JP2006065982A - オーディオ機器制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のオーディオ機器を備える場合に、ユーザによる切り換え等の操作負担を軽減しながら、複数のオーディオ機器を順次動作させること。
【解決手段】ユーザは、予め複数のオーディオ機器の動作順序を設定でき、ユーザによって設定された動作順序は、再生リストとして例えばHDD17に記憶される。そして、オーディオ機器の再生が指示された場合、CPU9が再生リストに記憶された動作順序に従って、対象となるオーディオ機器を順次、動作させる。これにより、各オーディオ機器の切り換え時に、ユーザはその都度、切り換えのための操作を行なうことが不要となる。従って、ユーザによる切り換え等の操作負担を軽減しながら、複数のオーディオ機器を順次動作させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】ユーザは、予め複数のオーディオ機器の動作順序を設定でき、ユーザによって設定された動作順序は、再生リストとして例えばHDD17に記憶される。そして、オーディオ機器の再生が指示された場合、CPU9が再生リストに記憶された動作順序に従って、対象となるオーディオ機器を順次、動作させる。これにより、各オーディオ機器の切り換え時に、ユーザはその都度、切り換えのための操作を行なうことが不要となる。従って、ユーザによる切り換え等の操作負担を軽減しながら、複数のオーディオ機器を順次動作させることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、複数のオーディオ機器の動作を制御するオーディオ機器制御装置に関するものである。
従来、車両において、設置スペース等の問題から、複数のオーディオ機器とナビゲーション装置とを一体化した一体機が用いられることがある。このオーディオ/ナビ一体機におけるオーディオ機器は、TVやラジオの受信機,CDやMDの再生装置などであったが、MP3やWMA等の圧縮オーディオの普及により、半導体メモリやHDDなどもオーディオソースとして用いられるようになってきた。
また、オーディオ/ナビ一体機とシステムバスで接続される機器として、CDチェンジャーが一般的であったが、DVDチャンジャーが加えられる機会も増えている。このように、車内で利用可能なオーディオ機器は、増加する傾向にある。
ここで、圧縮によって多数の楽曲が音楽情報として記憶されている場合に、煩雑な操作を行なうことなく、好みの楽曲を聴取することが可能な音楽再生装置が知られている(特許文献1参照)。
この音楽再生装置では、再生リスト格納部に、複数の時間帯のそれぞれにおいて再生対象とする楽曲の種類を示す所定の再生リスト情報が格納される。楽曲の再生指示が与えられると、音楽検索部が、その時点での時刻が属する時間帯に対応する再生リスト情報を読出し、その再生リスト情報に指定された種類の楽曲を音楽情報格納部に格納された多数の楽曲データの中から検索して抽出し、再生候補曲リスト情報を作成する。音楽再生部は、再生候補曲リスト情報に基づいて設定した所定の再生順に従って、再生対象となる楽曲に対応する楽曲データを音楽情報格納部から読み出して、楽曲の再生を行なう。
特開2002−55993号公報
車両においては、上述したように、オーディオシステムとして複数のオーディオ機器が搭載されることがある。しかし、複数のオーディオ機器を搭載しながら、ユーザが1つの機器を選択して、その動作を開始させた場合、ユーザによってその動作を終了させるための操作や、他の機器への切り換え操作が行なわれない限り、同じオーディオ機器が延々と動作を継続する。例えば、オーディオ機器としてCDやMDの再生装置が選択されて、動作を開始した場合、その再生の終了操作や他の機器への切り換え操作が行なわれなければ、CDやMDに記録されている楽曲を何度も繰り返して再生することになる。
このため、ユーザは、じきに飽きてしまい、CDやMDを交換したり、他のオーディオ・機器への切り換え操作を行なったりする。このような、CD等の交換作業や他の機器への切り換え操作は、ユーザにとって負担になるため、極力低減できるようにすることが好ましい。
なお、上述した従来の音楽再生装置では、例えばHDD等の数百曲の楽曲データを記憶可能な音楽情報格納部を備え、かつ、この音楽情報格納部に多数の楽曲データが記憶されていることを前提としている。そして、そのように多数の楽曲データが音楽情報格納部に記憶されている場合に、煩雑な操作を行なわずに、好みの楽曲を再生するものである。従って、上述したような複数のオーディオ機器が搭載される場合に、切り換え操作等のユーザの負担を軽減できるものではない。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、複数のオーディオ機器を備える場合に、ユーザによる切り換え等の操作負担を軽減しながら、複数のオーディオ機器を順次動作させることが可能なオーディオ機器制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のオーディオ機器制御装置は、
複数のオーディオ機器と、
複数のオーディオ機器からのオーディオ音声を出力する出力部と、
複数のオーディオ機器の動作状態を制御する制御手段と、
ユーザの操作に基づいて設定される、少なくとも複数のオーディオ機器の動作順序を記憶する記憶手段とを備え、
制御手段は、記憶手段によって記憶された動作順序に従って、対象となるオーディオ機器を順次、動作させることを特徴とする。
複数のオーディオ機器と、
複数のオーディオ機器からのオーディオ音声を出力する出力部と、
複数のオーディオ機器の動作状態を制御する制御手段と、
ユーザの操作に基づいて設定される、少なくとも複数のオーディオ機器の動作順序を記憶する記憶手段とを備え、
制御手段は、記憶手段によって記憶された動作順序に従って、対象となるオーディオ機器を順次、動作させることを特徴とする。
上述したように、ユーザは、予め複数のオーディオ機器の動作順序を設定でき、ユーザによって設定された動作順序は、記憶手段に記憶される。そして、各オーディオ機器の動作状態を制御する制御手段が、記憶手段によって記憶された動作順序に従って、対象となるオーディオ機器を順次、動作させる。これにより、各オーディオ機器の切り換え時に、ユーザはその都度、切り換えのための操作を行なうことが不要となる。従って、ユーザによる切り換え等の操作負担を軽減しながら、複数のオーディオ機器を順次動作させることができる。
請求項2に記載したように、出力部は、オーディオ音声の音量、音質、音場の少なくとも1つを変化させることができるものであり、記憶手段は、複数のオーディオ機器の動作順序を記憶する際に、各オーディオ機器に対応づけて、そのオーディオ機器を動作させるときのオーディオ音声の音量、音質、音場の少なくとも1つの設定状態を記憶することができ、制御手段は、記憶手段によって音量、音質、音場の少なくとも1つの設定状態が記憶された場合、オーディオ機器の動作に同期して、記憶された設定状態となるように出力部を制御することが好ましい。これにより、各オーディオ機器のオーディオ音声の出力環境をユーザの好みに合致するようにきめ細かく設定することができる。
請求項3に記載したように、記憶手段は、さらに、ユーザの操作によって指定される各オーディオ機器の動作の終了条件を記憶することが好ましい。例えば、オーディオ機器がCDチェンジャーである場合、再生すべきディスクを指定することで、その指定されたディスクの再生が終了すると、動作終了条件が満足されることになる。このようにして、各オーディオ機器の動作終了条件を記憶するようにすれば、ユーザは、所望のオーディオコンテンツのみを聴取することが可能になる。
請求項4に記載したように、制御手段は、複数のオーディオ機器の各々の動作が正常であるか否かを判定する判定手段を有し、当該判定手段によって動作異常と判定された場合、記憶手段によって記憶された動作順序に従って、次に動作予定のオーディオ機器を動作させることが好ましい。これにより、選択したオーディオ機器に動作異常が生じた場合であっても、楽曲や受信音声等のオーディオ音声を継続的にユーザに提供することができる。
なお、オーディオ機器の動作異常の具体例としては、例えば、請求項5に記載のように、オーディオ機器が放送信号を受信するものである場合、そのオーディオ機器における受信状態が不良であるとき、動作異常と判定することが好ましい。受信状態が不良であると、明瞭なオーディオ音声をユーザに提供できないためである。また、請求項6に記載のように、オーディオ機器が、オーディオ音声を記録した記録媒体から、当該オーディオ音声を読み出すものである場合、オーディオ機器によって記録媒体からオーディオ音声の読み出しができないとき、動作異常と判定することが好ましい。例えば記録媒体としてのディスクに傷や汚れなどが付着していると、そのディスクの再生ができない場合があるためである。
請求項7に記載したように、上述したオーディオ機器制御装置は、車両に搭載されることが好ましい。車両では、複数のオーディオ機器が搭載される場合が多く、また、車両の運転中には、それらオーディオ機器の操作を極力低減することが好ましいためである。
以下、本発明の一実施形態によるオーディオ機器制御装置について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態におけるオーディオ機器制御装置の全体構成を示すブロック図である。本実施形態では、オーディオ機器制御装置が、複数のオーディオ機器とナビゲーション装置とを一体化した車両用オーディオ/ナビ一体機100に適用される例について説明する。
図1に示すように、オーディオ/ナビ一体機100は、GPS受信機1を備え、このGPS受信機1は、車両の位置を検出するために、複数の衛星からの電波を受信する。すなわち、GPS受信機1を備えることで、電波航法による車両の現在位置の算出を可能としている。
回転検出センサ2は、例えばジャイロスコープから構成され、車両が旋回したときの旋回角度を検出する。車速センサ3は、車両の走行時の車速を検出する。この車速センサ3が検出する車速から車両の走行距離を求めることができる。そして、これらの車両の旋回角度及び走行距離に基づいて、自立航法による車両の現在位置の算出が行なわれる。
ETC装置4は、公知のように、路上に設置された路上機と通信を行なうことにより、例えば有料道路の通行料金の支払いを可能とするものである。このETC装置4もETCI/F5を介して、バスに接続されている。これにより、例えば支払った料金等を表示装置8に表示したり、スピーカ23から音声にて報知することを可能としている。
VICS受信機8は、道路に敷設されたビーコンや各地のFM放送局を介して、VICSセンターから配信される道路交通情報等の情報を受信する装置である。VICS受信機18が受信する情報としては、例えば、各道路の渋滞度に関する渋滞情報、事故や工事による通行止めや高速道路等の出入り口閉鎖等の規制情報などがある。これらの渋滞情報や規制情報は、表示装置8に道路地図画像が表示されている場合、その道路地図に重ねて表示される。
地図データ読み取り装置12は、地図データ格納部13に記憶された地図データを読み取って、出力するものである。地図データは、道路地図を描画するために必要である、ノードデータ及びリンクデータからなる道路データ、自然地形等を示す背景データ、地名等を表示するための文字データなどからなる。地図データ格納部13は、CD−ROM、DVD−ROM、或いはハードディスクドライブ(HDD)等が用いられる。なお、この地図データ格納部13には、地図データ上の各種の施設を検索するための検索データや、目的地までの経路案内時に報知する音声データも記憶されている。
上述した各センサや受信機等からの信号を受け取り、車両の現在位置を算出したり、その現在位置周辺の地図データを読み出して表示装置8に表示させる等の処理制御を行なうために、CPU9、RAM10、及びROM11等が設けられている。すなわち、CPU9は、ROM11に記憶されたプログラムに従って動作し、上述した現在位置及びその周辺道路地図の表示や、目的地までの経路探索及び経路案内、所望の施設の探索、等の各種のナビゲーション処理を実行する。その際、RAM10には、CPU9の制御処理に必要な制御データなどが一時的に保存される。
このCPU9は、上述したナビゲーション処理に加えて、後述する各オーディオ機器17〜22,24,25や音質制御装置29の動作を制御する。このCPU9による各オーディオ機器17〜22,24,25や音質制御装置29の制御については、後に詳細に説明する。
表示装置8は、例えば液晶表示機(LCD)からなり、車室内のインストルメントパネルの中央部等の、車両の各乗員から見やすい位置に配置される。ディスプレイコントローラ7は、上述した道路地図画像や、後述するオーディオ機器からの映像を表示装置8に表示するために、それらの画像、映像信号に基づいて、表示装置8の駆動信号を生成する。なお、図示していないが、この表示装置8にはタッチパネルが設けられ、表示装置8の画面に触れることで、ナビゲーション装置やオーディオ機器の各種操作を行なうことができるように構成されている。すなわち、表示装置8にナビゲーション装置やオーディオ機器の各種の操作スイッチを含む操作画面が表示されているとき、タッチパネルによってユーザの画面への接触位置を検知することにより、いずれの操作スイッチがユーザによって操作されたかを判別することができる。このタッチパネルは、赤外線操作方式、抵抗膜方式等、各種方式のものが提案されているが、いずれの方式のタッチパネルを用いても良い。また、ナビゲーション装置やオーディオ機器の操作は、タッチパネルに限らず、リモコンや固定スイッチ等によって行なっても良い。
本実施形態におけるオーディオ/ナビ一体機100は、オーディオ機器として、多数の楽曲データを記憶可能な大容量記憶装置(HDD)17、映像及び音声情報を記憶するデジタルビデオディスク(DVD)を再生するDVDデッキ18、楽曲データを記憶するコンパクトディスク(CD)を再生するCDデッキ19、ラジオ放送を受信するラジオチューナー20、楽曲データを記憶するミニディスク(MD)を再生するMDデッキ21、テレビ放送を受信するTVチューナー22を備えている。なお、27及び28は、それぞれラジオ放送及びTV放送を受信するためのアンテナである。
さらにシステムバスを介して、DVDチェンジャー24、CDチェンジャー25も接続されている。これらDVDチェンジャー24、CDチェンジャー25からのオーディオ音声信号及び/または映像信号は、外部機器I/F26を介して、オーディオ/ナビ一体機100に取り込まれる。また、半導体式のメモリカードも半導体メモリI/F26を介してバスに接続されており、メモリカードもオーディオソースとして利用可能に構成されている。
なお、上述したHDD17には、上述したCDデッキ19やメモリカードから楽曲データを記録することが可能である。
音質制御装置29は、ナビゲーション装置、ETC4,或いは各オーディオ機器からのオーディオ音声信号の音量、音質、及び音場を制御する。すなわち、この音質制御装置29は、音量を変更するためにゲインコントロール可能なアンプと、音質を制御するためのイコライザーと、音場を制御するためのデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等を備える。この音質制御装置29には、車室内に設けられた複数のスピーカ23が接続されており、このスピーカ23から、音量、音質及び音場が制御されたオーディオ音声が出力される。
本実施形態によるオーディオ/ナビ一体機100は、上述した構成を備えることにより、ユーザである車両の乗員の操作に応じて選択された機器からの、オーディオ音声信号をスピーカ23から出力するとともに、画像又は映像信号を表示装置8にて表示することが可能である。例えば、ユーザによってナビゲーション装置が選択された場合には、表示装置8には車両の現在位置及びその周辺道路地図を示す画像が表示される。また、ナビゲーション装置が選択され、かつ目的地への経路案内が行なわれている場合には、その経路が道路地図に重ねて表示されるとともに、案内音声がスピーカ23から出力される。あるいはユーザによって、映像及び音声情報を記憶するDVDの再生が選択された場合、表示装置8にはその映像が表示され、かつ音声がスピーカ23から出力される。
次に、本実施形態の特徴部分に当る、予めユーザによって設定(プログラム)された順序に従って、各オーディオ機器を順次動作させるための制御処理について図2のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS100では、プログラムされた順序に従って、各オーディオ機器を動作(再生)させる指示がユーザによって入力されたか否かを判定する。この判定処理において、再生指示が入力されたと判定された場合、ステップS110に進む。ステップS110では、例えばHDD17に記憶されている、ユーザによって予めプログラムされた再生リストを読み込む。この再生リストの一例を図3に示す。
図3に示すように、再生リストにおいては、再生される順番ごとに、オーディオソース(オーディオ機器)、演奏終了条件、ボリューム設定、音質設定、DSP設定の各情報が記憶されている。すなわち、ユーザは、例えば各オーディオ機器の動作順序設定画面において、動作させるべき順番に従って、各オーディオ機器を指定することにより、動作順序を設定する。これにより、各オーディオ機器の再生順序が再生リストとして記憶される。なお、オーディオ機器がラジオチューナー20及びTVチューナー22である場合、受信すべき放送局名の設定も行なう。
さらに、ユーザは、その動作順序設定画面において、特定のオーディオ機器を指定した場合に、そのオーディオ機器の演奏終了条件の指定を行なうことが可能である。演奏終了条件としては、図3に示すように、DVDチェンジャー24やCDチェンジャー25の場合、ディスク単位で設定する。また、HDD17の場合は、ホルダ単位で再生すべき楽曲データを指定する。さらに、ラジオチューナー20やTVチューナー22の場合、図3に示すように、再生開始からの経過時間によって終了条件が規定される。
ただし、演奏終了条件として、CD、MD、DVDなどの場合、記憶されている楽曲等の順番によって、曲ごと等の細分化された単位で再生すべき情報を設定しても良いし、ラジオやテレビの場合には、開始時間及び終了時間を設定することで開始・終了条件を設定しても良い。この場合、設定された開始時間となったら、オーディオ機器の演奏を一旦中断し、ラジオもしくはテレビの受信音声や映像信号を出力する。そして、設定された終了時間となったら、中断したオーディオ機器の演奏を再開する。なお、車両が走行中である場合には、TVの映像信号の表示は行なわれず、受信音声のみが出力される。
このように、再生リストとして、各オーディオ機器の動作終了条件を記憶するようにすれば、ユーザは、所望の楽曲や放送番組等のオーディオコンテンツを適宜選択して聴取することが可能になる。
さらに、ユーザは、特定のオーディオ機器の動作順序を指定した場合に、各オーディオ機器ごとに、音量、音質、及び音場を設定することができ、これにより、各オーディオ機器のオーディオ音声の出力環境を好みに合うように設定することが可能である。例えば、一般的に、CDやMD等のデジタルオーディオソースに比較して、TVやラジオは音量レベルが低いため、ラジオを選択した場合には音量レベルを高めたり、CDやMD等に記録された楽曲データを演奏する場合には、音質設定として、低音を強調した音質パターンや高音を強調した音質パターンに設定したりすることができる。さらに、各オーディオ機器で演奏するオーディオコンテンツに応じて、ユーザの趣向に合致する音響効果を得るように音場を設定することができる。
従来は、オーディオ機器ごとに、音量、音質、及び音場の設定を行なうとすれば、演奏するオーディオ機器を切り換える毎に、ユーザがその都度、それらの設定を変更する必要があった。しかしながら、本実施形態では、予めオーディオ機器の動作順序をプログラムする際に、併せて各オーディオ機器のオーディオ音声の出力環境も設定可能である。このため、ユーザの操作負担を軽減しつつ、各オーディオ機器のオーディオ音声の出力環境をユーザの好みに合致するようにきめ細かく設定することができる。
ステップS110にて再生リストの読込みが行なわれると、次にステップS120において、その再生リストの動作順序に従って、該当するオーディオ機器に対応して記憶されているボリューム、音質、及びDSP設定となるように、CPU9は音質制御装置29に対して制御信号を出力する。この制御信号に基づいて、音質制御装置29は、ボリューム、音質、及びDSPの設定状態を制御する。
ステップS130では、再生対象であるオーディオ機器の起動等の再生準備処理を行なう。そして、ステップS140では、再生対象であるオーディオ機器がラジオチューナー20又はTVチューナー22であるか否かを判定する。再生対象であるオーディオ機器がラジオチューナー20又はTVチューナー22である場合、ステップS150に進んで、記憶されている演奏終了条件に基づいて、演奏時間に相当する時間をタイマにセットする。一方、オーディオ機器がラジオチューナー20又はTVチューナー22以外である場合、及びステップS150にてタイマセットされた後は、ステップS160に進み、再生対象であるオーディオ機器の再生を開始する。
ステップS170では、再生中のオーディオ機器の動作が正常であるか異常であるかを判定する。例えば、オーディオソースがCDやDVDの場合、汚れや傷があると、記憶された情報を読み出すことができない場合がある。また、ラジオやTVの場合、車両の位置に応じて受信状態が不良となる場合もある。この場合、一定時間、受信不良状態が継続すると、動作異常と判定する。
このような動作異常が生じた場合、ステップS190に進んで、オーディオ機器の再生を停止させる。その後、ステップS120に戻り、ステップS110にて読み込んだ再生リストに従って、次に再生予定であるオーディオ機器の再生のための処理を開始する。このように、再生対象であるオーディオ機器が動作異常と判定された場合、再生リストの動作順序に従って、次に動作予定のオーディオ機器を動作させることにより、楽曲や受信音声等のオーディオ音声を継続的にユーザに提供することができる。
再生対象であるオーディオ機器に動作異常が生じていない場合には、ステップS180において、再生リストとして記憶された演奏終了条件に基づいて、終了条件に合致したか否かを判定する。この判定処理において、終了条件に合致したと判定された場合には、ステップS190に進んで、当該オーディオ機器の再生を停止させる。そして、ステップS120に戻り、次に再生予定のオーディオ機器の再生のための処理を開始する。なお、再生リストの最後のオーディオ機器の再生終了条件となった場合には、ステップS120以降の処理によって、再生リストの最初のオーディオ機器の再生を開始する。
ステップS180において、終了条件に合致していないと判定された場合、ステップS200に進んで、ユーザによって再生停止指示が入力されたか否かを判定する。この判定処理において、再生停止指示が入力されていないと判定された場合には、オーディオ機器の再生を継続しつつ、ステップS170の処理に戻る。一方、再生停止指示が入力されたと判定された場合には、ステップS210に進んで、オーディオ機器の再生を停止して、図2のフローチャートに示す処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態によるオーディオ機器制御装置によれば、予め、複数のオーディオ機器の動作順序を設定することが可能であるため、各オーディオ機器の切り換え時に、ユーザはその都度、切り換えのための操作を行なうことが不要となる。従って、ユーザによる切り換え等の操作負担を軽減しながら、複数のオーディオ機器を順次動作させることができる。
また、上述したように、車両には複数のオーディオ機器が搭載される場合が多く、また、車両の運転中には、それらオーディオ機器の操作を極力低減することが好ましいため、本実施形態によるオーディオ機器制御装置は、車両のオーディオシステムに適用することが特に効果的である。
本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
例えば、オーディオ機器としては、上述した実施形態において説明した各種のオーディオ機器の一部を備えるものであっても良いし、さらに他の種類のオーディオ機器を備えるものであっても良い。
7 ディスプレイコントローラ
8 表示装置
9 CPU
10 RAM
11 ROM
17 大容量記憶装置(HDD)
18 DVDデッキ
19 CDデッキ
20 ラジオチューナー
21 MDデッキ
22 TVチューナー
23 スピーカ
24 DVDチェンジャー
25 CDチェンジャー
26 半導体メモリI/F
29 音質制御装置
100 オーディオ/ナビ一体機
8 表示装置
9 CPU
10 RAM
11 ROM
17 大容量記憶装置(HDD)
18 DVDデッキ
19 CDデッキ
20 ラジオチューナー
21 MDデッキ
22 TVチューナー
23 スピーカ
24 DVDチェンジャー
25 CDチェンジャー
26 半導体メモリI/F
29 音質制御装置
100 オーディオ/ナビ一体機
Claims (7)
- 複数のオーディオ機器と、
前記複数のオーディオ機器からのオーディオ音声を出力する出力部と、
前記複数のオーディオ機器の動作状態を制御する制御手段と、
ユーザの操作に基づいて設定される、少なくとも前記複数のオーディオ機器の動作順序を記憶する記憶手段とを備え、
前記制御手段は、前記記憶手段によって記憶された動作順序に従って、対象となるオーディオ機器を順次、動作させることを特徴とするオーディオ機器制御装置。 - 前記出力部は、前記オーディオ音声の音量、音質、音場の少なくとも1つを変化させることができるものであり、
前記記憶手段は、前記複数のオーディオ機器の動作順序を記憶する際に、各オーディオ機器に対応づけて、そのオーディオ機器を動作させるときのオーディオ音声の音量、音質、音場の少なくとも1つの設定状態を記憶することができ、
前記制御手段は、前記記憶手段によって音量、音質、音場の少なくとも1つの設定状態が記憶された場合、前記オーディオ機器の動作に同期して、記憶された設定状態となるように前記出力部を制御することを特徴とする請求項1に記載のオーディオ機器制御装置。 - 前記記憶手段は、さらに、ユーザの操作によって指定される各オーディオ機器の動作の終了条件を記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオーディオ機器制御装置。
- 前記制御手段は、前記複数のオーディオ機器の各々の動作が正常であるか否かを判定する判定手段を有し、当該判定手段によって動作異常と判定された場合、前記記憶手段によって記憶された動作順序に従って、次に動作予定のオーディオ機器を動作させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のオーディオ機器制御装置。
- 前記オーディオ機器が、放送信号を受信するものである場合、前記判定手段は、前記オーディオ機器における受信状態が不良であるとき、動作異常と判定することを特徴とする請求項4に記載のオーディオ機器制御装置。
- 前記オーディオ機器が、オーディオ音声を記録した記録媒体から、当該オーディオ音声を読み出すものである場合、前記判定手段は、前記オーディオ機器によって前記記録媒体からオーディオ音声の読み出しができないとき、動作異常と判定することを特徴とする請求項4に記載のオーディオ機器制御装置。
- 車両に搭載されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のオーディオ機器制御装置。
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