JP2006069095A - 糊付け装置、及びこれを用いた段ボール製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、簡易な構造で確実に糊液面の水位の急激な低下を抑制することができる糊付け装置、及びこれを用いたコルゲートマシンにおけるシングルフェーサ或いはグルーマシンを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明にかかる糊付け装置4は、芯紙又はライナの紙幅に合せて可動する一対の糊ダム8と、該糊ダム8により形成される糊液槽6内に溜められた糊を段成形された前記芯紙の段頂部に供給する糊付ロール5とを備えた糊付け装置4において、紙幅変更に伴って前記糊ダム8が拡幅する際に、前記糊液槽6内の容積を拡幅前の状態に維持して糊の液面を保持する糊液面保持手段を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、段ボール製造装置(コルゲートマシン)における片面段ボールシート製造装置(シングルフェーサ)やグルーマシンに関し、特にシングルフェーサやグルーマシンに設けられる糊付け装置に関するものである。
従来の一般的なコルゲートマシンにおけるシングルフェーサ、及びグルーマシンについて図6及び図7を用いて説明する。
図6に示すコルゲートマシンに設けられるシングルフェーサおいて、周面に山形が成形された上段ロール1と下段ロール2とが備えられ、互いに噛み合って回転する。芯紙3は、プレヒートロール9により予備加熱された後、上段ロール1と下段ロール2との間を回転移送されることにより、山形段頂部が形成される。繰り出された芯紙3の山形段頂部に糊を塗布する糊付け装置4が下段ロール2の下方に設置される。
糊付け装置4は、糊付けロール5と、糊付けロール5へ供給される糊を均一にするためのドクタロール5aと、芯紙3又はライナの紙幅に合せて幅方向(紙面に垂直方向)に可動する一対の糊ダム8とで構成される。この糊ダム8により形成される糊液槽6内に糊が貯留され、糊付けロール5により糊液槽6内から段頂部へ糊が塗布される。
上段ロール1と下段ロール2とが噛み合う領域と対向する位置にプレスロール(加圧手段)10が設けられ、このプレスロール10にて、糊付けされた芯紙3と図において右方から別経路で供給されるライナ11とを加圧して貼合することにより、片面ダンボールシート12が形成される。
図7に示すコルゲートマシンに設けられるグルーマシンにおいて、両側に立設されたフレーム19間に糊付けロール5が回転自在に軸支されている。(同図において、手前側のフレームは省略されている。)糊付けロール5は図示しない駆動装置により片面段ボールシート12と略同じ周速で回転される。糊付けロール5の下部には、糊溜6aが設けられ糊が貯留されている。糊溜6aには、芯紙3又はライナ22の紙幅に合せて幅方向に可動する一対の糊ダム8が設けられている。この糊ダム8の内側の糊溜6aに貯留された糊が、糊付けロール5の表面に付着することにより、片面段ボールシート12の段頂部に塗布される。
なお、糊付けロール5へ供給される糊を均一に供給するため、ドクタロール5aが設けられている。糊が塗布された片面段ボールシート12は、アーム20に取り付けられたライダロール21により加圧され、別経路で図において左方から供給されたライナ22とダブルフェーサ23で貼合される。このようにして、両面段ボールシート24が形成され、後工程に配置された製函機へと供給される。なお、片面段ボールシート12の加圧手段は、ライダロール21に限られるものではなく、板状部材や弾性部材など種々ものが適用可能である。
このようにして、コルゲートマシンにより種々紙幅の異なる段ボールシートを形成し、製函機へ供給することにより、段ボール箱が製造される。なお、コルゲートマシンでの紙幅変更(オーダチェンジ)は、生産管理装置からのデータに基づき変更されており、製函ラインでの生産性を向上させるためには、供給されるライナの紙幅を狭幅から広幅、或いは広幅から狭幅へとオーダチェンジを行い、種々様々なパターンの生産管理を組むことが要求されている。
しかしながら、上記した従来の糊付け装置では、オーダチェンジに伴い狭幅から広幅へ糊ダムを急激に拡幅すると、糊液槽内の糊液面の水位が低下して糊付けロールの浸漬量が減少し、極端な場合は糊付けロールが糊液面から離れることがあり、芯紙の段頂部へ糊を塗布することができなくなるという問題があった。よって、オーダチェンジに伴い糊ダムを拡幅する際には、糊液面の水位が急激に低下しないよう、ゆっくりと糊ダムを拡げる必要があり、そのためコルゲートマシンの生産速度を落とさなければならず、段ボールシートの生産性が悪化するという問題が生じていた。
このような問題を解決すべく、特許文献1には、糊ダムの一部を切欠き、所定のタイミングで主糊槽の内側或いは外側へ揺動させ得るよう構成した前記切欠穴用の遮蔽板を有し、両糊ダムの装置幅方向の外側に所定量の糊をストックできる補助糊槽を設けた、糊ダムの拡幅時には遮蔽板を開状態にして、補助糊槽から糊を供給するようにした糊付け装置が知られている。
また、特許文献2には、主糊槽に近接して設けられたアキュムレータと、糊付け幅拡大時の糊ダムの移動に伴う糊液面の水位の減少分を補うようアキュムレータから糊を供給するよう制御する制御装置を備えた糊付け装置が知られている。
実開平5−24346号公報 実開平3−95227号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の装置はいずれも構造が複雑であり、また、糊液面の水位の低下を確実に抑制することができないという問題があった。また、既設の糊付け装置を改造しようとした場合、工場内の建屋ではスペースが限られており、特に機械幅方向には補助糊槽等の増設が困難であるという問題があった。さらには、構造が複雑なため、設備コストがかかるという問題もあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡易な構造で確実に糊液面の水位の急激な低下を抑制することができる糊付け装置、及びこれを用いたコルゲートマシンにおけるシングルフェーサ、或いはグルーマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる糊付け装置は、芯紙又はライナの紙幅に合せて可動する一対の糊ダムと、該糊ダムにより形成される糊液槽内に溜められた糊を段成形された前記芯紙の段頂部に供給する糊付ロールとを備えた糊付け装置において、紙幅変更に伴って前記糊ダムが拡幅する際に、前記糊液槽内の容積を拡幅前の状態に維持して糊の液面を保持する糊液面保持手段を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる片面段ボールシート製造装置は、上段ロールと、該上段ロールと噛み合って芯紙を山形状に段成形する下段ロールと、山形に成形された前記芯紙の段頂部に糊付けする糊付け装置と、糊付けされた前記芯紙とライナとを前記上段ロール又は前記下段ロールとの間で加圧する加圧手段とを備えた片面段ボール製造装置において、前記糊付け装置は、前記芯紙又は前記ライナの紙幅に合せて可動する一対の糊ダムと、前記糊ダムにより形成される糊液槽内に溜められた糊を前記芯紙の段頂部に供給する糊付ロールと、前記芯紙又は前記ライナの紙幅変更に伴って糊ダムが拡幅する際に、前記糊液槽内の容積を拡幅前の状態に維持して糊の液面を保持する糊液面保持手段とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、オーダチェンジに伴い糊ダム幅が狭幅から広幅へ拡幅する際に、糊液槽内の増加した容積分だけ、糊液槽内に設けられた糊液面保持手段が糊液槽内の容積を減少させるように作用するため、糊液槽内の容積が急激に大きくなることがない。したがって、糊液面の水位が急激に低下することがなく、常に糊付けロールが糊に接触するよう糊液面の水位が保持される。このため、芯紙の段頂部に対して、安定して糊を塗布することができる。これにより、シングルフェーサやグルーマシンに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、糊ダムの拡幅時においてもコルゲートマシンの生産速度を落とすことなく段ボールシートを生産することが可能となる。すなわち、生産性が格段に向上する。また、紙幅変更(狭幅→広幅,広幅→狭幅などの生産条件(オーダ))に制約を受けることがなく、後工程である製函ラインでの生産性を向上することも可能となる。また、糊液槽内に糊液面保持手段を追加するだけで、糊液面の水位を保持することが可能なため、既設の糊付け装置に対しても容易に追設することができる。
また、本発明にかかる糊付け装置において、前記糊液面保持手段は、前記糊液槽内に設けられた膨張伸縮自在なバルーン又はチューブであることを特徴とする。
本発明よれば、オーダチェンジに伴う糊ダムの拡幅方向への移動に合せてバルーン又はチューブにエアー等の気体を供給し除々にバルーン等を膨らませる。これにより、糊ダムの拡幅によって糊液槽内の容積が急激に大きくなることがない。したがって、バルーン又はチューブを糊液槽内に設置するのみの簡易な構造で糊液面の水位の急激な低下を防止することができ、安定して段頂部に糊を塗布することができる。これにより、シングルフェーサに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、コルゲートマシンの生産速度を落とすことなく段ボールシートを生産することが可能となる。また、簡易な構造のため、設置面積などの制約をうけることがなく、既設の糊付け装置に対して簡単に追設できる。
また、本発明にかかる糊付け装置において、前記糊液面保持手段は、前記糊液槽内に上下動可能とした底部であることを特徴とする。
本発明よれば、オーダチェンジに伴い糊ダム幅が狭幅から広幅へ拡幅し、糊液槽の容積が大きくなっても、糊液槽の底部又は糊液槽内の底部に設けられた可動板を上昇させることにより、糊液槽内の容積をある程度一定に保持可能となる。このため、糊液面の水位が急激に低下することがなく、安定して糊を段頂部に塗布することができる。これにより、シングルフェーサに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、コルゲートマシンの生産速度を落とすことなく段ボールシートを生産することが可能となる。また、糊付け装置の下方空間はスペースの制約が少ないため、既設の糊付け装置に対しても設置スペースの制約を受けることがなく、糊液面保持手段を追設することができる。
また、本発明にかかる糊付け装置において、前記糊液槽の前記底部は、前記糊ダムの最小幅より狭い幅を可動としたことを特徴とする。
本発明よれば、糊ダム幅の最小紙幅より内側、つまり、糊ダムの非可動範囲内の糊液槽内の底部を可動とすることにより、簡易な構造で糊液面の水位の急激な低下を防止することができる。これにより、芯紙や片面段ボールシートなどの段頂部に対して、安定して糊を塗布することができる。これにより、シングルフェーサに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、コルゲートマシンの生産速度を落とすことなく段ボールシートを生産することが可能となる。また、既設の糊付け装置に対しても糊付け装置の下部に追設することにより、比較的設置スペースの制約がなく、容易に糊液面保持手段の追設が可能となる。
また、本発明にかかる糊付け装置において、前記糊液面保持手段は、前記糊液槽内に備えられ、前記糊液槽内に出入り可能な容積体であることを特徴とする。
本発明よれば、糊ダムの拡幅時に容積体を糊液槽内へ下降させることにより、糊液槽内の容積が急激に大きくなることを防止することができる。これにより、糊液槽内の糊液面の水位の急激な低下を防止することができ、糊付けローラが段頂部に対して安定して糊を塗布することができる。これにより、シングルフェーサに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、コルゲートマシンの生産速度を落とすことなく段ボールシートを生産することが可能となる。また、既設の糊付け装置に対しても糊液槽内に水や錘等を含む容積体を設けて、糊液槽内の容積が大きくなる際に、この容積体を糊液槽内に沈没させるようにすることで、簡易な構造で糊液面の水位の急激な低下を防止することができる。
また、本発明にかかる糊付け装置において、芯紙の紙幅に合せて可動する一対の糊ダムと、該糊ダムにより形成される糊液槽内に溜められた糊を段成形された前記芯紙の段頂部に供給する糊付ロールとを備えた糊付け装置において、前記糊液槽内に溜められる糊を一時的に貯留するとともに前記糊液槽よりも高い位置に設けられた貯留槽と、前記貯留槽からオーバーフローした糊を前記糊液槽内へ供給する第1配管と、前記貯留槽から制御弁を介して前記糊液槽内へ落下供給させる第2配管と、を備えたことを特徴とする。
本発明よれば、通常運転時や糊ダム幅の広幅から狭幅へのオーダチェンジ時には、第1配管により必要な糊を供給し、逆に狭幅から広幅へのオーダチェンジ時には、第2配管に設置された制御弁を開くことにより、糊液槽内へ糊を落下供給することが可能となる。これにより、制御弁を開くのみで糊が自然に糊液槽内へ落下供給されるため、ポンプ等の装置を必要とせず簡易な構造で糊液面の水位を保持することができる。したがって、糊液面の水位が急激に低下することがなく、芯紙や片面段ボールシートなどの段頂部に対して、安定して糊を塗布することができる。これにより、シングルフェーサに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、コルゲートマシンの生産速度を落とすことなく段ボールシートを生産することが可能となる。また、既設のコルゲートマシンやグルーマシンに設けられる糊付け装置に対しても、貯留槽と配管のみを追設すればよく、設置場所などの制約を受けることがない。これにより、コルゲートマシンの生産速度を落とすことなく、安定した貼合を維持することが可能となり、後工程である製函ラインでの生産性を向上することもできる。
また、本発明にかかるグルーマシンは、芯紙又はライナの紙幅に合せて可動する一対の糊ダムと、該糊ダムにより形成され、前記芯紙の片面に前記ライナが貼合された片面段ボールシートの他方の段頂部に糊付けする糊を貯留する糊溜と、該糊溜内の糊を塗布する糊付けロールと、前記片面段ボールシートを該糊付けロールに押し付ける押付け手段とを備えたグルーマシンにおいて、前記芯紙ナ又は前記ライナの紙幅変更に伴って前記糊ダムが拡幅する際に、該糊溜内の容積を拡幅前の状態に維持して糊の液面を保持する糊液面保持手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、オーダチェンジに伴い糊溜幅が狭幅から広幅へ拡幅し、糊溜の容積が急激に大きくなっても、糊液面保持手段により糊液面の水位が急激に低下することがなく、常に糊付けローラが糊に接触するよう糊液面の水位が保持される。このため、片面段ボールシートの段頂部に対して、安定して糊を塗布することができる。これにより、シングルフェーサに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、コルゲートマシンの生産速度をおとすことなく、ダブルフェーサからの片面段ボールシートとライナとの安定した貼合を維持することが可能となる。したがって、グルーマシンに通紙する原紙の紙幅に制約を受けることがなく、後工程である製函ラインでの生産性を向上することもできる。
本発明の糊付け装置、及びこれを使用したシングルフェーサ、或いはグルーマシンによれば、オーダチェンジに伴い糊ダム幅が狭幅から広幅へ拡幅しても、糊液面の水位が急激に低下することがなく、常に糊付けローラが糊に接触するよう糊液面の水位が保持される。このため、芯紙や片面段ボールシートなどの段頂部に対して、安定して糊を塗布することができる。これにより、安定した貼合を維持することが可能となり、コルゲートマシンにおけるシングルフェーサやグルーマシンに通紙する原紙の紙幅が制約を受けることがなく、後工程である製函ラインでの生産性が向上される。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
本発明の第1実施形態にかかる糊付け装置を備えたシングルフェーサについて、図1及び図2を用いて説明する。なお、本第1実施形態はコルゲートマシンに設けられたグルーマシンの糊付け装置としても適用可能である。
図1において、周面に山形が成形された上段ロール1と下段ロール2とが備えられ、互いに噛み合って回転する。図中左方から供給される芯紙3は、プレヒートロール9により予備加熱された後、上段ロール1と下段ロール2との間を回転移送されることにより、山形段頂部が形成される。上段ロール1及び下段ロール2の間を通った芯紙3は、山形段頂部に繰り出され、上段ロール1と下段ロール2との噛み合い部より下流側(図中、下段ロール2の下方)に設置された糊付け装置4により芯紙3の段頂部に糊が塗布される。
糊が塗布された芯紙3は、下段ロールのさらに回転下流側に設置されたプレスロール10により、図中右方から別経路で供給されるライナ11と所定の温度で加圧されて重ね合わせられ、片面段ボールシート12が形成される。なお、芯紙3とライナ11とを加圧する加圧手段は、プレスロール9のようなロール式加圧手段に限定されず、ロール間に巻き回されたエンドレスベルト(無端状ベルト)で加圧を行うベルト式加圧手段としてもよく、芯紙3とライナ11とを加圧して重ね合わせるものであればよい。また、上段ロール1、下段ロール2、芯紙3及びライナ11の供給位置、加圧手段9等の位置関係は、上段ロール1と下段ロール2との位置が逆転した形態、或いは、上段ロール1又は下段ロール2の上方に加圧手段9を配置した形態であってよく、これらの配置関係は図1に限定されるものではない。
なお、片面段ボールシート12は、後工程で図示しない予備加熱装置(プレヒータユニット)に送られ、加熱されてグルーマシンに供給される。グルーマシンでは、図7に示したように、従来と同様にして片面段ボールシート12の段頂部(表面)に糊付け装置4により糊が塗布される。その後、別経路で供給されたライナ(表ライナ)22と片面段ボールシート12とがダブルフェーサ23で所定の温度で加圧されて貼合されることで、両面段ボールシート24が形成される。両面段ボールシート24は、後工程の製函機で段ボールに加工される。
上記したシングルフェーサ及びグルーマシンに設けられる糊付け装置4について、図2を用いて説明する。図2は図1の糊付け装置4を平面視した図である。
両側に立設されたフレーム19間に糊付けロール5が回転自在に軸支されている。糊付けロール5の下方には、糊を貯留するための糊液槽6と、芯紙3又はライナ11の紙幅に合せて紙幅方向(図において左右方向)に可動する一対の糊ダム8とが設けられ、この糊ダム8により形成される糊液槽6(糊溜6a)内に糊が貯留される。
糊ダム8の一端は、ガイド部材27により支持されており、ガイド部材27に設けられた図示しないサーボモータ等の駆動手段により、ガイド部材27を駆動させて、糊ダム8を紙幅と同じになるように幅方向へ拡縮自在に移動可能となっている。この糊ダム8によって形成された糊液槽6(糊溜6a)内に糊供給用ポンプ29(図1参照)から糊が一定量供給されることにより、糊が貯留される。なお、糊液槽6の糊ダム8の外側(図において糊ダム8の左右両側の空間)には、糊が貯留されないため、紙幅と同じ幅部分の糊付けロール5のみに糊が塗布されて、芯紙3の段頂部へ塗布されることとなる。
なお、ガイド部材27は、ボールネジまたはスクリューネジ、或いはリニアガイドのいずれかにより構成され、糊ダム8を紙幅に精度良く合せることが可能となっている。また、糊付けロール5の回転方向に対し糊液槽6の下流側から、上段ロール1と糊付けロール5との接触域の間に、糊付けロール5の糊を均一にするためのドクタロール5aが設けられている。このドクタブロール5aに代えて、ドクタブレードとしてもよい。
糊液槽6内には、糊液面の水位を一定に保持するための糊液面保持手段が設けられ、糊液面保持手段は、糊液槽6内に設けられた伸縮自在なバルーン(又はチューブ)7と、このバルーン7を伸縮させるためのエアーを供給するポンプ28とにより構成され、このポンプは糊付け装置4の近傍に設置されている。バルーン7とポンプ28とはホース或いはパイプ等の配管17で接続され、この配管17には制御弁18が設けられている。制御弁18は、制御装置25に接続されており、糊ダム8の拡縮に同期させて制御弁18の開閉が制御される。
なお、制御弁18は逆止弁又は電磁弁等のバルーン7内に供給するエアーを供給/排気制御可能なものであればよく、第1実施形態においては、逆止弁を用いることが好ましい。
次に、第1実施形態にかかる糊付け装置4の作用について、シングルフェーサの場合を例にして説明する。ただし、グルーマシンの糊付け装置4についても同様の作用を示す。
図2において、糊ダム8は、供給されるライナの紙幅に合せて糊ダム幅が幅方向に移動される。これにより、ライナが張り合わされる紙幅分のみに糊液槽6内の糊が芯紙の段頂部へ塗布されることとなる。ライナの紙幅が最小幅から最大幅へオーダチェンジされた場合、糊ダム8幅も最小幅L1から最大幅L2へ拡幅される。このとき、糊液槽6内の容積が急激に大きくなるため、糊液面の水位の低下に対して糊の供給が間に合わず、糊液面の水位が一気に低下することとなる。通常、最大幅L2は、最小幅の2倍に設定されることが多く、L1からL2への拡幅時には、最大で糊液槽の糊液面の水位が1/2低下するため、糊付けローラ5が糊液面に接触せず、糊が糊付けローラ5に塗布されない状態となる。
糊液槽6内への糊補給量は、糊付けローラ5に塗布されて消費される量の約1.2〜1.3倍に設定されており、糊液槽6内からオーバーフローした糊は、図示しない回収パンで回収され、糊供給系統へ循環させている。したがって、糊ダム8が拡幅する場合、過剰供給していた20%〜30%の糊が糊液槽6内の容積増大分として許容されるが、糊液面の水位は最大で1/2減少するため、糊付けローラ5に糊が塗布されない状態となる。
このようなオーダチェンジに伴う糊ダム8幅のL1からL2(図中2点鎖線)への拡幅時において、糊液槽6内に設置されたバルーン7は、糊液槽の容積変化に合せて図2中実線で示す状態から除々に1点鎖線で示す状態へ伸張される。このとき、バルーン7へのエアー供給は、制御装置25によって糊ダム8の拡幅速度にあわせて制御される。これにより、糊液槽6の容積変化を見かけ上防止することができ、糊液面の水位が一気に低下することがない。このため、常に糊付けローラ5が糊に接触するよう糊液面の水位が保持され、安定して糊付けロール5に糊を塗布することができ、芯紙とライナとの安定した貼合を維持することが可能となる。したがって、シングルフェーサやグルーマシンに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、糊ダムの拡幅時においてもコルゲートマシンの生産速度を落とすことなく段ボールシートを生産することが可能となる。すなわち、生産性が格段に向上する。また、紙幅変更(狭幅→広幅,広幅→狭幅などの生産条件(オーダ))に制約を受けることがなく、後工程である製函ラインでの生産性を向上することも可能となる。
なお、図1に示すように、制御装置25と制御弁18とが接続され、糊ダム8の拡縮に同期させて制御弁18aの開閉が制御される。糊ダム8をL1からL2へ拡幅する場合は、ポンプ28からバルーン7にエアーが供給されてバルーン7が除々に伸張される。このとき、制御弁18によりバルーン7からエアーが逆流しないため、バルーン7は伸張状態に保持される。逆に、糊ダム8をL2からL1に狭幅する場合は、制御弁18を開状態してバルーン7からエアーを排気する。制御装置25は、糊ダム8の拡縮に同期させて制御弁18の開閉を制御するので、糊液槽6の容積を自動で略一定に保持することができる。
或いは、ポンプ28と制御装置25とを接続し、糊ダム8の拡縮に同期させてポンプ28のエアー供給量を制御するようにしてもよい。これによれば、糊ダム8のL1からL2への拡幅に合せて、バルーン7へのエアー供給量を調整し、L2からL1への狭幅時には、制御弁18を開放してエアーの排気量を調整するため、糊液槽6の容積を自動で略一定に保持することができる。また、糊ダム8の拡幅速度に同期させてバルーン7を伸張させることにより、糊液槽6内から糊が溢れ出るのを防止することができる。
このように、本発明の第1実施形態における糊付け装置4の糊液面保持手段は、伸縮自在なバルーン7と、バルーン7にエアーを供給するためのポンプ28のみの簡易な構造で構成されている。このため、コルゲートマシンが設置される工場内において、設置面積などの制約をうけることがなく、既設の従来の糊付け装置に対して簡単に追設することができる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明にかかる糊付け装置の第2実施形態について、図3及び図4を用いて説明する。図4は、図3の糊付けローラ側から見た正面図である。
図3において、糊付け装置4の両側に立設されたフレーム19間に糊付けローラ5が回転自在に支持されている。糊付けローラ5の下方には、糊を貯留する糊液槽6が設置され、芯紙又はライナの紙幅に合せて幅方向(図において左右方向)に可動する一対の糊ダム8が設けられている。糊ダム8により形成される糊液槽6(糊溜6a)内側に糊が貯留され、糊ダム8の外側(図において糊ダム8の左右両側の空間)と糊液槽6との間には糊が貯留されないようになっている。糊ダム8は、紙幅方向の一端をガイド部材27により支持され、ガイド部材27には、図示しないサーボモータ等の駆動手段が設けられている。この駆動手段により、ガイド部材27を駆動して、糊ダム8を紙幅と同じ幅になるように幅方向へ拡縮自在に移動可能となっている。
また、糊液槽6の底部には、可動板13が設けられ、この可動板13を昇降するアクチュエータ14が糊液槽6の下方に設置されている(図4参照)。可動板13の糊ダム8側の側面は、ジャバラなどの伸縮部材でシールされた構造とすることが望ましい。また、アクチュエータ14は、エアシリンダ、油圧シリンダ,モータなどが適用される。その他、アクチュエータに代えて、ボールネジやリニアガイドのガイド部材とモータ等の駆動手段との組み合わせとしてもよい。なお、可動板13は、糊ダム8の最小幅より内側に設置されることが好ましい。或いは、可動板13を設置しない場合は、糊液槽内の底部自体を可動させてもよい。
第1実施形態と同様に、オーダチェンジに伴う糊ダム8幅が狭幅から広幅に拡幅された場合、糊ダム8が拡幅する速度に同期させて、アクチュエータ14により可動板13を図4中2点鎖線から実線で示す位置へ除々に上昇させる。このように、可動板13を除々に上昇させることにより、糊液槽6内の容積を拡幅前と略一定に保持し、糊液面の水位が急激に低下するのを防止する。これにより、糊ダム8によって形成された糊液槽6(糊溜6a)内に貯留された糊は、芯紙又はライナの紙幅と同じ幅部分の糊付けロール5に安定して糊が転移され、芯紙3の段頂部へ塗布される。また、糊ダム8の可動速度に同期させて可動板13を上昇させることにより、糊ダム8の拡幅時に糊液槽6内から糊が溢れ出るのを防止することができる。
また、本実施形態の糊液面保持手段は、可動板13とアクチュエータ14のみの簡易な構造であり、糊付け装置4の下方に設置するようにしたので、設置スペースの制約を受けることがない。特に、既存の糊付け装置に対しては、機械幅方向に追設可能なスペースがないため、比較的スペースのある装置下部に、可動板13とアクチュエータ14とを容易に設置可能としたことは有効である。
このように、本発明の第2実施形態における糊液面保持手段は、オーダチェンジに伴い糊液槽6内の容積が大きくなっても、糊液槽6内の容積を略一定に保持することができる。このため、糊液面の水位が急激に低下することがなく、安定して糊を段頂部に塗布することができる。また、糊付け装置の下方空間はスペースの制約が少ないため、既設の糊付け装置に対しても設置スペースの制約を受けることがなく、容易に糊液面保持手段を追設することができる。
さらには、糊ダム幅の最小紙幅より内側、つまり、糊ダムの非可動範囲内の糊液槽6底部に可動板13を設置、或いは糊液槽6底部を可動とすることにより、簡易な構造で糊液面の水位の急激な低下を防止することができる。これにより、芯紙や片面段ボールシートなどの段頂部に対して、安定して糊を塗布することができる。また、既設の糊付け装置に対しても装置下部の空間に追設することにより、設置スペースの制約をうけることがなく、容易に糊液面保持手段の追設が可能となる。
〔第三実施形態〕
次に、本発明にかかる糊付け装置の第3実施形態について、図5を参照して説明する。なお、図5は本発明の第3実施形態における糊付け装置の要部を示した側面図である。
糊付け装置4の両側に立設されたフレーム(図示省略)に糊付けローラ5が回転自在に支持されている。糊付けローラ5の下方には、糊を貯留する糊液槽6が設置され、紙幅に合せて幅方向(紙面に垂直方向)に可動する一対の糊ダム8が設けられている。糊ダム8により形成される糊液槽6内側に糊が貯留され、糊ダム8の外側と糊液槽6との空間には糊が貯留されないようになっている。図示していないが、糊ダム8は、幅方向の一端側をガイド部材により支持され、ガイド部材には、サーボモータ等の駆動手段が設けられている。この駆動手段により、ガイド部材を駆動させて、糊ダム8を芯紙3又はライナ11の紙幅と同じ幅となるように幅方向へ拡縮自在に移動可能となっている。
上記糊付け装置4に加え、本発明の第3実施形態における糊液面保持手段は、糊液槽よりも高い位置に貯留槽15が設けられ、第1配管16と第2配管17とにより貯留槽15と糊液槽6とが接続されている。第2配管には、制御弁18が設置され、制御弁18と制御装置(図1参照)とが接続されている。この制御弁18は、好ましくは電磁式の流量制御弁が用いられるが、その他公知の制御弁を用いることが可能である。
貯留層15は、図示しない糊供給系統から供給される糊を一時的に貯留する。第1配管16は、貯留槽15の上部付近の側方に設置され、通常、貯留槽15から第1配管を通してオーバーフローさせた糊が糊液槽6内へ供給される。第2配管の一端は、貯留槽15の底部に設置され、糊ダム8の拡幅時に制御弁18を開にして第2配管内を落下させて糊液槽6内へ供給する。なお、制御弁18は通常、閉じられている。また、第1配管16及び第2配管17は、ビニルホースなどのフレキシブル配管としても、鋼管としてもよく、設置場所(配管経路)や使用条件(温度、圧力等)により適宜選択すればよい。
次に、本発明の第3実施形態における糊液面保持手段の作用について説明する。上記した実施形態と同様に、オーダチェンジに伴い糊ダム8幅が最小幅L1から最大幅L2(図2中2点鎖線)に拡幅された場合、糊ダム8が拡幅する速度に同期させて、第2配管17に設けられた制御弁18の開度を制御して、貯留層15に溜められている糊を糊液槽6内へ供給する。制御弁18の開度制御は、制御装置により制御される。糊ダム8の拡幅が終了したら、制御弁18を閉じ、貯留槽15に糊を溜めていく。貯留槽15の糊液面の水位が第1配管16まで上昇すると、再びオーバーフローした糊が糊液槽6内に供給されることとなる。なお、第2配管17により貯留層15の糊を糊液槽6内に供給した後、糊供給系統から貯留槽15への糊の供給量を増加させるように制御するとよい。
通常運転時、或いは糊ダム幅の広幅から狭幅へのオーダチェンジ時には、第1配管により必要な糊量を供給し、逆に狭幅から広幅へのオーダチェンジ時には、第2配管に設置された制御弁18を開くことにより、糊液槽内へ糊を落下供給することが可能となる。これにより、ポンプ28等の装置を必要とせず簡易な構造で糊液槽6内の糊液面の水位が急激に低下するのを防止することができる。これにより、糊液槽6内に貯留された糊が、芯紙又はライナの紙幅と同じ幅部分の糊付けロール5に安定して塗布され、芯紙3の段頂部へ塗布される。
また、糊液槽6の上方に貯留槽15を設置し、糊液槽6と貯留槽15とを第1配管16及び第2配管17で接続するだけでよく、設計の自由度が高いため、既設のコルゲートマシンやグルーマシンに設けられた糊付け装置に対しても、設置場所の制約を受けることがなく、容易に糊液面保持手段を追加することができる。
なお、上記した第1及び第2実施形態の糊液面保持手段に代えて、糊液槽6内に容積体を設け、この容積体を糊液槽6内に出入可能とする駆動機構を備えてもよい。容積体は、水等の液体を入れた容器、或いは鉛などの錘(重量物)を用い、駆動機構としては、クレーンなどの吊荷装置、エアシリンダなどのアクチュエータとクランク機構又はガイド部材との組み合わせ等、適宜選択することができる。
容積体は通常糊液槽6外に保持された状態となっており、オーダチェンジに伴い糊ダム8を拡幅する場合には、駆動機構により容積体を糊液槽6内へ下降させる。これにより、糊液槽6内の容積が増加するのを防止することができ、糊液槽6内の糊液面の水位の急激な低下を防止することができる。このため、糊付けローラ5が段頂部に対して安定して糊を塗布することができる。したがって、シングルフェーサやグルーマシンに通紙する芯紙又はライナの紙幅変更時の損紙が低減されるとともに、糊ダムの拡幅時においてもコルゲートマシンの生産速度を落とすことなく段ボールシートを生産することが可能となる。また、紙幅変更(狭幅→広幅,広幅→狭幅などの生産条件(オーダ))に制約を受けることがなく、後工程である製函ラインでの生産性を向上することも可能となる。さらに、既設の糊付け装置に対しても、糊液槽6内に容積体を出入可能に設けるだけでよく、容易に糊液面保持手段を追加することができる。
本発明の第1実施形態における片面段ボールシート製造装置の概略を示す側面図である。 本発明の第1実施形態における糊付け装置を示す平面図である。 本発明の第2実施形態における糊付け装置を示す平面図である。 本発明の第2実施形態における糊付け装置を示す正面図である。 本発明の第3実施形態における糊付け装置を示す側面図である。 従来の一般的なシングルフェーサの構成を示す概略図である。 従来の一般的なグルーマシンの構成を示す概略図である。
符号の説明
1 上段ロール
2 下段ロール
3 芯紙
4 糊付け装置
5 糊付けロール
5a ドクタブレード
6 糊液槽
7 バルーン(又はチューブ)
8 糊ダム
9 ローラ
10 エンドレスベルト(無端状ベルト)
11 ライナ
12 片面段ボールシート
13 可動板(底部)
14 アクチュエータ
15 貯留槽
16 第1配管
17 第2配管
18 制御弁(逆止弁又は電磁弁)
21 ライダロール(押付け手段)
22 ライナ
23 ダブルフェーサ
24 両面段ボールシート

Claims (8)

  1. 芯紙又はライナの紙幅に合せて可動する一対の糊ダムと、該糊ダムにより形成される糊液槽内に溜められた糊を段成形された前記芯紙の段頂部に供給する糊付ロールとを備えた糊付け装置において、
    紙幅変更に伴って前記糊ダムが拡幅する際に、前記糊液槽内の容積を拡幅前の状態に維持して糊の液面を保持する糊液面保持手段を有することを特徴とする糊付け装置。
  2. 前記糊液面保持手段は、前記糊液槽内に設けられた膨張伸縮自在なバルーン又はチューブであることを特徴とする請求項1記載の糊付け装置。
  3. 前記糊液面保持手段は、前記糊液槽内に上下動可能とした底部であることを特徴とする請求項1記載の糊付け装置。
  4. 前記糊液槽内の前記底部は、前記糊ダムの最小幅より狭い幅を可動としたことを特徴とする請求項3記載の糊付け装置。
  5. 前記糊液面保持手段は、前記糊液槽内に備えられ、前記糊液槽内に出入り可能な容積体であることを特徴とする請求項1記載の糊付け装置。
  6. 芯紙の紙幅に合せて可動する一対の糊ダムと、該糊ダムにより形成される糊液槽内に溜められた糊を段成形された前記芯紙の段頂部に供給する糊付ロールとを備えた糊付け装置において、
    前記糊液槽内に溜められる糊を一時的に貯留するとともに前記糊液槽よりも高い位置に設けられた貯留槽と、
    前記貯留槽からオーバーフローした糊を前記糊液槽内へ供給する第1配管と、
    前記貯留槽から制御弁を介して前記糊液槽内へ落下供給させる第2配管と、を備えたことを特徴とする糊付け装置。
  7. 上段ロールと、該上段ロールと噛み合って芯紙を山形状に段成形する下段ロールと、山形に成形された前記芯紙の段頂部に糊付けする糊付け装置と、糊付けされた前記芯紙とライナとを前記上段ロール又は前記下段ロールとの間で加圧する加圧手段とを備えた片面段ボール製造装置において、
    前記糊付け装置は、前記芯紙又は前記ライナの紙幅に合せて可動する一対の糊ダムと、
    前記糊ダムにより形成される糊液槽内に溜められた糊を前記芯紙の段頂部に供給する糊付ロールと、
    前記芯紙又は前記ライナの紙幅変更に伴って糊ダムが拡幅する際に、前記糊液槽内の容積を拡幅前の状態に維持して糊の液面を保持する糊液面保持手段とを備えていることを特徴とする片面段ボール製造装置。
  8. 芯紙又はライナの紙幅に合せて可動する一対の糊ダムと、該糊ダムにより形成され、前記芯紙の片面に前記ライナが貼合された片面段ボールシートの他方の段頂部に糊付けする糊を貯留する糊溜と、該糊溜内の糊を塗布する糊付けロールと、前記片面段ボールシートを該糊付けロールに押し付ける押付け手段とを備えたグルーマシンにおいて、
    前記芯紙ナ又は前記ライナの紙幅変更に伴って前記糊ダムが拡幅する際に、該糊溜内の容積を拡幅前の状態に維持して糊の液面を保持する糊液面保持手段を有することを特徴とするグルーマシン。
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