JP2006055190A - 穿刺装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 穿刺要素の皮膚に対する突き刺し深さおよび穿刺力を調整可能とされた穿刺装置において、穿刺時の痛みを低減するとともに、穿刺深さおよび穿刺力の調整を、苦痛を伴うことなく容易に行えるようにする。
【解決手段】 穿刺要素11を穿刺方向N1に移動させて穿刺要素11を皮膚に突き刺すための穿刺装置X1であって、穿刺または退避方向N1,N2へ移動させることにより、穿刺要素11を皮膚に対して突き刺す深さを調整することが可能とされた調整部材50を備えている穿刺装置X1において、調整部材50を穿刺または退避方向N1,N2へ移動させたときに、皮膚に対して穿刺要素11を突き刺す力が調整されるように構成した。
【選択図】 図2
【解決手段】 穿刺要素11を穿刺方向N1に移動させて穿刺要素11を皮膚に突き刺すための穿刺装置X1であって、穿刺または退避方向N1,N2へ移動させることにより、穿刺要素11を皮膚に対して突き刺す深さを調整することが可能とされた調整部材50を備えている穿刺装置X1において、調整部材50を穿刺または退避方向N1,N2へ移動させたときに、皮膚に対して穿刺要素11を突き刺す力が調整されるように構成した。
【選択図】 図2
Description
本発明は、検査用の血液その他の体液あるいは組織を採取することを目的として、ランセットなどの穿刺要素を皮膚に突き刺すのに用いられる穿刺装置に関する。
穿刺装置としては、バネの弾発力によりランセットホルダとともにランセットを移動させ、皮膚を穿刺するように構成されたものが一般的である。このような穿刺装置においては、皮膚に対するランセットの突き刺し深さをユーザが調整し、採血量および穿刺時の痛みを調整できるように構成されたアセンブリも提案されている(たとえば特許文献1,2参照)。
一般に、穿刺深さの調整が可能とされた穿刺装置では、ランセットに前進力を付与するためのバネとしては、穿刺深さが大きく設定された場合でも適切に穿刺を行えるように、比較的に大きな穿刺力が得られるものが採用されている。そのため、穿刺深さが小さく設定された場合には、穿刺深さが小さくにも拘らず穿刺力が大きくなってしまい、ユーザとしては苦痛を強いられる。
その一方で、突き刺し深さの調整機能に加えて、ランセットを皮膚に突き刺すときの穿刺力を調整する機能が付加された穿刺装置もある(たとえば特許文献3参照)。このような穿刺装置においては、ユーザが穿刺力を調整することによって、穿刺時におけるユーザの苦痛は低減される。しかしながら、例示した文献に開示された穿刺装置は、ノーズピースを回転させてノーズピースの位置を調整することにより穿刺深さを調整する一方で、スリーブを回転させて障壁の位置を選択することによってバネに蓄えられる弾発力ひいては穿刺力を調整するように構成されている。すなわち、穿刺深さを調整するために必要とされる操作と、穿刺力を調整するために必要とされる操作が異なったものとなっており、ユーザは、穿刺深さおよび穿刺力の双方を調整するために2つの部品を操作する必要がある。また、操作すべき部品が2つの場合には、ユーザとって都合の良い穿刺深さおよび穿刺力の組み合わせを見つけるために、2つの部品の繰り返し調整しつつ多数回のトライアルを行う必要が生じる。そのために、穿刺装置を使用する前段階として、穿刺深さおよび穿刺力の調整のために苦痛を強いられる。このような苦痛は、同一箇所において繰り返し穿刺を行う場合には、一度のみとなるが、穿刺部位を変更する場合には、穿刺深さおよび穿刺力の調整が必要であるために、再び苦痛を強いられる。
本発明は、穿刺要素の皮膚に対する突き刺し深さおよび穿刺力を調整可能とされた穿刺装置において、穿刺時の痛みを低減するとともに、穿刺深さおよび穿刺力の調整を、苦痛を伴うことなく容易に行えるようにすることを課題としている。
本発明においては、待機位置から穿刺位置に向けた穿刺方向に穿刺要素を移動させて上記穿刺要素を皮膚に突き刺すための穿刺装置であって、上記穿刺方向または上記穿刺方向とは反対方向である退避方向へ移動させることにより、上記穿刺要素を皮膚に対して突き刺す深さを調整することが可能とされた調整部材を備えている穿刺装置において、上記調整部材を上記穿刺または退避方向へ移動させたときに、皮膚に対して上記穿刺要素を突き刺す力が調整されるように構成されていることを特徴とする、穿刺装置が提供される。
好ましい実施の形態においては、皮膚に対する穿刺深さが相対的に大きく設定される場合に比べて、上記穿刺深さが相対的に小さく設定されている場合のほうが、皮膚に対して上記穿刺要素を突き刺す力が小さくなるように構成される。
本発明の穿刺装置は、たとえば調整部材の位置を変化させたときに、上記穿刺または退避方向に伸縮量が変化する弾性部材をさらに備えるものとされる。
弾性部材は、たとえば穿刺要素を皮膚に突き刺すときに、穿刺要素を上記穿刺方向に移動させる力を付与するためのものとして構成される。
本発明の穿刺装置は、たとえば穿刺要素および弾性体を収容したハウジングと、穿刺要素を移動させるためにハウジングの内部において移動する移動体と、を備えたものとして構成される。この場合、弾性体は、たとえば調整部材および移動体に連結される。
調整部材は、たとえばハウジングに螺合されており、上記穿刺および退避方向の沿った軸心周りに回転させることにより上記穿刺または退避方向に移動可能とされる。この場合、調整部材は、たとえばハウジングに螺合され、かつハウジングから上記穿刺方向に一部が突出した筒状部と、弾性部材が連結される支持部と、を有するものとされる。筒状部は、たとえば穿刺要素を皮膚に突き刺すときに皮膚に接触させる部分であり、かつ調整部材をハウジングに対して上記穿刺または退避方向に移動させるときに操作される部分として構成される。
調整部材は、たとえば筒状部を含んだ第1可動要素と、第1可動要素とは別体として形成され、かつ支持部を含んだ第2可動要素と、を有しかつ、第1および第2可動要素のうちの一方の可動要素は、上記穿刺および退避方向に対して傾斜した方向に延びる凹部を有する一方で、他方の可動要素は、上記凹部の内部を移動可能な凸部を有するものとして構成される。この場合、調整部材は、筒状部を上記軸心周りに回転させたときに、凸部が凹部の内部を移動し、上記軸心に沿った方向において、第1可動要素が第2可動要素に対して上記穿刺または退避方向に相対移動するように構成される。
好ましくは、第1可動要素は、ハウジングに対して、上記軸心に沿った方向に移動可能であるとともに上記軸心周り回転可能に構成される一方で、第2可動要素は、ハウジングに対して、上記軸心に沿った方向に移動可能であるとともに上記軸心周りに回転不能に構成される。
本発明の穿刺装置は、たとえば穿刺要素と一体動し、かつ移動体の動きに連動して上記穿刺または退避方向に移動可能な追加の移動体をさらに備えたものとして構成される。この場合、上記穿刺装置は、移動体を上記穿刺方向に移動させることにより、弾性部材に穿刺要素を移動させるための弾発力が蓄えられる一方、移動体を上記退避方向に移動させることにより、追加の移動体を少なくとも上記穿刺方向に移動させるように構成するのが好ましい。
弾性部材は、穿刺要素が皮膚に突き刺さる前後において、穿刺要素を上記退避方向に移動させる力を作用させるためのものとして構成することもできる。この場合、本発明の穿刺装置は、たとえば調整部材を上記穿刺または退避方向に相対的に移動させたときに、弾性部材を伸縮させるために上記調整部材とは反対方向に移動する従動部材をさらに備えたものとして構成される。
本発明の穿刺装置は、穿刺要素および弾性体を収容したハウジングと、上記穿刺要素を移動させるために上記ハウジングの内部において移動する移動体と、を備えたものとして構成される。この場合、弾性体は、たとえば従動部材の係止部と移動体の係止部との間に配置される。
ハウジングは、たとえば移動体が上記穿刺方向に移動したときに、移動体の上記穿刺方向への移動を制限するために、移動体の係止部を干渉させるストッパ部を有するものとして構成される。
調整部材は、たとえば一部が上記穿刺方向に突出するように上記ハウジングに螺合されており、上記穿刺および退避方向に沿った軸心周りに回転させることにより上記穿刺または退避方向に移動可能とされる。この場合、調整部材における上記ハウジングから突出した部分は、穿刺要素を皮膚に突き刺すときに皮膚に接触させる部分であり、かつ調整部材の位置を変化させるときに操作される部分として構成される。
調整部材および従動部材のうちの一方の部材は、たとえば上記穿刺方向に対して傾斜した方向に延びる凹部を有している一方で、他方の部材は、たとえば上記凹部の内部を移動可能な凸部を有するものとされる。この場合、上記穿刺装置は、たとえば調整部材を上記軸心周りに回転させたときに、上記凸部が上記凹部の内部を移動し、上記軸心に沿った方向において、従動部材が調整部材とは反対方向に移動するように構成される。
従動部材は、たとえば調整部材の内部に収容されており、かつハウジングに対して上記穿刺および退避方向に移動可能に支持される。
ハウジングおよび従動部材のうちの一方の要素には、たとえば上記穿刺および退避方向に延びる凹部が設けられている一方で、それらのうちの他方の要素には、たとえば上記凹部の内部を移動する凸部が設けられる。この場合、上記穿刺装置は、上記凸部を上記凹部の内部に移動させることにより、従動部材の上記軸心周りの回転が制限されるように構成される。
以下、本発明について、第1ないし第3の実施の形態として、図面を参照して具体的に説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態について、図1ないし図6を参照して説明する。
図1および図2に示した穿刺装置X1は、ランセット1を穿刺方向N1に移動させて皮膚に突き刺し、皮膚から血液を出液させるために利用されるものである。この穿刺装置X1は、ハウジング2、ランセット移動機構3、ラッチ解除部材4および穿刺深さ調整機構5を備えている。
ランセット1は、上述のように皮膚を穿刺するためのものであり、後述するランセットホルダ32に保持され、このランセットホルダ32によって移動させられるものである。このランセット1は、本体部10から穿刺針11が突出した形態を有しており、たとえば使い捨てとして構成されている。本体部10は、樹脂などにより円柱状に形成されている。穿刺針11は、たとえば金属製であり、本体部10に対してインサート成形されている。
ハウジング2は、各種の要素を収容するための空間を規定するものであり、突出部20、第1および第2開口部21,22を有している。突出部20は、ランセット移動機構3における移動プレート31を係止するためのものである。第1開口部21は、移動プレート31における操作部31Bの移動を許容するためのものである。第2開口部22は、ラッチ解除部材4における押下部42の移動を許容するためのものである。ハウジング2の先端部の内面には、雌ネジ部23が設けられている。この雌ネジ部23は、穿刺深さ調整機構5の調整部材50を螺合させるためのものである。
ランセット移動機構3は、リンク部材30、移動プレート31、およびランセットホルダ32を有している。このランセット移動機構3は、移動プレート31の往復運動を、リンク部材30の円運動を介してランセットホルダ32の往復運動へと変換するように構成されている。
図3および図4に示したように、リンク部材30は、移動プレート31が移動したときにその動きに連動させてランセットホルダ32を移動させるためのものである。このリンク部材30は、第1可動ピン30a、第2可動ピン30b、固定ピン30c、第1アーム部材30Aおよび第2アーム部材30Bを有している。
第1可動ピン30aは、移動プレート31に係合し、かつ第1および第2アーム部材30A,30Bどうしを連結するためのものである。より具体的には、第1可動ピン30aは、第1および第2アーム部材30A,30Bの端部30Aa,30Baにおいて、第1および第2アーム部材30A,30Bの端部30Ab,30Bbどうしを互いに位置ずれさせた状態で固定している。
第2可動ピン30bは、ランセットホルダ32に係合するものであり、第1アーム部材30Aの端部30Abにおいて、第1可動ピン30aとは反対方向に突出している。
固定ピン30cは、リンク部材30をハウジング2に対して回転可能に固定するためのものであり、リンク部材30の回転中心となるものである。この固定ピン30cは、第2アーム部材30Bの端部30Bbにおいて、第1可動ピン30aとは反対方向に突出している。
リンク部材30では、ピン30a〜30cどうしが第1および第2アーム部材30A,30Bを介して相互に連結されている結果、ピン30a〜30cどうしの位置関係が規定されている。より具体的には、第1および第2可動ピン30a,30bは、固定ピン30cまでの距離が等しくされている一方、第2可動ピン30bは、固定ピン30cを中心とした円周上において、第1可動ピン30aに対して45度位置ずれしている。そのため、固定ピン30cを回転中心としてリンク部材30を回転させれば、第1および第2可動ピン30a,30bが固定ピン30cを中心として円運動する。
図6に示したように、移動プレート31は、ハウジング2に対して穿刺および退避方向N1,N2に移動可能なものであり、後述する穿刺深さ調整機構5における調整部材50(図2参照)に対してコイルバネ39を介して連結されている。この移動プレート31は、溝31A、操作部31Bおよびフック部31Cを有している。
溝31Aは、リンク部材30における第1可動ピン30aの移動を許容するためのものである。この溝31Aは、穿刺および退避方向N1,N2に対して傾斜した方向に延びる傾斜溝部31Aa、および傾斜溝部31Aaの両端部に繋がる直線溝部31Abを有している。第1可動ピン30aは、図6(c)および図6(d)から分かるように、少なくともランセット1が待機位置から穿刺位置に移動するときに傾斜溝部31Aaを移動させられる一方、図6(d)および図6(a)から分かるように、少なくともランセット1が穿刺位置から退避方向N2に移動するときに直線溝部31Abを移動させられる。このような溝31Aが形成された移動プレート31では、リンク部材30を図における時計回り方向に回転させたときに、リンク部材30が1回転する間に、フリー位置(上死点)とラッチ位置(下死点)との間を、固定ピン30cを中心として往復動する。
図1および図2に示したように、操作部31Bは、移動プレート31を手動で移動させる際に利用するものである。この操作部31Bは、その一部がハウジング2の第1開口部21を介して外部に突出するとともに、第1開口部21により穿刺および退避方向N1,N2への移動が許容されている。
フック部31Cは、ハウジング2の突出部20に係合させて移動プレート31をハウジング2にラッチさせるためのものである。図6(b)によく表れているように、移動プレート31は、コイルバネ39が縮んだ状態にあるときには、フック部31Cが突出部20よりも退避方向N2側に位置するように構成されている。これに対して、移動プレート31は、図6(a)によく表れているように、フック部31Cを突出部20に係合した状態では、コイルバネ39が伸ばされ、退避方向N2側に付勢される。
図2および図6に示したように、ランセットホルダ32は、ランセット1を保持し、このランセット1を移動させるためのものであり、移動プレート31と同様に、穿刺および退避方向N1,N2に移動可能とされている。このランセットホルダ32は、ランセット1を保持するためのホルダ部35と、移動プレート31に対してリンク部材30を介して連結されたプレート部36と、を有している。
ホルダ部35は、ランセット1を収容するための凹部を有するものである。一方、プレート部36は、穿刺および退避方向N1,N2に延びており、端部36Aに溝36aが形成されたものである。溝36aは、リンク部材30における第2可動ピン30bの移動を許容するためのものであり、穿刺および退避方向N1,N2と直交する方向に延びている。このため、プレート部36(ランセットホルダ32)の位置は、第2可動ピン30bの穿刺および退避方向N1,N2における位置と一致する。したがって、ランセットホルダ32は、リンク部材30が1回転する間に、固定ピン30cを中心として1周期の往復運動を行うこととなる。
図2(a)から予想されるように、ラッチ解除部材4は、ハウジング2に対する移動プレート31のラッチ状態を解除するためのものであり、バネ部41および押下部42を有している。
バネ部41は、適度な弾性を有するとともに、ハウジング2の内面と押下部42との間を繋ぐものである。一方、押下部42は、移動プレート31のフック部31Cの係合状態を解除するときに、ユーザにより押下される部位である(図6(c)および図6(d)参照)。図1および図2(b)に示したように、押下部42は、ハウジング2の第2開口部22を介して露出しているとともに、第2開口部22により移動が許容されている。この押下部42は、バネ部41を介してハウジング2に固定されていることから、ハウジング2の半径方向に移動することができる。
このようなラッチ解除部材4では、押下部42が押下された場合には、押下部42が半径方向の内方側に変位させられてフック部31Cの係合状態が解除される。上述したように、フック部31Cを突出部2に係合させた状態では、移動プレート31が退避方向N2に向けて付勢されているから、フック部31Cの係合状態が解除されることにより、移動プレート31が退避方向N2に移動する。
図2(a)および図2(b)に示したように、穿刺深さ調整機構5は、皮膚に対するランセット1の突き刺し深さを調整するためのものであり、調整部材50を有している。この調整部材50は、図2および図5に示したように、筒状部51および支持部52を有しており、これらが穿刺および退避方向N1,N2に延びるビーム57を介して一体化されて構成を有している。
筒状部51は、雄ネジ部53およびキャップ54を有している。雄ネジ部53は、ハウジング2の先端部の内面に設けられた雌ネジ部23に螺合させるためのものである。すなわち、調整部材50は、筒状部51の雄ネジ部53を、ハウジング2の雌ネジ部23に螺合させた状態で回転させられることにより、ハウジング2に対して穿刺および退避方向N1,N2への移動が可能とされている。キャップ54は、皮膚の穿刺を行うときに、皮膚に対して密着させるための部分であり、円形の開口部55が形成されたフランジ部56を有している。フランジ部56は、皮膚に接触する部分であり、開口部55は、ランセット1の穿刺針11がフランジ部56から突出するのを許容するためのものである。キャップ54は、雄ネジ部53に着脱自在とされているとともに、雄ネジ部53にキャップ54を装着した状態では、キャップ54は雄ネジ部53に対して独立して回転しないように構成されている。すなわち、筒状部51において雄ネジ部53からキャップ54を取り外した状態では、ランセットホルダ32に対して、ランセット1を容易に装着することができ、キャップ54を回転させることにより、調整部材50の全体が回転する。
一方、支持部52は、コイルバネ39を介して移動プレート31を支持するためのものである。この支持部52には、コイルバネ39が連結されている。すなわち、移動プレート31がハウジング2に固定された状態で調整部材50(支持部52)が穿刺または退避方向N1,N2への移動させられた場合には、支持部52の位置変化に応じてコイルバネ39が伸縮させられる。
次に、穿刺装置X1の使用方法および動作原理について説明する。ただし、初期状態においては、図6(a)に示したように、移動プレート31は退避方向N2のフリー位置(上死点)に位置し、第1可動ピン30aは移動プレート31の溝31Aにおける傾斜溝部31Aaの左端部に位置し、第2可動ピン30bはランセットホルダ32における溝36aの左端部に位置しているものとし、このときのリンク部材30の回転角度は0度とする。
穿刺装置X1を用いて皮膚を穿刺する場合には、まず、図1および図6(c)に示したように、移動プレート31のフック部31Cをハウジング2の突出部21aに係合させた状態とした後にランセットホルダ32に対してランセット1を装着する。ただし、ランセットホルダ32に対してランセット1を装着した後に、移動プレート31をハウジング2にラッチさせるようにしてもよい。
フック部31Cの係合状態は、図6(a)〜図6(c)に示したように、移動プレート31の操作部31Bを、穿刺方向N1に移動させることにより達成することができる。
図6(a)に示した状態から移動プレート31を穿刺方向N1へ移動させる場合には、図6(a)および図6(b)に示したように、リンク部材30の第1可動ピン30aが移動プレート31の傾斜溝部31Aaを右側に向けて移動しようとする。このような第1可動ピン30aの移動を許容するために、第2可動ピン30bを含めたリンク部材30の全体が固定ピン30cを中心として時計回りに回転しようとする。このようなリンク部材30の回転を許容するために、第2可動ピン30bがランセットホルダ32を退避方向N2に持ち上げつつランセットホルダ32の溝36aを中心に向けて移動する。したがって、移動プレート31を図6(a)に示した位置から図6(b)に示した位置に移動させた場合(リンク部材30の回転角度が0°〜90°の範囲)には、移動プレート31の穿刺方向N1への移動にともなってランセットホルダ32が退避方向N2に移動する。
図6(b)に示した状態からさらに移動プレート31を穿刺方向N1へ移動させる場合には、図6(b)および図6(c)に示したように、リンク部材30の第1可動ピン30aが溝31Aの直線部分31Abにおいて往復動しようとする。このような第1可動ピン30aの移動を許容するために、第2可動ピン30bがランセットホルダ32を穿刺方向N1に押し下げつつ溝36aを中心から右方に向けて移動する。したがって、移動プレート31を図6(b)に示した位置から図6(c)に示した位置に移動させた場合(リンク部材30の回転角度が90°〜180°の範囲)には、移動プレート31の穿刺方向N1への移動にともなってランセットホルダ32が穿刺方向N1に移動し、移動プレート31を穿刺方向N1へ一定距離移動させたときに、図6(c)に示したように、移動プレート31のフック部31Cがハウジング2の突出部21aに係合する。このとき、コイルバネ39が伸長させられるので、移動プレート31は、退避方向N2に付勢された状態でハウジング2にラッチされる。
一方、ランセットホルダ32に対するランセット1の装着は、調整部材50においてキャップ54を取り外した状態としてランセットホルダ32のホルダ部35に対してランセット1を嵌合させることにより行われる(図5参照)。キャップ54は、ランセット1をランセットホルダ32に嵌合させた後に再装着される。
そして、必要に応じて、皮膚に対するランセット1(穿刺針11)の突き刺し深さの調整が行われる。突き刺し深さの調整は、調整部材50を穿刺または退避方向N1,N2に沿った軸心周りに回転させることにより行われる。
より具体的には、N2方向(退避方向)視における左回り方向に、調整部材50(キャップ54)を回転させた場合、ハウジング2に対して調整部材50の全体が相対的に穿刺方向N1に移動する。すなわち、調整部材50の支持部52が穿刺方向N1に変位する一方で、ハウジング2からの調整部材50(筒状部51)の突出量が大きくなる(図2における実線から仮想線の状態に変化する)。その一方、ランセットホルダ32の運動は、移動プレート31の運動により規制されており、ハウジング2に対するランセットホルダ32(ランセット1)が到達することができる穿刺方向N1の最下点は、調整部材50の位置とは無関係である。その結果、ランセットホルダ32に対する調整部材50の突出量を大きくすることにより、調整部材50(筒状部51)からの穿刺針11の突出量を小さくすることができる。このとき、支持部52にはコイルバネ39が連結され、移動プレート31がハウジング2にラッチされているので、コイルバネ39は調整部材50の穿刺方向N1への移動に伴って縮められる。すなわち、穿刺深さを小さく設定した場合には、コイルバネ39の伸び量が相対的に小さくされるために、コイルバネ39に蓄えられる弾発力は小さくなり、穿刺時において移動プレート31(ランセットホルダ32)に与えられる穿刺方向N1への弾発力も小さくなる。
これに対して、N2方向(退避方向)視における右回り方向に、調整部材50(キャップ54)を回転させた場合、ハウジング2に対して調整部材50の全体が相対的に退避方向N2に移動する。すなわち、調整部材50の支持部52が退避方向N2に変位する一方で、ハウジング2からの調整部材50の突出量が小さくなる(図2における仮想線から実線の状態に変化する)。一方、コイルバネ39は、調整部材50の退避方向N2への移動に伴って伸長させられる。その結果、穿刺深さを大きく設定した場合には、コイルバネ39の伸び量が相対的に大きくなってコイルバネ39に蓄えられる弾発力が大きくなり、穿刺時において移動プレート31(ランセットホルダ32)に与えられる穿刺方向N1への弾発力も大きくなる。
移動プレート31のラッチおよびランセット1の装着が完了した場合には、図2(a)に示したラッチ解除部材4の押下部42を押下することにより皮膚の穿刺が行われる。押下部42を押下した場合、ラッチ解除部材4のバネ部41が変形することによって押下部42が内方に向けて変位する。これにより、押下部42がフック部31Cに干渉してフック部31Cが内方側に変位させられるため、突出部21aにフック部31Cが係合された状態が解除される。
上述したように、移動プレート31が退避方向N2に向けて付勢されているので、図6(c)および図6(d)に示したように、移動プレート31が退避方向N2に向けて移動しようとする。このとき、リンク部材30の第1可動ピン30aが移動プレート31の傾斜溝部31Aaを左方に向けて移動しようとする。このような第1可動ピン30aの移動を許容するために、第2可動ピン30bを含めたリンク部材30の全体が固定ピン30cを中心として時計回りに回転しようとする。このようなリンク部材30の回転を許容するために、第2可動ピン30bがランセットホルダ32を穿刺方向N1に押し下げつつランセットホルダ32の溝36aを右方から中心に向けて移動する。
図6(d)に示したように、ランセットホルダ32の穿刺方向N1への移動により、ランセット1も穿刺方向N1に移動し、ランセット1が皮膚Skを穿刺する。このとき、コイルバネ39は、図6(a)に示した状態よりも伸長させられているので、移動プレート31が退避方向N2に向けて移動しようとする。このような移動プレート31の移動を許容するために、第2可動ピン30bが溝36aを中心から左方に向けて移動する一方、第1可動ピン30aが溝31Aの直線部分31Abを往復動するようにリンク部材30が固定ピン30cを中心として時計回りに回転する。これにより、ランセットホルダ32が退避方向N2に持ち上げられ、図6(a)に示したようにランセットホルダ32がラッチ前のフリー位置に復帰し、皮膚からランセット1が抜き去られる。
穿刺装置X1では、穿刺深さが小さいときにランセットホルダ32(ランセット1)に与えられる穿刺力が小さくなる一方で、穿刺深さが大きいときにランセットホルダ32(ランセット1)に与えられる穿刺力が大きくなる。その結果、穿刺深さが小さいにも拘らず、穿刺力が必要以上に大きくなるようなことはない。これにより、ユーザは、穿刺時において不必要な苦痛から開放される。
穿刺装置X1ではさらに、調整部材50(筒状部51)を回転させることにより、穿刺深さと穿刺力とを同時に調整することができる。そのため、ユーザとしては、穿刺深さと穿刺力の調整を別々に行う必要がないために便利である。また、穿刺装置X1では、穿刺深さに対する穿刺力が一義的に決まっているために、穿刺深さおよび穿刺力の適切な組み合わせを見つける際に、ユーザが行うべきトライアル数が少なくて済む。その結果、穿刺深さと穿刺力を調整するときのユーザの負担および苦痛が軽減される。このような効果は、初めて穿刺装置X1を使用する場合、あるいは穿刺部位を変更して穿刺深さおよび穿刺力を調整する必要が生じたときに得ることができる。
第1の実施の形態に係る穿刺装置X1の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。たとえば、穿刺装置X1では、移動プレート31を穿刺方向N1に移動させることにより移動プレート31がハウジング2にラッチされていたが、移動プレート31を退避方向N2に移動させることにより移動プレート31がハウジング2にラッチされるように構成してもよい。この場合には、移動プレート31を穿刺方向N1に移動させることによりランセットホルダ32が往復運動を行うように構成される。また、リンク部材30における第1および第2可動ピン30a,30bの位置関係、あるいは移動プレート31の溝31Aおよびランセットホルダ32の溝36aの形状は、本実施の形態において図示した例には限定されない。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図7および図8を参照して説明する。これらの図においては、先に説明した穿刺装置X1と同様な要素には、同一の符号を付してある。
図7および図8に示した穿刺装置X2は、基本的な構成が先に説明した穿刺装置X1と同様であるが、調整部材50′の構成が先に説明した穿刺装置X1(図1〜図6参照)とは異なっている。調整部材50′は、筒状部51′およびビーム57′を含む第1可動要素50A′と、支持部52′を含む第2可動要素50B′と、を有している。
第1可動要素50A′は、ハウジング2に対して、穿刺および退避方向N1,N2方向、ならびに穿刺および退避方向N1,N2周りに回転可能とされている。第1可動要素50A′のビーム57′は、退避方向N2側の端部57A′がクランク状に屈曲させられているとともに、端部57A′に係合突起57a′が設けられている。この係合突起57a′は、後述する支持部52′のカム溝52A′の内部を移動させるためのものである。
第2可動要素50B′は、ハウジング2および第1可動要素50A′に対して、穿刺および退避方向N1,N2に移動可能とされている。第2可動要素50B′の支持部52′は、カム溝52A′およびガイド孔52B′を有している。カム溝52A′は、係合突起57a′の移動を許容するためのものであり、穿刺および退避方向N1,N2に対して傾斜している。すなわち、カム溝52A′の内部に係合突起57a′を移動させた場合には、その移動方向に応じて、第2可動要素50B′(支持部52′)が第1可動要素50A′に対して相対移動する。ここで、カム溝52A′の傾斜方向は、筒状部51′をハウジング2からの突出量が大きくなるように(コイルバネ39を縮めるように)回転させたときに支持部52′が穿刺方向N1に移動し、筒状部51′をハウジング2からの突出量が大きくなるように(コイルバネ39を縮めるように)回転させたときに支持部52′が退避方向N2に移動するように設定されている。一方、ガイド孔52B′は、ハウジング2の第1開口部21の近傍に設けられた突起26′の相対移動を許容するためのものであり、穿刺および退避方向N1,N2に延びている。すなわち、第2可動要素50B′(支持部52′)は、ハイジング2に対して回転不能とされているとともに、穿刺または退避方向N1,N2に相対動可能とされている。
穿刺装置X2では、ハウジング2に対して穿刺方向N1に筒状部51′が相対移動するように筒状部51′を回転させた場合には、カム溝52Aの内部を係合突起57aが退避方向N2側の端部に向けて移動する。そのため、支持部52′は、筒状部51′に対して相対的に穿刺方向N1に移動する。その結果、支持部52′は、筒状部51′が穿刺方向N1方向に移動する距離に加えて、筒状部51′に対して相対移動した距離だけ穿刺方向N1に移動する。一方、ハウジング2に対して退避方向N2に筒状部51′が相対移動するように筒状部51′を回転させた場合には、カム溝52Aの内部を係合突起57aが穿刺方向N1側の端部に向けて移動するため、支持部52′が筒状部51′に対して相対的に退避方向N2に移動する。その結果、支持部52′は、筒状部51′が穿刺方向N2方向に移動する距離に加えて、筒状部51′に対して相対移動した距離だけ穿刺方向N2に移動する。
穿刺装置X2では、上述した穿刺装置X1のように支持部52を筒状部51と一体的に構成し、それらを一体的に移動させる構成(図1〜図6参照)に比べて、筒状部51′を回転させたときの支持部52′の移動距離が大きくなるように構成されている。すなわち、穿刺装置X2では、穿刺装置X1(図1〜図6参照)に比べて、筒状部51′を回転させたときのコイルバネ39の伸縮量が大きくなるように構成されており、コイルバネ39の強さを調整できる範囲が大きくなるように構成されている。
第2の実施の形態に係る穿刺装置X1の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。たとえば、穿刺装置X2では、支持部52′にカム溝52A′が形成されている一方でビーム57′が筒状部52′と一体化されているとともにビーム57′の退避方向N2側の端部57A′に係合突起57a′が設けられていたが、筒状部にカム溝を設ける一方でビームを支持部を一体化し、ビームの穿刺方向側の端部に係合突起を設けてもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図9ないし図11を参照して説明する。
図9ないし図11に示した穿刺装置X3は、コイルバネの弾発力がランセットホルダに対して直接伝達させるように構成されたものである。この穿刺装置X3は、ハウジング2、ランセットホルダ6、アウタスリーブ7、インナスリーブ8、および操作部9を備えている。
ハウジング2は、ランセットホルダ4を穿刺および退避方向N1,N2に移動可能に収容するものである。このハウジング2には、凸状段部24、ストッパ部25、ガイド部26および雌ネジ部27が設けられている。凸状段部24は、後述するランセットホルダ6のラッチ用爪62を係合させるためのものであり、またコイルバネ29の上端部の位置を規制するためのものである。ストッパ部25は、ランセットホルダ6が穿刺方向N1に移動したときにランセットホルダ6の凸部61Aを干渉させるためのものである。ガイド部26は、後述するインナスリーブ8のガイド孔80に挿通され、インナスリーブ8の穿刺および退避方向N1,N2への移動をガイドするためのものである。雌ネジ部27は、後述するアウタスリーブ7を螺合させるためのものであり、ハウジング2の先端部の内面に設けられている。
ランセットホルダ6は、ハウジング2の内部を穿刺および退避方向N1,N2に往復動可能であり、凹部60、凸部61A,61B、および複数のラッチ用爪62を有している。
凹部60は、ランセット1を取り外し可能に嵌合装着するためのものである。凸部61A,61Bは、ハウジング2に設けられた凸状段部24との間にコイルバネ29を配置するとともに、インナスリーブ8のフランジ部82との間にコイルバネ89を配置するためのものであり、長手方向中間部の外周に形成されている。この凸部61Aはまた、ランセットホルダ6が穿刺方向N1に移動させられたときにハウジング2のストッパ部25に干渉させるためのものである。そのため、ハウジング2の内部においてランセットホルダ6が到達することができる最下点(穿刺方向N1の位置)は、アウタスリーブ7やインナスリーブ8の位置とは無関係に一定位置となる。このことは同時に、ランセット1(穿刺針11)が到達することができる最下点(穿刺方向N1の位置)が、アウタスリーブ7やインナスリーブ8の位置とは無関係に一定位置となることを意味している。
各ラッチ用爪62は、ハウジング2の内周に設けられた凸状段部24に係合させるためのものであり、互いに近接する方向に弾性変形可能とされている。すなわち、穿刺装置X3においては、ランセットホルダ6をハウジング2の先端側から後端側に押し込むことにより、各ラッチ用爪62を凸状段部24に係合させることができる。このとき、コイルバネ29は、圧縮変形させられて、弾発力が蓄えられる。
アウタスリーブ7は、皮膚の穿刺を行うときに、皮膚に対して密着させるための部分である。このアウタスリーブ7は、フランジ部70、カム溝71および雄ネジ部72を有している。フランジ部70は、皮膚に接触させる部分であり、ランセット1の穿刺針11がフランジ部70から突出するのを許容するための開口部73を有している。カム溝71は、後述するインナスリーブ8の係合突起81の移動を許容するためのものであり、右側が左側に比べて上部に位置するように、穿刺および退避方向N1,N2に対して傾斜している。雄ネジ部72は、ハウジング2の雌ネジ部27に螺合させるためのものである。すなわち、アウタスリーブ7は、雄ネジ部72をハウジング2の雌ネジ部27に螺合させた状態で回転させられることにより、ハウジング2に対して穿刺および退避方向N1,N2への移動が可能とされている。より具体的には、アウタスリーブ7は、N2方向(退避方向)視において、左側に回転させられたときに退避方向N2側に移動してハウジング2からの突出量が小さくなる一方で、右側に回転させられたときに穿刺方向N1側に移動してハウジング2からの突出量が大きくなるように構成されている。上述のように、ハウジング2に対してランセット1(穿刺針11)が到達することができる最下点は、アウタスリーブ7の位置とは無関係である。そのため、ハウジング2に対するアウタスリーブ7の突出量を調整することにより、アウタスリーブ7とランセット1(穿刺針11)の最下点との距離が変化する。その結果、アウタスリーブ7の位置を調整することにより、アウタスリーブ7の開口部73から穿刺針11が突出する量、すなわち穿刺深さを調整することができる。
インナスリーブ8は、コイルバネ89の下端部の位置を規制してコイルバネ89の伸縮量を調整するためのものであり、アウタスリーブ7の穿刺または退避方向N1,N2への移動に伴って穿刺または退避方向N1,N2に移動するように構成されている。このインナスリーブ8は、ガイド孔80および係合突起81を有している。
ガイド孔80は、上述したアウタスリーブ7のフランジ部70が挿通される部分であり、ガイド孔80の内部においてフランジ部70を移動可能とすることにより、インナスリーブ8をアウタスリーブ7およびハウジング2に対して相対的に回転させずに、穿刺または退避方向N1,N2に移動させる役割を有している。
係合突起81は、アウタスリーブ7を回転させたときにアウタスリーブ7のカム溝71の内部を移動するものである。上述のように、アウタスリーブ7のカム溝71は、右側が左側に比べて上部となる形状に形成されている一方で、インナスリーブ8はガイド孔80によって回転せずに穿刺または退避方向N1,N2に移動するように構成されている。そのため、係合突起81は、アウタスリーブ7を左側(N2方向(退避方向)視)に回転させたときにカム溝71の内部を退避方向N2に向けて移動する一方で、アウタスリーブ7を右側(N2方向(退避方向)視)に回転させたときにカム溝71の内部を穿刺方向N1に向けて移動する。上述のように、アウタスリーブ7は、N2方向(退避方向)視において左側に回転させたときに穿刺方向N1に移動する一方で、右側に回転させたとき退避方向N2に移動する。その結果、インナスリーブ8は、アウタスリーブ7を回転させることによって、穿刺または退避方向N1,N2において、アウタスリーブ7とは反対方向に移動する。したがって、アウタスリーブ7を穿刺方向N1に移動させてインナスリーブ8を退避方向N2に移動させた場合には、コイルバネ89が圧縮される一方で、アウタスリーブ7を退避方向N2に移動させてインナスリーブ8を穿刺方向N1に移動させた場合には、コイルバネ89が伸長させられる。
ここで、アウトスリーブ7を回転させたときのインナスリーブ8のアウタスリーブ7に対する相対移動距離は、アウタスリーブ7におけるカム溝71の傾斜角度に依存している。たとえば、穿刺または退避方向N1,N2に対するカム溝71の傾斜角度が大きいほど(水平に近くなるほど)、アウタスリーブ7を回転させたときのインナスリーブ8の総体移動距離は小さくなる。その一方で、コイルバネ29の伸縮量は、皮膚に対する穿刺針11の穿刺力を決定する要素であるとともに、アウタスリーブ7に対するインナスリーブ8の相対移動距離に応じて決定される。そのため、カム溝71の傾斜角度の大きさを選択することによりに応じて、アウタスリーブ7の回転角度に対するコイルバネ29の伸縮量(穿刺力)の増減の幅の決定することができる。その結果、アウタスリーブ7あるいはインナスリーブ8における可能回転角度を大きく設定できない場合には、穿刺または退避方向N1,N2に対するカム溝71の傾斜角度を小さく設定することにより、穿刺力の調整幅を大きく確保することができる。
操作部9は、ランセットホルダ6のラッチ用爪62とハウジング2の凸状段部24との係合を解除するためのものであり、ハウジング2の後端部にスライド可能に嵌合装着されている。この操作部9は、各ラッチ用爪62の先端の傾斜面62Aに対応する傾斜面90を先端に有している。この操作部9が前進させられた場合には、傾斜面90が傾斜面62Aを押圧する作用によって各ラッチ用爪62がハウジング2の中心軸寄りに変形し、凸状段部24に対する各ラッチ用爪62の係合状態が解除される。これにより、ランセットホルダ6はコイルバネ29の弾発力により前進することとなる。この前進時には、ランセットホルダ6の凸部61がハウジング2のストッパ部25に当接することにより、ランセットホルダ6の前進ストロークが所定の適正量となるように規定されている。ハウジング2の後部内には、操作部9が前進操作されるときに圧縮されるコイルバネ99が設けられており、操作部9はその前進操作後にコイルバネ99の弾発力によって元の初期位置に復帰するようになっている。
次に、穿刺装置X3の作用について説明する。
穿刺装置X3を用いして皮膚の穿刺を行なうには、まず図11(a)あるいは図11(b)に示したように、ランセットホルダ6のラッチ用爪62を、ハウジング2の凸状段部24に係合させることよりランセットホルダ6をラッチさせた後にランセットホルダ32に対してランセット1を装着する。ただし、ランセットホルダ32に対してランセット1を装着した後に、ランセットホルダ6をハウジング2にラッチさせるようにしてもよい。
そして、必要に応じて、皮膚に対するランセット1(穿刺針11)の突き刺し深さの調整が行われる。突き刺し深さの調整は、アウタスリーブ7を穿刺または退避方向N1,N2に沿った軸心周りに回転させることにより行われる。
より具体的には、N2方向(退避方向)視における左回り方向にアウタスリーブ7を回転させた場合には、ハウジング2に対してアウタスリーブ7の全体が相対的に穿刺方向N1に移動する。これにより、ハウジング2からのアウタスリーブ7の突出量が大きくなる(図11(a)の状態から図11(b)の状態に変化する)。上述のように、ランセットホルダ32に対するアウタスリーブ7の突出量を大きくすることにより、アウタスリーブ7(フランジ部70)からの穿刺深さが小さく設定される。一方、インナスリーブ8は、アウタスリーブ7とは反対方向に移動するのは上述した通りである。したがって、アウタスリーブ7を穿刺方向N1に移動させた場合には、インナスリーブ8が退避方向N2に移動して、コイルバネ89が縮められる。そのため、アウタスリーブ7を穿刺方向N1に移動させて穿刺深さを小さく設定した場合には、穿刺時においてランセットホルダ6を穿刺方向N1に移動させたときにコイルバネ89が圧縮される量が小さくなり、ランセットホルダ6(ランセット1)が穿刺方向N1に移動する間に、コイルバネ89に蓄えられる弾発力が小さくなる。
これに対して、N2方向(退避方向)視における右回り方向にアウタスリーブ7を回転させた場合には、ハウジング2に対してアウタスリーブ7の全体が相対的に退避方向N2に移動する。これにより、ハウジング2からのアウタスリーブ7の突出量が小さくなって、穿刺深さが小さく設定される(図11(b)の状態から図11(a)の状態に変化する)。その一方で、インナスリーブ8は、アウタスリーブ7の退避方向N2への移動に伴って穿刺方向N1に移動し、コイルバネ89が伸長させられる。そのため、アウタスリーブ7を退避方向N2に移動させて穿刺深さを大きく設定した場合には、穿刺時においてランセットホルダ6を穿刺方向N1に移動させたときにコイルバネ89が圧縮される量が大きくなり、ランセットホルダ6(ランセット1)が穿刺方向N1に移動する間に、コイルバネ89に蓄えられる弾発力が小さくなる。
ランセットホルダ6のラッチおよびランセット1の装着が完了した場合には、アウタスリーブ7のフランジ部70を穿刺対象となる皮膚に接触させた上で、操作部9を押下して操作部9を穿刺方向N1に移動させることにより皮膚の穿刺が行われる。より具体的には、操作部9を押下した場合には、操作部9の傾斜面90が穿刺方向N1に移動し、傾斜面90がランセットホルダ6におけるラッチ用爪62の傾斜面62Aに干渉する。これにより、各ラッチ用爪62がハウジング2の中心軸寄りに変形し、ハウジング2の凸状段部24に対する各ラッチ用爪62の係合状態が解除され、ランセットホルダ6がコイルバネ29の弾発力により穿刺方向N1に移動する。
ランセットホルダ6の穿刺方向N1への移動は、ランセットホルダ6の凸部61がハウジング2のストッパ部25に当接することにより規制される。その一方で、コイルバネ89は、ランセットホルダ6が穿刺方向N1に移動することによって縮められ、ランセットホルダ6に対して退避方向N2に向けた戻し力を作用させる。
上述したように、穿刺装置X3では、穿刺深さを小さく設定した場合には、ランセットホルダ6を穿刺方向N1に移動させたときのコイルバネ89の圧縮量(弾発力)が小さくなる一方で、穿刺深さを大きく設定した場合には、ランセットホルダ6を穿刺方向N1に移動させたときのコイルバネ89の圧縮量(弾発力)が大きくなる。そのため、穿刺装置X3では、穿刺深さが小さい場合には、穿刺前後においてランセットホルダ6に作用する退避方向N2に向けた戻し力が小さくなる一方で、穿刺深さが大きい場合には、穿刺前後においてランセットホルダ6に作用する退避方向N2に向けた戻し力が大きくなるために穿刺力が小さくなる。
したがって、穿刺装置X3においては、穿刺装置X1(図2参照)と同様に、穿刺深さが小さいときの穿刺力を小さくできる一方で、穿刺深さが大きいときの穿刺力を大きくできる。このような効果は、アウタスリーブ7を回転させるといった極めて簡単な1つの操作によって得ることができるため、ユーザにとっては便利で使い勝手がよい。
本発明の第3の実施の形態においては、アウタスリーブ7にカム溝71が形成されている一方で、インナスリーブ8にカム溝71を移動可能な係合突起81が設けられていたが、インナスリーブに対してカム溝に相当するものを設ける一方で、アウタスリーブに対して係合突起に相当するものを設けてもよい。
本発明の第1ないし第3の実施の形態においては、コイルバネ29,39の弾発力を利用してランセット1が穿刺方向N1に移動させられるように構成されていたが、コイルバネ29,39以外の弾性部材を用いてランセット1を穿刺方向N1に移動させるための弾発力を作用させるように構成してもよい。穿刺針11は、ランセット1の形態としてランセットホルダ32に着脱自在とされていたが、穿刺針はランセットホルダ6,32と同様な動作を行う移動体に一体化されていてもよい。
X1,X2,X3 穿刺装置
11 穿刺針(穿刺要素)
2 ハウジング
25 (ハウジングの)ストッパ部
26 (ハウジングの)ガイド部(凸部)
31 移動プレート(移動体)
32 ランセットホルダ(追加の移動体)
39 コイルバネ(弾性部材)
50,50′ 調整部材
50A′ (調整部材の)第1可動要素
50B′ (調整部材の)第2可動要素
51,51′ (調整部材の)筒状部
52,52′ (調整部材の)支持部
52A′ (第1可動要素の)カム溝(凸部)
57a′ (第2可動要素の)係合突起(凹部)
6 ランセットホルダ(移動体)
61A,61B (ランセットホルダの)凸部(係止部)
7 アウタスリーブ(調整部材)
71 (アウタスリーブの)カム溝(凹部)
8 インナスリーブ(従動部材)
80 (インナスリーブの)ガイド孔(凹部)
81 (インナスリーブの)係合突起(凸部)
89 コイルバネ(弾性部材)
N1 穿刺方向
N2 退避方向
11 穿刺針(穿刺要素)
2 ハウジング
25 (ハウジングの)ストッパ部
26 (ハウジングの)ガイド部(凸部)
31 移動プレート(移動体)
32 ランセットホルダ(追加の移動体)
39 コイルバネ(弾性部材)
50,50′ 調整部材
50A′ (調整部材の)第1可動要素
50B′ (調整部材の)第2可動要素
51,51′ (調整部材の)筒状部
52,52′ (調整部材の)支持部
52A′ (第1可動要素の)カム溝(凸部)
57a′ (第2可動要素の)係合突起(凹部)
6 ランセットホルダ(移動体)
61A,61B (ランセットホルダの)凸部(係止部)
7 アウタスリーブ(調整部材)
71 (アウタスリーブの)カム溝(凹部)
8 インナスリーブ(従動部材)
80 (インナスリーブの)ガイド孔(凹部)
81 (インナスリーブの)係合突起(凸部)
89 コイルバネ(弾性部材)
N1 穿刺方向
N2 退避方向
Claims (20)
- 待機位置から穿刺位置に向けた穿刺方向に穿刺要素を移動させて上記穿刺要素を皮膚に突き刺すための穿刺装置であって、
上記穿刺方向はたは上記穿刺方向とは反対方向である退避方向へ移動させることにより、上記穿刺要素を皮膚に対して突き刺す深さを調整することが可能とされた調整部材を備えている穿刺装置において、
上記調整部材を上記穿刺または退避方向へ移動させたときに、皮膚に対して上記穿刺要素を突き刺す力が調整されるように構成されていることを特徴とする、穿刺装置。 - 皮膚に対する穿刺深さが相対的に大きく設定される場合に比べて、上記穿刺深さが相対的に小さく設定されている場合のほうが、皮膚に対して上記穿刺要素を突き刺す力が小さくなるように構成されている、請求項1に記載の穿刺装置。
- 上記調整部材を上記穿刺または上記退避方向に移動させたときに、上記穿刺または退避方向に伸縮量が変化する弾性部材をさらに備えている、請求項2に記載の穿刺装置。
- 上記弾性部材は、上記穿刺要素を皮膚に突き刺すときに、上記穿刺要素を上記穿刺方向に移動させる力を付与するためのものである、請求項3に記載の穿刺装置。
- 上記穿刺要素および上記弾性体を収容したハウジングと、上記穿刺要素を移動させるために、上記ハウジングの内部において移動する移動体と、を備えており、
上記弾性体は、上記調整部材および上記移動体に連結されている、請求項4に記載の穿刺装置。 - 上記調整部材は、上記ハウジングに螺合されており、上記穿刺および退避方向の沿った軸心周りに回転させることにより上記穿刺または退避方向に移動可能とされている、請求項5に記載の穿刺装置。
- 上記調整部材は、上記ハウジングに螺合され、かつ上記ハウジングから上記穿刺方向に一部が突出した筒状部と、上記弾性部材が連結される支持部と、を有している、請求項6に記載の穿刺装置。
- 上記筒状部は、上記穿刺要素を皮膚に突き刺すときに皮膚に接触させる部分であり、かつ上記調整部材を上記ハウジングに対して上記穿刺または退避方向に移動させるときに操作される部分である、請求項7に記載の穿刺装置。
- 上記調整部材は、上記筒状部を含んだ第1可動要素と、上記第1可動要素とは別体として形成され、かつ上記支持部を含んだ第2可動要素と、を有しており、かつ、
上記第1および第2可動要素のうちの一方の可動要素は、上記穿刺および退避方向に対して傾斜した方向に延びる凹部を有している一方で、他方の可動要素は、上記凹部の内部を移動可能な凸部を有しており、
上記筒状部を上記軸心周りに回転させたときに、上記凸部が上記凹部の内部を移動し、上記軸心に沿った方向において、上記第1可動要素が上記第2可動要素に対して上記穿刺または退避方向に相対移動するように構成されている、請求項7または8に記載の穿刺装置。 - 上記第1可動要素は、上記ハウジングに対して、上記軸心に沿った方向に移動可能であるとともに上記軸心周り回転可能に構成されている一方で、
上記第2可動要素は、上記ハウジングに対して、上記軸心に沿った方向に移動可能であるとともに上記軸心周りに回転不能に構成されている、請求項9に記載の穿刺装置。 - 穿刺要素と一体動し、かつ上記移動体の動きに連動して上記穿刺または退避方向に移動可能な追加の移動体をさらに備えており、
上記移動体を上記穿刺方向に移動させることにより、上記穿刺要素を移動させるための弾発力が上記弾性部材に蓄えられる一方、上記移動体を上記退避方向に移動させることにより、上記追加の移動体を少なくとも上記穿刺方向に移動させるように構成されている、請求項4ないし10のいずれかに記載の穿刺装置。 - 上記弾性部材は、上記穿刺要素が皮膚に突き刺さる前後において、上記穿刺要素を上記退避方向に移動させる力を作用させるためのものである、請求項3に記載の穿刺装置。
- 上記調整部材を上記穿刺または退避方向に相対的に移動させたときに、上記弾性部材を伸縮させるために上記調整部材とは反対方向に移動する従動部材をさらに備えている、請求項12に記載の穿刺装置。
- 上記穿刺要素および上記弾性体を収容したハウジングと、上記穿刺要素を移動させるために上記ハウジングの内部において移動する移動体と、を備えており、
上記弾性体は、上記従動部材の係止部と上記移動体の係止部との間に配置されている、請求項13に記載の穿刺装置。 - 上記ハウジングは、上記移動体が上記穿刺方向に移動したときに、上記移動体の上記穿刺方向への移動を制限するために、上記移動体の係止部を干渉させるストッパ部を有している、請求項14に記載の穿刺装置。
- 上記調整部材は、一部が上記穿刺方向に突出するように上記ハウジングに螺合されており、上記穿刺および退避方向に沿った軸心周りに回転させることにより上記穿刺または退避方向に移動可能とされている、請求項14または15に記載の穿刺装置。
- 上記調整部材における上記ハウジングから突出した部分は、上記穿刺要素を皮膚に突き刺すときに皮膚に接触させる部分であり、かつ上記調整部材の位置を変化させるときに操作される部分である、請求項16に記載の穿刺装置。
- 上記調整部材および上記従動部材のうちの一方の部材は、上記穿刺方向に対して傾斜した方向に延びる凹部を有している一方で、他方の部材は、上記凹部の内部を移動可能な凸部を有しており、
上記調整部材を上記軸心周りに回転させたときに、上記凸部が上記凹部の内部を移動し、上記軸心に沿った方向において、上記従動部材が上記調整部材とは反対方向に移動するように構成されている、請求項17に記載の穿刺装置。 - 上記従動部材は、上記調整部材の内部に収容されており、かつ上記ハウジングに対して上記穿刺および退避方向に移動可能に支持されている、請求項18に記載の穿刺装置。
- 上記ハウジングおよび上記従動部材のうちの一方の要素には、上記穿刺および退避方向に延びる凹部が設けられている一方で、それらのうちの他方の要素には、上記凹部の内部を移動する凸部が設けられており、
上記凸部を上記凹部の内部に移動させることにより、上記従動部材の上記軸心周りの回転が制限されるように構成されている、請求項19に記載の穿刺装置。
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