JP2006098569A - 電子楽器として使用可能な電話機 - Google Patents

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英幸 藤木
Nobuo Ueda
信夫 植田
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茂樹 栗原
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博史 石部
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Abstract

【課題】 伴奏音を選択的に演奏できる電子楽器として使用可能な電話機を提供する。
【解決手段】 伴奏演奏モードにおいてアルペジオあるいはストロークを選択し、楽曲を指定してダウンロードし、その楽曲のコードを演奏するために対応するキーを表示し、その表示を見ながらキーを操作することで指定したコードをアルペジオあるいはストロークで伴奏音を発音させるとともに、主旋律音をバック音として発音させ、電話機の握る力を変えるか振ることにより音量を変化させる。
【選択図】 図3

Description

この発明は電子楽器として使用可能な電話機に関し、例えば電子楽器としての機能を持たせた携帯電話機に関する。
最近の携帯電話機は各種情報サービスを受けたり、インターネット接続もできるようになっている。また、着信時にメロディ音を発生するいわゆる着メロも普及してきている。着メロは初めから携帯電話機に組み込まれている場合と、無線などでダウンロードする場合がある。また、携帯電話機のキーボードから好みの音楽をキー演奏して着メロとして利用できるようにしたものが特開2002−111804号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2002−111804号公報(段落番号0017,0018、図3)
上記特許文献1に記載された発明は、単に着メロの曲目をキー入力することで好みの音楽データを入力するに過ぎない。しかし、ユーザによっては、携帯電話機を単に電話機としてだけでなく、その他のツールとして持つ喜びを味わいたいという要望がある。
そこで、この発明の目的は、伴奏音を選択的に演奏できる電子楽器として使用可能な電話機を提供することである。
この発明は、少なくとも曲のコードとそのコードを演奏するときの伴奏方法とを指定するキーを含む入力手段と、表示手段と、複数の音の波形データと演奏する曲のコードを含む楽譜データとを記憶する記憶手段と、電子音を発音する発音手段と、記憶手段に記憶されている楽譜データに基づいて、演奏する曲のコードに対応するキーを表示手段に表示して入力案内を行い、対応するキーからの入力に応じて、そのコードを記憶手段に記憶されている複数の音の波形データに基づいて音色付けし、伴奏方法が指定されていることに応じて、記憶手段から複数の音の波形データを読み出す時間を制御して、発音手段から伴奏音としての電子音を発音させるプログラムを実行する制御手段とを備える。
したがって、この発明では、単なる電話機として機能させるだけでなく、伴奏音の演奏が可能な電子楽器としての用途を広めることができ、利用者に持つ喜びを与えることができる。
好ましくは、入力手段は少なくともアルペジオやストロークを指定してコードを演奏するためのキーを含み、制御手段はアルペジオが指定されたとき、記憶手段から複数の音の波形データのそれぞれを時間差を有して読み出し、ストロークが指定されたとき、複数の音の波形データを同時に読み出す。アルペジオやストロークを指定して伴奏演奏が可能になるので、電子楽器として演奏するときの楽しみを増大できる。
好ましくは、入力手段は1拍ごとに音を発音させる1拍演奏モードと、1つの小節の間自動的に音を発音させる1小節演奏モードとを切換えるモード選択手段を含み、制御手段はモード選択手段によって1拍演奏モードあるいは1小節演奏モードが選択されかついずれかのキー入力に応じて、対応する1拍あるいは小節の楽譜データを記憶手段から読み出して、対応する伴奏音を発音手段から発音させる。
好ましくは、入力手段は複数の楽器のいずれかを選択するための楽器選択手段を含み、記憶手段は複数の楽器のそれぞれに対応する波形データを記憶していて、制御手段は楽器選択手段によって選択された楽器の波形データに基づいて、コードを音色付けする。
好ましくは、記憶手段は演奏する曲の主旋律のデータを記憶していて、制御手段は記憶手段から曲の楽譜データとともに主旋律データを読み出し、音の波形データにより音色付けして発音手段から伴奏音に対するバック音として主旋律音を発音させる。
好ましくは、入力手段は半音あるいはオクターブの上げ下げを指示するキーを含み、制御手段はキーからの指示に応じて、記憶手段から波形データの読み出し速度を変化させて、発音手段から発音させる音の半音あるいはオクターブを上げ下げする。半音あるいはオクターブの上げ下げを指定することで、主旋律を演奏するときのスタイルを広げることができる。
好ましくは、記憶手段は演奏したデータを記憶する領域を含み、制御手段はいずれかの楽器が選択されて演奏されたデータを記憶手段の記憶領域に記憶し、さらに他の楽器が選択されて同一曲が演奏されたときの演奏データを記憶する。
好ましくは、入力手段は振動あるいは圧力を検出するセンサを含み、制御手段はセンサで検出された振動あるいは圧力に応じて発音手段から発音される音の音量を変化させる。
好ましくは、制御手段は複数人が電話機を所持して、合奏演奏するときに入力手段のいずれかのキーが操作されたことに応じて、表示手段または発音手段から音の出だしを報知させる。
さらに、データを通信する通信手段を含み、少なくとも波形データと、楽譜データと、プログラムのいずれかをデータ通信手段を介してダウンロードする。
好ましくは、通信手段は電子メールを送受信し、制御手段は通信手段によって電子メールを送信するとき、演奏した演奏データを添付ファイルとして送信する。
この発明によれば、楽譜データに基づいて、演奏する曲のコードに対応するキーを表示して入力案内を行い、対応するキーからの入力に応じて、そのコードを複数の音の波形データに基づいて音色付けし、伴奏方法が指定されていることに応じて、複数の音の波形データを読み出す時間を制御して、伴奏音としての電子音を発音させるようにしたので、単なる電話機として機能させるだけでなく、伴奏音の演奏が可能な電子楽器としての用途を広めることができ、利用者に持つ喜びを与えることができる。
図1はこの発明の一実施形態における電子楽器として使用可能な電話機の外観図である。図1において、電話機1には、表示部2と、キーボード3と、通話機能のためのスピーカ4およびマイクロホン5とが設けられている。表示部2とキーボード3は、従来の電話機のための機能を有するとともに、電話機1を電子楽器として機能させるために用いられる。
キーボード3は、「1」,「2」…「0」の数値キー31と、モードキー32と、選択キー33と、設定キー34と、「*」キーを兼ねる「♭」キー35と、「♯」キー36とを含む。モードキー32は、電話機モードと電子楽器演奏モード、単独演奏モードと同期演奏モード、主旋律演奏モードと伴奏演奏モード、1拍演奏モードと1小節演奏モードのいずれかのモードを切換えるために操作される。選択キー33は、モードキー32で選択されたモードのいずれかを選択するときに操作され、設定キー34は選択されたモードを設定するときに操作される。
電話機モードは、電話機1を従来の電話機と同様に通話するために使用するモードであり、電子楽器演奏モードは電話機1を電子楽器として使用するモードであり、単独演奏モードは電話機1を電子楽器として1人で演奏するモードであり、同期演奏モードは複数人で同じ曲の主旋律音あるいは伴奏音を同期させて演奏するモードであり、主旋律演奏モードは主旋律を演奏するモードであり、伴奏演奏モードはアルペジオやストロークなどを指定して伴奏演奏するモードであり、1拍演奏モードは、1拍ずつ指定して演奏するモードであり、1小節モードは1小節内の1音を指定するとその小節内を自動演奏するモードである。
数値キー31は、電話機として使用する際には通話先の電話番号を入力するために操作され、電子楽器として使用する際には、主旋律を演奏するときに各音符を指定し、伴奏演奏するときに各コードを指定するために割当てられている。すなわち、主旋律演奏モードを選択すると、数値キー31の「1」キーが音符の「ド」、「2」キーが音符の「レ」などに割当てられており、伴奏演奏モードを選択すると、例えば数値キー31の「1」キーが「コードC」、「2」キーが「コードD」などに割当てられている。さらに、伴奏方法を選択すると数値キー31の「2」キーがアルペジオに割当てられていて、「2」キーを押すと指定されたコードがアルペジオで演奏され、「3」キーがストロークに割当てられていて、「3」キーを押すと指定されたコードがストロークで演奏される。
「♭」キー35または「♯」キー36は、主旋律演奏モードにおいて数値キー31のいずれかと同時に操作すると、押されたキーに対応する音が半音上下して♭または♯のかかった音になる。また、「b」キー35または「♯」キー36を操作して楽曲全体の調子を変更するようにしてもよい。
表示部2には、演奏する曲のタイトルと、楽器名と、主旋律演奏であるかあるいは伴奏演奏であるかが表示されるとともに、キーボード3から伴奏音のコードや主旋律音を演奏するために音符のキー入力を操作案内するための情報が表示される。
なお、伴奏音としてアルペジオやストローク以外を指定できるようにしてもよい。また、この実施形態では押すべきキーを順次表示部2に表示するが、数値キー31の各キーを自照キーで構成し、伴奏音,主旋律音を演奏する順に対応するキーを点灯させるようにしてもよい。
図2はこの発明の一実施形態における電子楽器として使用可能な電話機のブロック図である。図1に示した表示部2と、キーボード3と、スピーカ4と、マイクロホン5とは制御部10に接続されている。制御部10には、さらにセンサ6と、通信手段としての送受信部7と、波形データ記憶部8と、演奏データ記憶部11とが接続されている。また、制御部10は、電子楽器として演奏するための演奏プログラムを記憶するメモリ101と、演奏した演奏音データを記憶するメモリ102とを内蔵している。
センサ6は、電話機1を振ったり、握る力を変えることで音量を変化させるために設けられており、電話機1を握ったときの圧力を検出する感圧センサや、電話機1を振ることで生じる振動を検出する加速度センサによって構成されている。波形データ記憶部8は、例えばギター,ピアノ,サックスなどの各種楽器の音色の波形データを記憶しており、演奏データ記憶部11は演奏する曲のコードを含む楽譜データを記憶している。これらの波形データおよび楽譜データは、予めプリセットされているかあるいは、送受信部7を介して図示しないサーバよりダウンロードされる。また、メモリ101に記憶されるプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
制御部10は演奏曲である楽曲が選択されると、演奏データ記憶部11から対応する楽譜データを読み出して、シーケンサ12に与える。シーケンサ12は演奏データ記憶部11から読み出された楽譜データの時間軸を伸張して演奏音を出力する。音源回路13は、選択された楽器に対応する波形データを波形データ記憶部8から読み出す。音源回路13はLPFやBPFなどのフィルタ回路と、ADSR(Attack,Decay,Sustain,Release)回路などのエンベロープ波形を生成するシンセサイザ回路であって、シーケンサ12から与えられる楽譜データに基づく曲に、波形データ記憶部8から読み出された波形データにより音程と速度により音付けしてスピーカ14から発音させる。
制御回路10は、伴奏演奏モードにおいて、アルペジオ,ストロークの指示が与えられると、波形データ記憶部8から読み出す波形データの読出しタイミングを変化させる。すなわち、例えば「コードC」が指定されたときは、制御部10は波形データ記憶部8から所定のタイミングで「ドミソ」の波形データを順次読出し、「コードC」が指定されかつアルペジオが指示されていれば「ド」,「ミ」,「ソ」の波形データをそれぞれ時間差をずらして読み出し、ストロークが指示されていれば「ド」,「ミ」,「ソ」の波形データをそれぞれ同時に読み出す。また、制御回路10は、主旋律演奏モードにおいて、半音を上げるときには波形データの読出し速度を早くし、半音を下げるときには波形データの読出し速度を遅くする。
図3〜図6は、この発明の一実施形態の動作を説明するためのフローチャートであり、図7は電話機での演奏状態を示す図であり、図8〜図10は音量を変化させる状態を示す図である。
まず、利用者は、図1に示したモードキー32と選択キー33を操作して、電子楽器演奏モードを選択して設定キー34を操作することで電話機1を電子楽器として利用することを設定する。さらに、モードキー32と選択キー33で単独演奏であるかあるいは同期演奏であるかを選択して設定キー34を操作する。そして、単独演奏を指定した後、モードキー32と選択キー33で主旋律演奏モードであるかあるいは伴奏演奏モードを選択して設定キー34を操作する。例えば、伴奏演奏モードを選択し、アルペジオで演奏したければ「2」キーを操作し、ストロークで演奏したければ「3」キーを操作した後、モードキー32と選択キー33を操作して1拍演奏あるいは1小節演奏、楽器および楽曲を順次選択する。この一連の操作により、電話機1による演奏が可能になる。
制御部10は、図3に示すステップ(図示ではSPと略称する)SP1において、電話機1を電話機として動作させるかあるいは電子楽器として動作させるか否かを判別する。電子楽器演奏モードが設定されていることを判別すると、ステップSP2において、単独演奏/同期演奏のいずれが選択されているか否かを判別する。単独演奏が選択されていれば、ステップSP3において、主旋律演奏モードまたは伴奏演奏モードのいずれが設定されているか否かを判別する。
伴奏演奏モードが選択されていることを判別すると、ステップSP4において、アルペジオあるいはストローク等の伴奏方法が指定されているか否かを判別する。アルペジオが指定されていればステップSP5において、アルペジオでコード音を発生させることを指定し、ストロークが選択されていればステップSP6においてストロークでコード音を発音させることを指定する。
ステップSP7において、1拍演奏モードで演奏するのかあるいは1小節演奏モードで演奏するのかを判別し、1拍演奏モードで演奏するのであればステップSP8において1拍ごとにキー入力して演奏することを指定し、1小節演奏モードで演奏するのであればステップSP9において1小節の最初の音をキー入力して演奏することを指定する。ステップSP10において楽器を選択し、ステップSP11において楽曲を選択し、ステップSP12において、送受信部7を介してその楽曲のデータをダウンロードする。制御部10は、ステップSP13において各種設定を完了する。
これらの設定を完了すると、図4に示すステップSP14において、設定された楽曲の伴奏音を演奏するために、図7に示すように入力すべきキーを表示部2に表示する。例えば「コードC」を演奏するために「1」キーを操作することを表示し、利用者がその表示を見て「1」キーを操作すると、ステップSP15において対応するキーが操作されたことを判別し、ステップSP16において、スピーカ14から「コードC」に対応するドミソの伴奏音を発音させる。すなわち、シーケンサ12から与えられる演奏音に、波形データ記憶部8から対応する波形データを読み出して音程と速度により音付けして、音源回路13から対応する音の音源信号を発生させ、スピーカ14から音を発音させる。
もし、アルペジオによるコード演奏が指定されていれば、「コードC」のドミソに対応する波形データをそれぞれ時間差を有して読み出し、ストロークによるコード演奏が指定されていれば、「コードC」のドミソに対応する波形データを同時に読み出す。このとき演奏データ記憶部11から楽譜データに基づいて主旋律であるメロディ音が伴奏音のバック音として発音される。
ステップSP17において、センサ出力が入力されているか否かを判別する。利用者は音量を変化させるために、センサ6が感圧センサであれば、図8に示すように電話機1の側面に設けられている感圧センサを強く握ったり弱く握ったりする。強く握ることで音量を上げ、弱く握ることで音量を下げることができる。また、電話機1を手で握ることなく、図9に示すように指でセンサ6を押す力に変化を加えることで音量を変化させてもよい。
さらに、センサ6として加速度センサを用いる場合には、図10に示すように電話機1の振る強さを変化させることで音量を変化させることができる。これらの操作により、ビブラートの震え方、音の強弱などのエフェクトを表現することが可能になる。制御部10は、ステップSP18において、上述のごとく操作されることによるセンサ6のセンサ出力の変化に基づいて音量を変化させる。
ステップSP19において、楽曲の演奏が終了したか否かを判別し、終了していなければ、ステップSP14に戻り、次に入力すべきキーを表示部2に表示する。以下、楽曲の演奏が終了するまで、ステップSP14〜SP19を繰返し、演奏が終了すると処理も終了する。
なお、小節演奏モードにおいては、1小節に限らず、2小節を指定したり、いくつかの小節を続けて演奏するかを指定して演奏するようにしてもよい。
上述のごとく、この実施形態によれば、楽譜に記載されているコードに対応した電話機1のキーを操作することで、種々の楽曲のコードをストロークまたはアルペジオで演奏することができる。
次に、主旋律の演奏について説明する。主旋律演奏モードが設定されていれば、ステップSP3において判別され、図5に示すステップSP21〜SP30の処理を行う。これらの処理は、図3に示すステップSP7〜SP16における伴奏音の処理と同じであり、ステップSP28における入力すべきキー表示として、主旋律の音符に対応するキーが表示される。
利用者が主旋律を演奏しているときに、音の調子を変えたければ、bキー35あるいは♯キー36を操作するか、モードキー32でオクターブの上下を設定するモードを指定し、選択キー33で上下を選択する。ステップSP31において、bキー35または♯キー36が操作されているか否かを判別し、いずれかが操作されていれば、ステップSP32においてbあるいは♯のかかった音を指定する。ステップSP31において、bキー35または♯キー36が操作されていないことを判別したときは、ステップSP33において、オクターブを上下させることが設定されているか否かを判別し、設定されていればステップSP34においてオクターブの上下を指定する。
もし、b/♯のかかった音の指定、オクターブの上下設定あるいは音の調子を変えることが設定されていなければ、ステップSP35,SP36,SP37に進む。ステップSP35〜SP37は図3のステップSP17〜SP19と同じであり、以下ステップSP28〜SP37の動作を実行する。
したがって、この実施形態によれば、表示部2に表示された音符に対応するキーを操作することで主旋律音を演奏できる。しかも、bキー35あるいは♯キー36またはオクターブの上下が設定されていれば、波形データ記憶部8から読み出す波形データの読み出し速度を変えることで、音の調子を変えることができる。さらに、主旋律演奏モードにおいても、1小節演奏を指定したときには、1小節内の最初の音を指定すればその1小節内の主旋律が自動演奏される。
次に、同期演奏について説明する。図11に示すように、例えば3人で同期演奏するものとし、電話機1aで主旋律を演奏し、電話機1b,1cで伴奏音を演奏するものとする。電話機1aを操作する利用者は、主旋律演奏モードを設定して音の調子を変えたいときには、b/♯のかかった音あるいはオクターブを上下させた音を設定する。
電話機1aでは、図3に示すステップSP2において同期演奏モードが設定されていることを判別すると、図6に示すステップSP41において主旋律演奏モードあるいは伴奏演奏モードが設定されているか否かを判別する。主旋律演奏モードが設定されていることを判別すると、図5に示すステップSP21〜SP37の動作を実行して、主旋律を演奏する。
一方、電話機1b,1cを操作する利用者は、伴奏演奏モードを選択し、アルペジオ/ストロークを設定する。電話機1b,1cでは、ステップSP41で伴奏演奏モードが設定されていることを判別し、図3および図4に示すステップSP4〜SP19の動作を実行し、主旋律に同期して伴奏音を演奏する。
なお、複数人での同期演奏で同期を取るために、表示部2に発光表示器を設けて発光させたり、あるいは音源回路13から同期音信号を発生させてスピーカ14から同期音を発音させるのが好ましい。図11に示すように3人の利用者が3台の電話機1a,1b,1cで同期演奏する場合、電話機1aで同期音を発生させることにより、演奏開始の合図をし、他の電話機1b,1cとの演奏開始を合わせるようにすればよい。
さらに、図11に示すように複数人がそれぞれ電話機1を所持し、1人が主旋律を演奏し、他の人がアルペジオ,ストロークの伴奏音を背景として同期演奏することも可能になり、グループで合奏して演奏を楽しむことができる。
なお、上述の実施形態では主旋律または伴奏音を発生するようにしたが、これ以外に副旋律音を発生させてもよい。
さらに、演奏した演奏データをメモリ102に記憶しておき、2つ目の楽器を選択し、記憶した演奏曲を再生しながら、同一曲を演奏してその演奏データをメモリ102に記憶するように、サウンド・オン・サウンドを楽しむようにしてもよい。
また、演奏した曲の演奏データをメモリ102に記憶しておき、添付ファイルに添付して電子メールにて相手側に転送するようにしてもよい。さらに、演奏データをMIDIデータとして相手側に送信するようにしてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、キーを使用してアルペジオやストロークでコード音を演奏できるので、単なる電話機ではなく、電子楽器として利用できる。
この発明の一実施形態における電子楽器として使用可能な電話機の外観図である。 この発明の一実施形態における電子楽器として使用可能な電話機のブロック図である。 この発明の一実施形態における電子楽器として使用可能な電話機の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の一実施形態における電子楽器として使用可能な電話機の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の一実施形態における主旋律を演奏するモードを示すフローチャートである。 同期演奏モードを示すフローチャートである。 電話機での演奏状態を示す図である。 電話機を握る力を変えることで音量を変化させる状態を示す図である。 指の動きで音量を変化させる状態を示す図である。 電話機を振ることで音量を変化させる状態を示す図である。 同期演奏を示す図である。
符号の説明
1 電話機、2 表示部、3 キーボード、4,14 スピーカ、5 マイクロホン、6 センサ、7 送受信部、8 波形データ記憶部、10 制御部、11 演奏データ記憶部、12 シーケンサ、13 音源回路、31 数値キー、32 モードキー、33 選択キー、34 設定キー、35 ♭キー、36 ♯キー、101,102 メモリ。

Claims (11)

  1. 少なくとも曲のコードと、そのコードを演奏するときの伴奏方法とを指定するキーを含む入力手段と、
    表示手段と、
    複数の音の波形データと、演奏する曲のコードを含む楽譜データとを記憶する記憶手段と、
    電子音を発音する発音手段と、
    前記記憶手段に記憶されている楽譜データに基づいて、演奏する曲のコードに対応するキーを前記表示手段に表示して入力案内を行い、対応するキーからの入力に応じて、そのコードを前記記憶手段に記憶されている複数の音の波形データに基づいて音色付けし、前記伴奏方法が指定されていることに応じて、前記記憶手段から複数の音の波形データを読み出す時間を制御して、前記発音手段から伴奏音としての電子音を発音させるプログラムを実行する制御手段とを備えた、電子楽器として使用可能な電話機。
  2. 前記入力手段は、少なくともアルペジオやストロークを指定してコードを演奏するためのキーを含み、
    前記制御手段は、前記アルペジオが指定されたとき、前記記憶手段から複数の音の波形データのそれぞれを時間差を有して読み出し、前記ストロークが指定されたとき、前記複数の音の波形データを同時に読み出す、請求項1に記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  3. 前記入力手段は、1拍ごとに音を発音させる1拍演奏モードと、1つの小節の間自動的に音を発音させる1小節演奏モードとを切換えるモード選択手段を含み、
    前記制御手段は、前記モード選択手段によって1拍演奏モードあるいは1小節演奏モードが選択されかついずれかのキー入力に応じて、対応する1拍あるいは小節の楽譜データを前記記憶手段から読み出して、対応する伴奏音を前記発音手段から発音させる、請求項1または2に記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  4. 前記入力手段は、複数の楽器のいずれかを選択するための楽器選択手段を含み、
    前記記憶手段は、前記複数の楽器のそれぞれに対応する波形データを記憶していて、
    前記制御手段は、前記楽器選択手段によって選択された楽器に対応して前記記憶手段から読み出した波形データに基づいて、前記コードを音色付けする、請求項1から3のいずれかに記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  5. 前記記憶手段は、演奏する曲の主旋律のデータを記憶していて、
    前記制御手段は、前記記憶手段から曲の楽譜データとともに主旋律データを読み出し、前記音の波形データにより音色付けして前記発音手段から前記伴奏音に対するバック音として主旋律音を発音させる、請求項1から4のいずれかに記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  6. 前記入力手段は、半音あるいはオクターブの上げ下げを指示するキーを含み、
    前記制御手段は、前記キーからの指示に応じて、前記記憶手段から波形データの読み出し速度を変化させて、前記発音手段から発音させる音の半音あるいはオクターブを上げ下げする、請求項5に記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  7. 前記記憶手段は、演奏したデータを記憶する領域を含み、
    前記制御手段は、前記いずれかの楽器が選択されて演奏されたデータを前記記憶手段の記憶領域に記憶し、さらに他の楽器が選択されて同一曲が演奏されたときの演奏データを前記記憶した演奏データに同期して記憶する、請求項4から6のいずれかに記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  8. 前記入力手段は、振動あるいは圧力を検出するセンサを含み、
    前記制御手段は、前記センサで検出された振動あるいは圧力に応じて前記発音手段から発音される音の音量を変化させる、請求項1から7のいずれかに記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  9. 前記制御手段は、複数人が前記電話機を所持して、合奏演奏するときに前記入力手段のいずれかのキーが操作されたことに応じて、前記表示手段または前記発音手段から音の出だしを報知させる、請求項1から8のいずれかに記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  10. さらに、データを通信する通信手段を含み、
    少なくとも前記波形データと、前記楽譜データと、前記プログラムのいずれかを前記データ通信手段を介してダウンロードする、請求項1から9に記載の電子楽器として使用可能な電話機。
  11. 前記通信手段は、電子メールを送受信し、
    前記制御手段は、前記通信手段によって電子メールを送信するとき、前記演奏した演奏データを添付ファイルとして送信する、請求項10に記載の電子楽器として使用可能な電話機。
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