JP2006095144A - 椅子、車いす、マッサージ椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 着座する障害者に対し、左右対称な動きとなる座位姿勢の切り替えのみならず、左右非対称な動きとなる座位姿勢の切り替えをも行わせること。
【解決手段】 背当て面を有する背凭れ部2と、その背凭れ部2を、背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部3と、座面を有すると共に、背凭れ支持部3を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部1とを備える。更に、背凭れ部2の回動を制御する第1の制御部と、背凭れ支持部3の回動を制御する第2の制御部と、背凭れ支持部3の傾斜を制御する第3の制御部を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 背当て面を有する背凭れ部2と、その背凭れ部2を、背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部3と、座面を有すると共に、背凭れ支持部3を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部1とを備える。更に、背凭れ部2の回動を制御する第1の制御部と、背凭れ支持部3の回動を制御する第2の制御部と、背凭れ支持部3の傾斜を制御する第3の制御部を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、椅子に関し、特に、障害者、高齢者が利用する椅子に関する。
車いすなど、いわゆる障害者向け用に作られる椅子には、障害により、ティルト機能やリクライニング機能を有することが望ましいとされている。ティルト機能とは、椅子の座面と背凭れが成す角度を保ったまま座面の角度を調節する機能を意味し、リクライニング機能とは、座面と背凭れが成す角度自体を調節する機能を意味する。自らの運動能力によっては座位姿勢を切り替えることが困難な障害者に対してこのような機能を搭載した椅子を利用させることにより、疲労の軽減や、褥瘡(床ずれ)、貧血といったような、長時間にわたって同じ姿勢を強いられることに起因する症状の発生を防ぐことができるとされている。そして、この種の機能を搭載した椅子に関する発明を開示した文献として、例えば、特許文献1がある。
特開2003−290294号公報
しかしながら、この種の文献に開示された従来の椅子は、左右対称な動きによる座位姿勢の切り替えを障害者に行わせることは出来ても、上体を捻ったり或いは左右に傾けたりといったような左右非対称な動きによる座位姿勢の切り替えや脊柱の伸展を行わせることは出来なかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、着座する障害者に対し、左右対称な動きとなる座位姿勢の切り替えのみならず、左右非対称な動きや脊柱の伸展となる座位姿勢の切り替えをも行わせることができる椅子を提供することを目的とする。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、着座する障害者に対し、左右対称な動きとなる座位姿勢の切り替えのみならず、左右非対称な動きや脊柱の伸展となる座位姿勢の切り替えをも行わせることができる椅子を提供することを目的とする。
本発明の好適な態様である椅子は、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、前記背凭れ部の回動を制御する制御部とを備える。
本発明の別の好適な態様である椅子は、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した基盤部と、前記背凭れ支持部の回動を制御する制御部とを備える。
本発明の別の好適な態様である椅子は、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部と、前記背凭れ部の回動を制御する第1の制御部と、前記背凭れ支持部の回動を制御する第2の制御部と、前記背凭れ支持部の前後への傾斜を制御する第3の制御部とを備える。
この態様において、前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する第4の制御部を更に備えてもよい。
本発明の別の好適な態様である椅子は、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した基盤部と、前記背凭れ支持部の回動を制御する制御部とを備える。
本発明の別の好適な態様である椅子は、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部と、前記背凭れ部の回動を制御する第1の制御部と、前記背凭れ支持部の回動を制御する第2の制御部と、前記背凭れ支持部の前後への傾斜を制御する第3の制御部とを備える。
この態様において、前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する第4の制御部を更に備えてもよい。
本発明の別の好適な態様である椅子は、中央から左右両端にかけて前方向に湾曲された背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する制御部とを備える。
この態様において、前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルトを更に備えてもよい。
前記背凭れ部の左右両側面の各々にアームレストを備え付けてもよい。
前記各制御部による制御内容を指示する操作子を更に備えてもよい。
また、前記各制御部による制御内容を記憶したメモリを備え、前記各制御部は、前記メモリに記憶された制御内容に従って前記制御を行うようにしてもよい。
この態様において、前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルトを更に備えてもよい。
前記背凭れ部の左右両側面の各々にアームレストを備え付けてもよい。
前記各制御部による制御内容を指示する操作子を更に備えてもよい。
また、前記各制御部による制御内容を記憶したメモリを備え、前記各制御部は、前記メモリに記憶された制御内容に従って前記制御を行うようにしてもよい。
この発明の別の好適な態様である車いすは、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、前記基盤部に固定される車輪と、前記背凭れ部の回動を制御する制御部とを備える。
本発明の別の好適な態様である車いすは、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した基盤部と、前記基盤部に固定される車輪と、前記背凭れ支持部の回動を制御する制御部とを備える。
本発明の別の好適な態様である車いすは、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部と、前記基盤部に固定される車輪と、前記背凭れ部の回動を制御する第1の制御部と、前記背凭れ支持部の回動を制御する第2の制御部と、前記背凭れ支持部の前後への傾斜を制御する第3の制御部とを備える。
この態様において、前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する第4の制御部を更に備えてもよい。
本発明の別の好適な態様である車いすは、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した基盤部と、前記基盤部に固定される車輪と、前記背凭れ支持部の回動を制御する制御部とを備える。
本発明の別の好適な態様である車いすは、背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部と、前記基盤部に固定される車輪と、前記背凭れ部の回動を制御する第1の制御部と、前記背凭れ支持部の回動を制御する第2の制御部と、前記背凭れ支持部の前後への傾斜を制御する第3の制御部とを備える。
この態様において、前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する第4の制御部を更に備えてもよい。
本発明の別の好適な態様である車いすは、中央から左右両端にかけて前方向に湾曲された背当て面を有する背凭れ部と、前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、基盤部に固定される車輪と、前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する制御部とを備える。
この態様において、前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルトを更に備えてもよい。
前記背凭れ部の左右両側面の各々にアームレストを備え付けてもよい。
前記各制御部による制御内容を指示する操作子を更に備えてもよい。
また、前記各制御部による制御内容を記憶したメモリを備え、前記各制御部は、前記メモリに記憶された制御内容に従って前記制御を行ってもよい。
この態様において、前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルトを更に備えてもよい。
前記背凭れ部の左右両側面の各々にアームレストを備え付けてもよい。
前記各制御部による制御内容を指示する操作子を更に備えてもよい。
また、前記各制御部による制御内容を記憶したメモリを備え、前記各制御部は、前記メモリに記憶された制御内容に従って前記制御を行ってもよい。
本発明の別の好適な態様であるマッサージ椅子は、背当て面を有すると共にマッサージ運動を行なう治療子を内蔵させた背凭れ部と、前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部と、前記背凭れ部の回動を制御する第1の制御部と、前記背凭れ支持部の回動を制御する第2の制御部と、前記背凭れ支持部の前後への傾斜を制御する第3の制御部とを備える。
本発明の別の好適な態様であるマッサージ椅子は、中央から左右両端にかけて前方向に湾曲させた背当て面を有すると共にマッサージ運動を行なう治療子を内蔵させた背凭れ部と、前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルトと、前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する制御部とを備える。
本発明の別の好適な態様であるマッサージ椅子は、中央から左右両端にかけて前方向に湾曲させた背当て面を有すると共にマッサージ運動を行なう治療子を内蔵させた背凭れ部と、前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルトと、前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する制御部とを備える。
本発明によれば、障害者に対し、左右対称な動きとなる座位姿勢の切り替えのみならず、脊柱の前後屈、側屈、軸性伸展等を行わせることができる。
(第1実施形態)
本願発明の第1の実施の形態について説明する。まず、本実施の形態にかかる車いすの構成について説明する。図1は、車いすを前方から見た図であり、図2は、車いすを左側方から見た図である。図3は、車いすを上方から見た図である。
本願発明の第1の実施の形態について説明する。まず、本実施の形態にかかる車いすの構成について説明する。図1は、車いすを前方から見た図であり、図2は、車いすを左側方から見た図である。図3は、車いすを上方から見た図である。
図に示すように、この車いすの構成は、着座する座面を有する基盤部1と、着座した障害者が背中越しに寄り掛かる背当て面を有する背凭れ部2と、背凭れ部2を背後から支持する背凭れ支持部3とに大別することができる。
背凭れ部2は、任意の物質で形成した背凭れフレームの前面にクッションなどの弾性体を配し、その弾性体を包み込むように布を張り巡らせることで背当て面を形成している。更に、その裏面の下方には、背凭れ支持部3との連結部材であるシャフトを挿入し固定するためのシャフト挿入穴が設けられている。図に示すように、背凭れ部2の背当て面は、中央から左右両端にかけて前方向に湾曲された形状を成している。そして、その左右両側面にはアームレストが夫々備え付けられ、また、利用者の上半身を背凭れ部2に固定するためのベルト52が備え付けられている。
背凭れ支持部3は、上下左右に金属製のパイプを夫々配設して矩形状のフレームを形成し、上下に配したパイプの両中点の間に昇降ガイドパイプ11を架け渡してなる。昇降ガイドパイプ11はフレームの下側に配されたパイプを貫通し、その下端は後述する支持台25の上面に固定される。また、この昇降ガイドパイプ11は、下側に配されたパイプを貫通してから下端までの中途にヒンジ部材12が設けられており、背凭れ支持部3はこのヒンジ部材12を介して前後に傾斜自在となっている。
昇降ガイドパイプ11には、背凭れ部支持ユニット13が昇降自在に挟持される。この背凭れ部支持ユニット13は、昇降ガイドパイプ挟持体14と、夫々がモータを搭載した背凭れ回動制御部15と昇降制御部16とから構成される。昇降ガイドパイプ挟持体14は、略直方体の金属製部材の上面から下面にかけて、昇降ガイドパイプ11を挿通させるべく刳り貫かれたパイプ挿通穴17を形成してなる。また、昇降ガイドパイプ挟持体14の前方には背凭れ部2のシャフト挿通穴に挿入され固定されるべきシャフトが回動自在に備え付けられ、このシャフトの回転軸は背凭れ回動制御部15のモータの回転軸と連結される。従って、背凭れ回動制御部15のモータが回転すると、背凭れ支持部3もそれに連動して回動する。
昇降ガイドパイプ挟持体14のパイプ挿通穴17の前側壁面と後側壁面には、昇降ガイドパイプ11を挟持すべく3つの滑車18乃至20が向かい合せるようにして軸支され、それらのうち後側にある滑車18の回転軸は昇降制御部16のモータの回転軸と連結される。従って、昇降制御部16のモータが回転すると、背凭れ部支持ユニット13は、背凭れ部2を連結させた状態のまま、昇降ガイドパイプ11に沿って上下にスライドする。
基盤部1は、コの字型パイプ21とこれを左右両側から支える台形型パイプとによって骨組みを形成している。コの字型パイプ21は前側が中途から下方向に屈曲しその先端にフットレスト22を形成する。また、コの字型パイプ21の上側には板状体23が載置固定され、板状体23の上面には後方の一部を除いて座面部24が設けられている。この座面部24は、上述の背凭れ部2と同様に、弾性体を包み込むように布を張り巡らせることで形成される。一方で、板状体23の上面の後方には、背凭れ支持部25を支持するための支持台25が備え付けられている。支持台25の上面の前方には、上述した昇降ガイドパイプ11の下端が固定される。更に、その後方には、背凭れ支持部3の傾斜を制御するための傾斜制御部50が固定される。この傾斜制御部50は、支柱部26と、アーム収納部27と、第1アーム部29と、第2アーム部28とを備える。支柱部26はその下端が支持台25に固定される一方で、その上端はヒンジ部材30を介してアーム収納部27と連結される。また、第1アーム部29は、その上端が昇降ガイドパイプ11の上方に接合されており、その下端は第2アーム部28の上端とヒンジ部材31を介して連結される。第2アーム部28はアーム収納部27の上面から中ほどにかけて設けられた収納穴33に一部収納される。そして、このアーム収納部27はモータを搭載しており、モータの駆動力を用いることにより、収納穴33へ収納させる第2アーム部28の部位の長さを自在に伸縮できるようになっている。
基盤部1は、支持台25を介して背凭れ支持部3を回動自在に支持する。基盤部1における板状体23の下面やや左寄りの位置には、モータを搭載した支持台回動制御部32が備え付けられており、この支持台回動制御部32のモータの回転軸は、支持台25の下面に突設され板状体23を貫通させた棒体49と連結される。従って、この支持台回動制御部32のモータが回転すると、支持台25もそれに連動して回動する。
基盤部1にてコの字型パイプ21を支える左右一対の台形型パイプは、上方パイプ36、下方パイプ34、前方パイプ35、後方パイプ37を溶接接合してなる。そして、両台形型パイプにおける前方パイプ35と下方パイプ34の接続部位の間には前方横パイプ48が架け渡されている。
前方パイプ35は下方パイプ34との接続部位よりも延長され、その下端には無方向性の車輪38が備え付けられている。更に、後方パイプ37の下端は左右一対の駆動輪39を軸着した駆動輪制御部40に固定される。この駆動輪制御部40はモータを搭載しており、左右の駆動輪39を別々に駆動させる。
次に、本実施形態の動作を説明する。
上述したように、本実施形態にかかる車いすは、回動制御部15、昇降制御部16、傾斜制御部50、支持台回動制御部32を備えており、これら各制御部は、リモコン操作子によって個別に操作可能となっている。図4は、リモコン操作子の斜視図である。このリモコン操作子は、上部にモード切替ボタン60を有したジョイスティック61を備えている。そして、モード切替ボタン60が押下される毎に、「第1モード」→「第2モード」→「第3モード」→「第4モード」と順次遷移するようになっている。
上述したように、本実施形態にかかる車いすは、回動制御部15、昇降制御部16、傾斜制御部50、支持台回動制御部32を備えており、これら各制御部は、リモコン操作子によって個別に操作可能となっている。図4は、リモコン操作子の斜視図である。このリモコン操作子は、上部にモード切替ボタン60を有したジョイスティック61を備えている。そして、モード切替ボタン60が押下される毎に、「第1モード」→「第2モード」→「第3モード」→「第4モード」と順次遷移するようになっている。
まず、利用者は、第1モードでリモコン操作子のジョイスティック61を前後に操作することにより、上半身を屈曲させた姿勢や腰椎伸展させた座位姿勢をとることができる。上述したように、利用者が着座した際に背中越しにもたれかかる部位である背凭れ部2は、背凭れ支持部3によって背後から支持され、更にその背凭れ支持部2は、傾斜制御部50によって前後に自在に傾斜されるようになっている。つまり、背凭れ支持部3のアーム収納部27における第2アーム部28の収納部位の長さが短くなると、第1アーム部29と昇降ガイドパイプ11の接合部位から支柱部26までの距離はそれに応じて長くなるため、図5に示すように背凭れ部2が前傾する。反対に、背凭れ支持部3のアーム収納部27における第2アーム部28の収納部位の長さが長くなると、第1アーム部29と昇降ガイドパイプ11の接合部位から支柱部26までの距離はそれに応じて短くなるため、図6に示すように背凭れ部2が後傾することになる。利用者が着座した状態でこのような動作を行わせることにより、利用者の上半身を前後に揺動させる運動を行わせることができる。
利用者は、第2モードでリモコン操作子のジョイスティック61を左右に操作することにより、上半身を左右に傾けた座位姿勢をとることができる。上述したように、背凭れ部2と背凭れ支持部3との連結部材であるシャフトの回転軸は背凭れ回動制御部15に搭載されたモータの回転軸と連結されている。つまり、背凭れ部2は、背当て面と略平行な弧に沿った回動を自在としつつ背凭れ支持部3に支持され、その回動の角度が背凭れ回動制御部15によって制御される。従って、背凭れ回動制御部15に搭載されたモータの回転軸が左方向に回転すると、図7や図8に示すように背凭れ部2も左方向に傾く。反対に、回転軸が右方向に回転すると、背凭れ部2も右方向に傾く。利用者が着座した状態でこのような動作を行わせることにより、利用者の上半身を左右に側屈させる運動を行わせることができる。
また、利用者は、第3モードでリモコン操作子のジョイスティック61を前後に操作することにより、背凭れ部2の高さを自らの希望に合せて適宜調節することができる。図7及び図8は、何れも背凭れ部2を左方向に傾けた状態を示すものであるが、両者を比較すると、図8の方が図7よりも背凭れ部2の高さが高くなっていることが分かる。また、利用者の上半身は、背凭れ部2の背当て面における前方向に湾曲された部位に収容されることにより、背凭れ部2に対して緩やかに固定されるため、その状態で背凭れ部2の高さを上下に移動させることにより、利用者の体を伸ばす運動を行なわせることができる。更に、ベルト52を利用者の腹部に巻付することによって上半身をより強く固定した状態でそのような運動を行わせることもできる。
利用者は、第4モードでリモコン操作子のジョイスティック61を左右に操作することにより、上半身を左右に捻った座位回旋姿勢をとることができる。上述したように、背凭れ支持部3の昇降ガイドパイプ11と傾斜制御部50は基盤部1の支持台25に固定されており、その支持台25の下面に突設された棒体49は支持台回動制御部32に搭載されたモータの回転軸と連結されている。つまり、背凭れ部2及びそれを支持する背凭れ支持部3は、支持台25の座面と略平行な弧に沿った回動を自在としつつ座面部24に支持され、その回動の角度は支持台回動制御部32によって制御される。従って、支持台回動制御部32に搭載されたモータの回転軸が左方向に回転すると、図9に示すように背凭れ部2及び背凭れ支持部3も左方向に回動する。反対に、回転軸が右方向に回転すると、背凭れ部2及び背凭れ支持部3も右方向に回動する。利用者が着座した状態でこのような動作を行わせることにより、利用者の上半身を左右に捻る回旋運動を行わせることができる。
これら各制御部による制御は、組み合わせて利用してもよい。例えば、背凭れ部2及び背凭れ支持部3を右に回動させた状態で背凭れ部2を左に傾けるといったように、複数の動作を組み合わせることによって、より複雑な運動を利用者に行わせることができる。
以上説明した本実施形態にかかる車いすによると、利用者が背中越しにもたれかかる背凭れ部2が、背当て面と略平行な弧に沿った回動を自在としつつ背凭れ支持部3によって支持され、背凭れ支持部3は、利用者が着座する座面と略平行な弧に沿った回動を自在としつつ基盤部1によって支持される。更に、それらの回動は、リモコン操作子による操作に従って個別に制御されるようになっている。従って、車いすに着座する利用者が自分自身では座位姿勢を切り替えることができない場合でも、その切り替えを円滑に支援することができる。
(第2実施形態)
本願発明の第2の実施形態について説明する。
上記実施形態において、回動制御部15、昇降制御部16、傾斜制御部50、支持台回動制御部32の各部は、リモコン操作子の指示に応じて制御されるようになっていた。これに対し、各制御部の特定の制御状態をメモリに登録可能とし、登録した制御位置への復帰がリモコン操作子による所定の復帰指示に応じて自動的に行われるようにしてもよい。図10は、このような動作を実現するための、制御部を含む駆動機構の一例を示すブロック図である。図に示すように、本変形例では、各制御部の特定の制御位置を記憶するメモリと、エンコーダによる支援の下に、メモリに記憶された制御位置への復帰を指示する信号を制御部へ供給する駆動指示部とを備える。
かかる変形例によると、利用者は、如何なる姿勢への運動を行なうとしても、基本となる座位姿勢の状態を予めメモリに登録しさえすれば、車いすをそのような状態に自動的に復帰させることができる。
本願発明の第2の実施形態について説明する。
上記実施形態において、回動制御部15、昇降制御部16、傾斜制御部50、支持台回動制御部32の各部は、リモコン操作子の指示に応じて制御されるようになっていた。これに対し、各制御部の特定の制御状態をメモリに登録可能とし、登録した制御位置への復帰がリモコン操作子による所定の復帰指示に応じて自動的に行われるようにしてもよい。図10は、このような動作を実現するための、制御部を含む駆動機構の一例を示すブロック図である。図に示すように、本変形例では、各制御部の特定の制御位置を記憶するメモリと、エンコーダによる支援の下に、メモリに記憶された制御位置への復帰を指示する信号を制御部へ供給する駆動指示部とを備える。
かかる変形例によると、利用者は、如何なる姿勢への運動を行なうとしても、基本となる座位姿勢の状態を予めメモリに登録しさえすれば、車いすをそのような状態に自動的に復帰させることができる。
(第3実施形態)
本願発明の第3の実施形態について説明する。
第2実施形態では、ある制御位置をメモリに登録しておくと、その制御位置への復帰が自動的に行われるようになっていた。これに対し、そのように1つの制御位置を登録するのではなく、複数の制御位置とその遷移順とを表すシーケンスデータをメモリに登録するようにしてもよい。図11は、本変形例におけるメモリの記憶内容の一例を示す図である。この図では、t1のタイミングで制御位置Aが、t2のタイミングで制御位置Bが、t3のタイミングで制御位置Cが夫々登録されている。かかる一連の制御内容を登録しておいた場合、t1のタイミングが到来すると、車いすの各制御部が、制御位置Aを実現するような制御を自動的に行い、t2のタイミングが到来すると、制御位置Bを実現するような制御を行う。更に、t3のタイミングが到来すると、制御位置Cを実現するような制御を行う。
このような変形例によると、利用者は、メモリの記憶内容を予め設定しさえすれば、リモコン操作子を逐一操作するといった煩わしい操作を行わずとも、自らの座位姿勢を定期的に切り替えることができる。
本願発明の第3の実施形態について説明する。
第2実施形態では、ある制御位置をメモリに登録しておくと、その制御位置への復帰が自動的に行われるようになっていた。これに対し、そのように1つの制御位置を登録するのではなく、複数の制御位置とその遷移順とを表すシーケンスデータをメモリに登録するようにしてもよい。図11は、本変形例におけるメモリの記憶内容の一例を示す図である。この図では、t1のタイミングで制御位置Aが、t2のタイミングで制御位置Bが、t3のタイミングで制御位置Cが夫々登録されている。かかる一連の制御内容を登録しておいた場合、t1のタイミングが到来すると、車いすの各制御部が、制御位置Aを実現するような制御を自動的に行い、t2のタイミングが到来すると、制御位置Bを実現するような制御を行う。更に、t3のタイミングが到来すると、制御位置Cを実現するような制御を行う。
このような変形例によると、利用者は、メモリの記憶内容を予め設定しさえすれば、リモコン操作子を逐一操作するといった煩わしい操作を行わずとも、自らの座位姿勢を定期的に切り替えることができる。
(他の実施形態)
本願にかかる発明は種々の変形実施が可能である。
上記実施形態における背凭れ支持部3は、アーム収納部27の収納穴33へ収納させる第2アーム部28の部位の長さを伸縮することによって背凭れ部2の傾斜を制御するようになっていた。これに対し、背凭れ部2の背後にカムを備え付け、このカムを回転させることによって背凭れ部2の傾斜を制御するようにしてもよい。
本願にかかる発明は種々の変形実施が可能である。
上記実施形態における背凭れ支持部3は、アーム収納部27の収納穴33へ収納させる第2アーム部28の部位の長さを伸縮することによって背凭れ部2の傾斜を制御するようになっていた。これに対し、背凭れ部2の背後にカムを備え付け、このカムを回転させることによって背凭れ部2の傾斜を制御するようにしてもよい。
上記実施形態において、背凭れ回動制御部15は、自らが搭載しているモータの回転軸と連結させたシャフトを背凭れ部2の裏面に設けられたシャフト挿入穴に挿入し固定することによって、背凭れ部2を回動自在に支持していたが、リンク、内部ギヤ、スライドレール、アクチュエータ、プーリー、ベルト、チェーン、長溝式レールといった機構を用いて背凭れ部2を支持するようにしてもよい。要するに、背凭れ部2がその背当て面と略平行な弧に沿って回動しうるように支持されていればそのための機構は問わない。同様に、支持台回動制御部32も、座面と略平行な弧に沿って回動しうるように背凭れ部2及び背凭れ支持部3を支持していればそのための機構は問わない。
上記実施形態において、各制御部によって回動又は傾斜が制御される部位は、背凭れ部2と背凭れ支持部3とを連結した部位、及び背凭れ支持部3と基盤部1とを連結した部位のみであった。これに対し、車いすを構成する他の部位の動作を制御してもよい。例えば、基盤部1における板状体23と座面部24とを連結した部位に上述した各機構の何れかを搭載させることによって、座面部24を板状体23に対して前後左右にスライドさせたり回転させるといった制御を行なってもよい。また、フットレスト22を前後左右にスライドさせたり回転させたりしてもよいし、背凭れ部2の上部を構成するいわゆるヘッドレストの部分を、その下の部位に対して前後左右にスライドさせたり回転させたりしてもよい。更に、背凭れ部2の左右両脇にいわゆるアームレストを備え付け、このアームレストについても同様にスライドさせたり回転させたりしてもよい。また、上述したヘッドレスト、フットレスト、アームレストに傾斜をつけるような動作を行なわせてもよい。
背凭れ部2の向きを変化させるのではなく、その背当て面そのものの形状を変化させるようにしてもよい。例えば、背当て面の弾性体を、電流に反応する形状記憶素材によって形成し、リモコン操作子の操作に応じてこの形状記憶素材に電流を流すことによって、背当て面の形状に変化を与えるようにしてもよい。エアー、油圧を利用することによって背当て面の形状に変化を与えるようにしてもよい。また、背凭れ部2を、複数枚の分離された部材を縦方向に並べて構成し、それら各部材による回動をリモコン操作子による操作に応じて独立して制御するようにしてもよい。
上記実施形態では、本願にかかる発明を車いすに適用した例を示したが、車いすに限らず、オフィスや学校などで用いられる通常の椅子に本願の発明を適用してもよい。そのような変形例によると、着座した利用者の座位姿勢を各制御部によって切り替えることにより、利用者は座ったままの状態で、姿勢の転換や、座面及び背当て面と接触している部分の体圧の変化、及び多様な運動を行うことができ、良好なストレッチ効果が得られる。
更に、いわゆる揉み球やバイブレータなどの治療子を搭載させたマッサージ椅子に本願発明を適用してもよい。この種のマッサージ椅子の多くは、揉み球やバイブレータなどの各種機構により形成された治療子を背もたれ部内に搭載させ、その治療子を上下に昇降させながら動作させることによって、着座した利用者の背中に刺激を与える。しかしながら、これまでに提案されてきたマッサージ椅子は、利用者が体を起こして着座した状態やリクライニングした状態、つまりは、自重がかかっただけのフリーな状態でマッサージを行うものであった。従って、この種のマッサージ椅子に本願にかかる発明を適用するようにすれば、利用者の上半身を左右に傾けたり捻るなどしてある特定の部位の筋を伸ばした状態で背中に刺激を与えることによって、従来よりも快適なマッサージを施すことができる。また、利用者の筋肉疲労などの症状もより効果的に取り除くことができる。
上記実施形態において、利用者は、リモコン操作子に搭載されたジョイスティック61を前後左右に動かすことで、各制御部の動作を指示するようになっていた。これに対し、別の種類の操作子を用いて制御部の動作を指示してもよい。例えば、「前」、「後」、「右」、「左」のそれぞれの方向と対応する各ボタンを備えたリモコン操作子によって、各制御部の動作を指示してもよいし、利用者の発声音を認識する音声認識デバイスを用いてかかる指示を行なってもよい。更に、利用者の吹き入れる息の強さや長さを定量化して前後左右の動作の指示信号に変換するいわゆる呼機を搭載し、この呼機を用いて各制御部の動作を指示してもよいし、利用者の脳波を検出し、検出した脳波を基に各制御部の動作を指示するようにしてもよい。
1…基盤部、2…背凭れ部、3…背凭れ支持部、11…昇降ガイドパイプ、12…ヒンジ部材、13…部支持ユニット、14…昇降ガイドパイプ挟持体、15…回動制御部、17…パイプ挿通穴、18…昇降制御部、16…滑車、20…乃至、21…字型パイプ、22…フットレスト、23…板状体、24…座面部、25…支持台、26…支柱部、27…アーム収納部、30…ヒンジ部材、31…ヒンジ部材、32…支持台回動制御部、33…収納穴、34…下方パイプ、35…前方パイプ、36…上方パイプ、37…後方パイプ、38…車輪、40…駆動輪制御部、48…前方横パイプ、49…棒体、50…傾斜制御部、51…アームレスト、52…ベルト、60…モード切替ボタン、61…ジョイスティック
Claims (20)
- 背当て面を有する背凭れ部と、
前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、
前記背凭れ部の回動を制御する制御部と
を備えた椅子。 - 背当て面を有する背凭れ部と、
前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した基盤部と、
前記背凭れ支持部の回動を制御する制御部と
を備えた椅子。 - 背当て面を有する背凭れ部と、
前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部と、
前記背凭れ部の回動を制御する第1の制御部と、
前記背凭れ支持部の回動を制御する第2の制御部と、
前記背凭れ支持部の前後への傾斜を制御する第3の制御部と
を備えた椅子。 - 請求項3に記載の椅子において、
前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する第4の制御部
を更に備えた椅子。 - 中央から左右両端にかけて前方向に湾曲された背当て面を有する背凭れ部と、
前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、
前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する制御部と
を備えた椅子。 - 請求項5に記載の椅子において、
前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルト
を更に備えた椅子。 - 請求項5に記載の椅子において、
前記背凭れ部の左右両側面の各々にアームレストを備え付けた
椅子。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の椅子において、
前記各制御部による制御内容を指示する操作子
を更に備えた椅子。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の椅子において、
前記各制御部による制御内容を記憶したメモリを備え、
前記各制御部は、前記メモリに記憶された制御内容に従って前記制御を行う
椅子。 - 背当て面を有する背凭れ部と、
前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、
前記基盤部に固定される車輪と、
前記背凭れ部の回動を制御する制御部と
を備えた車いす。 - 背当て面を有する背凭れ部と、
前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した基盤部と、
前記基盤部に固定される車輪と、
前記背凭れ支持部の回動を制御する制御部と
を備えた車いす。 - 背当て面を有する背凭れ部と、
前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部と、
前記基盤部に固定される車輪と、
前記背凭れ部の回動を制御する第1の制御部と、
前記背凭れ支持部の回動を制御する第2の制御部と、
前記背凭れ支持部の前後への傾斜を制御する第3の制御部と
を備えた車いす。 - 請求項12に記載の車いすにおいて、
前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する第4の制御部
を更に備えた車いす。 - 中央から左右両端にかけて前方向に湾曲された背当て面を有する背凭れ部と、
前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、
前記基盤部に固定される車輪と、
前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する制御部と
を備えた車いす。 - 請求項14に記載の車いすにおいて、
前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルト
を更に備えた椅子。 - 請求項14に記載の車いすにおいて、
前記背凭れ部の左右両側面の各々にアームレストを備え付けた
車いす。 - 請求項10乃至16のいずれかに記載の車いすにおいて、
前記各制御部による制御内容を指示する操作子
を更に備えた車いす。 - 請求項10乃至16のいずれかに記載の車いすにおいて、
前記各制御部による制御内容を記憶したメモリを備え、
前記各制御部は、前記メモリに記憶された制御内容に従って前記制御を行う
車いす。 - 背当て面を有すると共にマッサージ運動を行なう治療子を内蔵させた背凭れ部と、
前記背凭れ部を、前記背当て面と略平行に描かれる弧に沿った回動を自在としつつ支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を、前記座面と略平行に描かれる弧に沿った回動及び前後への傾斜を自在としつつ支持した基盤部と、
前記背凭れ部の回動を制御する第1の制御部と、
前記背凭れ支持部の回動を制御する第2の制御部と、
前記背凭れ支持部の前後への傾斜を制御する第3の制御部と
を備えたマッサージ椅子。 - 中央から左右両端にかけて前方向に湾曲させた背当て面を有すると共にマッサージ運動を行なう治療子を内蔵させた背凭れ部と、
前記背凭れ部に着座者の上半身を固定するベルトと、
前記背凭れ部を支持した背凭れ支持部と、
座面を有すると共に、前記背凭れ支持部を支持した基盤部と、
前記基盤部から前記背凭れ部までの高さを制御する制御部と
を備えたマッサージ椅子。
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