JP2006065958A - ディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ再生処理装置、及びディジタルデータ再生方法 - Google Patents

ディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ再生処理装置、及びディジタルデータ再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 良好な再生状態を保ちつつ適切な音場処理を行うことが可能なディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ再生処理装置及びディジタルデータ再生方法を実現する。
【解決手段】 クライアント制御部12は、供給された音楽データに、所定時間の長さのダミーデータを付加してDIR13に出力する。DIR13は、供給されたデータをオーディオDSP14に供給し、オーディオDSP14において復号/復調および音場処理を行う。その際、システムマイコン11は、音楽データの先頭部に付加されたダミーデータに基づいて、音楽データの形式を読み取り、適切な処理方法を選択して、オーディオDSP14に処理を行わせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、 ディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ再生処理装置、及びディジタルデータ再生方法に関する。
CD、DVD等のディスクプレーヤや、HDDプレーヤのようなデジタルの音楽コンテンツを再生可能なプレーヤ、さらにはCDプレーヤ、DVDプレーヤ、HDDプレーヤで再生出力されたディジタルデータを受信し、これをデコードして音響出力するAVレシーバがある(例えば、特許文献1)。
特開平8−256330号公報
上述したようなCDプレーヤ、DVDプレーヤ、HDDプレーヤ、AVレシーバでは、例えば、CD−DA、MP3、WMA、AAC等、様々な音声形式に対応しており、これら音声形式に対応するためには、コンテンツの音声形式を把握して、その形式に合った処理を行う必要がある。そのため、コンテンツの再生開始時に、音声形式の情報を読み取ることが一般的に行われている。
しかし、コンテンツの再生が開始してから音声形式の情報の取得を完了するまでには相応の時間が必要であり、音声データの最初の部分に処理を行うことができないため、いわゆる「頭切れ」が発生してしまう。例えばCDプレーヤでMP3形式で音声信号が記録されたディスクを再生する場合、CDプレーヤから出力されたMP3形式のビットストリームは、AVレシーバ等でデコードされて音響出力されるが、AVレシーバでMP3形式のビットストリームであることを識別するには相応の時間がかかってしまい、ビットストリームの初頭部分を再生することができない場合が生じてしまう。また、たとえCDプレーヤがMP3形式の音声信号をデコードして(PCM化して)出力する場合でも、MP3形式音声信号のサンプリング周波数が複数選択可能であるため、このサンプリング周波数を識別するためにも相応の時間が掛かってしまう。したがって、やはり音声信号の初頭部分を再生することができない場合が生じてしまう。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであり、複数の音声形式及び/又はサンプリング周波数に対応して、頭切れのないディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ再生処理装置、およびディジタルデータ再生方法を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るディジタルデータ再生装置は、
再生対象ディジタルデータを再生する再生手段と、
前記再生手段で再生されたディジタルデータを受信して、受信したディジタルデータの属性を判別すると共に、受信したディジタルデータに対応するディジタルデータを出力する処理手段と、
前記処理手段によって判別された前記再生対象ディジタルデータの属性と同一の属性を有する属性判別用ディジタルデータを生成し、該生成した属性判別用ディジタルデータを所定期間出力する属性判別用ディジタルデータ生成手段と、
を備え、
前記処理手段は前記属性判別用ディジタルデータ生成手段が生成した属性判別用ディジタルデータを出力した後に、前記再生手段から受信した前記再生対象ディジタルデータに対応するディジタルデータを出力する、
ことを特徴とする。
前記属性判別用ディジタルデータは、無音のディジタルデータから構成されることが好ましい。
前記属性は、ディジタルデータの符号化方式とサンプリング周波数との少なくとも一方を含むことが好ましい。
前記処理手段は、ディジタルデータの供給が開始されると、該ディジタルデータの符号化方式とサンプリング周波数との少なくとも一方を属性として判別し、判別した属性に従って供給されたディジタル信号を処理することが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るディジタルデータ再生装置は、
記録媒体に記録された再生対象のディジタルデータを読み出して出力するための装置であって、
ディジタルデータの再生指示を受信する再生指示受信手段と、
前記再生指示受信手段による再生指示の受信に応答して、前記再生対象ディジタルデータの属性を判別する属性判別手段と、
前記属性判別手段により判別された属性を有するダミーのディジタルデータを生成するダミーデータ生成手段手段と、
前記ダミー生成手段により生成されたディジタルデータを所定期間出力した後、該ディジタルデータに連続して、前記記録媒体より読み出したディジタルデータを出力する出力手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
前記ダミーのディジタルデータは、無音のディジタルデータから構成されることが好ましい。
前記ディジタルデータの特性は、ディジタルデータの符号化方式とサンプリング周波数との少なくとも一方を含むことが好ましい。
さらに、前記出力手段から出力されたディジタルデータの属性を判別して、判別した属性に従って供給されたディジタルデータを処理する処理手段を備えたことが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るディジタルデータ再生処理装置は、
ディジタルデータを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信されたディジタルデータの属性を判別すると共に、受信したディジタルデータに対応するディジタルデータを出力する処理手段と、
前記処理手段によって判別された前記再生対象ディジタルデータの属性と同一の属性を有する属性判別用ディジタルデータを生成し、該生成した属性判別用ディジタルデータを所定期間出力する属性判別用ディジタルデータ生成手段と、
前記属性判別用ディジタルデータ生成手段で生成された属性判別用ディジタルデータと、前記処理手段で処理されて出力された再生対象ディジタルデータを受信し、再生処理を施して再生ディジタルデータを生成する再生処理手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記属性判別用ディジタルデータ生成手段が生成した属性判別用ディジタルデータを出力した後に、前記再生手段から受信した前記再生対象ディジタルデータに対応するディジタルデータを出力し、
前記再生処理手段は、前記属性判別用ディジタルデータを受信して当該ディジタルデータの属性を判別し、前記再生対象ディジタルデータを受信して判別した属性に基づいて前記再生対象ディジタルデータを再生処理する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るディジタルデータ再生方法は、
ディジタルデータを再生して供給する方法であって、
再生対象のディジタルデータの属性を判別し、
判別した属性を有するディジタルデータを生成して、所定期間供給した後に、再生対象のディジタルデータの供給を開始する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、複数の音声形式及び/又はサンプリング周波数に対応して、頭切れのないディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ再生処理装置、およびディジタルデータ再生方法を実現することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るAV(Audio and Visual)機器1は、図1に示すように、システムマイコン11と、クライアント制御部12と、DIR(Digital Interface Receiver)13と、オーディオDSP(Digital Signal Processor)14と、アンプ部15と、スピーカ部16と、キー制御部17と、PC(Personal Computer)18と、ルータ19と、メモリカード20と、スロット21と、LAN(Local Area Network)22と、LANコントローラ23と、表示部24と、表示制御マイコン25と、LAN接続端子26と、から構成される。
システムマイコン11は、AV機器1の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成される。
処理手段としてのクライアント制御部12は、DSPで構成され、PC18やメモリカード20から供給されたデジタルのコンテンツデータ(オーディオデータ、画像データ等)を受信する。クライアント制御部12は、受信したコンテンツデータのうち音声データをPCMデータにデコードして、DIR13に供給する。デコードしたPCMデータは、元のデータ(MP3、WMA等)に依存して、様々なサンプリング周波数を持ち得る。尚、クライアント制御部12は、供給されたデジタルのコンテンツデータから属性、例えばMP3等の音声形式や44.1kHz等のサンプリング周波数を判別して、判別した属性に対応して供給されたデジタルデータのデコード処理を行う。デコードされたディジタルデータはPCMデータとしてDIR13に出力される。
また、供給されたデジタルデータがPCMデータである場合でも、当該PCMデータは様々なサンプリング周波数でサンプリングされている可能性がある。クライアント制御部12は、供給されたPCMデータのサンプリング周波数を識別して属性として判別し、また受信したPCMデータをDIR13に出力する。
クライアント制御部12は、判別した属性に基づいて、判別された前記再生対象ディジタルデータの属性と同一の属性を有する属性判別用ディジタルデータを生成し、生成した属性判別用ディジタルデータを所定期間出力する。クライアント制御部12は、属性判別用ディジタルデータ生成手段としての処理も行う。クライアント制御部12は、属性判別用ディジタルデータを所定期間出力した後に、これに続いて、供給されたMP3形式の音声データ若しくは供給されたPCMに対応するPCMデータを出力する。
再生処理手段としてのDIR13は、クライアント制御部12から供給されたPCMデータをオーディオDSP14が処理可能な信号形式に変換して、変換した信号をオーディオDSP14に供給する。クライアント制御部12から受信するPCMデータは、上述の通り、元の信号(MP3やWMA等)に依存して様々なサンプリング周波数を持ち得る。DIR13は、受信したPCMデータから属性であるサンプリング周波数を判別して、判別したサンプリング周波数に対応する再生処理を行う。
オーディオDSP14は、DIR13を介してクライアント制御部12から供給されたコンテンツデータに対して音響処理(高域補完処理やサラウンド処理)を施して、処理したデータをアンプ部15に出力する。
アンプ部15は、アナログ増幅器や、後述するDAC(Digital Analog Converter)等を備え、オーディオDSP14から入力されたデータをD/A変換によりアナログ信号に変換して、増幅する。そして、アンプ部15は、アナログ増幅した信号から音声信号を抽出してをスピーカ部16に供給する。
スピーカ部16は、アンプ部15から供給された音声信号を空気振動に変換して、音声を出力する。
キー制御部17は、リモートコントローラ等の操作入力キーを用いたユーザの操作入力を受け付け、入力された信号に対応するデータをシステムマイコン11に供給する。
PC18は、ハードディスク装置等の記憶装置を備え、クライアント制御部12からの要求に応じて、記憶装置内に記憶されたコンテンツデータを、ルータ19およびLAN22を介してクライアント制御IC12に供給する。PC18は、記録装置内に複数の符号化形式で記録されたコンテンツデータを有する。例えば、MP3形式、WMA形式、AAC形式などで音声信号を符号化したディジタルデータが記録されている。クライアント制御部12からの要求に応じて、記憶装置内の対応するディジタルデータを記録されている音声符号化形式のままビットストリームで出力する。
ルータ19は、PC18とクライアント制御部12との間のLAN22を介したデータの授受を中継するための装置である。
メモリカード20は、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリを内蔵する記録媒体である。メモリカード20は、クライアント制御部12に接続されたスロット21に挿入され、自身内部に記録されたコンテンツデータをスロット21を介してクライアント制御部12に供給する。メモリカード20は、前述のPC18における記憶装置と同様、様々な音声符号化形式で符号化されたコンテンツデータをディジタルデータとして記録している。上述と同様、例えば、MP3形式、WMA形式、AAC形式などで音声信号を符号化したディジタルデータが記録されている。クライアント制御部12からの要求に応じて、後述するスロット21と協働して、対応するディジタルデータを記録されている音声符号化形式のままビットストリームで出力する。
スロット21は、メモリカード20の挿入口であり、クライアント制御部12に接続されている。スロット21は、メモリカード20に記録されたコンテンツデータを読み取って、クライアント制御部12に供給する。
LAN22は、Ethernet(登録商標)等から構成され、クライアント制御部12とPC18との間のデータの授受を媒介する。
LANコントローラ23は、クライアント制御部12とPC18との間のLAN22を介したデータの授受を媒介するためのネットワーク制御装置であり、クライアント制御部12に接続されている。
表示部24は、例えば、蛍光表示管や液晶表示パネル等から構成され、表示制御マイコン25から供給される表示用データに従って、AV機器1の動作状況等を示すメッセージ等を表示する。
表示制御マイコン25は、CPUやROM、RAM等を備えて構成されており、表示部24に表示される表示内容を制御する。
LAN接続端子26は、LAN22とLANコントローラ23とを接続するための端子である。
次に、上記構成を有するAV機器1において、PC18からディジタルデータを受信して、出力する処理について説明する。
キー制御部17がユーザのキー操作を検出する。キー制御部17は、キー操作に対応するコマンドをシステムマイコン11に出力する。システムマイコン11は、当該キー操作に対応するコマンドがPC18内のデータの再生を指示するものであるかを判別し、PC18内のコンテンツの再生を指示するものであったとき、クライアント制御部12、LANコントローラ23、LAN接続端子26、LAN22及びルータ19を介してPC18に対応するデータの再生を指示する。
PC18は、AV機器1から入力された再生指示に応じて、対応するデータの再生を開始し、これをルータ19を介してLAN22に出力する。このとき、PC18は、再生指示されたデータを記録されている符号化形式のままデジタルデータでビットストリーム出力する。また、必要に応じて記録されている符号化形式に基づいてデータをデコードして、PCMデータで出力してもよい。
AV機器1は、LAN22、LAN接続端子26、LANコントローラ23を介してPC18が出力したデータを受信し、クライアント制御部12に入力される。クライアント制御部12は、受信したディジタルデータの属性を判別する。PC18から供給されるディジタルデータがMP3ビットストリームの場合、音声符号化形式とサンプリング周波数を属性として判別し、判別した属性に基づいて受信したディジタルデータをデコードする。また、クライアント制御部12は、判別した属性に基づいて属性判別用ディジタルデータを生成する。属性判別用ディジタルデータは、判別した属性を利用して生成され、本実施の形態では、属性のうちサンプリング周波数を利用し、同一のサンプリング周波数であるデータを生成する。属性判別用ディジタルデータは、音声データ部分は無音(0データ)である。
また、クライアント制御部12は、判別した属性に基づいて受信したディジタルデータをデコードする。受信したディジタルデータがMP3形式データの場合、MP3のフォーマットに則ってデコード処理を行い、受信したディジタルデータに対応するディジタルデータ(本実施の形態ではMP3をデコードして得たPCMデータ)を出力する。
クライアント制御部12は、生成した属性判別用ディジタルデータを、受信したディジタルデータに対応するディジタルデータに先駆けて出力する。属性判別用ディジタルデータの出力に続けて、属性判別用ディジタルデータと同期がとれた状態を維持して、受信したディジタルデータに対応するディジタルデータ(PCMデータ)の出力を行う。
クライアント制御部12から出力されたディジタルデータは、DIR13に供給される。DIR13は、受信したディジタルデータ(PCMデータ)を、オーディオDSP14が処理可能な状態となるよう再生処理して出力する。このとき、DIR13は、オーディオDSP14が処理可能な状態となるように再生処理するためには、受信したディジタルデータの属性を判別して、この属性に基づいて再生処理を行う必要がある。クライアント制御部12からは、まず属性判別用ディジタルデータを受信する。受信した属性判別用ディジタルデータに基づいて属性(サンプリング周波数)を判別し、判別した属性に基づいて、続いて受信する音声信号を含んだディジタルデータ(PC18から出力されてクライアント制御部12でデコードされたディジタルデータ)を処理する。
上述のように処理を実行するので、DIR13が属性を判別するために相応の時間を要しても、PC18から受信したディジタルデータの再生に頭切れが生じることはない。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るディスク再生装置と、これに接続されるレシーバ装置について説明する。本発明の第2の実施の形態に係るディスク再生装置とレシーバ装置は、図2に示すように表すことができる。すなわち、ディスク再生装置は、DSP31と、制御部32と、ドライブ装置33と、から構成される。
DSP31は、ドライブ装置33から供給された音楽データをPCMデータにデコードして、レシーバ側装置のDSP34に供給(デジタルアウト)する。その際、DSP31は、ドライブ装置33から供給された音楽データの属性(符号化形式、サンプリング周波数)を判別し、制御部32の制御に従って、ドライバ装置33から供給された音楽データのFS(ファイルシステム)や音声フォーマットの種類に応じたデコード処理を行う。
また、DSP31は、ドライブ装置33から供給された音楽データをデコードした後、図3に示すように、デコードした音楽データ(PCMの音楽データ)にダミーデータを付加して、DSP34に供給する。このダミーデータは、DSP34において、オーディオDSP35(レシーバ側のDSP)が処理可能な形式に音声信号を再生処理する際に、サンプリング周波数等に応じた処理を行うための音楽データの形式情報を取得する時間をかせぐためのものである。すなわち、音楽データの先頭に所定時間長のダミーデータが付加されていることにより、例えば、図4に示すように、ダミーデータの再生中に音楽データのデータ形式の取得を完了することができる。このため、ダミーデータがない場合に起こる、図7に示すようなデータ形式の取得遅れによる頭切れを起こすことなく、音楽データの再生(音場処理を伴った再生)を行うことができる。ダミーデータは、DSP31で判別された、ドライブ装置33から供給された音楽データの属性と同一の属性を有する。例えば、ドライブ装置33から供給された音楽データのサンプリング周波数が48kHzであった場合、サンプリング周波数48kHzのPCMデータがダミーデータとして出力される。ダミーデータに続いて出力される、ドライブ装置33から供給された音楽データに対応するディジタルデータは、ダミーデータと同期がとれた状態で出力される。
制御部32は、CPUやROM、RAM等を備えて構成される。制御部32は、音声データの各形式(FS、データフォーマット)に対応するデコード処理方法や付加するダミーデータの情報を、例えば自己の内部バッファにテーブル等として記憶している。そして、制御部32は、DSP31で判別されたドライブ装置33からDSP31に供給された音楽データの属性に応じて、対応する処理方法やダミーデータの情報を読み出し、DSP31を制御してデコード処理およびダミーデータの付加を行わせる。
ドライブ装置33は、当該ドライブ装置33に装填されたディスクを再生するための再生ドライブであり、制御部32から指示された音楽データをDSP31に供給する。尚、DSP31は、対応するレシーバ装置がドライブ装置から出力される符号化形式の音楽データをデコードする機能を備える場合、ドライブ装置33から供給された音楽データを、供給された符号化形式のまま出力するようにしても良い。この場合でも、ダミーデータに続いて音楽データが出力される。
次に、レシーバ装置の構成について説明する。レシーバ装置は、DSP34、システムマイコン36、オーディオDSP35、アンプ部37、DAC38等を備えて構成される。
DSP34は、DSP31から供給されたダミーデータ付きの音楽データを、システムマイコン36による制御に従ってオーディオDSP35が処理可能な信号形式に変換し、オーディオDSP35に供給する。つまり、DSP34は、DSP31から供給された音楽データの属性を判別し、判別した属性に基づいて受信した音楽データを再生処理する。ここで、供給された音楽データがPCMデータの場合、サンプリング周波数を属性として判別し、対応する再生処理を行う。また、供給された音楽データが符号化された音楽データ(MP3、WMA、AAC等)の場合、その符号化形式とサンプリング周波数を属性として判別し、対応する再生処理を行う。DSP34に供給されるディジタルデータは、音楽データに先立ってダミーデータが付加されている。従って、ダミーデータを用いて供給された音楽データの属性を判別することができ、音楽データの初頭部分の頭切れを起こしてしまうことがない。
システムマイコン36は、オーディオDSP35を制御して、必要な音響処理(高域補完処理やサラウンド処理)を行わせる。尚、前述したように、DSP34においてダミーデータの再生中に属性の判別がなされるので、オーディオDSP35に供給されるディジタルデータは頭切れを起こすことなく音声データの初頭から供給される。
アンプ部37は、DAC38を備えて構成される。DAC38は、オーディオDSP35から供給された音楽データをD/A変換して出力(アナログ出力)する。
次に、本実施の形態に係るAV機器1及びディスク再生装置が行う音声データの再生処理動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。尚、括弧内の構成は第2の実施の形態に係るディスク再生装置の構成を示す。
PC18(ドライブ装置33)から出力された音楽データがクライアント制御部12(DSP31)に供給されると、システムマイコン11(制御部32)は、クライアント制御部12(DSP31)に音声データの復号/復調処理を行わせるための再生命令を供給する(ステップS101)。
システムマイコン11は、オーディオDSP14に復号/復調中の音楽データのヘッダ部の情報、つまり属性の読み取りを指示し、音楽データのデータ形式(FS、データフォーマット、サンプリング周波数)の情報の取得を行わせる(ステップS102)。
クライアント制御部12(DSP31)は、判別した属性に基づいてダミーデータを生成し、音楽データに先駆けてまずダミーデータを出力する(ステップS103)。
クライアント制御部12(DSP121)は、ダミーデータの出力に続いて、復号/復調した音楽データをPCMデータで出力する(ステップS104)。そして、音楽データの終了とともに、再生処理を終了させる(ステップS105)。
尚、AV機器1においては、上述の処理に引き続き、DIR13での再生処理が行われる。この再生処理は、クライアント制御部12から供給されたPCMデータを、オーディオDSP14が処理できる形式に変換する作業で、供給されたPCMデータのサンプリング周波数に基づいて行われる。
上述のように、AV機器1のDIR13及びレシーバ装置のDSP34は、音楽データの受信に先立ってダミーデータを受信するので、属性に基づいた再生処理の準備を音楽データの受信までに行うことができる。従って、音楽データの音声部分の頭切れを起こしてしまうことがない。
尚、本発明は、上記実施の形態で示したものに限定されず、様々な変形および応用が可能である。
例えば、上記実施の形態では、一定の長さのダミーデータを音楽データの先頭に付加するものとした。しかし、ダミーデータの長さは1つの種類に限定されるものではなく、ユーザの好みに応じて可変なものであってもよい。これは、例えばディスク再生装置が図6に示すような不揮発性のメモリ39を備えることによって実現される。すなわち、ユーザによる図示せぬコントローラ等を用いたダミーデータの出力時間に関する設定を受け付け、ディスク再生装置の制御部32はその設定情報をメモリ39に格納する。そして、レシーバの状態やコンテンツの状態に応じてユーザに指定された設定情報をメモリ39から適宜読み出して、ダミーデータの付加を行う。これにより、最大限無駄のないダミーデータの付加を実現することが出来る。
また例えば、ダミーデータの属性に基づいて再生処理を行う再生処理手段が、それぞれの符号化形式、サンプリング周波数から所要の時間を計測し、これを属性判別用ディジタルデータ生成手段に通知するようにしてもよい。これによっても、無駄のないダミーデータ(属性判別用ディジタルデータ)の付加を実現することができる。
更に、上述したように、処理手段が出力するディジタルデータは、符号化されたディジタルデータはそのまま出力しても良い。この場合には、ディジタルデータを受信する側でデコード処理を行えばよい。
また、コンテンツを供給するソースの種類も、PC18(HDD)やメモリカード20に限定されず、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)や、CD(Compact Disc) 等でもよい。この場合、例えば、ソースから出力信号は、デコードが必要な場合にはクライアント制御IC12に供給され、、デコード済みの場合には、DIR13に供給され、DIR13で任意の入力が選択される。
本発明の実施の形態に係るAV機器の構成図である。 本発明の第2実施形態に係るディスク再生装置およびレシーバ装置の構成図である。 AV機器やディスク再生装置において、ダミーデータを音声データに付加する様子を模式的に示す図である。 ダミーデータの付加により、頭切れを防止することができることを説明するための図である。 図1のAV機器や図2のディスク再生装置(およびレシーバ装置)が行う再生処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例の構成を示す図である。 従来のAV機器において頭切れが起こることを説明するための図である。
符号の説明
1 AV機器
11 システムマイコン
12 クライアント制御部
13 DIR
14 オーディオDSP
15 アンプ部
16 スピーカ部
17 キー制御部
18 PC
19 ルータ
20 メモリカード
21 スロット
22 LAN
23 LANコントローラ
24 表示部
25 表示制御マイコン
26 LAN接続端子
31 DSP
32 制御部
33 ドライブ装置
34 DSP
35 オーディオDSP
36 システムマイコン
37 アンプ部
38 DAC

Claims (10)

  1. 再生対象ディジタルデータを再生する再生手段と、
    前記再生手段で再生されたディジタルデータを受信して、受信したディジタルデータの属性を判別すると共に、受信したディジタルデータに対応するディジタルデータを出力する処理手段と、
    前記処理手段によって判別された前記再生対象ディジタルデータの属性と同一の属性を有する属性判別用ディジタルデータを生成し、該生成した属性判別用ディジタルデータを所定期間出力する属性判別用ディジタルデータ生成手段と、
    を備え、
    前記処理手段は前記属性判別用ディジタルデータ生成手段が生成した属性判別用ディジタルデータを出力した後に、前記再生手段から受信した前記再生対象ディジタルデータに対応するディジタルデータを出力する、
    ことを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  2. 前記属性判別用ディジタルデータは、無音のディジタルデータから構成される、ことを特徴とする請求項1に記載のディジタルデータ再生装置。
  3. 前記属性は、ディジタルデータの符号化方式とサンプリング周波数との少なくとも一方を含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のディジタルデータ再生装置。
  4. 前記処理手段は、ディジタルデータの供給が開始されると、該ディジタルデータの符号化方式とサンプリング周波数との少なくとも一方を属性として判別し、判別した属性に従って供給されたディジタル信号を処理する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のディジタルデータ再生装置。
  5. 記録媒体に記録された再生対象のディジタルデータを読み出して出力するための装置であって、
    ディジタルデータの再生指示を受信する再生指示受信手段と、
    前記再生指示受信手段による再生指示の受信に応答して、前記再生対象ディジタルデータの属性を判別する属性判別手段と、
    前記属性判別手段により判別された属性を有するダミーのディジタルデータを生成するダミーデータ生成手段手段と、
    前記ダミー生成手段により生成されたディジタルデータを所定期間出力した後、該ディジタルデータに連続して、前記記録媒体より読み出したディジタルデータを出力する出力手段と、を備えた、
    ことを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  6. 前記ダミーのディジタルデータは、無音のディジタルデータから構成される、ことを特徴とする請求項5に記載のディジタルデータ再生装置。
  7. 前記ディジタルデータの特性は、ディジタルデータの符号化方式とサンプリング周波数との少なくとも一方を含む、ことを特徴とする請求項5又は6に記載のディジタルデータ再生装置。
  8. さらに、前記出力手段から出力されたディジタルデータの属性を判別して、判別した属性に従って供給されたディジタルデータを処理する処理手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項5、6又は7に記載のディジタルデータ再生装置。
  9. ディジタルデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信されたディジタルデータの属性を判別すると共に、受信したディジタルデータに対応するディジタルデータを出力する処理手段と、
    前記処理手段によって判別された前記再生対象ディジタルデータの属性と同一の属性を有する属性判別用ディジタルデータを生成し、該生成した属性判別用ディジタルデータを所定期間出力する属性判別用ディジタルデータ生成手段と、
    前記属性判別用ディジタルデータ生成手段で生成された属性判別用ディジタルデータと、前記処理手段で処理されて出力された再生対象ディジタルデータを受信し、再生処理を施して再生ディジタルデータを生成する再生処理手段と、
    を備え、
    前記処理手段は、前記属性判別用ディジタルデータ生成手段が生成した属性判別用ディジタルデータを出力した後に、前記再生手段から受信した前記再生対象ディジタルデータに対応するディジタルデータを出力し、
    前記再生処理手段は、前記属性判別用ディジタルデータを受信して当該ディジタルデータの属性を判別し、前記再生対象ディジタルデータを受信して判別した属性に基づいて前記再生対象ディジタルデータを再生処理する、
    ことを特徴とするディジタルデータ再生処理装置。
  10. ディジタルデータを再生して供給する方法であって、
    再生対象のディジタルデータの属性を判別し、
    判別した属性を有するディジタルデータを生成して、所定期間供給した後に、再生対象のディジタルデータの供給を開始する、
    ことを特徴とするディジタルデータ再生方法。
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