JP2006109666A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の運転操作を補助する電動式のモータにおいて、電子部品が固定位置から万一外れた場合であっても、電子部品の移動を制限する。
【解決手段】モータのステータ部3aは、電機子3に取り付けられるブスバー51、および、ブスバー51に取り付けられる回路基板52を備える。ブスバー51の回路基板52側の面には、回路基板52の一部と対向する第1凹部516が形成されている。回路基板52のブスバー51側の面の凹部対向領域523には、回路基板52に表面実装される全てのチップ部品524が予め実装されている。回路基板52がブスバー51に取り付けられることにより、回路基板52上のチップ部品524が第1凹部516により覆われるため、チップ部品524が回路基板52上の固定位置から万一外れた場合であっても、チップ部品524の移動を第1凹部516の内部に制限することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の運転操作を補助する電動式のモータに関する。
従来より、車両の運転操作を補助する装置として、エンジン出力で作動するポンプが発生する油圧によりハンドル操作を補助する油圧式パワーステアリングが採用されている。また近年、車載バッテリーによりモータを回転させることによりハンドル操作を補助する電動式パワーステアリング(以下、「EPS(Electric Power Steering)」という。)も採用されており、エンジンの回転により油圧を発生させる場合に比べてエンジンのパワーロスが少ない効率的なシステムとして注目されている。このようなEPSに利用されるモータでは、高精度な制御を実現するため、様々な種類の電子部品が基板に実装されている。
車両は、様々な環境下において長期間、正確に動作することが求められることから、その機構部品の1つであるEPS用モータにも高い信頼性が求められる。また、車両には、EPS以外にも運転操作を補助する装置として、電動ブレーキシステム、電磁サスペンション、トランスミッションシステム等があり、これらにもモータの搭載が検討されているが、このモータにも同様の高い信頼性が求められる。
例えば、特許文献1では、電動機(モータ)のハウジングに透湿部を設けることにより、電動機内部の結露を防止するとともに内部気圧を調整して、内部部品(電子部品)の不具合の発生を防止する技術が開示されている。また、特許文献2では、モールド電動機のステータコアのアースに関する技術が開示されている。
特開平11−332160号公報 特開平7−87696号公報
ところで、上述の車両の運転操作を補助する装置に利用されるモータでは、1つでも電子部品が基板から脱落しないように強固に実装されているが、万一脱落しても、二次的な不具合に至らないような対策をして高い信頼性を確保する必要がある。しかしながら、従来のモータにはそこまで対策が施されたものがなかった。例えば、特許文献1に開示されている電動機では、モータ内の電子部品がむき出しのまま回路基板に実装されている。また、特許文献2に開示されている電動機では、電機子と共に電子部品をモールドして電子部品が脱落しにくい構成であるが、モールドによるコストアップを伴う。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、車両の運転操作を補助する電動式のモータにおいて、電子部品が固定位置から万一外れた場合であっても、電子部品の移動を制限することを主な目的としている。
請求項1に記載の発明は、車両の運転操作を補助する電動式のモータであって、電機子を有するステータ部と、前記電機子との間で所定の中心軸を中心とするトルクを発生する界磁用磁石を有するロータ部と、前記中心軸を中心に前記ロータ部を前記ステータ部に対して回転可能に支持する軸受機構とを備え、前記ステータ部が、前記中心軸の伸びる方向に関して前記電機子の一方側に配置され、前記電機子へ駆動電流を供給する配線が内部に設けられたブスバーと、前記ブスバー上に載置された回路基板とを備え、前記ブスバーの前記回路基板側の面が、前記回路基板上の電子部品を覆う凹部を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータであって、前記電子部品が前記回路基板に表面実装されたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のモータであって、前記回路基板に表面実装される全ての電子部品が前記凹部に覆われる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のモータであって、前記回路基板が前記ブスバーに熱溶着により固定される。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のモータであって、前記回路基板の前記ブスバー側の面に、前記回路基板の孔に端子が挿入された前記電子部品が実装され、前記電子部品の前記ブスバー側の面が、前記ブスバー上の対向面に近接する。
請求項6に記載の発明は、車両の運転操作を補助する電動式のモータであって、電機子を有するステータ部と、前記電機子との間で所定の中心軸を中心とするトルクを発生する界磁用磁石を有するロータ部と、前記中心軸を中心に前記ロータ部を前記ステータ部に対して回転可能に支持する軸受機構とを備え、前記ステータ部が、前記中心軸の伸びる方向に関して前記電機子の一方側に配置され、前記電機子へ駆動電流を供給する配線が内部に設けられたブスバーと、前記ブスバー上に載置された回路基板と、前記回路基板の前記ブスバー側に配置されて前記界磁用磁石の位置を検出するセンサと、前記回路基板の前記ブスバー側の面に固定されて前記センサを保持するセンサホルダとを備え、前記センサホルダが、前記ブスバーと係合する係合部を有する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のモータであって、前記センサホルダの前記回路基板とは反対側の先端面が前記ブスバーの一部と対向し、前記係合部が、前記先端面から前記ブスバーに向かって突出する先端突起部を備え、前記ブスバーが、前記先端突起部が挿入される凹部を有する。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載のモータであって、前記センサホルダの側面が前記ブスバーと対向し、前記係合部が、前記側面から前記ブスバーに向かって一旦突出してさらに前記回路基板とは反対側に向かって突出する側面突起部を備え、前記ブスバーが、前記側面突起部が挿入される凹部を有する。
請求項9に記載の発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載のモータであって、前記センサホルダが前記回路基板に熱溶着により固定される。
請求項10に記載の発明は、請求項6ないし9のいずれかに記載のモータであって、前記ブスバーが略円筒状であって、内周面に円弧状の凹部を備え、前記センサホルダが、前記凹部に収容される円弧状である。
本発明では、電子部品が固定位置から万一外れた場合であっても、電子部品の移動を制限することができ、モータの信頼性を向上することができる。請求項3の発明では、回路基板に表面実装される全ての電子部品を凹部で覆うことにより、また、請求項4の発明では、回路基板をブスバーに強固に固定することにより、モータの信頼性をさらに向上することができる。
請求項5の発明では、電子部品の脱落を防止することができる。請求項6ないし10の発明では、センサホルダの脱落を防止することができる。
図1は本発明の一の実施の形態に係る電動式のモータ1の縦断面図である。モータ1はいわゆるブラシレスモータとなっており、例えば、自動車のパワーステアリングにおいて操舵を補助する駆動源として利用される。なお、断面の細部における平行斜線の図示を省略している。モータ1は図1中において上側が開口する円筒状のハウジング11と、ハウジング11の開口を塞ぐとともに中央に開口が形成されたカバー部12とに覆われ、カバー部12の開口およびハウジング11の底面にはそれぞれボール軸受131,132が取り付けられ、ボール軸受131,132により、シャフト21が回転可能に支持される。
シャフト21にはハウジング11内において円柱状のロータヨーク22が取り付けられ、ロータヨーク22の外周面には多極着磁された界磁用磁石23が固定される。界磁用磁石23としては、例えば、ネオジウムを含む焼結体が利用される。一方、ハウジング11の内周面には電機子3が界磁用磁石23に対向して取り付けられる。電機子3は、電機子3の中心軸J1がシャフト21の中心軸と合致するように配置される。電機子3は、磁性体からなるコア30の環状部の内周面から、先端を中心軸J1に向けて中心軸J1を中心に放射状に配置される(すなわち、ハウジング11の内周面からシャフト21および界磁用磁石23に向かって伸びる)複数のティース31、複数のティース31を覆うインシュレータ32、および、複数のティース31にインシュレータ32上から多層に導線を巻回することにより設けられたコイル35を備える。コイル35は、ティース31およびインシュレータ32の外周に上下方向(中心軸J1方向)に向かって導線が巻かれて形成されている。
中心軸J1の伸びる方向に関して電機子3のカバー部12側には、駆動用の電流を電機子3のコイル35に供給するための配線板が内部に設けられたブスバー51が取り付けられ、ブスバー51は各コイル35および外部へと伸びる配線515に接続される。ブスバー51のカバー部12側には後述するホール素子等が実装される検出用の回路基板52が載置されて取り付けられる。
モータ1では、シャフト21、ロータヨーク22、界磁用磁石23等を主要部としてロータ部2aが構成され、電機子3、ブスバー51、回路基板52等を主要部としてハウジング11内に固定されたステータ部3aが構成され、ボール軸受131,132が、ロータ部2aをステータ部3aに対して中心軸J1を中心に相対的に回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。そして、ブスバー51を介して電機子3に駆動電流が供給されることにより、電機子3と界磁用磁石23との間で中心軸J1を中心とするトルクが発生し、ロータ部2aが回転する。
回路基板52のブスバー51側には、種々の電子部品と共に下方に向かって突出するように3つのホール素子53が実装されており、ホール素子53は後述するセンサホルダに保持される。一方、シャフト21において界磁用磁石23のカバー部12側には、磁性体からなるフランジ25aを介して円環状の磁石25がセンサ用として取り付けられ、磁石25はホール素子53と対向する。磁石25は界磁用磁石23と同様に多極着磁されており、ホール素子53が磁石25の位置を検出することにより、界磁用磁石23の位置が間接的に検出される。そして、検出結果に基づいて電機子3への駆動電流が制御される。
図2は、ステータ部3aの主要な構成を分解して示す斜視図である。図2では電機子3についてはコア30のみを示しているが、実際には、電機子3にブスバー51が取り付けられる際には、コア30のティース31がインシュレータ32で覆われ、さらにインシュレータ32の上から導線が巻回されてコイル35が形成された電機子3が準備される(図1参照)。
略円筒状のブスバー51は、4つの円弧状の配線板518が中心軸J1の向く方向に間隔を開けて積層され(図4参照)、各配線板518から突出する端子513のみが外部に露出するように樹脂モールドされてなるもので、中央の開口の下部に設けられた円筒部がコア30の中心の開口に挿入され、図示省略のコイル35からの導線がカシメにより外周の端子513に接続されることにより電機子3に取り付けられる。このとき、ブスバー51の外周に設けられた複数の脚部514がコア30の上面に当接し、さらに、各脚部514の先端部がコア30の外周面の縦溝に係合することにより、コア30に対するブスバー51の位置が決定される。
図2に示すように、ブスバー51の回路基板52側の面には、回路基板52の一部と対向する第1凹部516、外部の配線552と接続される電子部品であるコネクタ55が収容される第2凹部517、および、ブスバー51の内周面に位置し、樹脂製で円弧状のセンサホルダ54が収容される円弧状の第3凹部512が形成されている。
回路基板52のブスバー51側の面において第1凹部516と対向する領域(以下、「凹部対向領域」という。)523には、微細な電子部品であるチップ部品524が予め表面実装されている。本実施の形態では、回路基板52に表面実装される複数のチップ部品524の全てが、凹部対向領域523に実装されている。なお、表面実装とは、チップ部品524の端子を回路基板52の表面の電極に固着する実装手法を意味し、この実装手法はチップ部品524の実装に要する領域の小型化に適している。自動車のパワーステアリングの駆動源等として小型化が要求されるモータ1では、複数のチップ部品524を表面実装することにより回路基板52を小型化することができる。
回路基板52では、回路基板52のブスバー51側の面にコネクタ55が実装される。コネクタ55の端子551は、回路基板52上のランドに形成された孔525に挿入され、半田付けにより回路基板52に固定される。また、ホール素子53が円弧状のセンサホルダ54の各凹部54aに挿入されて保持され、回路基板52上のランドに形成された孔にホール素子53の端子が挿入された上で、センサホルダ54が回路基板52のブスバー51側の面に固定される。そして、回路基板52のブスバー51とは反対側の面に突出するホール素子53の端子が半田付けにより回路基板52に固定され、ホール素子53が回路基板52の実装面から突出するように設けられる。チップ部品524、コネクタ55およびホール素子53は、回路基板52の一方の面に実装されてはいるものの、半田部は実装方法によって互いに反対側の面としている。これによりチップ部品524が実装された回路基板52にコネクタ55およびホール素子53を半田付けする際に、実装済みのチップ部品524に危害を与えることなく半田付けの作業を行うことができる。センサホルダ54の回路基板52側には2つの樹脂製の突起部541が設けられ、回路基板52の対応する位置には孔521が設けられており、センサホルダ54の取付は、突起部541を孔521に挿入して突起部541を加熱溶融して押し潰す熱溶着にて行われてセンサホルダ54が回路基板52に強固に固定される。
図3は、ホール素子53が挿入されたセンサホルダ54の一部を拡大して示す平面図である。図3に示すように、センサホルダ54のホール素子53を覆う凹部54aはホール素子53の両側面が隙間なく嵌り込む形状となっており、ホール素子53は、センサ面をセンサホルダ54の中心軸J1(図2参照)側を向く面(以下、「ホルダ内側面」という。)546にほぼ一致させつつセンサホルダ54により移動不可能な状態で保持される。これにより、複数のホール素子53の相対的な配置、すなわち、中心軸J1を中心とするホール素子間のピッチ角、および、ホール素子53と磁石25との相対的な配置を容易かつ正確に合わせることができ、さらに、複数のホール素子53の回路基板52への実装も一括して容易に行うことができる。また、実装後のホール素子53に何らかの障害物が接触したとしてもホール素子53の位置がずれてしまうことが防止される。
回路基板52にコネクタ55およびセンサホルダ54が取り付けられると、図2に示すように、ブスバー51の上面に設けられた2つの樹脂製の突起部511が回路基板52の孔522に挿入され、コア30に対するセンサホルダ54の位置決めが行われた後、突起部511を加熱溶融して押し潰す熱溶着により、ブスバー51に回路基板52が強固に固定される。
図4は、ブスバー51の第1凹部516の位置におけるブスバー51および回路基板52の断面図であり、ブスバー51の一部のみを示す(図5、図7および図8についても同様)。ステータ部3aでは、回路基板52がブスバー51に取り付けられることにより、図4に示すように、回路基板52の凹部対向領域523に実装されているチップ部品524、すなわち、回路基板52に表面実装される全てのチップ部品524が、ブスバー51の第1凹部516により覆われる。
図5は、第2凹部517の位置におけるブスバー51および回路基板52の断面図である。図5に示すように、外部の配線552と接続されるコネクタ55は、端子551を回路基板52の孔525に挿入し、回路基板52側の面を回路基板52のブスバー51側の面に当接して回路基板52に実装されている。また、ブスバー51の第2凹部517は、深さがコネクタ55の厚さより僅かに大きく(または、等しく)なるように形成されている。第2凹部517の深さは、コネクタ55の端子551の半田が外れても回路基板52の孔525に端子551が挿入されたままの寸法関係である。これは第2凹部517の成形誤差、コネクタ55の取付位置のずれ等によって、コネクタ55が第2凹部517の深さ方向にはみ出ず、しかも直ちに第2凹部517から脱落しないようにするためである。また、各配線板518は、第1凹部516、第2凹部517から露出しないように周方向にずらせて配置される。ステータ部3aでは、回路基板52がブスバー51に取り付けられることにより、コネクタ55が第2凹部517に収容され、コネクタ55のブスバー51側の面が、ブスバー51上の対向面(すなわち、ブスバー51の回路基板52側の面の一部である第2凹部517の底面)に近接(または、当接)する。換言すれば、回路基板52に実装されたコネクタ55は、外側面を除いて、ブスバー51の第2凹部517により覆われる。
図6は、センサホルダ54の底面図である。図6に示すように、円弧状のセンサホルダ54は、回路基板52(図2参照)とは反対側の先端面(以下、「ホルダ底面」という。)542の外周側(すなわち、中心軸J1(図2参照)から遠い側)の部位に3つの先端突起部543を備える。また、センサホルダ54はさらに、2つのL字型の側面突起部544を、中心軸J1から遠い側の側面であるホルダ外側面545の回路基板52(図2参照)側に備える。図7は、先端突起部543の位置におけるブスバー51および回路基板52の断面図であり、図8は、側面突起部544の位置におけるブスバー51および回路基板52の断面図である。
回路基板52がブスバー51に取り付けられてセンサホルダ54が第3凹部512に嵌め込まれる際には、図7に示すように、ホール素子53を保持するセンサホルダ54のホルダ底面542が、ブスバー51が有する第3凹部512の底面と対向し、ホルダ底面542からブスバー51に向かって突出する先端突起部543が、第3凹部512の底面に形成された小さな凹部5121に挿入される。また、図8に示すように、ホルダ外側面545も第3凹部512の側面と対向し、ホルダ外側面545から第3凹部512の側面に向かって一旦突出してさらに回路基板52とは反対側に向かって突出するL字型の側面突起部544が、ブスバー51に設けられた小さな凹部5122に挿入される。このように、センサホルダ54は、ブスバー51と係合する係合部である先端突起部543および側面突起部544により、ブスバー51に高い信頼性にて固定される。
また、図7および図8に示すように、センサホルダ54は、ホルダ内側面546がブスバー51の内周面と一致するように第3凹部512に収容されており、さらに、上述のようにホール素子53のセンサ面がホルダ内側面546にほぼ一致している。その結果、ブスバー51の内径を最小化してブスバー51を小型化しつつ、ホール素子53を円環状の磁石25(図1参照)に近接して配置することができ、ホール素子53による界磁用磁石23の位置の検出をより高精度に行うことができる。
以上に説明したように、モータ1では、回路基板52上のチップ部品524が第1凹部516により覆われるため、チップ部品524が回路基板52上の固定位置から万一外れた場合であっても、チップ部品524の移動を第1凹部516の内部に制限することができる。このような構造とすることにより、表面実装によりチップ部品524が実装されている場合に、外れたチップ部品524がロータ部2a側へと侵入してモータ1の回転特性に影響を与えるといった二次的な不具合を防止することができ、モータ1の信頼性を向上することができる。また、チップ部品524が第1凹部516に収容されることで、モータ1内部で発生した異物等がチップ部品524に付着して短絡が発生することを防止することによるモータ1の信頼性向上も実現される。モータ1では、回路基板52上の全てのチップ部品524が第1凹部516により覆われるため、モータ1の信頼性をさらに向上することができる。
コネクタ55は、端子551を回路基板52の孔525に挿入し、回路基板52のコネクタ55が位置する側とは反対側の面で半田付けされ、さらに、ブスバー51側の面を第2凹部517の底面に近接(または、当接)した状態で第2凹部517に収容されている。このため、外部の配線552によりコネクタ55がブスバー51から離れる方向に引っ張られた場合であっても、端子551が孔525から抜けることなく常に回路基板52に保持された状態となり、回路基板52からのコネクタ55の脱落を防止することができ、モータ1の信頼性をさらに向上することができる。また、コネクタ55が万一外れた場合でも第2凹部517に覆われるため、外れたコネクタ55がロータ部2a側へ侵入してモータ1の回転特性に影響を与えるといった二次的な不具合を防止することができる。さらに、コネクタ55が第2凹部517に収容されることで、モータ1内部で発生した異物等がコネクタ55本体に付着しにくく短絡の発生を防止することができる。
モータ1では、センサホルダ54が回路基板52に熱溶着により固定されているため、他の締結方法(接着やネジ止め等)に比べて高い信頼性でセンサホルダ54の脱落を防止することができる。また、熱溶着された部位(センサホルダ54の突起部541等)が万一破損した場合であっても、先端突起部543が凹部5121に挿入されてセンサホルダ54がブスバー51に係合されるため、回路基板52からのセンサホルダ54の脱落を確実に防止することができる。さらに、側面突起部544が凹部5122に挿入されることにより、センサホルダ54の脱落をより確実に防止することができる。つまり、センサホルダ54の熱溶着部の破損による一次的な不具合が万一発生しても、センサホルダ54が脱落してホール素子53の実装不良を引き起こしたり、あるいは、センサホルダ54およびホール素子53がロータ部2aに接触して回転不良を及ぼすといった二次的な不具合の発生が防止されることから、このモータ1は高い信頼性を実現している。
また、センサホルダ54をブスバー51のサブに挿入する際に、先端突起部543を凹部5121に係合し、さらに、側面突起部544を凹部5122に係合することにより、センサホルダ54が第3凹部512に対して傾いたまま固定されてしまうといった取付不良を確実に防止することができる。これらの先端突起部543および側面突起部544は、いずれか一方でも機能するが、両方の突起部がある方が望ましい。
このように、モータ1は、高い信頼性が求められる自動車のパワーステアリングの駆動源に適している。
また、回路基板52上の電子部品(チップ部品524、コネクタ55およびホール素子53)は、全てブスバー51側の面に実装され、所定の凹部によってブスバー51の厚み方向(すなわち、中心軸J1が向く方向)に収容されることから、回路基板52のブスバー51とは反対側の面に電子部品が実装される場合に比べて、モータ1の中心軸J1が向く方向の寸法が小さくなる。よって、モータ1の小型化にも寄与する。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、回路基板52に対するチップ部品524の実装は、表面実装以外の様々な方法により行われてもよい。また、チップ部品524が万一外れた場合における移動の制限という観点からは、全てのチップ部品524が第1凹部516に覆われることが好ましいが、必要に応じて、例えば、多数の接合箇所にて表面実装されるチップ部品が回路基板52の凹部対向領域523以外の領域(例えば、ブスバー51とは反対側の主面上)に実装されてもよい。
モータ1では、センサホルダ54のブスバー51と係合する係合部の形状は、先端突起部543および側面突起部544以外の様々な形状とされてよく、また、係合部の位置や個数もセンサホルダ54の形状や大きさ等に合わせて適切に変更されてよい。例えば、第3凹部512の底面に突起部が設けられ、ホルダ底面542に設けられた凹部に挿入されることにより、センサホルダ54がブスバー51に固定されてもよい。
モータ1では、ホール素子53やコネクタ55以外の様々な種類の電子部品が回路基板52に実装されてよい。
モータ1は、自動車の電動パワーステアリング以外に、電動ブレーキシステムや電磁サスペンション、トランスミッションシステムに利用されてもよく、また、自動車以外の車両の運転操作を補助する様々なシステムに利用されてよい。
モータの縦断面図である。 ステータ部の分解斜視図である。 センサホルダの一部を拡大して示す平面図である。 ブスバーおよび回路基板の断面図である。 ブスバーおよび回路基板の断面図である。 センサホルダの底面図である。 ブスバーおよび回路基板の断面図である。 ブスバーおよび回路基板の断面図である。
符号の説明
1 モータ
2a ロータ部
3 電機子
3a ステータ部
21 シャフト
23 界磁用磁石
51 ブスバー
52 回路基板
53 ホール素子
54 センサホルダ
55 コネクタ
131,132 ボール軸受
512 第3凹部
516 第1凹部
518 配線板
524 チップ部品
525 孔
542 ホルダ底面
543 先端突起部
544 側面突起部
545 ホルダ外側面
546 ホルダ内側面
551 端子
552 配線
5121,5122 凹部
J1 中心軸

Claims (10)

  1. 車両の運転操作を補助する電動式のモータであって、
    電機子を有するステータ部と、
    前記電機子との間で所定の中心軸を中心とするトルクを発生する界磁用磁石を有するロータ部と、
    前記中心軸を中心に前記ロータ部を前記ステータ部に対して回転可能に支持する軸受機構と、
    を備え、
    前記ステータ部が、
    前記中心軸の伸びる方向に関して前記電機子の一方側に配置され、前記電機子へ駆動電流を供給する配線が内部に設けられたブスバーと、
    前記ブスバー上に載置された回路基板と、
    を備え、
    前記ブスバーの前記回路基板側の面が、前記回路基板上の電子部品を覆う凹部を有することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記電子部品が前記回路基板に表面実装されたものであることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータであって、
    前記回路基板に表面実装される全ての電子部品が前記凹部に覆われることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のモータであって、
    前記回路基板が前記ブスバーに熱溶着により固定されることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1に記載のモータであって、
    前記回路基板の前記ブスバー側の面に、前記回路基板の孔に端子が挿入された前記電子部品が実装され、前記電子部品の前記ブスバー側の面が、前記ブスバー上の対向面に近接することを特徴とするモータ。
  6. 車両の運転操作を補助する電動式のモータであって、
    電機子を有するステータ部と、
    前記電機子との間で所定の中心軸を中心とするトルクを発生する界磁用磁石を有するロータ部と、
    前記中心軸を中心に前記ロータ部を前記ステータ部に対して回転可能に支持する軸受機構と、
    を備え、
    前記ステータ部が、
    前記中心軸の伸びる方向に関して前記電機子の一方側に配置され、前記電機子へ駆動電流を供給する配線が内部に設けられたブスバーと、
    前記ブスバー上に載置された回路基板と、
    前記回路基板の前記ブスバー側に配置されて前記界磁用磁石の位置を検出するセンサと、
    前記回路基板の前記ブスバー側の面に固定されて前記センサを保持するセンサホルダと、
    を備え、
    前記センサホルダが、前記ブスバーと係合する係合部を有することを特徴とするモータ。
  7. 請求項6に記載のモータであって、
    前記センサホルダの前記回路基板とは反対側の先端面が前記ブスバーの一部と対向し、
    前記係合部が、前記先端面から前記ブスバーに向かって突出する先端突起部を備え、
    前記ブスバーが、前記先端突起部が挿入される凹部を有することを特徴とするモータ。
  8. 請求項6または7に記載のモータであって、
    前記センサホルダの側面が前記ブスバーと対向し、
    前記係合部が、前記側面から前記ブスバーに向かって一旦突出してさらに前記回路基板とは反対側に向かって突出する側面突起部を備え、
    前記ブスバーが、前記側面突起部が挿入される凹部を有することを特徴とするモータ。
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載のモータであって、
    前記センサホルダが前記回路基板に熱溶着により固定されることを特徴とするモータ。
  10. 請求項6ないし9のいずれかに記載のモータであって、
    前記ブスバーが略円筒状であって、内周面に円弧状の凹部を備え、
    前記センサホルダが、前記凹部に収容される円弧状であることを特徴とするモータ。
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