JP2006103273A - アンダーカット部を有する樹脂成形品及びその成形方法 - Google Patents

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慎司 原岡
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Abstract

【課題】 アンダーカット部を有する樹脂成形品及びその成形方法であって、成形後の脱型時、アンダーカット部の変形をなくすとともに、脱型操作性を高める。
【解決手段】 樹脂成形品10にアンダーカット部20を成形するために固定側金型42にスライドコア43を設け、スライドコア43のスライド動作時、アンダーカット部20がスライドコア43に引き込まれ、変形することを防止するために、アンダーカット部20に設けたボックス状凹部22、あるいはインナーシール取付用溝部25等の凹部内に直上げプレート44を嵌め込み、アンダーカット部20を直上げプレート44により型開方向と略同一方向に保持しながらドアトリム10を突き上げることで変形を防止し、かつ脱型操作性を高める。
【選択図】 図7

Description

本発明は、アンダーカット部を有する樹脂成形品及びその成形方法に係り、特に、樹脂成形品におけるアンダーカット部を成形金型から脱型する際の作業性が良く、かつアンダーカット部の変形を可及的に防止できるアンダーカット部を有する樹脂成形品及びその成形方法に関する。
例えば、図13,図14に示すように、車両のドアパネルの室内面側に取り付けられるドアトリム1は、上端縁を鉤状に折曲形成してなるウエストフランジ2が設定されている。そして、このウエストフランジ2にインナーシール3が例えば特許文献1に示すように爪固定等で取り付けられている。そして、ドアトリム1を成形する成形金型4は、図15,図16に示すように、相互に型締め、型開き可能な可動側金型4aと固定側金型4bとから構成され、可動側金型4aと固定側金型4bとの型締めにより形成される製品キャビティC内に溶融樹脂を充填することでドアトリム1が所要形状に成形される。
その際、可動側金型4aの型開方向に対してアンダーカット部となるウエストフランジ2を成形するために、図13中符合aで示す部位には、図15に示すように、直上げブロック5が配置され、この直上げブロック5は駆動ピン5aにより昇降動作することにより、ウエストフランジ2が成形される。また、直上げブロック5の左右側(図13中符合bで示す部位)には、それぞれスライドブロック6が図16に示すようにアンギュラピン6aの上端に取り付けられている。更に、型開動作時、スライドブロック6が図中矢印方向にスライド動作する時、ドアトリム1がスライドブロック6に追随するのを防ぐために、エジェクタピン7の先端部7aでドアトリム1を保持している。
特開平9−207575号公報(第2頁、図8乃至図10)
このように、従来では、ウエストフランジ2のようなアンダーカット部をドアトリム1と一体に成形するために、アンダーカット部に対応する部位に直上げブロック5及びスライドブロック6を配置し、それぞれ駆動ピン5a、アンギュラピン6aの上昇動作により、これら、直上げブロック5及びスライドブロック6を駆動しているのが実情である。
しかしながら、ドアトリム1の脱型時、図17に示すように、直上げブロック5からウエストフランジ2を外す際の剥ぎ取り作業が煩わしく、脱型作業に手間取り、生産性を低下させる大きな要因となっている。また、スライドブロック6のスライド動作時、ウエストフランジ2がスライドブロック6と追随するため、図18に示すように、エジェクタピン7の先端部7aからウエストフランジ2にかけての部分が上方に湾曲するように変形し、極端な場合には、破損するという不具合が生じるという欠点があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウエストフランジを一体化したドアトリムのように、アンダーカット部を有する樹脂成形品及びその成形方法であって、アンダーカット部を成形金型から簡単に取り外すことができ、しかも、アンダーカット部の変形、破損等が生じることがないアンダーカット部を有する樹脂成形品及びその成形方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、成形金型の型締めにより画成されるキャビティ内に溶融樹脂が充填され、所要形状に成形されるとともに、成形金型の開閉動作と連繋してスライドするスライドコアにより、アンダーカット部が一体化されたアンダーカット部を有する樹脂成形品であって、前記アンダーカット部には、剛性を強化できるとともに、成形金型と係合して、形状を維持できるボックス状凹部が形成されていることを特徴とする。
更に、本発明の好ましい実施の形態においては、前記樹脂成形品がドアパネルの室内面側に取り付けられるドアトリムであり、アンダーカット部がドアインナーシールを取着するウエストフランジであって、上記ボックス状凹部とウエストラインとの間は一定寸法の距離が確保されている一方、ボックス状凹部とウエストラインとの間に変形を吸収する凹部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の別の実施の形態においては、成形金型の型締めにより画成されるキャビティ内に溶融樹脂が充填され、所要形状に成形されるとともに、成形金型の開閉動作と連繋してスライドするスライドコアにより、アンダーカット部が一体化されたアンダーカット部を有する樹脂成形品であって、前記アンダーカット部には、剛性を強化する凹部が形成され、樹脂成形品の突き上げ時、上記スライドコアのスライド方向に引き込まれることを回避するために、成形金型の型開動作と連繋して上昇する直上げプレートに上記凹部が支持されて突き上げられることを特徴とする。
更に、本発明に係る樹脂成形品の成形方法は、成形金型の型締めにより画成されるキャビティ内に溶融樹脂が充填され、所要形状に成形されるとともに、成形金型の開閉動作と連繋してスライドするスライドコアによりアンダーカット部が一体化された樹脂成形品の成形方法において、前記成形金型の型締め時、スライドコアが固定側金型内に収まり、アンダーカット部を一体成形する樹脂成形品の成形工程と、前記樹脂成形品の成形後、可動側金型の型開動作と連繋して、エジェクタプレートにアンギュラピンを介して連結したスライドコア、及び駆動ピンを介して連結した直上げプレートがそれぞれ上昇して樹脂成形品を突き上げる際、上記直上げプレートがアンダーカット部を支持することで、アンダーカット部がスライドコアの動作方向に追随するのを回避する樹脂成形品の突き上げ工程とからなることを特徴とする。
ここで、アンダーカット部を有する樹脂成形品を成形する際に使用する成形金型は、相互に型締め、型開き可能な可動側金型、並びに固定側金型とアンダーカット部を一体成形するために、固定側金型に付設されるスライドコアと、スライドコアのスライド動作時、アンダーカット部がスライドコアと追随動作するのを防ぐために、成形品の突き上げ時、アンダーカット部を所定位置に保持する直上げプレートとから構成されている。
上記スライドコアは、エジェクタプレートにアンギュラピンを介して取り付けられるとともに、直上げプレートもエジェクタプレートに駆動ピンを介して取り付けられており、スライドコア並びに直上げプレートは、エジェクタプレートの上下動作に連繋して動作する。更に、アンダーカット部と成形金型における直上げプレートとの関係は、例えば、長尺状のアンダーカット部であれば、アンダーカット部の長手方向に沿って断続的に設けられたボックス状凹部内にそれぞれ独立する直上げプレートで支持しても良く、また、アンダーカット部の長手方向に沿って延びる凹溝内に長尺状の直上げプレートを嵌め込むように支持しても良い。
そして、以上の構成によれば、成形金型(可動側金型、固定側金型)の型締め後、あるいは型締め前のいずれかのタイミングでキャビティ内に溶融樹脂が充填されることで、キャビティ形状に即した樹脂成形品が成形される。この時、スライドコアにより、アンダーカット部が樹脂成形品と一体に成形される。
その後、可動側金型が型開方向に動作して型開きが行なわれると同時に、エジェクタプレートが上昇し、エジェクタプレートと一体に上昇するエジェクタピンにより樹脂成形品が突き上げられるとともに、エジェクタプレートの上昇動作に連繋して、スライドコアはアンギュラピンを介してアンダーカット部が型抜きされる方向にスライド動作する。この時、このアンダーカット部は直上げプレートにより支持された状態で突き上げられるため、アンダーカット部がスライドコアのスライド方向に追随することがない。
以上説明した通り、本発明に係るアンダーカット部を有する樹脂成形品及びその成形方法によれば、成形金型に配置したスライドコアにより、アンダーカット部を一体に成形するとともに、型開き動作と連繋してスライドコアがスライド動作する際、アンダーカット部は直上げプレートに支持され、スライドコアのスライド方向に追随動作しないため、アンダーカット部の変形、破損が未然に防止できるとともに、スライドコアが最上方位置に位置した時、スライドコアに対して樹脂成形品のアンダーカット部が確実に脱型されているため、成形品の脱型操作も円滑に行なえるという効果を有する。
以下、本発明に係るアンダーカット部を有する樹脂成形品及びその成形方法の最良の形態について、実施例1、実施例2に基づき詳細に説明する。
図1乃至図8は本発明の第1実施例を示すもので、図1は本発明を適用したドアトリムの正面図、図2は同ドアトリムにおけるウエストフランジを示す断面図、図3は同ドアトリムにおけるウエストフランジを示す外観図、図4乃至図7はドアトリムの成形方法における各工程の説明図、図8は本発明の第1実施例に係るドアトリムの変形例を示す斜視図である。
図1乃至図3において、自動車用ドアトリム10は、図示しないドアパネルの室内面に、これも図示しないクリップ等の固着手段を介して取り付けられており、合成樹脂の射出成形体、あるいはモールドプレス成形体から構成されている。素材としての合成樹脂材料としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ABS樹脂等の汎用の樹脂が使用でき、所望ならば、ドアトリム10の表面全面、あるいは表面の一部に不織布、クロス等の加飾材を貼付しても良い。
また、ドアトリム10には、中接部にインサイドハンドルエスカッション11、中央のアームレスト12にパワーウインドウスイッチフィニッシャー13、プルハンドル14が設けられ、アームレスト12の下方には、ドアポケット15、そのフロント側にドアトリム10と別体、あるいは一体にスピーカグリル16が設けられている。そして、このドアトリム10は、図2に示すように、上端縁をフック状に折曲形成してなるウエストフランジ20が設けられており、このウエストフランジ20にドアウインドウガラス30と摺接するインナーシール31が係止爪32を介して取り付けられている。
更に、本発明に係るドアトリム10は、特に、ウエストフランジ20の構成に特徴がある。すなわち、図3に示すように、ウエストフランジ20には、その長手方向に沿って所定ピッチ間隔毎に取付孔21が開設されており、この取付孔21内にインナーシール31の係止爪32を挿入した後、折曲固定する。そして、このウエストフランジ20における取付孔21の間には、ウエストフランジ20の長手方向に沿って細長状となるボックス状凹部22が形成されている。更に、この第1実施例においては、ボックス状凹部22は、ドアトリム10のウエストライン(図中符合Wで示す)との間に図中符合dで示す寸法を離し、更に、ボックス状凹部22の上部側には変形を吸収するための凹部23が対として設けられている。従って、ボックス状凹部22に応力が加わっても、その上方に位置する凹部23によりウエストラインWに影響が出るのを防止できる。
次いで、図4乃至図7に基づいて、上記ドアトリム10の成形方法について説明する。まず、図4に示すように、ドアトリム10の成形に使用する成形金型40は、可動側金型41並びに固定側金型42と、アンダーカット部であるウエストフランジ20を成形するために、固定側金型42に配設されるスライドコア43と、スライドコア43のスライド動作時、ウエストフランジ20が引き込まれて変形することを防止するために、スライドコア43の近接部分に設置される直上げプレート44とから大略構成されている。
更に詳しくは、可動側金型41は、昇降シリンダ411に連結され、所定ストローク上下動作することで型締め並びに型開きが行なわれる。一方、固定側金型42は、図示しない射出機と連結し、射出機から供給される溶融樹脂は、マニホールド421、ゲート422を通してキャビティC内に供給される。また、固定側金型42内部には、エジェクタプレート45が内装されており、このエジェクタプレート45は、ドアトリム10の成形後における製品突き上げ時、シリンダ451により昇降し、可動側金型41の型開き動作と連繋し、上下動作を行なう。また、エジェクタプレート45にアンギュラピン46を介してスライドコア43が連結され、かつ駆動ピン47を介して直上げプレート44が連結され、また、ドアトリム10を突き上げるためのエジェクタピン48がエジェクタプレート45に取り付けられている。
そして、図4に示すように、可動側金型41が型締め方向に移動して、可動側金型41と固定側金型42との間で型締めが行なわれた後、射出機からマニホールド421、ゲート422を通じて溶融樹脂が射出充填され、ドアトリム10が所要形状に成形されるとともに、スライドコア43によりアンダーカット部となるウエストフランジ20がドアトリム10と一体に成形される。この時、図5,図6に示すように、ウエストフランジ20に形成されているボックス状凹部22内部には、直上げプレート44が嵌合しており、このボックス状凹部22の寸法(図6中d1で示す)は、パネルに干渉しない範囲、すなわち、深さ5mm程度が好ましい。
そして、ウエストフランジ20を備えたドアトリム10の成形が完了すれば、昇降シリンダ411の動作により、可動側金型41が型開方向に動作するとともに、エジェクタプレート45が上昇することで、固定側金型42の型面から脱型する方向にドアトリム10が突き上げられる。この時、エジェクタプレート45の上昇動作に連繋して、図7に示すように、アンギュラピン46が斜め方向に突き上げられることにより、スライドコア43が図中矢印方向にスライド動作するとともに、直上げプレート44は、駆動ピン47により可動側金型41の動作方向と同一方向に動作する。すなわち、直上げプレート44によりドアトリム10におけるウエストフランジ20は、成形時の姿勢並びに形状を保ったまま上方に突き上げられることになり、スライドコア43のスライド方向にウエストフランジ20が引き寄せられることがないため、ウエストフランジ20に変形、破損等が生じる恐れがなく、ドアトリム10の確実な脱型操作を行なうことができる。
このように、本発明の第1実施例によれば、ウエストフランジ20にボックス状凹部22を形成することで、ウエストフランジ20の剛性を強化できるとともに、ドアトリム10の突き上げ時、このボックス状凹部22を直上げプレート44で支持することにより、アンダーカット部となるウエストフランジ20に変形や破損等が生じることがなく、製品外観を美麗に維持でき、成形金型40からのドアトリム10の脱型操作も簡単かつ円滑に行なえるという種々の利点を備えている。
次いで、図8は、ドアトリム10の変形例を示すもので、ドアトリム10におけるウエストフランジ20に設けた変形を吸収するための凹部23内に補強リブ24が一体形成されている。従って、ウエストフランジ20の剛性をより強化することができるという利点がある。
図9乃至図12は、本発明の第2実施例を示すもので、図9はドアトリムのウエストフランジを示す外観図、図10はウエストフランジにドアインナーシールを取り付けた状態を示す断面図、図11,図12はアンダーカット部の成形工程、突き上げ工程をそれぞれ示す説明図である。
図9に示すように、第2実施例におけるドアトリム10は、ウエストフランジ20の長手方向に沿ってインナーシール取付用溝部25が設けられている。すなわち、図10に示すように、このインナーシール取付用溝部25内にインナーシール31の挿入用条片33を挿入することにより、ドアインナーシール31がドアトリム10に取り付けられる。尚、第2実施例で使用するドアインナーシール31は、挿入用条片33を硬質樹脂、シールリップ34を軟質樹脂で構成している。尚、インナーシール取付用溝部25は、ウエストフランジ20の剛性を強化する機能も備えている。
そして、この第2実施例においては、ドアトリム10のアンダーカット部であるウエストフランジ20を成形金型40から脱型する際、変形や破損を防止し、かつ円滑な脱型操作を図るために、特に、ドアインナーシール31を取り付けるためのインナーシール取付用溝部25を有効に利用した点が特徴である。すなわち、図11に示すように、ウエストフランジ20を形成するために、スライドコア43が設けられ、このスライドコア43がアンギュラピン46によりスライド動作して、アンダーカット部であるウエストフランジ20を形成する点は第1実施例と同一であるが、この第2実施例では、ウエストフランジ20に設けたインナーシール取付用溝部25内に嵌まり込む長尺状の直上げプレート44を配設し、駆動ピン47により直上げプレート44を上下駆動することで、図12に示すように、成形後の突き上げ工程において、ウエストフランジ20がスライドコア43のスライド方向に引き込まれることがなく、ウエストフランジ20の初期形状を忠実に直上げプレート44により保持することで、ウエストフランジ20の変形、破損を可及的に防止できるとともに、優れた脱型性を確保できるという第1実施例と同様の効果を備えている。
以上説明した実施例1、実施例2は、ドアトリム10のウエストフランジ20の成形に適用したが、スライドコアを備えた成形金型によりアンダーカット部を一体成形する樹脂成形品全般に適用することができる。更に、適用対象としては、射出成形工法で所要形状に成形される射出成形品の他に、低圧プレスが可能なモールドプレス成形による樹脂成形品に適用することもできる。
本発明に係るアンダーカット部を有する樹脂成形品の第1実施例であるドアトリムを示す正面図である。 図1中II−II線断面図である。 図1に示すドアトリムにおけるウエストフランジを示す外観図である。 図1に示すドアトリムを成形する成形金型の構成を示す説明図である。 図4に示す成形金型の要部を示す断面図である。 図5中ウエストフランジを拡大して示す断面図である。 図1に示すドアトリムの成形方法における脱型工程を示す説明図である。 本発明に係る樹脂成形品の第1実施例であるドアトリムにおけるウエストフランジの変形例を示す斜視図である。 本発明の第2実施例のドアトリムにおけるウエストフランジを示す外観図である。 本発明の第2実施例のドアトリムにおけるウエストフランジの構成を示す断面図である。 本発明の第2実施例であるドアトリムの成形工程を示す説明図である。 本発明の第2実施例であるドアトリムの脱型工程を示す説明図である。 従来のドアトリムを示す正面図である。 従来のドアトリムの構成を示す断面図である。 従来のドアトリムの成形方法における直上げブロックの配置箇所を示す説明図である。 従来のドアトリムの成形方法におけるスライドブロックの配置箇所を示す説明図である。 従来のドアトリムの成形方法における直上げブロックを使用した場合の不具合点を示す説明図である。 従来のドアトリムの成形方法におけるスライドブロックを使用した際の不具合点を示す説明図である。
符号の説明
10 ドアトリム
20 ウエストフランジ(アンダーカット部)
21 取付孔
22 ボックス状凹部
23 凹部
24 補強リブ
25 インナーシール取付用溝部
30 ドアウインドウガラス
31 ドアインナーシール
32 係止爪
33 挿入用条片
40 成形金型
41 可動側金型
42 固定側金型
43 スライドコア
44 直上げプレート
45 エジェクタプレート
46 アンギュラピン
47 駆動ピン
48 エジェクタピン
W ウエストライン

Claims (4)

  1. 成形金型(40)の型締めにより画成されるキャビティ(C)内に溶融樹脂が充填され、所要形状に成形されるとともに、成形金型(40)の開閉動作と連繋してスライドするスライドコア(43)により、アンダーカット部(20)が一体化されたアンダーカット部(20)を有する樹脂成形品(10)であって、
    前記アンダーカット部(20)には、剛性を強化できるとともに、成形金型(40)と係合して、形状を維持できるボックス状凹部(22)が形成されていることを特徴とするアンダーカット部を有する樹脂成形品。
  2. 前記樹脂成形品(10)がドアパネルの室内面側に取り付けられるドアトリム(10)であり、アンダーカット部(20)がドアインナーシール(31)を取着するウエストフランジ(20)であって、上記ボックス状凹部(22)とウエストライン(W)との間は一定寸法(d)の距離が確保されている一方、ボックス状凹部(22)とウエストライン(W)との間に変形を吸収する凹部(23)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアンダーカット部を有する樹脂成形品。
  3. 成形金型(40)の型締めにより画成されるキャビティ(C)内に溶融樹脂が充填され、所要形状に成形されるとともに、成形金型(40)の開閉動作と連繋してスライドするスライドコア(43)により、アンダーカット部(20)が一体化されたアンダーカット部(20)を有する樹脂成形品(10)であって、
    前記アンダーカット部(20)には、剛性を強化する凹部(22,25)が形成され、樹脂成形品(10)の突き上げ時、上記スライドコア(43)のスライド方向に引き込まれることを回避するために、成形金型(40)の型開動作と連繋して上昇する直上げプレート(44)に上記凹部(22,25)が支持されて突き上げられることを特徴とするアンダーカット部を有する樹脂成形品。
  4. 成形金型(40)の型締めにより画成されるキャビティ(C)内に溶融樹脂が充填され、所要形状に成形されるとともに、成形金型(40)の開閉動作と連繋してスライドするスライドコア(43)により、アンダーカット部(20)が一体化された樹脂成形品(10)の成形方法において、
    前記成形金型(40)の型締め時、スライドコア(43)が固定側金型(42)内に収まり、アンダーカット部(20)を一体成形する樹脂成形品(10)の成形工程と、
    前記樹脂成形品(10)の成形後、可動側金型(41)の型開動作と連繋して、エジェクタプレート(45)にアンギュラピン(46)を介して連結したスライドコア(43)、及び駆動ピン(47)を介して連結した直上げプレート(44)がそれぞれ上昇して樹脂成形品(10)を突き上げる際、上記直上げプレート(44)がアンダーカット部(20)を支持することで、アンダーカット部(20)がスライドコア(43)の動作方向に追随するのを回避する樹脂成形品(10)の突き上げ工程と、
    からなることを特徴とするアンダーカット部を有する樹脂成形品の成形方法。
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