JP2006104442A - 収縮戻り傾向が低くて手で引き裂くことができる輸送手段用接着性マスキングテープ - Google Patents

収縮戻り傾向が低くて手で引き裂くことができる輸送手段用接着性マスキングテープ Download PDF

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Abstract

【課題】 輸送手段塗装用および輸送手段部品塗装用の接着性マスキングテープ。
【解決手段】 輸送手段塗装用および輸送手段部品塗装用の接着性マスキングテープは支持材およびこれの少なくとも1つの面に付着している接着性被膜を含んで成るが、ここでは、前記支持材をPVC材料のウエブで構成させ、ここで、− 前記PVC材料を異なるK値(DIN53726,ISO174)を示す少なくとも2種類のPVCホモポリマーで構成させ、− 前記ポリマー混合物が示すK値は63の平均値以下であり、− 1%伸び時の張力は少なくとも3N/cmであり、− 引張り強度は12から30N/cmであり、− 破断伸びは150%から300%の範囲であり、− 10%伸ばした時の3分後の力は元々の値の25%以下であり、そして− 50%伸ばした時の3分後の力は元々の値の40%以下である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、塗装作業において、塗装を行う前、主に輸送手段(vehicles)、例えば自動車または部品、例えばバンパー、オートバイ、タンクなどの塗装を行うに先立って、ある領域をマスキング(masking)しておくための可塑化PVC製支持フィルム(backing film)が基になった伸縮性のある自己接着性マスキングテープに関する。本接着性マスキングテープを用いると明瞭な塗装縁がもたらされかつ前記支持フィルムは低い伸縮戻り(shrinkback)傾向(高い弛緩傾向)を示すことから特に高度に湾曲した表面に付着させるに適しかつ非常に狭い湾曲部付近に接着させるに適する。
自己接着性マスキングテープ(これから生じさせたステンシルを包含)[以降、接着性マスキングテープと呼ぶ]は、これらに課せられる特別な要求を満足させるように、数多くの重要な特性を示すことが要求される。それが湾曲した表面に明瞭かつ均一な塗装縁をもたらしかつまた湾曲部に良好に接着し得るようにするには、それを湾曲部に接着させる時にそれが容易に伸び得ることに加えて、それを巻き戻している時または真っすぐな部分に付着させている時に遭遇する範囲の力で高い弾性率を示し、接着した状態で収縮戻り傾向がほとんどまたは全くなくかつ厚みが薄いことが重要な必要条件である。接着性マスキングテープのぴんと張った領域、例えば狭い湾曲部付近に接着させた場合およびまた球形表面に付着させた場合に外側領域に存在するぴんと張った領域が収縮を起こさないように、前記支持フィルムは張力を短時間の間に減じるべきである。これは、前記支持フィルムが高い弛緩傾向を示す、言い換えれば、前記支持フィルムが内部応力、例えば前記支持フィルムが引き伸ばされた結果としてもたらされる内部応力を大きな度合で減じると言った特性を有することが前提である。
使用者側では、接着性マスキングテープの迅速かつ容易な使用を達成する目的で、付着させる時に手で容易に引き裂くことができることも同様に望まれており、このことは、接着性マスキングテープをハサミまたはナイフの如き道具無しにかつまた多大な力を費やすことなく引き裂くことができることを意味する。用語「手で引き裂くことができる」は、両手を用いて親指と人差し指の間で側面から引き裂くことができること、およびまた縦方向に急に引き裂くことができることを包含する。本発明を用いることで、弾性率が高くて容易に引き伸ばすことができることと収縮傾向が最小限でありかつ手で容易に引き裂くことができると言った相反する要求を解決することができる。
この用途では、紙、ポリエステル、未可塑化もしくは可塑化PVC、ポリエチレンまたはポリプロピレンで出来ている支持フィルムで構成させた接着性マスキングテープの使用が今日までは一般的であった。
紙またはポリエステル、未可塑化PVC、ポリエチレンもしくはポリプロピレンで出来ている配向フィルムを用いた場合にそれが示す収縮性(破断伸びまたは費やす力に換算した)は、変形の度合が高い、例えば自動車のバンパーを熱で処理する過程などで起こる変形の度合が高い場合、前記要求を満足させるにはあまりにも低すぎる。軟質ポリオレフィン、例えばポリエチレンもしくはプロピレン共重合体または可塑化PVCなどで作られた未配向フィルムは手で引き裂くことができない。ポリオレフィンフィルムを湾曲部に接着させることでそれが引き伸ばされると、それはまた収縮戻りも示す。
可塑化PVCフィルムが基になった接着テープが例えば特許文献1に記述されている。通常の可塑化PVC製接着テープには、フタル酸エステルが基になった単量体可塑剤がPVC100重量部当たり37重量部以上の分率で入っており、それは一般にK値が>63のポリマーで構成されている。そのような可塑化PVC接着テープが示す引張り強度および破断伸びは一般にあまりにも高く、その結果として、そのような接着性マスキングテープの引き裂きをハサミまたはナイフの如き道具無しに達成するのは困難である。しかしながら、使用者側では、取り付け中に手で容易に引き裂くことができることが望まれている。
K値が63以上、通常は65から80のPVCポリマーに加えて単量体可塑剤と高分子可塑剤の混合物(総量がPVCポリマー100重量部当たり37重量部以上)で構成されているウエブ形態(web form)のPVC製支持材(backing material)で構成されている接着性マスキングテープも同様に最新技術である。そのような接着性マスキングテープも同様に力を大きく消費することでのみ引き裂き可能である。このような挙動は引張り衝撃強度(tensile impact strength)が1100kJ/mを超えかつ破断伸びが250%を超えることで示される。そのような接着性マスキングテープは、収縮戻り傾向があることが理由で、高度に湾曲した表面に付着させようとする場合には不適切でありかつ半径が小さい湾曲部付近に接着させようとする場合にも不適切である。そのような収縮戻り傾向は、接着性マスキングテープが示す弛緩が適切ではなく、35%以上であることに起因する。その結果として、塗装焼き付け操作中の高温で接着性マスキングテープがくぼみおよび半円筒形部分から剥がれかつ湾曲部の引き伸ばされた縁が***することが観察される。それによって塗料不足および乱雑な塗装縁がもたらされてしまう。
輸送手段および輸送手段構成要素用の自己接着性マスキングテープが特許文献2に開示されており、それは支持材とこれの少なくとも1つの面に付着している接着性被膜を含んで成っていて、前記支持材は、下記の特性:
・ 1%伸び時のmd張力が少なくとも4.5N/cm、
・ 10%伸び時および150%伸び時のmd力が12から28N/cm、
・ md引張り強度が12から30N/cm、および
・ md破断伸びが150%から300%の範囲、
(md=流れ方向、即ち縦方向)
を有する材料のウエブで構成されている。
GB 2 171 712 A DE 101 51 818 A1
本発明の目的は、PVCが基になっていて容易に引き伸ばし可能であることに加えて低い収縮戻り傾向を示しかつ手で容易に引き裂き可能な支持材を有する自己接着性マスキングテープを提供することにある。好適な変形では、伸縮性を、現実に容易に変形して湾曲部に接着可能なばかりでなくまた接着テープを付着させている時の低い伸縮性が達成されるような度合に設定する。
異なるK値を示す少なくとも2種類のPVCホモポリマーで構成されていて下記の特性:
− 前記ポリマー混合物が示すK値が63の平均値以下であり、
− 1%伸び時の張力が少なくとも3N/cmであり、
− 引張り強度が12から30N/cmであり、
− 破断伸びが150%から300%の範囲であり、
− 10%伸ばした時の3分後の力(force at 10% elongation after 3 minutes)が元々の値の25%以下であり、そして
− 50%伸ばした時の3分後の力が元々の値の40%以下である、
と言った特性を有するPVC製支持材(backing)が備わっていてこれの少なくとも1つの面に接着性被膜が付着している接着性マスキングテープが容易な引き伸ばしと低い収縮戻り傾向に加えて手で容易に引き裂くことができると言った相反する要求を満足させ得ることは本分野の技術者にとって予想外でありかつ驚くべきことである。
前記支持材が示す特徴的な特性は、本発明の意味で、弛緩傾向が顕著である、即ち収縮戻り傾向が低いことで高度に球形の表面、例えばバンパーなどに問題無く付着させることができかつ狭い湾曲部付近に接着させることができかつ手で容易に引き裂くことができることで使用者が取り付け時にハサミまたはナイフの如き道具を補助で用いないでテープの断片を高い力を及ぼすことなく引き裂くことができると言った特性である。その結果として、加工作業中の時間がかなり節約される。
そのような収縮戻り傾向の尺度として弛緩を用いることができる。この場合、本接着性マスキングテープをそれぞれ10%および50%引き伸ばした後、引き伸ばし度を一定に保持しながら3分後に残存力を測定して、元々の力の%として表す。また、破断伸び、極限引張り応力(ultimate tensile stress strength)および衝撃強度を用いることでも本接着性マスキングテープを手で引き裂くことができることを具体的に特徴づける。
取り付け中に引き伸ばされた領域でも収縮戻り傾向が最小限であることを確保する目的で、本接着性マスキングテープは高い弛緩傾向を示すべきである。本接着性マスキングテープを狭い湾曲部付近に接着させた場合に外側縁領域が伸びる度合が50%を超えることは確かによくあることである。収縮が起こらない、従って、乱雑または不規則な塗装縁がもたらされないように、結果として生じた張力は短時間の間に低下(弛緩)すべきである。
本発明の接着性マスキングテープを手で容易に引き裂くことができることを確保する目的で、破断伸びを好適には150%から300%、好ましくは180%から250%の範囲にすべきでありかつMD引張り強度を12から30N/cmの範囲にすべきである。
手で引き裂くことができると言った特性は、特に、引張り衝撃強度(DIN 53453、ISO/R 179)で示され、従って、そのフィルムが流れ方向に関して縦方向に示す値は、好適には1000kJ/m未満、より好適には700kJ/m未満であるべきである。
本接着性マスキングテープを湾曲部にしわ無しに接着させることができかつ球形基質の上に平らに接着させることができかつまた収縮力が理由で起こる剥がれ現象が起こらないように、本接着性テープを引き伸ばしている間の力は好適には30N/cmを超えるべきでない。破断伸びは12から30N/cmの範囲であるのが有利であることを確認した。本発明の接着性マスキングテープの場合には、ポリオレフィン製接着テープとは対照的に、横方向収縮(ネッキング)は観察されない。1%伸び時のMD力(F1%値)に関して、巻き戻しおよび接着時、特に自動的取り付け時に本接着性マスキングテープが引き伸ばされることがないように、最低値が3N/cm、好適には5.5N/cm以上であることが目標である。
その上、新しく塗装した表面を乾燥または硬化させるには45分に及ぶ熱処理が必要であり、その熱処理は用いられた塗料の種類に応じて110℃から160℃の温度で実施される。具体的な態様において、本発明の接着性マスキングテープは、これに160℃の熱負荷を受けさせた後でも残留物無しに塗装表面から引き剥がし可能である。
前記フィルム用の適切なPVC基礎材料には、乳化PVC、塊状(マス)PVCおよび特に懸濁PVCが含まれる。そのようなPVCが示す分子量分布が非常に幅広くかつ平均K値(DIN 53726、ISO 174)が63の値以下であるならば、それらも同様に弛緩挙動および手による引き裂き性にとって好都合である。そのような幅広い分子量分布および平均K値を、好適には、少なくとも1種の標準的PVC(K値が例えば65または70)と特殊なグレード(例えば50または58)を混合することでもたらす。本発明の接着性マスキングテープの場合、特殊な弛緩挙動を手で容易に引き裂くことができることと高い弾性率と一緒に設定する目的で、標準的PVCが好適には80から50重量部でK値が<60のPVCが20から50重量部のPVCポリマー混合物を組み合わせることで63未満の平均K値がもたらされるようにする。平均的なK値を示す標準的懸濁PVCポリマーは、例えばSolvin 264PC、Solvin 271GA(Solvin GmbH)またはVinnolit H65DS、Vinnolit S 4170(Vinnolit Kunststoff GmbH)である。K値が<60の特殊なPVCポリマーは、例えばSolvin 250SB(Solvin GmbH)およびVinnolit S3050(Vinnolit Kunststoff GmbH)である。
新しく塗装した表面から本接着性マスキングテープを剥がした後に残留物が残らないようにしかつ可塑剤が接着剤に移行しないようにする目的で、好適には、高分子可塑剤を用いる。それらは例えばポリエステル、例えばアジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸またはフタル酸などが基になったポリエステルである。可塑剤の説明を例えばKunststoff−Handbuch−Polyvinylchlorid 2/1(2nd)Hanser Verlagの6.7章に見ることができる。
本発明では、ポリアジピン酸エステルが基になった可塑剤、例えばPalamoll 652(BASF)またはUraplast RA 19(DSM)などが特に適切であることを確認した。本発明の接着性マスキングテープに含める支持フィルムが示す特性、特に応力歪み挙動を最適にする目的で、1種以上の高分子可塑剤をPVCポリマー100重量部当たり25から37重量部、特に30から33重量部用いるのが好適である。
単量体可塑剤、例えばフタル酸エステルまたはトリメリット酸エステルなどを追加的に用いると、それらは容易に移行するが、このことは、付着物および残留物が生じる傾向を排除することができないことを意味し、従って、その分率をPVCポリマー100重量部当たり4重量部未満、好適には1重量部未満にすべきである。高分子可塑剤が25重量部未満であると、そのようなフィルムは伸縮性が不足して脆くなり、そして高分子可塑剤が37重量部を超えると、それらは手で引き裂くのがより困難になりかつそれが示すF1%値があまりにも低くなってしまう。
PVCフィルムが加工および付着過程中に熱による損傷を受けないようにする目的で、安定剤を添加しておくことを推奨する。安定剤が果たす機能は、主に、PVC支持フィルムが調製および加工作業中そして次の使用中に脆くなることおよび変色を起こすことを防止することにある。そのような種類の安定剤が例えばPlastics Additives Handbook(第5版)、Hanser Verlag、3章およびKunststoff−Handbuch−Polyvinylchlorid 2/1(2nd)Hanser Verlagの6.3章に記述されている。
本発明の接着性マスキングテープでは、特に、バリウム/亜鉛化合物、カルシウム/亜鉛化合物または錫化合物が基になった安定剤が適切である。鉛またはカドミウムが入っている安定剤も同様に使用可能ではあるが、毒物学および環境の理由でそれの使用は避けるべきである。そのような安定剤の量は、例えばPVCポリマー100重量部当たり2から5重量部である。追加的にエポキシ化天然油、例えばエポキシ化大豆油などを共安定剤として1から4重量部用いることも可能ではあるが、単量体可塑剤の場合と同様に、それは移行する傾向があることから使用が回避される傾向がある。
本発明の接着性マスキングテープに含める支持フィルムを製造する時に、通常のさらなるPVCフィルム用添加剤、例えば充填材、顔料、衝撃改良剤または滑剤および加工助剤(例えばParaloid K 120 ND、Rohm and Haas)などを用いることも可能である。充填材の例は炭酸カルシウム(チョーク、大理石)、カオリンおよびシリカである。それらに持たせる機能は加工特性、フィルムの物理的データまたは費用を設定することにある。手で引き裂くことができることに関する設定にとってはほとんどまたは全く重要ではない。そのようなフィルムの特性を最適にする目的で、追加的に、PVCに相溶するポリマー、例えば塩素化PVC、ニトリル−ブタジエンゴム(AN含有量が高いNBR)、ポリウレタン(例えばBaymod PU、Bayer)およびエチレン−酢酸ビニル共重合体(VA含有量が高いEVM、適宜、一酸化炭素を一緒に用いたターポリマー)などを用いることも可能である。通常の添加剤がKunststoff−Handbuch−Polyvinylchlorid 2/1(2nd)Hanser Verlagの6章に記述されている。
本発明の接着性マスキングテープに、さらなる添加剤として、架橋したポリマー、例えばVinnolit K 221(Vinnolit Kunststoff GmbH)など、または架橋していなくてPVCに相溶しないポリマー、例えばCoathylene LD 2477(Herberts Polymer Powders AG)またはStyroflex BX 6105(BASF)などを含有させることも可能である。
前記支持フィルムの製造を好適にはカレンダーを用いて実施する。前記フィルムにエンボス加工を受けさせることで巻き戻し力を調整することも可能である。
前記PVC支持材の片面に接着性被膜を与える。本接着性マスキングテープ用の接着性被膜として、特にポリイソプレン、ポリイソブチレンおよびアクリレート系接着剤が適切である。本接着性マスキングテープを使用した後にそれを再び剥がす時の再剥がし性を向上させる目的で架橋させておく方が有利であり、これは熱でか或は紫外光または電子ビームにさらすことで達成可能である。充分な接着力を確保するばかりでなくまた巻き戻しの容易さおよびまた使用後の再剥がし性を確保する目的で、鋼との接着強度が2.0から4.8N/cmの範囲内になるようにすべきである。適宜、巻き戻し性を向上させる目的で反対面に剥離被膜を付着させておくことも可能である。接着剤とフィルムの接着力を向上、従って使用後に残留物無しに再び剥がすことができるようにする目的で、支持フィルムと接着剤の間に下塗りコート(primer coat)を用いるのが有利である。接着性マスキングテープおよびまた剥離被膜および下塗り剤で通常用いられる接着剤の記述が、例えばHandbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology、D.Statas(第3版)に見られる。
引張り強度を高くすることが求められる特殊な用途、例えば塗装作業中に窓の縁をマスキングする用途などの目的で、本発明の接着性マスキングテープを付着させる前に、それをさらなる接着テープ(例えばポリエステル製支持材などを含んで成る)と一緒に積層させておくことも同様に可能である。
試験方法
本接着性マスキングテープの応力歪み特徴を、DIN EN ISO 527−3/2/300に従い、タイプ2の試験片(幅が15cmで長さが150cmの試験片;クランプ止め長:100mm)を用いて300mm/分の速度で確認する。測定を23±1℃で相対湿度が50±5%の試験条件下で実施する。
1%伸び時の張力(F1%値)の測定を、DIN EN ISO 527−3/2/10に従い、幅が15mmで長さが150mmの試験片(クランプ止め長:100mm)を用いて、23±1℃で相対湿度が50±5%の試験条件下において10mm/分の速度で実施する。10%または50%伸ばした場合の3分後の残存力(弛緩挙動)の測定を、引張り応力測定装置を用い、幅が15mmで長さが150mmの試験片(クランプ止め長:100mm)を初期長のそれぞれ110%または150%引き伸ばした後に一定伸び時の残存力を測定することで実施する。この弛緩挙動の測定値は、10%もしくは50%伸ばした時の3分後の力であり、これを初期力値のパーセントとして表す。この測定を23±1℃で相対湿度が50±5%の試験条件下で実施する。
温度安定性およびまた付着後の残留物を測定する目的で、幅が15mmの接着用マスキングテープを合成樹脂が基になった試験塗料(黒色塗料、BASF)で塗装しておいた金属板に接着させた後、150℃または160℃で1時間貯蔵した。次に25℃または60℃で温度条件付けを行った後の接着性マスキングテープを前記温度で前記塗装表面から180゜の角度で剥がす。その後、塗装表面上の残留物を下記の判断基準に従って目で評価する:
(++) 残留物もゴースト発生(ghosting)も全くない
(+) 若干のゴースト発生
(−) ゴースト発生または残留物
(−−) ひどい残留物または接着剤の移行
金属板のある場所を接着性マスキングテープでマスキングして塗装することを通して、塗料の接着性および塗装縁の品質を試験する。塗装作業中の塗料は接着テープの表面から球として落下すべきではない。その塗膜を乾燥させそして次に前記接着性マスキングテープを剥がす時、その接着テープは裂けるべきでなくかつそれに接着している塗膜はそれを曲げた時および折った時にも剥がれ落ちるべきでない。その後、塗装縁の品質を評価する。
マスキングテープの収縮挙動を調査する目的で、長さが20cmの試験片を試験基質(塗装しておいた金属板)に接着させ、接着テープを用いて末端部を固定し、前記片の中央部を切断した後、130℃で30分間貯蔵する。現れた隙間を測定して、それを初期長の%として表し、それを収縮の尺度として用いる。
接着性マスキングテープが示す引張り衝撃強度の測定を、DIN EN ISO 8256に従い、幅が15mmで長さが27mmの寸法を有するサンプルを用いて、23±1℃で相対湿度が50±5%の試験条件下で実施する。MD引張り衝撃強度の場合、試験片を流れ方向に対して平行に切断すると、それに応じて、亀裂は流れ方向に対して横方向に伸びる。報告する数字は各場合とも10回行った測定の演算平均値である。DIN EN ISO 8256に従い、引張り衝撃強度の計算を下記の如く実施する:
E=E/(x*d)*1000
E 引張り衝撃強度
衝撃エネルギー
x サンプルの幅
d サンプルの厚み
接着強度の測定を、AFERA 4001に従い、幅が15mmの試験片を用いて、23±1℃で相対湿度が50±5%の試験条件下において180゜の引き剥がし角度で実施する。この場合に用いた試験基質は鋼板である。
以下に、いくつかの実施例を参照することで本発明の説明を行うが、如何なる様式でも本実施例で本発明を限定することを決して意図するものでない。加うるに、比較実施例も示し、それによって、本発明の接着性マスキングテープが卓越した特性を有することを明確に示す。
支持フィルムを製造する目的で、まず最初に、高速混合装置を用い、Solvin 258 RF(Solvin、S−PVC、K値58)を50重量部、Solvin 264 PC(Solvin、S−PVC、K値64)を50重量部、Palatinol 652(BASF)を30重量部、Palatinol N(BASF)を1.5重量部、Omya EHX1(Omya)を20重量部、Baerostab UBZ 639(Baerlocher)を4重量部、Baerostab LSA(Baerlocher)を2重量部およびParaloid K 120(Rohm and Haas)を1.5重量部用いて乾式混合物を調製する。次に、押出し加工機を用いて前記乾式混合物を可塑化させた後、カレンダーを用いて幅が2500mmで厚みが0.08mmのフィルムに成形する。この支持フィルムに接着助長剤(1重量部の天然ゴムと1重量部のニトリルゴムをトルエンに入れることで生じさせた溶液で構成)の層による被覆を0.6g/mの塗布速度で受けさせた後、乾燥させる。コンマバー(comma bar)を用いて、前記接着助長剤の層に接着剤の被膜を25g/mの塗布速度で直接付着させる。前記接着剤は天然ゴム系接着剤を軽油の中に固体含有量が30重量パーセントになるように入れることで生じさせた溶液で構成されている。この溶液は天然ゴムを50重量部、酸化亜鉛を10重量部、ロジンを3重量部、アルキルフェノール樹脂を6重量部、テルペン−フェノール樹脂を17重量部、ポリ−β−ピネン樹脂を12重量部および鉱油を2重量部含有する。前記被膜を70℃の乾燥用トンネルの中で乾燥させる。
この表面保護用の自己接着性シートは、目で見て伸びることなく巻き戻し可能であり、かつこれを自動車部品のマスキングで用いた時、困難な形状物にも取り付け可能である。これは狭い湾曲部付近にしわが生じることも縁領域が***することもなく均一に接着可能である。細長い縁領域に観察された収縮は最小限である。テープの断片を手で引き裂く時に力をいくらかかける必要はあるが、これは、引張り衝撃強度値が高いことで示される。使用(塗装作業)後、その接着性マスキングテープを接着基質から問題なく裂け無しに剥がすことができ、非常に明瞭で均一な塗装縁を与える。用いる塗料焼き付け温度が比較的高い(>140℃)と、塗装表面に若干の付着物(ゴースト発生)が観察される。
高速混合装置を用い、Solvin 264 PC(Solvin、S−PVC、K値64)を80重量部、Solvin 250 SB(Solvin、S−PVC、K値50)を20重量部、Palatinol 652(BASF)を31重量部、Omya EHX1(Omya)を20重量部、Baerostab UBZ 639(Baerlocher)を4重量部およびParaloid K 120(Rohm and Haas)を1.5重量部用いて乾式混合物の調製を行うことを伴う以外は実施例1に示した方法と同じ方法を用いて相当する様式で製造した支持フィルムを接着促進剤の層および接着剤で被覆する。
この表面保護用の自己接着性シートは、しわ無しに巻き戻し可能であり、かつこれを自動車部品のマスキングで用いた時、困難な形状物にも完璧に取り付け可能である。それは10%から150%の範囲の伸びの時の張力高原部が低い結果として、湾曲した表面に特に良好に合致しかつ湾曲部に接着することが確保される。弛緩挙動が優れていることが特徴である。その結果として、この接着性マスキングテープは非常に狭い湾曲部付近にさえ接着可能であり、次の塗料焼き付け作業中、細長い領域に収縮が全く起こらない。使用(塗装作業)後、その接着性マスキングテープを接着基質から問題なく、裂けることも残留物が残存することもなく剥がすことができ、非常に明瞭で均一な塗装縁を与える。
高速混合装置を用い、Solvin 264 PC(Solvin、S−PVC、K値64)を80重量部、Solvin 250 SB(Solvin、S−PVC、K値50)を20重量部、Vinnolit K 221(Vinnolitの架橋PVC艶消し剤)を4重量部、Palatinol 652(BASF)を31重量部、Omya EHX1(Omya)を20重量部、Baerostab UBZ 639(Baerlocher)を4重量部およびParaloid K 120(Rohm and Haas)を1.5重量部用いて乾式混合物の調製を行うことを伴う以外は実施例1に示した方法と同じ方法を用いて相当する様式で製造した支持フィルムを接着促進剤の層および接着剤で被覆する。
この表面保護用の自己接着性シートが示した特性のプロファイルは、実施例2のそれと同様である。これは、加うるに、物理的特性が同じ度合にまで悪化することなく、特に容易に手で引き裂くことができることで区別される。横方向の引き裂きを手で実施することができる容易さは、引張り衝撃強度が低いことで示される。
実施例3に従う支持フィルムに接着促進剤の層[Desmolac(Bayer)をトルエンに入れることで生じさせた溶液で構成]による被覆を0.6g/mの塗布速度で受けさせた後、乾燥させる。コンマバーを用いて、前記接着助長剤の層に接着剤の被膜を25g/mの塗布速度で直接付着させる。前記接着剤はアクリレート系接着剤をトルエンの中に固体含有量が40重量パーセントになるように入れることで生じさせた溶液で構成されている。この溶液はイソシアネートを0.3重量部およびまたアクリル酸n−ブチルが90重量部でアクリル酸ヒドロキシエチルが10重量部の共重合体も含有する。前記被膜を70℃の乾燥用トンネルの中で乾燥させる。
この表面保護用の自己接着性シートは、実施例2の特性に類似した特性を有することで区別される。しかしながら、170℃に及ぶより高い塗料焼き付け温度を用いることができる。塗装表面には付着物(ゴースト発生)も残留物も全く観察されない。
Figure 2006104442
比較実施例1
実施例1の様式と同じ様式で、Vinnolit H 65 D(Vinnolit、S−PVC、K値65)が100重量部でPalamoll AH(BASF)が40重量部でOmya EHX1(Omya)が10重量部でBaerostab UBZ 639(Baerlocher)が4重量部でBaerostab LSA(Baerlocher)が3重量部の支持フィルムを製造して、これを接着促進剤の層および接着剤で被覆する。
この接着性マスキングテープは、使用中にかなり伸び、その結果として、高温時に収縮を起こす傾向がかなりあることが観察される。そのテープを手で断片に裂くことができるとしても、非常に高い度合の力をかけた時のみである。その上、使用(塗装作業)後、その接着基質から残留物無しに剥がすのは不可能である。接着剤が完全に移行したことが観察される。
比較実施例2
実施例1の様式と同じ様式で、Sovin 265 PC(Solvin、S−PVC、K値65)が100重量部でPalamoll 652(BASF)が32重量部でOmya EHX1(Omya)が20重量部でMark 17 M(Akcros Chem.)が4重量部でBaerostab LSA(Baerlocher)が2重量部でParaloid K 120(Rohm and Haas)が1.5重量部の支持フィルムを製造して、これを接着促進剤の層および接着剤で被覆する。
この接着性マスキングテープは、使用時に完全に取り付け可能でありかつ湾曲部に対しても良好な接着性を示す。しかしながら、塗料に焼き付けを受けさせた時、接着性マスキングテープの引き伸ばされた領域にかなりの収縮が観察され、その結果としてもたらされた塗装縁は奇麗ではなくかつ接着剤が残存している。また、加工もより困難である、と言うのは、そのテープの断片を手で裂くことができるとしても、高い度合の力をかけた時のみである。このような挙動は、10%または50%伸ばした後の残存力値が高いこと、引張り衝撃強度が高いことおよび破断伸びが高いことで明らかである。
比較実施例3
実施例1の様式と同じ様式で、Sovin 258 RF(Solvin、S−PVC、K値58)が100重量部でPalatinol 652(BASF)が30重量部でPalatinol N(BASF)が1.5重量部でOmya EHX1(Omya)が20重量部でBaerostab UBZ 639(Baerlocher)が4重量部でBaerostab LSA(Baerlocher)が2重量部でParaloid K 120(Rohm and Haas)が1.5重量部の支持フィルムを製造して、これを接着促進剤の層および接着剤で被覆する。
この接着性マスキングテープは、使用時に湾曲部に対して良好な接着性を示す。それは収縮する傾向もない。しかしながら、引張り強度および破断伸び値が低いことから加工はより困難である。特に、取り付けを自動化して行う場合、大きな度合で裂けることが観察される。また、その接着性マスキングテープを使用後に塗装表面から剥がす時にも裂けが起こる。
Figure 2006104442

Claims (12)

  1. 輸送手段塗装用および輸送手段部品塗装用の接着性マスキングテープであって、支持材およびこれの少なくとも1つの面に付着している接着性被膜を含んで成っていて前記支持材がPVC材料のウエブで構成されており、ここで、
    − 前記PVC材料が異なるK値を示す少なくとも2種類のPVCホモポリマーで構成されており、
    − 前記ポリマー混合物が示すK値が63の平均値以下であり、
    − 1%伸び時の張力が少なくとも3N/cmであり、
    − 引張り強度が12から30N/cmであり、
    − 破断伸びが150%から300%の範囲であり、
    − 10%伸ばした時の3分後の力が元々の値の25%以下であり、そして
    − 50%伸ばした時の3分後の力が元々の値の40%以下である、
    接着性マスキングテープ。
  2. 前記PVC製支持材を10%伸ばした時の3分後の力が元々の値の20%以下でありかつ50%伸ばした時の3分後の力が元々の値の35%以下である請求項1記載の接着性マスキングテープ。
  3. 前記支持材が高分子可塑剤をPVCポリマー100重量部当たり30から33重量部含んで成る請求項1または2記載の接着性マスキングテープ。
  4. 前記支持材が標準的PVCが80から50重量部でK値が<60のPVCが20から50重量部のPVCポリマー混合物で構成されており、その結果として、前記PVCポリマー混合物が示す平均K値が63未満である請求項1から3の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープ。
  5. 流れ方向に関して縦方向の引張り衝撃強度が1000kJ/m未満、特に700kJ/m未満である前請求項の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープ。
  6. 前記PVC製支持材が少なくとも1種の添加剤、例えば架橋したPVCポリマーおよび/またはPVCに相溶しないポリマーなどをPVCポリマー100重量部当たり2から10重量部含んで成る前請求項の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープ。
  7. 前記支持フィルムがポリイソプレン、ポリイソブチレンまたはポリアクリレートが基になった自己接着性組成物で覆われている前請求項の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープ。
  8. 前記支持フィルムが下塗り層および感圧接着層で覆われている前請求項の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープ。
  9. 160℃以下で付着させた時に残留物無しに剥がすことができる前請求項の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープ。
  10. 接着強度が2.0から4.8N/cmの範囲内である前請求項の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープ。
  11. 輸送手段および輸送手段部品を塗装する目的で前請求項の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープを用いる使用。
  12. 塗装作業中に窓の縁をマスキングする目的で前請求項の少なくとも1項記載の接着性マスキングテープを用いる使用。
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