JP2006062118A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送ベルトの蛇行による記録品質の低下を軽減することが可能なインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】複数のノズルを所定の長さに亘って配列形成した記録幅を有する複数のヘッドユニットHU1〜HU4を、当該記録幅が記録媒体Pの搬送方向Xに交差するように、搬送方向Xとは交差する方向に互いに平行に整列させた構成を有する記録ヘッドHDを備え、記録ヘッドHDの各ヘッドユニットHU1〜HU4の整列位置を搬送ベルトVの蛇行量に応じて調整するようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送ベルト上に載置された記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に関し、特に、搬送ベルトの蛇行による記録品質の低下を軽減する技術に関する。
近年、ノズルからインク滴を吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置における記録速度の高速化の要望から、多数のノズルが記録媒体の幅以上の長さに亘って配列されたライン型の記録ヘッド(以下、ラインヘッドという)を備えたインクジェット記録装置(以下、ラインヘッド型インクジェット記録装置という)が実用化されている。
このラインヘッド型インクジェット記録装置では、記録媒体は、記録される面がラインヘッドのノズルが形成された面に対向して連続的又は間欠的に搬送される。また、ラインヘッドは、搬送されてくる記録媒体の記録される面に向けて、配列された多数のノズルの中から記録すべき情報に基づいて選択的にインク滴を吐出する。つまり、ラインヘッド型インクジェット記録装置は、記録ヘッドの移動をともなわず、記録媒体を一方向に移動させるだけでその記録媒体に対する記録を完了するものである。以降、本明細書においては、記録ヘッドの移動をともなわず、記録媒体の移動のみで記録を完了するインクジェット記録装置をライン型インクジェット記録装置と総称する。
このライン型インクジェット記録装置では、従来、記録媒体を搬送する搬送ベルト上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のインクを吐出する複数のヘッドユニットを、記録媒体の搬送方向に対して傾斜するラインに沿って配設した構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−103598号公報(第9頁、図2、図4、図5及び図8)
しかしながら、上記特許文献1の構成では、一つの色のインクを吐出するヘッドユニットの複数が、搬送方向に対して傾斜するラインに沿って配設されているため、ヘッドユニット同士間には搬送方向に所定の間隔を有することになる。すなわち、図7(a)に示すように、記録媒体の搬送方向Xとは交差する方向であるY方向に隣り合う二つのヘッドユニットH1、H2同士間は、X方向に間隔X1を有している。この間隔X1は、ヘッドユニットH1及びH2の干渉を回避するために必要となる。なお、この図7において、符号Dtは、ヘッドユニットH1、H2のノズルNZから記録媒体の記録面にインク滴が吐出されて形成されたドットを示し、ヘッドユニットH1及びH2の記録の境界部のドットDtをそれぞれ二点鎖線で結んで示した。
そして、搬送ベルトの回転において、用紙搬送系を構成する部品の精度によって搬送ベルトが蛇行する蛇行現象が発生してしまうと、図7(a)に示すように、X方向に間隔X1を有するヘッドユニットH1及びH2同士間の記録の境界部におけるドットDt同士間の間隔が大きく広がってしまったり、密になってしまったりして記録の濃淡むらが発生し、記録品質が低下してしまうという未解決の課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、搬送ベルトの蛇行による記録品質の低下を軽減することが可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の発明は、搬送ベルト上に載置されて搬送される記録媒体の搬送面とは反対側の面である記録面に、ノズルからインク滴を吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、複数の前記ノズルを所定の長さに亘って配列形成した記録幅を有する複数のヘッドユニットを、当該記録幅が前記記録媒体の搬送方向に交差するように、前記記録媒体の搬送方向とは交差する方向に互いに平行に整列させた構成を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドの各前記ヘッドユニットの整列位置を前記搬送ベルトの蛇行量に応じて調整するようにしたことを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
また、第2の発明は、搬送ベルト上に載置されて搬送される記録媒体の搬送面とは反対側の面である記録面に、ノズルからインク滴を吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、複数の前記ノズルを所定の長さに亘って配列形成した記録幅を有する複数のヘッドユニットを、当該記録幅が前記記録媒体の搬送方向に交差するように、前記記録媒体の搬送方向とは交差する方向に互いに平行に整列させた構成を有する記録ヘッドと、前記搬送ベルトの蛇行量を検出する蛇行検出手段と、検出された前記蛇行量に基づいて、前記ヘッドユニットを前記記録媒体の搬送方向に沿って、前記記録媒体の搬送方向とは直交する方向から見て前記複数のヘッドユニット同士が重ならない範囲内で移動させるヘッド移動手段と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
上記の構成によれば、ヘッドユニットは、蛇行検出手段が検出した蛇行量に基づいて、記録媒体の搬送方向とは直行する方向から見てヘッドユニット同士が重ならない範囲内で、記録媒体の搬送方向に沿って移動される。
上記により、ヘッドユニット同士が干渉することなく、これらヘッドユニット同士間の記録の境界部におけるドット間の間隔を変化させることが可能となる。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記複数のヘッドユニットの少なくとも端部の前記ノズルから前記インク滴を吐出させてテストパターンを形成した前記記録媒体から、前記テストパターンを読み取る画像読み取り手段をさらに備え、前記ヘッド移動手段は、前記テストパターンの読み取り画像情報に基づいて、前記記録媒体の搬送方向とは交差する方向に隣り合う前記ヘッドユニット同士間の境界部におけるドット間隔のうち、最大値の減少及び最小値の増加のいずれか一方を行うように、前記ヘッドユニットを移動することを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
ここで、ドットとは、記録媒体の記録面にノズルからインク滴を吐出して形成される記録の最小単位をいう。
上記の構成によれば、ヘッドユニットは、テストパターンを読み取った画像情報に基づいて、ヘッドユニット同士間の境界部におけるドット間隔のうち最大値を減少させるように又は最小値を増加させるように、移動される。
上記により、ドット間隔が広がったり、密になったりして発生する記録の濃淡むらを軽減するように、ヘッドユニットを移動させることが可能となる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置1は、平面図である図1(a)に示すように、ゲートローラGRと、用紙搬送部CVと、記録ヘッドHDと、ベルト変位計DMと、ドット位置読取り部SCと、排紙部EJと、を備えている。
ここで、上記の各構成の詳細を説明する。
用紙搬送部CVは、用紙搬送部CVの平面図である図2(a)に示すように、用紙搬送部を駆動する図示しない搬送部駆動モーターから動力が伝達される駆動軸DSと、この駆動軸DSに平行且つ駆動軸DSの上流側に配設される従動軸FSと、駆動軸DS及び従動軸FSにかけ渡される搬送ベルトVと、を備えている。
ここで、駆動軸DS及び従動軸FSは、図示しないが、軸受によって筐体に回転可能に保持されている。
また、従動軸FSは、図示しないが、駆動軸DSとの間にかけ渡される搬送ベルトVに緩みが発生しないように張力を付与するため、上流方向に力が付与されている。
そして、搬送ベルトVは、搬送部駆動モーターの動力によって、図1(b)で見て反時計方向に回転され、搬送ベルトV上に載置された記録用紙Pを搬送方向であるX方向に搬送する。なお、搬送ベルトV上に載置された記録用紙Pは、搬送ベルトVの内側に配設されたサクションファンSFによって、搬送ベルトVに形成された図示しない吸引開口を介して搬送ベルトV上に吸着され、搬送ベルトV上に載置された位置からずれないように搬送される。
また、用紙搬送部CVは、搬送ベルトVの回転を制御するための基準となるインデックス信号を出力するインデックスセンサーISを備えている。
このインデックスセンサーISは、例えば、フォトインタラプタ等の発光素子及び受光素子を備えた光学式センサーで構成され、搬送ベルトVに設けられているインデックス部IDが発光素子及び受光素子間の光軸を遮ると、出力電圧を変化させる。インデックス信号は、この出力電圧の変化を利用するものであり、記録用紙Pを用紙搬送部CVへ供給するタイミングや、後述する記録ヘッドHDの各ヘッドユニットHUi(i=1〜4)が記録を行うタイミングなどを計るきっかけとなる。
記録ヘッドHDは、ヘッドユニットHUiが、図1(a)及び(b)に示すように、それぞれ用紙搬送部CV上で、インク滴が吐出されるノズルを記録用紙Pの記録面PPに向けて配設されている。
ヘッドユニットHUiは、図1(a)中のB部詳細を示す図である図3(a)に示すように、X方向にばねSPと積層圧電アクチュエータPZとに挟まれ、Y方向の両側面を支持枠FRの内側面に当接させてX方向に摺動可能に支持されている。
ここで、ヘッドユニットHUiに設けられているノズルの配列について説明する。なお、ヘッドユニットHUiは、説明の便宜上、異なる符号を付してあるが、同一のものであり、ここでは、ヘッドユニットHU1を例に説明する。
ヘッドユニットHU1は、底面図である図3(b)に示すように、インク滴を吐出するノズルNZが配列距離KHに亘って配列形成されている。この配列距離KHがヘッドユニットHU1の記録幅となる。なお、この図3において、ノズルをわかりやすく示すため、ノズルの大きさを誇張して且つ個数を減じて図示している。また、ヘッドユニットHUiとしては、圧電素子、加熱素子等によりインクに圧力を付与してノズルNZからインク滴を吐出するヘッドユニットを採用することができる。
そして、記録ヘッドHDは、図1(a)に示すように、これらのヘッドユニットHUiが収められた支持枠FRを、ヘッドユニットHUiの記録幅KHをY方向に向けて、X方向及びY方向にそれぞれの所定間隔で並べて配設した構成を有している。
つまり、ヘッドユニットHU2〜HU4をX方向に移動させてヘッドユニットHU1〜HU4の記録幅KHをY方向に整列させると、図3(c)に示すように、インクジェット記録装置1におけるY方向の記録領域KRが構成される。
ヘッドユニットHUiは、支持枠FR内で上述したばねSPによって積層圧電アクチュエータPZ側に付勢されており、積層圧電アクチュエータPZが駆動されると、X方向すなわち記録用紙Pの搬送方向に沿って移動される。このとき、支持枠FR内に配設されているヘッド変位計LSによってX方向のヘッドユニットHUiの変位が計測され、積層圧電アクチュエータPZの駆動が制御される。なお、ヘッド変位計LSとしては、反射型のレーザー変位計などを採用することができる。
ベルト変位計DMは、例えば、反射型のレーザー変位計などによって構成され、搬送ベルトVのY方向の変位を計測する。このベルト変位計DMの計測によって、搬送ベルトVの蛇行量を把握することが可能となる。
ドット位置読み取り部SCは、CCD等の光学センサーを備える光学スキャナーなどの画像情報入力装置で構成され、記録用紙Pに記録した後述するテストパターンからヘッドユニットHUi同士間の記録の境界部におけるドットの位置を読み取る。読み取ったドットの位置に基づいて、記録の境界部におけるドット間隔を把握することが可能となる。
ここで、前述したインクジェット記録装置1の各主要部の制御のつながりについて説明する。
インクジェット記録装置1は、前述した主要構成の他に、ブロック図である図4に示すように、記録用紙PをゲートローラGRに給紙する給紙部KSをさらに備えている。
また、インクジェット記録装置1は、給紙部KSを制御する給紙制御部KSDと、ゲートローラGRを制御するゲートローラ制御部GRDと、サクションファンSFを制御するサクション制御部SFDと、インデックスセンサーISを制御するセンサー制御部SDと、搬送部駆動モーターM0を制御するモーター制御部MDと、各ヘッドユニットHUiを制御するヘッドユニット制御部HUDと、排紙部EJを制御する排紙制御部EJDと、ベルト変位計DMを制御するベルト変位計制御部DMDと、ドット位置読み取り部SCを制御するドット位置読み取り制御部SCDと、ヘッド変位計LSを制御するヘッド変位計制御部LSDと、積層圧電アクチュエータPZを制御する積層圧電アクチュエータ制御部PZDと、外部機器からの記録情報を格納する記録情報格納部BFと、記録情報に基づいて上記の各制御部KSD、GRD、SFD、SD、MD、HUD、EJD、DMD、SCD、LSD、PZDに動作の指令を出すCPUと、を備えている。
次に、インクジェット記録装置1における記録の動作について、以下に説明する。
図1に示すインクジェット記録装置1は、外部機器から記録情報及び記録指令を受けると、記録の動作を開始する。
記録の動作が開始されると、CPUがモーター制御部MDへ搬送部駆動指令を送り、搬送部駆動モーターM0は、モーター制御部MDによって、搬送ベルトVを図1(b)で見て反時計方向に回転させるように、駆動が制御される。
これと同時に又はこれより遅れて、CPUは、ゲートローラGRへの記録用紙Pの供給を指示する給紙指令を給紙制御部KSDに送る。
CPUから給紙指令を受けた給紙制御部KSDは、給紙部KSを制御し、複数の記録用紙Pが格納されている図示しない用紙カセットから記録用紙Pを1枚ずつゲートローラGRに供給させる。
ゲートローラGRは、記録用紙Pが供給されると、この記録用紙PのX方向に対する傾き及びY方向の位置ずれを矯正する。
そして、インデックス部IDがインデックスセンサーISの発光素子及び受光素子間の光軸を遮ると、インデックスセンサーISからCPUにインデックス信号が出力される。
CPUは、インデックス信号が入力されると、各ヘッドユニットHUiが記録用紙Pに記録を行う時間の計測を開始するとともに、ゲートローラ制御部GRDにゲートローラGRの駆動を制御させ、記録用紙Pを用紙搬送部CVへ送り出す。
これと同時に又はこれより遅れて、CPUは、サクション制御部SFDにサクションファンSFを制御させて吸引を開始させる。
用紙搬送部CVへ送り出された記録用紙Pは、搬送部駆動モーターM0の駆動によって、図1(b)で見て反時計方向に回転されている搬送ベルトVの外周面に載置され、ヘッドユニットHUi下へ導かれる。
そして、CPUは、計測している時間でヘッドユニットHU1による記録を開始するタイミングになったときに、ヘッドユニット制御部HUDに第一の記録指令を送る。
ヘッドユニット制御部HUDは、第一の記録指令に基づいて、ヘッドユニットHU1を制御し、搬送ベルトVによって連続的に搬送されてくる記録用紙Pの記録面PPに、記録情報に基づいて記録幅KHを構成している複数のノズルNZから選択的にインク滴を吐出させて第一の記録を実施させる。
CPUは、順次、計測している時間でヘッドユニットHU2、HU3及びHU4による記録を開始するタイミングになったときに、ヘッドユニット制御部HUDに第二、第三及び第四の記録指令を送る。
ヘッドユニット制御部HUDは、第二、第三及び第四の記録指令に基づいて、各ヘッドユニットHU2〜HU4を制御し、第一の記録と同様に、第二、第三及び第四の記録を実施させる。
第四の記録が終了したことに基づいて、CPUは、サクション制御部SFDにサクションファンSFを制御させて吸引を停止させ又は弱める。
第四の記録が終了すると、一枚の記録用紙Pに対する記録が終了し、その記録用紙Pは、排紙制御部EJDが制御する排紙部EJによってインクジェット記録装置1外へ排出される。
ここで、記録情報のすべてに対する記録が終了していると、記録動作が終了し、未記録の記録情報が残っていると、CPUは、新たな給紙指令を給紙制御部KSDに送って新たな記録用紙PをゲートローラGRに供給させ、記録情報のすべてに対する記録が完了するまで記録動作を継続する。
次に、インクジェット記録装置1におけるヘッドユニット位置調整の動作及び処理の流れについて、以下に説明する。なお、ここでは、ヘッドユニットHUi同士間の記録の境界部における最大のドット間隔を狭める場合を例に説明する。
ヘッドユニット位置調整は、インクジェット記録装置1の電源がOFFからONになったとき、又は、ユーザーが任意に指示したときに、CPUが図5に示すヘッドユニット位置調整処理を開始することによって動作が開始される。
まず、ステップS1において、後述するテスト記録処理を実施してステップS2に移行する。
ここで、テスト記録とは、用紙搬送部CVによって搬送される記録用紙Pの記録面PPに、ヘッドユニットHUiのすべてのノズルNZから所定の周期でインク滴を吐出してドットを形成する記録をいう。インクジェット記録装置1におけるテスト記録では、ドットの形成とともに、ベルト変位計DMによる搬送ベルトVの蛇行量の計測も実施される。
次いで、ステップS2において、ドット位置読み取り制御部SCDにドット位置読み取り指令を出力し、ドット位置読み取り部SCにテスト記録結果のドットの位置を読み取らせてステップS3に移行する。
このステップS3において、ドット位置データを読み込んでステップS4に移行する。
このステップS4において、Y方向のすべてのドット間隔ΔYを算出してステップS5に移行する。
このステップS5において、ドット間隔ΔYのうちで最大となる最大ドット間隔ΔYmaxを算出してステップS6に移行する。
ここで、ドット間隔ΔYのうちで最大となる最大ドット間隔ΔYmaxは、蛇行する記録用紙Pにテスト記録を行った結果の一例を模式的に示す図7(a)に示すように、図中C部のドット間隔となる。
ステップS6において、最大ドット間隔ΔYmaxが許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内である(YES)と判定されると、処理を終了し、許容範囲を超えている(NO)と判定されると、ステップS7に移行する。
このステップS7において、後述するテスト記録処理でベルト変位計DMから取得したベルト変位データを読み込んでステップS8に移行する。
このステップS8において、ヘッドユニットHUiのX方向への可動範囲内で、最大ドット間隔ΔYmaxが最小となるヘッドユニットHUiの移動量ΔXを算出してステップS9に移行する。
このステップS9において、積層圧電アクチュエータPZに印加する駆動電圧Vaを初期値に設定してステップS10に移行する。
このステップS10において、積層圧電アクチュエータ制御部PZDに積層圧電アクチュエータPZに駆動電圧Vaを印加するように駆動を制御させてステップS11に移行する。
このステップS11において、ヘッド変位計LSの変位計測データΔXaを読み込んでステップS12に移行する。
このステップS12において、変位計側データΔXaがヘッドユニットHUiの移動量ΔXに一致したか否かを判定し、一致した(YES)と判定されると、処理を終了し、一致していない(NO)と判定されると、ステップS13に移行する。
ステップS13において、現在の駆動電圧Vaに電圧ΔVaを加算して新たな駆動電圧VaとしてステップS10に移行する。
ステップS1のテスト記録処理は、図6に示すように、まずステップS31において、モーター制御部MDへ搬送部駆動指令を出力し、搬送ベルトVを図1(b)で見て反時計方向に回転させるように搬送部駆動モーターM0を制御させてステップS32に移行する。
このステップS32において、給紙制御部KSDに給紙指令を出力し、記録用紙PをゲートローラGRに供給させてステップS33に移行する。
このステップS33において、インデックス信号が入力されたか否かを判定し、入力された(YES)と判定されると、ステップS34に移行し、入力されていない(NO)と判定されると、インデックス信号が入力されるまで待機する。
ステップS34において、タイマーTm1を起動して時間Taの計測を開始し、ステップS35に移行する。
このステップS35において、ゲートローラ制御部GRDに用紙供給指令を出力し、記録用紙Pを用紙搬送部CVに供給させてステップS36に移行する。
このステップS36において、サクション制御部SFDにサクションファンSFを起動させてステップS37に移行する。
このステップS37において、タイマーTm1によって計測される時間Taが所定時間T1に達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS38に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間T1に達するまで待機する。
ステップS38において、ヘッドユニット制御部HUDに第一の記録指令を出力し、ヘッドユニットHU1のすべてのノズルNZからインク滴を所定周期で吐出させてドットDtの形成を開始させ、ステップS39に移行する。
このステップS39において、ベルト変位計制御部DMDにベルト変位計DMを制御させ、搬送ベルトVのY方向における変位計側データであるベルト変位データの取り込みを開始してステップS40に移行する。
ここで、ベルト変位データは、CPUが備える図示しないデータ格納部に、ベルト変位計DMの変位計側データを所定の周期で、タイマーTm1の計測時間Taとともに順次格納させることによって、時系列データとして得られる。
ステップS40において、タイマーTm1によって計測される時間Taが所定時間T2に達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS41に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間T2に達するまで待機する。
ステップS41において、ヘッドユニット制御部HUDに第二の記録指令を出力し、ヘッドユニットHU2のすべてのノズルNZからインク滴を所定周期で吐出させてドットDtの形成を開始させ、ステップS42に移行する。
このステップS42において、時間Taが所定時間T3に達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS43に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間T3に達するまで待機する。
ステップS43において、ヘッドユニット制御部HUDに第三の記録指令を出力し、ヘッドユニットHU3にドットDtの形成を開始させ、ステップS44に移行する。
このステップS44において、時間Taが所定時間T4に達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS45に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間T4に達するまで待機する。
ステップS45において、ヘッドユニット制御部HUDに第四の記録指令を出力し、ヘッドユニットHU4にドットDtの形成を開始させ、ステップS46に移行する。
このステップS46において、第四の記録が終了したか否かを判定し、終了した(YES)と判定されると、ステップS47に移行し、終了していない(NO)と判定されると、第四の記録が終了するまで待機する。
ステップS47において、ベルト変位データの取り込みを停止してステップS48に移行する。
このステップS48において、タイマーTm1をリセットしてから図5に示すヘッドユニット位置調整処理に戻る(リターン)。
なお、図5に示すヘッドユニット位置調整処理において、最小ドット間隔ΔYminを広げる場合には、ステップS5で最小ドット間隔ΔYminを算出し、ステップS6で最小ドット間隔ΔYminが許容範囲内か否かを判定し、ステップS8でヘッドユニットHUiの可動範囲内で最小ドット間隔ΔYminが最大となる移動量ΔXをするようにすればよい。
また、本実施形態において、ベルト変位計DMが蛇行検出手段に対応し、積層圧電アクチュエータPZがヘッド移動手段に対応している。
上記により、ヘッドユニットHUi同士が干渉することなく、これらヘッドユニットHUi同士間の記録の境界部におけるドットDt間の間隔を変化させることが可能となり、ドットDt間隔が広がったり、密になったりして発生する記録の濃淡むらを軽減することができる。
また、インクジェット記録装置1がベルト変位計DM及びドット位置読み取り部SCを備えているため、非記録状態における所望のタイミングでヘッドユニットHUiを移動させることが可能となる。
本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の主要構成を示す外観図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の用紙搬送部を示す外観図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の記録ヘッドの構成を説明する図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の主要部の制御のつながりを示すブロック図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置のヘッドユニット位置調整処理の流れを説明する図。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置のテスト記録処理の流れを説明する図。 本発明の実施形態の効果を説明する図。
符号の説明
1…インクジェット記録装置、HU1〜HU4…ヘッドユニット、HD…記録ヘッド、KH…記録幅、DM…ベルト変位計、PZ…積層圧電アクチュエータ、SC…ドット位置読み取り部

Claims (3)

  1. 搬送ベルト上に載置されて搬送される記録媒体の搬送面とは反対側の面である記録面に、ノズルからインク滴を吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、
    複数の前記ノズルを所定の長さに亘って配列形成した記録幅を有する複数のヘッドユニットを、当該記録幅が前記記録媒体の搬送方向に交差するように、前記記録媒体の搬送方向とは交差する方向に互いに平行に整列させた構成を有する記録ヘッドを備え、
    該記録ヘッドの各前記ヘッドユニットの整列位置を前記搬送ベルトの蛇行量に応じて調整するようにしたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 搬送ベルト上に載置されて搬送される記録媒体の搬送面とは反対側の面である記録面に、ノズルからインク滴を吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、
    複数の前記ノズルを所定の長さに亘って配列形成した記録幅を有する複数のヘッドユニットを、当該記録幅が前記記録媒体の搬送方向に交差するように、前記記録媒体の搬送方向とは交差する方向に互いに平行に整列させた構成を有する記録ヘッドと、
    前記搬送ベルトの蛇行量を検出する蛇行検出手段と、
    検出された前記蛇行量に基づいて、前記ヘッドユニットを前記記録媒体の搬送方向に沿って、前記記録媒体の搬送方向とは直交する方向から見て前記複数のヘッドユニット同士が重ならない範囲内で移動させるヘッド移動手段と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記複数のヘッドユニットの少なくとも端部の前記ノズルから前記インク滴を吐出させてテストパターンを形成した前記記録媒体から、前記テストパターンを読み取る画像読み取り手段をさらに備え、
    前記ヘッド移動手段は、前記テストパターンの読み取り画像情報に基づいて、前記記録媒体の搬送方向とは交差する方向に隣り合う前記ヘッドユニット同士間の境界部におけるドット間隔のうち、最大値の減少及び最小値の増加のいずれか一方を行うように、前記ヘッドユニットを移動することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
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