JP2006087659A - 穿刺用プローブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 穿刺針を目標の位置に対し、正確に刺入することを可能とし、かつ、簡便性のある穿刺用プローブ装置を提供すること。
【解決手段】 超音波の送受信を行うプローブ面10aを有する超音波プローブ10と、超音波プローブに着脱可能に保持され、プローブ面を被検体に当接させた状態で被検体に対し穿刺針を刺入する穿刺針Nをガイドするガイド部1hを有する穿刺アダプタ1とを備える穿刺用プローブ装置において、プローブ面側から被検体方向に突出し、穿刺針を刺入する位置に近接する突部10dを設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波診断装置下において穿刺術を行う際に用いられ、超音波の送受信を行うプローブと穿刺針をガイドするガイド部とを備える穿刺用プローブ装置に関する。
従来から、注射針等の穿刺針を生体内に刺入して、腫瘍などの組織の採取等の検査や、薬剤の局所投与或いは穿刺針からのマイクロ波やラジオ波の照射等の温熱治療などを行う穿刺術が行われている。このような穿刺術は、損傷により大出血を起こす危険性のある血管などを避けるために、或いは、目的である腫瘍などの組織に対して確実に穿刺するために、一般的には、超音波診断装置によって生成される断層画像を参照しながら行われている。このように、超音波診断装置によるガイド下で行う穿刺術を超音波ガイド下穿刺術という。
例えば、超音波ガイド下穿刺術を施す場合に、穿刺針を目標とする位置に確実に刺入するために、断層画像上で穿刺針が不鮮明になったり消えてしまったりしないように安定して刺入できるように超音波診断装置のプローブに穿刺用の穿刺アダプタを取り付けて、この穿刺アダプタに支持される穿刺針を生体接触面であるプローブ面の端部近傍から生体内に刺入する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
ところが、超音波ガイド下穿刺術を行う場合、プローブで被検体に対し超音波の送受信を行い断層画像で病変部を描出したのち、穿刺針を体内に刺入するわけであるが、例えば、上述の穿刺アダプタを用いたとしても、人体は柔軟であるため、刺入の際、穿刺針の刺入に要する作用力によって体表が凹形状に変形する。そして、その変形に応じて体の内部も変形するので、内部臓器の位置が変わる。一方、穿刺針による体表の変形により、プローブが被検体に対し不安定になり、断層画像が不鮮明になることがあるが、その場合には断層画像が鮮明になるようにプローブをより強く被検体に押し付けるので、内部臓器はさらに位置が変化することになる。この位置の変化は、特に硬い一部(例えば肝硬変部など)で顕著である。
したがって、操作者は、穿刺針と目標とする患部の位置との変化に対応させながら超音波プローブを動かし、さらに穿刺針の刺入方向を調整しながら、目標とする患部に到達するように刺入していくことになる。そのため、刺入作業に長い時間がかかってしまうことがある。また、患部を見失わないようプローブを動かすことにより、穿刺針の画像が不鮮明になり、大きな血管等に気づかず穿刺針を刺入してしまい、人体に対して健康被害を与えてしまう可能性がぬぐえない。
そこで、正確な超音波ガイド下穿刺を可能にする目的で、目標とする患部の位置と穿刺針の刺入位置との相対位置を固定するように、穿刺針を刺入する部分を吸引して、超音波ガイド下穿刺術を行う穿刺具が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平1−97440号公報 特開平8−117232号公報
しかしながら、吸引方向は刺入方向とは逆方向なので、刺入部の体表は、依然として刺入により凹形状に変形し、その変形により内部臓器は動いてしまう。また、吸引のための構成により、機器が大型化し、簡便性がなくなるという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、穿刺針を目標の位置に対し、より正確に刺入することを可能とし、かつ、簡便性のある穿刺用プローブ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、超音波の送受信を行うプローブ面を有する送受信部と、前記プローブ面を被検体に当接させた状態で前記被検体に対し刺入する穿刺針をガイドするガイド部とを備える穿刺用プローブ装置において、前記プローブ面側から前記被検体方向に突出し、前記穿刺針を刺入する位置に近接する突部を設けたことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、超音波の送受信を行うプローブ面を有する送受信部と、前記プローブ面を被検体に当接させた状態で前記被検体に対し刺入する穿刺針をガイドするガイド部とを備える穿刺用プローブ装置において、前記送受信部に着脱可能に保持され、前記ガイド部を備える穿刺アダプタを備え、前記穿刺アダプタに、前記プローブ面側から前記被検体方向に突出し、前記穿刺針を刺入する位置に近接する突部を設けたことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、超音波の送受信を行うプローブ面を有する送受信部と、前記プローブ面を被検体に当接させた状態で前記被検体に対し刺入する穿刺針をガイドするガイド孔を有するガイド部とを備える穿刺用プローブ装置において、前記ガイド部に延設され、前記プローブ面側から前記被検体方向に突出する突部を設け、前記ガイド孔は、前記突部を貫通することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、前記ガイド孔に連通する吸引口と、前記吸引口を介して吸引を行う吸引手段とを更に備えることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、超音波の送受信を行うプローブ面を有する送受信部と、前記プローブ面を被検体に当接させた状態で前記被検体に対し刺入する穿刺針をガイドするガイド孔を有するガイド部とを備える穿刺用プローブ装置において、前記送受信部に着脱可能に保持され、前記ガイド部を備える穿刺アダプタを備え、前記穿刺アダプタに、前記ガイド部に延設され、前記プローブ面側から前記被検体方向に突出する突部を設け、前記ガイド孔は、前記突部を貫通することを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、前記穿刺アダプタは、前記ガイド孔に連通する吸引口を有し、前記吸引口を介して吸引を行う吸引手段を更に備えることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、前記突部の前記突出の高さが可変であることを特徴としている。
請求項1に記載の穿刺用プローブ装置によれば、穿刺針を刺入する位置に近接する突部を設けることにより、突部により既に凹形状に変形させられ張力がかかった状態の被検体表面に対し刺入するので、被検体表面の穿刺針の刺入による変形がほとんどない。したがって、刺入の際に目標が移動することがないので、操作者は、より正確に穿刺針を目標の位置に刺入することができ、かつ、突部を設けるだけなので簡便性がある。
請求項2に記載の穿刺用プローブ装置によれば、穿刺アダプタに突部を設けることにより、より正確に穿刺針を目標の位置に刺入することができ、かつ、突部を設けるだけなので簡便性がある。
請求項3に記載の穿刺用プローブ装置によれば、ガイド部に延設し、ガイド孔が貫通する突部を設けることにより、突部が被検体表面を押す方向と穿刺針が被検体表面を押す方向とが同じなので、異なる方向の張力を発生しないので、穿刺針の刺入の際に被検体表面の変形量をより少なくすることができ、操作者は、より正確に穿刺針を目標の位置に刺入することができる。かつ、突部をガイド部に延設し設けるだけなので簡便性がある。
請求項4に記載の穿刺用プローブ装置によれば、被検体表面がさらに吸引力により吸引され変形することにより、より張力がかかった状態になるので、穿刺針の刺入の際に被検体表面の変形をより小さくすることができる。
請求項5に記載の穿刺用プローブ装置によれば、穿刺アダプタにガイド部に延設し、ガイド孔が貫通する突部を設けることにより、穿刺針の刺入の際に被検体表面の変形量をより少なくすることができ、より正確に穿刺針を目標の位置に刺入することができ、かつ、穿刺アダプタに突部をガイド部に延設し設けるだけなので簡便性がある。
請求項6に記載の穿刺用プローブ装置によれば、被検体表面がさらに吸引力により吸引され変形することにより、より張力がかかった状態になるので、穿刺針の刺入の際に被検体表面の変形をより小さくすることができる。
請求項7に記載の穿刺用プローブ装置によれば、突出高さを変化させることができるので、被検体の硬さに応じて、被検体表面の変形量を変えて、被検体表面の張力を適正にすることができる。また、穿刺を行わない診断時には、突出しないようにして、プローブを用いた診断を容易にする。
以下、本発明に係る穿刺用プローブ装置の様々な実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。また、同一の構成要素に関しては、各図において同一の符号を付すこととする。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施形態における穿刺用プローブ装置の全体構成を表す斜視図を示す。図1に示すように、本穿刺用プローブ装置は、超音波の送受信を行って断層画像を生成するための超音波プローブ10(送受信部)と、超音波プローブ10に着脱可能に保持されて穿刺針Nを刺入する際に穿刺針Nをガイドする穿刺アダプタ1とを備えている。
超音波プローブ10は、一方の先端部に超音波の発振および受信を行う超音波振動子(図示せず)を備えるプローブ面10a、プローブ面10aの長手方向の端部の外側にプローブ面10a側から突出し、後述する孔部1dによりガイドされる穿刺針が刺入される位置に近接する突部10d、他方には操作者が把持する把持部10eが設けられ、更に把握部10eには接続ケーブル10cが連設されている。接続ケーブル10cは図示しない超音波診断装置に接続される。また、超音波プローブ10の側面部10bには、凹部10baが設けられ、穿刺アダプタ1の装着に用いられる。
穿刺アダプタ1は、穿刺アダプタ1を超音波プローブ10に着脱自在に取り付けるための筒状形状を成す着脱部1aと、穿刺針Nを超音波プローブ10による超音波の走査線上にガイドするためのガイド部1hとから構成されている。さらに、着脱部1aは、超音波プローブ10のプローブ面10a及び突部10dを挿入ための開口部1cと、この開口部1cに超音波プローブ10のプローブ面10a及び突部10dが挿入された場合に、超音波プローブ10のプローブ面10aと略一致して、同一方向(但し、超音波プローブ10による超音波のスキャン方向と直交する方向)に広がりを有する平面部1fとを有し、ガイド部1hは、開口部1cに超音波プローブ10のプローブ面10aが挿入された場合に、超音波プローブ10のプローブ面10aと略一致して、同一方向(但し、超音波のスキャン方向)に広がりを有する平面部1gと、この平面部1gを貫通して、穿刺針Nを超音波プローブ10による超音波の走査線上に規定するようにガイドする、穿刺針Nを挿入可能に構成された孔部1d(ガイド孔)とを有し構成されている。
また、穿刺アダプタ1の着脱部1aの内面部1aaには、超音波プローブ10の側面部10bに設けられた凹部10baと係合する凸部1abが設けられており、開口部1cに超音波プローブ10のプローブ面10aが挿入された場合に、これら凹部10baと凸部1abが係合することで、当該超音波プローブ用穿刺アダプタ1は超音波プローブ10に着脱自在に取り付けられ、且つ、超音波プローブ10のプローブ面10aと当該超音波プローブ用穿刺アダプタ1の平面部1f及び平面部1gとが略一致するようになっている。
尚、穿刺アダプタ1は、例えば樹脂材料を成型することにより得られ、上記各部は一体に構成される。
このような構成において、開口部1cに超音波プローブ10のプローブ面10a及び突部10dが挿入された場合には、図2に穿刺アダプタ1を超音波プローブ10に装着した斜視図をしめすが、図2に示すように着脱部1aの内面が超音波プローブ10の側面部10bに当接して、当該超音波プローブ用穿刺アダプタ1を超音波プローブ10に着脱自在に取り付けられるようになっている。また、同図に示す矢印Aは、超音波プローブ10のプローブ面10aから照射される超音波のスキャン方向、即ち、走査方向を表している。
このように、本実施形態においては、超音波プローブ10に当該超音波プローブ用穿刺アダプタ1を取り付けることで、穿刺アダプタ1の平面部1fと、超音波プローブ10のプローブ面10aとが略一致して、そこから突部10dが突出する。また、突部10dは、孔部1dによりガイドされる穿刺針Nに近接する。
ここで、図3には、上述の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針Nを刺入する様子を示す。操作者は、穿刺用プローブ装置のプローブ面10aを被検体Pに当接させ、穿刺針Nを刺入する目標の例えば腫瘍の断層画像を得ようとする。このとき、穿刺アダプタ1の平面部1f(図示せず)と、超音波プローブ10のプローブ面10aと、突部10dとが共に被検体P表面に接触し、突部10dはプローブ面10aから被検体Pの方向に突出しているので、突部10dにより被検体P表面は凹形状に変形させられた状態で腫瘍の断層画像を得る。そして、穿刺針Nをガイド孔1dのガイドにより被検体Pの腫瘍に向けて刺入するが、穿刺針Nが被検体P表面を押しても、その位置の被検体P表面は突部10dにより既に凹形状に変形させられ張力がかかった状態になっているため、穿刺針Nによりさらに大きく変形することない。したがって、刺入の際に被検体P表面の変形がほとんど無い、すなわち刺入の際に腫瘍などが移動することがないので、操作者は、断層画像を参照して、より正確に穿刺針Nを目標の位置に刺入することができる。また、穿刺針Nの刺入方向は、プローブ面10aの外側からプローブ面10a方向に向かうので、穿刺針Nが押す方向に被検体P表面を変形させるように、突部10dをプローブ面10a方向に傾倒させてもよい。
また、本実施形態においては、穿刺用プローブ装置を超音波プローブ10と穿刺アダプタ1とで構成したが、穿刺アダプタ1を備えずに、超音波プローブ10にガイド部1hの機能を持たせた構成でもよい。
また、本実施形態においては、超音波プローブ10として、プローブ面10aが平面形状を成すリニア型のものを例に採り説明したが、超音波プローブは、プローブ面が曲面形状を成すコンベックス型のものであっても良い。
[第2の実施の形態]
次に、図面を参照して本考案の第2の実施の形態を説明する。なお、以下には第1の実施の形態と実質的に同様の構成については、詳細な説明を省略し、主に異なる点について述べる(以下の他の実施の形態も同様)。
本実施の形態の特徴は、プローブ面10a側から突出する突部を、穿刺アダプタ1に設けるようにした点にある。
図4は、本実施形態における穿刺用プローブ装置の全体構成を表す斜視図を示す。図4に示すように、穿刺アダプタ1は、ガイド部1hの平面部1gに、孔部1dと開口部1cとの間に超音波プローブ10のプローブ面10a側から突出し、孔部1dによりガイドされる穿刺針が刺入される位置に近接する突部1iを有する。
図5に穿刺アダプタ1を超音波プローブ10に装着した斜視図をしめすが、本実施形態においては、超音波プローブ10に当該超音波プローブ用穿刺アダプタ1を取り付けることで、穿刺アダプタ1の平面部1f及び平面部1gと、超音波プローブ10のプローブ面10aとが略一致して、そこから突部1iが突出する。また、突部1iは、孔部1dによりガイドされる穿刺針Nに近接する。
また、上述の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針Nを刺入する場合には、第1の実施の形態の穿刺用プローブ装置を用いた様子を示した図3の突部10dを突部1iとして考えればよく、第1の実施の形態と同様に、穿刺針Nの刺入の際に被検体P表面の変形がほとんど無い、すなわち刺入の際に腫瘍などが移動することがないので、操作者は、断層画像を参照して、より正確に穿刺針Nを目標の位置に刺入することができる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態の特徴は、超音波プローブ10にガイド部を備え、ガイド部から延設して突部を設けた点にある。
図6は、本実施形態における穿刺用プローブ装置の全体構成を表す斜視図を示す。図6に示すように、本穿刺用プローブ装置は、超音波の送受信を行って断層画像を生成するための超音波プローブ10(プローブ)で構成され、穿刺アダプタ1は備えていない。
本実施の形態の超音波プローブ10は、穿刺針Nを超音波プローブ10による超音波の走査線上に規定するようにガイドする、穿刺針Nを挿入可能に構成された孔部10g(ガイド孔)を有するガイド部10f、このガイド部10fに延設され、第1の実施の形態と同様にプローブ面10aの長手方向の端部の外側にプローブ面10a側から突出する突部10dを備える。また、孔部10gは、突部10dを貫通する。
ここで、図7には、上述の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針Nを刺入する様子を示すが、上述のような突部10dによれば、突部10dの突出の方向と穿刺針Nの刺入方向とを同じ方向にできるので、突部10dが被検体P表面を押す方向と穿刺針Nが被検体P表面を押す方向とが同じになり、異なる方向の張力を発生しないので、穿刺針Nの刺入の際に被検体P表面の変形量をより少なくすることができ、操作者は、断層画像を参照して、より正確に穿刺針Nを目標の位置に刺入することができる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態の特徴は、穿刺アダプタ1のガイド部から延設して突部を設けた点にある。すなわち、第3の実施の形態の超音波プローブ10のガイド孔を設けた突部10dを、穿刺アダプタ1に設けるようにした点にある。
図8は、本実施形態における穿刺用プローブ装置の全体構成を表す斜視図を示す。本実施の形態の穿刺アダプタ1は、ガイド部1hに延設され、開口部1cに超音波プローブ10のプローブ面10aが挿入された場合に、超音波プローブ10のプローブ面10a側から突出する突部1iを備える。また、孔部1dは、突部1iを貫通する。
図9に穿刺アダプタ1を超音波プローブ10に装着した斜視図をしめすが、本実施形態においては、超音波プローブ10に当該超音波プローブ用穿刺アダプタ1を取り付けることで、穿刺アダプタ1の平面部1fと、超音波プローブ10のプローブ面10aとが略一致して、そこからガイド孔1dが設けられた突部1iが突出する。
また、上述の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針Nを刺入する場合には、第3の実施の形態の穿刺用プローブ装置を用いた様子を示した図7のガイド部10f、突部10d及び孔部10gをそれぞれガイド部1h、突部1i及び孔部1dと置き換えて考えればよく、第3の実施の形態と同様に、突部1iの突出の方向と穿刺針Nの刺入方向とを同じ方向にできるので、突部1iが被検体P表面を押す方向と穿刺針Nが被検体P表面を押す方向とが同じになり、異なる方向の張力を発生しないので、穿刺針Nの刺入の際に被検体P表面の変形量をより少なくすることができ、操作者は、断層画像を参照して、より正確に穿刺針Nを目標の位置に刺入することができる。
[第5の実施の形態]
本実施の形態の特徴は、第3の実施の形態のガイド孔で、被検体P表面の吸引を行う点にある。図10には、本実施形態における穿刺用プローブ装置の全体構成を表す斜視図を示す。本実施の形態の超音波プローブ10は、ガイド部10fに連接する吸引部10iを有し、吸引部10iには、孔部10gと連通する吸引口10hを備えている。また、吸引部10iには、図示しない吸引チューブが接続され、さらに図示しないポンプ等の吸引手段に接続されている。
ここで、上述の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針Nを刺入する様子を、図11に示す突部10d、ガイド部10f及び吸引部10iを示す部分断面図を用いて説明する。上述のような吸引手段により吸引可能な孔部10gによれば、被検体P表面は突部10dにより既に凹形状に変形させられ、突部10dが被検体P表面を押す方向と穿刺針Nが被検体P表面を押す方向とが同じで、さらに吸引力により吸引され変形することにより、より張力がかかった状態になるので、穿刺針Nの刺入の際に被検体P表面の変形量をより少なくすることができ、操作者は、断層画像を参照して、より正確に穿刺針Nを目標の位置に刺入することができる。
[第6の実施の形態]
本実施の形態の特徴は、第4の実施の形態のガイド孔で、被検体P表面の吸引を行う点にある。図12には、本実施形態における穿刺用プローブ装置の全体構成を表す斜視図を示す。本実施の形態の穿刺アダプタ1は、ガイド部1hに連接する吸引部1kを有し、吸引部1kには、孔部1dと連通する吸引口1jを備えている。また、吸引部1kには、図示しない吸引チューブが接続され、さらに図示しないポンプ等の吸引手段に接続されている。
また、上述の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針Nを刺入する場合には、第5の実施の形態の突部10d、ガイド部10f及び吸引部10iを示す部分断面図である図11のガイド部10f、突部10d、孔部10g、吸引部10i及び吸引口10hをそれぞれガイド部1h、突部1i、孔部1d、吸引部1k及び吸引口1jと置き換えて考えればよく、第5実施の形態と同様に、吸引手段により吸引可能な孔部1dによれば、被検体P表面は突部1iにより既に凹形状に変形させられ、突部1iが被検体P表面を押す方向と穿刺針Nが被検体P表面を押す方向とが同じで、さらに吸引力により吸引され変形することにより、より張力がかかった状態になるので、穿刺針Nの刺入の際に被検体P表面の変形量をより少なくすることができ、操作者は、断層画像を参照して、より正確に穿刺針Nを目標の位置に刺入することができる。
[第7の実施の形態]
本実施の形態の特徴は、上述の第1乃至第6の実施の形態における突部の突出の高さを可変にする点にある。図13、図14、及び、図15に本実施の形態の構成を示すが、図13は第1及び第2の実施の形態の突部に対応し、図14は第3及び第4の実施の形態の突部に対応し、図15は第5及び第6の実施の形態の突部に対応する部分断面図である。
まず、図13を用いて第1及び第2の実施の形態の突部に対応する例を説明する。図13に示すように、本実施の形態では、ピン3を備える。ピン3は、一端にツマミ部3c、他端に軸部3a、及び、中央部にネジ部3bが形成されている。そして、軸部3aがプローブ面10a側から突出するように、超音波プローブ10または穿刺アダプタ1に設けられたネジ孔に螺合される。
このような構成により、ツマミ部3cをもってピン3を回転させるとネジ部3b及びネジ孔の作用により矢印B方向に移動するので、軸部3aのプローブ面10aに対する突出高さを変化させることができる。
上述のように突出高さを変化させることができるので、被検体Pの硬さに応じて、被検体P表面の変形量を変えて、被検体P表面の張力を適正にすることができる。また、穿刺を行わない診断時には、軸部3aをネジ孔から出ないようにして、超音波プローブ10を用いた診断を容易にする。
図14には、第3及び第4の実施の形態に対応するようにピン3に孔部3dを備えた例を示し、また、図15には、第3及び第4の実施の形態に対応するようにさらにツマミ部3aに吸引部3eを設け、吸引部3eには孔部3dに連通する吸引口3fを設けた例を示した。上述の説明と同様に、突出高さを変化させることができるので、被検体Pの硬さに応じて、被検体P表面の変形量を変えて、被検体P表面の張力を適正にすることができ、また、穿刺を行わない診断時には、軸部3aをネジ孔から出ないようにして、超音波プローブ10を用いた診断を容易にする。
本発明に係る第1の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る第1の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針を刺入する様子を説明するための図である。 本発明に係る第2の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る第2の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る第3の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針を刺入する様子を説明するための図である。 本発明に係る第4の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る第4の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る第5の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明の穿刺用プローブ装置を用いて、穿刺針を刺入する様子を説明するための部分断面図である。 本発明に係る第6の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す斜視図である。 本発明に係る第7の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す部分断面図である。 本発明に係る第7の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す、図13とは異なる部分断面図である。 本発明に係る第7の実施の形態の穿刺用プローブ装置の構成を示す、図13及び図14とは異なる部分断面図である。
符号の説明
1 穿刺アダプタ
1d 孔部
1h ガイド部
1i 突部
1j 吸引口
1k 吸引部
3 ピン
3a 軸部
3b ネジ部
3c ツマミ部
3d 孔部
3e 吸引部
3f 吸引口
10 超音波プローブ
10a プローブ面
10d 突部
10f ガイド部
10g 孔部
10h 吸引口
10i 吸引部
N 穿刺針
P 被検体

Claims (7)

  1. 超音波の送受信を行うプローブ面を有する送受信部と、前記プローブ面を被検体に当接させた状態で前記被検体に対し刺入する穿刺針をガイドするガイド部とを備える穿刺用プローブ装置において、
    前記プローブ面側から前記被検体方向に突出し、前記穿刺針を刺入する位置に近接する突部を設けたことを特徴とする穿刺用プローブ装置。
  2. 超音波の送受信を行うプローブ面を有する送受信部と、前記プローブ面を被検体に当接させた状態で前記被検体に対し刺入する穿刺針をガイドするガイド部とを備える穿刺用プローブ装置において、
    前記送受信部に着脱可能に保持され、前記ガイド部を備える穿刺アダプタを備え、
    前記穿刺アダプタに、前記プローブ面側から前記被検体方向に突出し、前記穿刺針を刺入する位置に近接する突部を設けたことを特徴とする穿刺用プローブ装置。
  3. 超音波の送受信を行うプローブ面を有する送受信部と、前記プローブ面を被検体に当接させた状態で前記被検体に対し刺入する穿刺針をガイドするガイド孔を有するガイド部とを備える穿刺用プローブ装置において、
    前記ガイド部に延設され、前記プローブ面側から前記被検体方向に突出する突部を設け、
    前記ガイド孔は、前記突部を貫通することを特徴とする穿刺用プローブ装置。
  4. 前記ガイド孔に連通する吸引口と、
    前記吸引口を介して吸引を行う吸引手段とを更に備える請求項3に記載の穿刺用プローブ装置。
  5. 超音波の送受信を行うプローブ面を有する送受信部と、前記プローブ面を被検体に当接させた状態で前記被検体に対し刺入する穿刺針をガイドするガイド孔を有するガイド部とを備える穿刺用プローブ装置において、
    前記送受信部に着脱可能に保持され、前記ガイド部を備える穿刺アダプタを備え、
    前記穿刺アダプタに、前記ガイド部に延設され、前記プローブ面側から前記被検体方向に突出する突部を設け、
    前記ガイド孔は、前記突部を貫通することを特徴とする穿刺用プローブ装置。
  6. 前記穿刺アダプタは、前記ガイド孔に連通する吸引口を有し、
    前記吸引口を介して吸引を行う吸引手段を更に備える請求項5に記載の穿刺用プローブ装置。
  7. 前記突部の前記突出の高さが可変である請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の穿刺用プローブ装置。

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