画像フォルダには本画像ファイル「DSC0001.jpg」〜「DSC0005.jpg」が記録され、サムネイル画像フォルダにはサムネイル画像ファイル「DSC0001.jpg」〜「DSC0005.jpg」が記録される。また、メモリカード30Bのサムネイル画像フォルダには、「DSC0001.jpg」〜「DSC0005.jpg」の画像ファイルが記録された状態となる。
−−非対応電子カメラBに異なるメモリカードが接続された場合−−
電子カメラ100にメモリカード30Xが装着された状態で、ストレージャ200に接続された場合について説明する。メモリカード30Xには、図11に示すように、画像ファイル「DSC0004.jpg」〜「DSC0006.jpg」が記録されているものとする。「DSC0005.jpg」は、シリアル番号が「B」ではない電子カメラ100で取得されたサムネイル画像ファイルとする。「DSC0004.jpg」はシリアル番号「B」の電子カメラ100で取得された画像ファイルとする。
電子カメラ100が接続されると、CPU−S201は、上述したように、電子カメラ100に対して、画像ファイル名一覧CL2の送信を要求する。画像ファイル名一覧CL2を図12(a)に示す。さらに、CPU−S201は、前述したようにして未転送ファイル名一覧CL3および接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4を複製する。さらに、CPU−S201は、ハードディスク202内のカメラ識別子対応フォルダF2に記録されている画像ファイル名が記録されたストレージャ画像ファイル名一覧CL5を読み込む。それぞれのファイル名一覧を図12(a)および(b)に示す。
転送開始スイッチ210からのオン信号を入力すると、CPU−S201は未転送ファイル名一覧CL3から画像ファイルを選択する。CPU−S201が画像ファイル「DSC0004.jpg」を選択した場合、電子カメラ100とストレージャ200との接続が2回目以降の場合における画像ファイル「DSC0001.jpg」の説明と同様の受信処理を行なう。画像ファイル「DSC0004.jpg」における受信処理が終了すると、CPU−S201は、未転送ファイル名一覧CL3から画像ファイル「DSC0004.jpg」を削除する。
続いて、CPU−S201は、未転送ファイル名一覧CL3から画像ファイル「DSC0005.jpg」を選択する。CPU−S201は電子カメラ100に対して、画像ファイル「DSC0005.jpg」の送信を要求する送信要求信号を送信する。CPU−C14はストレージャ200から画像ファイルの送信要求信号を受信すると、ストレージャ200により選択された画像ファイル「DSC0005.jpg」をストレージャ200に対して送信する。CPU−S201は、電子カメラ100から画像ファイル「DSC0005.jpg」を受信すると、その画像ファイルを最新取込フォルダに格納する。
CPU−S201は、受信した画像ファイルのファイル名「DSC0005.jpg」と、ストレージャ画像ファイル名一覧CL5に記録された画像ファイル名を比較する。ストレージャ画像ファイル名一覧CL5にもファイル名「DSC0005.jpg」の画像ファイルが記録されている。すなわち、ファイル名「DSC0005.jpg」の画像ファイルは、カメラ識別子対応フォルダF2に記録されている。この場合、CPU−S201は、上述したように、受信した画像ファイル「DSC0005.jpg」に対応する画像データと、カメラ識別子対応フォルダF2内の画像ファイル「DSC0005.jpg」に対応する画像データとを比較する。
前述したように、CPU−S201は、それぞれの画像データの0および1で表されるバイナリデータの差分を取って、差分画像を抽出する。この場合、受信した画像ファイル「DSC0005.jpg」は、シリアル番号「B」の電子カメラで取得されたものではない。カメラ識別子対応フォルダF2内の画像ファイル「DSC0005.jpg」は、上述したように、シリアル番号「B」の電子カメラ100で取得されたものである。受信した画像ファイル「DSC0005.jpg」に対応する画像データと、カメラ識別子対応フォルダF2内の画像ファイル「DSC0005.jpg」に対応する画像データとは異なる。したがって、比較の結果、差分画像が抽出されるので、CPU−S201は両画像データを異なる画像データとして判定する。
CPU−S201は、電子カメラ100から受信した画像ファイルのファイル名にバージョン番号を付加する。バージョン番号はファイル名の最後尾に付加される番号である。たとえば「DSC0005.jpg」のファイル名に対してバージョン番号が付加されると、「DSC0005_1.jpg」のようになる。したがって、同一ファイル名を持ちながら異なる画像データを有する画像ファイルを区別することができる。
CPU−S201は、受信した画像ファイルのファイル名にバージョン番号を付加すると、その画像ファイルがサムネイル画像ファイルか否かを判定する。受信した画像ファイル「DSC0005_1.jpg」はサムネイル画像ファイルなので、CPU−S201は画像ファイルのEXIFタグにサムネイルフラグを設定する。サムネイルフラグが設定されている画像ファイルは、CPU−S201により電子カメラ100に送信されない。すなわち、電子カメラ100のメモリカード30X内に既に記録されているサムネイル画像ファイルは、ストレージャ200から送信されない。
その後、CPU−S201は、サムネイル画像ファイル「DSC0005_1.jpg」を複製して、カメラ識別子対応フォルダF2のサムネイル画像フォルダに記録する。そして、CPU−S201は、最新取込フォルダ内のサムネイル画像ファイル「DSC0005.jpg」を削除する。
CPU−S201が転送後削除スイッチ211からオン信号を入力した場合であっても、CPU−S201は、電子カメラ100に対して本画像ファイルの削除指示信号もサムネイル画像ファイルも送信しない。これは、画像ファイルのEXIFタグにサムネイルフラグが設定されているからである。上述した受信処理が終了すると、CPU−S201は、未転送ファイル名一覧CL3から画像ファイル「DSC0005.jpg」を削除する。
未転送ファイル名一覧CL3に残った画像ファイル「DSC0006.jpg」は、カメラ識別子対応フォルダF2に記録されていない。したがって、画像ファイル「DSC0006.jpg」については、CPU−S201は、電子カメラ100がストレージャ200に初めて接続された場合に説明した処理と同様にして受信処理を行なう。
メモリカード30X内の全ての画像ファイルの受信処理が終了した状態で、CPU−S201がサムネイル転送スイッチ213からオン信号を入力している場合について、以下で説明する。
電子カメラ100内に記録されていないサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に送信する。CPU−S201は、前述したようにハードディスク202からフォルダ内画像ファイル名一覧CL6を読み込む。フォルダ内画像ファイル名一覧CL6は、ハードディスク202のカメラ識別子対応フォルダF2に記録されている本画像ファイルの一覧である。上述したCPU−S201による画像ファイルの読み込み処理により、ハードディスク202のカメラ識別子対応フォルダF2には、画像ファイル「DSC0001.jpg」〜「DSC0006.jpg」が記録されている。したがって、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6は、図12(c)に示すように設定される。
CPU−S201は、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6に記録されたファイル名から接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4に記録されたファイル名を削除する。その結果、CPU−S201は、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6をフォルダ内画像ファイル名一覧CL6aのように更新する。そして、CPU−S201は、電子カメラ100に送信するサムネイル画像ファイルをフォルダ内画像ファイル名一覧CL6aの中から選択する。すなわち、図12(d)に示すフォルダ内画像ファイル名一覧CL6a内のサムネイル画像ファイル「DSC0001.jpg」〜「DSC0003.jpg」および「DSC0005_1.jpg」がCPU−S201により選択される。なお、複数の同一ファイル名の画像ファイルが存在する場合は、CPU−S201は、前述したバージョン番号に基づいて画像ファイルを選択する。すなわち、CPU−S201は、最新のバージョン番号を有する画像ファイルを選択する。
CPU−S201は、選択したサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に送信する。さらに、CPU−S201は送信したサムネイル画像ファイルのファイル名をフォルダ内画像ファイル名一覧CL6aから削除する。たとえば、ファイル名「DSC0001.jpg」のサムネイル画像ファイルが電子カメラ100に送信された場合は、CPU−S201はフォルダ内画像ファイル名一覧CL6aの中からファイル名「DSC0001.jpg」を削除する。したがって、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6aには、ファイル名「DSC0002.jpg」、「DSC0003.jpg」および「DSC0005_1.jpg」が残る。CPU−S201は、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6aに示される画像ファイルの「DSC0002.jpg」、「DSC0003.jpg」および「DSC0005_1.jpg」に対しても上述した処理を行なう。すなわち、CPU−S201は、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6a内の画像ファイル名が全て削除され、図12(e)に示すように、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6aが空になるまで繰り返す。したがって、CPU−S201は、電子カメラ100が記録していないサムネイル画像ファイルを全て送信する。
カメラ識別子対応フォルダF2に記録されている画像ファイルと同一の画像ファイルが、メモリカード30に記録されている場合に、CPU−S201はサムネイル転送スイッチ213からオン信号を入力しても、サムネイル画像ファイルを電子カメラ100に送信しない。この場合も上述したように、CPU−S201は、接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4とフォルダ内画像ファイル名一覧CL6とを用いてカメラ識別子対応フォルダF2とメモリカード30に同一の画像ファイルが存在するかを判定する。以下で、図5および図7を用いて詳細に説明する。
図7に示すように、電子カメラ100の画像ファイルを全て受信した状態で、CPU−S201はサムネイル転送スイッチ213からオン信号を入力しているものとする。CPU−S201はサムネイル転送スイッチ213からオン信号を入力すると、ハードディスク202からフォルダ内画像ファイル名一覧CL6を読み込む。フォルダ内画像ファイル名一覧CL6は、ハードディスク202のカメラ識別子対応フォルダF2に記録されている本画像ファイルの一覧である。CPU−S201による画像ファイルの受信処理により、ハードディスク202のカメラ識別子対応フォルダF2には、図7に示すように、ファイル名「DSC0001.jpg」〜「DSC0003.jpg」の画像ファイルが記録されている。したがって、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6は、図5(c)に示すように設定される。
CPU−S201は、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6に記録されたファイル名から接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4に記録されたファイル名を削除する。図5(c)に示す例では、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6に記録されたファイル名と接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4に記録されたファイル名とは同一であり、図5(d)に示すように、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6は空になる。したがって、カメラ識別子対応フォルダF2に記録されている画像ファイルと同一の画像ファイルが、メモリカード30Bに記録されているので、CPU−S201は電子カメラ100に対してサムネイル画像ファイルを送信しない。
次に、図13〜図15に示すフローチャートを用いて、上述したストレージャ200による画像ファイルの読み込み処理について説明する。図13〜図15の各処理を行なうプログラムはCPU−S201内のメモリ(不図示)に格納されている。このプログラムは、外部インタフェース212により外部機器が接続されたことを示す信号が入力されると起動され、CPU−S201で実行される。図13〜図15の各ステップは、CPU−S201の指令に基づいて実行される処理である。
ステップS1において、外部インタフェース212を介して接続された電子カメラ100との通信を確立してステップS2へ進む。ステップS2においては、電子カメラ100に対して、カメラ識別子の送信を要求する。さらに不図示のタイマを起動してステップS3へ進む。ステップS3においては、電子カメラ100からカメラ識別子を受信したか否かを判定する。カメラ識別子を受信した場合は、ステップS3が肯定判定されてステップS4へ進む。ステップS4では、電子カメラ100に対して、対応カメラ情報の送信を要求する。さらに不図示のタイマを起動してステップS6へ進む。
カメラ識別子を受信しない場合は、ステップS3が否定判定されてステップS5へ進む。ステップS5においては、ステップS2で起動したタイマによる計測時間が所定時間経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合は、ステップS5が肯定判定されて一連の処理を終了する。所定時間経過していない場合は、ステップS5が否定判定されてステップS3へ戻る。
ステップS6では、対応カメラ情報を受信したか否かを判定する。対応カメラ情報を受信した場合は、ステップS6が肯定判定されてステップS7へ進む。ステップS7においては、対応カメラフラグを設定してステップS10へ進む。対応カメラ情報を受信していない場合は、ステップS6が否定判定されてステップS8へ進む。ステップS8では、ステップS5で起動したタイマによる計測時間が所定時間経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合は、ステップS8が肯定判定されてステップS9へ進む。ステップS9では、非対応カメラフラグを設定して、図14に示すステップS27へスキップする。所定時間経過していない場合は、ステップS8が否定判定されてステップS6へ戻る。
以下、ステップS10〜S26までが対応カメラの処理手順である。
ステップS10においては、ハードディスク202内にカメラ識別子対応フォルダが存在するか否かを判定する。カメラ識別子対応フォルダが存在する場合は、ステップS10が肯定判定されてステップS12へ進む。カメラ識別子対応フォルダが存在しない場合は、ステップS10が否定判定されてステップS11へ進む。ステップS11においては、ハードディスク202内にカメラ識別子対応フォルダを作成してステップS12へ進む。
ステップS12では、転送開始スイッチ210からオン信号を入力しているか否かを判定する。オン信号を入力している場合は、ステップS12が肯定判定されてステップS13へ進む。ステップS13においては、電子カメラ100に対して本画像ファイル名一覧CL1と最終転送ファイル管理番号FNの送信を要求してステップS14へ進む。オン信号を入力していない場合はステップS12が否定判定され、オン信号を入力するまでステップS12を繰り返す。
ステップS14では、本画像ファイル名一覧CL1と最終転送ファイル管理番号FNとを受信したか否かを判定する。受信した場合はステップS14が肯定判定されてステップS15へ進む。ステップS15では、本画像ファイル名一覧CL1と最終転送ファイル管理番号FNとに基づいて、未転送画像ファイルを認識してステップS16へ進む。本画像ファイル名一覧CL1と最終転送ファイル管理番号FNとを受信していない場合は、ステップS14が否定判定されて、本画像ファイル名一覧CL1と最終転送ファイル管理番号FNとを受信するまでステップS14を繰り返す。
ステップS16においては、ステップS15で認識した未転送画像ファイルの中から1つの画像ファイルを選択する。そして、電子カメラ100に対して、選択した未転送画像ファイルの送信を要求してステップS17へ進む。ステップS17においては、ステップS16で送信を要求した未転送画像ファイルを受信したか否かを判定する。未転送画像ファイルを受信した場合は、ステップS17が肯定判定されてステップS18へ進む。ステップS18では、受信した未転送画像ファイルのファイル名を全ファイル管理番号に置換してステップS19へ進む。未転送画像ファイルを受信していない場合は、ステップS17が否定判定されて、未転送画像ファイルを受信するまでステップS17を繰り返す。
ステップS19では、受信した未転送画像ファイルの置換前のファイル名と置換後のファイル名とを関連付けてファイル名管理データベースDBに登録してステップS20へ進む。ステップS20では、ステップS17で受信した画像ファイルをカメラ識別子対応フォルダ内の本画像フォルダに記録してステップS21へ進む。ステップS21においては、受信した本画像ファイルからサムネイル画像ファイルを作成してステップS22へ進む。
ステップS22では、転送後削除スイッチ211からオン信号を入力しているか否かを判定する。オン信号を入力している場合は、ステップS22が肯定判定されてステップS23へ進む。ステップS23においては、電子カメラ100に対して、本画像ファイルをメモリカード30から削除する削除指示信号を送信してステップS24へ進む。転送後削除スイッチ211からオン信号を入力していない場合は、ステップS22が否定判定されてステップS23をスキップしてステップS24へ進む。
ステップS24においては、ステップS21で作成したサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に対して送信してステップS25へ進む。ステップS25においては、最終転送ファイル管理番号の書き換えを指示する書換指示信号を電子カメラ100に対して送信してステップS26へ進む。ステップS26においては、全ての未転送画像ファイルを受信したか否かを判定する。全ての未転送画像ファイルを受信した場合は、ステップS26が肯定判定されて一連の処理を終了する。まだ受信していない本画像ファイルが存在する場合は、ステップS26が否定判定されてステップS16へ戻る。
ステップS9において、非対応カメラフラグを設定して進んだステップS27以降の処理を図14に示す。すなわち、ステップS27〜図15のステップS58は非対応カメラの処理手順である。
ステップS27では、電子カメラ100に対して画像ファイル名一覧CL2の送信を要求してステップS28へ進む。ステップS28においては、画像ファイル名一覧CL2を受信したか否かを判定する。受信した場合はステップS28が肯定判定されてステップS29へ進む。受信していない場合はステップS28が否定判定されて、画像ファイル名一覧CL2を受信するまでステップS28を繰り返す。
ステップS29においては、受信した画像ファイル名一覧CL2を複製して未転送ファイル名一覧CL3を作成してステップS30へ進む。ステップS30においては、ステップS29で作成した未転送ファイル名一覧CL3を複製して接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4を作成してステップS31へ進む。ステップS31では、ハードディスク202内にカメラ識別子対応フォルダが存在するか否かを判定する。カメラ識別子対応フォルダが存在する場合は、ステップS31が肯定判定されてステップS33へ進む。カメラ識別子対応フォルダが存在しない場合は、ステップS31が否定判定されてステップS32へ進む。
ステップS32においては、ハードディスク202内にカメラ識別子対応フォルダを作成してステップS33へ進む。ステップS33においては、ハードディスク202からストレージャ画像ファイル名一覧CL5を読み込んでステップS34へ進む。ステップS34では、ステップS12と同様に、転送開始スイッチ210からオン信号を入力しているか否かを判定する。オン信号を入力している場合は、ステップS34が肯定判定されてステップS35へ進む。ステップS35においては、未転送ファイル名一覧CL3の中から画像ファイルを1つ選択する。そして、電子カメラ100に対して選択した画像ファイルの送信を要求してステップS36へ進む。オン信号を入力していない場合はステップS34が否定判定され、オン信号を入力するまでステップS34を繰り返す。
ステップS36においては、ステップS35で送信を要求した画像ファイルを受信して、カメラ識別子対応フォルダ内の最新取込フォルダに格納されたか否かを判定する。画像ファイルを受信した場合は、ステップS36が肯定判定されてステップS37へ進む。画像ファイルを受信していない場合は、ステップS36が否定判定されて、画像ファイルを受信するまでステップS36を繰り返す。ステップS37においては、受信した画像ファイルと同一のファイル名を有する画像ファイルがカメラ識別子対応フォルダ内に存在するか否かを判定する。同一ファイル名を有する画像ファイルが存在する場合は、ステップS37が肯定判定されてステップS38へ進む。同一ファイル名を有する画像ファイルが存在しない場合は、ステップS37が否定判定されてステップS38およびS39をスキップしてステップS40へ進む。
ステップS38においては、同一ファイル名の画像データが同一画像データであるか否かを判定する。同一画像データである場合は、ステップS38が肯定判定されてステップS39へ進む。ステップS39では、ステップS36で受信した画像ファイルのファイル名にバージョン番号を付加してステップS40へ進む。同一画像データではない場合は、ステップS38が否定判定されてステップS44へスキップする。
ステップS40においては、受信した画像ファイルがサムネイル画像ファイルであるか否かを判定する。サムネイル画像ファイルの場合は、ステップS40が肯定判定されてステップS41へ進む。ステップS41では、画像ファイルのEXIFタグにサムネイルフラグを設定して、ステップS42をスキップしてステップS43へ進む。サムネイル画像ファイルではない場合は、ステップS40が否定判定されてステップS42へ進む。
ステップS42では、受信した画像ファイル、すなわち本画像ファイルからサムネイル画像ファイルを作成し、カメラ識別子対応フォルダ内の最新取込フォルダに格納してステップS43へ進む。ステップS43では、最新取込フォルダ内の本画像ファイルを本画像用フォルダへ記録する。さらに、最新取込フォルダ内のサムネイル画像ファイルをサムネイル用フォルダへ記録してステップS44へ進む。ステップS44では、最新取込フォルダ内の画像ファイルを削除して、ステップS45へ進む。
ステップS45以降の処理を図15のフローチャートを用いて説明する。
ステップS45においては、転送後削除スイッチ211からオン信号を入力しているか否かを判定する。オン信号を入力している場合は、ステップS45が肯定判定されてステップS46へ進む。オン信号を入力していない場合は、ステップS45が否定判定されてステップS48へスキップする。
ステップS46においては、画像ファイルのEXIFタグにサムネイルフラグが設定されているか否かを判定する。サムネイルフラグが設定されている場合は、ステップS46が肯定判定されてステップS47をスキップしてステップS48へ進む。サムネイルフラグが設定されていない場合は、ステップS46が否定判定されてステップS47へ進む。ステップS47においては、電子カメラ100に対して画像ファイルの削除指示信号を送信する。さらに、ステップS42で作成したサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に送信してステップS48へ進む。ステップS48では、未転送ファイル名一覧CL3から、ステップS36で受信した画像ファイルのファイル名を削除してステップS49へ進む。
ステップS49においては、未転送ファイル名一覧CL3が空であるか否かを判定する。未転送ファイル名一覧CL3が空の場合は、ステップS49が肯定判定されてステップS50へ進む。未転送ファイル名一覧CL3が空ではない場合は、ステップS49が否定判定されて、図14に示すステップS35へ戻る。
ステップS50においては、サムネイル転送スイッチ213からオン信号を入力しているか否かを判定する。オン信号を入力している場合は、ステップS50が肯定判定されてステップS51へ進む。オン信号を入力していない場合は、ステップS50が否定判定されて一連の処理を終了する。ステップS51では、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6を読み込んでステップS52へ進む。ステップS52では、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6から接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4内のファイル名と同一のファイル名を削除してステップS53へ進む。ステップS53においては、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6の中からサムネイル画像ファイルを1つ選択してステップS54へ進む。
ステップS54においては、ステップS53で選択したサムネイル画像ファイルと同一のファイル名を有するサムネイル画像ファイルが複数存在するか否かを判定する。複数の同一ファイル名のサムネイル画像ファイルが存在する場合は、ステップS54が肯定判定されてステップS55へ進む。ステップS55では、複数の同一ファイル名を有するサムネイル画像ファイルの中から、最新のバージョン番号が付加されたサムネイル画像ファイルを選択してステップS56へ進む。複数の同一ファイル名のサムネイル画像ファイルが存在しない場合は、ステップS54が否定判定され、ステップS55をスキップしてステップS56へ進む。
ステップS56においては、ステップS53もしくはステップS55で選択したサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に対して送信してステップS57へ進む。ステップS57においては、ステップS56で送信したサムネイル画像ファイルのファイル名をフォルダ内画像ファイル名一覧CL6から削除してステップS58へ進む。ステップS58においては、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6が空であるか否かを判定する。フォルダ内画像ファイル名一覧CL6が空の場合は、ステップS58が肯定判定されて一連の処理を終了する。フォルダ内画像ファイル名一覧CL6が空ではない場合は、ステップS58が否定判定されてステップS53へ戻る。
以上で説明した実施の形態による外部記録装置によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)接続された電子カメラ100がストレージャ対応カメラか、非対応カメラかをCPU−S201により判定する。電子カメラ100が対応カメラである場合、CPU−S201は、メモリカード30内の画像ファイルのうちストレージャ200に未転送の画像ファイルを、第1のアルゴリズムを用いて新規画像ファイルとして特定する。電子カメラ100が非対応カメラの場合、CPU−S201は、電子カメラ100から読み込まれた画像ファイルのうちハードディスク202に記録されていない画像ファイルを第2のアルゴリズムを用いて新規画像ファイルとして特定する。新規画像ファイルは、CPU−S201により各種のファイル名一覧や画像データの差分を演算することで得られる差分画像ファイルとして特定される。本実施の形態では、CPU−S201は特定された新規画像ファイルをハードディスク202に記録するようにした。したがって、ストレージャ200に接続された電子カメラ100がストレージャ非対応カメラであっても、電子カメラ100から画像ファイルを読み込んで記録することができる。
(2)CPU−S201は、本画像ファイル名一覧CL1のファイル名と、最終転送ファイル管理番号FN、すなわちストレージャ対応カメラからストレージャ200に対して最後に転送し格納されたことを示すファイル特定識別子との差に基づいて新規画像ファイルを特定する。CPU−S201は、特定した新規画像ファイルを未転送画像ファイルとして選択し、電子カメラ100から受信するようにした。したがって、本画像ファイル名一覧CL1のファイル名と最終転送ファイル管理番号FNとの差分をとることにより、電子カメラ100から受信する画像ファイルを高速で選択することができる。
(3)CPU−S201は、ストレージャ非対応カメラが接続された場合は、読み込んだ画像ファイルと同一ファイル名を有する画像ファイルがハードディスク202に記録されているかを判定する。同一ファイル名を有する画像ファイルがハードディスク202に記録されていない場合は、CPU−S201は読み込んだ画像ファイルをカメラ識別子対応フォルダに記録する。同一ファイル名を有する画像ファイルがハードディスク202に記録されている場合には、CPU−S201はそれぞれの画像データを比較する。すなわちCPU−S201は、画像データのバイナリデータの差分をとり、差分がない場合は同一画像データとして読み込んだ画像ファイルを削除する。差分がある場合は、CPU−S201は、異なる画像データとして新規画像ファイルを特定してハードディスク202に記録する。したがって、新規画像ファイルを特定することにより、ストレージャ非対応カメラからの画像ファイルを読み込むことができる。さらにハードディスク202に記録する画像ファイルを高速に特定することができる。
(4)転送後削除スイッチ211の操作により、ストレージャ200に転送された画像ファイルに対応する画像ファイルを、電子カメラ100のメモリカード30から削除できるようにした。したがって、ストレージャ200にバックアップされた画像ファイルをメモリカード30から削除するので、メモリカード30の記録領域を確保することができる。
(5)CPU−S201は、記録された本画像ファイルに基づいてサムネイル画像ファイル、すなわち縮小画像ファイルを生成する。CPU−S201は、ストレージャ対応カメラが接続されている場合は、生成されたサムネイル画像ファイルと同一のサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に転送する。ストレージャ非対応カメラが接続されている場合は、CPU−S201は、フォルダ内画像ファイル名一覧CL6と接続カメラ保有画像ファイル名一覧CL4とに基づいて、生成されたサムネイル画像ファイルを電子カメラ100に転送する。したがって、メモリカード30から本画像ファイルが削除されていても、ユーザは電子カメラ100で取得された画像を把握することができる。また、メモリカード30にサムネイル画像ファイルが記録されていることにより、ユーザは本画像ファイルが既にストレージャ200に転送済みであることを把握することができる。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態における外部記憶装置および外部記憶装置に接続されたカメラの要部構成を説明するブロック図である。 外部記憶装置および対応カメラにおける画像フォルダ、ファイル一覧などの保存場所を説明する図である。 ファイル名一覧および管理番号を説明する図である。 外部記憶装置に非対応カメラが接続された場合における画像フォルダ、ファイル一覧などの保存場所を説明する図である。 ファイル名一覧を説明する図である。 外部記憶装置に非対応カメラが接続された場合における画像フォルダ、ファイル一覧などの保存場所を説明する図である。 外部記憶装置による非対応カメラからの画像ファイル受信処理が終了した場合における画像フォルダ、ファイル一覧などの保存場所を説明する図である。 外部記憶装置に非対応カメラが接続された場合における画像フォルダ、ファイル一覧などの保存場所を説明する図である。 ファイル名一覧を説明する図である。 外部記憶装置による非対応カメラからの画像ファイル受信処理が終了した場合における画像フォルダ、ファイル一覧などの保存場所を説明する図である。 外部記憶装置に非対応カメラが接続された場合における画像フォルダ、ファイル一覧などの保存場所を説明する図である。 ファイル名一覧を説明する図である。 実施の形態の外部記憶装置の読み込み動作における各処理を説明するフローチャートである。 実施の形態の外部記憶装置の読み込み動作における各処理を説明するフローチャートである。 実施の形態の外部記憶装置の読み込み動作における各処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
14 CPU−C 23 外部インタフェース 100 電子カメラ
200 外部記憶装置 201 CPU−S 202 ハードディスク
212 外部インタフェース

Claims (6)

  1. 接続されたカメラが外部記憶装置に対応するカメラ(対応カメラ)であるか、対応しないカメラ(非対応カメラ)であるかを判定する判定手段と、
    前記接続されたカメラが前記対応カメラであると判定されたときは第1のアルゴリズムにより、前記非対応カメラであると判定されたときは前記第1のアルゴリズムとは異なる第2のアルゴリズムにより、前記接続されたカメラ内の画像ファイルの中から前記記憶手段に記憶されていない新規画像ファイルを特定する特定手段と、
    前記特定された画像ファイルを記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする外部記憶装置。
  2. 請求項1に記載の外部記憶装置において、
    前記特定手段は、前記第1のアルゴリズムを用いて、前記対応カメラから前記記憶手段に最後に転送され格納されたことを示すファイル特定識別子により前記新規画像ファイルを特定するようにし、
    前記ファイル特定識別子を前記対応カメラ側に書き込む指示を前記対応カメラに送信する識別子書込指示手段をさらに備えることを特徴とする外部記憶装置。
  3. 請求項1に記載の外部記憶装置において、
    前記特定手段は、前記第2のアルゴリズムを用いて、前記接続された前記非対応カメラ内の画像ファイルと前記記憶手段の画像ファイルについてファイル名を比較し、(a)同一ファイル名を有する画像ファイルについてはさらに画像データ同士を比較し、画像データが一致しない画像ファイルを前記新規画像ファイルとして特定し、(b)前記ファイル名が一致しない画像ファイルを前記新規画像ファイルとして特定するようにしたことを特徴とする外部記憶装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の外部記憶装置において、
    前記新規画像ファイルを前記記憶手段に記憶した後、前記カメラ内に保存されている前記新規画像ファイルに対応する本画像ファイルの削除を指示する削除指示手段をさらに備えることを特徴とする外部記憶装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の外部記憶装置において、
    前記記憶手段に記憶された前記新規画像ファイルに基づいて縮小画像ファイルを生成する生成手段と、
    前記生成された縮小画像ファイルと同一の縮小画像ファイルが前記接続されたカメラ内に記憶されているか否かを判定し、当該縮小画像ファイルが記憶されていないと判定されたとき、前記縮小画像ファイルを前記接続されたカメラに転送する転送手段とをさらに備えることを特徴とする外部記憶装置。
  6. 請求項1に記載の外部記憶装置において、
    前記接続されたカメラ毎に定められているカメラ識別子を判定するカメラ識別子判定手段と、
    前記カメラ識別子毎に、前記新規画像ファイルを記憶する記憶領域を前記記憶手段に設定する領域設定手段をさらに備え、
    前記特定手段は、前記接続されたカメラ内の画像ファイルの中から、前記カメラ識別子判定手段により判定された前記カメラ識別子に対応する前記記憶領域に記憶されていない前記新規画像ファイルを特定し、
    前記記憶手段は、特定された前記新規画像ファイルを前記カメラ識別子に対応する前記記憶領域に記憶することを特徴とする外部記憶装置。
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