JP2006103772A - 金属製容器および飲料入り閉止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャップ開栓時における内溶液の漏出を防ぐことができる金属製容器および飲料入り閉止装置を提供する。
【解決手段】 胴部24と、この胴部24に連なる肩部25と、この肩部25から延出する首部26と、この首部26に連なる口部21とを備えた金属製容器20。容器20の首部26内面には、容器20内の内溶液40が口部21へ流入することを制限する流止壁部30が設けられている。流止手段30は、鉛直方向に対する容器20の傾斜角度が所定値以下であるときに内容液40が口部21へ流入するのを妨げ、かつ傾斜角度が前記所定値を越えたときに内溶液40が越流し口部21に流入するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料などが充填される金属製容器、およびこれを用いた飲料入り閉止装置に関する。
従来、飲料などを充填する容器としては、アルミニウム、アルミニウム合金、スチールなどの金属からなるものがある(例えば、特許文献1を参照)。
図8は、従来の金属製容器の一例である金属製容器80とキャップ1とを備えた閉止装置を示すものである。
金属製容器80は、胴部24と、胴部24に連なる肩部25と、肩部25から延出する首部26と、首部26に連なる口部21とを備えている。
ところで、一般に金属製容器は、合成樹脂製容器やガラス製容器に比べ、若干強度が低く、外力により変形しやすい。
容器変形を防ぐためには、液体窒素供給などにより窒素を容器内に封入し、容器内を高圧にするのが有効である。窒素などのガスを容器内に封入しない場合であっても、炭酸飲料を充填する場合には、容器内圧が高くなる。
特開2003−94133号公報
図9に示すように、使用者がキャップ1を開栓する際には、容器80を傾けることがある。また、内溶液40を均一に混合するために、開栓直前に容器80を振り動かすことも多い。このため、内容液40がキャップ1や口部21の内面に付着することがある。
容器内圧を高くした場合には、キャップ1を開栓する際に、容器80内のガスが放出されるため、キャップ1や口部21の内面の付着した内容液40が、放出ガスとともに口部21から外部に漏れ出てしまうことがあった。
漏出した内溶液40は、放出ガスとともにキャップ1の排気孔12から放出されたり、キャップ1と口部21との隙間13から流出し、使用者の手や衣服を汚してしまうことがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、キャップ開栓時における内溶液の漏出を防ぐことができる金属製容器および飲料入り閉止装置を提供することを目的とする。
本発明の金属製容器は、胴部と、この胴部に連なる肩部と、この肩部から延出する首部と、この首部に連なる口部とを備えた金属製容器であって、前記首部内面に、容器内の内溶液が口部へ流入することを制限する流止手段が設けられ、この流止手段が、鉛直方向に対する前記容器の傾斜角度が所定値以下であるときに内容液が口部へ流入するのを妨げ、かつ傾斜角度が前記所定値を越えたときに内溶液が越流し口部に流入するようになっていることを特徴とする。
流止手段は、容器軸方向に対し垂直な板状に形成することができる。
本発明の飲料入り閉止装置は、飲料が充填された金属製容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、 金属製容器が、胴部と、この胴部に連なる肩部と、この肩部から延出する首部と、この首部に連なる口部とを備え、前記首部内面に、容器内の内溶液が口部へ流入することを制限する流止手段が設けられ、この流止手段が、鉛直方向に対する前記容器の傾斜角度が所定値以下であるときに内容液が口部へ流入するのを妨げ、かつ傾斜角度が前記所定値を越えたときに内溶液が越流し口部に流入するようになっていることを特徴とする。
本発明の金属製容器では、流止壁部が、容器の傾斜角度が所定値以下であるときに内容液が口部へ流入するのを妨げ、かつ傾斜角度が前記所定値を越えたときに内溶液が越流し口部に流入するようになっているので、容器の傾斜角度が所定値以下であるときは、内容液は流止壁部で堰き止められ、口部への流入が妨げられる。
このため、内容液が容器口部内面やキャップ内面に付着するのを極力防ぐことができる。
従って、キャップ開栓の際に放出ガスに伴って内容液が容器口部から漏出するのを防ぐことができ、内容液によって使用者の手や衣服が汚れるのを防止できる。
図1および図2に示す閉止装置は、金属製容器20と、その口部21に装着される金属製キャップ1とから構成されている。
金属製容器20は、アルミニウム、アルミニウム合金、スチールなどの金属からなるもので、胴部24と、胴部24に連なる肩部25と、肩部25から延出する首部26と、首部26に連なる口部21とを備えている。
胴部24は、円板状の底部の周縁部から上方に延出する円筒状に形成されている。
肩部25は、円筒状の胴部24の上端部から上方に向って縮径するテーパ状に形成されている。
なお、肩部25は、テーパ状に限らず、断面円弧状に湾曲したドーム状としてもよい。
首部26は、肩部25の上端部から上方に延出する円筒状に形成されている。
首部26の内面26aには、流止壁部30(流止手段)が形成されている。
流止壁部30は、内溶液40が口部21へ流入することを制限するものであり、内面26aから内方に延出する板状とするのが好ましい。図示例では、流止壁部30は、容器20の軸方向に対しほぼ垂直な環状の板状体である。流止壁部30は、首部26の周方向に沿って形成するのが好ましい。
なお、流止壁部30は、環状に限らず、内周の一部に略C字状に形成することもできる。
口部21には、キャップ1が螺着される雄ネジ22と、キャップ1が係止する膨出段部23とが形成されている。
図1に示すように、キャップ1は、天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを有するキャップ本体4と、天板部2内面に設けられたライナー5とを備えている。
筒部3は、水平スコア6(弱化ライン)によって、水平スコア6より上部の主部8と、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部9(TEリング部)とに区画されている。
筒部3には、キャップ1を口部21に装着する際にネジ部10が形成されている。ネジ部10は、口部21の雄ネジ22に沿う形状となるように形成される。
筒部3の上部には、キャップ1内のガスを外部に排出する複数の排気孔12が形成されている。
TEリング部9の下部は、口部21の膨出段部23に沿って内方に湾曲した裾部11とされ、開栓時に膨出段部23に係止するようになっている。
次に、金属製容器20の使用方法について説明する。
飲料などの内容液40を容器20に充填し、容器20にキャップ1を装着する際には、液体窒素供給などにより窒素を容器20に封入することによって、容器内圧を高めることができる。容器内圧は、常温時において常圧を越える値(例えば0.1〜0.3MPa)となるように設定することができる。
容器内圧を高く設定することによって、外力により容器20が変形するのを防ぐことができる。
口部21に装着したキャップ1を開栓方向に回すと、キャップ1が上昇し、ライナー5が口部21の開口端部21aから離れ、容器20の密封が解除される。
密封が解除されると、容器20内のガス(窒素等)は、口部21から外部に放出される。放出ガスの一部は排気孔12から外部に放出される。
キャップ開栓の過程では、TEリング部9の裾部11が膨出段部23に係止することから、主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。
このため、キャップ1の開栓操作に伴って、主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断し、主部8がTEリング部9から切り離される。
上記開栓操作では、通常、使用者はキャップ1と金属製容器20とを把持し、キャップ1を開栓方向に回す。この際、金属製容器20が傾けられることがある。
金属製容器20では、流止壁部30が設けられているため、以下に示すように、口部21への内容液流入が制限される。
図3および図4(b)に示すように、鉛直方向に対する金属製容器20の傾斜角度が所定値以下であるときは、内容液40は流止壁部30で堰き止められ、口部21への流入が妨げられる。
図4(c)に示すように、使用者が内容液40を口部21から流出させる際には、容器20を、前記所定値を越えて傾斜させる。
これによって、内容液40は流止壁部30を越流し口部21に流入し、口部21から流出する。
金属製容器20では、次に示す効果が得られる。
(1)流止壁部30が設けられているので、金属製容器20の傾斜角度が所定値以下であるときは、内容液40は流止壁部30で堰き止められ、口部21への流入が妨げられる。
このため、内容液40が口部21内面やキャップ1内面に付着するのを極力防ぐことができる。
従って、キャップ1の開栓時に放出ガスに伴って内容液40が口部21から漏出するのを防ぐことができ、内容液40によって使用者の手や衣服が汚れるのを防止できる。
(2)流止壁部30が容器軸方向に対しほぼ垂直な板状に形成されているので、金属製容器20の傾斜角度が所定値以下であるときは、内容液40の口部21への流入を確実に阻止することができる。
本発明の金属製容器では、流止壁部の形状は図1に示すものに限定されない。
図5に示す金属製容器では、首部26の内面26aに設けられた流止壁部50は、上板51と、下板52と、これらの連結部53とからなる断面略U字状に形成されている。
上板51と下板52は、容器軸方向に対しほぼ垂直に、内面26aから内方に延出する環状の板状体であり、内縁部51a、52aどうしが、連結部53を介して連結されている。
上板51と下板52は、円筒状の首部26の一部を、断面略U字状に内方に突出するように変形させることによって形成することができる。
流止壁部50は、この容器の傾斜角度が所定値以下であるときに内容液が口部21へ流入するのを妨げ、かつ傾斜角度が前記所定値を越えたときに内溶液が越流し口部21に流入するようになっている。
この金属製容器は、流止壁部50が、断面略U字状に形成されているので、首部26を変形させることによって形成することができる。従って、製造が容易であるという利点がある。
図6に示す金属製容器では、流止壁部60は、縮径方向に下降するように傾斜した上板61と、縮径方向に上昇するように傾斜した下板62とが内縁部61a、62aで連結された断面略V字状に形成されている。
この金属製容器では、図5に示す金属製容器と同様に、円筒状の首部26の一部を、断面略V字状に内方に突出するように変形させることによって形成することができるため、製造が容易である。
図7に示す金属製容器では、流止壁部70は、縮径方向に徐々に上昇するように傾斜して形成されている点で、図1に示す流止壁部30と異なる。
上記閉止装置は、果汁飲料、茶飲料、コーヒー飲料、炭酸飲料等の飲料を容器に充填し、口部にキャップを装着することによって、飲料が充填された飲料入り閉止装置とすることができる。
本発明の金属製容器の一例と、その口部に装着されるキャップとを備えた閉止装置を示す部分拡大断面図である。 図1に示す金属製容器の要部を示す拡大断面図である。 図1に示す金属製容器を傾けた状態を示す部分拡大断面図である。 図1に示す金属製容器の使用方法を示す説明図である。 本発明の金属製容器の他の例の要部を示す拡大断面図である。 本発明の金属製容器の他の例の要部を示す拡大断面図である。 本発明の金属製容器の他の例の要部を示す拡大断面図である。 従来の金属製容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた閉止装置を示す部分拡大断面図である。 図8に示す金属製容器を傾けた状態を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1…キャップ、2…天板部、3…筒部、4…キャップ本体、20…金属製容器、21…口部、24…胴部、25…肩部、26…首部、30、50、60、70…流止壁部(流止手段)、40…内溶液

Claims (3)

  1. 胴部と、この胴部に連なる肩部と、この肩部から延出する首部と、この首部に連なる口部とを備えた金属製容器であって、
    前記首部内面に、容器内の内溶液が口部へ流入することを制限する流止手段が設けられ、
    この流止手段は、鉛直方向に対する前記容器の傾斜角度が所定値以下であるときに内容液が口部へ流入するのを妨げ、かつ傾斜角度が前記所定値を越えたときに内溶液が越流し口部に流入するようになっていることを特徴とする金属製容器。
  2. 流止手段は、容器軸方向に対しほぼ垂直な板状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の金属製容器。
  3. 飲料が充填された金属製容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、
    金属製容器が、胴部と、この胴部に連なる肩部と、この肩部から延出する首部と、この首部に連なる口部とを備え、前記首部内面に、容器内の内溶液が口部へ流入することを制限する流止手段が設けられ、
    この流止手段は、鉛直方向に対する前記容器の傾斜角度が所定値以下であるときに内容液が口部へ流入するのを妨げ、かつ傾斜角度が前記所定値を越えたときに内溶液が越流し口部に流入するようになっていることを特徴とする飲料入り閉止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011500457A (ja) * 2007-10-10 2011-01-06 テクソー エイチアール エスエイエス 薄壁容器の内部に加圧する方法及びそれによって形成される加圧容器
CN108328093A (zh) * 2018-03-20 2018-07-27 苏州诺瑞达新材料科技有限公司 一种不粘铝涂料的存放装置
JP2018177250A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 東洋製罐株式会社 缶体及びその製造方法

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