JP2006108324A - 電子装置 - Google Patents

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毅志 門脇
Yoshimitsu Fukushima
良光 福島
Yuji Morita
雄二 森田
Hitoshi Nagata
仁 永田
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Abstract

【課題】冷却風の流通抵抗を少なくして冷却能力を向上させ、電気部品および回路基板を効率よく冷却できる電子装置を提供する。
【解決手段】電子装置1は、電気部品82を収納する筐体2と、筐体2内に設けられ、筐体2と協同して外部の空気を冷却風として流通させる風路室2bを形成するとともに、電気部品82を風路室2bに露呈する状態に搭載する回路基板81と、連結路16を介して吸気側が風路室2bに連通するように配設された冷却ファン13とを有し、風路室2bと連結路16とが連結する連結部17の内壁面は、冷却風の流通抵抗が小さくなるような滑らかな曲面とされている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、筐体内に回路基板が収納された電子装置に関し、特にこのような電子装置の冷却構造に関するものである。
筐体内に回路基板が収納された電子装置として、例えばDVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disc)などの光ディスクを再生あるいは記録・再生するディスク装置が広く利用されている。このようなディスク装置は、一般に略箱状の筐体を有しており、この筐体内には、光ディスクを回転させるディスク回転駆動手段と、光ディスクに情報を記録あるいは記録された情報を再生する光ピックアップを有した再生手段と、この再生手段を光ディスクに対して相対的に移動させる図示しない移動手段とが収納されている。一般にこのような各種駆動手段を制御する電気部品は、動作する際に発熱する。
この熱は、誤動作の原因となるほか、耐久性を落とす原因になるので積極的に放熱する必要がある、一方、上述のような各種駆動手段は、非常に小さく且つ精密な機構を有しているので、粉塵の侵入に弱く、そのため、確実性の高い防塵対策を必要とする。
これに対して、発熱する電気部品を搭載する回路基板そのものを仕切板として利用して風路室を形成し、冷却効率を向上させるとともに部品点数を削減してコストダウンを図る提案がされている。すなわち、密閉された筐体内にすでに存在し、発熱部品である電気部品を搭載する回路基板を仕切板として利用して風路室を形成して、当該回路基板に搭載された電気部品がこの風路室側に向くようにする。そして、この風路室に冷却ファンを連結して外気を取り入れるようにして、風路室内を流通する冷却風に電気部品を露呈する。これにより、従来風路室を形成していた仕切部品を削減できるとともに、回路基板および電気部品の冷却効率を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−100069号公報
しかしながら、このような構成の電子装置であっても、冷却風の流通抵抗が大きいと、冷却ファンの吸引能力に比して冷却風の流通の流量が増えず、冷却能力は落ちる。一般に上述のような構成の電子装置においては、本体部を収納する機械室が筐体の中央部分に配置されるため、風路室はその他の部分に形成されることが多い。特に、比較的小型の電子装置にあっては、筐体内全域に広がる回路基板と筐体の1内側面を使って上述の風路室が形成される。つまり、筐体内の1内壁面に沿って扁平の風路室が形成される。
これに対して、冷却ファンは所定の直径と厚さを有しており筐体の背面部に配設される。そのため、風路室から冷却ファンに至る連通路は、必然的に折れ曲がって形成されたり断面形状が途中で変わるように形成されたりする。そして、これが原因で流通抵抗が大きくなり冷却能力が落ちるという未解決の問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、冷却風の流通抵抗を少なくして冷却能力を向上させ、電気部品および回路基板を効率よく冷却できる電子装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の電子装置は、発熱電気部品を収納する筐体と、筐体内に設けられ、筐体と協同して外部の空気を冷却風として流通させる風路室を形成するとともに、発熱電気部品を風路室に露呈する状態に搭載する回路基板と、連結路を介して吸気側が風路室に連通するように配設された冷却ファンとを有し、風路室と連結路とが連結する連結部の内壁面は、冷却風の流通抵抗が小さくなるような滑らかな曲面とされていることを特徴とする。
以下に、本発明にかかる電子装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。以下では、本発明の電子装置の構成上の特徴を実施の形態として説明し、その後に電子装置に関する実施例を説明する。
[実施の形態]
図1は本発明の本実施の形態の電子装置を示す側断面図である。図2は図1のII-II線に沿う矢視断面図である。図1において、電子装置1は筐体2の内部に回路基板81を収納している。回路基板81は、発熱する部品である電気部品82を搭載している。回路基板81の大きさは、筐体2の横断面の大きさと概略同じ大きさとされている。回路基板81は、筐体2の内部空間を機械室2aと風路室2bとに区画する仕切板の役目を果たしている。そして、回路基板81は、筐体2の内壁と協同して回路基板81と同じ大きさで扁平状の風路室2bを形成している。回路基板81は、電気部品82を風路室2bに露呈するように搭載している。
風路室2bには、連結路16を介して冷却ファン13が連通している。冷却ファン13が作動すると、図中矢印のように外部の空気が風路室2bに吸引され、風路室2b内部を冷却風として流通する。電気部品82は風路室2bに露呈しているので、冷却風によって冷却される。そして、本実施の形態においては、風路室2bと連結路16とが連結する連結部17の内壁面が、冷却風の流通抵抗を少なくする目的で滑らかな曲面とされている。連結路16は冷却風の通風方向に直交する断面が矩形状である。そのため、4つの内壁面を有している。連結部17の内壁面に形成される曲面は、連結路16の4つの内壁面のうち3つの内壁面に夫々滑らかに連続する3つの曲面34,35,36を含んでいる。このような構成により、冷却風の流通抵抗が少なくなり、冷却風の冷却能力が向上するので、電気部品82および回路基板81が効率よく冷却される。
風路室2bの流路断面形状と連結路16の流路断面形状とは、連結部17を境にして大きく異なる形状をしている。すなわち、風路室2bの流路断面形状は、非常に幅の広く、高さの小さい細長矩形形状であるのに対して、連結路16の流路断面形状は、これよりも幅が非常に狭くされ高さは大きくされている。なお「幅」とは、図2におけるA方向と平行な方向の長さであり、「高さ」とは図1におけるB方向と平行な方向の長さである。そのため、従来のもののように連結部17内壁面に角部が存在すると流通抵抗が特に大きくなり冷却能力が落ちる。これに対して本実施の形態の電子装置1の連結部17の内壁面の曲面34,35,36は、冷却風の通風方向に平行な断面が円弧状である。そのため、冷却風の流通抵抗を小さなものとすることができる。
また、冷却ファン13は、機械室2aの側部に設けられ、風路室2b内の冷却風の通風方向と連結路16内の冷却風の通風方向とは、連結部17にて概略直角に折れ曲がっている。しかしながら、連結部17の内壁面の曲面は、冷却ファン13の中心線上まで延びているので、冷却風が概略直角である大きな角度で折れ曲がって流通しても、流通抵抗はさほど大きくなることはない。
尚、ここで「流路断面積」とは、冷却風が流通する通路の流通方向に対して直交する面の該通路の面積のことをいう。
また、「流通抵抗」とは冷却風の流れやすさのことをいう。所定の通路の中を流通する冷却風を考察すると、最細部の流露断面が同じでも、該最細部の前後の通路の形状により流通抵抗は異なる。最細部に対してなだらかに変化するものは流通抵抗が小さいが、例えば流通方向の断面にて最細部が鋭角に突出するものは流通抵抗が大きい。これは冷却風の流れに乱れが生じる為である。すなわち、「冷却風の流通抵抗を少なくする目的で滑らかな曲面にする」とは、「冷却風の流れに乱れが生じないように滑らかな曲面にする」ということと同じである。
この実施例は、本発明の電子装置に係る一実施例として、本発明の構成をディスク装置に適応したものである。
図3は本発明の電子装置に係る一実施例であるディスク装置の斜視図である。図4は図3に示されたディスク装置の構成を示す分解斜視図である。図5は図3に示されたディスク装置の一部を削除した平面図である。図6は風路室および連結路を流れる冷却風の様子を示す模式図である。図7は図6の風路室、連結部および連結路の部分を拡大して示す斜視図である。図8は図3に示されたディスク装置の一部を削除した側断面図である。
図3において、ディスク装置1は、概略矩形扁平状で直方体状の金属製の筐体2を有している。筐体2は、それぞれ2つの大面積面、中面積面、小面積面を有している。尚、説明に際して、図中上方の大面積面を上面、図中下方の大面積面を下面、2つの中面積面部を側面、図3の場合、図中左側の小面積部を前面、これに対向する図中左側の小面積部を裏面と呼ぶ。同じように、図の上方を上、図の下方を下と呼ぶ。他の図もこれに倣う。しかしながら、これは便宜上このように呼ぶと解り易くなるからであって、この呼称は装置が設置される際の方向、或いは動作する際の方向を限定するものではない。
筐体2は、下面および前面が2面にわたって開口する上筐体3と、この上筐体3の下面を閉塞する下筐体4と、上筐体3の前面を閉塞するベゼル5とを有している。ベゼル5には、スイッチ操作部5bと動作確認窓5cとが設けられている。また、ベゼル5の下方には、外部の空気を流入するスリット状の空気流入口5dが、ベゼル5の左右方向に延びて穿孔されている。
図4において、上筐体3は、天板部3aと、天板部3aの長手方向の両側縁に略垂直に折曲形成された側板部3b,3bと、3bと同方向に略垂直に折曲形成された端板部3cとで構成され、下面および前面を開口して形成されている。上筐体3の側板部3b,3bの下端縁には、折曲形成により設けられ図示しないねじ孔が穿設された取付片部3dが設けられている。端板部3cの概略中央には、後述する冷却ファンが冷却風を外部に逃がすための排気口3eが穿孔されている。一方、下筐体4は、上筐体3の天板部3aと略同じ大きさの平板状を成しており、天板部3aの取付片部3dに対応した位置にねじ孔4aと取付ダボ4bとが設けられている。
筐体2内には、合成樹脂製の略四角枠状の枠体11が配設されている。この枠体11は、図3から図7に示すように、上筐体3の側板部3b,3bの内面に密着する側面部11a,11aと、上筐体3の端板部3cの内面に密着する端面部11bと、側面部11a,11aおよび端面部11bの内面側に内方に向けて突出する支持リブ11cと、側面部11a,11aの端面部11bと反対側の端部に架橋するように設けられた開閉駆動配設部11dとを有している。軸方向の両端面を開口する略四角枠状に形成されている。また、枠体11の側面部11a,11aには、上筐体3の取付片部3dおよび下筐体4の取付ダボ4b間に挾持されてねじ止めされる取付リブ部11eが設けられている。
ここで、略四角枠状の枠体11の「枠状」の語句は、所定の空間を所定の高さの壁面にて囲繞する形状を表すことに使用している。そして、本実施の形態の枠体11のようにベゼル5側の壁面が他の3つの壁面より軸方向の高さが低くするものは当然含み、また、周囲を完全に囲繞するものに限らず部分的に切断されているものも含む。つまり、本実施の形態の枠体11は、軸方向の両端面を開口する略四角枠状に形成されているが、周囲を完全に囲繞するものに限らず部分的に切断されているものであっても概略同様な効果を得ることができる。
さらに、枠体11には、図4から図8に示されるように、ダクト部12が設けられている。なお、図6は風路室および連結路を流れる冷却風の様子を示す模式図であり、図7は図6の一部を拡大して示す斜視図であるが、回路基板81を取り外した枠体11を筐体2の下面側から見た図である。ダクト部12は、冷却ファン13に連通する連通路を構成するダクト凹部12aと、回路基板81を横断するように延び風路室2bの一部となるダクトを形成するダクトフード部12bとを有している。ダクト凹部12aは、端面部11bの外面側略中央に開口部を外方に向けて凹状に形成されている。一方、ダクトフード部12bは、端面部11bから突出する支持リブ11cの下面側に一体的に連続して突設された矩形の枠にて構成されている。ダクトフード部12bは、底面(天板部3a側の内面)中央部にてダクト凹部12aに連通している。
端面部11bのダクト凹部12a内に位置して冷却ファン13が配設されている。この冷却ファン13は、ダクト凹部12aの開口縁から突設されたリブ14により支持され、吸気側がダクト凹部12aに略気密に連通する状態で配設されている。そして、本実施の形態においては、回路基板81を横断するように延びるダクトフード部12bが形成する細長直方体状のダクトとダクト凹部12aとが連結する連結部17の内壁面が、冷却風の流通抵抗を少なくする目的で滑らかな曲面とされている。ダクト凹部12aは冷却風の通風方向に直交する断面が矩形状であり4つの内壁面を有している。そして、連結部17の内壁面に形成される曲面は、ダクト凹部12aの4つの内壁面のうち3つの内壁面に夫々滑らかに連続する3つの曲面34,35,36から構成されている。それぞれの曲面34,35,36は、ダクトフード部12bが形成するダクトの底面とこの底面に対して直行するダクト凹部12aの内壁面とが滑らかに連続するように形成された曲面である。そして、曲面34,35,36は、冷却風の通風方向に平行な断面が円弧状とされている。つまり、曲面34,35,36は、ダクトフード部12bが形成するダクトの底面とこの底面に対して直行するダクト凹部12aの内壁面の両面に外接するような所定の半径を有する円筒面の一部にて構成されている。
また、この枠体11には、本体部20が配設されている。この本体部20は、例えば金属製の平板枠状に形成された台座部21を有している。この台座部21は、図4および図5に示すように、枠体11の端面部11bから突出する支持リブ11cに一縁が上下方向に回動可能に他縁がねじ止めされて取り付けられている。この台座部21の一縁には、回動案内部22が一体的に取り付けられている。この回動案内部22は、台座部21が一体的にねじにて取り付けられる台座部21の一縁に沿って長手状の取付保持部22aと、この取付保持部22aの長手方向の両端部に略垂直に一体的に突設され先端が枠体11の側面部11aから突出する支持リブ11cに回動可能に軸支される一対の回動腕部22bとを有している。そして、台座部21は、回動案内部22により、回動が案内される。
さらに、台座部21には、回動する一縁側に位置してディスク回転駆動手段25が配設されている。このディスク回転駆動手段25は、図4、図5および図8に示すように、例えばスピンドルモータなどの回転用電動モータ26と、この回転用電動モータ26の出力軸26aに一体的に設けられたターンテーブル27とを有している。このターンテーブル27は、光ディスクの中心に開口形成された軸孔に嵌挿する略円柱状の回転軸と、この回転軸の外周面にフランジ状に突設され光ディスクの軸孔周縁が載置される鍔部とを有している。そして、ターンテーブル27の回転軸の先端部には、磁石29が埋設されている。
また、台座部21には、移動手段31が配設されている。この移動手段31は、一対のガイドシャフト32および移動用電動モータ33を備えている。そして、一対のガイドシャフト32は、台座部21の軸支された他縁から回動側の一縁へ向けた方向に軸方向を有して配設されている。さらに、移動用電動モータ33は、出力軸33aの軸方向がガイドシャフト32の軸方向に沿う状態で配設されている。この移動用電動モータ33の出力軸33aの外周面には、螺旋状に図示しない係合溝が設けられている。
さらに、移動手段31には、再生手段41が配設されている。この再生手段41は、一対のガイドシャフト32に架橋する状態で保持された移動保持部42を有している。この移動保持部42には、ガイドシャフト32を移動可能に嵌挿する保持部43と移動用電動モータ33の出力軸33aの係合溝に係合する図示しない移動規制爪部が設けられている。また、再生手段41の移動保持部42には、図示しない光源と、この光源からの光を収束するレンズ45と、光ディスクから反射された光を検出する図示しない光センサとが配設されている。
また、枠体11には、図4に示すように、例えば金属板状に形成され、側面部11a,11a間に架橋する状態でねじにて固定される回転子支持部材51が設けられている。この回転子支持部材51には、略中央にディスク回転駆動手段25のターンテーブル27に対向する位置に上方に向けて凹状の支持凹部52が設けられている。この支持凹部52の略中央には、支持孔53が開口形成されている。この回転子支持部材51の支持凹部52には、回転子55が回転可能に載置されている。この回転子55は、略円盤状で、外周縁が支持孔53の周縁に係合可能に形成されている。また、この回転子55には例えば金属板などの図示しない磁性材料が一体的に取り付けられ、回転子55はターンテーブル27の磁石29の磁力にて光ディスクをターンテーブル27と挾持する。
一方、枠体11には、この枠体11の内側に支持リブ11cの上方側で水平方向に進退可能に移動するディスクトレイ61が配設されている。このディスクトレイ61は、例えば合成樹脂の板状に形成され、本体部20のディスク回転駆動手段25および再生手段41に対応する部分が開口形成された略長方形板状のトレイ部62を有している。このトレイ部62の長手方向の一端側には、上方に向けて拡開する円形凹状で光ディスクが載置される載置凹部62aが設けられている。また、このトレイ部62の長手方向の一縁には、ベゼル5と同材質にて形成され、筐体2のベゼル5の窓部5aを閉塞する長手板状の窓閉塞板部65が着脱可能に取り付けられている。
さらに、枠体11には、開閉駆動配設部11dに位置して開閉駆動手段71が配設されている。この開閉駆動手段71は、互いに係合して開閉駆動配設部11dに回転自在に軸支された駆動伝達プーリ72、この駆動伝達プーリ72に係合する駆動伝達ギヤ73、およびこの駆動伝達ギヤ73に係合するとともにディスクトレイ61に係合する移動ギヤ74を有している。また、開閉駆動手段71には、出入用電動モータ75を備えている。この出入用電動モータ75の出力軸75aには、プーリ76が一体的に設けられている。このプーリ76と駆動伝達プーリ72とには無端ベルト77が掛け渡され、出入用電動モータ75の駆動により、プーリ76、駆動伝達プーリ72、駆動伝達ギヤ73および移動ギヤ74が回転し、ディスクトレイ61が移動される。
また、開閉駆動手段71は、枠体11の開閉駆動配設部11dに側面部11a,11aの対向方向に沿って移動可能に配設された移動カム78を有している。この移動カム78は、台座部21に一体的に取り付けられた回動案内部22に係合するとともに、駆動伝達ギヤ73に係合し、出入用電動モータ75の駆動にて駆動伝達ギヤ73が回転すると、移動カム78が移動して台座部21を上下方向に回動させる。なお、移動カム78は、ディスクトレイ61が後退して枠体11内に位置する状態で台座部21を上方に回動させ、ディスクトレイ61が進退移動する際には、台座部21が下方に回動されてディスクトレイ61と干渉しないようになっている。そして、上述したディスク回転駆動手段25、移動手段31、再生手段41および開閉駆動手段71により、本体部20が構成されている。
また、枠体11には、図4および図8に示すように、回路基板81が取り付けられている。この回路基板81は、枠体11に設けられた図示しない基板取付爪部により係脱可能に取り付けられている。回路基板81は、筐体2の下筐体4と略同寸法の平板状で、枠体11の下面を閉塞して本体部20を覆うように取り付けられる。この回路基板81には、本体部20の動作を制御する発熱部品としての電気部品82を有した制御回路が搭載されている。なお、回路基板81は、枠体11に取り付けられた状態で、特に発熱量が多い電気部品82が本体部20とは反対側の筐体2の下筐体4の内面に対向する状態で取り付けられる。すなわち、回路基板81は、枠体11に取り付けられた状態で、筐体2内に、上方に本体部20が配設された枠体11が収容される機械室2aが区画形成されるとともに、下方に回路基板81と下筐体4の内面との間の間隙で電気部品82が露呈する風路室2bが区画形成される。
さらに、回路基板81は、枠体11に取り付けられた状態で、図8に示すように、枠体11のダクト部12のダクトフード部12bの先端縁である周縁が回路基板81に略気密に密着する状態となる。そして、回路基板81には、通風孔83が設けられている。この通風孔83は、図6、図7および図8に示すように、ダクト部12のダクトフード部12bに囲まれる位置に設けられ、回路基板81が枠体11に取り付けられた状態で、発熱量が比較的に多い電気部品82より通風孔83が冷却ファン13の吸気側に近い位置である外気の流通方向の下流側に設けられる。この通風孔83により、冷却ファン13の吸気側は、ダクト部12および通風孔83を介して風路室2bに連通する。
また、回路基板81には、図示しない電源線や外部の各種電気機械との信号を送受信するケーブルなどが着脱可能に接続されるコネクタ部85が設けられている。このコネクタ部85は、枠体11の端面部11bの外面側に位置する状態で、筐体2から外部に臨む状態で配設されている。さらに、回路基板81には、開閉駆動手段71の出入用電動モータ75が上面に一体的に取り付けられている。
次に動作を説明する。まず、ディスク装置1に電力を供給する。この電力の供給により、冷却ファン13が駆動する。そして、例えば光ディスクに記録された情報を読み出す際には、まずベゼル5のスイッチ操作部5bが操作される。このスイッチ操作部5bの操作により、回路基板81に設けられた図示しないスイッチが開閉し、回路基板81の制御回路が開閉駆動手段71の出入用電動モータ75を駆動させる。この出入用電動モータ75の駆動により、プーリ76、駆動伝達プーリ72、駆動伝達ギヤ73および移動ギヤ74が回転し、移動ギヤ74に係合するディスクトレイ61がベゼル5の窓部5aから進出する方向に移動する。この移動の際、開閉駆動手段71の移動カム78も移動し、この移動カム78に係合する回動案内部22が下方に向けて回動し、台座部21が下方に向けて回動され、本体部20がディスクトレイ61と干渉しないように待避する。
この進出したディスクトレイ61の載置凹部62aに光ディスクを、この光ディスクの記録面を下方に向く状態で載置する。この後、再びベゼル5のスイッチ操作部5bを操作し、開閉駆動手段71の出入用電動モータ75を回転駆動させ、ディスクトレイ61を窓部5a内に後退させる。このディスクトレイ61の後退の際、下方に待避状態の本体部20が台座部21とともに移動カム78に係合する回動案内部22により上方に向けて移動される。この本体部20の上方への回動により、ディスク回転駆動手段25のターンテーブル27の回転軸27aが光ディスクの軸孔に嵌挿する。さらに、ターンテーブル27の磁石29の磁力により、ターンテーブル27と回転子55との間に光ディスクが挟持固定される。
この状態で、回路基板81の制御回路が本体部20を制御し、ディスク回転駆動手段25の回転用電動モータ26にて回転される光ディスクに記録された情報を、移動手段31にて適宜移動される再生手段41の光センサにて読み取る。
このディスク装置1の動作の際、回路基板81の制御回路を構成する電気部品82が発熱する。この発熱した電気部品82の熱は、風路室2bを流通する冷却風により外部に放熱される。すなわち、冷却ファン13の駆動により、冷却ファン13の吸気側であるダクト部12が大気圧に対して負圧状態となる。このダクト部12の負圧状態により、ダクト部12に通風孔83を介して連通する風路室2b内が負圧状態となる。この風路室2bの負圧状態により、ベゼル5に形成された空気流入口5dから、外気が吸気される。このように、吸気された外気は、図6および図8にも示すように、風路室2bを流通し、この風路室2bに露呈する電気部品82と接触する。この電気部品82と接触した外気は、熱交換により電気部品82を冷却する。そして、熱交換にて暖められた外気は、通風孔83を通ってダクト部12に流通し、冷却ファン13にて排気口3eから外気に排気風として排気される。
以上のように、本実施の形態のディスク装置は、以下に示す作用効果を奏する。
すなわち、枠体11に配設した本体部20の動作を制御する制御回路を構成する電気部品82を有した回路基板81を、本体部20を収容する機械室2aと冷却ファン13の吸気側が連通し外気が流通可能な風路室2bとを筐体2内に区画する仕切板として用いる。そして、電気部品82が風路室2bに露呈する状態に配設する。このため、本体部20側に塵埃が侵入することを防止しつつ、回路基板81に搭載された電気部品82を冷却ファン13の駆動にて吸気され風路室2bを流通する外気と効率よく接触させて冷却することができ、回路基板81の冷却効率を向上できる。
そして、風路室2bと連結路16とが連結する連結部17の内壁面は、冷却風の流通抵抗が小さくなるような滑らかな曲面とされている。そのため、冷却ファン13の能力が同じでも冷却風の流量を増やすことができ、電子部品82および回路基板81を効率よく冷却することができる。
また、軸方向の両端面が開口する枠状の枠体11の一面側に開口を密閉する状態に回路基板81を取り付ける。このため、本体部20が配設される枠体11に、塵埃による不具合の発生を防止するために本体部20を覆う構成として回路基板81を利用でき、別途設ける必要がなく、構造を簡略化でき、上下方向の寸法を小さくでき、製造性の向上および軽量小型化を容易に図ることができる。
さらに、回路基板81に、電気部品82の位置より枠体11に配設した冷却ファン13の吸気側に近い位置に、冷却ファン13の吸気側を風路室2bに連通させる通風孔83を開口形成する。このため、冷却ファン13が枠体11に組み付けられ、ディスク装置1の組立形成の際に枠体11とともに筐体2内に組み付けでき、組立製造性を向上できるとともに、確実に冷却ファン13の駆動により吸気された外気が電気部品82に接触する状態を得ることができ、電気部品82を効率よく冷却できる。
また、枠体11の本体部20を支持する支持リブ11cに連続して、先端縁が回路基板81に密着して冷却ファン13の吸気側および回路基板81の通風孔83を本体部20と隔離して囲むダクト部12を設ける。このため、冷却ファン13の駆動により吸気側に大気圧に対する負圧を効率よく発生でき、外気が風路室2bから通風孔83を介して良好に冷却ファン13に吸気でき、電気部品82を効率よく冷却できる。さらに、このダクト部12は、支持リブ11cに連続して設けるため、支持リブ11cを利用して別途ダクト部12の構成を設ける必要がなく、構造を簡略化でき、枠体11の製造性の向上および軽量小型化が容易に図れる。また、ダクト部12が回路基板81に密着するため、がたつきも防止できる。
尚、本実施の形態においては、略箱状の筐体2内に枠体11を包み込むように収容する構成について説明したが、枠体11の一部が筐体2から露出する構成や枠体11の一部にて筐体2を構成するように枠体11の少なくとも一部が筐体2内に収容されて本体部20が露出しないように覆う構成としたものでも同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、ダクト部12を支持リブ11cに連続して設けたが、例えば支持リブ11cにダクトフード部12bのような別部材を取り付けてもよい。
さらに、本実施の形態においては、冷却ファン13を枠体11に組み付けているが、冷却ファン13は、いずれの位置に設けてもよい。なお、枠体11は、軽量化および補強などのための複数のリブ14が設けられ、冷却ファン13を組み付けるためのリブ14の構造を有している。このため、上記実施の形態のように、冷却ファン13を枠体11に組み付ける構成では、冷却ファン13を組み付けるための構成が容易に得られるとともに、軽量化や補強などのためのリブ14間の空間を有効利用できる。
本発明の本実施の形態の電子装置を示す側断面図である。 図1のII-II線に沿う矢視断面図である。 本発明の電子装置に係る一実施例であるディスク装置の斜視図である。 図3に示されたディスク装置の構成を示す分解斜視図である。 図3に示されたディスク装置の一部を削除した平面図である。 風路室および連結路を流れる冷却風の様子を示す模式図である。 図6の風路室、連結部および連結路の部分を拡大して示す斜視図である。 図3に示されたディスク装置の一部を削除した側断面図である。
符号の説明
1 ディスク装置
2 筐体
2a 機械室
2b 風路室
11 枠体
12 ダクト部
12a ダクト凹部(連結路)
12b ダクトフード部(風路室)
13 冷却ファン
16 連結路
17 連結部
20 本体部
25 ディスク回転駆動手段
31 移動手段
34,35,36 曲面
41 再生手段
81 回路基板
82 電気部品
83 通風孔

Claims (10)

  1. 少なくとも発熱部品を収納する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記筐体と協同して外部の空気を冷却風として流通させる風路室を形成するとともに、前記風路室に露呈する状態で前記発熱部品を搭載する回路基板と、
    連結路を介して吸気側が前記風路室に連通するように配設された冷却ファンとを有し、
    前記風路室と前記連結路とが連結する連結部の内壁面は、前記冷却風の流通抵抗が小さくなるような曲面とされている
    ことを特徴とする電子装置。
  2. 前記筐体内に収容された枠体と、
    前記枠体に配設され、ディスクを回転するディスク回転駆動手段、前記ディスクに記録された情報を再生する再生手段およびこの再生手段を前記ディスクに対して相対的に移動させる移動手段とを有する本体部とをさらに有し、
    前記発熱部品は、前記本体部の動作を制御する半導体部品を含み、
    前記回路基板は、前記筐体内に形成され前記本体部を収容する機械室と前記風路室とを区画する仕切板を構成している
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記風路室の流路断面形状と前記連結路の流路断面形状とは、前記連結部を境にして大きく異なる形状をしている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記連結部内壁面の曲面は、前記冷却風の通風方向に平行な断面が円弧状である
    ことを特徴とした請求項1または2に記載の電子装置。
  5. 前記冷却ファンは、前記機械室の側部に設けられ、前記風路室内の冷却風の通風方向と前記連結路内の冷却風の通風方向とは、前記連結部にて概略直角に折れ曲がる
    ことを特徴とした請求項2に記載の電子装置。
  6. 前記連結部内壁面の曲面は、冷却ファンの中心線上まで延びている
    ことを特徴とした請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記連結路は、前記冷却風の通風方向に直交する断面が矩形状をなし、前記曲面は少なくとも1つの連結路内壁面に連続するように形成されている
    ことを特徴とした請求項1または2に記載の電子装置。
  8. 前記連結路は、前記冷却風の通風方向に直交する断面が矩形状をなし、前記曲面は4つの連結路内壁面うちの3つに対して連続する3つの曲面を含んでいる
    ことを特徴とした請求項1または2に記載の電子装置。
  9. 前記枠体は、軸方向の両端面が開口する枠状に形成され、前記回路基板は、前記枠体の一側に前記開口を密閉するように取り付けられている
    ことを特徴とした請求項2に記載の電子装置。
  10. 前記冷却ファンは、前記枠体に配設され、
    前記回路基板は、前記発熱部品の位置より前記冷却ファンの吸気側に近い位置に開口形成され前記冷却ファンの吸気側を前記機械室に連通させる通風孔を有している
    ことを特徴とした請求項2に記載の電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117477396A (zh) * 2023-07-26 2024-01-30 南京佳智飞迅科技有限公司 一种户外高压配电柜

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