JP2006061364A - 手術器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部における術者の操作によって、多自由度型把持部(鉗子)の位置及び姿勢を擬似的に制御することのできる手術器具を提供すること。
【解決手段】先端把持部を有する先端関節部100と、操作部103を有する手元関節部102と、操作部103を支持するハンドル部104と、先端関節部100と手元関節部102の互いの関節部の動作を連係させるワイヤを収容する腕部101と、を備えた手術器具であって、手元関節部102を支点として、操作部103とハンドル部104を上・下動作することによって先端関節部100を下・上動作させるとともに、操作部103とハンドル部104を左・右動作することによって先端関節部100を右・左動作させて、先端関節部100に首振り動作を行わせ、操作部103の指置き106,107を開・閉動作することによって先端把持部を開・閉動作させること。
【選択図】図5

Description

本発明は、臨床現場で用いる手術器具に係り、特に、ワイヤ駆動方式関節部で位置及び姿勢操作される多自由度型鉗子に対して擬似的操作を可能とする手術器具に関する。
鉗子先端に2自由度以上の可動部を有し、鉗子の後端部に鉗子操作部を有して鉗子を微細操作する医療用マニピュレータの従来技術として、特許文献1に示すように、鉗子先端に第1の回転関節と第2の回転関節を備え、操作部におけるモータ駆動でワイヤ、歯車等を介してそれぞれの回転関節を制御して鉗子の先端姿勢決め操作を行い、さらに、操作桿に設けたレバー操作によって鉗子の開閉量を制御することが開示されている。
また、多自由度型処置具の従来技術として、引用文献2には、処置部2を関節部3を介して接続された処置具本体1に、処置部2を上下方向及び左右方向に屈曲動作させるジョイスティック15と、処置部2を回転動作させるダイヤル18と、処置部2を開閉動作させるレバー10と、を設け、処置部2を所望の位置及び姿勢に簡易に設定することが開示されている。
また、医療用マニピュレータの従来技術として、駆動ワイヤの線路長及び位相を関節の角度変化によらず一定に保持することで、マニピュレータの小型化と制御性を向上させることが開示されている(例えば、特許文献3を参照)
特開2001−276091号公報 特開2004−154164号公報 特開2004−122286号公報
しかしながら、特許文献1に示すような従来技術によると、関節部に設けた第1の回転軸と第2の回転軸の回転操作は、操作桿に設けたジョイスティックを左右及び上下の複雑な操作をすることによって鉗子の位置決めと姿勢決めを行うものであり、なおかつこの位置決めと姿勢決めは操作桿に設置したモータ駆動で行っているので、ジョイスティック操作とモータ駆動とで複雑な制御を行う必要がある。
また、特許文献2では、モータを用いずに手動操作のジョイスティックで直接に駆動ワイヤを操作しているが、処置部3の位置及び姿勢を適宜に設定する際に、ジョイスティックの操作に熟練を要するものである。また、特許文献3はモータの制御によってブレードの首振り運動と開閉運動を行うものであり、モータ駆動を要するものであった。
本発明の目的は、操作部における術者の操作によって、多自由度型把持部(鉗子)の位置及び姿勢を擬似的に制御することのできる手術器具を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
先端把持部を有する先端関節部と、操作部を有する手元関節部と、前記操作部を支持するハンドル部と、前記先端関節部と前記手元関節部の互いの関節部の動作を連係させるワイヤを収容する腕部と、を備えた手術器具であって、
前記手元関節部を支点として、前記操作部と前記ハンドル部を上・下動作することによって前記先端関節部を下・上動作させるとともに、前記操作部と前記ハンドル部を左・右動作することによって前記先端関節部を右・左動作させて、前記先端関節部に首振り動作を行わせ、
前記操作部を開・閉動作することによって前記先端把持部を開・閉動作させる構成とする。
また、前記手術器具において、前記先端関節部と前記手元関節部には、転がり接触する一対の転がり接触手段をそれぞれ設け、
前記先端関節部と前記手元関節部における前記一対の転がり接触手段の内の一の転がり接触手段にプーリを設け、前記プーリに対して、前記先端関節部において前記先端把持部を取り付けるとともに前記手元関節部において前記操作部を取り付け、前記先端関節部と前記手元関節部の前記プーリにワイヤを掛け渡し、
前記先端関節部と前記手元関節部における前記一対の転がり接触手段の内の他の転がり接触手段にワイヤを掛け渡し、
前記操作部と前記ハンドル部を上・下動作ならびに左・右動作させることによって、前記一対の転がり接触手段の内の他の転がり接触手段におけるワイヤを介した回転駆動ならびに前記プーリにおけるワイヤを介した回転駆動で前記先端関節部に首振り動作を行わせ、
前記操作部を開・閉動作させることによって、前記プーリにおけるワイヤを介した回転駆動で前記先端把持部に開・閉動作を行わせる構成とする。
本発明によれば、アクチュエータなどの電子的な制御を用いずに、鉗子として機能する把持部の位置及び姿勢が鉗子から離隔した位置にある操作部での術者の操作と擬似的な動きをすることによって、熟練を要することなく直感的な操作で把持部の動きを遠隔操作することができる。
また、構造が簡単で操作も簡易な手術器具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る手術器具について、図面を参照しながら以下詳細に説明する。まず、図1〜図4を用いて、本発明の実施形態に係る手術器具の基本的構成を説明する。
図1は、本実施形態の手術器具における先端部分の斜視図である。図2は図1に示した手術器具の先端部分の分解斜視図であり、図2では、理解を容易にするため、ブレードおよび関節の首振りを駆動するワイヤを省いている。図3は、ワイヤの配線状態を説明する図であり、関節がまっすぐな状態と関節を曲げたときの状態を示している。図4は、本実施形態の手術器具における先端部分の詳細斜視図である。
本実施形態においては、具体的な記述のために、医療用の手術器具を例示して説明する(本発明は特に医療用手術器具に限ることはなく、把持部を手動操作する操作器具一般の構成として成り立つものである)。手術器具(以下、術具とも称する)の先端部分(以下、先端関節又は術具関節とも称する)は、縫合糸や針等を把持する把持部(鉗子部)14と、図1の把持部14の下部付近に位置する先端部15と、先端部15とともに第2関節を形成する中間部16と、中間部16とともに第1関節を形成する根元部17と、を備え、さらに、把持部14と先端部15と中間部16を操作するために、駆動ワイヤ3a〜3d,5a,5bを有している。この先端部分は、鉗子形状の術具の関節として機能している。また、手術器具は、この先端部分の他に、根元部17のさらに手元側には、駆動ワイヤ3a〜3d,5a,5bの引き量を操作する図1には図示されていない手元操作部(その詳細は後述する)を備えている。
把持部14は、一対のブレード1a,1bを有し、各ブレード1a,1bの根元にはブレードプーリ2a,2bが配置されている。ブレードプーリ2a,2bには、詳細を図4に示すように、ブレードを操作する駆動ワイヤ3a〜3dが巻きつく溝22a,22bが形成されており(図4参照)、この溝22a,22bに巻きついたワイヤ3a〜3dをブレードプーリ2a,2bに保持するための保持部23a,23bが設けられている。
先端部15は、一対のブレード1a,1b間に挟まれた平板状の先端基部4と、この先端基部4にほぼ直交する平板であって半円形の歯車部4aを有する転がり部材4bとを有している(図2参照)。先端基部4の中心部には穴が形成されており、この穴とブレードプーリ2a,2bの中心部に形成された穴とを軸7が貫通する。歯車部4aの中心部にも穴が形成されており、この穴を貫通する軸8aが中間部16に形成された穴を貫通する。なお、手先の最大幅は5mmである。
根元部17は、円筒状の筒部13とこの筒部13の先端部に位置し半円形の歯車部13aが形成された転がり部材13bとを有している。転がり部材13bの中央部には穴が形成されている。ここで、図示の例において、半円形の歯車部4a,13aは、転がり接触をさせるための一手段であり、歯車部を用いる方法以外に、摩擦を高めるための加工や、ゴム質の表面加工、滑り止め加工、滑り止めワイヤによる接続などの方法がある。
先端部15と根元部17間には、2本の軸8a,8bの各軸を中心に先端部15と根元部17が回動可能なように、中間部16が形成されている。すなわち、中間部16は、軸8a,8bに取付けられ2個の穴が形成された卵型の中間プレート9b,12と、この中間プレート9b,12間に挟まれたワイヤ案内用のプーリ6e〜6hと、同様に軸8a,8bに取り付けられ2個の穴が形成された卵型の中間プレート11,9aと、中間プレート11に隣り合い軸8bが貫通する側に円板状の凸部20が形成された中間プレート10と、中間プレート10,9a間に挟まれた案内用のプーリ6a〜6dとを有している(図2参照)。
中間プレート10は、凸部20の周りが低くなっており、軸8aが貫通する穴の周りが凸部20と同じ高さに形成されている。このように形成したプレート10とプレート11とを接合して、ワイヤ5a,5bの案内路を形成する。プレート11,12間には、転がり部材4b,13bが挟まれている。プレート9a,9b、プレート10〜12とプーリ6a〜6gに形成された穴を、軸8a,8bが貫通する。各プーリ6a〜6gは、軸8a,8b回りに回転自在であり、転がり部材4b,13bは歯車部4a,13aにおいて転がり接触している。これらの部材は、さび等の発生を防止し、軽量で高剛性であるチタン合金製などが好ましい。
中間プレート10の凸部20の周上であって2本の軸8a,8bの中心を結ぶ線との交点Peに(図2参照)、ワイヤ5a,5bを固定し、凸部20の外周部に装架する。手術器具先端部分における先端関節でのワイヤ5a,5bは、筒部13内部を通って、後述する図9に示すように術具手元側の手元関節に掛け渡される。ワイヤ5aとワイヤ5bは一本の連続するワイヤでも良いし、2本のワイヤであってもよい。
図4に示すように、ブレードプーリ2a,2bには、ワイヤを装架する溝22a,22bが設けられている。プーリ2a,2bの外周の一部には、ワイヤ固定部23a,23bが取付けられている。ワイヤ3a,3bの一部は、固定部23a,23bで接着、溶接、ロウ付けあるいはカシメ等により固定される。
ブレードプーリ2aに1点を固定されたワイヤ3aは、プーリ6a、次いでプーリ6cへ導かれた後、後述する図9に示すように、手元側プーリ132a,132cを通って指置きプーリ135の外周上の1点で固定される。同様に、プーリ2aに1点を固定されたワイヤ3bはプーリ6f、次いでプーリ6hへ導かれ、指置きプーリ135の外周上の1点で固定される。本実施形態では、ワイヤ3aとワイヤ3bを1本の連続するワイヤとしたが、ブレードプーリ2a,2bに固定される2本のワイヤとしてもよい。
ブレード1b側も、ブレード1a側と同様にワイヤ3c,3dが装架される。つまり、ブレードプーリ2bに1点を固定されたワイヤ3cは、プーリ6b、次いでプーリ6dへ導かれる。このとき、ワイヤ3cはワイヤ3aと交差する方向からプーリ6b,6d間を横切るが、ワイヤ3aとワイヤ3cが装架されるプーリの高さを互いに異ならせたので、ワイヤ同士は接触しない。
ワイヤ3cは、プーリ6b,6dから手元側のプーリ132b,132dを通って指置きプーリ136の外周上の1点で固定される。ブレードプーリ2bに1点を固定されたワイヤ3dは、同様に、プーリ6e,6gへ導かれ、手元側の指置きプーリ136の外周上の1点で固定される。プーリ6e,6fとプーリ6g,6hの高さ位置を変えているので、ワイヤ3dはワイヤ3bに接触しない。
上述したような構成を備えた本実施形態に係る手術器具の先端部分(先端関節又は術具関節)の動作について、以下に説明する。把持部14は先端部15に対して軸7回りに回転する。その際、軸7とブレード1a,1bとの回転方向が同じであれば、把持部14の向きが変わり、ブレード1a,1bが軸7とは逆方向に回転すれば、把持部14は開閉動作する。具体的には、第1のブレード駆動源を駆動してプーリを回転させワイヤ3bを引くと、ブレード1aは閉じる方向に動く。逆に、ワイヤ3aを引くとブレード1aは開く方向に動く。第2のブレード駆動源を駆動してプーリを回転させワイヤ3cを引くと、ブレード1bは閉じ、ワイヤ3dを引くとブレード1bは開く。ワイヤ3aとワイヤ3cを一緒に引く、あるいはワイヤ3bとワイヤ3dを一緒に引けば、把持部14が軸7回りに回転して把持方向が変わる。これを把持部関節の首振り動作と呼ぶ。
図3に示すように、先端部15の首振り角度αは、根元部17と中間部16とが成す角度θ1と、中間部16と先端部15が成す角度θ2の和で表される。手術器具の手元操作部を操作し、後述する図9に示すプレート133を回動させワイヤ5aを引くと、中間プレート10は軸8b回りに図3中のA方向へ回転する。同時に、軸8a、先端部4、プーリ6a,6b,6e,6f、中間プレート9a,9bも軸8b回りに図3中のA方向へ回転する。このとき、歯車部4a,13aが転がり接触しながら噛み合い動作する。
歯車部4aと歯車部13aが同じ大きさの歯車のときは、中間プレート10が軸8b回りにθ1だけ回転すると、先端部15は軸8b回りにθ1だけ回転しそれとともに軸8a回りにθ2=θ1だけ回転する。これにより、先端部15が根元部17に対して首を振る角度αは、中間プレート10が軸8b回りに回転する角度の2倍となる。手術器具の手元操作部を操作し、後述する図9に示すプレート133を回動させワイヤ5bを引くと、先端部14は図3のB方向に首を振る。このときもA方向への首振りと同様であり、先端部15が根元部17に対して首を振る角度αは中間プレート10が軸8b回りに回転した角度の2倍となる。
歯車部4aの半径が歯車部13aの半径のR倍のときは、中間プレート10が軸8b回りにθ1だけ回転すると、先端部15は軸8a回りにθ2=θ1/Rだけ回転する。したがって、先端部15は根元部17に対して角度α=θ1(1+1/R)だけ首を振る。
ワイヤ3a,3bが、各プーリに接触している部分のプーリの中心角度は、首振り角度αにより変化する。例えば、ワイヤ3aは2個のプーリ6a,6cと接触する。この2個のプーリ6a,6cにワイヤ3aが接触する部分の中心角度の和は、図3(a)ではd1+d2であり、同図(b)ではd3+d4となる。この値は歯車部4aと歯車部13aが噛み合い接触しているので、常に一定であり、根元部17と先端部15がなす先端部関節の首振り角度αによらない。したがって、点Paと点Pd間のワイヤの経路長さおよび点Pcと点Pb間のワイヤの経路長さは、角度αによらず不変であり、ワイヤの位相も変化しない。
ここで、ワイヤの位相はブレード1a,1bの開閉角度であるが、この開閉角度に応じたワイヤの位置、つまり駆動部がワイヤを引く量にも相当する。ワイヤの位相が変化しないので、先端部15の関節が動いてもブレード1a,1bは開閉しない。これにより、先端部15の関節の角度αが変化しても、この関節のさらに先に設けたブレード1a,1bを制御するワイヤの経路長や位相や張力が影響されない。その結果、ワイヤを通して可動部にかかる力のみを張力の変化として、術具関節(先端関節)を操作する操作者の手に伝えることができる。
本実施形態によれば、首振り動作時はワイヤ5a,5bだけ操作してブレード1a,1bの開閉角度を一定に保持するから、ワイヤ3a〜3dの引き量を調整する必要がない。また、首振り角度が変化してもワイヤの経路長が変化しないので、ワイヤが引かれて首振り角度を変化させられない事態を防止できる。また、首振り角度が変化したときにワイヤがたるむ事態が発生しない。
本実施形態によれば、ワイヤの干渉がないためワイヤ操作を正確に術具関節(先端関節)の動作として表すことができ、操作に伴う張力の変化による操作感度の変化がないので、常に同じ操作感で操作できる。また、術具部分で発生する力を張力の変化として操作者に伝えることができるので、治療操作の状況を力覚を通じて感じることができ、通常自分の手で直接治療を行うような力覚を感じながら操作できるので、臨床現場において、血管や組織を把持して縫合する場合など、把持している対象物を適切な力で把持できる。これにより、低侵襲で繊細な治療が可能になる。
首振りワイヤと、把持部開閉ワイヤを独立に操作するので、操作が容易になると共に術具関節の動作が安定する。可動範囲内の任意の首振り角度でのブレードの開閉動作やブレードで対象物を把持したまま行う首振り動作を正確に行え、操作者は複雑な操作を必要とせずに、直感的に自分の指で把持しているような操作感で操作できる。また、2個の回転中心を有する中間部16を設けたので、先端部15の根元部17に対する首振り可能範囲を大きくすることができる。そのため、臓器の陰に隠れた患部に対しても処置できる。
以上説明した、本実施形態における把持部14、先端部15、中間部16、根本部17の構造は、本発明の手動手術器具に採用される構成例である。以下説明する手動手術器具においても図1〜図4に示す構造を例として取り挙げる。
次に、本発明の実施形態に係る手術器具の特徴について、図5〜図10を参照しながら以下詳細に説明する。図5は本発明の実施形態に係る手動手術器具の全体構成を示す斜視図である。図6は本実施形態に係る手動手術器具における手元関節部の詳細な分解斜視図である。図7は本実施形態に係る手動手術器具におけるハンドル部の構造を示す図である。図8は手元操作で首振りを行うときの手動手術器具における各部の動作態様を示す図である。図9は先端の関節機構と手元の操作機構との間の駆動ワイヤの配線状態を示す図である。図10は駆動ワイヤのテンション調整機構の外観を示す斜視図とその断面図である。
図5〜図10において、100は先端関節部、101は腕部、102は手元関節部、103は操作部、104はハンドル部、105は握り部、106,107は指置き(ブレード1を開閉操作するための一手段)、108はテンション調整機構、109は弾性体固定部、110は弾性体、111は手元側弾性体固定部、112は手元側関節部品プーリ接続部位、113,120は操作プーリ、114,121は操作指置き用バネ、115,122は指置き回転軸、116,123は軸受け、117,124はハンドル梁部、118,126はバネ受け、119,125は軸受け挿入部、127は回転軸、128はハンドル梁部連結部、129,134は凸部、130は操作者把持部、131は凹部、132a〜132hは手元側ワイヤ案内用プーリ、133は手元側中間プレート、135,136は指置きプーリ、137,138はワイヤ固定ネジ、137a,138aはネジ部、139は両ネジ連結部、139aは右ネジ部、139bは左ネジ部、140は板バネ型指置き、141は回転軸部、142は操作プーリ挿入部、143は回転軸部、144は操作プーリ挿入部、をそれぞれ表す。なお、図5、図7〜図9に示すような、回動開放方向に互いに付勢された2つの板形状の指置き105,107は、指置きの第1の構成例である。
図5において、本発明の実施形態に係る手動手術器具(以下、術具と称する)は、図1〜図4に示した先端関節部100、駆動ワイヤやテンション調節機構を有する腕部101、先端関節部100と同様な機構を有して類似の動作を行う手元関節部102と、操作者によって操作される操作部103と、操作部103を保持し且つ取り扱い操作するハンドル部104と、このハンドル部104に延設され、操作者が指と手の平でグリップする握り部105と、を備えている。
図5で、先端関節部100は先端側の関節部分と把持部分をあわせた部位を表し、これに対して、手元関節部102は手元側の関節部分を表す。腕部101はは先端関節部100と手元関節部102をつなぐ部分でありテンション調節機構108も含む。操作部103は指置き106,107に関連する部分を表す。ハンドル部104は握りに関する部分を表し(指置き106,107を含まず)、指置きと回転自由に接続されている。また、操作部103は先端関節部100の関節部分に設けられた把持部分と同様の構成であり、手元関節部102に接続される。操作部103は、先端関節部100とはその機能は類似するが、その形状は多少異なっており、指で操作するものであるということを念頭に置いた形状、構成となっている。操作部103は所定の角度に開くようにトーションバネが設けられている(後述する)。操作部103の角度と先端関節部100の把持部の開閉角度は駆動ワイヤで接続されていて、連係して開閉動作を行う。
操作部103の開閉と直交する方向に、ハンドル部104を操作し、手元関節部102の角度を変えて腕部101との角度を変化させると、先端関節部100が腕部101となす角度も変化する(図8の説明で詳述する)。
以上のことを具体的に云えば、操作者は開方向にスプリング付勢された指置き106,107(後述するが図1に示すブレード1に対応するもの)を親指、人差し指又は中指で操作することによって、術具先端のブレード1の開閉動作を行う(後述する)。また、操作者が、指置き106,107の回動支軸又はその近傍を支点として握り部105を左右動及び/又は上下動させると、後述するが、手元関節部102と駆動ワイヤと先端関節部の関連する動作によって、操作者の動きに対して擬似的にブレード1が左右動及び/又は上下動、すなわち首振り動作する。このときに、指置き106,107も所定の開度を保持したままで同時にシフトすることができる。また、先端関節部100と手元関節部102を結ぶ駆動ワイヤのテンションを調節するためのテンション調節機構108(この詳細構造は図10に示す)を設けている。
このように、ハンドル部104(操作部と連結されていて操作部103と握り部105との間に介在している)と一体的構造の握り部105の左右動及び/又は上下動の操作によってブレード1が首振り動作するが、この際、握り部105を手のひらで握ることとなるので操作の安定性が良く、手のひらで握って且つ親指と人差し指開閉操作できるので、術具の操作性も良い。また、握り部を握ったときの無理のない自然な指の姿勢で親指と人差し指を開閉させることのできるような、操作部、ハンドル部及び握り部を配置構成できる(握り部のハンドル部に対する設置角度を90度を超えた適宜の角度とすることができる)ので術具操作に疲れないなど、操作性、安定性、疲労低減に効果があり、その結果、手術の安全性の向上、治療精度の向上が期待できる。
図6において、手元関節部102の筒部156には貫通した穴158を備えた歯車部157が設けられており、この歯車部157とこれに対向配置された歯車部159とが転がり接触をするように以下に示す具体的構造によって組み合わされる。
中間プレート147、手元側ワイヤ案内用プーリ132a,132b、手元側中間プレート133,153,歯車部157、軸穴161、手元側ワイヤ案内用プーリ132e,132f、中間プレート164のそれぞれの管通孔148,150a,150b,151,154,158,161,150e,150f,165に対して、連結軸145を挿入してそれぞれの部品を連結する。歯車部157に対して中間プレート153は連結軸145を介して回転自由であり、中間プレート133と中間プレート153は一体に固定される。手元側ワイヤ案内用プーリ132a,132bは、それぞれ連結軸145を介して手元側中間プレート133および中間プレート147に対して回転自由となっている。また、歯車部157に対して中間プレート162は連結軸145を介して回転自由であり、手元側ワイヤ案内用プーリ132e,132fはそれぞれ連結軸145を介して中間プレート162および中間プレート164に回転自由である。
同様に、中間プレート147、手元側ワイヤ案内用プーリ132c,132d、手元側中間プレート133,153,歯車部159、軸穴162、手元側ワイヤ案内用プーリ132g,132h、中間プレート164のそれぞれの管通孔149,150c,150d,152,155,160,163,150g,150h,166に対して、連結軸146を挿入してそれぞれの部品を連結する。また、159に対して中間プレート153は連結軸146を介して回転自由であり、手元側ワイヤ案内用プーリ132c,132dはそれぞれ連結軸146を介して中間プレート133および中間プレート147に回転自由である。
歯車部159に対して中間プレート162は連結軸146を介して回転自由であり、手元側ワイヤ案内用プーリ132g,132hはそれぞれ連結軸146を介して中間プレート162および中間プレート164に回転自由である。軸穴148と軸穴149の間隔、軸穴151と軸穴152の間隔、軸穴154と軸穴155の間隔、軸穴161と軸穴163の間隔、軸穴165と軸穴166の間隔は、歯車部157と歯車部159が転がり接触する距離であり、歯車部157の半径(歯車のピッチ円の半径)と歯車部159の半径(歯車のピッチ円の半径)の合計値と等しい。手元側ワイヤ案内用プーリ132aから手元側ワイヤ案内用プーリ132hの各プーリの半径は歯車部157の半径(歯車のピッチ円の半径)と歯車部159の半径(歯車のピッチ円の半径)の合計値の半分以下である。
また、手元側弾性体固定部111には、中間プレート164の軸穴165と軸穴166の二つの穴と同じ距離で、固定穴167と図6では見えないもう一つの穴が設けられており、164を貫通してきた連結軸145,146が、手元側弾性体固定部111に設けた二つの穴に挿入されて固定される。さらに、手元側弾性体固定部111には固定穴167と直交する向きで弾性体固定穴168の穴が設けられており、弾性体固定穴168の径は弾性体110が挿入可能な大きさである。弾性体110は弾性体ガイド部170に設けた弾性体挿入穴169をとおり、手元側弾性体固定部111の弾性体固定穴168に挿入され、固定される。
図7において、手元側関節部品プーリ接続部位112の軸穴に回転軸127が挿入される。手元側関節部品プーリ接続部位112と回転軸127の間は回転自由でも固定でもかまわない。操作プーリ120,113は中空形状をしており、回転軸127を中空部に回転自由に挿入する。その結果、操作プーリ120,113は、手元側関節部品プーリ接続部位112と回転自由に、回転軸127を介して連結される。
また、操作指置き用バネ121のリング部分を操作プーリ120に回転自由に連結させる。指置き106に設けた指置き回転軸122の中空部に、操作プーリ120を挿入し、互いに滑らないように固定する。固定は、例えばセットスクリューなどを用いることで実現できる。このとき、操作プーリ120と指置き106はセットスクリューで力をかけて固定する前は、互いに回転自由であり、その相対的な回転角度を調整したのち、セットスクリューをねじ込んで固定することが可能である。固定後は、指置き106を回転軸127回りに回転させると、操作プーリ120も指置き106と同期して回転軸127回りに回転する。軸受け123に操作プーリ120をはめ合わせる。軸受け123はベアリングであるため、その内輪は操作プーリ120と滑りなく連結される。ハンドル梁部124に設けた軸受け挿入部125に軸受け123を挿入する。軸受け123の外輪とハンドル梁部124とは滑りなく連結される。軸受け123の内輪と外輪は回転自由である。
また、操作指置き用バネ114のリング部分を操作プーリ113に回転自由に連結させる。指置き107に設けた指置き回転軸115の中空部に操作プーリ113挿入し、互いに滑らないように固定する。固定は、上記と同様に、セットスクリューなどを用いることで実現できる。このとき、指置き回転軸115と指置き107はセットスクリューで力をかけて固定する前は、互いに回転自由であり、その相対的な回転角度を調整したのち、セットスクリューをねじ込んで固定することが可能である。固定後は、指置き107を回転軸127回りに回転させると、操作プーリ113も指置き107と同期して回転軸127回りに回転する。軸受け116に操作プーリ113をはめ合わせる。軸受け116はベアリングであるため、その内輪は操作プーリ113と滑りなく連結される。ハンドル梁部117に設けた軸受け挿入部119に軸受け116を挿入する。軸受け116の外輪とハンドル梁部117とは滑りなく連結される。軸受け116の内輪と外輪は回転自由である。
弾性体110を固定する弾性体固定部109はテンション調節機構108からの凸形状であり、弾性体110が挿入可能で挿入方向に移動可能な貫通孔が設けられている。手元側弾性体固定部111は手元側の関節に固定されていて、弾性体110を挿入する穴が設けられており、弾性体110と手元側弾性体固定部111は固定される(図6を参照)。弾性体110は、その端部が固定部109,111に固定されるので、手元関節部102の首振り動作によって伸長又は圧縮し、元の安定状態に戻す方向への力を発生し、手元関節部102が不安定状態にになってぶらつくことを防ぐ機能を奏する。すなわち、弾性体110は手元関節部の元の安定位置(首振りの基準位置)を保持するものである。
操作指置き用バネ121のバネ端の一方はバネ受け126に接触し、一方への動作範囲が限定される。もう一方のバネ端は指置き106に接触する。指置き106を回転軸127回りに動かすとバネ端の一方がバネ受け126で動作範囲が制限されているため、バネ端同士がなす角度が小さくなり、この角度が広がる方向へ力を発生させる。よって、指置き106を押し戻す力が発生する。また、同様に、操作指置き用バネ114のバネ端の一方はバネ受け118に接触し、一方への動作範囲が限定される。もう一方のバネ端は指置き107に接触する。指置き107を回転軸127回りに動かすとバネ端の一方がバネ受け118で動作範囲が制限されているため、バネ端同士がなす角度が小さくなり、この角度が広がる方向へ力を発生させる。よって、指置き107を押し戻す力が発生する。
バネ受け126は指置き107の動作範囲内において、その動作を妨げない位置と長さで設けられており、バネ受け118は指置き106の動作範囲内において、その動作を妨げない位置と長さで設けられている。ハンドル梁部124には、ハンドル梁部117と連結するハンドル梁部連結部128が設けられており、この連結部128には凹部131と嵌め合いを行う凸129が設けられており、ハンドル梁部117には、凸部129と嵌め合いする凹部131が設けられている。操作者把持部130は人が握る部分であり、ハンドル梁部117に対して直角よりも大きい角度をしていることで、操作性を向上させている。
図8は手元の操作状態と先端の関節の首振り状態を示している。図8において、操作部103の指置き106,107の開閉操作方向と直交する方向にハンドル部104および操作部103を手元関節部102の関節で角度をつけると、図8に示すように、先端で先端関節部100の関節が手元関節部102の関節と逆の方向へ首振りを行う。また、図示のように、操作部103の指置きの開閉操作方向に操作部103全体を操作すると、先端関節部100の関節の把持部が操作部103の操作方向と逆方向に首振りを行う。このとき、指置き106,107に指をおいているため、人の把持するハンドル部104も図示するように操作部103と同じような角度に変化することになる。図8の上図の例示では、ハンドル部104および操作部103を上・下動すると、先端関節部100の把持部は下・上動し、図8の下図の例示では、ハンドル部104および操作部103を左・右動すると、先端関節部100の把持部は右・左動して首振りを行う。
図8に示すように、手元で手元関節部102の関節の角度変化の方向と先端での先端関節部100の関節の角度変化方向が逆方向になるので、手元の指の延長方向と先端関節部100の把持部の方向は常に同じ方向を向くことになる。このため、自分の指で直接作業しているような間隔で術具の把持部を操作することが可能になる。
図9にはワイヤの配線と動作状況を示す。図2、図6、図7、図8に表示した部品も使用して説明する。
手元側中間プレート133と先端側中間プレート10とは、それぞれの部品の凸部134と凸部20に沿わせるようにワイヤをループ上に配線する。ワイヤループと凸部134および凸部20はそれぞれ少なくとも1箇所で固定される、凸部134の動作によって、駆動ワイヤ5a,5bが動作し、駆動ワイヤ5a,5bの動作によって先端側の凸部20に力が伝わる。
図8の上図のように、操作部103及びハンドル部104を開閉方向と直交する方向に操作すると、操作部103及びハンドル部104は図6と図7で示すように、手元側関節部品プーリ接続部位112に接続されているため、このプーリ接続部位112が軸穴160に通した連結軸146を回転中心として回転動作を行う。そうすると、図6で示すように、歯車部159と歯車部157は転がり接触の関係にあるため、手元側関節部品プーリ接続部位112は軸穴158に通した連結軸145を回転軸とした動作も行う。そうすると、ワイヤ5a,5bは中間プレート10を図2の軸8b周りに回転させる。
その結果、図2の中間プレート9b,12,11も中間プレート10と同様に軸8b周りに回転を行い、その結果、中間プレート9b,12,11,10によって連結されている歯車部4aも歯車部13aの周りを回転し、かつ、歯車部13aと歯車部4aとの間が転がり接触の関係にあることから、歯車部4aは軸8a周りにも回転を行う。これによって、操作部103及びハンドル部104を操作部103の開閉方向と直交する方向に操作することによって、先端に設けた先端関節部100の関節部分を、先端関節部100の把持部の開閉方向と直交する方向に曲げることが出来る。
この際、駆動ワイヤ3a,3b,3c,3dは、図3で説明したように、経路の長さが変わらない構造であるため、駆動ワイヤ5a,5bの操作による首振りにおいて、ブレード1a,1bの開閉角度が変化するなどの現象は見られない。また、駆動ワイヤ5a,5bによる首振りにおいて、駆動ワイヤ3a,3b,3c,3dに張力の変化は発生しないので、駆動ワイヤ3a〜3dが駆動ワイヤ5a,5bによる首振り動作の摩擦や障害となることがないため、軽い力で操作可能となる。
以上のことは、先端の関節部分100においてのみ云えることではなく、手元側の関節部102においても同様のことが云える。操作部103とハンドル部104を操作して、駆動ワイヤ5a,5bを介した首振りを行う際に、指置き106,107と連動した駆動ワイヤ3a〜3bのワイヤには、経路長の変化がないため、操作中に指置きの開閉角度が、操作者が操作せずに勝手に変化する方向に、駆動ワイヤから力が発生することはない。また、駆動ワイヤ3a〜3bに張力の変化がないので、操作部103とハンドル部104を操作する際に必要となる操作力は小さくて済む。
指置き106からブレード1aにつながるワイヤのループと、指置き107からブレード1bにつながるワイヤのループにおいて、指置きと把持部が連動する。ここで、指置き106からブレード1aにつながるワイヤループを例にして説明する。指置き106と操作プーリ120は固定されている。操作プーリ120に設けた指置きプーリ135の溝にワイヤ3a,3bが接続される。ワイヤ3a,3bは1本のワイヤでも別々のワイヤでもかまわないが、ワイヤ3a,3bと指置きプーリ135は一箇所で固定され、指置きプーリ135の回転に連動してワイヤが引かれる。
ワイヤ3aは手元側ワイヤ案内用プーリ132cに導かれ、このプーリ132cと他の手元側ワイヤ案内用プーリ132aの間を通り且つワイヤ案内用プーリ132aに沿って案内され、ワイヤ案内用プーリ6cに導かれる。このプーリ6cからは図1、図3にあるように、ワイヤ案内用プーリ6cと6aの間を通ってワイヤ案内用プーリ6aに導かれ、さらにプーリ6aからブレードプーリ2aに導かれる。
ブレードプーリ2aには把持部(ブレード)1aが固定されている。ワイヤ3aはブレードプーリ2aに固定され、ワイヤ3bとしてワイヤ案内用プーリ6fに導かれて、ワイヤ案内用プーリ6fと6hの間を通り、プーリ6hに沿って、手元側ワイヤ案内用プーリ132eに導かれる。さらに、手元側ワイヤ案内用プーリ132eと132gの間を通り、プーリ132gに導かれて指置きプーリ135に戻る。指置きプーリ135でワイヤ3bが固定されて、ワイヤ3aとループを形成する。また、他の指置き107からブレード1bにつながるワイヤのループについても同様の構成となる。
ここで、指置き106,107を互いに閉じる方向(図9に示すC方向およびB方向))に操作すると、ワイヤ3b,3cが引かれ,ブレード1a,1bが互いに閉じる方向(図9に示すC’方向およびB’方向)に動作する。また、指置き106,107を同時に指置き106の閉じる方向(図9に示すC方向およびA方向)へ操作すると、ワイヤ3b,3dが引かれ、ブレード1a,1bがブレード1aの閉じる方向(C’方向およびA’方向)に揃って動作するため、把持部全体の首振り動作が実現できる。反対側への首振りは、指置き106,107を同時に指置き107の閉じる方向(D方向およびB方向)へ操作すると、ワイヤ3a,3dが引かれて、ブレード1a,1bがブレード1bの閉じる方向(D’方向およびB’方向)に揃って動作する。このように、図8の下図に示すように首振り操作が実現できる。このとき、手元側中間プレート133と中間プレート10が回転して図8の上図のようになっていても、手元側中間プレート133と中間プレート10での回転角度によって、ワイヤ3a〜3bには張力の変化も経路長の変化もないため、手元側中間プレート133と中間プレート10が角度変化していないときと同様の軽い力で把持部の開閉および把持部の首振りを実現することが出来る。
以上のように、二つの直交する方向への首振りを操作する際に、それぞれの角度によって、操作する力が変化したりすることもなく、常に軽い力で操作できるため、柔軟に思い通りの操作を行うことが出来る。首振りの角度によらず、ワイヤにかかる張力は常に一定であるため、ブレード1a,1bで何かをつかんだときは、首振り角度によらず、把持したときの間隔がワイヤの張力変化として、手元の指置き106,107に伝わってくる。よって、何かを摘んでいるという感覚や、摘んでいる強さを指で感じることが出来る。また、首を振ったときに、術具の先端が何かにぶつかったときも、そのときに角度変化が阻害されることでワイヤの張力が変化するため、その張力変化を指置き106,107に接続されたワイヤを介して指先に感じることが出来る。したがって、医療マニピュレータとして、操作中に周囲の臓器などへの接触を感じることができ、安全性を高めることができる。
図10において、ワイヤ3a〜3dおよびワイヤ5a,5bの途中には、ワイヤ固定ネジ137,138が設けられている。ワイヤ固定ネジ137と138は、外側にネジが切られており、この二つを雌ネジが切られた両ネジ連結部139にねじ込んでいる。ワイヤ固定ネジ137,138をどのくらい両ネジ連結部139にねじ込むかによってワイヤ3a〜3dおよびワイヤ5a,5bの長さを調整できるようになっている。この調整部分は、図7に示すテンション調節機構108内部に納められている。ワイヤ一本ごとの長さを調整することで、それぞれの張力を調整することが出来る。
張力の調整は次の手順が好ましい。まず、ブレードプーリ2a,2bおよび中間プレート10から延びるワイヤ3a〜3dおよびワイヤ5a,5bの端部にワイヤ固定ネジ137を固定する。指置きプーリ135,136および手元側中間プレート133からのびるワイヤ3a〜3dおよびワイヤ5a,5bの端部にワイヤ固定ネジ138を固定する。テンション調節機構108内部においてワイヤ固定ネジ137,138を両ネジ連結部139にねじ込み、それぞれのワイヤに弛みがなくなるまで張力を張る。張力が張られた後、ブレード1a,1bを閉じ、その姿勢で、指置き106および107を操作プーリ120,113の周りに回転させて、ちょうど閉じる姿勢もしくは数度ひらいた姿勢で、指置き106,107を操作プーリ120,113に固定する。固定法方はセットスクリューなどで圧力をかけて行うことで可能である。
以上の手順で、ワイヤの張力を張り、かつ、ブレード1a,1bの姿勢と指置き106,107の姿勢を合致させることができる。これは、ワイヤの張力を調整する機構を設けていることに加えて、操作プーリ120,113と指置き106,107が分離可能であって、指置き106,107を固定する位置を調整できるために可能となる。
以上の説明で、本発明の実施形態に係る手術器具の具体的構成と機能乃至作用について述べたが、次に、本実施形態に係る手術器具における指置きの種々の構成と機能乃至作用について説明する。さらに、本実施形態に係る手術器具の使用形態についても説明する。
ここで、図11は本実施形態に係る手術器具の手元操作機構における把持動作を行う指置きの第2の構成例を示す図であり、図12は本実施形態に関する指置きの第2の構成例において力を加える部分と力を加えたときの指置きの形状変化を示す図である。図13は本実施形態に係る手術器具における指置きの第3の構成例を示す図であり、図14は本実施形態に関する指置きの第3の構成例についての詳細構造を示す図であり、図15は本実施形態に関する指置きの第3の構成例を用いた操作状態と先端関節部の首振り状態を示す図である。図16は本発明の実施形態に係る手術器具の使用例を示す図である。
図11において、操作者によって指(例えば、親指、人指し指または中指など)で把持又は保持されて操作される操作端部(指置き)の第2の構成例を示す。この第2の構成例は板バネ型指置き140であり、この指置き140はバネ状の材質で構成されている。取り付け方は、まず、板バネ型指置き140を広げて、操作プーリ挿入部144,142に操作プーリ120,113を挿入し、これを手元側関節部品プーリ接続部位112に取り付け、回転軸127の軸を通す手順となる。この第2の構成例では、指置き自体にバネ性を持っているので、トーションバネを用いる必要がない。
図12に用いて、指置きの第2の構成例の操作態様を示す。図12の左図のように、Aの箇所を指で押すと右図のように変形する。このとき、回転軸部141,143は図12のBの方向に回転するため、操作プーリ挿入部142,144に挿入して固定される操作プーリ120,113も回転し、ワイヤを巻き取ることが出来る。また、板バネ型指置き140自体を操作プーリ挿入部142,144周りに回転させると、手術器具の先端における把持部(ブレード)の向きを変える首振り動作が出来る。
図示のAをはさんでいる力を緩めると、元の形に戻り、操作プーリ挿入部142,144の回転も戻るため、把持部(ブレード)の開閉角度も元に戻る。回転軸部141,143と操作プーリ120,113の固定は、ワイヤの張力を張り、先端関節部100の把持部を閉じた状態で、板バネ型指置き140の姿勢を適度に調整してから行えば、ワイヤの張力調整とともに、把持部と指置きの相対的な姿勢を調整することが出来る。
図13に示す指置きの第3の構成例においては、指置き171,172に指を入れるリング173,174が設けられている。リング173,174は剛体によるリング形状でもよいし、伸縮性のある素材で設けても良い。第3の構成例によれば、指で能動的に開く動作が出来るためトーションバネを用いる必要がない。また、指をリングに入れて術具を保持できるので、ハンドル部104のように、人が手で把持する部位がなくても術具を操作できる。
図14に示す第3の構成例の詳細構造を説明すると、回転軸127を手元側関節部品プーリ接続部位112の軸穴185に挿入し、操作プーリ113,120に設けた中空部183,184に回転軸127を挿入する。操作プーリ113,120は回転軸127に対して回転自由である。
指置き171,172の回転軸175,176に設けた中空部177,178に操作プーリ113,120をそれぞれ挿入する。指置き171は操作プーリ113に対して回転自由であるが、セットスクリューなどで互いに固定可能である。指置き172は操作プーリ120に対して回転自由であるが、セットスクリューなどで互いに固定可能である。軸穴177を貫通して出てきた操作プーリ113の端部は、固定リング179の貫通穴181に通され、固定リング179が操作プーリ113にセットスクリューなどで固定され、指置き171が操作プーリ113に対して固定されていない状態でも指置き171が操作プーリ113から抜け出ることを防止する。同様に、軸穴178を貫通して出てきた操作プーリ120の端部は、固定リング180の貫通穴182に通され、固定リング180が操作プーリ120にセットスクリューなどで固定され、指置き172が操作プーリ120に対して固定されていない状態でも指置き172が操作プーリ120から抜け出ることを防止する。
図15を用いて指置きの第3の構成例における操作態様と先端関節部の動作態様を説明する。操作部103を開閉方向と直交する方向に操作すると、図15の上図のように、先端関節部100が関節部分で首を振る。首振りの方向は本実施形態の構成例1の場合と同じであり、手元関節部102と逆方向となる。このとき、弾性体110が手元関節部102の首振りによって湾曲して、まっすぐに戻す方向へ力を発生し、手元関節部102が不安定に振れる(ぶらつく)ことを防ぐ。操作部103を開閉方向に操作すると、図15の下図のように先端関節部100の把持部分が首をふる。首を振る方向は本実施形態の構成例1の場合と同じであり、手元関節部102に対する操作部103の首振り方向と逆方向になる。
関節の首振り方向が先端関節部100と手元関節部102で逆方向になるので、常に指の延長方向に関節の先端が向くように操作できる。したがって、直感的な操作が可能となり、操作性を向上させることができる。
図16には本実施形態に係る手術器具を実際に使用するときの一例を示す。手術ベッド186上の患者187の切開部にトロカール188を挿入し、このトロカール188に術具189を挿入し、操作部103を操作することで先端の把持部に対して首振り動作と開閉動作を直感的、擬似的に実行することができる。
以上、本発明の実施形態に係る手術器具に関する構成について、主として説明したが、このような構成を備えた手術器具の機能ないし作用効果について説明する。本実施形態では、先端関節部における把持部の可動範囲が広く、多自由度であるため、楽な姿勢でも、把持部(ブレード)を多自由度に曲げて思い通りの姿勢で患部にアプローチできるので、腕全体で操作する必要がない。また、脇の下を閉めた姿勢で操作できるので、繊細な操作ができ、結果として安全性も高まる。
また、手首の動きによって先端関節部の姿勢を思い通りに操作できるため、治療作業を中断するような操作者の身体上の疲れが生じ難く、治療時間を短縮できる。開閉するための指置きの操作と首振りの操作を同時に出来るため、より直感的に、自分の手で直接治療しているような感覚を得られ、操作性を向上でき、安全性も高まる。
先端関節部において、位置決めした箇所で大きな首振り可動範囲で多自由度に動けるので、内視鏡で観察する狭い視野の中で、広い可動範囲を十分に生かした柔軟な動きを治療操作に生かすことが出来る。
また、関節の自由度それぞれが互いに干渉しない構造のため(図9に示す3つのワイヤ経路を備えた構造)、それぞれが大きな可動範囲を持つことができる。先端関節部の自由度は手元関節部の自由度を通してワイヤによって駆動力を伝え、手元関節部の自由度で首振りしても、ワイヤ経路長が変わることがないため、先端関節部まで続くワイヤに首振りによる外力を与えることもなく、他の自由度に干渉することがない。
また、手元関節部の指置きプーリ135,136の直径と、先端関節部のブレードプーリ2a,2bの直径の比率および、手元側中間プレート133の凸部134の直径と先端関節部の中間プレート10の凸部20の直径との比率を変えることで操作性を変えることが出来る。すなわち、手元側のプーリの直径および凸部の直径を先端側のプーリの直径および凸部の直径より大きくすると、その比率によって、手元の動きを拡大して先端の術具に伝えることが出来る。これにより、手首の動く範囲を小さくし、手首の負担を軽減することが出来る。これとは逆に、手元側のプーリの直径および凸部の直径を先端側のプーリの直径および凸部の直径より小さくすると、その比率によって、手元側の動きを縮小して先端の術具に伝えることが出来る。これにより、より微細な動きを先端の術具で実現することが出来る。また、手首の操作力が比率によって増大するため、より軽い力で治療操作することが出来る。
また、先端把持部(ブレード)に相当する部位を指置きとする、相似形状の採用によって、直接、自分の指で治療操作をするような操作性を得ることができ、手首の動きを先端の術具の動きに直接的、擬似的に変換することができる。
本発明の実施形態に係る手術器具における先端部分の斜視図である。 図1に示した手術器具の先端部分の分解斜視図である。 本実施形態に係る手術器具に用いるワイヤの配線状態を説明する図であり、関節がまっすぐな状態と関節を曲げたときの状態を示す図である。 本実施形態の手術器具における先端部分の詳細斜視図である。 本発明の実施形態に係る手動手術器具の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る手動手術器具における手元関節部の詳細な分解斜視図である。 本実施形態に係る手動手術器具におけるハンドル部の詳細構造を示す図である。 手元操作で首振りを行うときの手動手術器具における各部の動作態様を示す図である。 先端の関節機構と手元の操作機構との間の駆動ワイヤの配線状態を示す図である。 駆動ワイヤのテンション調整機構の外観を示す斜視図とその断面図である。 本実施形態に係る手術器具の手元操作機構における把持動作を行う指置きの第2の構成例を示す図である。 本実施形態に関する指置きの第2の構成例において力を加える部分と力を加えたときの指置きの形状変化を示す図である。 本実施形態に係る手術器具における指置きの第3の構成例を示す図である。 本実施形態に関する指置きの第3の構成例についての詳細構造を示す図である。 本実施形態に関する指置きの第3の構成例を用いた操作状態と先端関節部の首振り状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る手術器具の使用例を示す図である。
符号の説明
1a…ブレード、1b…ブレード、2a…ブレードプーリ、2b…ブレードプーリ、3a…駆動ワイヤ、3b…駆動ワイヤ、3c…駆動ワイヤ、3d…駆動ワイヤ、4…先端基部、4a…歯車部、4b…転がり部材、5a…駆動ワイヤ、5b…駆動ワイヤ、6a…ワイヤ案内用プーリ、6b…ワイヤ案内用プーリ、6c…ワイヤ案内用プーリ、6d…ワイヤ案内用プーリ、6e…ワイヤ案内用プーリ、6f…ワイヤ案内用プーリ、6g…ワイヤ案内用プーリ、6h…ワイヤ案内用プーリ、7…軸、8a…軸、8b…軸、9a…中間プレート、9b…中間プレート、10…中間プレート、11…中間プレート、12…中間プレート、13…筒部、13a…歯車部、13b…転がり部材、14…把持部、15…先端部、16…中間部、20…凸部、22a…溝、22b…溝、23a…ワイヤ固定部、23b…ワイヤ固定部、24a…穴、24b…穴、
100…先端関節部、101…腕部、102…手元関節部、103…操作部、104…ハンドル部、105…握り部、106…指置き、107…指置き、108…テンション調整機構、109…弾性体固定部、110…弾性体、111…手元側弾性体固定部、112…手元側関節部品プーリ接続部位、113…操作プーリ、114…操作指置き用バネ、115…指置き回転軸、116…軸受け、117…ハンドル梁部、118…バネ受け、119…軸受け挿入部、120…操作プーリ、121…操作指置き用バネ、122…指置き回転軸 、123…軸受け、124…ハンドル梁部、125…軸受け挿入部、126…バネ受け、127…回転軸、128…ハンドル梁部連結部、129…凸部、130…操作者把持部、131…凹部、132a…手元側ワイヤ案内用プーリ、132b…手元側ワイヤ案内用プーリ、132c…手元側ワイヤ案内用プーリ、132d…手元側ワイヤ案内用プーリ、132e…手元側ワイヤ案内用プーリ、132f…手元側ワイヤ案内用プーリ、132g…手元側ワイヤ案内用プーリ、132h…手元側ワイヤ案内用プーリ、133…手元側中間プレート、134…凸部、135…指置きプーリ、136…指置きプーリ、137…ワイヤ固定ネジ、137a…ネジ部、138…ワイヤ固定ネジ、138a…ネジ部、139…両ネジ連結部、139a…右ネジ部、139b…左ネジ部、140…板バネ型指置き、141…回転軸部、142…操作プーリ挿入部、143…回転軸部、144…操作プーリ挿入部、145…連結軸、146…連結軸、147…中間プレート、148…軸穴、149…軸穴、150a…軸穴、150b…軸穴、150c…軸穴、150d…軸穴、150e…軸穴、150f…軸穴、150g…軸穴、150h…軸穴、151…軸穴、152…軸穴、153…中間プレート、154…軸穴、155…軸穴、156…筒部、157…歯車部、158…軸穴、159…歯車部、160…軸穴、161…中間プレート、162…軸穴、163…軸穴、164…中間プレート、165…軸穴、166…軸穴、167…固定穴、168…弾性体固定穴、169…弾性体挿入穴、170…弾性体ガイド部、171…指置き、172…指置き、173…指入れ部、174…指入れ部、175…指置き回転軸、176…指置き回転軸、177…軸穴、178…軸穴、179…固定リング、18
0…固定リング、181…軸穴、182…軸穴、183…軸穴、184…軸穴、185…軸穴、186…手術ベッド、187…患者、188…トロカール、189…術具

Claims (8)

  1. 先端把持部を有する先端関節部と、操作部を有する手元関節部と、前記操作部を支持するハンドル部と、前記先端関節部と前記手元関節部の互いの関節部の動作を連係させるワイヤを収容する腕部と、を備えた手術器具であって、
    前記手元関節部を支点として、前記操作部と前記ハンドル部を上・下動作することによって前記先端関節部を下・上動作させるとともに、前記操作部と前記ハンドル部を左・右動作することによって前記先端関節部を右・左動作させて、前記先端関節部に首振り動作を行わせ、
    前記操作部を開・閉動作することによって前記先端把持部を開・閉動作させる
    ことを特徴とする手術器具。
  2. 請求項1において、
    前記先端関節部と前記手元関節部には、転がり接触する一対の転がり接触手段をそれぞれ設け、
    前記先端関節部と前記手元関節部における前記一対の転がり接触手段の内の一の転がり接触手段にプーリを設け、前記プーリに対して、前記先端関節部において前記先端把持部を取り付けるとともに前記手元関節部において前記操作部を取り付け、前記先端関節部と前記手元関節部の前記プーリにワイヤを掛け渡し、
    前記先端関節部と前記手元関節部における前記一対の転がり接触手段の内の他の転がり接触手段にワイヤを掛け渡し、
    前記操作部と前記ハンドル部を上・下動作ならびに左・右動作させることによって、前記一対の転がり接触手段の内の他の転がり接触手段におけるワイヤを介した回転駆動ならびに前記プーリにおけるワイヤを介した回転駆動で前記先端関節部に首振り動作を行わせ、
    前記操作部を開・閉動作させることによって、前記プーリにおけるワイヤを介した回転駆動で前記先端把持部に開・閉動作を行わせる
    ことを特徴とする手術器具。
  3. 請求項1又は2において、
    前記操作部には、回動開放方向に互いに付勢された2つの開閉操作手段を設ける
    ことを特徴とする手術器具。
  4. 請求項1又は2において、
    前記操作部には、一の角部に切れ目のある略菱形形状のバネ性材質からなり、前記略菱形形状の膨らみ部分を指で挟む開閉操作手段を設ける
    ことを特徴とする手術器具。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項において、
    前記腕部には、前記先端関節部と前記手元関節部を連係動作させる前記ワイヤのテンションを調整するテンション調節機構を含み、
    前記テンション調節機構と前記手元関節部の間に伸長および圧縮する弾性体を接続して前記手元関節部の安定位置を保持する
    ことを特徴とする手術器具。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つの請求項において、
    前記ハンドル部に手の平で保持する握り部を延設する
    ことを特徴とする手術器具。
  7. 先端把持部を有する先端関節部と、操作部を有する手元関節部と、前記先端関節部と前記手元関節部の互いの関節部の動作を連係させるワイヤを収容する腕部と、を備えた手術器具であって、
    前記手元関節部を支点として、前記操作部を上・下動作することによって前記先端関節部を下・上動作させるとともに、前記操作部を左・右動作することによって前記先端関節部を右・左動作させて、前記先端関節部に首振り動作を行わせ、
    前記操作部を開・閉動作することによって前記先端把持部を開・閉動作させる
    ことを特徴とする手術器具。
  8. 請求項7において、
    前記操作部は、挿入した指の操作のみで回動開閉を可能とするとともに前記手術器具を保持可能とする、一対の部材からなる
    ことを特徴とする手術器具。
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