JP2006106017A - 検出装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

検出装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 振動の多次元データを有効に活用して異常検出を精度良く行い、構成が簡単で、広範囲に安定した感度を有し、小型の検出手段を提供する。また、クリーニングブレードの支持部材が筐体に固定され不要な振動が伝達されやすい場合に振動伝達を抑制する検出手段を提供する。
【解決手段】 エラストマー製のブレードとしてクリーニングブレード41を回転体として感光体10に当接させて、クリーニングブレード41又はこのブレード支持部材42の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、感光体10上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレード41の当接状態の異常を検出する検出装置43である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式による画像形成装置の像担持体(感光体や中間転写体など)に生じるトナー、外添剤のフィルミングを検出する検出装置及びこの検出装置を備えるクリーニング装置、プロセスカ−トリッジ、画像形成装置に関するものである。
電子写真式の画像形成装置において、トナーの成分が感光体や中間転写体などの像担持体に固着するいわゆるフィルミングは、画像形成装置の経時品質を低下させ、像担持体の寿命を早めるる大きな問題であり、これを解消するために種々の方法が提案されている。しかし、フィルミング物質を除去する手段を提示する場合においては、除去手段の動作時間を最小にして像担持体のダメージを抑えるために、像担持体上のフィルミングの有無を精度良く検出する方法の提案が、先ず解決すべき課題である。
感光体上のフィルミングを検出する方法としては、感光体表面の反射光量の変化を検出する方法や感光体に接触する部材であるクリーニングブレードの当接状態を監視する方法に分類され、後者では更に、クリーニングブレードの撓み量を検出する方法、クリーニングブレードの支軸の変位量を検出する方法などが提案されている。
例えば、特許文献1では、担持体上の表面に光を与える発光素子と、担持体表面からの正反射光を受光し得る第1の受光素子と、発光素子の乱反射光を受光し得る第2の受光素子と、第1及び第2の受光素子により検出した反射光量の値を基準値と比較する比較手段と、摺擦部材の動作を制御する制御手段を有し、比較手段の出力に基づいて摺擦部材の動作を制御する画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2では、像担持体と、像担持体に当接して残留トナーを除去するクリーニングブレードとを有する画像形成装置において、像担持体上のフィルミングを除去するフィルミング除去部材を像担持体に接離可能に設け、クリーニングブレードの回転支軸に設けられ、回転支軸の回転角を検出する部材と、前記回転角検出部材の出力により、フィルミングを検知するフィルミング検知手段とを備え画像形成装置が開示されている。
また、特許文献3では、クリーニングブレードそれぞれの中央部に、クリーニングブレードの歪みを検知する歪みゲージを貼り付け、それらの一端を増幅器に接続した。歪みゲージから出力され増幅器で所定のレベルに増幅された電圧値が、感光体ドラムに対するクリーニングブレードの摩擦力に応じて変形するブレードの歪みの大きさを表す値として検知され、この値を比較してフィルミング層の有無を判断するように構成した画像形成装置が開示されている。
また、特許文献4では、記録材を担持搬送する記録材担持体と、この記録材担持体に担持された記録材にトナー像を形成する像形成手段と、前記トナー像を転写材に転写する手段と前記記録材担持体を清掃するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、該クリーニングブレードの歪み量を一定の範囲内に制御するために、該ブレード自体、あるいはその挟み込み板金に磁性体を装着させ、設置されたソレノイドコイルの磁力により該ブレード引っ張り補正する。また、直接設置されたチャックにより該ブレードを引張り、補正する画像形成装置が開示されている。
特開平5−273893号公報 特開平6−95555号公報 特開平8−129327号公報 特開2003−5597号公報
しかしながら、上述に開示されている画像形成装置では、これらクリーニングブレードの撓み量やクリーニングブレードの支軸の変位量が感光体上のフィルミング有無によって生じる変化は小さく、検出感度として十分とはいえないという問題点がある。
また、フィルミングは感光体表面に均一に発生するとは限らず、特にクリーニングブレードの撓み量を検出するのは、クリーニングブレードが当接する全域に対して均一な感度を持たせるには、歪みゲージなどのセンサを多数配置する必要があるという問題点がある。
また、反射光量検出する場合においても、カラー画像形成装置のような場合では波長による感度のばらつきが大きく、感光体全面を観測するには構造が複雑になるという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、振動の多次元データを有効に活用して異常検出を精度良く行う検出手段を提供することである。また、その課題は、構成が簡単で、広範囲に安定した感度を有し、小型の検出手段を提供することである。また、クリーニングブレードの支持部材が筐体に固定され不要な振動が伝達されやすい場合に振動伝達を抑制する検出手段を提供することである。
また、これらの検出手段を備えるクリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することである。また、像担持体上に生ずるトナー、外添剤のフィルミングを除去するクリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することである。
また、クリーニングブレードが当接された感光体上の異常を精度よく検出するクリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
1.本発明の検出装置は、エラストマー製のブレードを回転体に当接させて、ブレード又はこの支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、回転体上の付着物又は傷の有無等のブレードの当接状態の異常を検出することを特徴とする。
2.また、本発明の検出装置は、さらに、ブレード又はこの支持部材に配設される圧電素子で、振動を観測することを特徴とする。
3.また、本発明の検出装置は、さらに、ブレード又はこの支持部材に配設される平行平板電極の静電容量で、振動を観測することを特徴とする。
4.また、本発明の検出装置は、さらに、ブレード又はこの支持部材に配設される振動板のコイルに生じる誘導起電力で、振動を観測することを特徴とする。
5.また、本発明の検出装置は、さらに、ブレード又はこの支持部材における特定部位の微小変位を光学的に検出して、振動を観測することを特徴とする。
6.本発明のクリーニング装置は、静電潜像を担持し、現像剤で現像されたトナー像を形成する像担持体に対向して配置され、少なくとも、像担持体上のトナーをクリーニングするクリーニングブレード及びこのブレード支持部材を備えるクリーニング装置において、前記クリーニング装置は、像担持体に当接するクリーニングブレード又はこのブレード支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、回転体上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレードの当接状態の異常を検出する検出装置を備えることを特徴とする。
7.また、本発明のクリーニング装置は、さらに、上記2ないし5のいずれかに記載の検出装置を備えることを特徴とする。
8.また、本発明のクリーニング装置は、さらに、ブレード支持部材を粘弾性的に支持したことを特徴とする。
9.また、本発明のクリーニング装置は、さらに、ブレード支持部材の揺動支点をダンパによって支持したことを特徴とする。
10.また、本発明のクリーニング装置は、さらに、ブレード支持部材の加圧部材をダンパによって支持したことを特徴とする。
11.また、本発明のクリーニング装置は、さらに、ブレード支持部材が筐体に固定され、固定面にダンパ部材を貼付あるいは挟持してなることを特徴とする。
12.本発明のプロセスカートリッジは、帯電装置、現像装置、クリーニング装置のうち少なくとも1つと像担持体とを一体に支持し、画像形成装置本体に着脱可能にしたプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジは、像担持体に当接するクリーニングブレード又はこのブレード支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、像担持体上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレードの当接状態の異常を検出する検出装置を備えることを特徴とする。
13.本発明のプロセスカートリッジは、少なくともクリーニング装置と像担持体とを一体に支持し、画像形成装置本体に着脱可能にしたプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジは、像担持体に当接するクリーニングブレード又はブレード支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、像担持体上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレードの当接状態の異常を検出する検出装置を備えるクリーニング装置を配置することを特徴とする。
14.本発明の画像形成装置は、静電潜像を形成する像担持体と、帯電部材を像担持体表面に接触又は近接させて像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体に潜像を形成する潜像形成装置と、像担持体の潜像にトナーを付着させて現像する現像装置と、像担持体とこれに接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に転写電界を形成して像担持体に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録部材上又は表面移動部材上に転写する転写装置と、像担持体上のトナーをクリーニングブレードでクリーニングするクリーニング装置と を備える画像形成装置において、前記画像形成装置は、静電潜像を担持し、現像剤で現像されたトナー像を形成する像担持体に対向して配置され、少なくともクリーニングブレード及びブレード支持部材を備え、かつ、像担持体に当接するクリーニングブレード又はこのブレード支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、像担持体上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレードの当接状態の異常を検出する検出装置を備えることを特徴とする。
15.また、本発明の画像形成装置は、さらに、像担持体上の付着物を除去するフィルミング除去手段を有し、前記検知手段が、正常状態を基準とする指標値を監視し、該指標値の増大を検知したときに対応して、フィルミング除去手段の動作を制御することを特徴とする。
16.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記フィルミング除去手段は、接離可能なローラ状のメラミン発泡体であることを特徴とする。
17.また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記フィルミング除去手段は、クリーニングブラシの回転数又はクリーニング部への入力トナー量であることを特徴とする。
18.前記フィルミング除去手段の動作によっても前記指標値が減少しなかった場合に、像担持体の寿命と判断し、交換要求を表示装置に表示あるいは通信手段を介して監視装置に送信するようにしたことを特徴とする。
19.また、本発明の画像形成装置は、さらに、ブレードの温度を観測する手段を備え、取得した温度データを該振動データに付加して該指標値を算出することを特徴とする。
20.また、本発明の画像形成装置は、さらに、ブレード近傍空間の温湿度を観測する手段を備え、過去一定期間の平均と標準偏差を該振動データに付加して該指標値を算出することを特徴とする。
21.また、本発明の画像形成装置は、さらに、ブレード表面に熱伝導率の大きい均熱部材(ヒートスプレッダ)を配設し、その表面温度を観測して得られた温度データを該振動データに付加して該指標値を算出することを特徴とする。
22.また、本発明の画像形成装置は、さらに、ブレード近傍空間に温湿度あるいは成分が調整された気体を供給する手段を備えたことを特徴とする。
23.また、本発明の画像形成装置は、さらに、クリーニングブレードへの入力トナー量を観測する手段を備え、該入力トナー量を該振動データに付加して該指標値を算出することを特徴とする。
24.また、本発明の画像形成装置は、さらに、画像形成装置に入力された画像データから画像面積率を算出する手段を備え、該画像面積率を該振動データに付加して該指標値を算出することを特徴とする。
25.また、本発明の画像形成装置は、さらに、転写前の像担持体上トナー量と転写後の像担持体上残留トナー量を検出する手段を備え、転写前後の像担持体上トナー量の比(転写率)で画像面積率を補正することを特徴とする。
26.また、本発明の画像形成装置は、さらに、振動観測時及び直前の動作において固定された画像パターンを形成する手段を備え、振動データを取得することを特徴とする。
27.また、本発明の画像形成装置は、さらに、振動観測時及び直前の動作において固定された画像パターンを形成する手段を備え、該画像パターン形成時は転写動作を行わないことを特徴とする。
本発明は、上記解決するための手段によって、本発明では、振動周波数の多次元データを、情報量を大きく損なうことなく一つの尺度に置き換えて観測するので、クリーニングブレードの摩擦状態に対応した振動の変化を的確に把握して、フィルミングやクリーニング不良などの異常検出を行うことができる検出手段を提供する。また、小型軽量で広範囲に安定した感度を有するので、機種毎に構成の最適化を行う必要をなくすことができる検出手段を提供する。また、系を乱すことが極めて少なくすることができる検出手段を提供する。また、ギヤなどの可動部材が発する振動がブレード支持部材に伝わるのを抑制するので、振動波形中に占めるブレード先端からの信号成分が相対的に高まり、状態変化の検出力を向上させることができる検出手段を提供する。
また、不具合が顕在化する前の状態を指標値で条件設定してフィルミング除去手段の動作を制御することによって、予防措置を行うことができるので、不具合が顕在化するまでの期間をのばすことになり、見かけ上、像担持体の寿命を延ばすことができるクリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供する。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の検出装置の構成を示す概略図である。
本発明の検出装置43は、回転体として感光体10に当接されたエラストマー製のブレードとしてクリ−ニングブレード41、このクリーニングブレードを支持するブレード支持部材42に、検出手段47として圧電素子(いわゆる加速度ピックアップ)を配設している。この圧電素子43は、クリーニングブレード41表面上に設けても良い。この圧電素子43からは、画像形成装置500の本体に設けられる図示しない制御部に信号線45で信号が送信される。
図2は、クリーニングブレード先端の振動と圧電素子が観測する振動との関係を示すモデルの例である。一般に、振動伝達のモデルは、バネ(定数k)とダッシュポット(定数η)の並列接続で表される。ブレード支持部材42上に検出手段47を配設した場合、厳密には、クリーニングブレード41とブレード支持部材42はそれぞれの特性を持つモデルで表されるが、ここでは簡単に一つにまとめてある。
本来観測すべきは、クリーニングブレード41の先端で起こっている感光体10や中間転写体51との微小なスティックスリップの状態であるが、当接角度や付着しているトナーに遮られて、光学的な観測手段によって直接観測することはできない。そこで、ブレード支持部材42の振動を観測することにした。クリーニングブレード41の先端の振動はその材料の特性によって減衰が起こり、特に高周波領域の振動成分は伝達されにくい。一方、ブレード支持部材42は一般に板金などの比較的剛性が高く振動減衰能が低い材料で構成されており、また多くの可動部材を含む筐体やプロセスカートリッジ101などにその揺動支点が設けられているために、それらの振動がブレード支持部材42に伝達される。その結果、ブレード支持部材42上に配設された圧電素子47で観測される振動は、高周波領域が減衰したクリーニングブレード41の先端のスティックスリップと、筐体側から伝達された可動部材などの振動が合成された波形となる。
図3は、本発明の検出装置を適用する画像形成装置の構成を示す概略図である。一般に、この形態はタンデム方式と呼ばれ、タンデム型画像形成装置500(以下、単に「画像形成装置」と記す。)は、カラー画像を形成するのに適しており、1次転写後に感光体10上に残留する転写残トナーを、感光体クリーニング装置で除去して感光体10表面をクリーニングし、再度の画像形成に備える。また、2次転写後に中間転写体51上に残留する転写残トナーを、中間転写体クリーニング52装置で除去して中間転写体10表面をクリーニングし、再度の画像形成に備えている。
図中符号100は画像形成部、200は転写紙を積載する給紙部、300は複写装置本体500上に取り付けるスキャナ部、400はさらにその上に取り付ける原稿搬送部として自動搬送装置(ADF)を示している。この画像形成装置500本体には、中央に、中間転写体として無端ベルト状の中間転写ベルト51を設ける。
中間転写ベルト51は、基層、弾性層、平滑性のよい表面層で被ってなる。そして、図2に示すとおり、図示例では3つの支持ローラ54に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。この図示例では、3つのなかで左側の支持ローラ54の左に、画像転写後に中間転写ベルト51上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置52を設ける。また、3つのなかで右側にある支持ローラ54と左側の支持ローラ54間に張り渡した中間転写ベルト51上には、その搬送方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの画像形成ユニット11を横に並べて配置してタンデム画像形成装置500を構成する。そのタンデム画像形成装置500の上には、図1に示すように、さらに露光装置12を設ける。また、タンデム画像形成装置500において、個々の画像形成ユニット11は、ドラム状の感光体10のまわりに、帯電装置20、現像装置30、1次転写装置50、感光体クリーニング装置40、図示しない除電装置などを備えてなる。
一方、中間転写ベルト51を挟んでタンデム画像形成装置500と反対の側には、2次転写装置60を備える。2次転写装置60は、図示例では、2つのローラ63間に、無端ベルトである搬送ベルト62を掛け渡して構成し、中間転写ベルト51を介して第3の支持ローラ54に押し当てて配置し、中間転写ベルト51上の画像を記録部材のシートに転写する。
2次転写装置60の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置70を設ける。定着装置70は、図示しない無端ベルトである定着ベルトに加圧ローラを押し当てて構成する。2次転写装置60には、画像転写後のシートをこの定着装置70へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置60として、転写ローラ61や非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
なお、このような2次転写装置60および定着装置70の下に、上述したタンデム画像形成装置500と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置210を備えることができる。
このタンデム型画像形成装置500の動作について説明する。このタンデム型画像形成装置500を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス上へと移動して後、他方コンタクトガラス上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、読み取った光を結像レンズを通して読取りセンサに入れ、原稿内容を読み取る。
また、不図示の駆動モータで支持ローラ54の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラ54を従動回転し、中間転写ベルト51を回転搬送する。同時に、個々の画像形成ユニット11でその感光体10を回転して各感光体10上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト51の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト51上に合成カラー画像を形成する。
一方、給紙部200のピックアップローラ201の1つを選択回転し、多段に備える給紙カセットの1つからシートを繰り出し、1枚ずつ分離して給紙路に入れ、搬送ローラ202で搬送して画像形成部100内の給紙路に導き、レジストローラ202に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト51上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ202を回転し、中間転写ベルト51と2次転写装置60との間にシートを送り込み、2次転写装置60で転写してシート上にカラー画像を記録する。画像転写後のシートは、搬送ベルト62で搬送して定着装置70へと送り込み、定着装置70で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、排出ローラで排出し、排紙トレイ80上にスタックする。なお、画像を形成する色の順番は、限定されるものではなく、画像形成装置500の持つ狙いや特性によって異なってくる。
一方、画像転写後の感光体10及び中間転写ベルト51は、感光体クリーニング装置40、中間転写体クリーニング装置52で、画像転写後に感光体10、中間転写ベルト51上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置500による再度の画像形成の準備をする。
ここで、感光体クリーニング装置40におけるクリーニングブレード41は、所定の荷重になるように先端稜線部を移動している感光体10に当接させた状態における配置を示すものである。このクリーニングブレード41は平板状であり、ポリウレタンゴム等の弾性材料で構成することができる。このブレード支持部材42の先端から所定の突き出し量だけ突き出したクリーニングブレード41の先端部の感光体10表面側の先端稜線部を、感光体10に当接させて、先端面で感光体10表面上の残留トナーを堰きとめて掻き落として除去する。このときに、強いストレスを受けた現像剤中の構成成分である離型剤が、次第に感光体10に転移するものであり、これがクリーニングブレード41の圧力で感光体10に薄い膜状に付着したものをフィルミングという。この他に、現像剤中の外添剤が遊離し、感光体10上に付着し、クリーニングブレード10の圧力で埋没し手外添剤又は粉砕された現像剤の微小部分が埋没し、これらを起点して現像剤が付着して成長し、黒点ができるのも合わせてフィルミングという。
図4は、ブレード支持部材上の圧電素子の出力波形を周波数解析(FFT解析)した結果である。画像形成装置500を用いて画像形成を行って、検出装置43からの信号を読み出した。ここでは、シアン(Cyan)とマゼンタ(Magenta)にフィルミングが発生しているが、(Black)と(Yellow)ではまだ顕在化していない。
図5は、フィルミングした感光体(CyanとMagenta)を交換した後の圧電素子の出力波形を周波数解析(FFT解析)した結果である。図4と比較すると、特に500Hz以上の周波数帯で大きく変化していることがわかる。この帯域は、フィルミングとの相関が小さく、ブレード支持部材42の共振が現れていることを示している。この他にいくつかの特徴的なピークが観測されるが、特定のピーク周波数の加速度振幅とフィルミング有無との相関関係は認めることができないので、一般的な解析方法である、ピーク周波数の監視によるフィルミング検出は有効ではない。
図6は、シアントナーで現像したときの出力波形の周波数解析結果を時系列的に示した図である。図6に示すように、全体をいくつかの周波数帯に分けて、それぞれの加速度振幅の時系列変化とフィルミングの発生との対応関係を示している。周波数帯によって、必ずしも相似な変化を示している訳ではないことがわかる。振幅変化は、高周波域で大きく現れているが、前述したようにフィルミングとの相関は小さい。
図7は、指標値の例としてマハラノビス距離を用いて、その時系列変化とフィルミングの対応を示す図である。低周波帯の加速度振幅を全色について求め、得られた多次元データからフィルミングが発生していない正常状態を基準としたマハラノビスの距離(厳密には平方距離)を算出した結果(この手法はMT法と呼ばれる)を、発生したフィルミングと対応させて比較した。フィルミングが発生していない正常状態では、MT法の場合、マハラノビスの距離はほぼ1〜3になる。フィルミングの発生に対応して、マハラノビスの距離が増大しており、このことから、マハラノビスの距離を観測することによってフィルミングの発生を検出、更には発生予測を行うことができる。マハラノビス距離とは、パターン認識の評価方法の一つであるが、算出する指標値としては、これに限定されるものではない。
発生したフィルミングは、感光体10上に均一に発生した訳ではなく、部分的あるいは偏在して発生しているので、実験結果からは、部分的な摩擦の変化に伴う振動状態の変化は、一点の振動観測で検出可能であることがわかる。これは、クリーニングブレード41や支持部材42が、比較的単純な振動モードを有しているため、観測点からの距離にあまり依存せずフィルミングに対応した振動波形変化を示すことを意味している。
この同じマハラノビス距離を評価することで、フィルミングだけとは限らず、クリーニングブレード41及びブレード支持部材42の振動を解析することで、クリーニングブレード41と感光体10との摩擦状態変化を読み取ることができ、したがって、トナーのすり抜け、クリーニングブレード41のめくれ、クリーニングブレード41のビビリ、クリーニングブレード41先端の摩耗による当接圧の低下等によるクリーニング不良を、それぞれのマハラノビス距離を対応させることで読みとることで、検出することが可能である。
これによって、小型軽量で広範囲に安定した感度を有するので、機種毎に構成の最適化をする必要がなく、また、系を乱すことが極めて少ない検出装置43を提供することができる。また、このような解析をすることで、振動周波数の多次元データを、情報量を大きく損なうことなく一つの尺度に置き換えて観測するので、クリーニングブレード41の摩擦状態に対応した振動の変化を的確に把握して、フィルミングやクリーニング不良などの異常検出を行うことができる。また、部分的に発生するフィルミングに対しても検出力を持ち、多点観測の必要がない。
図8、図9及び図10は、筐体側からの振動伝達を抑制して、クリーニングブレード側からの振動伝達を相対的に高める検出装置の構造を示す概略図である。
ここでは、図8に示すように、クリーニング装置40の筐体側からの振動伝達を抑制して、クリーニングブレード41側からの振動伝達を相対的に高めている。ブレード支持部材42の揺動支点(支軸)を回転型のダンパ46で支持する。一般に、ギヤなどの可動部材は端部に配置されており、ブレード支持部材の支軸はこれら可動部材に極めて近く、ノイズとなる振動が伝達されやすいが、これによって、間近に存在する可動部材からの振動の影響を受けにくくし、検出手段へのノイズ進入を防止できる。また、支軸の回転角は極めて小さく、粘性トルクの許容幅が大きい。従って、大きな減衰能を設定することが可能である。
また、図9に示すように、クリーニングブレード41の加圧手段であるスプリング43aにもダンパ43bを並列配置するか、スプリング43aのコイル部分にゴム43cなどの粘弾性部材を巻き付ける。この結果、筐体側からブレード支持部材42に伝達される振動を広帯域に渡って減衰させることができ、クリーニングブレード41先端の摩擦状態変化の検出力を向上させることができる。これによって、ギヤなどの可動部材が発する振動がブレード支持部材42に伝わるのを抑制するので、振動波形中に占めるクリーニングブレード41先端からの信号成分が相対的に高まり、状態変化の検出力を向上させることができる。
また、図10に示すように、小型低速の画像形成装置500においては、加圧スプリング43fを用いることなく、ブレード支持部材42をクリーニング装置40の筐体あるいはプロセスカートリッジ101に固定する形式が存在する。この場合は、ブレード支持部材42とクリーニング装置40筐体との間に制振部材43hを挟み込むか、ブレード支持部材42の平面部に制振部材43hを貼り付けることによって振動伝達を抑えることができる。
この検出装置43によって、構成が簡単であり、フィルミングと相関がある低周波振動に感度を合わせることができる。また、ブレード支持部材が筐体に固定である場合においても、筐体側からのノイズ(不要振動)進入を抑制し、小型画像形成ユニットにおける検出精度を向上させることができる。制振部材43hがクリーニングブレード41の当接状態のばらつきを補正するので、不安定動作が回避できる。
また、図11は、クリーニングブレードの振動を電気信号に変換してフィルミングを検出する手段として圧電素子以外の例を示す概略図である。
ブレード支持部材42上に一対の平行平板電極を設け、少なくとも一方を振動しやすい薄膜などの振動板43hとして検出装置43を構成する。振動板43hは、必要に応じて重り43fを配設したり片持梁構造としても良い。この構成をクリーニングブレード41上やブレード部支持部材42上の設けることによって、振動板43hに比較的低周波の振動を生じ、電極間の静電容量が時間的に変化する。これを信号として取り出すことにより、振動観測が可能になる。これによって、ブレード支持部材42の中央平板部という振動ノイズが進入しやすい部分に設置された加圧スプリング43aのサージング等によるノイズ(不要振動)進入を抑制できる。
また、図12は、クリーニングブレードの振動を観測する他の検出装置43の構造を示す概略図である。
振動板43k上に軽量のコイル43i(ボイスコイル)を設置する。このコイル43iの周囲あるいは中にコイル43iを貫く磁束を持つ磁石43jを設置すれば、電磁誘導によって、振動するコイルに電流が流れるので、この電流を検出すれば振動観測が可能になる。
この検出装置43によって、構成が簡単であり、磁石の磁力を利用して、感光体10の致命的欠陥になりやすいキズを起こす金属性の異物がクリーニング装置40に進入することを防止できる。
この他に、図示しないが、光学的な変位計測手段によって、クリーニングブレード41、ブレード支持部材42の微小変位を観測する方法も利用できる。この場合、本体側に光源や検出器を配設できるので、交換頻度の比較的高いクリーニングブレード41のコストアップにならないという利点がある。この検出装置43によって、光源と検出器をともに配設することが可能であり、ブレード側に振動検出手段を設ける必要がないので、交換頻度が比較的高いクリーニングブレード41のコストアップを招くことが無く、維持費を抑えることができる。
図13は、フィルミング除去手段を備える画像形成装置の構成を示す概略図である。
検出装置43で、クリーニングブレードの振動を検知して解析し、マハラノビスの距離の増大を検出して、感光体10上にトナーのフィルミングが発生したことを検知した場合には、画像形成装置500に設けるフィルミング除去手段49により、フィルミングを除去する。
クリーニングブレード41下流側に、フィルミング除去手段としてフィルミング除去ローラ49を接離可能に設ける。フィルミング除去ローラ49としては、オープンセルタイプのメラミン発泡体が良好な除去性能を示すが、自身が摩滅する材料のため耐久性が低い。そこで、検出された振動データからマハラノビスの距離を逐次算出しながらその増大を監視する。異常画像として検出する以前の状態のマハラノビスの距離を動作開始条件、例えば、3〜5程度となった時に開始するものとし、動作開始条件を越えた時点でフィルミング除去ローラ49を当接回転させる。これによって、マハラノビスの距離を尺度とし、不具合が顕在化する前の状態をマハラノビスの距離で条件設定してフィルミング除去手段49の動作を制御することによって、予防措置を行うことができるので、不具合が顕在化するまでの期間をのばすことになり、見かけ上、感光体10の寿命を延ばすことができる。さらに、フィルミングによる異常画像が顕在化する以前に対処できるので、フィルミング除去ローラ49の耐久性も実現できる。さらに、高いフィルミング除去性能を有するメラミン発泡体の動作時間を必要最小限に抑え、見かけ上、メラミン発泡体の耐久性を向上できる。あるいは、より小径のローラで対応することが可能になるので小型化につながる。
また、図14は、マハラノビス距離のん増大を検出してフィルミング除去部材を動作させるように制御したときのマハラノビス距離の時系列変化を示す図である。マハラノビス距離が大きくなったところで、クリーニング装置40への転写残トナーの入力が多くなる場合があるため、補助手段としてクリーニングブラシとしてファーブラシ48が配設されるので、このクリーニングブラシ回転数を制御することで、フィルミングを除去することができる。また、意図的に、クリーニング装置への入力トナー量を増やす方法もあるが、その動作開始条件をマハラノビスの距離で与えることによって不要なトナー消費を回避することも可能となる。これによって、フィルミング発生要因として、クリーニング装置40への入力トナー量が少ない場合に、クリーニングブレード41へのトナー入力を補うことによって、マハラノビスの距離が増大することを抑制することができる。
これらの除去手段の動作によってもマハラノビスの距離が増大する場合は、寿命と判断し交換とすれば、不具合が顕在化する以前に対処が可能となり、ダウンタイムを極小にすることが可能となる。
また、この他、画像面積率や温湿度などの画像形成条件データをマハラノビスの距離の算出項目に加えることによって、検出精度を更に向上させることができ、最適なフィルミング除去手段を選定することも可能である。
図15は、本発明のプロセスカートリッジの構成を示す概略図である。
また、上述した検出装置43をプロセスカートリッジに用いることができる。これによって、感光体10の高寿命化、メンテナンスサイクルの相賀の時間を長くすることができる。また、クリーニング不良による地肌汚れのない高品位の画像を得ることができる。また、これらのプロセスカートリッジを複数個用いた画像形成装置500では、上記利点がさらに強調され、操作性、メンテナンス性を大幅に向上させることができる。
図16は、クリーニングブレードの弾性係数kと粘性係数ηとの温度依存性を示す模式図である。図17は、クリーニングブレード近傍の温度推移の一例を示す図である。図18は、クリーニングブレード近傍の湿度推移の一例を示す図である。
エラストマ製の高分子材料で構成されるクリーニングブレード41は、図16に示すように、その弾性係数kと粘性係数ηは温度依存性が非常に大きい。一般に、画像形成装置500は空調設備のあるオフィスに設置されることが多く、画像形成装置内の温湿度は比較的安定な状態にある。しかし、図17及び18に示すように1年/1週間/1日の周期的な変化が現れる。その結果、クリーニングブレード41の振動状態とその伝達特性は微妙に変化する。湿度についても、程度の差はあるが、高分子材料は吸水性を示し、粘弾性に影響が出る場合もある。
図19は、感光体10に当接されたクリーニングブレード41の状態を示す概略図である。図20は、感光体10に当接されたクリーニングブレード41の当接部からの距離lに対する温度分布を示す模式図である。そこで、クリーニングブレード41の粘弾性を直接計測する代わりに、クリーニングブレードの温度や近傍の湿度を観測し、振動データとの相関を調べることによって補正を加える(温湿度データを振動データ群に加えて指標値を算出する)。クリーニングブレード41に使用される材料は熱伝導率が小さいため、発熱源である当接部と他端との間には、図20に示すように比較的大きな温度差を生じるから、粘弾性が大きく変化する当接部に近い部分の温度を観測するのが良い。具体的な方法としては、当接部近傍に接触式の温度センサ(熱電対やサーミスタ)を設けたり、サーモパイルなどの非接触式の温度センサを設けたりして当接部近傍の温度を観測する。
画像形成装置500では、画像形成を安定に維持するために感光体近傍の温湿度を観測しているので、この情報を利用する方法もある。この場合、図20に示すように、T3を観測していることになり、当接部の温度上昇に対して時間の遅れが大きい。そこで、一定時間分の移動平均を使うことによって、当接部温度と相関の高いデータを得ることができる。
これによって、クリーニングブレード41の粘弾性に影響を与えるブレード温度情報を加えて指標値を算出するので、クリーニングの異常検出精度が向上させることができ、画像形成装置500に既設の温湿度センサから情報を取得するので、クリーニングブレード41の異常検出精度向上を安価に達成できる。
図21は、熱伝導率が大きい材料を貼付したクリーニングブレードの構成を示す概略図である。図21に示すように、クリーニングブレード41の見かけ上の熱伝導率を大きくして、当接部の温度上昇緩和と観測温度の精度向上を狙う。クリーニングブレード外周面に熱伝導率が大きい材料を均熱部材(ヒートスプレッダ)として貼付する。ヒートスプレッダに用いる材料としては、柔軟で特に面方向の熱伝導に優れるグラファイトシートなどが挙げられる。
この結果、図20におけるクリーニングブレード表面温度T2を当接部温度T1に近づけることができ、当接部の温度上昇を抑える効果もある。ヒートスプレッダにヒートシンクなどの放熱手段を設ければ、放熱効果も得られ、粘弾性変化も抑えられる。
これによって、ヒートスプレッダを配設することによってクリーニングブレードの見かけ上の熱伝導率を大きくできるので、クリーニングブレード当接部から離れた位置で温度観測しても、ズレや時間応答の遅れが小さく精度の高い観測情報が得られる。さらに、ヒートスプレッダに放熱手段を設けることによって放熱効果が得られ、クリーニングブレードの粘弾性変化そのものを抑えることができる。
図22は、クリーニングブレードの状態維持をより積極的に行うために、温湿度や成分が調整された気体(空気とは限らない)を、冷却を兼ねて供給する例である。クリーニング装置40から現像装置30までの感光体表面を略閉空間として、クリーニングブレード41に向けて温湿度や成分が調整された気体(図22中の太い矢印)を供給する。この結果、クリーニングブレード41の冷却による粘弾性安定化と共に帯電部における放電生成物の発生を抑え、感光体10を長寿命化できる。
クリーニングブレード41の振動観測は、ブレード先端のスティックスリップの状態を観測することであるが、これはブレード先端に介在するトナー量によって微妙に変化する。クリーニングブレード当接部のスティックスリップ状態に影響を与える入力トナー量情報を加えて指標値を算出するので、クリーニングブレード41の異常検出精度が向上する。
図23は、画像形成装置の使用による平均画像面積率の推移の一例を示す図である。図23に示すように、実際の平均画像面積率が、色間の平均画像面積率に差があることは構わないが、日による変動を考慮することが、精度良く振動観測するために有効である。
また、転写後の感光体10上の残トナー量を主走査方向に観測することで、直接入力トナー量情報が得られる。この他に、デジタル複写機やレーザプリンタなど、デジタル方式の書込装置12を備える画像形成装置500では、入力された画像データから画素を計数することが容易に出来るので、この情報を利用すれば、新たに検出するための手段を設けること無く精度向上に役立てることができる。更に、図23に示すように、画像形成条件設定用に設けてある転写前の濃度センサと対応して、転写後のトナー量を観測する濃度センサを設けることによって、転写前後のトナー濃度を観測できるので転写効率を求めることができ、先述の画像面積率データを補正して指標値の精度を高めることができる。これによって、安価な方法でクリーニングブレード41の異常検出精度向上を達成できる。
また、通常の画像形成とは別に、クリーニングブレード振動観測用の画像形成モードを用意すれば、振動観測時の条件を揃えることができるので、ノイズの少ない観測データを取得でき、安定した観測データを得ることができる。このとき、転写工程が感光体10に対して接離可能な構成であれば、入力トナー量に転写の影響が入らないので転写後の濃度センサは不要となり、無駄な転写紙の消費も無くて済む。
本発明の検出装置の構成を示す概略図である。 クリーニングブレード先端の振動と圧電素子が観測する振動との関係を示すモデルの例である。 本発明の検出装置を適用する画像形成装置の構成を示す概略図である。 CyanとMagentaの感光体がフィルミングした状態で、ブレード支持部材上の圧電素子の出力波形を周波数解析(FFT解析)した結果である。 フィルミングした感光体(CyanとMagenta)を交換した後の圧電素子の出力波形を周波数解析(FFT解析)した結果である。 シアントナーで現像したときの出力波形の周波数解析結果を時系列的に示した図である。 マハラノビス距離の時系列変化とフィルミングの対応を示す図である。 筐体側からの振動伝達を抑制して、クリーニングブレード側からの振動伝達を相対的に高める検出装置の構造を示す概略図である。 クリーニングブレードの加圧手段であるスプリングのコイル部分にゴム(粘弾性部材)を巻き付け、筐体側からの振動伝達を抑制する構造を示す概略図である。 平行電極板の静電容量の変化で、クリーニングブレードの振動を観察する検出装置の構造を示す概略図である。 平行電極板の静電容量の変化で、クリーニングブレードの振動を観測する検出装置の構造を示す概略図である。 コイルに生じる誘導起電力によってクリーニングブレードの振動を観測する検出装置の構造を示す概略図である。 フィルミング除去手段を備える画像形成装置の構成を示す概略図である。 マハラノビス距離のん増大を検出してフィルミング除去部材を動作させるように制御したときのマハラノビス距離の時系列変化を示す図である。 本発明のプロセスカートリッジの構成を示す概略図である。 クリーニングブレードの弾性係数kと粘性係数ηとの温度依存性を示す模式図である。 クリーニングブレード近傍の温度推移の一例を示す図である。 クリーニングブレード近傍の湿度推移の一例を示す図である。 感光体に当接したクリーニングブレードの状態を示す概略図である。 感光体に当接したクリーニングブレードの当接部からの距離Lにおける観測温度を示す概略図である。 熱伝導率が大きい材料を貼付したクリーニングブレードの構成を示す概略図である。 クリーニングブレードの状態維持をより積極的に行うために、温湿度や成分が調整された気体(空気とは限らない)を、冷却を兼ねて供給する例である。 画像形成装置の使用による平均画像面積率の推移の一例を示す図である。
符号の説明
10 感光体
11 画像形成ユニット
12 露光装置
20 帯電装置
30 現像装置
40 感光体クリーニング装置
41 クリーニングブレード
42 ブレード支持部材
43 検出装置
43a 加圧スプリング
43b 直動ダンパ
43c 制振部材(ゴム)
43d 振動板
43e 基板
43f 重り
43g 圧抜き穴
43h 制振部材
43i コイル
43j 磁石
43k 振動板
44 支軸
45 信号
46 回転ダンパ
48 ファーブラシ
49 フィルミング除去手段
50 1次転写装置
51 中間転写ベルト
52 中間転写ベルトクリーニング
53 転写ローラ
54 支持ローラ
60 2次転写装置
61 転写ローラ
62 搬送ベルト
70 定着装置
80 排紙トレイ
100 画像形成部
101 プロセスカートリッジ
200 給紙部
201 ピックアップ
202 搬送ローラ
203 レジストローラ
210 両面反転ユニット
300 スキャナ部
400 原稿搬送部
500 画像形成装置

Claims (27)

  1. エラストマー製のブレードを回転体に当接させて、ブレード又はこの支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、回転体上の付着物又は傷の有無等のブレードの当接状態の異常を検出する
    ことを特徴とする検出装置。
  2. 前記検出装置は、ブレード又はこの支持部材に配設される圧電素子で、振動を観測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記検出装置は、ブレード又はこの支持部材に配設される平行平板電極の静電容量で、振動を観測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  4. 前記検出装置は、ブレード又はこの支持部材に配設される振動板のコイルに生じる誘導起電力で、振動を観測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  5. 前記検出装置は、ブレード又はこの支持部材における特定部位の微小変位を光学的に検出して、振動を観測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  6. 静電潜像を担持し、現像剤で現像されたトナー像を形成する像担持体に対向して配置され、少なくとも、像担持体上のトナーをクリーニングするクリーニングブレード及びこのブレード支持部材を備えるクリーニング装置において、
    前記クリーニング装置は、像担持体に当接するクリーニングブレード又はこのブレード支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、像担持体上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレードの当接状態の異常を検出する検出装置を備える
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  7. 前記クリーニング装置は、請求項2ないし5のいずれかに記載の検出装置を備える
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  8. 前記クリーニング装置は、ブレード支持部材を粘弾性的に支持した
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のクリーニング装置。
  9. 前記クリーニング装置は、ブレード支持部材の揺動支点をダンパによって支持した
    ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のクリーニング装置。
  10. 前記クリーニング装置は、ブレード支持部材の加圧部材をダンパによって支持した
    ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のクリーニング装置。
  11. 前記クリーニング装置は、ブレード支持部材が筐体に固定され、固定面にダンパ部材を貼付あるい挟持してなる
    ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のクリーニング装置。
  12. 帯電装置、現像装置、クリーニング装置のうち少なくとも1つと像担持体とを一体に支持し、画像形成装置本体に着脱可能にしたプロセスカートリッジにおいて、
    前記プロセスカートリッジは、像担持体に当接するクリーニングブレード又はこのブレード支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、像担持体上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレードの当接状態の異常を検出する検出装置を備える
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 少なくともクリーニング装置と像担持体とを一体に支持し、画像形成装置本体に着脱可能にしたプロセスカートリッジにおいて、
    前記プロセスカートリッジは、像担持体に当接するクリーニングブレード又はブレード支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、像担持体上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレードの当接状態の異常を検出する検出装置を備えるクリーニング装置を配置する
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 静電潜像を形成する像担持体と、帯電部材を像担持体表面に接触又は近接させて像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体に潜像を形成する潜像形成装置と、像担持体の潜像にトナーを付着させて現像する現像装置と、像担持体とこれに接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に転写電界を形成して像担持体に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録部材上又は表面移動部材上に転写する転写装置と、像担持体上のトナーをクリーニングブレードでクリーニングするクリーニング装置と を備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、静電潜像を担持し、現像剤で現像されたトナー像を形成する像担持体に対向して配置され、少なくともクリーニングブレード及びブレード支持部材を備え、かつ、像担持体に当接するクリーニングブレード又はこのブレード支持部材の振動を観測し、その振動のフーリエ変換で得られた周波数毎の多次元データを信号として、正常状態を基準とする指標値を算出することによって、像担持体上の付着物又は傷の有無等のクリーニングブレードの当接状態の異常を検出する検出装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記画像形成装置は、
    像担持体上の付着物を除去するフィルミング除去手段を有し、
    前記検知手段が、正常状態を基準とする指標値を監視し、該指標値の増大を検知したときに対応して、フィルミング除去手段の動作を制御する
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記フィルミング除去手段は、接離可能なローラ状のメラミン発泡体である
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記フィルミング除去手段は、クリーニングブラシの回転数又はクリーニング部への入力トナー量である
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  18. 前記フィルミング除去手段の動作によっても前記指標値が減少しなかった場合に、像担持体の寿命と判断し、交換要求を表示装置に表示あるいは通信手段を介して監視装置に送信するようにした
    ことを特徴とする請求項15ないし17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. ブレードの温度を観測する手段を備え、取得した温度データを該振動データに付加して該指標値を算出する
    ことを特徴とする請求項14ないし18のいずれかに記載の画像形成装置。
  20. ブレード近傍空間の温湿度を観測する手段を備え、過去一定期間の平均と標準偏差を該振動データに付加して該指標値を算出する
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. ブレード表面に熱伝導率の大きい均熱部材(ヒートスプレッダ)を配設し、その表面温度を観測して得られた温度データを該振動データに付加して該指標値を算出する
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  22. ブレード近傍空間に温湿度あるいは成分が調整された気体を供給する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項14ないし21のいずれかに記載の画像形成装置。
  23. クリーニングブレードへの入力トナー量を観測する手段を備え、該入力トナー量を該振動データに付加して該指標値を算出する
    ことを特徴とする請求項14ないし22のいずれかに記載の画像形成装置。
  24. 画像形成装置に入力された画像データから画像面積率を算出する手段を備え、該画像面積率を該振動データに付加して該指標値を算出する
    ことを特徴とする請求項23に記載の画像形成装置。
  25. 転写前の像担持体上トナー量と転写後の像担持体上残留トナー量を検出する手段を備え、転写前後の像担持体上トナー量の比(転写率)で画像面積率を補正する
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
  26. 振動観測時及び直前の動作において固定された画像パターンを形成する手段を備え、振動データを取得する
    ことを特徴とする請求項14〜25に記載の画像形成装置。
  27. 振動観測時及び直前の動作において固定された画像パターンを形成する手段を備え、該画像パターン形成時は転写動作を行わない
    ことを特徴とする請求項26に記載の画像形成装置。
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