JP2006067728A - 無停電電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不要な停電切替動作を回避すると共に負荷装置への給電出力端に設けられたコンデンサの容量を増加させないようにして、当該無停電電源装置の小型化及び低コスト化を図ること。
【解決手段】 転流陥没等の極短時間の電圧低下による瞬時停電が生じた際に、出力電流制御部4bによって、電源電圧の周波数に同期した基準電圧Vout*に基づく電流制御信号にて並列インバータを動作させる。これによって、瞬時停電時に負荷装置への給電電流が全て並列インバータから供給されるようにする。また、瞬時停電よりも長時間の停電検出で判定される通常の停電が生じた場合は、出力電圧制御部7aが電圧制御信号にて負荷装置2への給電電圧を所定値とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータ装置などの停電時に電源のバックアップが必要な負荷装置に所定時間給電を行う無停電電源装置に関し、特に電源のバックアップ時に供給電圧低下を回避することが可能な無停電電源装置に関する。
従来の無停電電源装置{UPS(Uninterruptible Power Supply)}は、当該装置の高効率化や低価格化を目的とした回路構成として、非特許文献1に記載のパラレルプロセッシング方式や、特許文献1に記載の直並列補償方式が考案されている。
図4に、パラレルプロセッシング方式による無停電電源装置の回路図を示す。
図4に示す無停電電源装置は、交流電力の給電を行う電源1と、この電源1からの給電対象である負荷装置2との間に、内部のスイッチ3を介して接続されている。電源1が交流電流Iinを負荷電流ILとして正常に給電を行っている場合は、直流及び交流の電流を相互に変換する並列インバータ4が蓄電池5への充電を行っている。
一方、電源1が停電した際は、スイッチ5が開放されることによって並列インバータ4が蓄電池5から出力される直流電力Vdを交流電流Iinvに変換し、これを出力フィルタコンデンサ6を介して負荷装置2に供給する。
この他、入力力率を1とする目的で負荷装置2の無効電力を並列インバータ4が供給する場合もある。
図5に、直並列補償方式による無停電電源装置の回路図を示す。但し、図5において図4に対応する部分には同一符号を付す。
図5に示す無停電電源装置は、負荷装置2又は電源1に並列に接続された並列インバータ4の他に、電源1及び負荷装置2の間にシリーズに接続された直列インバータ7を備えて構成されている。並列インバータ4はパラレルプロセッシング方式と同様の動作を行い、直列インバータ7は、出力電圧Voutが所定の値となるように制御されている。
ここで、図6に、並列インバータ4の出力電流制御を行う出力電流制御部4aと、直列インバータ7の出力電圧制御を行う出力電圧制御部7aとの構成を示し、その説明を行う。但し、出力電流制御については図4の無停電電源装置においても同様である。
出力電流制御部4aにおいては、減算部11にて蓄電池5の電圧の指令値Vd*と蓄電池5の電圧の検出値Vdとの偏差を求め、この偏差をAVR12を介して乗算部13に入力し、ここで電源電圧Vinと乗算することによって必要な充電電流指令値Ib*を算出する。
次に、その充電電流指令値Ib*を加算部14を介してリミッタ15に入力する。リミッタ15は、充電電流指令値Ib*を並列インバータ4の許容電流以内に制限するように設定されており、この設定に応じて充電電流指令値Ib*を制限し、この制限した値を、並列インバータ4の出力電流指令値Iinv*とする。
次に、その出力電流指令値Iinv*と並列インバータ4の出力電流検出値Iinvとの偏差を減算部16で求め、この偏差をACR(自動調節器)17に入力し、ここで得られた制御信号(λ指令)に応じて並列インバータ4を動作させる。この動作は、その制御信号が切替スイッチ18を介してPWM(Pulse Width Modulation)部19に入力され、ここでPWM変調されることによって得られたゲート駆動信号が、並列インバータ4のゲートに入力されることによって行われる。
一方、入力力率1の運転を行う場合は、負荷電流ILから有効成分抽出部21及び負荷有効電流抽出部22により負荷装置2の有効電流Ipを抽出し、この有効電流Ipから負荷電流ILを減算部23にて減算することにより無効電流Iq*を算出する。この無効電流Iq*を前述のように加算部14にて充電電流指令値Ib*に加算することにより、並列インバータ4から充電電流と無効電流とが負荷装置2に供給されるので、入力が力率1となる。
次に、入力電源許容範囲逸脱時(停電時)における制御動作を説明する。停電判定によって出力電流制御部4aから出力電圧制御部7aに制御を切り替える。この切り替えによって、減算部25にて予め設定された出力電圧指令値(基準電圧)Vout*と出力電圧Voutとの偏差を求め、この偏差をAVR26に入力し、ここで出力電圧Voutを所定の値にするための制御信号を演算する。ここで得られた制御信号(λ指令)に応じて直列インバータ7を動作させる。この動作は、その制御信号が切替スイッチ18を介してPWM部19に入力され、ここでのPWM変調により得られたゲート駆動信号が直列インバータ7のゲートに入力されて行われる。
特許第3082849号公報 電気学会技術報告第596号「無停電電源システム{UPS(Uninterruptible PowerSupply)}の動向」(新型電源システム調査専門委員会1996年7月発行No.ISSN 0919−9195)の13ページ3.3.1項
ところで、従来の無停電電源装置においては、負荷印加電圧を無瞬断化する目的で停電検出手段の検出動作を高速化する方法が種々提案されている。このように検出動作を高速化した場合、サイリスタ電流切替時の転流陥没等の極短時間の電圧低下による不要な停電切替動作が発生する恐れがある。このため、通常は検出フィルタや確認時限等の誤動作確認要素を備える。
この誤動作確認要素を備える場合、実際の電圧陥没から数msecの遅延を持って並列インバータ4が電圧制御動作に切り替わる。その遅延期間は出力電流制御が継続するため、停電により電源1からの電力供給が絶たれていると、負荷装置2への電力供給や蓄電池5への電力供給は、全て並列インバータ4の出力フィルタコンデンサ6から行われる。このため、その遅延期間における電圧陥没を抑えるためには前述の出力フィルタコンデンサ6の容量を増加させなければならないので、結果的に、無停電電源装置の大型化及び高コスト化を招くという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、不要な停電切替動作を回避すると共に負荷装置への給電出力端に設けられたコンデンサの容量を増加させないようにして、当該無停電電源装置の小型化及び低コスト化を図ることができる無停電電源装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による無停電電源装置は、電源からの交流電力が給電される負荷装置に並列接続され、その給電と並行にその交流電力を直流電力に変換して蓄電池に蓄え、電源の停電時に当該電源を切り離し、蓄電池からの直流電力を交流電力に変換して負荷装置に給電する第1の変換手段を有し、この第1の変換手段からの給電時に当該給電電圧が所定値となるように制御する無停電電源装置において、前記電源の電圧が、予め定められた第1の時間の間、所定の電圧範囲を逸脱した際に第1の停電と判定し、この第1の停電の継続時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間を越えた際に第2の停電と判定する判定手段と、前記電源の電圧の周波数に同期した基準電圧を発生し、前記判定手段にて前記第2の停電と判定された際に前記基準電圧を予め定められた基準周波数に切り替えて出力する基準電圧発生手段と、前記蓄電池への充電電流指令値と前記蓄電池から前記第1の変換手段を介して出力される充電電流との偏差に基づいた電流制御信号を前記基準電圧に加算した電流制御信号にて前記第1の変換手段を動作させ、前記判定手段にて前記第1の停電と判定された際に前記電流制御信号の加算を停止して前記基準電圧に基づいて前記第1の変換手段を動作させる第1の制御手段と、自己発振による基準電圧を指令値として前記負荷装置への給電電圧を所定値とするための電圧制御信号にて前記第1の変換手段を動作させる制御を、前記判定手段にて前記第2の停電と判定された際に行う第2の制御手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、第1の停電を、転流陥没等の極短時間の電圧低下による停電とした場合に、この瞬時停電が生じても、電源電圧の周波数に同期した基準電圧に基づく電流制御信号にて、第1の制御手段が第1の変換手段を動作させるようにしたので、瞬時停電時に負荷装置への給電電流は、全て第1の変換手段から供給されるようになる。これによって、不要な停電切替動作を回避することができ、また、従来のように負荷装置への給電出力端に設けられたコンデンサが上記の瞬時停電の際に電流を供給する必要もないので、コンデンサの容量を増加させる必要が無くなる。
また、第1の停電よりも長時間の停電検出で判定される第2の停電、つまり通常の停電が生じた場合は、第2の制御手段が電圧制御信号にて第1の変換手段を動作させることによって負荷装置への給電電圧を所定値とすることができる。
また、本発明の請求項2による無停電電源装置は、請求項1において、前記第1の制御手段は、前記充電指令値に前記負荷装置へ給電電流から抽出した無効電流を加算することにより、前記電源からの電流を力率1とすることを特徴とする。
この構成によれば、負荷装置への給電時の力率を1とすることができ、このように給電を行う構成の無停電電源装置においても、上記請求項1と同様に瞬時停電時などの制御を行うことができる。
また、本発明の請求項3による無停電電源装置は、請求項1または2において、前記電源と前記負荷装置との間に交流入出力側が直列接続され、前記蓄電池が接続された直流入出力側との間で順逆双方向に電力変換可能な第2の変換手段を更に備え、前記第2の変換手段は、前記電源から前記負荷装置への給電時に、当該第2の変換手段の交流出力電圧と当該電源電圧との和が所定値となるように制御され、電源の停電時には停止するように制御されることを特徴とする。
この構成によれば、第1の変換手段に加え、第2の変換手段を備えた直並列補償方式の無停電電源装置においても、上記請求項1または2と同様に瞬時停電時などの制御を行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、不要な停電切替動作を回避すると共に負荷装置への給電出力端に設けられたコンデンサの容量を増加させないようにして、当該無停電電源装置の小型化及び低コスト化を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置の出力電流制御部及び出力電圧制御部の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置の基準電圧発生部及び停電判定部の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の無停電電源装置が従来の無停電電源装置と異なる点は、図1に示す出力電流制御部4bのACR17と切替スイッチ18との間に、スイッチ31及び加算部32を直列接続し、また、図2に示す基準電圧発生部41及び停電判定部42を新規に設けたことにある。
基準電圧発生部41は、PLL(Phase Locked Loop)回路43と、スイッチ44と、基準電圧発生器45とを備え、停電判定部42は、停電判別回路47と、確認時限処理回路48とを備えて構成されている。
その基準電圧発生器45は、電源電圧正常時に、電源電圧Vinと基準電圧発生器45から出力される基準電圧Vout*とをPLL回路43に入力し、ここで基準電圧Vout*を電源電圧Vinと同期させるための周波数補正値F1を求める。この周波数補正値F1を、基準電圧発生器45にて基準周波数設定値F2と加算することにより、基準電圧発生器45が、電源電圧Vinと同期した基準電圧Vout*を出力する。
一方、電源電圧Vinが許容範囲を逸脱した場合は、停電判定部42から出力される第2の停電判定信号S2がスイッチ44に供給されてオフとなる。これによって、PLL回路43と基準電圧発生器45とが切り離し状態となるので、基準電圧発生器45は、基準周波数設定値F2に応じて定まる固定周波数の基準電圧Vout*を出力する。
次に、停電判定部42について説明する。
停電判別回路47は、基準波形と電源電圧Vinの波形とを比較するなどの機能よって電源電圧Vinが許容範囲を逸脱したことを検出し、瞬時に停電判別を行う。この停電判別においては、転流陥没や瞬時電圧低下が検出され、この停電と判別された場合に第1の停電判定信号S1が「H」レベルとなって、出力電流制御部4bのスイッチ31へ出力されるようになっている。第1の停電判定信号S1は、無停電状態では「L」レベルとなっている。スイッチ31は、第1の停電判定信号S1が「L」の時はON(オン)となっており、「H」になるとOFF(オフ)となる。
確認時限処理回路48は、第1の停電判定信号S1をオンディレー回路等で確認処理し、この処理後の信号を第2の停電判定信号S2としてスイッチ44へ出力すると共に、従来回路と同様に出力電流制御部4bと出力電圧制御部7aとを切替えるために切替スイッチ18へ出力する。つまり、確認時限処理回路48では、停電判別回路47のような瞬時電圧低下には反応しないようになっている。
従って、第1の停電判定信号S1の「H」によりスイッチ31を開放することによって、加算部32に供給されている基準電圧Vout*に応じたゲート駆動信号によって並列インバータ4が動作する。言い換えれば、並列インバータ4は、基準電圧Vout*で決まる出力電圧Voutを発生し、このときの負荷電流ILは全て並列インバータ4から出力されるようになっている。
次に、このような特徴構成要素を備えた無停電電源装置の停電時の電源切替動作を、図3に示すシーケンス図を参照して説明する。
まず、図3に示す時刻t1において、第1及び第2の停電判定信号S1,S2が共に「L」であるとする。つまり、停電判別回路47及び確認時限処理回路48は停電未検出状態である。
この場合、基準電圧発生部41のスイッチ44はオン状態となっているので、電源電圧Vinに周波数が同期した基準電圧Vout*が、出力電流制御部4bの加算部32と、出力電圧制御部7aの減算部25に供給されている。また、出力電流制御部4bのスイッチ31もオン状態となっている。
これによって、出力電流制御部4bにおいては次のような動作が行われる。減算部11にて蓄電池5の電圧の指令値Vd*と蓄電池5の電圧の検出値Vdとの偏差が求められ、この偏差がAVR12を介して乗算部13に入力され、ここで電源電圧Vinと乗算されることによって必要な充電電流指令値Ib*が算出される。
この充電電流指令値Ib*は加算部14を介してリミッタ15に入力され、リミッタ15において、充電電流指令値Ib*が並列インバータ4の許容電流以内に制限され、この制限された値が並列インバータ4の出力電流指令値Iinv*とされる。
次に、減算部16において、その出力電流指令値Iinv*と並列インバータ4の出力電流検出値Iinvとの偏差が求められ、この偏差がACR17に入力される。このACR17で得られた制御信号は、スイッチ31を介して加算部32にて基準電圧Vout*と加算される。この電圧加算後の制御信号に応じて並列インバータ4が動作している。この動作は、その制御信号が切替スイッチ18を介してPWM部19に入力され、ここでPWM変調されることによって得られたゲート駆動信号が、並列インバータ4のゲートに入力されて行われている。
その後、図3に示す時刻t2〜t3の極短時間において、停電判別回路47で転流陥没などによる瞬時電圧低下が検出されたとすると、第1の停電判定信号S1が「L」から「H」となる。この「H」は確認時限処理回路48にも供給されるが、確認時限処理回路48は瞬時電圧低下には反応しないので、第2の停電判定信号S2は「L」のままである。
従って、第1の停電判定信号S1の「H」が供給されてスイッチ31が開放され、この間、ACR制御停止状態となって、並列インバータ4は基準電圧Vout*で決まる出力電圧Voutを発生し、このときの負荷電流ILは全て並列インバータ4から出力される。よって、従来問題となっていた出力電流制御の継続によって発生する出力電圧陥没が回避される。
次に、時刻t4において、停電判別回路47で電圧低下が検出され、第1の停電判定信号S1が「L」から「H」となり、この「H」が確認時限処理回路48において予め定められた時刻t5までの確認時限の間、検出されたとする。このケースの場合、無停電電源装置は、時刻t4〜t5の間は上記時刻t2〜t3の間と同様の動作を行う。
時刻t5以降は、第2の停電判定信号S2も「H」となるので、切替スイッチ18が出力電圧制御部7aからの信号をPWM部19へ出力する側に切り替わる。つまり、従来通り出力電流制御部4aから出力電圧制御部7aに切り替わる。
この切り替えによって、出力電圧制御部7aのAVR26から出力される出力電圧Voutを所定の値にするための制御信号に応じて直列インバータ7が動作する。従って、停電検出動作による不必要な停電切替動作が回避される。
上記の制御は、直並列補償方式及びパラレルプロセッシング方式の何れの無停電電源装置にも適用可能である。
以上説明したように本実施の形態の無停電電源装置によれば、転流陥没等の極短時間の電圧低下による瞬時停電が生じても、電源1の電圧の周波数に同期した基準電圧Vout*に基づく電流制御信号にて、出力電流制御部4bが並列インバータ4を動作させるようにしたので、瞬時停電時に負荷装置2への給電電流は、全て並列インバータ4から供給されるようになる。これによって、不要な停電切替動作を回避することができ、また、従来のように負荷装置2への給電出力端に設けられたコンデンサが上記の瞬時停電の際に電流を供給する必要もないので、コンデンサの容量を増加させる必要が無くなる。
従って、不要な停電切替動作を回避すると共に負荷装置への給電出力端に設けられたコンデンサの容量を増加させないようにして、当該無停電電源装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、瞬時停電よりも長時間の停電検出で判定される通常の停電が生じた場合は、出力電圧制御部7aが電圧制御信号にて並列インバータ4を動作させることによって負荷装置2への給電電圧を所定値とすることができる。
また、出力電流制御部4bが負荷装置2への負荷電流ILから抽出した無効電流Iq*を電圧制御信号に加えることによって、負荷装置2への給電時の力率を1とするように給電を行う構成の無停電電源装置においても、上記と同様に瞬時停電時などの制御を行うことができる。
更に、並列インバータ4に加え、電源1と負荷装置2とのとの間に直列インバータ7を直列接続した直並列補償方式の無停電電源装置においても、上記同様に瞬時停電時などの制御を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る無停電電源装置の出力電流制御部及び出力電圧制御部の構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置の基準電圧発生部及び停電判定部の構成を示すブロック図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置の停電時の電源切替動作を説明するためのシーケンス図である。 パラレルプロセッシング方式による無停電電源装置の回路図である。 直並列補償方式による無停電電源装置の回路図である。 従来の無停電電源装置の出力電流制御部及び出力電圧制御部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 電源
2 負荷装置
3,31,44 スイッチ
4 並列インバータ
5 蓄電池
6 出力フィルタコンデンサ
7 直列インバータ
4a 出力電流制御部
7 直列インバータ
7a 出力電圧制御部
12,26 AVR
13 乗算部
14,32 加算部
15 リミッタ
16,23,25 減算部
17 ACR
18 切替スイッチ
19 PWM部
21 有効成分抽出部
22 負荷有効電流抽出部
41 基準電圧発生部
42 停電判定部
43 PLL回路
45 基準電圧発生器
47 停電判別回路
48 確認時限処理回路
Iin 交流電流
IL 負荷電流
Vd 直流電力
Vout 出力電圧
Vout* 基準電圧(出力電圧指令値)
Vd 蓄電池電圧検出値
Vd* 蓄電池電圧指令値
Vin 電源電圧
Ib* 充電電流指令値
Iin 交流電流
Iinv 並列インバータの出力電流検出値
Iinv* 並列インバータの出力電流指令値
Ip 負荷装置の有効電流
Iq* 負荷装置の無効電流
F1 周波数補正値
F2 基準周波数設定値

Claims (3)

  1. 電源からの交流電力が給電される負荷装置に並列接続され、その給電と並行にその交流電力を直流電力に変換して蓄電池に蓄え、電源の停電時に当該電源を切り離し、蓄電池からの直流電力を交流電力に変換して負荷装置に給電する第1の変換手段を有し、この第1の変換手段からの給電時に当該給電電圧が所定値となるように制御する無停電電源装置において、
    前記電源の電圧が、予め定められた第1の時間の間、所定の電圧範囲を逸脱した際に第1の停電と判定し、この第1の停電の継続時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間を越えた際に第2の停電と判定する判定手段と、
    前記電源の電圧の周波数に同期した基準電圧を発生し、前記判定手段にて前記第2の停電と判定された際に前記基準電圧を予め定められた基準周波数に切り替えて出力する基準電圧発生手段と、
    前記蓄電池への充電電流指令値と前記蓄電池から前記第1の変換手段を介して出力される充電電流との偏差に基づいた電流制御信号を前記基準電圧に加算した電流制御信号にて前記第1の変換手段を動作させ、前記判定手段にて前記第1の停電と判定された際に前記電流制御信号の加算を停止して前記基準電圧に基づいて前記第1の変換手段を動作させる第1の制御手段と、
    自己発振による基準電圧を指令値として前記負荷装置への給電電圧を所定値とするための電圧制御信号にて前記第1の変換手段を動作させる制御を、前記判定手段にて前記第2の停電と判定された際に行う第2の制御手段と
    を備えたことを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記第1の制御手段は、前記充電指令値に前記負荷装置へ給電電流から抽出した無効電流を加算することにより、前記電源からの電流を力率1とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の無停電電源装置。
  3. 前記電源と前記負荷装置との間に交流入出力側が直列接続され、前記蓄電池が接続された直流入出力側との間で順逆双方向に電力変換可能な第2の変換手段を更に備え、
    前記第2の変換手段は、前記電源から前記負荷装置への給電時に、当該第2の変換手段の交流出力電圧と当該電源電圧との和が所定値となるように制御され、電源の停電時には停止するように制御される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無停電電源装置。
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