JP2006107098A - 端末装置、サーバ、プログラム及び電子フォームモジュール - Google Patents

端末装置、サーバ、プログラム及び電子フォームモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】署名行為や確認行為の意識の徹底と、記入、送信、承認行為の円滑化とを図ること。
【解決手段】電子フォームシステム100において、利用者は所定の申請書等を作成するため、電子フォームの必要項目へ入力を行う。すると、電子フォームプログラム101により利用者端末10は、利用者による入力を入力データとして取得し、署名定義情報104に基づいてデータが入力された署名対象項目を特定する。そして、利用者端末10は、フォーム定義情報105に基づいて、特定したデータが入力された署名対象項目を明示的に表示する。これによれば、利用者が電子フォームに署名する際に、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名対象を可視的且つ明示的に表示し、署名付与の確認を行うことができるため、電子フォームにおける署名であっても利用者本人が意識して確認しながら手続きを進めることができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、電子署名時、及び署名検証時に当該署名の内容を明示するための技術に関する。
近年、電子フォームによってキャプチャされるXML(eXtensible Markup Language)データをネットワーク上で送信することで、BtoB(Business to Business)、BtoC(Business to Consumer)、BtoE(Business to Employee)及び公的な電子申請など様々な手続きのデジタル化が図られるようになってきている。その際、本人証明や改竄有無の検知といったデータの真正性を保証する技術としては、PKI(Public Key Infrastructure)技術に基づく電子署名が一般的なものとなっている。
このような電子フォームで広く採用されているXML文書に対する電子署名の特徴としては、文書全体はもちろん、任意のXMLタグに対してのみといった部分的に署名を付与することが可能な点が挙げられる。また、稟議などの承認行為において申請者からその上長といったように複数の人間による多重署名を行うことが可能な点も挙げられる。このような利便性から電子フォームの利用シーンが拡大するに従い、複雑な署名処理のニーズも高まってくることが予想される。
しかし、現在、署名の明示方法としては殆ど工夫がなされておらず、せいぜい捺印枠に印影を表示するといった程度である。そのため、今後、上述の部分的署名や多重署名のように署名の利用が複雑になればなるほど、個々の利用者、即ち署名者やその上長である承認者にとって「どの電子フォームの」「どの部分に」「誰が」署名をしたのかといったことが明示的に分かる仕組みが必要になってくる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、電子フォームにおける署名の付与や検証と連動して、その結果や状態を利用者に可視的に確認できるようにすることで、署名行為や確認行為の意識の徹底と、記入、送信、承認行為の円滑化とを図ることができるシステムを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、複数の項目から構成される電子フォームを使用する端末装置であって、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得するフォーム定義情報取得手段と、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する署名定義情報取得手段と、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段と、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する署名対象項目特定手段と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する署名対象表示手段と、を備える。
上記のように構成された端末装置において、利用者は所定の申請書等を作成するため、電子フォームの必要項目へ入力を行う。すると、端末装置は、利用者による入力を入力データとして取得し、署名定義情報に基づいてデータが入力された署名対象項目を特定する。そして、端末装置は、フォーム定義情報に基づいて、特定したデータが入力された署名対象項目を明示的に表示する。これによれば、利用者が電子フォームに署名する際に、項目単位で、署名対象を可視的且つ明示的に表示し、署名付与の確認を行うことができるため、電子フォームにおける署名であっても利用者本人が意識して確認しながら手続きを進めることができる。
上記端末装置の一態様では、前記署名対象表示手段は、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、複数の項目から構成されるブロック単位で、署名対象として明示的に表示する。これによれば、利用者が電子フォームに署名する際に、ブロック単位で、署名対象を可視的且つ明示的に表示し、署名付与の確認を行うことができる。また、一度に複数の項目に対し署名を付与することが容易に可能となる。
上記端末装置の他の一態様では、前記署名対象表示手段は、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、前記電子フォームの全ての項目から構成されるテキスト単位で、署名対象として明示的に表示する。これによれば、利用者が電子フォームに署名する際に、電子フォームの全ての項目を含むテキスト単位で、署名対象を可視的且つ明示的に表示し、署名付与の確認を行うことができる。また、一度に電子フォームにおいて署名付与の対象となっている全ての項目に対し署名を付与することが容易に可能となる。
上記端末装置の他の一態様では、前記署名対象表示手段は、前記署名対象をフォームレイアウト上で着色することで明示的に表示する。ここで、署名対象をフォームレイアウト上で着色とは、フォームレイアウト上で署名対象を着色された枠で囲むこと、署名対象となっている署名対象項目に入力されたデータを着色すること、署名対象となっている署名対象項目自体を着色すること、等が挙げられる。これによれば、署名対象が着色されて表示されるため、電子フォームを構成する複数の項目の中で、どの項目に署名を付与すべきであるか、どの項目に署名を付与しているのかを、利用者が可視的に容易に把握することができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記署名対象表示手段は、前記署名対象に係る罫線を点線化しアニメーション表示することで、当該署名対象を明示的に表示する。これによれば、署名対象に係る罫線、例えば署名対象を囲む枠が点線化され、アニメーションとして表示されるため、電子フォームを構成する複数の項目の中で、どの項目に署名を付与しているのか等を、利用者が可視的に容易に把握することができる。
上記端末装置のさらに他の一態様では、前記署名対象表示手段は、前記署名対象を、前記電子フォームを表示するウィンドウとは別のウィンドウに明示的に表示する。これによれば、署名対象を別のウィンドウに表示するため、電子フォームを構成する複数の項目の中で、どの項目に署名を付与しているのか等を、利用者が可視的に容易に把握することができる。
本発明の別の観点では、複数の項目から構成される電子フォームを使用するサーバであって、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段と、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得するフォーム定義情報取得手段と、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する署名定義情報取得手段と、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する署名済み対象項目特定手段と、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する検証手段と、前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する署名済み対象表示手段と、を備える。
上記のように構成されたサーバは、入力データ及び署名定義情報に基づいて、利用者により署名が付与された電子フォーム上の項目を署名済み対象項目として特定する。さらに、サーバは、署名済み対象項目に対して利用者が付与した署名を検証する。署名の検証とは、署名値として入力データに含まれる証明書データに基づいて認証機関まで辿り、改竄やなりすまし等が行われていないことを確認する処理である。サーバは、署名の検証結果に従い、入力データ及びフォーム定義情報に基づいて、署名済み対象項目を明示的に表示する。これによれば、項目単位で、署名済み対象を可視的且つ明示的に表示するため、入力データを受信して処理する者は、当該署名済み対象を容易に把握することができる。
上記サーバの一態様では、前記署名済み対象表示手段は、前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、複数の項目から構成されるブロック単位で、署名済み対象として明示的に表示する。これによれば、ブロック単位で、署名済み対象を可視的且つ明示的に表示するため、入力データを受信して処理する者は、複数の署名済み対象を容易に把握することができる。
上記サーバの他の一態様では、前記署名済み対象表示手段は、前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、前記電子フォームの全ての項目から構成されるテキスト単位で、署名済み対象として明示的に表示する。これによれば、電子フォームの全ての項目を含むテキスト単位で、署名済み対象を可視的且つ明示的に表示するため、入力データを受信して処理する者は、電子フォームに含まれる全ての署名済み対象を容易に把握することができる。
上記サーバの他の一態様では、前記署名済み対象表示手段は、前記署名済み対象をフォームレイアウト上で着色することで、当該署名済み対象を明示的に表示する。ここで、署名済み対象をフォームレイアウト上で着色とは、フォームレイアウト上で署名済み対象を着色された枠で囲むこと、署名済み対象となっている署名済み対象項目に入力されたデータを着色すること、署名済み対象となっている署名済み対象項目自体をフォームレイアウト上で着色すること、等が挙げられる。これによれば、署名済み対象が着色されて表示されるため、電子フォームを構成する複数の項目の中で、どの項目に署名が付与されているのかを、入力データを受信して処理する者が可視的に容易に把握することができる。
上記電子フォームの他の一態様では、前記署名済み対象表示手段は、前記署名済み対象とともに署名付与を示すマークを表示することで、当該署名済み対象を明示的に表示する。これによれば、署名済み対象とともに署名付与を示すマークが表示されるため、電子フォームを構成する複数の項目の中で、どの項目に署名が付与されているのかを、入力データを受信して処理する者が可視的に容易に把握することができる。
上記電子フォームの他の一態様では、前記入力データから、前記電子フォームに付与された署名の証明書に関する証明書データを抽出する証明書データ抽出手段と、前記電子フォームに付与された署名の証明書が複数であるか否かを判定する証明書判定手段と、前記証明書判定手段が前記証明書を複数であると判定した場合に、各証明書の証明書データを比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果に基づいて、各証明書の署名者が同一であるか否かを判定する署名者判定手段と、をさらに備え、前記署名済み対象表示手段は、前記署名者判定手段が同一でないと判定した場合に、各証明書により署名が付与されている署名済み対象をそれぞれ異系色に着色することで、当該署名済み対象を明示的に表示する。
上記のように構成されたサーバにおいて、利用者は、1つの電子フォームにおいて複数の署名を付与することがある。さらに、複数の署名は、署名者が異なる場合がある。即ち、複数の利用者が1つの電子フォームの各部分に対し部分的署名をすることがある。本発明のサーバは、当該電子フォームに付与された署名に係る証明書データに基づいて、複数の署名の署名者が同一であるか否かを判定する。そして、複数の署名者が同一でない場合、即ち複数の利用者により署名が付与されている場合、サーバは、各利用者が署名を付与した署名済み対象をそれぞれ異系色に着色して表示する。具体的に、電子フォームは、Aさんが署名を付与した署名済み対象を「赤」に着色して表示し、Bさんが署名を付与した署名済み対象を「青」に着色して表示する。
このように、入力データを受信して処理する者が電子フォームに付与された署名を確認する際に、署名者が異なる署名済み対象を「赤」と「青」といった異なる系統の色に着色して表示することで、複数の利用者による部分的署名であっても、当該処理する者が容易に異なる署名者による署名であることを把握することができる。
上記電子フォームの他の一態様では、前記署名者判定手段が同一であると判定した場合に、前記比較手段が比較した結果に基づいて、各証明書が同一であるか否かを判定する証明書判定手段と、をさらに備え、前記署名済み対象表示手段は、前記各証明書が同一でないと判定した場合に、各証明書により署名が付されている署名済み対象をそれぞれ同系色に着色することで、当該署名済み対象を明示的に表示する。
上記のように構成されたサーバは、当該電子フォームに付与された署名に係る証明書データに基づいて署名者が同一であると判定した場合に、さらに証明書が同一であるか否かを判定する。そして、複数の証明書が同一でない場合、即ち1人の利用者により例えば認証機関の異なる複数の署名が付与されている場合、サーバは、署名済み対象を証明書毎にそれぞれ同系色に着色して表示する。具体的に、電子フォームは、Aさんが認証機関「甲」による証明書に基づいて署名を付与した署名済み対象を「赤」に着色して表示し、Aさんが認証機関「乙」による証明書に基づいて署名を付与した署名済み対象を「ピンク」に着色して表示する。
このように、入力データを受信して処理する者が電子フォームに付与された署名を確認する際に、署名者が同一であっても証明書が異なる署名済み対象を「赤」と「ピンク」といった同一系統の色に着色して表示することで、電子フォームにおける同一人による部分的署名であっても、当該処理する者が容易に異なる証明書による署名であることを把握することができる。さらに、署名者が異なる場合は異なる系統の色を、署名者は同一であるが認証機関が異なる場合は同一系統の色を着色することで、当該処理する者は可視的且つ感覚的に署名の種類を判別することが可能となる。
上記電子フォームのさらに他の一態様では、前記入力データから、前記入力データの取得日時に関する日時データと、添付書類に関する書類データとを抽出する第1データ抽出手段と、前記証明書データから、前記署名者に関する署名者データと、前記証明書の認証機関に関する認証機関データとを抽出する第2データ抽出手段と、前記第1データ抽出手段が抽出したデータと、前記第2データ抽出手段が抽出したデータとに基づいて、署名属性情報を作成する署名属性情報作成手段と、前記署名属性情報を、前記電子フォームを表示するウィンドウとは別のウィンドウに表示する署名属性情報表示手段と、を備える。このように、署名済み対象項目に係る署名の属性情報を明示的に表示することで、1人の利用者が複数回に分けて部分的署名を行う場合、複数の証明書を使い分けて署名する場合、稟議などの承認行為により複数の利用者が同一フォームに多重署名を行う場合などに、「いつ」「どの項目に」「誰が」「どの証明書で」署名したのかを容易に確認することができる。
本発明の別の観点では、複数の項目から構成される電子フォームを使用するコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得するフォーム定義情報取得手段、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する署名定義情報取得手段、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する署名対象項目特定手段、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する署名対象表示手段、として前記コンピュータを機能させる。
本発明の別の観点では、複数の項目から構成される電子フォームを使用するコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得するフォーム定義情報取得手段、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する署名定義情報取得手段、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する署名済み対象項目特定手段、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する検証手段、前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する署名済み対象表示手段、として前記コンピュータを機能させる。
本発明の別の観点では、複数の項目から構成される電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得する工程と、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する工程と、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する工程と、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する工程と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する工程と、を有する。
本発明の別の観点では、複数の項目から構成される電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する工程と、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得する工程と、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する工程と、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する工程と、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する工程と、前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する工程と、を有する。
上記プログラム及び上記方法をコンピュータにより実行することにより、上述の端末装置又はサーバの各態様を同様に実現することができる。
本発明の別の観点では、複数の項目から構成される電子フォームのデータを含む電子フォームモジュールであって、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報と、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報と、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得機能と、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する署名対象項目特定機能と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する署名対象表示機能と、を備える。
本発明の別の観点では、データ部分と、コンピュータ上で実行されるプログラム部分とを有する電子フォーム処理プログラムであって、前記データ部分は、複数の項目から構成される電子フォームのデータと、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報と、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報と、を有し、前記プログラム部分は、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段と、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する署名対象項目特定手段と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する署名対象表示手段と、して前記コンピュータを機能させる。
上記のように構成された電子フォームモジュール又は電子フォーム処理プログラムにおいて、利用者は所定の申請書等を作成するため、電子フォームの必要項目へ入力を行う。すると、電子フォームモジュール又は電子フォームプログラムによりコンピュータは、利用者による入力を入力データとして取得し、署名定義情報に基づいてデータが入力された署名対象項目を特定する。そして、コンピュータは、フォーム定義情報に基づいて、特定したデータが入力された署名対象項目を明示的に表示する。これによれば、電子フォームモジュール又は電子フォーム処理プログラムを有するコンピュータにより、利用者が電子フォームに署名する際に、項目単位で、署名対象を可視的且つ明示的に表示し、署名付与の確認を行うことができるため、電子フォームにおける署名であっても利用者本人が意識して確認しながら手続きを進めることができる。
本発明の別の観点では、複数の項目から構成される電子フォームのデータを含む電子フォームモジュールであって、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得機能と、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報と、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報と、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する署名済み対象項目特定機能と、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する検証機能と、前記検証の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する署名済み対象表示機能と、を備える。
本発明のさらに別の観点では、データ部分と、コンピュータ上で実行されるプログラム部分とを有する電子フォーム処理プログラムであって、前記データ部分は、複数の項目から構成される電子フォームのデータと、前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報と、前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報と、を有し、前記プログラム部分は、前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段と、前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する署名済み対象項目特定手段と、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する検証手段と、前記検証の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する署名済み対象表示手段と、して前記コンピュータを機能させる。
上記のように構成された電子フォームモジュール又は電子フォーム処理プログラムを有するコンピュータは、入力データ及び署名定義情報に基づいて、利用者により署名が付与された電子フォーム上の項目を署名済み対象項目として特定する。さらに、コンピュータは、署名済み対象項目に対して利用者が付与した署名を検証する。署名の検証とは、署名値として入力データに含まれる証明書データに基づいて認証機関まで辿り、改竄やなりすまし等が行われていないことを確認する処理である。コンピュータは、署名の検証結果に従い、入力データ及びフォーム定義情報に基づいて、署名済み対象項目を明示的に表示する。これによれば、項目単位で、署名済み対象を可視的且つ明示的に表示するため、入力データを受信して処理する者は、当該署名済み対象を容易に把握することができる。
本発明によれば、電子フォームにおける署名の付与や検証と連動して、その結果や状態を利用者に可視的に確認できるようにすることで、署名行為や確認行為の意識の徹底と、記入、送信、承認行為の円滑化とを図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[電子フォームシステム]
まず、本実施形態に係る電子フォームシステムについて説明する。図1に電子フォームシステムの概略構成を示す。電子フォームシステム100は、電子フォームにおける署名の付与や検証と連動して、その結果や状態を利用者に可視的に確認できるようにすることで、署名行為や確認行為の意識の徹底と、記入、送信、承認行為の円滑化とを図ることができるシステムである。ここで、電子フォームとは、複数の項目、罫線、枠などから構成されており、利用者が入力したデータをXMLデータとしてキャプチャすることができるものである。なお、利用者は、電子フォームの全体、又は一部に署名を付与することが可能であり、その場合電子フォームは、署名値として署名に係る証明書のデータを入力データとして取得する。後述する申請処理サーバ20は、証明書データに基づいて認証機関を辿ることにより本人証明や改竄有無を検証する。また、証明書データには署名者の氏名や認証機関名といったプロパティ情報が含まれているものとする。
図1に示すように、電子フォームシステム100において、利用者が使用する利用者端末10と、申請処理サーバ20とはネットワーク2を介して通信可能に接続されている。ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。ここで、利用者端末10とは、各利用者が使用しており、ネットワーク2を介して他の利用者端末や申請処理サーバ20とメールやデータの送受信が可能なパソコン、PDA等である。利用者は、詳細は後述するが、電子フォームプログラムを有する利用者端末10において電子フォームを表示させ、必要な項目にデータ入力及び署名付与を行うことで申請に必要な書類(以下、「申請書」と呼ぶ。)を作成する。一方、利用者が作成した申請書に基づいて申請処理を行う者(以下、「処理者」と呼ぶ。)は、電子フォームプログラムを有する申請処理サーバ20において、利用者端末10から入力データを受信し、当該入力データに基づいて署名の本人証明や改竄有無の検証、申請書の表示等を行う。
なお、本実施形態では、申請処理サーバ20が、利用者が作成した申請書に基づいて申請処理を行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子フォームプログラムを有しており、ネットワーク2を介してデータの送受信が可能であれば他の利用者端末が申請処理を行うこととしてもよい。
ここで、本システムにおいて署名を明示的に表示する方法の概要を述べておく。まず、利用者が利用者端末10を使用して、電子フォーム上の必要な項目に署名付与をする際、当該署名付与の対象となる項目(以下、「署名対象項目」と呼ぶ。)を明示的に表示する場合について説明する。
利用者は、電子フォームプログラムを有する利用者端末10において、図2に示すような電子フォームの項目に必要事項を記入する。そして、利用者は、利用者端末10において所定の操作を行うことにより、必要事項が記入された電子フォームのフォームテンプレート上で署名対象となる箇所を検索、特定する。具体的に、利用者端末10は、電子フォームを構成する罫線、枠及び項目などが定義されたフォーム定義情報と、電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報とを予め保有しており、当該署名定義情報及び利用者が入力した入力データに基づいて、署名対象項目の検索及び特定を行う。さらに、利用者端末10は、当該フォーム定義情報及び入力データに基づいて、データが入力された電子フォームを表示するとともに、特定した署名対象項目を、フィールド単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名対象として明示的に表示する。ここで、フィールド単位とは、項目単位のことであり、特定した署名対象項目毎に明示的に表示することをいう。また、ブロック単位とは、複数の項目から構成されるブロックを1つの単位とし、当該ブロック毎に特定した署名対象項目を明示的に表示することをいう。さらに、テキスト単位とは、電子フォーム全体をテキストという1つの単位とし、電子フォームに含まれる全ての署名対象項目を明示的に表示することをいう。このように、利用者がデータを入力した電子フォームを表示する際に、署名対象項目を明示的に表示する処理を「署名対象明示処理」と呼ぶ。
なお、署名付与が完了した入力データは、利用者端末10からネットワーク2を介して申請処理サーバ20へ送信される。
次に、処理者が電子フォームプログラムを有する申請処理サーバ20を使用して、利用者により電子フォームに付与された署名を検証する際、当該署名が付与されている項目(以下、「署名済み対象項目」と呼ぶ。)を明示的に表示する場合について説明する。
申請処理サーバ20は、ネットワーク2を介して利用者端末10から入力データを受信する。そして、申請処理サーバ20は、当該入力データに基づいて、当該電子フォームに付与された署名が適切であるか、入力データに改竄があるかといった署名の検証を行う。具体的に、申請処理サーバ20は、電子フォームを構成する罫線、枠及び項目などが定義されたフォーム定義情報と、電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報とを予め保有しており、当該署名定義情報に基づいて入力データから、電子フォームに付与された署名に係る証明書データを抽出する。そして、当該証明書データに含まれる署名者や認証機関の情報に基づいて署名の検証を行う。検証結果に問題がある場合、申請処理サーバ20は、当該電子フォームを表示せず、その旨を別ウィンドウにおいて表示する。一方、検証結果に問題がない場合、申請処理サーバ20は、当該フォーム定義情報及び入力データに基づいて電子フォームを表示するとともに、署名済み対象項目を、フィールド単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名済み対象として明示的に表示する。ここで、フィールド単位、ブロック単位及びテキスト単位とは、上述のとおりであるため、便宜上説明は省略する。このように、処理者が利用者端末10から受信した入力データに基づいて電子フォームを表示する際に、署名済み対象項目を明示的に表示する処理を「署名済み対象明示処理」と呼ぶ。
次に、処理者が電子フォームプログラムを有する申請処理サーバ20を使用して、電子フォームに付与された署名を確認する際、署名済み対象項目に付与された署名の属性情報を明示的に表示する場合について説明する。
申請処理サーバ20は、ネットワーク2を介して利用者端末10から取得した入力データから、電子フォームに付与された署名の属性情報を抽出する。具体的に、申請処理サーバ20は、入力データから、署名日時及び電子フォームへの添付書類に関するデータを抽出する。署名日時とは利用者が電子フォーム上で署名付与を行った日時であり、添付書類とは例えば本人証明をより確実なものにするための登記簿謄本などが挙げられる。また、申請処理サーバ20は、上述のフォーム定義情報及び署名定義情報を予め保有しているため、当該署名定義情報に基づいて入力データから、電子フォームに付与された署名に係る証明書データを抽出する。さらに、申請処理サーバ20は、当該証明書データから、署名者及び認証機関に関するデータを抽出する。そして、申請処理サーバ20は、入力データから抽出した署名日時及び添付書類に関するデータと、証明書データから抽出した署名者及び認証機関に関するデータとに基づいて署名属性情報を作成する。処理者が申請処理サーバ20において署名内容を確認する旨の操作を行うことにより、申請処理サーバ20は、当該フォーム定義情報及び入力データに基づいて、データが入力された電子フォームを表示するとともに、別のウィンドウに所定の署名に係る署名属性情報を明示的に表示する。このように、処理者が電子フォームに付与された署名内容を確認する旨の操作を行うことにより、所定の署名に係る署名属性情報を明示的に表示する処理を「属性情報表示処理」と呼ぶ。
[電子フォーム]
次に、図2を参照し、電子フォームについて詳しく説明する。図2は、データ入力前の電子フォームを示す図である。なお、本実施形態における電子フォームは、交通費等の申請に関する申請書に係るものとする。
電子フォームは図示のとおり、複数の罫線、枠及び項目から構成されている。具体的に、電子フォームは、署名ボタン41及び送信ボタン42を構成要素としている。利用者は利用者端末10を操作し、カーソル等で署名ボタン41を押下することにより、署名対象項目に署名を付与することができる。換言すると、利用者端末10は、署名ボタン41が押下されると上述の署名対象明示処理を行うことで署名対象項目を明示的に表示した後、当該項目に署名を付与する処理を行う。また、利用者は利用者端末10を操作し、カーソル等で送信ボタン42を押下することにより、電子フォームに入力した入力データを申請処理サーバ20に送信することができる。なお、この場合、入力データの送信日時、即ち申請処理サーバ20による入力データの受信日時が申請日として申請日項目43にデータ入力される。
また、図2に示す電子フォームは、複数の項目から構成される2つのブロックB1及びB2を構成要素としている。ブロックB1は、交通費等を申請する利用者に関する情報を入力する部分であり、担当、課長及び部長の承認を得た際に印影が表示される印影ボックス46、氏名項目A1、住所項目A2などから構成されている。一方、ブロックB2は、申請する金額に関する情報を入力する部分であり、申請金額項目A10などから構成されている。
[署名対象明示方法]
次に、利用者端末10による署名対象の明示方法について図3乃至図5を参照して詳しく説明する。図3及び図4は、署名対象明示処理により、署名対象を明示的に表示する具体例を示す図である。また、図5は、署名対象明示処理により、ボックス単位で、署名対象を明示的に表示する具体例を示す図である。
利用者端末10は、上述のとおり、予め電子フォームプログラム、フォーム定義情報及び署名定義情報を有しており、利用者が電子フォームに必要事項を入力した後、署名ボタン41を押下することにより署名対象明示処理を行う。つまり、署名定義情報及び入力データに基づいて署名対象項目の特定を行い、特定した署名対象項目を、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名対象として明示的に表示する。
特定した署名対象を明示的に表示する第1方法として、図3(a)に示すように、フォームレイアウト上で署名対象項目を着色された枠で囲むことが挙げられる。この場合、図示のとおり、電子フォームが表示されているウィンドウとは別のウィンドウに電子署名を付与するか否かを確認する旨のメッセージが表示される。そして、利用者がカーソル等により「はい」ボタンを押下することで、利用者端末10は、着色された枠で囲まれた署名対象に署名を付与する処理を行う。
特定した署名対象を明示的に表示する第2方法として、図3(b)に示すように、署名対象となっている署名対象項目に入力されたデータを入力データから抽出し、別ウィンドウに表示することが挙げられる。この場合、図示のとおり、抽出したデータを表示する別ウィンドウに電子署名を付与するか否かを確認する旨のメッセージが表示される。そして、利用者がカーソル等により「はい」ボタンを押下することで、利用者端末10は、別ウィンドウに表示された署名対象に署名を付与する処理を行う。
特定した署名対象を明示的に表示する第3方法として、図4(a)に示すように、署名対象となっている署名対象項目に入力されたデータを着色して表示することが挙げられる。この場合、図示のとおり、電子フォームが表示されているウィンドウとは別のウィンドウに電子署名を付与するか否かを確認する旨のメッセージが表示される。そして、利用者がカーソル等により「はい」ボタンを押下することで、利用者端末10は、入力されたデータが着色して表示されている署名対象に署名を付与する処理を行う。
特定した署名対象を明示的に表示する第4方法として、図4(b)に示すように、署名対象となっている署名対象項目の罫線を点線化し、アニメーション表示することが挙げられる。この場合、図示のとおり、電子フォームが表示されているウィンドウとは別のウィンドウに電子署名を付与するか否かを確認する旨のメッセージが表示される。そして、利用者がカーソル等により「はい」ボタンを押下することで、利用者端末10は、罫線が点線化し、アニメーション表示されている署名対象に署名を付与する処理を行う。
特定した署名対象を明示的に表示する第5方法として、図4(c)に示すように、署名対象となっている署名対象項目自体をフォームレイアウト上で着色して表示することが挙げられる。この場合、図示のとおり、電子フォームが表示されているウィンドウとは別のウィンドウに電子署名を付与するか否かを確認する旨のメッセージが表示される。そして、利用者がカーソル等により「はい」ボタンを押下することで、利用者端末10は、着色されている署名対象に署名を付与する処理を行う。
なお、上述の第1乃至第5方法により署名対象を明示的に表示することは、項目単位に限らず、ブロック単位又はテキスト単位で適用することも可能である。例えば、第1方法の場合、図5に示すように、電子フォームの左半分を占めるブロックB1に含まれる全ての署名対象項目を着色した枠で囲むことで、ブロック単位で明示的に表示することも可能である。また、電子フォームに含まれる全ての署名対象項目を着色した枠で囲むことで、テキスト単位で明示的に表示することも可能である。
このように、利用者が電子フォームに署名する際に、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名対象を可視的且つ明示的に表示し、署名付与の確認を行うことで、電子フォームにおける署名であっても利用者本人が意識して確認しながら手続きを進めることができる。
[署名済み対象明示方法]
次に、申請処理サーバ20による署名済み対象の明示方法について図6及び図7を参照して詳しく説明する。図6及び図7は、署名済み対象明示処理により、署名済み対象を明示的に表示する具体例を示す図である。
申請処理サーバ20は、上述のとおり、予め電子フォームプログラム、フォーム定義情報及び署名定義情報を有しており、処理者が利用者端末10から受信した入力データに基づいて電子フォームを表示する際に、署名済み対象明示処理を行う。つまり、署名定義情報に基づいて入力データから抽出した証明書データにより、署名済み対象項目に付与された署名を検証し、検証結果に問題がない場合、フォーム定義情報及び入力データに基づいて電子フォームを表示するとともに、署名済み対象項目を、フィールド単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名済み対象として明示的に表示する。
なお、検証結果に問題がある場合、申請処理サーバ20は、電子フォームを表示せずその旨表示する、電子フォームを表示した上で複数の署名箇所のうち問題がある箇所にバツ(×)を表示する等の処理を行うことが考えられる。
署名済み対象を明示的に表示する第1方法として図6(a)に示すように、フォームレイアウト上で署名済み対象項目を着色された枠で囲むことが挙げられる。なお、本実施形態では、電子フォームの署名対象項目に適切に署名が付与されている場合、印影ボックス45の該当する欄に署名者の印影が表示されるものとする。具体的に、図6(a)では、担当者の「長島太郎」のみが署名しているため、印影ボックス45の担当欄に「長島」の印影が表示されている。電子フォームの署名対象項目には複数の人間が重複して署名する多重署名が可能であり、「長島太郎」の上長である課長や部長が署名している場合には、印影ボックス45の課長欄及び部長欄に印影が表示される。このように、印影ボックスに署名者の印影が表示されることで、多重署名を行った場合であっても、電子フォームの署名対象項目に対して「誰が」署名を行ったのか容易に把握することができる。
このように、署名済み対象を着色された枠で囲みながら表示した後、処理者が任意に所定の署名済み対象にフォーカス又はクリックすることで、当該署名済み対象項目に入力されたデータを入力データから抽出し、図6(b)に示すように、チップヘルプ、ダイアログ、別ウィンドウといった形式で表示する。
署名済み対象を明示的に表示する第2方法として、図7(a)に示すように、署名済み対象となっている署名済み対象項目に入力されたデータを着色して表示することが挙げられる。なお、図7(a)においては、太字で示す「長島太郎」が着色されているものとする。このように、署名済み対象を着色して表示した後、処理者が任意に所定の署名済み対象にフォーカス又はクリックすることで、当該署名済み対象項目に入力されたデータを入力データから抽出し、図6(b)に示すように、チップヘルプ、ダイアログ、別ウィンドウといった形式で表示する。
署名済み対象を明示的に表示する第3方法として、図7(b)に示すように、署名済み対象となっている署名済み対象項目の罫線を点線化し、アニメーション表示することが挙げられる。このように、署名済み対象をアニメーション表示した後、処理者が任意に所定の署名済み対象にフォーカス又はクリックすることで、当該署名済み対象項目に入力されたデータを入力データから抽出し、図6(b)に示すように、チップヘルプ、ダイアログ、別ウィンドウといった形式で表示する。
署名済み対象を明示的に表示する第4方法として、図7(c)に示すように、署名済み対象となっている署名済み対象項目自体をフォームレイアウト上で着色して表示することが挙げられる。このように、署名済み対象となっている項目自体を着色して表示した後、処理者が任意に所定の署名済み対象にフォーカス又はクリックすることで、当該署名済み対象項目に入力されたデータを入力データから抽出し、図6(b)に示すように、チップヘルプ、ダイアログ、別ウィンドウといった形式で表示する。
署名済み対象を明示的に表示する第5方法として、署名済み対象となっている署名済み対象項目とともに署名付与を示すマークを表示することが挙げられる。このように、署名済み対象となっている項目とともに署名付与を示すマークを表示した後、処理者が任意に所定の署名済み対象にフォーカス又はクリックすることで、当該署名済み対象項目に入力されたデータを入力データから抽出し、図6(b)に示すように、チップヘルプ、ダイアログ、別ウィンドウといった形式で表示する。
なお、上述の第1乃至第5方法により署名済み対象を明示的に処理する方法は、項目単位に限らず、ブロック単位又はテキスト単位で適用することも可能である。例えば、第1方法の場合、電子フォームの左半分を占めるブロックB1に含まれる全ての署名済み対象項目を着色した枠で囲むことで、ブロック単位で明示的に表示することも可能である。また、電子フォームに含まれる全ての署名済み対象項目を着色した枠で囲むことで、テキスト単位で明示的に表示することも可能である。
このように、処理者が電子フォームに付与された署名を確認する際に、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名済み対象を可視的且つ明示的に表示することで、電子フォームにおける署名であっても申請処理を行う処理者が容易に「どの電子フォームの」「どの部分に」「誰が」署名したのか、ということを把握することができる。
ここで、申請処理サーバ20による署名済み対象明示処理において行われる表示色設定処理について図8を参照して詳しく説明する。図8は、表示色設定処理により設定された表示色に従って署名済み対象を明示的に表示する具体例を示す図である。
申請処理サーバ20は、まず、署名定義情報に基づいて入力データから抽出した証明書データにより、証明書データが複数あるか否かを判定する。即ち、証明書が複数あるか否かを判定する。1つの電子フォームに複数の署名が付与されている場合、証明書が複数存在することになる。証明書データが複数あると判定した場合、申請処理サーバ20は、各証明書データにおいて署名者の「氏名」に相当する欄を検索し、署名者が同一であるか否かを判定する。そして、申請処理サーバ20は、判定結果に基づいて後述する色定義情報により、各証明書データによる署名に係る署名済み対象を着色する。
複数の証明書データにおける署名者の「氏名」が異なる場合、即ち電子フォームに付与された複数の署名の署名者がそれぞれ異なる場合、申請処理サーバ20は、各証明書データに係る署名済み対象をそれぞれ異なる系統の色(異系色)に設定する。具体的に、Aさんの証明書により署名された署名済み対象を「赤」、Bさんの証明書により署名された署名済み対象を「青」に設定した場合、図8(a)に示すように、電子フォーム上の各署名済み対象がそれぞれ「赤」又は「青」に着色されて表示される。
一方、複数の証明書データにおける署名者の「氏名」が同一の場合、即ち電子フォームに付与された複数の署名の署名者が同一の場合、申請処理サーバ20は、それぞれの証明書データにおける認証機関名を検索し照合する。認証機関名が同一の場合、署名者及び認証機関が同一の証明書により署名されているとして、申請処理サーバ20は、各証明書データに係る署名済み対象を同一の色に設定する。一方、認証機関名が異なる場合、署名者は同一であるが認証機関が異なる証明書により署名されているとして、申請処理サーバ20は、各証明書データに係る署名済み対象をそれぞれ同一系統の色(同系色)に設定する。具体的に、Aさんの認証機関「甲」による証明書により署名された署名済み対象を「赤」、Aさんの認証機関「乙」による証明書により署名された署名済み対象を「ピンク」に設定した場合、図8(b)に示すように、電子フォーム上の各署名済み対象がそれぞれ「赤」又は「ピンク」に着色されて表示される。
なお、署名者が異なる場合とは、例えば、利用者に関する情報を入力するブロックB1と、申請する金額に関する情報を入力するブロックB2とから構成される図2に示す電子フォームにおいて、ブロックB1は担当者が署名を付与し、ブロックB2はその上長である課長が署名を付与する場合等が上げられる。一方、署名者は同一であるが認証機関が異なる場合とは、例えば、上述のような図2に示す電子フォームにおいて、ブロックB1は公的機関から発行された証明書を利用して署名を付与し、ブロックB2は金融機関から発行された証明書を利用して署名を付与する場合等が挙げられる。これは、申請処理を行う側のポリシーによって、どの機関から発行された証明書を利用するべきであるかが、項目単位やブロック単位で設定されていることが考えられるからである。
このように、処理者が電子フォームに付与された署名を確認する際、署名者が異なる署名済み対象を「赤」と「青」といった異なる系統の色に着色して表示することで、電子フォームにおける部分的署名であっても、申請処理を行う処理者が容易に異なる署名者による署名であることを把握することができる。また、署名者が同一であっても認証機関が異なる署名済み対象を「赤」と「ピンク」といった同一系統の色に着色して表示することで、電子フォームにおける同一人による部分的署名であっても、処理者が容易に異なる認証機関による署名であることを把握することができる。さらに、署名者が異なる場合は異なる系統の色を、署名者は同一であるが認証機関が異なる場合は同一系統の色を後述する色定義情報に設定しておくことで、処理者は可視的且つ感覚的に署名の種類を判別することが可能となる。
[属性情報表示方法]
次に、申請処理サーバ20による署名の属性情報の表示方法について図9を参照して詳しく説明する。図9は、署名属性情報表示処理により、署名済み対象の属性情報を明示的に表示する具体例を示す図である。
電子フォームプログラムを有する申請処理サーバ20は、処理者の所定の操作により署名内容を確認する旨のデータを取得した場合、入力データから署名日時、及び、電子フォームに添付された書類に関する添付書類のデータを抽出する。具体的には、処理者が図9(a)に示すような電子フォーム上において専用ボタンの押下や該当する署名済み対象項目のクリックなどを行うことにより、申請処理サーバ20は、電子フォームがキャプチャしたXMLデータである入力データ60から署名日時及び添付書類のデータを抽出する。また、申請処理サーバ20は、署名値として入力データ60に含まれる証明書データから署名者名及び認証機関名のデータを抽出する。そして、申請処理サーバ20は、抽出した署名日時、添付書類、署名者名及び認証機関名に関するデータに基づいて属性情報を作成し、図9(b)に示すように、別ウィンドウとして当該属性情報を表示する。
このように、署名済み対象項目に係る署名の属性情報を明示的に表示することで、1人の利用者が複数回に分けて部分的署名を行う場合、複数の証明書を使い分けて署名する場合、稟議などの承認行為により複数の利用者が同一フォームに多重署名を行う場合などに、「いつ」「どの項目に」「誰が」「どの証明書で」署名したのかを容易に確認することができる。
なお、多重署名には複数の利用者が同一フォーム、ブロック又は項目に対してそれぞれ並列に署名する場合と、複数の利用者が担当、課長、部長のように立場の異なる者であって同一のフォーム、ブロック又は項目に対して上司が承認するという形式で署名する場合とが考えられる。よって、属性情報は、この2つの場合を区別するステータスを含んでおり、別ウィンドウで当該ステータスを表示することとしてもよい。
[利用者端末]
ここで、図10を参照して、利用者端末10について詳しく説明する。図10は、電子フォームシステム100における、特に利用者端末10及び申請処理サーバ20の内部構成を示す。図示のように、利用者端末10は、電子フォームプログラム101、署名対象明示機能102、署名付与機能103、署名定義情報104、フォーム定義情報105、申請書作成機能106及び入力データ送信機能107から構成されている。なお、各機能は、利用者端末10が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
電子フォームプログラム101は、利用者が入力した入力データと、署名定義情報104とに基づいて署名対象を明示的に表示するとともに申請書を作成し、当該入力データを申請処理サーバ20へ送信するプログラムである。
署名対象項目明示機能102は、電子フォームプログラム101に従って、利用者が入力した入力データと、署名定義情報104と、フォーム定義情報105とに基づいて上述の署名対象明示処理を行うことにより署名対象を明示的に表示する機能である。
ここで、署名定義情報104及びフォーム定義情報105について説明する。図11は、署名定義情報104のデータ構造を模式的に示す図である。署名定義情報104は、図11に示すように、ブロックID、項目ID及び項目内容から構成されている。ブロックIDは、電子フォームの複数の署名対象項目から構成される各ブロックを識別する情報であり、項目IDは、各署名対象項目を識別する情報である。また、項目内容は、項目IDが示す署名対象項目の内容を表しており、例えば、電子フォーム上で項目ID「A1」の項目は氏名を入力するための項目であることを表している。また、フォーム定義情報105は、電子フォームを構成する罫線、枠及び項目などが定義された情報である。具体的に、利用者端末10の署名対象明示機能101は、入力データに基づいて署名定義情報104を参照することにより、利用者が入力した署名対象項目を特定し、フォーム定義情報105に基づいて、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、当該署名対象項目を署名対象として明示的に表示する。
署名付与機能103は、署名対象明示機能102が明示的に表示した署名対象に、利用者の指示に基づいて署名を付与する機能である。なお、署名付与機能103により付与された署名の署名値は証明書データを含んでおり、当該証明書データは入力データに含まれるものとする。
申請書作成機能106は、利用者が入力した入力データと、フォーム定義情報105とに基づいて、電子フォームにより申請処理サーバ20へ送信可能な申請書を作成する機能である。
入力データ送信機能107は、申請書作成機能106が作成した必須事項が適切に記入され、且つ、署名が付与された申請書の入力データを、ネットワーク2を介して、申請処理サーバ20へ送信する機能である。
[申請処理サーバ]
ここで、図10を参照して、申請処理サーバ20について詳しく説明する。図示のように、申請処理サーバ20は、電子フォームプログラム200、入力データ受信機能201、証明書データ抽出機能202、申請ストア203、署名定義情報204、証明書データ比較機能205、表示色設定機能206、色定義情報207、署名済み対象表示機能208、フォーム定義情報209、属性情報作成機能210及び属性情報表示機能211から構成されている。なお、各機能は、申請処理サーバ20が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
電子フォームプログラム200は、利用者端末10から受信した入力データと、署名定義情報204とに基づいて電子フォームに付与された署名を検証し、問題ない場合に署名済み対象を明示的に表示するとともに、処理者からの指示があれば署名の属性情報を表示するプログラムである。
入力データ受信機能201は、電子フォームプログラム200に従って、利用者端末10からネットワーク2を介して入力データを受信する機能である。なお、入力データ受信機能201は、受信した入力データを申請ストア203に保存する。
証明書データ抽出機能202は、入力データ受信機能201が受信した入力データから署名定義情報204に基づいて、証明書に関する証明書データを抽出する機能である。なお、証明書データ抽出機能202は、抽出した証明書データを申請ストア203に保存する。
ここで、申請ストア203について説明する。図12は、申請ストア203のデータ構造を模式的に示す図である。申請ストアは、図12に示すように、申請書ID、受信日時、添付書類、ブロックID、項目ID、項目内容、署名日時及び証明書から構成されている。証明書は、さらに、署名者及び認証機関から構成されている。申請書IDは、利用者が利用者端末10を使用して作成した申請書、即ち受信した入力データに係る申請書を識別する情報である。受信日時は、申請処理サーバ20がネットワーク2を介して利用者端末10から入力データを受信した日時である。添付書類は、申請書に添付された書類に関する情報である。ブロックIDは、複数の署名済み対象項目から構成されるブロックを識別する情報である。項目IDは、署名済み対象項目を識別する情報である。項目内容は、項目IDが示す署名済み対象項目の内容を表しており、例えば、電子フォーム上で項目ID「A1」の項目は氏名が入力された項目であることを示している。署名日時は、利用者が署名済み対象項目に署名を付与した日時である。なお、申請書ID、受信日時、添付書類、ブロックID、項目ID、項目内容及び署名日時は、入力データから抽出することができる情報である。
署名者は、入力データに含まれる証明書データから抽出することができる情報であり、対応する項目に付与された署名の署名者を示す情報である。一方、認証機関は、署名者と同様に入力データに含まれる証明書データから抽出することができる情報であり、対応する項目に付与された署名の認証機関を示す情報である。
具体的に、入力データ受信機能201は、受信した入力データから抽出した申請書ID、受信日時、添付書類、ブロックID、項目ID及び項目内容に関する情報を、図12に示すような申請ストアに保存する。また、証明書データ抽出機能202は、入力データに含まれる証明書データから抽出した署名者及び認証機関に関する情報を、図12に示すような申請ストアに保存する。
また、ここで署名定義情報204について説明する。図11は、署名定義情報204のデータ構造を模式的に示す図である。署名定義情報204は、図11に示すように、ブロックID、項目ID及び項目内容から構成されている。ブロックIDは、電子フォームの複数の署名済み対象項目から構成される各ブロックを識別する情報であり、項目IDは、各署名済み対象項目を識別する情報である。また、項目内容は、項目IDが示す署名済み対象項目の内容を表しており、例えば、電子フォーム上で項目ID「A1」の項目は氏名が入力された項目であることを表している。具体的に、申請処理サーバ20の証明書データ抽出機能202は、入力データに基づいて署名定義情報204を参照することにより、利用者端末10において利用者が署名した署名済み対象項目を特定し、当該項目に係る証明書データを抽出する。
証明書データ比較機能205は、証明書データ抽出機能202が複数の証明書データを抽出した場合に、それぞれの証明書データを比較する機能である。具体的に、証明書データ比較機能205は、証明書データに含まれる署名者名及び認証機関名を抽出し、比較することにより署名者が同一であるか否か、認証機関が同一であるか否かを検証する。
表示色設定機能206は、証明書データ比較機能205による比較結果と、色定義情報207とに基づいて、署名済み対象を表示する際に着色する表示色を設定する機能である。色定義情報207は、例えば、署名者が異なる場合はそれぞれの署名済み対象を異なる系統の色で着色し、署名者は同一であるが認証機関が異なる場合はそれぞれの署名済み対象を同一系統の色で着色するよう定義されている。
署名済み対象表示機能208は、入力データ受信機能が受信した入力データと、表示色設定機能206が設定した表示色と、フォーム定義情報209とに基づいて、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名済み対象項目を署名済み対象として明示的に表示する機能である。なお、フォーム定義情報209は、電子フォームを構成する罫線、枠及び項目などが定義された情報である。
属性情報作成機能210は、申請ストア203に保存されている情報に基づいて属性情報を作成する機能である。
属性情報表示機能211は、処理者の指示に基づいて、属性情報作成機能210が作成した属性情報を表示する機能である。
[署名対象明示処理]
次に、図13を参照して、上記電子フォームシステム100を構成する利用者端末10により実行される署名対象明示処理について説明する。図13は、署名対象明示処理のフローチャートである。なお、利用者は、図2に示すような電子フォームにより交通費等を申請する申請書を作成するものとする。
利用者は、まず、利用者端末10を使用して、図2に示すような電子フォームに記入を行う。そして、署名ボタン41を押下することにより、申請書を作成する上で必要な項目に署名を付与する。このような署名ボタン41の押下によって、利用者端末10は、図13に示すように、署名付与する旨のデータを取得する(ステップS1)。署名付与する旨のデータを取得した場合、利用者端末10は、利用者による入力データ及び署名定義情報104に基づいて、署名対象項目を特定する(ステップS2)。そして、利用者端末10は、図3及び図4に示すように、特定した署名対象項目の表示方法を切り替え、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名対象として明示的に表示する(ステップS3)。さらに、利用者端末10は、電子フォームを表示しているウィンドウとは別のウィンドウに、署名を付与するか否かの確認画面を表示する(ステップS4)。
そして、利用者端末10は、利用者の操作により署名を付与する旨の最終的なデータを取得したか否かを判定する(ステップS5)。署名を付与する旨の最終的なデータを取得しない場合(ステップS5;No)、利用者端末10は、署名対象明示処理を終了する。一方、署名を付与する旨の最終的なデータを取得した場合(ステップS5;Yes)、利用者端末10は、対応する署名対象に署名を付与する(ステップS6)。そして、利用者端末10は、申請書を作成するために必要な全ての署名が完了したか否かを判定し(ステップS7)、完了していない場合(ステップS7;No)、ステップS5乃至S7の処理を繰り返す。一方、完了している場合(ステップS7;Yes)、利用者端末10は、申請書作成のために入力した全てのデータを入力データとして、ネットワーク2を介し、申請処理サーバ20へ送信する(ステップS8)。これにより、署名対象明示処理は完了する。
[署名済み対象明示処理]
次に、図14を参照して、上記電子フォームシステム100を構成する申請処理サーバ20により実行される署名済み対象明示処理について説明する。図14は、署名済み対象明示処理のフローチャートである。なお、利用者は、利用者端末10を使用して図2に示すような電子フォームにより交通費等を申請する申請書を作成し、入力データを申請処理サーバ20へ送信するものとする。
申請処理サーバ20は、ネットワーク2を介して利用者端末10から入力データを受信し、当該入力データを申請ストア203に保存する(ステップS10)。処理者は、申請処理サーバ20を使用して、まず、利用者端末10から受信した入力データに基づき、利用者が作成した申請書を確認すべく電子フォームを表示するための所定の操作を行う。このような所定の操作により、申請処理サーバ20は、図14に示すように、電子フォームを表示する旨のデータを取得する(ステップS11)。電子フォームを表示する旨のデータを取得した場合、申請処理サーバ20は、入力データ及び署名定義情報204に基づいて署名済み対象項目を特定し、それぞれの項目に係る証明書データに基づいて署名の検証を行う(ステップS12)。署名の検証結果に問題がある場合(ステップS13;No)、申請処理サーバ20は、電子フォームを表示せずに署名済み対象明示処理を終了する(ステップS15)。一方、署名の検証結果に問題がない場合(ステップS13;Yes)、申請処理サーバ20は、表示色設定処理を行う(ステップS16)。
ここで、表示色設定処理について図15を参照して説明する。図15は、表示色設定処理のフローチャートである。図15に示すように、申請処理サーバ20は、署名定義情報204に基づいて申請ストア203から署名済み対象項目に付与された署名に係る証明書データを抽出する(ステップS20)。そして、申請処理サーバ20は、抽出した証明書データが複数であるか否かを判定する(ステップS21)。証明書データが1つである場合、申請処理サーバ20は、表示色設定処理を終了する。一方、証明書データが複数である場合、申請処理サーバ20は、抽出したそれぞれの証明書データの内容を比較する(ステップS22)。そして、申請処理サーバ20は、証明書データの内容を比較した結果、署名者が同一であるか否かを判定する(ステップS23)。署名者が同一でない場合(ステップS23;No)、申請処理サーバ20は、色定義情報207に基づき、それぞれの証明書データに係る署名済み対象に対して「赤」と「青」といった異系色を設定する(ステップS26)。
一方、署名者が同一である場合(ステップS23;Yes)、申請処理サーバ20は、証明書データの内容を比較し、認証機関が同一、即ち証明書が同一であるか否かを判定する(ステップS24)。証明書が同一でない場合(ステップS24;No)、申請処理サーバ20は、色定義情報207に基づき、それぞれの証明書データに係る署名済み対象に対して「赤」と「ピンク」といった同系色を設定する(ステップS27)。一方、証明書が同一である場合(ステップS24;Yes)、申請処理サーバ20は、色定義情報に基づき、それぞれの証明書データに係る署名済み対象に対して同一色を設定する(ステップS25)。これにより、表示色設定処理は完了し、申請処理サーバ20は、署名済み対象明示処理へ戻る。
署名済み対象明示処理へ戻った申請処理サーバ20は、図6乃至図8に示すように、電子フォームを表示するとともに、署名済み対象を、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名済み対象として明示的に表示する(ステップS17)。このとき、処理者は、申請処理サーバ20により、署名済み対象項目に入力されたデータを一覧表示するための所定の操作を行うことができる。申請処理サーバ20は、このような一覧表示する旨のデータを受信したか否かを判定し(ステップS18)、受信しない場合(ステップS18;No)、署名済み対象明示処理を終了する。一方、一覧表示する旨のデータを受信した場合(ステップS18;Yes)、当該署名済み対象項目に入力されたデータを申請ストア203に保存された入力データから抽出し、図6(b)に示すように、ダイアログ形式で表示する。これにより、署名済み対象明示処理は完了する。
[属性情報表示処理]
次に、図16を参照して、上記電子フォームシステム100を構成する申請処理サーバ20により実行される属性情報表示処理について説明する。図16は、属性情報表示処理のフローチャートである。なお、利用者は、利用者端末10を使用して図2に示すような電子フォームにより交通費等を申請する申請書を作成し、入力データを申請処理サーバ20へ送信するものとする。また、処理者は、申請処理サーバ20を使用し、入力データ、署名定義情報204及びフォーム定義情報209に基づいて署名の検証を行うが、入力データや署名に不備はなく、電子フォームを表示するものとする。
処理者は、申請処理サーバ20により任意で、署名済み対象に付与された署名内容を確認するための所定の操作を行う。このような所定の操作により、申請処理サーバ20は、図16に示すように、該当する署名済み対象に付与された署名内容を確認する旨のデータを取得する(ステップS30)。署名内容を確認する旨のデータを取得した場合、申請処理サーバ20は、申請ストア203に保存されたデータから、該当する署名済み対象に係る署名日時及び添付書類に関するデータを抽出する(ステップS31)。さらに、申請処理サーバ20は、申請ストア203に証明書として保存されたデータから、該当する署名済み対象に係る署名者名及び認証機関名に関するデータを抽出する(ステップS32)。そして、申請処理サーバ20は、ステップS31及びステップS32において抽出した署名日時、添付書類、署名者名及び認証機関名に関するデータに基づいて、該当する署名済み対象に係る署名の属性情報を作成する(ステップS33)。さらに、申請処理サーバ20は、図9(b)に示すように属性情報を電子フォームが表示されたウィンドウとは別のウィンドウに表示する(ステップS34)。これにより、属性情報表示処理は完了する。
このように、本発明では、利用者が電子フォームに署名する際に、項目単位、ブロック単位又はテキスト単位で、署名対象を可視的且つ明示的に表示し、署名付与の確認を行うことができるため、電子フォームにおける署名であっても利用者本人が意識して確認しながら手続きを進めることができる。
また、このように、処理者が電子フォームに付与された署名を確認する際、署名者が異なる署名済み対象を「赤」と「青」といった異なる系統の色に着色して表示することで、電子フォームにおける部分的署名であっても、申請処理を行う処理者が容易に異なる署名者による署名であることを把握することができる。そして、署名者が同一であっても認証機関が異なる署名済み対象を「赤」と「ピンク」といった同一系統の色に着色して表示することで、電子フォームにおける同一人による部分的署名であっても、処理者が容易に異なる認証機関による署名であることを把握することができる。さらに、署名者が異なる場合は異なる系統の色を、署名者は同一であるが認証機関が異なる場合は同一系統の色を後述する色定義情報に設定しておくことで、処理者は可視的且つ感覚的に署名の種類を判別することが可能となる。
また、このように、署名済み対象項目に係る署名の属性情報を明示的に表示することで、1人の利用者が複数回に分けて部分的署名を行う場合、複数の証明書を使い分けて署名する場合、稟議などの承認行為により複数の利用者が同一フォームに多重署名を行う場合などに、「いつ」「どの項目に」「誰が」「どの証明書で」署名したのかを容易に確認することができる。
この電子フォームシステムにように、電子フォームにおける署名の付与や検証と連動して、その結果や状態を利用者に可視的に確認できるようにすることで、署名行為や確認行為の意識の徹底と、記入、送信、承認行為の円滑化とを図ることができる。
本発明における電子フォームシステムの概略構成を示す図である。 データ入力前の電子フォームを示す図である。 署名対象明示処理により、署名対象を明示的に表示する具体例である。 署名対象明示処理により、署名対象を明示的に表示する具体例である。 署名対象明示処理により、ボックス単位で、署名対象を明示的に表示する具体例である。 署名済み対象明示処理により、署名済み対象を明示的に表示する具体例である。 署名済み対象明示処理により、署名済み対象を明示的に表示する具体例である。 表示色設定処理により設定された表示色に従って署名済み対象を明示的に表示する具体例である。 署名属性情報表示処理により、署名済み対象の属性情報を明示的に表示する具体例である。 本発明における電子フォームシステムの概略構成を示す図である。 署名定義情報のデータ構造を模式的に示す図である。 申請ストアのデータ構造を模式的に示す図である。 本発明における署名対象明示処理のフローチャートである。 本発明における署名済み対象明示処理のフローチャートである。 本発明における表示色設定処理のフローチャートである。 本発明における属性情報表示処理のフローチャートである。
符号の説明
2…ネットワーク
10…利用者端末
20…申請処理サーバ
100…電子フォームシステム
101…電子フォームプログラム
102…署名対象明示機能
103…署名付与機能
104…署名定義情報
105…フォーム定義情報
106…申請書作成機能
107…入力データ送信機能

Claims (22)

  1. 複数の項目から構成される電子フォームを使用する端末装置であって、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得するフォーム定義情報取得手段と、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する署名定義情報取得手段と、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段と、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する署名対象項目特定手段と、
    前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する署名対象表示手段と、を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 前記署名対象表示手段は、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、複数の項目から構成されるブロック単位で、署名対象として明示的に表示することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記署名対象表示手段は、前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、前記電子フォームの全ての項目から構成されるテキスト単位で、署名対象として明示的に表示することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記署名対象表示手段は、前記署名対象をフォームレイアウト上で着色することで明示的に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記署名対象表示手段は、前記署名対象に係る罫線を点線化しアニメーション表示することで、当該署名対象を明示的に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記署名対象表示手段は、前記署名対象を、前記電子フォームを表示するウィンドウとは別のウィンドウに明示的に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 複数の項目から構成される電子フォームを使用するサーバであって、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段と、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得するフォーム定義情報取得手段と、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する署名定義情報取得手段と、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する署名済み対象項目特定手段と、
    前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する検証手段と、
    前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する署名済み対象表示手段と、を備えることを特徴とするサーバ。
  8. 前記署名済み対象表示手段は、前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、複数の項目から構成されるブロック単位で、署名済み対象として明示的に表示することを特徴とする請求項7に記載のサーバ。
  9. 前記署名済み対象表示手段は、前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、前記電子フォームの全ての項目から構成されるテキスト単位で、署名済み対象として明示的に表示することを特徴とする請求項7に記載のサーバ。
  10. 前記署名済み対象表示手段は、前記署名済み対象をフォームレイアウト上で着色することで、当該署名済み対象を明示的に表示することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載のサーバ。
  11. 前記署名済み対象表示手段は、前記署名済み対象とともに署名付与を示すマークを表示することで、当該署名済み対象を明示的に表示することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載のサーバ。
  12. 前記入力データから、前記電子フォームに付与された署名の証明書に関する証明書データを抽出する証明書データ抽出手段と、
    前記電子フォームに付与された署名の証明書が複数であるか否かを判定する証明書判定手段と、
    前記証明書判定手段が前記証明書を複数であると判定した場合に、各証明書の証明書データを比較する比較手段と、
    前記比較手段が比較した結果に基づいて、各証明書の署名者が同一であるか否かを判定する署名者判定手段と、をさらに備え、
    前記署名済み対象表示手段は、前記署名者判定手段が同一でないと判定した場合に、各証明書により署名が付与されている署名済み対象をそれぞれ異系色に着色することで、当該署名済み対象を明示的に表示することを特徴とする請求項10に記載のサーバ。
  13. 前記署名者判定手段が同一であると判定した場合に、前記比較手段が比較した結果に基づいて、各証明書が同一であるか否かを判定する証明書判定手段と、をさらに備え、
    前記署名済み対象表示手段は、前記各証明書が同一でないと判定した場合に、各証明書により署名が付されている署名済み対象をそれぞれ同系色に着色することで、当該署名済み対象を明示的に表示することを特徴とする請求項12に記載のサーバ。
  14. 前記入力データから、前記入力データの取得日時に関する日時データと、添付書類に関する書類データとを抽出する第1データ抽出手段と、
    前記証明書データから、前記署名者に関する署名者データと、前記証明書の認証機関に関する認証機関データとを抽出する第2データ抽出手段と、
    前記第1データ抽出手段が抽出したデータと、前記第2データ抽出手段が抽出したデータとに基づいて、署名属性情報を作成する署名属性情報作成手段と、
    前記署名属性情報を、前記電子フォームを表示するウィンドウとは別のウィンドウに表示する署名属性情報表示手段と、を備えることを特徴とする請求項12又は13のいずれか一項に記載のサーバ。
  15. 複数の項目から構成される電子フォームを使用するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得するフォーム定義情報取得手段、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する署名定義情報取得手段、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する署名対象項目特定手段、
    前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する署名対象表示手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  16. 複数の項目から構成される電子フォームを使用するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得するフォーム定義情報取得手段、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する署名定義情報取得手段、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する署名済み対象項目特定手段、
    前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する検証手段、
    前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する署名済み対象表示手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  17. 複数の項目から構成される電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得する工程と、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する工程と、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する工程と、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する工程と、
    前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する工程と、を有することを特徴とする電子フォーム表示方法。
  18. 複数の項目から構成される電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する工程と、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報を取得する工程と、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報を取得する工程と、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する工程と、
    前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する工程と、
    前記検証手段の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する工程と、を有することを特徴とする電子フォーム表示方法。
  19. 複数の項目から構成される電子フォームのデータを含む電子フォームモジュールであって、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報と、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報と、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得機能と、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する署名対象項目特定機能と、
    前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する署名対象表示機能と、を備えることを特徴とする電子フォームモジュール。
  20. 複数の項目から構成される電子フォームのデータを含む電子フォームモジュールであって、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得機能と、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報と、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報と、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する署名済み対象項目特定機能と、
    前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する検証機能と、
    前記検証の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する署名済み対象表示機能と、を備えることを特徴とする電子フォームモジュール。
  21. データ部分と、コンピュータ上で実行されるプログラム部分とを有する電子フォーム処理プログラムであって、
    前記データ部分は、
    複数の項目から構成される電子フォームのデータと、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報と、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報と、を有し、
    前記プログラム部分は、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段と、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、データが入力された署名対象項目を特定する署名対象項目特定手段と、
    前記入力データ及び前記フォーム定義情報に基づいて、前記署名対象項目特定手段が特定した署名対象項目を、項目単位で、署名対象として明示的に表示する署名対象表示手段と、して前記コンピュータを機能させることを特徴とする電子フォーム処理プログラム。
  22. データ部分と、コンピュータ上で実行されるプログラム部分とを有する電子フォーム処理プログラムであって、
    前記データ部分は、
    複数の項目から構成される電子フォームのデータと、
    前記電子フォームを構成する罫線、枠及び項目を定義するフォーム定義情報と、
    前記電子フォームにおいて署名付与の対象となる署名対象項目を定義した署名定義情報と、を有し、
    前記プログラム部分は、
    前記電子フォームに入力されたデータを入力データとして取得する入力データ取得手段と、
    前記入力データ及び前記署名定義情報に基づいて、署名が付与された署名済み対象項目を特定する署名済み対象項目特定手段と、
    前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目に付与された署名を検証する検証手段と、
    前記検証の結果と、前記入力データ及び前記フォーム定義情報とに基づいて、前記署名済み対象項目特定手段が特定した署名済み対象項目を、項目単位で、署名済み対象として明示的に表示する署名済み対象表示手段と、して前記コンピュータを機能させることを特徴とする電子フォーム処理プログラム。
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