JP2006103016A - 連続型インクジェット記録装置 - Google Patents

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千明 西村
Seiji Fujikura
誠司 藤倉
Akira Miyao
明 宮尾
Katsuhiko Matsushita
雄彦 松下
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Abstract

【課題】
顔料系インクは容器内に長時間放置すると色素が沈降し、インクジェット記録装置内の循環経路内目詰まりを発生するばかりでなく、印字の色合いにむらを発生してしまう。このように顔料系インクを扱うインクジェット記録装置には、インク攪拌機構が必要となる。しかし従来の攪拌装置はモータ駆動であり、モータを駆動する電力が必要となり、インクが容器から飛散し攪拌装置に付着した場合、電気がショートする危険性がある。
【解決手段】
インクを攪拌する攪拌装置1を流体駆動にし、流体の駆動調整部を分離することで、インクの入った容器3、4の周辺に電気を引く必要がなくなり、危険性を低減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インク粒子を連続的に噴出するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、インク容器からポンプでインクを吸い上げ、インクフィルタ、インク圧力の調整を行う調圧弁を経てノズルにインクを供給し、ノズルから噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させ、そのインク粒子に帯電・偏向させることにより、記録媒体上へインク粒子を到達させて記録を行う。またノズルからのインク噴出は連続的に行い、記録に使用しないインク粒子は、ガター部より回収しポンプの力でインクの入った容器に戻され、再びノズルに供給するといった循環する機構となっている。
記録媒体の表面が黒色など濃い色に印字する場合、汎用的に使用されている染料系インクでは記録媒体の表面と同系色で印字した文字が読めないため、白色や黄色などの顔料系インクで印字する必要がある。
顔料系インクはインクを貯える容器内に長時間放置すると、インクの成分の一つである色素が沈降してしまう問題がある。色素を沈降させたままノズルへインクを供給し回収する循環を行うと、循環経路内で目詰まりを起こしてしまう。また、記録媒体上に印字をする色合いにむらが生じ、記録した文字が文字として認識しずらくなるというトラブルが発生してしまう。このような顔料系インクを使用するインクジェット記録装置には、トラブルを防ぐために容器内のインクを攪拌する機構が必要となる。
顔料系インクを使用したインクジェット記録装置に関し、攪拌機構を備えたものとしては、特許文献1に開示がある。この特許文献1に記載のインクタンク本体は、磁気撹拌装置上に載置されている。この磁気攪拌装置内では、モータにより回転板を回転させ、その回転板にある磁性体が回転することによって回転磁界を発生させる機構となっている。一方、インクの入った容器は回転子を入れた状態で攪拌装置上に設置し、モータ駆動の磁気攪拌装置から発生した回転磁界によって回転子が追従して回転し、インクを攪拌させる構成としている。
また、他にモータの回転シャフト先端がインク容器内に通じており、そのシャフト先端に回転翼を設けてインクを攪拌するものが知られている。
特開昭60-110458号公報(図4)
従来のインクジェット記録装置に用いられている攪拌装置は特許文献1にもあるように駆動源としてモータを使用している。このモータを駆動するためには電力を必要とするが、攪拌装置はインクの入った容器付近に設けられており、容器からインクが溢れた場合、またはインクが容器から飛散した場合には、インクが攪拌装置に付着してモータ駆動用の電気回路がショートする恐れがある。このような場合、正常な運転を継続することが困難となってしまう。
また、インクには引火性があるため、上記のように電気的にショートすると、引火の原因となり得る場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、顔料系インクを使用した場合であっても安定的に運転が可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させ、そのインク粒子を帯電・偏向させることにより、記録媒体上の所定の場所へインク粒子を到達させて記録を行うものの中で、顔料系インクを使用するインクジェット記録装置において、本発明は、第一に、前記顔料系インクが貯蔵されるインク容器と、前記インク容器内に備えられ、前記インク容器内の顔料系インクを攪拌する攪拌子と、前記インク容器外で流体力を受けて回転する回転部材とを備え、前記攪拌子及び前記回転部材は磁性体から構成されるものとした。
また、第二に、前記インクジェット記録装置は本体筐体内にインク循環系を構成するインク容器を備え、このインク容器内に磁性体からなる攪拌子を有し、前記インク容器の外側に磁性体が回転する機構の攪拌装置が設置され、前記攪拌装置内に配置される磁性体の回転駆動源を流体とする構成とした。
また、第三に、上述の第一の特徴を有するものにおいて、前記回転部材を備えた攪拌装置を備え、前記インク容器はこの攪拌装置上に載置され、前記攪拌子は前記インク容器の底面部に位置する構成とした。
また、第四に、上記の第二又は第三の特徴を有するものにおいて、前記攪拌装置を、通常運転時にノズルへインクを供給し回収する循環を行うためのインク容器と本インク容器内のインク量が減少した際に補うために設けている補助インク容器の下に設置した。
また、第五に、上記の第二乃至第四のいずれかの特徴を有するものにおいて、前記攪拌装置の回転数を調整するために流体の流量を調整する流量調整弁と、前記攪拌装置へ送る流体を制御する流体制御弁を有する構成とした。
また、第六に、上記の第二乃至第五のいずれかの特徴を有するものにおいて、前記攪拌装置、前記調整弁、及び前記流体制御弁を各々分離可能とした。
このように本発明では上記の構成としたことにより、インクを攪拌する攪拌装置を流体駆動とし、電力を必要とする攪拌装置の駆動源供給調整部と攪拌装置本体とを分離することができ、インクの入った容器周辺に電力を必要とするものを配置しない機構にすること可能となる。
本発明によれば、顔料系インクを使用した場合であっても安定的に運転が可能なインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、本発明の形態について図面にしたがって説明する。図1は本発明の実施例に係るインク攪拌機構の構成を示す図であり、図2はインクジェット記録装置の概略図であり、図3はインクジェット記録装置本体の構成を示す図である。
まず、図2にインクジェット記録装置の概観を示す。制御系やインク循環系を収納した本体100と、インクを噴出し粒子を作成するノズルを有するヘッド110と、本体100とヘッド110の循環系と制御系を結ぶケーブル120で構成されている。本体100上部にはタッチパネル式液晶ディスプレイ130を有する。タッチパネル式液晶ディスプレイ130は制御内容や装置運転状況などの表示を行うと同時に、ユーザが印字内容や印字仕様などの入力を行うことができる。また、本体100の前面にはドア180を備えており、後述するように本体100内の各機器を引き出せるようになっている。
次に本体100の内部構造について図3を用いて説明する。本体100上部には制御基板140などの電気系部品が配置されている。本体100下部には、ポンプユニット150、循環ユニット電磁弁160などのインク循環系制御部品が配置されており、循環ユニット前部170にはインク粘度測定器・圧力測定器・インク貯蔵容器3、補助インク容器4、溶剤貯蔵容器などが納められている。ドア180は、図のように開閉可能で、インク貯蔵容器3、補助インク容器4、溶剤貯蔵容器、その他の機器などがドア180側に引き出せるようになっており、インク、溶剤の補給、廃棄、およびその他のメンテナンスが容易にできる。
次にエアコンプレッサを使用したインク攪拌機構について図1を用いて説明をする。本体100下部の循環ユニット前部170に設置されているインク貯蔵容器3と補助インク容器4は流体駆動攪拌装置1の上に設置されている。この流体駆動攪拌装置1内には、図示しない回転部材が備えられている。一方、それぞれの容器内には磁性体からなる攪拌子5を有し、この撹拌子5が回転することによってインクの攪拌が行われる。流体駆動攪拌装置1内の回転部材は、例えば磁性体から成る回転板であり、この回転板が回転することにより回転磁界が生じ、インク容器3、4内の撹拌子5は、この回転板の動きに追従して回転するように構成されている。また、攪拌子5は、インク容器の底部近傍で回転可能に配置されていればよく、特段の取り付け構造を必要としない。したがって、容器の底部の内径よりも小さな棒状の磁性体を用いれば何ら問題はない。
すなわち、流体駆動攪拌装置1内には、流体の流入口と流出口とが設けられており、流入口から流入する流体の圧力を受けて羽根部材が回転することによって、磁性体から成る回転板が回転する。したがって、回転磁界が生じて、撹拌子5が回転することによって、インク容器3、4内の顔料系インクが攪拌されるものである。なお、インク貯蔵容器3及び補助インク容器4は、図示しない固定構造によって流体駆動攪拌装置1上に固定されており、攪拌子5の回転によっても倒れることはない。
図1に示す実施例では、インク貯蔵容器3と補助インク容器4を別々の攪拌時間と攪拌回転数とするため、流体駆動攪拌装置1毎に流体供給調整部190を設けている。流体供給調整部190には、流体駆動攪拌装置1に流体を送る調整を行う制御弁6と、本体100に送り込まれた流体を流体駆動攪拌装置1が回転するのに適した圧力に調整するための調整弁7と、流体駆動攪拌装置1に送り込まれる圧力を測定する圧力計8を備えている。
本発明の流体駆動攪拌装置1は駆動源として流体を使用することを特徴とするものであるが、駆動源の流体として本実施例ではエアを使用している。この駆動源であるエアは、本体100外部にある図示しないエアコンプレッサから本体100内に供給され、チューブ2を通りそれぞれの流体供給調整部190に送られる。流体駆動攪拌装置1の回転に適した圧力に調整されたエアは供給チューブ2a、流体駆動攪拌装置1を経て排出チューブ2cから排気する。それぞれの流体駆動攪拌装置1から出ている排出チューブ2cは継手などを用いて一流路化し、本体100排出口に接続し外部へ排気する。またはそれぞれの流体駆動攪拌装置1から出ている排出チューブ2cを繋がず、それぞれを本体100排出口に接続して外部へ排気する機構とすることもできる。
上述のように、流体駆動攪拌装置1内において、流入口から流入したエアの圧力を受けて回転板が回転する構成としている。そのため、本実施例では、流体駆動攪拌装置1の上流側に流体供給調整部190を配置しているが、供給されるエアの圧力、流速によって回転板の回転数は変化し、これに追従して回転する撹拌子5の回転数も変化することとなる。図1に示す実施例では、インク貯蔵容器3及び補助インク容器4が載置される流体駆動攪拌装置1のそれぞれに対して流体供給調整部190を配置しているため、インク貯蔵容器3、補助インク容器4の容器容量、インク残量、が大幅に違う場合であっても、別々の攪拌時間、攪拌回転数とすることが可能となる。
次に、エアコンプレッサを使用した他の方法のインク攪拌機構について図4及び図5を用いて説明する。
前述にもあるように、本体100下部循環ユニット前部170に設置されているインク貯蔵容器3と補助インク容器4は流体駆動攪拌装置1の上に設置され、それぞれの容器内には流体駆動攪拌装置1内の回転板が回転することによりこの動きに追従して回転する攪拌子5を有し、インクの攪拌を行う。インク貯蔵容器3と補助インク容器4を同一の攪拌時間と攪拌回転数にして攪拌する場合には、図4・図5に示すように前述の流体供給調整部190は1台のみを設置することによってインク攪拌機構を提供することができる。
流体駆動攪拌装置1の駆動源であるエアは、本体100外部にあるエアコンプレッサから本体100内に供給され、図4・図5に示すように供給チューブ2aを通り流体供給調整部190に送られる。図4はそれぞれの流体駆動攪拌装置1を中継チューブ2bを用いて直列に接続した機構となっている。流体供給調整部190で調整されたエアは1台目の流体駆動攪拌装置1内を経由し、2台目の流体駆動攪拌装置1内に送り込まれ、排出チューブ2cを通り本体100排出口から外部へエアを排気する機構となっている。
また、図5は、それぞれの流体駆動攪拌装置1を供給チューブ2aを用いて並列に繋いだ機構となっている。流体供給調整部190で調整されたエアはチューブ2を通りそれぞれの流体駆動攪拌装置1を経て排出チューブ2cから排気する。それぞれの流体駆動攪拌装置1から出ている排出チューブ2cは継手などを用いて1本化し、本体100排出口に接続し外部へ排気する。またはそれぞれの流体駆動攪拌装置1から出ている排出チューブ2cを繋がず、それぞれを本体100排出口に接続して外部へ排気する機構とすることもできる。
これらの図4及び図5に記載した実施例では、1つの流体供給調整部190に対して2つの流体駆動攪拌装置1を配置した例であるが、3つ以上の流体駆動攪拌装置を備えてもよく、また、複数の流体供給調整部190に対して、それと同数あるいはそれよりも多くの流体駆動攪拌装置1を配置してもよい。
また、図4に示したように、流体駆動攪拌装置1を直列に接続すると、流体経路を一流路化することができ、インク貯蔵容器3と補助インク容器4とを隣り合って配置する場合には有利である。すなわち、本体100内においては、ドア180を開閉することによって、インク貯蔵容器3、補助インク容器4を含む本体100内の機器を引き出すことが可能であるため、これらの容器3、4は互いに隣接して配置することがメンテナンス上、有利な構成である。したがって、このような場合にエア駆動の流体駆動攪拌装置1を直列に接続することによって、メンテナンスを容易にし、インクの補充も容易に行うことが可能な構造を提供することができる。
一方、図5に示したように、流体駆動攪拌装置1を並列に接続すると、エアコンプレッサの出力が小さい場合であっても攪拌機構の運転が可能である。したがって、システム全体をコンパクトな構成とすることができる。
次に、エアポンプを使用したインク攪拌機構について図6乃至図8を用いて説明する。
前述にもあるように、本体100下部の循環ユニット前部170に設置されているインク貯蔵容器3と補助インク容器4は流体駆動攪拌装置1の上に設置され、それぞれの容器内には流体駆動攪拌装置1内の回転板が回転することによりこの動きに追従して回転する攪拌子5を有し、インクの攪拌を行う。
図6乃至図8に示した例では、流体駆動攪拌装置1の駆動源をエアとし、その供給源をエアポンプ200とした機構となっている。インク貯蔵容器3と補助インク容器4を同一の攪拌時間と攪拌回転数にして攪拌する場合、図6・図7に示すようにエアポンプは1台設ける。また、インク貯蔵容器3と補助インク容器4を別々の攪拌時間と攪拌回転数にして攪拌する場合、図8に示すように流体駆動攪拌装置1毎にエアポンプ200を設ける。
図6は流体駆動攪拌装置1が中継チューブ2bを用いて直列に接続された機構となっている。エアポンプ200から供給されたエアは、供給チューブ2aを通り1台目の流体駆動攪拌装置1を経て2台目の下流側に配置される流体駆動攪拌装置1に送られ、排出チューブ2cを経て本体100排出口から外部へ排気する機構となっている。
また、図7は流体駆動攪拌装置1が供給チューブ2aを用いて並列に接続された機構となっている。エアポンプ200から供給されたエアは、それぞれの流体駆動攪拌装置1を経て排出チューブ2cから排気する。それぞれの流体駆動攪拌装置1から出ている排出チューブ2cは継手などを用いて一流路化し、本体100排出口に接続し外部へ排気する。または、それぞれの流体駆動攪拌装置1から出ている排出チューブ2cを繋がず、それぞれを本体100排出口に接続して外部へ排気する機構とすることもできる。
さらに、図8は前述にあるように流体駆動攪拌装置1毎にエアポンプ200を接続した機構となっている。エアポンプ200から供給されたエアは、供給チューブ2aを通り流体駆動攪拌装置1を経て排出チューブ2cから排気する。それぞれの流体駆動攪拌装置1から出ている排出チューブ2cは継手などを用いて一流路化し、本体100排出口に接続し外部へ排気する。またはそれぞれの流体駆動攪拌装置1から出ている排出チューブ2cを繋がず、それぞれを本体100排出口に接続して外部へ排気する機構とすることもできる。
駆動源をエアポンプ200から得る場合、エアポンプ200に流量調整機構がついているものを使用する場合は流量調整をエアポンプ200で行い、エアポンプ200と流体駆動攪拌装置1を直接供給チューブ2aで接続する機構を取る。また、エアポンプ200に流量調整機構がない場合は、エアポンプ200と流体駆動攪拌装置1間に流体供給調整部190を設けて流量調整を行う機構を取る。
次にポンプを使用したインク攪拌機構について図9乃至図11を用いて説明する。
前述にもあるように、本体100下部循環ユニット前部170に設置されているインク貯蔵容器3と補助インク容器4は流体駆動攪拌装置1の上に設置され、それぞれの容器内には流体駆動攪拌装置1内の回転板が回転することによりこの動きに追従して回転する攪拌子5を有し、インクの攪拌を行う。
図9乃至図11に示した例では、流体駆動攪拌装置1の駆動源をインクまたは溶剤とし、その供給源をポンプ210とした機構となっている。インク貯蔵容器3と補助インク容器4を同一の攪拌時間と攪拌回転数にして攪拌する場合、図9、図10に示すように流体供給調整部190は1台設ける。また、インク貯蔵容器3と補助インク容器4を別々の攪拌時間と攪拌回転数にして攪拌する場合、流体駆動攪拌装置1毎に流体供給調整部190を設ける。ポンプ210から供給されたインクまたは溶剤は、チューブ2を通り流体供給調整部190に送り込まれる。
図9は流体駆動攪拌装置1が中継チューブ2bを用いて直列に接続された機構となっている。流体供給調整部190で調整されたインクまたは溶剤は、1台目の流体駆動攪拌装置1内を経て2台目の下流側に配置される流体駆動攪拌装置1内に送り込まれ、排出チューブ2cを通り再びポンプ210へ戻る循環機構となっている。
また、図10は流体駆動攪拌装置1が供給チューブ2aを用いて並列に接続された機構となっている。流体供給調整部190で調整されたインクまたは溶剤は、それぞれの流体駆動攪拌装置1を経て排出チューブ2cから排出し、再びポンプ210へ戻る循環機構となっている。
さらに、図11は前述にあるように流体駆動攪拌装置1毎に流体供給調整部190を接続した機構となっている。流体供給調整部190で調整されたインクまたは溶剤は、流体駆動攪拌装置1に経て排出チューブ2cから排出し、再びポンプ210に戻る循環機構となっている。
なお、流体駆動攪拌装置1の駆動源としてインクまたは溶媒を使用することができる。すなわち、本発明に係るインクジェット記録装置は、インク循環系を有しており、インク貯蔵容器3から図示しないポンプによってインクを汲み上げ、ノズルから噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させ、そのインク粒子に帯電・偏向させることによって印字対象物に対して印字を行うものである。ここで、印字に使用されないインクは図示しないガター部によって回収され、再びインク貯蔵容器3へと戻る構成となっている。したがって、インク循環経路を流れる流体(インク、溶媒)を流体駆動攪拌装置1内へと供給することによって、上述のエア駆動の場合と同様に撹拌子5を回転させて、容器3、4内のインクを攪拌することが可能である。この場合、本体100下部にあるポンプユニット150にあるポンプを使用して供給することが可能である。
またそれとは別に、本体100外部に別のポンプを設置してチューブ2を用いて配管する機構を取ることができる。この場合、流体駆動攪拌装置1の駆動源はインクまたは溶剤だけでなく、本体100外部から供給できる様々な流体を用いることができる。
上記に示したような機構にすることで、インク貯蔵容器3及び補助インク容器4周辺にスペースが少ない場合でも、インク貯蔵容器3及び補助インク容器4の下には流体駆動攪拌装置1のみを設置し、流体駆動攪拌装置1と流体供給調整部190と流体供給源はチューブの長さを調節して接続することにより、構造上余裕のある場所へ流体供給調整部190と流体供給源を設置することができる。このような機構にすることで、インクの入った容器周辺には流体駆動攪拌装置1以外の構成を配置する必要はなく、インクから電力を必要とするものを遠ざけることができる。またこれらの機構は、インクジェット記録装置の様々な使用条件に対応することができる。したがって、顔料系インクを使用した場合であっても安定的な運転が可能である。
また、顔料インクは常に攪拌を行う必要は無く、インクの沈降によってトラブルを発生させない程度に定期的にインク攪拌を行えば十分である。この制御は、流体供給調整部190内の制御弁6を制御基盤140にて開閉動作の制御を行う機構となっている。インク攪拌の頻度としては、所定時間ごとに行ってもよく、また、顔料インクの沈降物量を検知する装置を別途備えて、この検知量によって、制御基板140上の制御部が攪拌指令を与える構成としてもよい。
また、本実施例では、複数のインク容器3、4を有する構成としているが、インク容器の容量が大きく異なる場合には、インク攪拌の間隔を容器ごとに違う時間としてもよい。さらには、攪拌子5の回転数についても、インク容量、あるいは容器内のインク残量を検知して可変としてもよく、これらは任意に行うことが可能である。
ところで、流体駆動攪拌装置1内の回転板の回転数が高くなりすぎると、攪拌子5が回転磁界についてゆけず、脱調現象が生ずる場合がある。すなわち、回転板の回転に関わらず攪拌子5が追従できずに空回りする場合がある。このとき、インク容器内で攪拌子5が制御されないこととなり、容器の位置ずれや転倒の原因となり得るが、本実施例では脱調しない回転数となるような流体量を流体駆動攪拌装置1へと供給することとしている。
以上のような手段とすることで、トラブルと危険性を低減した顔料系インクを用いたインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明の一実施例にかかるエアコンプレッサからエアを送り流体駆動攪拌装置それぞれに流体供給調整部を設けたインク攪拌機構の構成概略図。 本発明の一実施例にかかるインクジョット記録装置の概観図。 本発明の一実施例にかかるインクジェット記録装置本体の構成図。 本発明の一実施例にかかるエアコンプレッサからエアを送り流体駆動攪拌装置を直列に繋いだ場合のインク攪拌機構の構成概略図。 本発明の一実施例にかかるエアコンプレッサからエアを送り流体駆動攪拌装置を並列に繋いだ場合のインク攪拌機構の構成概略図。 本発明の一実施例にかかるエアポンプからエアを送り流体駆動攪拌装置を直列に繋いだ場合のインク攪拌機構の構成概略図。 本発明の一実施例にかかるエアポンプからエアを送り流体駆動攪拌装置を並列に繋いだ場合のインク攪拌機構の構成概略図。 本発明の一実施例にかかるエアポンプを2台使用した場合のインク攪拌機構の構成概略図。 本発明の一実施例にかかる駆動源であるインクまたは溶媒をポンプで送り流体駆動攪拌装置を直列に繋いだ場合のインク攪拌機構の構成概略図。 本発明の一実施例にかかる駆動源であるインクまたは溶媒をポンプで送り流体駆動攪拌装置を並列に繋いだ場合のインク攪拌機構の構成概略図。 本発明の一実施例にかかる駆動源であるインクまたは溶媒をポンプで送り流体駆動攪拌装置それぞれに流体供給調整部を設けた場合のインク攪拌機構の構成概略図。
符号の説明
1…流体駆動攪拌装置、2…チューブ、2a…供給チューブ、2b…中継チューブ、2c…排出チューブ、3…インク貯蔵容器、4…補助インク容器、5…攪拌子、6…制御弁、7…調整弁、8…圧力計、100…本体、11…ヘッド、120…ケーブル、130…液晶ディスプレイ兼タッチパネル、140…制御基板、150…ポンプユニット、160…循環ユニット電磁弁、170…循環ユニット前部、180…ドア、190…流体供給調整部、200…エアポンプ、210…ポンプ。

Claims (6)

  1. 噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させ、そのインク粒子を帯電・偏向させることにより、記録媒体上の所定の場所へインク粒子を到達させて記録を行うものの中で、顔料系インクを使用するインクジェット記録装置において、
    前記顔料系インクが貯蔵されるインク容器と、
    前記インク容器内に備えられ、前記インク容器内の顔料系インクを攪拌する攪拌子と、
    前記インク容器外で流体力を受けて回転する回転部材とを備え、
    前記攪拌子及び前記回転部材は磁性体から構成されるインクジェット記録装置。
  2. 噴出するインクに振動を与えてインク粒子を発生させ、そのインク粒子を帯電・偏向させることにより、記録媒体上の所定の場所へインク粒子を到達させて記録を行うものの中で、顔料系インクを使用するインクジェット記録装置において、
    前記インクジェット記録装置は本体筐体内にインク循環系を構成するインク容器を備え、このインク容器内に磁性体からなる攪拌子を有し、前記インク容器の外側に磁性体が回転する機構の攪拌装置が設置され、前記攪拌装置内に配置される磁性体の回転駆動源を流体としたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記回転部材を備えた攪拌装置を備え、前記インク容器はこの攪拌装置上に載置され、前記攪拌子は前記インク容器の底面部に位置することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項2又は3に記載のインクジェット記録装置において、前記攪拌装置は、通常運転時にノズルへインクを供給し回収する循環を行うためのインク容器と本インク容器内のインク量が減少した際に補うために設けている補助インク容器の下に設置し、インクの攪拌を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記攪拌装置の回転数を調整するために流体の流量を調整する流量調整弁と、前記攪拌装置へ送る流体を制御する流体制御弁を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記攪拌装置、前記調整弁、及び前記流体制御弁は各々分離可能であることを特徴とするインクジェット記録装置。
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