JP2006104149A - ノンエアゾール型泡吐出容器用ヘアリンス組成物およびノンエアゾール型泡吐出ヘアリンス製品 - Google Patents

ノンエアゾール型泡吐出容器用ヘアリンス組成物およびノンエアゾール型泡吐出ヘアリンス製品 Download PDF

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Abstract

【課題】 低コストで、安定した泡が吐出でき、かつすすぎがなめらかなヘアリンス組成物とこれを用いたヘアリンス製品の提供。
【解決手段】(A)両性界面活性剤と、(B)カチオン性界面活性剤と、(C)高級アルコールを含み、(A)成分の配合量が0.5質量%超、5質量%未満であり、かつ(A)成分/[(B)成分+(C)成分]の質量比率が、1/0.5〜1/2であるノンエアゾール型泡吐出容器用ヘアリンス組成物およびこれを用いたヘアリンス製品。
【選択図】 なし

Description

本発明はノンエアゾール型泡吐出容器用ヘアリンス組成物およびノンエアゾール型泡吐出ヘアリンス製品に関する。
従来、容器からヘアリンス組成物が泡状になって吐出(排出)されるタイプのヘアリンス製品や、それに適したヘアリンス組成物としては、種種のものが提案されている。
例えば特許文献1(特開平4−54114号公報)には、エアゾール容器に対する腐食性が低くし、かつ帯電防止性を与えるために、グアニジン誘導体やそれらの塩を配合した組成物を、エアゾール容器に収容した製品が開示されている。
特許文献2(特開平5−320027号公報)には、伸縮性加圧容器にヘアリンス組成物を収容した製品が提案されている。ここに開示されているヘアリンス組成物は、カチオン界面活性剤、オルガノポリシロキサンおよび特定のアミンオキシドを含有することにより、使用時に伸びが良く仕上がりの毛髪に滑らかな感触を付与したものである。
特許文献3(特開2002−161020号公報)には、水溶性アルコールと、非イオン性界面活性剤と、N−アルキルピロリドンとを含有する、ヘアリンスとして用い得る泡沫化粧料を、エアゾール容器に収容した製品が開示されている。
特開平4−54114号公報 特開平5−320027号公報 特開2002−161020号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載のものは、安定した泡を吐出するために、いずれもエアゾール容器や伸縮性加圧容器など、コストの高い容器を必要とする。また、特許文献3に記載のものは、すすぎ時のなめらかさに劣るという問題もある。
よって、本発明においては、低コストで、安定した泡が吐出でき、かつすすぎがなめらかなヘアリンス組成物とこれを用いたヘアリンス製品を提供することを目的とする。
前記課題は以下の手段により解決することができる。
第1の発明は、(A)両性界面活性剤と、(B)カチオン性界面活性剤と、(C)高級アルコールを含み、
(A)成分の配合量が0.5質量%超、5質量%未満であり、かつ
(A)成分/[(B)成分+(C)成分]の質量比率が、1/0.5〜1/2であることを特徴とするノンエアゾール型泡吐出容器用ヘアリンス組成物である。
第2の発明は、(D)下記一般式(1)で表される構成単位(d1)を有するポリマーを含む第1の発明のヘアリンス組成物である。
Figure 2006104149
(式中、Rは水素原子またはメチル基である。)
第3の発明は、粘度が30mPa・s以下である第1または第2の発明のヘアリンス組成物である。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明のヘアリンス組成物が、ノンエアゾール型泡吐出容器に収容されてなるノンエアゾール型泡吐出ヘアリンス製品である。
本発明においては、低コストで、安定した泡が吐出でき、かつすすぎがなめらかなノンエアゾール型泡吐出容器用ヘアリンス組成物およびノンエアゾール型泡吐出ヘアリンス製品を提供することができる。
本発明のヘアリンス組成物は、(A)両性界面活性剤と、(B)カチオン性界面活性剤と、(C)高級アルコールを含み、
(A)成分の配合量が0.5質量%超、5質量%未満であり、かつ
(A)成分/[(B)成分+(C)成分]の質量比率が、1/0.5〜1/2である。
(A)両性界面活性剤
(A)成分としては、特に限定することはないが、例えばイミダゾリン型(アミドアミン型)両性界面活性剤、アミドアミン酸塩、カルボベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤、ホスホベタイン型両性界面活性剤、アシル第3級アミンオキシド、アシル第3級ホスフォンオキシドなどを使用することができる。
イミダゾリン型両性界面活性剤としては、ヤシ油アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどが挙げられる。
カルボベタイン型両性界面活性剤としては、ラウリルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン;ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロイルベタインなどのアルキルアミドベタインなどが挙げられる。
スルホベタイン型両性界面活性剤としては、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタインなどのアルキルスルホベタイン;ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタインなどのアルキルヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
ホスホベタイン型両性界面活性剤としては、ラウリルヒドロキシホスホベタインなどが挙げられる。
アシル第3級ホスフォンオキシドとしては、ラウリルジメチルホスフォンオキシドなどが挙げられる。
アシル第3級アミンオキシドとしては、ラウリルジメチルアミンオキシドなどがあげられる。
なお、アシル第3級アミンオキシドとアシル第3級ホスフォンオキシドは、半極性界面活性剤とも呼ばれるものである。
この中で特に好ましいものとしては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウリルジメチルアミンオキシドが挙げられる。
(A)成分は、単独または2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明においては、(A)成分の配合量は、0.5質量%超、5質量%未満である。さらに好ましくは1〜4質量%、特に好ましくは1〜3質量%である。
5質量%を超えると、リンス塗布時に過剰に起泡してしまうために使用感が悪化する。0.5質量%以下ではポンプから吐出した際に泡の形成が不安定になり、安定な泡が得られない。
(B)カチオン性界面活性剤
(B)成分は、特に限定するものではないが、例えば脂肪族アミン、または、これにアルキル化剤を反応させて得られる4級アンモニウム塩(以下、「脂肪族アミンまたはその4級アンモニウム塩」と略記する)、脂肪酸アミドアミン塩、アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩、アシルグアニジン誘導体、モノ−N−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩などのアミノ酸系カチオン性界面活性剤、アルキルベンザルコニウム塩、アルキルピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩などが挙げられる。
中でも、脂肪族アミンまたはその4級アンモニウム塩が好ましい。脂肪族アミンまたはその4級アンモニウム塩としては、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどの塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化トリメチルアンモニウムなどが挙げられ、これらが特に好ましい。
(B)成分は1種または2種以上混合して用いることができる。
(B)成分の好ましい配合量は0.5〜1.5質量%、好ましくは0.6〜1.4質量%、さらには0.7〜1.3質量%である。1.5質量%以下とすることにより、泡立ちをより良好なものとすることができ、0.5質量%以上とすることにより、すすぎのなめらかさがより向上する。
(C)高級アルコール
(C)成分において、炭化水素基は飽和、不飽和のいずれでもよいが、飽和であることが好ましい。また、炭化水素基は鎖状(直鎖状、分岐鎖状のいずれでもよい)であることが好ましい。
また、1価アルコール、または2価アルコール、3価アルコールの様な多価アルコールのいずれでもよいが、1価アルコールが好ましい。
また、(C)成分においては、炭素数が12以上、特に14〜22のもの、さらには16〜22のものが好ましい。
特に好ましいものとしては、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどが挙げられ、さらに好ましくはセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが挙げられる。
(C)成分は1種または2種以上混合して用いることができる。
(C)成分の配合量は1〜3質量%、好ましくは1.5〜3質量%、特には2〜3質量%である。3質量%以下とすることにより、泡立ちが良好となり1質量%以上とすることにより、すすぎのなめらかさを向上させることができる。
(A)成分、(B)成分、および(C)成分の配合比率
本発明においては、(A)成分/[(B)成分+(C)成分]の質量比率が、1/0.5〜1/2の範囲であることが必要である。さらに好ましくは1/1〜1/2であり、さらには1/1.2〜1/1.5である。
1/0.5をこえるとすすぎ時のなめらかさに劣り、1/2未満ではポンプから液を吐出する際に泡を形成しにくくなる。
(D)上記一般式(1)で表される構成単位(d1)を有するポリマー
本発明において、「構成単位」とは、ポリマーを構成するモノマー単位を示す。
(D)成分においては、構成単位(d1)は1種または構造の異なるものを2種以上用いていてもよい。
構成単位(d1)を有する(D)成分は、カチオン性高分子である。そして、構成単位(d1)の様なカチオン性の構成単位の割合の調整などにより、(D)成分はヘアリンス組成物中に溶存状態で存在することができるものとすることができ、(D)成分としてはこの様なものが好ましい。
(D)成分は、構成単位(d1)の他に共重合可能な他の構成単位を含むものであってよい。
構成単位(d1)の割合は、(D)成分が、ヘアリンス組成物中に溶存状態で存在することができる範囲に調整することが好ましい。具体的には、構成単位(d1)の割合は、全構成単位中10モル%以上、好ましくは20モル%以上、さらには25モル%以上であり、100モル%であってもよい。
(D)成分の質量平均分子量(Mw)は3万〜200万、好ましくは10万〜200万、さらには50万〜180万が好ましい。
(D)成分において、共重合可能な他の構成単位としては、例えば(メタ)アクリル酸から誘導される構成単位(d2)、下記一般式(2)で表される構成単位(d3)、下記一般式(3)で表される構成単位(d4)が挙げられる。
「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸、メタクリル酸の一方あるいは両方を示す。構成単位(d2)はモノマーのエチレン性二重結合が開裂することによって隣接する構成単位と結合している。
Figure 2006104149
[式中、R、Rは、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基を表し、Xはハロゲンイオンであり、mは1または2である。]
一般式(2)において、R、Rにおける炭素数1〜3のアルキル基は直鎖状、分岐鎖状のいずれでもよく、好ましくはメチル基である。mは1または2であり、1が好ましい。Xとしては塩素イオン、臭素イオンなどが挙げられるが塩素イオンが好ましい。
Figure 2006104149
[式中、Rは水素原子またはメチル基であり、Xはハロゲンイオンである。]
一般式(3)について、Xについては、一般式(2)の説明と同様である。
(D)成分として好ましいものとしては、構成単位(d1)からなるポリマー、構成単位(d1)とともに、構成単位(d3)および構成単位(d4)から選ばれる1種以上を含むコポリマーが挙げられる。中でも、構成単位(d4)を含むことが好ましい。このとき、構成単位(d3)と構成単位(d4)から選ばれる1種以上の構成単位の割合は、30〜50モル%、好ましくは40〜50モル%、特には45〜50モル%とされる。
そして、中でも構成単位(d1)からなるポリマー(ポリマー1という)、構成単位(d1)および構成単位(d3)からなるコポリマー(ポリマー2という)、構成単位(d1)と、構成単位(d2)および構成単位(d4)からなるコポリマー(ポリマー3という)が好ましく、特にポリマー3が好ましい。
ポリマー3において、構成単位(d2)の割合は10〜50モル%、好ましくは10〜40モル%、特には10〜30モル%とされる。
(D)成分として、より具体的には、例えば米国Calgon(カルゴン)社から入手可能であるマーコート(Merquat)100、マーコート2003、マーコート2200、マーコート550、マーコートS、日本化薬(株)から入手可能であるカヤクリルレジンM−50、カヤクリルレジンMN(以上、全て製品名)などが挙げられる。
(D)成分は、1種または2種類以上を組み合わせて用いることができる。
(D)成分の配合量は、ヘアリンス組成物総質量に対し、0.1〜1.0質量%が好ましく、0.3〜0.7質量%、さらには0.4〜0.6質量%がより好ましい。0.1質量%以上とすることにより、良好なすすぎ性、泡質、泡量が得られ、好ましい。1.0質量%以下とすることにより、吐出時、特にポンプ吐出時にスムーズに空気を混入することができ、良好な泡を形成することができる。
その他の任意成分
本発明のヘアリンス組成物には、この他、香料など、ヘアリンス組成物に用い得る任意の成分を配合することができる。
配合可能な他の成分としては、例えば、クエン酸などのpH調整剤、色素、香料、プロピレングリコールなどの保湿剤、安息香酸塩などの抗菌剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの粘度調整剤、食塩、芒硝、可溶化剤、動埴物抽出エキス、パール外観付与剤、ハイドロトロープ、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、増粘剤、ふけ止め剤、トニック剤、ビタミン類などが挙げられる。
これらの成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で常用量配合することができる。
なお、香料として、具体的には特開2003−300811号公報の段落[0021]〜[0035]に開示された香料成分が挙げられる。
また、香料を配合するときには、香料組成物として配合すると好ましい。ここで、香料組成物とは、香料成分、香料用溶剤、香料安定化剤などからなる混合物である。
香料用溶剤としては、前記公開公報の段落[0050]に開示された溶剤などを使用することができる。香料用溶剤の使用量は、香料組成物中0.1〜99質量%、好ましくは、1〜50質量%である。
香料安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンEとその誘導体、カテキン化合物、フラボノイド化合物、ポリフェノール化合物などが挙げられる。これらの中で、好ましい安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエンである。香料安定剤の配合量は、香料組成物中において、0.0001〜10質量%、好ましくは0.001〜5質量%である。
香料組成物をヘアリンス組成物に配合する場合には、ヘアリンス組成物全量に対して香料組成物を0.001〜50質量%、好ましくは0.005〜15質量%の範囲で用いるのが好ましい。
調整方法
本発明のヘアリンス組成物は、溶剤として水(イオン交換水、精製水など)を用い、常法に準じて調製できる。調製に用いられる装置としては、例えば、剪断力を発生させ、また全体混合ができる複数の撹拌羽根、例えばプロペラ、タービン、ディスパーなどを備えた撹拌装置などが挙げられる。
また、本発明のヘアリンス組成物は、毛髪の仕上がり感触などを考慮すると、pHが2〜7の範囲内であることが好ましい。
粘度
本発明のヘアリンス組成物の粘度は、好ましくは30mPa・s以下、さらに好ましくは29mPa・s以下、さらには28mPa・s以下であることが好ましい。30mPa・s以下とすることにより、吐出時、特にポンプ吐出時に空気が効率的に混入し、良好な泡が得られる。
下限値は、特に限定するものではないが、配合成分の特性の点から実質的には5mPa・s以上、好ましくは10mPa・s以上とされる。
なお、粘度は、25℃条件下、B型粘度計、ローターNo.2を用いて60rpmの回転数で測定する値である。
ヘアリンス組成物の粘度は組成によって調整することができる。
例えばノニオン界面活性剤を多くすることにより粘度を低下させることができる。また、 ポリオール成分を多くすることにより粘度を高くすることができる。
ノンエアゾール型泡吐出容器
本発明のヘアリンス組成物は、ノンエアゾール型泡吐出容器用である。
すなわち、ノンエアゾール型泡吐出容器に収容して、ノンエアゾール型泡吐出ヘアリンス製品とすることができる。
また、本発明のヘアリンス組成物は、詰め替え用容器に収容して製品とし、消費者が、該詰め替え用容器からノンエアゾール型泡吐出容器に移し替えて使用する形態とすることもできる。
ノンエアゾール型泡吐出容器としては、特に限定されないが、例えば、一定量のヘアリンス組成物を一定量の空気と混合して発泡させ、シート状多孔体(メッシュ)を通して均一できめ細かい泡を吐出する種類の泡吐出容器が挙げられる。
このような、シート状多孔体(メッシュ)を通して泡を吐出する種類の泡吐出容器としては、ポンプ機構を備えたキャップの頭を手指で押圧することにより泡を吐出するポンプフォーマー容器や、軟質容器の胴部を手指で押圧することにより泡を吐出するスクイズ容器が挙げられる。
また、シート状多孔体(メッシュ)を通して泡を吐出する種類の泡吐出容器の多孔体は、泡形成性の点から、100メッシュ以上のものが好ましく、100〜400メッシュがより好ましく、200〜350メッシュがさらに好ましい。また、多孔体の枚数は、2枚以上であることが、泡形成性の点から好ましい。
本発明のヘアリンス組成物は、低コストなノンエアゾール型泡吐出容器に収容しても安定した泡を吐出することができる。また、泡の安定性を阻害せずに、すすぎのなめらかさも同時に得られる。
そのため、ノンエアゾール型泡吐出容器に収容して、泡状に吐出する用途に用いられるヘアリンス組成物として好適な特性を有している。
また、本発明のノンエアゾール型泡吐出ヘアリンス製品においては、ヘアリンス組成物を、容器から安定した泡状にして吐出することができるので、ヘアリンス組成物を簡便に頭髪全体に、さらには毛先までしっかり行き渡らせることができる。また、ヘアリンス組成物塗布時の時間が大幅に短縮され、また塗布の手間も大幅に省くことができる。また、すすぎのなめらさも得られる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また、単に「%」と示されている場合は質量%を示す。
[実施例1〜12、比較例1〜9]
下記表1〜3記載の組成と配合量のヘアリンス組成物を、常法により調製した。
なお、表中、配合量は質量%であり、精製水のバランス量は、ヘアリンス組成物の総質量が100質量%となる量である。
また、表4には、表1〜3に示した香料以外の材料または商品名について、メーカー名、商品名または材料名の対応を示した。
表5〜表19には、香料A〜Dの組成を示した。
なお、表4に示した「アクリル酸・塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム・アクリルアミド共重合体」は、構成単位(d1)(アクリルアミド)、構成単位(d2)(アクリル酸)、および上記一般式(3)において、Rがメチル基で、Xが塩素イオンである構成単位(d4)の共重合体である。
「塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体」は、構成単位(d1)(アクリルアミド)、上記一般式(2)において、mが2、Xが塩素イオン、R、Rがメチル基である構成単位(d3)の共重合体である。
<評価方法>
各実施例および比較例で調製したヘアリンス組成物を、以下の項目で評価した。その結果を表1〜3に併記した。
[ヘアリンス組成物の粘度の測定]
製造したヘアリンス組成物について、25℃条件下、B形粘度計、ローターNo.2を用いて、回転数60rpmの条件で粘度を測定した。
[泡の安定性]
ヘアリンス組成物を、吐出内部に200メッシュの多孔膜を有するポンプフォーマー容器(2004年9月現在市販されているライオン株式会社製「キレイ キレイ 薬用泡ハンドソープNf」に使用されている容器,特願2004−029686号に規定したもの)に充填してヘアリンス製品とした。
このヘアリンス製品について、パネラー10名が、それぞれ通常のポンピングを行ない、内容物を吐出(排出)させ、水平にした手に取って、1分後に手を45度傾けたときの泡の状態を、下記評価基準に従って官能評価した。
◎:泡になり手から泡がこぼれない
○:泡になるが、泡が流動し手からこぼれる
×:泡にならない
[塗布時の感触のよさ]
上記ヘアリンス製品について、パネラー10名が、それぞれ通常のポンピングを行ない、内容物を吐出させて、濡れた髪に塗布したときの感触について、下記評価基準に従って評価した。
◎:6〜10名が良いと回答
○:3〜5名が良いと回答
×:1〜2名が良いと回答
[すすぎ時のなめらかさ]
パネラー10名が、塗布後の感触のよさを評価した後、パネラーが通常行っているすすぎ方ですすぎ、そのときのなめらかさを下記基準に従って評価した。
◎:6〜10名が良いと回答
○:3〜5名が良いと回答
×:1〜2名が良いと回答
Figure 2006104149
Figure 2006104149
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Figure 2006104149
表1〜表3の結果より、本発明に係る実施例では、安定した泡が得られ、かつ塗布時の感触もよく、すずぎ時のなめらかさも良好であった。

Claims (4)

  1. (A)両性界面活性剤と、(B)カチオン性界面活性剤と、(C)高級アルコールを含み、
    (A)成分の配合量が0.5質量%超、5質量%未満であり、かつ
    (A)成分/[(B)成分+(C)成分]の質量比率が、1/0.5〜1/2であることを特徴とするノンエアゾール型泡吐出容器用ヘアリンス組成物。
  2. (D)下記一般式(1)で表される構成単位(d1)を有するポリマーを含む請求項1記載のヘアリンス組成物。
    Figure 2006104149
    (式中、Rは水素原子またはメチル基である。)
  3. 粘度が30mPa・s以下である請求項1または2記載のヘアリンス組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘアリンス組成物が、ノンエアゾール型泡吐出容器に収容されてなるノンエアゾール型泡吐出ヘアリンス製品。

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