JP2006107602A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006107602A
JP2006107602A JP2004291827A JP2004291827A JP2006107602A JP 2006107602 A JP2006107602 A JP 2006107602A JP 2004291827 A JP2004291827 A JP 2004291827A JP 2004291827 A JP2004291827 A JP 2004291827A JP 2006107602 A JP2006107602 A JP 2006107602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
air
space
disc
reproducing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004291827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4724403B2 (ja
Inventor
Yuji Morita
雄二 森田
Yoshimitsu Fukushima
良光 福島
Hitoshi Nagata
仁 永田
Takeshi Kadowaki
毅志 門脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2004291827A priority Critical patent/JP4724403B2/ja
Publication of JP2006107602A publication Critical patent/JP2006107602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4724403B2 publication Critical patent/JP4724403B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】装置内へ積極的に外気を導入せずに、装置内の機器の冷却性能を向上させること。
【解決手段】ディスク再生装置の装置本体101の内部には、ディスク14を駆動する電気モータ5や、ディスク14に記録された情報を読み出すピックアップ6等の機器が備えられている。ディスク14が回転すると、枠体1に設けられた空気吸入部60から、機器が設けられている空間の空気が吸い出される。この空気は、空気導入通路30を通ってディスク14の中心部へ向かい、その後、ディスク14の径方向外側へ吐出される。この空気は、空気吐出部40Aから機器が設けられている空間へ流れ込む。これにより、ディスク14と蓋体2との間の空間と、機器が設けられている空間との間で空気が循環するので、装置本体内に設けられる機器の冷却性能が向上する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、筺体内に機器類が配置されたディスク再生装置に関する。
光ディスク等の再生や光ディスク等に記録・再生するためのディスク再生装置は、内部に備える構成機器が発熱源となり、前記構成機器の発生する熱がディスク再生装置の性能や耐久性に大きな影響を与える。このため、ディスク再生装置では、放熱性能を向上させるための対策が施されている。例えば、特許文献1には、冷却ファンによって風路室へ外気を導入し、電子部品を取り付けた回路基板が前記風路室へ臨むように配設されるディスク再生装置が開示されている。
特開2003−100069号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているように冷却ファンによって外気をディスク再生装置内に導入した場合、外気とともに空気中の塵埃等もディスク再生装置内に取り込んでしまい、内部汚染を招くおそれがある。特に、ディスクから情報を読み取るピックアップ部や、ディスクに情報を記録する記録部は汚れに対して敏感であるため、単に外気を導入したのでは、これらの耐久性を低下させるおそれがある。前記内部汚染の問題を回避するため、ピックアップ部等が配置される空間を閉鎖空間とする手法もあるが、かかる方法では、放熱が不十分となる。
そこで、本発明は、上述した課題をその一例として解決するものであって、装置内へ積極的に外気を導入せずに、装置内の機器の冷却性能を向上できるディスク再生装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ディスクを配置する配置面を備えたディスク配置部と、前記ディスクを回転させるディスク駆動手段と、前記ディスクの回転にともなって生ずる差圧に基づく空気の流れに対し、前記配置面よりも下側の空気を前記配置面よりも上側に流入させるための空気吸入部と、を含むことを特徴とする。
以下、この発明につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に説明する実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、本発明は、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクその他のディスクに情報を記録し、あるいは情報を記録するディスク再生装置全般に対して適用でき、ディスクの種類は問わない。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るディスク再生装置は、ディスクの回転により、前記ディスクの中心部へ前記筺体内の空気を吸い込ませ、吸い込んだ前記空気を前記ディスクの回転によって前記ディスクの径方向外側へ吐出させる機能を有する差圧生成手段を備える点に特徴がある。
図1は、実施の形態1に係るディスク再生装置の概要を示す全体図である。このディスク再生装置100は、ディスクであるCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク(以下ディスク)14に記録された情報を再生する。なお、このディスク再生装置100は、少なくともディスク14に記録された情報を再生できればよく、さらにディスク14へ情報を記録する機能を備えていてもよい。
ディスク再生装置100は、装置本体101を内部に配置するケース体4を備える。ケース体4の外形形状は略6面体であり、ディスク14の取り出し側にはパネル15が備えられる。装置本体101は、ディスク14の駆動手段や、ディスク14に記録された情報を読み出す情報読み取り手段等を備えており、ディスク再生装置100の中核をなす部分である。装置本体101は、ディスク駆動手段、情報読み取り手段、回路基板等の機器が取り付けられる枠体1と、枠体1に取り付けられ、ディスク保持手段の一部であるクランパ11を支持するとともに、回転中のディスク14を保護する蓋体2とを備える。枠体1は、例えば樹脂材料により作られる。また、蓋体2は、伝熱を考慮して熱の良導体である金属材料によって作られることが好ましいが、これに限られず樹脂材料によって製造してもよい。
ディスク駆動手段である電気モータ5および情報読み取り手段であるピックアップ6は、例えば金属板により構成される台座9に取り付けられる。電気モータ5は、例えばスピンドルモータ等であり、ディスク保持手段を介して、これに保持されるディスク14を回転させる。電気モータ5は、動作中に熱を放出して発熱源となる。この実施の形態において、ディスク保持手段は、駆動側ディスク保持手段と、蓋側ディスク保持手段であるクランパ11とで構成される。クランパ11は略円形であり、ディスク14から情報を読み込まない待機状態のときには、クランパ11の外周部に張り出した鍔部が蓋体2に穿孔されたクランパ支持孔の内周部と係合する。これによって、前記待機状態において、クランパ11は前記蓋体2に支持される。
駆動側ディスク保持手段は、ディスクテーブル13と、ディスク14の中心に穿孔された軸孔と嵌合する略円柱状のディスク保持ボス12とで構成される。ディスクテーブル13には磁石が組み込まれており、ディスクテーブル13の磁石とクランパ11の金属部の吸着力とによって、クランパ11がディスク14を挟持すると、ディスク14はディスク保持手段に保持される。
ピックアップ6は、レーザーダイオード等の光源と、この光源からの光を収束してディスク14に照射するレンズと、ディスク14から反射された光を検出する光センサとを含んで構成される。そして、ピックアップ6は、ディスク14の回転中に、その中心部から外側へ向かってディスク14の径方向と平行に直線移動する。その過程で、ピックアップ6は、ディスク14の情報記録面14iに記録された情報を読み取る。ピックアップ6に使用されるレーザーダイオード等は発熱量の大きい半導体であり、発熱源となる。また、レーザーダイオードの耐久性はその温度に依存し、規定温度以上で使用すると耐久性が低下する。このため、ピックアップ6が備えるレーザーダイオード等の光源は、十分に冷却する必要がある。
台座9は、枠体1と一体に形成される取り付け台座16に、例えばゴム等の弾性材料で作られる防振部材17を介して取り付けられる。これによって、枠体1から台座16、および台座9を介してピックアップ6へ伝達する外部からの振動が減衰されるので、ピックアップ6がディスク14に記録された情報をより確実に読み取ることができる。
枠体1には、回路基板7が取り付けられる。回路基板7は、枠体1の外側部分であって、前記台座9とケース体4との間に配置される。回路基板7には、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)やコンデンサ等の電気・電子部品8が取り付けられており、電気モータ5やピックアップ6の動作を制御したり、ピックアップ6によって読み取ったディスク14の情報を処理したりする。ここで、回路基板7に取り付けられている電気・電子部品8は、動作中に熱を放出し、発熱源となる。
装置本体101には、ディスク14を配置するディスク配置部であるディスクトレイ3が備えられる。ディスクトレイ3は、トレイ駆動手段であるトレイ駆動モータ10によって駆動されて、ディスク再生装置100のパネル15側へ送り出される。この位置で、ディスクトレイ3に設けられる配置面3pにディスク14を配置し、また、ディスクトレイ3からディスク14を取り出す。ディスクトレイ3にディスク14が配置されると、トレイ駆動モータ10によってディスクトレイ3は装置本体101内へ引き込まれる。そして、前記ディスク保持手段によって保持された後、前記電気モータ5によって回転し、ピックアップ6により情報が読み出される。なお、本実施例においては、搬送トレイ(ディスクトレイ3)を用いたトレイローディング方式について説明するが、上述のとおり本発明の要旨を逸脱しない限りこれに限られない。すなわち搬送トレイを用いた例に限られず、例えば、オープントップタイプのディスク再生装置にも適用が可能である。
ここで、前記配置面の上側および下側について説明する。「配置面よりも上側」とは、配置面3p(図1参照)を基準として、前記配置面3pにディスク14が配置される側をいう。また、「配置面よりも下側」とは、配置面3pを基準として、前記配置面3pにディスク14が配置される側の反対側をいう。例えば、図1においては、「配置面よりも上側」は蓋体2側となり、「配置面よりも下側」はピックアップ6や回路基板7が配置される側となる。ここで、「配置面よりも上側」、「配置面よりも下側」は、ディスクを配置する配置面を基準として定義されるものであり、ディスク再生装置100の設置方向には影響を受けない。
装置本体101内は、ディスク14およびディスクトレイ3によって、ピックアップ6や回路基板7が配置される側の空間(第1空間)181と、蓋体2側の空間(第2空間)182とに仕切られる。第1空間181には、ピックアップ6や回路基板7に取り付けられる電気・電子部品8や電気モータ5等の熱源が配置されるので、第1空間181の空気の温度は上昇する。しかし、装置本体101外部への放熱のため第1空間181の空気が装置本体101の内面と接触する面積は、第1空間181内の発熱量に対して小さいので、放熱が不十分となる。一方、第2空間182には熱源が存在しないので、第2空間182の空気の温度上昇はほとんどない。また、第2空間182の空気が装置本体101の内面と接触する面積は大きいので、潜在的には冷却能力が大きい。
本発明者らはこの点に着目し、鋭意研究を重ねた結果、第1空間181の昇温した空気を、冷却能力の大きい第2空間182へ導きここで冷却するとともに、第1空間181と比較して温度の低い第2空間182の空気を第1空間181へ導き効率的に第1空間181を冷却するという、本願発明の冷却構造を完成するに至った。これは、次のような原理に基づく。ディスク14が回転すると、ディスク14の表面と接触している空気は、ディスク14の表面との摩擦力によって引きずられてディスク14と同方向に回転する。そして、ディスク14の表面と接触している空気は、ディスク14の回転によって生ずる遠心力によってディスク14の径方向外側へ放出される。このとき、ディスク14の中心部においては圧力が低下するので、ディスク14の中心部に向かって空気が吸い込まれ、径方向外側に吐出される流れが発生する。この流れを積極的に利用して、第1空間181の機器を冷却する。次に、この冷却構造について詳細に説明する。なお、次の説明においては、適宜図1を参照されたい。
図2は、実施の形態1に係るディスク再生装置の装置本体を示す平面図である。実施の形態1に係るディスク再生装置100の装置本体101が備える蓋体2のディスク14と対向する面には、ディスク14の中心部へ空気を吸い込ませる差圧生成手段である突起部20が設けられる。この突起部20は、ディスク14の中心部から径方向外側に向かって直線状に形成される。突起部20は、例えば蓋体2を製造する場合には、板金加工によって蓋体2と一体で成形することができる。また、蓋体2とは別個の部材として突起部20を用意し、これを蓋体2へ取り付けてもよい。このように、差圧生成手段を備えることによって、積極的にディスク再生装置100の装置本体101内の空気を集めて、ディスク14の外周部から吐出させることができる。その結果、装置本体101内に空気を循環させ、効率的に装置内の機器を冷却できる。
また、実施の形態1では、差圧形成手段として、さらに空気導入通路30を蓋体2へ設ける。空気導入通路30は、ディスク14の中心部から枠体1に設けられる空気吸入部60にわたって形成される。また、この空気導入通路30は、ディスク14側が開口した形状である。そして、この空気導入通路30は、枠体1に設けられる空気吸入部60から、第1空間181の空気をディスク14の中心部へ空気を導く。なお、空気導入通路30の形状は、図2の形状に限定されるものではなく、空気の流れや差圧生成効率等を考慮して、適宜変更することができる。なお、差圧生成手段として、少なくとも突起部20を備えていれば、空気吸入部60からディスク14の中心部へ空気を導くことができるが、空気導入通路30を設けることによって、より効率的に空気をディスク14の中心部へ導くことができる。また、クランパ部の開口を密封することにより、空気の吸入効果を向上させることができる。
空気吸入部60から吸い込まれた空気は、空気導入通路30を通ってディスク14の中心部へ導かれてから、ディスク14の径方向外側へ吐出される。そして、空気導出通路50へ導かれてから空気吐出部40A(第2の空気吸入部に相当する)を通って、第1空間181へ流れ込む。空気吸入部60と空気吐出部40Aは、ディスク14の回転軸Zよりも、装置本体101のディスク取り出し側EXとは反対側に配置される。また、空気吸入部60と空気吐出部40Aの空気流入口とは、ディスク14の回転軸Zを中心とした場合の中心角でおよそα離れている。
この中心角が大きい程、高い圧力で空気を空気吐出部40Aへ送り込むことができ、その結果、第1空間181に配置されるピックアップ6や電気モータ5等の機器をより効率よく冷却できる。実施の形態1に係る装置本体101の空気吸入部60と空気吐出部40Aとの配置では、前記中心角を比較的大きく設定できるので、第1空間181に配置される機器の冷却という点で好ましい。
前記突起部20は、ディスク14の回転方向(R方向)とは反対側における空気導入通路縁部30tの近傍に設けられる。ここで、ディスク14の半径をr1とした場合、r1/2よりも小さい領域をディスク14の中心部とし、r1/2以上の領域をディスク14の外周部とする。蓋体2には、ディスク14の回転により径方向外側に吐出された第2空間182の空気を集める空気導出通路50が設けられる。ディスクトレイ3には、前記空気導出通路50に集められた第2空間182の空気を、第1空間181へ送り込むための空気吐出口40が設けられる。
図3は、実施の形態1に係るディスク再生装置の装置本体内における空気の流れを示す模式図である。図3中、実線で示す矢印は、第2空間182における空気の流れを示し、破線で示す矢印は、第1空間における空気の流れを示す。第1、および第2空間181、182は、図1を参照されたい。電気モータ5によってディスク14が図3に示す矢印R方向に回転すると、ディスク14の表面と接触している第2空間182の空気が、ディスク14の回転によって生ずる遠心力によってディスク14の径方向外側へ放出される。このとき、ディスク14の中心部においては圧力が低下するので、枠体1に設けられる空気吸入部60から、第1空間181、すなわち、ピックアップ6や電気モータ5等の発熱により昇温した空気が、ディスク14の中心部に向かって吸い込まれた後、ディスク14の径方向外側へ吐出される。ここで、ディスク14の中心部の圧力をPi、外周部の圧力をPoとすると、Pi<Poとなる。
ディスク14の回転により径方向外側へ吐出された空気は、その過程で蓋体2と接触し、蓋体2へ放熱して冷却される。冷却された空気は、蓋体2に形成される空気導出通路50へ集められて、ディスクトレイ3に設けられる空気吐出口40から第1空間181へ送り込まれる。第1空間181へ送り込まれた空気の流路上には、ピックアップ6や電気モータ5その他の、第1空間181に配置されている発熱源が位置する。これにより、第2空間182で冷却された空気により、第1空間181に配置されている発熱源である機器が冷却される。
前記発熱源である機器を冷却した後の空気は、空気吸入部60から再び第2空間182へ吸い出され、上述したように流れる。このように、実施の形態1に係るディスク再生装置の冷却構造では、ディスクの回転を利用してディスクおよびディスクトレイによって分割される装置本体内の空間同士で空気を循環させ、発熱源である機器が配置される空間内を冷却する。すなわち、放熱面積が大きい第2空間182へ昇温した第1空間181の空気を流し、第2空間182で冷却された空気を第1空間181へ流し、両空間で空気を循環させることで、第1空間に配置される発熱源である機器を効率的に冷却することができる。次に、実施の形態1に係るディスク再生装置の冷却構造におけるそれぞれの構成要素について説明する。
図4は、図2のA−A断面図である。図5は、図2の矢印X方向から見た図である。図4の矢印Airに示すように、ディスク14の表面と接触している空気は、ディスク14の表面との摩擦力によって引きずられてディスク14と同方向(R方向)に回転する。図4に示すように、空気導入通路30はディスク14側が開口した形状であるため、前記空気は空気導入通路30の開口部から侵入するおそれがある。実施の形態1では、ディスク14の回転方向とは反対側における空気導入通路縁部30tの近傍に突起部20を設けることによって、空気導入通路30へ前記空気が流入することを抑制する。
これによって、ディスク14の表面との摩擦力によって引きずられて流れる空気と、空気導入通路30を通ってディスク14の中心部へ流れる空気との干渉が抑制される。その結果、ディスク14の中心部と外周部との間の差圧を十分確保することができるので、図5に示すように、第1空間181内の空気を空気吸入部60から吸い出し、空気導入通路30を通してディスク14の中心部へ導くことができる。ディスク14の中心部へ導かれた空気は、ディスク14の回転による遠心力で、ディスク14の径方向外側に吐出される。
図6は、突起部の形成範囲を示す説明図である。実施の形態1においては、突起部20が、ディスク14の回転により中心部と外周部との間に差圧を生成して、ディスク14の中心部へ空気を吸い込ませる差圧生成手段である。ディスク14の表面との摩擦力によって引きずられて流れる空気が空気導入通路30へ流入することを抑制して前記差圧を効果的に発生させるため、突起部20の長さはできるだけ長いことが好ましい。
図6に示すように、突起部20の長さは、少なくともディスク14の外周部まで(l1)とすることが好ましい。より好ましくは、ディスクトレイ14のディスクを配置する部分における半径と略等しい長さl2とすることが好ましい。これは、ディスク14の外周部側における突起部20の端部を回りこんで空気導入通路30へ流入する空気を抑制するためである。さらには、突起部20の長さは、枠体1に設けられる空気吸入部60の近傍まで(l3)とすることがより好ましい。なお、突起部20は、クランパ11の外周部近傍から設けることが好ましい。また、突起部20は、必ずしも連続して設ける必要はなく、複数の突起をディスク14の中心部から外周部へ向かって設けてもよい。
図7(a)、図7(b)は、突起部の他の例を示す断面図である。上記突起部20の断面形状は、矩形あるいは正方形であるが(図4参照)、図7(a)に示す突起部21のように、断面形状を略半円形状としてもよい。また、図7(b)に示す突起部22のように、断面形状が円弧と直線とで、あるいは異なる曲率の円弧を複数組み合わせて形成されるようにしてもよい。
図8は、図2のB−B断面図である。図8を用いて、空気吸入部60と空気導入通路30との関係、および空気の流れについて説明する。空気吸入部60は、枠体1の側部に設けられており、空気入り口60iが第1空間181内に、空気出口60oが第2空間182内へ開口している。これにより、第1空間181と第2空間182とが連通する。空気導入通路30は、空気吸入部60の空気出口60oを覆うように、枠体1へ取り付けられる。なお、空気吸入部60は、ディスクトレイ14に形成してもよい。また、空気吸入部60は、枠体1およびディスクトレイ14の両方に形成してもよい。このように、空気吸入部60は、枠体1またはディスクトレイ14の少なくとも一方に形成すればよい。
ディスク14が回転すると、ディスク14の中央部の圧力Piは、外周部の圧力Poよりも小さくなるので、第1空間181の空気を空気導入通路30内へ吸引し、第2空間182内へ導くことができる。すなわち、配置面3pよりも下側の空気を、配置面3pよりも上側に流入させることができる。ここで、第1空間181には、回路基板7に取り付けられた電気・電子部品8や電気モータ5等の発熱源が格納されており、第1空間181の空気の温度は高くなっている。この昇温した空気を第2空間182へ導き、蓋体2に接触させることにより、第2空間182へ導いた空気の熱を、蓋体2を通して装置本体101の外部へ放熱させる。
図9は、図2のC−C断面図である。図10は、実施の形態1に係る蓋体の他の例を示す断面図である。まず、図9を用いて、蓋体2の形状について説明する。蓋体2は、ディスクトレイ3の引き出し方向側における外周部が、図9に示すように壁状に形成されている。ディスク14の回転によってディスク14の中心部に吸い込まれ、その後、ディスク14の径方向外側に吐出される第1空間181の空気は、この壁状外周部2oに当たってディスク14の周方向へ導かれる。これによって、前記第1空間181の空気は、効率よく空気吐出口40へ集められる。
また、蓋体2の断面形状は、ディスク14中心部と外周部とでは、外周部の方が前記ディスク14と蓋体2との間隔が小さくなるように構成される。実施の形態1では、ディスク14の径方向外側に向かって、前記ディスク14と蓋体2との間隔が小さくなるように構成される。すなわち、ディスク14の外周部では、ディスク14の回転によりディスク14の径方向外側へ吐出される空気の流路断面積が小さくなる。これによって、光ディスク14の径方向外側に吐出される空気は、ディスク14の外周部分で速度が速くなるので、効率よく空気吐出口40へ集められる。
なお、図9に示す蓋体2は、ディスク14の径方向外側に向かって、前記ディスク14と蓋体2との間隔が直線的に変化しているが、図10に示す蓋体2aのように、曲線的に変化していてもよい。また、ディスク14の径方向外側に向かって、前記ディスク14と蓋体2との間隔が段階的に小さくなるようにしてもよい。
図11は、図2のD−D断面図である。図12は、図2のE−E断面図である。ディスクトレイ3には、第2空間182の空気を第1空間181へ送り込むための空気吐出口40が複数形成されている。空気吐出口40は、空気を効率的に第1空間181に送り込むため、谷状に形成された導入部45の谷底部に複数個(この例では4個)設けられる。実施の形態1において、この複数設けられる空気吐出口40が、空気吐出部40Aを構成する。なお、導入部45の形状は、図11、図12に示すものに限定されるものではなく、また、空気吐出口40が設けられていれば、導入部45は必ずしも設ける必要はない。
蓋体2には、空気導出通路50が設けられており、図11、図12に示すように、蓋体2を枠体1へ取り付けると、空気導出通路50が空気吐出口40を覆うようになる。そして、ディスク14の回転によりディスク14の径方向外側へ吐出された空気は、蓋体2の壁状外周部2oに当たってから、蓋体2に設けられる空気導出通路50へ導かれる。この空気は、空気吐出口40から、第1空間181へ流れ込む。
以上、実施の形態1では、差圧生成手段によってディスクの中心部へ積極的に集めた空気を、ディスクの外周部から吐出させることができる。これにより、装置本体内に積極的に空気を循環させ、装置内へ外気を導入しなくとも、効率的に装置本体内の機器を冷却できる。
また、実施の形態1では、差圧生成手段によって生み出された差圧を利用して、ディスクおよびトレイで仕切られる第1空間と第2空間とで空気を循環させる。すなわち、すなわち、ディスクが配置される配置面よりも下側の空気を、前記配置面よりも上側に流入させる。これにより、発熱源が収められる第1空間の熱い空気と、放熱面積の大きい第2空間の冷たい空気とを効果的に循環させることができる。また、第2空間の空気は蓋体との接触面が大きいため、第1空間から循環してきた空気の熱は、効率的に装置内から装置外へ放出され、冷却される。その結果、装置内へ外気を導入しなくとも、装置内の機器を効率的に冷却できる。
(変形例)
実施の形態1の変形例に係るディスク再生装置は、実施の形態1に係るディスク再生装置と略同様の構成であるが、第1空間へ空気を吐出する空気吐出部と、第1空間の空気を吸引する空気吸入部とが、平面視で矩形の装置本体においては略対角線上に位置するようにした点が異なる。他の構成は実施の形態1に係るディスク再生装置と同様なので説明を省略する。なお、「平面視」とは、ディスクの回転軸方向から前記装置本体を見た状態をいう。また、次の説明においては、適宜図1を参照されたい。
図13は、実施の形態1の変形例に係るディスク再生装置の装置本体を示す平面図である。実施の形態1の変形例に係るディスク再生装置の装置本体101aは、図13に示すように、平面視で矩形の形状である。装置本体101aが備える枠体1の光ディスク取り出し側(図13のEX側)における側面には、第1空間181の空気を第2空間182へ吸引する空気吸入部61が設けられる。空気導入通路30aは空気吸入部61を覆うように設けられて、ディスク14の回転によって第1空間181の空気をディスク14の中心部へ導く。
また、ディスクトレイ3には、第2空間182の空気を第1空間181へ送り込むための空気吐出口40が複数形成されている。この変形例において、この複数設けられる空気吐出口40が、空気吐出部40Aを構成する。ディスクトレイ3が装置本体101aに引き込まれた状態において装置本体101aを平面視した場合に、空気吐出部40Aと前記空気吸入部61とは、前記装置本体101aの略対角線CL上に位置するように設けられる。
このような構成によって、空気吐出部40Aから第1空間181へ送られる空気は、装置本体101aの対角線CL上を通って第1空間181内を流れ、空気吸入部61から第2空間182へ吸引される。このため、第2空間182から流れ込んだ空気は、実施の形態1に係る装置本体101と比較して、第1空間181内をより広い範囲にわたって流れることになる。その結果、より効率的に第1空間181内に配置される発熱源である機器を冷却することができる。
以上、実施の形態1の変形例では、第1空間へ空気を吐出する空気吐出部と、第1空間の空気を吸引する空気吸入部とが、平面視で矩形の装置本体においては略対角線上に位置するようにした。これにより、第2空間で冷却された空気は、第1空間の広い範囲にわたって流れるので、より効率的に装置内の機器、特に第1空間内の機器を冷却することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るディスク再生装置は、実施の形態1に係るディスク再生装置と略同様の構成であるが、ディスクの中心部と外周部とを連通させる管状の通路を差圧生成手段とし、これを用いて、第1空間から吸引した空気をディスクの中心部へ導く点が異なる。他の構成は実施の形態1に係るディスク再生装置と同様なので説明を省略する。なお、次の説明においては、適宜図1を参照されたい。
図14は、実施の形態2に係るディスク再生装置の装置本体を示す平面図である。図15は、図14のA−A断面図である。図16は、図14のB−B断面図である。実施の形態2に係るディスク再生装置の装置本体101bは、蓋体2に空気導入通路31が設けられている。
図15、図16に示すように、実施の形態2に係る空気導入通路31は、ディスク14と対向する側に設けられる底部31Bによって、管状の通路を形成する。空気導入通路31の空気入り口31iは、空気吸入部60の空気出口60oを覆うようになっている。これにより、第1空間181から吸入された空気は、空気導入通路31の空気入り口31iを通って空気導入通路31内へ導かれ、ディスク14の中心部に開口する空気導入通路31の空気出口31oから、ディスク14の中心部へ吸引される。この空気はディスク14の回転によって、その径方向外側へ吐出される。このように、配置面3pよりも下側の空気は、配置面3pよりも上側に流入する。その後の空気の流れは、実施の形態1およびその変形例で説明した通りなので、説明を省略する。
実施の形態2に係る空気導入通路31は、ディスク14と対向する側に設けられる底部31Bによって管状に形成されている。このため、前記底部31Bによって、空気導入通路31内へ侵入する、ディスク14と同方向に回転する空気の量を極めて低減することができる。これによって、実施の形態1およびその変形例で必要だった突起部20(図2等参照)を設けなくとも、ディスク14の中心部と外周部との差圧を十分に確保して、空気吸入部60から第1空間181内の空気を効率よく吸引することができる。このように、実施の形態2に係る空気導入通路31は、差圧生成手段として機能する。
図17(a)、図17(b)は、実施の形態2に係る空気導入通路の構成例を示す説明図である。実施の形態2に係る空気導入通路は、例えば、図17(a)に示す空気導入通路31aのように、蓋体2と一体に形成した頂部31aTに、底部31aBを取り付けることで構成することができる。また、図17(b)に示す空気導入通路31bのように、蓋体2を空気導入通路31bの頂部31bTと一体に形成するとともに、頂部31bTを取り付けることで構成することができる。
以上、実施の形態2では、差圧生成手段として、ディスクの中心部と外周部とを連通させる管状の通路を用いる。これによって、ディスクの表面に引きずられて流れる空気が、差圧生成手段である管状の通路内へ流入することを抑制できるので、より効率的に低圧側へ空気を流すことができる。その結果、装置内の空気の循環をさらに促進して、装置内の機器をより効率的に冷却できる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係るディスク再生装置は、第1空間側に差圧生成手段を設け、第1空間側からディスクの中央部に空気を吸入させ、ディスク配置部とディスクとの間から、吸入した空気を吐出させる点が異なる。他の構成は実施の形態1に係るディスク再生装置と同様なので説明を省略する。なお、次の説明においては、適宜図1を参照されたい。
図18は、実施の形態3に係るディスク再生装置の装置本体を示す平面図である。図19は、図18のA−A断面図である。図20は、図18のX方向から見た図である。なお、図18における実線の矢印は、ディスクトレイ3とディスク14との間を流れる空気を示し、点線の矢印は、第1空間181を流れる空気を示す。
実施の形態3に係るディスク再生装置の装置本体101cは、ディスク14の回転によりディスク14の中心部へ空気を吸い込ませる差圧生成手段として、突起部23を備える。ディスクトレイ3には、第1空間181内の空気を吸引する空気吸入部62(第3の空気吸入部に相当する)が設けられる。この空気吸入部62は、ディスク14を前記ディスクトレイ3上に配置したとき、配置したディスク14の中心部に位置するように設けられる。また、ディスクトレイ3には、ディスク14の回転によって前記ディスク14の径方向外側へ吐出される空気を第2空間182へ送り出す空気吐出部41Aが設けられる。
図18、図20に示すように、この突起部23は、ディスク14の中心部から径方向外側に向かって直線状に、かつ、ディスク14の外周部近傍まで設けられる。なお、この例において、突起部23の断面形状は、実施の形態1で説明した突起部20(図4参照)と同様に矩形であるが、これに限定されるものではない。
図19、図20に示すように、ディスク14の回転中、この突起部23は、前記ディスク14の回転方向(R方向)側におけるトレイ開口部3oの開口部縁部3otの近傍に位置し、ディスク14と一定の間隔まで接近する。この動作について説明する。
図21(a)、図21(b)は、実施の形態3に係る突起部の動作を示す説明図である。いずれの図も、図18の矢印EX方向から見た状態を示している。図21(a)は、ディスク14を配置したディスクトレイ3が、前記装置本体101c内に引き込まれた状態を示している。実施の形態3では、突起部23が電気モータ5に取り付けられている。そして、突起部23のディスク14側における端部と、ディスクテーブル13のディスク14と接触する面との距離はtである。
ディスク14を回転させて、これに記録された情報を読み取る場合、ディスクテーブル13とクランパ11とによってディスク14を狭持する。このため、電気モータ5を図21(a)の矢印U方向、すなわちディスク14の方向に移動させ、図21(b)に示すように、電気モータ5のディスク保持ボス12を、ディスク14の中心に穿孔された軸孔と嵌合させる。これにより、突起部23のディスク14側における端部と、ディスク14との間隔がtとなる。
この状態では、図21(b)、図19、図20に示すように、突起部23はディスクトレイ3の配置面から突出して、ディスク14の表面に引きずられる空気が突起部23によりせき止められる。これにより、突起部23の光ディスク回転方向側(すなわちディスク14に引きずられる流れの後流側)においては、ディスク中心部の圧力と外周部との差圧が発生しやすくなる。なお、ディスク中心部の方が、外周部よりも圧力が低くなる。これによって、図19に示すように、ディスクトレイ3に設けられる空気吸入部62から、ディスクトレイ3とディスク14の間に、第1空間181内の空気を吸引することができる。これによって、配置面3pよりも下側の空気は、配置面3pよりも上側に流入する。
図22は、図18のB−B断面図である。ディスクトレイ3に設けられる空気吸入部62から吸引された第1空間181の空気は、ディスク14の回転により、ディスク14とディスクトレイ3との間から、ディスク14の径方向外側へ吐出される。そして、図22に示すように、ディスクトレイ3に設けられた空気吐出部41Aから第2空間182へ送り出される。第2空間182へ送り出された第1空間181の昇温した空気は、蓋体2と接触して放熱する。蓋体2へ放熱して冷却された空気は、図18に示すように、ディスクトレイ3のトレイ開口部3oから第1空間181へ流れ込み、ピックアップ6や電気モータ5等の発熱源を冷却する。
以上、実施の形態3では、第2空間側に設けた差圧生成手段によってディスクの中心部へ積極的に集めた第2空間の空気を、ディスクの外周部から吐出させる。これにより、装置本体内に積極的に空気を循環させ、効率的に装置内の機器を冷却できる。なお、実施の形態3で説明した冷却構造は単独で用いてもよいが、実施の形態1や実施の形態2で説明した冷却構造と併用してもよい。併用した場合、ディスク再生装置内により積極的な空気の流れを生成できるので、ディスク再生装置内の機器をさらに効率よく冷却できる。
また、実施の形態3によれば、差圧生成手段によって生み出された差圧を利用して、ディスクおよびトレイで仕切られる第1空間と第2空間とで空気を循環させる。すなわち、すなわち、ディスクが配置される配置面よりも下側の空気を、配置面よりも上側に流入させることができる。これにより、発熱源が収められる第1空間の熱い空気と、放熱面積の大きい第2空間の冷たい空気とを効果的に循環させることができる。また、第2空間の空気は蓋体との接触面が大きいため、第1空間から循環してきた空気の熱は、効率的に装置内から装置外へ放出され、冷却される。その結果、装置本体内の機器、特に、発熱源が収められている第1空間内の機器を効率的に冷却できる。
実施の形態1に係るディスク再生装置の概要を示す全体図である。 実施の形態1に係るディスク再生装置の装置本体を示す平面図である。 実施の形態1に係るディスク再生装置の装置本体内における空気の流れを示す模式図である。 図2のA−A断面図である。 図2の矢印X方向から見た図である。 突起部の形成範囲を示す説明図である。 突起部の他の例を示す断面図である。 突起部の他の例を示す断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 実施の形態1に係る蓋体の他の例を示す断面図である。 図2のD−D断面図である。 図2のE−E断面図である。 実施の形態1の変形例に係るディスク再生装置の装置本体を示す平面図である。 実施の形態2に係るディスク再生装置の装置本体を示す平面図である。 図14のA−A断面図である。 図14のB−B断面図である。 実施の形態2に係る空気導入通路の構成例を示す説明図である。 実施の形態2に係る空気導入通路の構成例を示す説明図である。 実施の形態3に係るディスク再生装置の装置本体を示す平面図である。 図18のA−A断面図である。 図18のX方向から見た図である。 実施の形態3に係る突起部の動作を示す説明図である。 実施の形態3に係る突起部の動作を示す説明図である。 図18のB−B断面図である。
符号の説明
1 枠体
2、2a 蓋体
2o 壁状外周部
3 ディスクトレイ
3o トレイ開口部
3ot 開口部縁部
3p 配置面
5 電気モータ
6 ピックアップ
7 回路基板
8 電気・電子部品
14 ディスク
181 第1空間
182 第2空間
20、21、22、23 突起部
30、30a、31、31a、31b 空気導入通路
30t 空気導入通路縁部
40 空気吐出口
40A、41A 空気吐出部
45 導入部
50 空気導出通路
60、61、62 空気吸入部
100 ディスク再生装置
101、101a、101b 装置本体

Claims (11)

  1. ディスクを配置する配置面を備えたディスク配置部と、
    前記ディスクを回転させるディスク駆動手段と、
    前記ディスクの回転にともなって生ずる差圧に基づく空気の流れに対し、前記配置面よりも下側の空気を前記配置面よりも上側に流入させるための空気吸入部と、
    を含むことを特徴とするディスク再生装置。
  2. 前記空気の流れを利用して差圧を生じさせる差圧生成手段と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
  3. 前記差圧生成手段は、前記ディスクの中心部から前記ディスクの外周部に向かって設けられる突起部を含むことを特徴とする請求項2に記載のディスク再生装置。
  4. 前記差圧生成手段は、前記ディスクの外周部と内周部とを連通させる管状の通路を含むことを特徴とする請求項2に記載のディスク再生装置。
  5. 前記差圧生成手段は、前記空気吸入部から吸引した空気を前記ディスクの中心部へ導くための空気導入通路を含むことを特徴とする請求項2に記載のディスク再生装置。
  6. 前記突起部は、前記ディスクの回転方向とは反対側における前記空気導入通路の縁部近傍に設けられることを特徴とする請求項3に記載のディスク再生装置。
  7. 前記ディスク配置部に設けられ、前記配置面よりも上側の空気を前記配置面よりも下側に流入させる第2の空気吸入部と、をさらに含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のディスク再生装置。
  8. 前記ディスクおよび前記ディスクを配置するディスク配置部によって仕切られる一方の空間から前記ディスクの中心部へ空気を吸い込ませるための第3の空気吸入部をさらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のディスク再生装置。
  9. 前記ディスクの回転中にこれを保護する蓋体へ前記差圧生成手段を設け、
    前記ディスクおよび前記ディスクを配置するディスク配置部によって仕切られる空間のうち、発熱源が配置される第1空間の空気を前記空気吸入部から吸い出し、
    吸い出した前記第1空間の空気を前記蓋体に接触させながら前記ディスクの径方向外側へ吐出して、前記第2の空気吸入部から前記第1空間へ導くことを特徴とする請求項4に記載のディスク再生装置。
  10. 前記蓋体は、前記ディスクの外側であって、前記空気吸入部と前記第2の空気吸入部との間が壁状に形成されることを特徴とする請求項9に記載のディスク再生装置。
  11. 前記ディスクと、前記蓋体における前記ディスクに対向する対向面との間隔は、前記ディスクの内周部よりも前記ディスクの外周部の方が小さいことを特徴とする請求項7または10に記載のディスク再生装置。
JP2004291827A 2004-10-04 2004-10-04 ディスク再生装置 Expired - Fee Related JP4724403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004291827A JP4724403B2 (ja) 2004-10-04 2004-10-04 ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004291827A JP4724403B2 (ja) 2004-10-04 2004-10-04 ディスク再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006107602A true JP2006107602A (ja) 2006-04-20
JP4724403B2 JP4724403B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=36377114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004291827A Expired - Fee Related JP4724403B2 (ja) 2004-10-04 2004-10-04 ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4724403B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009084095A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Pioneer Corporation ディスク装置
US7937721B2 (en) 2007-01-29 2011-05-03 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus including airflow cooling mechanism
US20120170206A1 (en) * 2010-12-31 2012-07-05 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Electronic device having heat dissipation airflow path
CN102568536A (zh) * 2010-12-31 2012-07-11 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 光碟播放机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003085964A (ja) * 2001-09-14 2003-03-20 Ricoh Co Ltd 光ディスク装置
JP2004127467A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Hitachi Ltd 記憶装置及び記憶装置を搭載する電子装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003085964A (ja) * 2001-09-14 2003-03-20 Ricoh Co Ltd 光ディスク装置
JP2004127467A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Hitachi Ltd 記憶装置及び記憶装置を搭載する電子装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7937721B2 (en) 2007-01-29 2011-05-03 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus including airflow cooling mechanism
WO2009084095A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Pioneer Corporation ディスク装置
US20120170206A1 (en) * 2010-12-31 2012-07-05 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Electronic device having heat dissipation airflow path
CN102568536A (zh) * 2010-12-31 2012-07-11 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 光碟播放机
US8411431B2 (en) * 2010-12-31 2013-04-02 Hong Fu Jin Precision Industry (Shenzhen) Co., Ltd. Electronic device having heat dissipation airflow path

Also Published As

Publication number Publication date
JP4724403B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006228262A (ja) 光ディスク装置
TWI277068B (en) Optical disk apparatus
JP2007102884A (ja) 光ディスク装置
JP4724403B2 (ja) ディスク再生装置
JP2008305446A (ja) 光ディスク装置
JP2006092728A (ja) 光ディスク装置
JP4768435B2 (ja) ディスク装置
US8584152B2 (en) Disc drive with heat dissipating ventilation
TWI264710B (en) Disc apparatus
JPWO2004034399A1 (ja) 光ディスク装置
TW200523891A (en) Recording disk apparatus
US20070150909A1 (en) Disc drive
JPH05298813A (ja) 光ディスク駆動装置およびスピンドルモ−タ
JP2007323748A (ja) ディスク駆動装置
JP4604705B2 (ja) 光ディスク記録装置
JP2007257724A (ja) ディスク駆動装置
JP2007157261A (ja) 光ディスク駆動装置
JP2008530722A (ja) 冷却装置をもつ光ディスク駆動装置
JP2005353114A (ja) ディスク装置
JP2008033998A (ja) 冷却機構を備えたディスク装置
JPH04129084A (ja) 光ディスク装置
JP4893604B2 (ja) ディスク駆動装置
JP3126687U (ja) ディスク装置
JP2009181677A (ja) 光ディスク装置
JP2007226858A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100701

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100908

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110411

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees