JP2006054865A - パイプライン方式の二進算術デコーディング装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速の二進算術デコーディング方法及び装置を提供する。
【解決手段】以前に生成されたデコーディングパラメタセットを使用して一番目のビットに対する符号解読の実行と同時に、一番目のデコーディングパラメタセットが生成される。一番目のデコーディングパラメタセットを使用して二番目のビットの符号解読の実行と同時に二番目のデコーディングパラメタセットが生成される。一番目に符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、次のビットの符号解読過程で二番目のデコーディングパラメタセットは無視される。一番目及び二番目で符号解読されたビットの生成動作は、一番目に符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かの判断動作と共にパイプライン方式で処理することもできる。
【選択図】図5

Description

本発明は圧縮された動画データの復元技術に係り、さらに具体的には内容基盤適応的二進算術デコーダ(Context−based Adaptive Binary Arithmetic Decoder)に関する。
最近映像処理装置で徐々に高画質のビデオアプリケーション実現及び多様なマルチメディアサービスの提供が要求されることに従って、映像処理装置で処理しなければならない動画データの量が徐々に増加する趨勢にある。これにともなって、動画データに対する高速の圧縮及び復元技術に対する研究開発が活発に行なわれている。
一般的に使用される動画データ圧縮技術では国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)で勧告するH.261、H.262、H.263などと、国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)の動画像専門家グループ(MPEG:Motion Picture Experts Group)で提案するMPEG−1、MPEG−2、MPEG−4などがある。そして、最近では、国際電気通信連合とISOとで共同で、高い圧縮率を実現することができる次世代動画圧縮技術であるH.264またはMPEG−4 part10 AVCが制定された。
H.264標準は既存の圧縮技術に比べて複雑で、実際実現が難しいという短所があるが、 高い圧縮率を実現することができ、多様なネットワーク環境に容易に適応させることができる長所があって次世代動画圧縮技術としてその研究が活発に行なわれている。
一方、H.264標準ではベースラインプロフィル(Baseline profile)、メインプロフィル(Main profile)及び拡張プロフィル(Extended profile)の三つの形態の標準プロフィルを定義している。このうちのメインプロフィルはHDテレビのような高画質の動画データを使用する端末の特性を定義した集合である。各プロフィル別に互いに異なる圧縮及び復元方法を使用するのに、ベースラインプロフィルは内容基盤適応的可変長コーディング(CAVLC:Context−Adaptive Variable Length Coding)方式を使用するエントロピコーディング(entropy coding)を通じて動画データを圧縮する。一方、メインプロフィルは内容基盤適応的二進算術コーディング(以下、CABAC:Context−based Adaptive Binary Arithmetic Coding)方式を使用するエントロピコーディングを通じて動画データを圧縮する。このうちのCABAC方式は各ビットのコンテクストに従う各シンタックスエレメントの確率モデルの選択と統計とに基づいた確率推定適用及び算術コーディング方式を通じてより効果的な圧縮性能を有する。
図1はH.264標準で提案するCABAC方式のデータ圧縮過程を示すフローチャートである。図1を参照すると、CABAC方式でのデータ圧縮過程は大きく二進化(Binarisation)段階S102と、コンテクストモデル選択(Context model selecting)段階S104と、算術エンコーディング(Arithmetic encoding)段階S106と、確率アップデート(Probability update)段階S108と、に分類される。まず、二進化段階S102では、二進数値を有しないシンタックスエレメント(SE:Syntax Element)すなわち、伝送係数(transform coefficient)と動きベクタ(motion vector)のように二つ以上の値を有するシンタックスエレメントを算術エンコーディングを実行する以前に二進数に変換する。これは、上述のように、CABAC方式では‘0’と‘1’の二進数だけでエンコーディングを実行する二進算術コーディング(BAC:Binary Arithmetic Coding)を使用するためである。コンテクストモデル選択段階S104では二進化された各ビットに対するコンテクストモデルを選択する。ここで、コンテクストモデルは二進化されたシンタックスエレメントの各ビット別確率モデルを意味し、最近に符号化されたシンタックスエレメントの統計に従って利用可能なモデルが選択される。すなわち、コンテクストモデルは二進化された各データビットが‘1’または‘0’になる確率を貯蔵する。算術エンコード段階S106では算術符号器を利用して選択された確率モデルに従って各々のビットをエンコーディングする。最後に、 確率アップデート段階S108では選択されたコンテクストモデルを実際符号化された値を基盤にしてアップデートする。
図1のような過程を通じて圧縮されたデータはCABACデコーダによって符号解読されて再び元のデータに復元される。図2はCABACデコーダでのデータ復元過程を示すフローチャートである。図2に示したように、CABACデコーダでのデータ復元過程は大きく、コンテクスト選択段階S202、ビット別デコーディング(Decoding1 bit)段階S204及び逆二進化(De−binarization)段階S206に分類される。まず、コンテクスト選択段階S202では、入力される二進数の各々に対してすなわち、ビット別に算術デコーダでの符号解読またはデコーディングに使用されるコンテクストを選択する。そして、ビット別デコーディング段階S204では、各ビット別に選択されたコンテクストと以前のビットのデコーディング過程で生成されたデコーディングパラメタ(value、 range)とを利用して1ビットずつ順次符号解読を実行する。最後に、逆二進化段階S206では、前記デコーディング段階で符号解読されたビットが該当のシンタックスエレメントの最後のビットであるか否かを確認して、元のシンタックスエレメントに復元する。なお、以上のようなCABACデコーダでのデータ復元過程は各シンタックスエレメントに対してビット単位で行われる。
H.264では図1及び図2の過程を通じて動画データを圧縮して、修復するのに、図2のデータ復元過程の説明で明らかにしたように、二進数に変換されたデータは一つのビット単位で順次、デコーディングが実行される。すなわち、一つのビットに対するデコーディングが完全に終了して初めて、次のビットに対するデコーディング過程を実行することができる。これは複数の二進値すなわち、複数のビットに変換されたシンタックスエレメントの長さが一定せず、可変的であるので、一つのビットに対する逆二進化過程まで完全に終了して初めて、次のビットが以前のシンタックスエレメントに含まれるビットであるか、または他のシンタックスエレメントに含まれるビットであるかが分かるためである。したがって、一つのビットに対するすべてのデコーディング過程が終わって初めて、次のビットに対するデコーディングを実行することができるので、高速の演算を実行するCABACデコーダを実現するのに困難がある。また、ビット別デコーディング過程で算術デコーダによる演算動作のうちの再正規化(Renormalization)動作が可変的な回数で起きるので、この過程での条件比較による全体演算の遅延が発生する問題がある。
以上のような従来のH.264デコーディング過程での問題点は、高いデータ処理率を有する高速のCABACデコーダを実現するのに障害要素になっている。
本発明の目的は圧縮された動画データに対する高速のデコーディング実行が可能なパイプライン構造のCABACデコーダを提供することにある。
本発明のまた他の目的は、算術デコーダのデコーディング演算過程で再正規化動作によって発生される遅延時間を減らすことができるCABACデコーダを提供することにある。
本発明のCABACデコーダは、エンコード化された複数のビットに対してビット単位でコンテクスト選択、算術デコーディング(または符号解読)及び逆二進化過程をパイプラインで実行し、算術デコーディング時、ビット別に生成される新しいデコーディングパラメタを前記デコーダにアップデートし、現在逆二進化が実行されるビットが一シンタックスエレメントの最後のビットの場合、最後のビットのデコーディングによって生成されたデコーディングパラメタをデコーダに再設定することを特徴とする。以上のような特徴を有する本発明のデコーダでのデコーディング方法は、エンデコード化された複数のビットに対して以前ビットのデコーディングパラメタを利用してビット単位でコンテクストを選択する第1段階と、第1段階で選択されたコンテクストと以前ビットのデコーディングパラメタとを利用して算術デコーディングを実行する第2段階と、第2段階で符号解読された二進値を逆二進化する第3段階とを含み、第1乃至第3段階は複数のビットに対してパイプラインで実行され、第3段階で逆二進化が実行中であるビットが一シンタックスエレメントの最後のビットの場合、最後のビットのデコーディングパラメタでデコーダを再設定することを特徴とする。
本発明の特徴を実現するための内容基盤適応的二進算術デコーダの実施形態は、エンデコード化された複数のビットに対してコンテクスト選択、デコーディング及び逆二進化の各過程をビット別に連続して実行するパイプラインと、以前ビットのデコーディングパラメタを貯蔵し、これをパイプラインに入力するレジスタ部と、パイプラインからのビット判別信号によってパイプラインからのデコーディングパラメタとレジスタ部からのデコーディングパラメタのうちの一つを選択してレジスタ部に入力する制御部と、で構成されることを特徴とする。
本発明の特徴を実現するためのまた他の実施形態において、内容基盤適応的二進算術デコーダは、以前ビットのコンテクストを利用してビット単位のコンテクスト選択を実行するコンテクスト選択部と、コンテクスト選択部からのコンテクスト、以前ビットのレンジ及びバリューパラメタを利用してビット単位のデコーディングを実行し、現在ビットに対する新しいコンテクスト、レンジ及びバリューパラメタを生成する算術デコーダ部と、算術デコーダ部によって符号解読された二進値に対する逆二進化を実行してシンタックスエレメントを復元し、現在逆二進化が実行されたビットが該当のシンタックスエレメントの最後のビットであるか否かを判別して制御信号を生成する逆二進化部と、制御信号に応答して算術デコーダ部によってビット単位で生成されるコンテクスト、レンジ及びバリューパラメタと以前ビットに対するコンテクスト、レンジ及びバリューパラメタのうちの一つを選択する制御部と、制御部によって選択されたビットのデコーディングパラメタを貯蔵し、貯蔵されたデコーディングパラメタを制御部及びコンテクスト選択部に入力するレジスタ部を含み、制御部は一シンタックスエレメントの最後のビットに対する逆二進化が実行されれば、最後のビットに対するコンテクスト、レンジ及びバリューパラメタを選択してレジスタ部に入力することを特徴とする。
また、本発明で、H.264シンタックスエレメントのうちのMPS(Most Probable Symbol)及びLPS(Least Probable Symbol)の確率が同一なシンタックスエレメントに対するデコーディングを実行するマルチビットCABAC(Context−based Adaptive Binary Arithmetic Coding)デコーダは、外部から同時に入力される複数単位のビットの各々に対応し、これら各々のビットに対して以前ビットのデコーディングパラメタを利用してデコーディングを実行する複数のデコーダで構成される算術デコーダ部と、算術デコーダ部から入力される符号解読された二進値を同時に逆二進化し、逆二進化されるビットのうちの一シンタックスエレメントの最後のビットが検出されれば、最後のビットのデコーディングパラメタが算術デコーダ部の一番目のデコーダに貯蔵されるように制御するマルチビット逆二進化部を含み、複数のデコーダの各々は入力されるビットのデコーディングを実行し、新たに生成されたデコーディングパラメタを次のビットに対するデコーディングを実行するデコーダと一番目のデコーダとに入力することを特徴とする。
前記のようなすべての実施形態の内容基盤適応的二進算術デコーダに含まれ、高速のデコーディングを可能にする本発明の再正規化器は以前ビットのレンジパラメタで所定けた以下のビットでの‘1’の個数と前記レンジパラメタで初め‘1’が出るビットのけたを利用して一度の演算動作で現在ビットに対する新しいレンジ及びバリューパラメタを生成する。これを実現するための再正規化器は、以前ビットのレンジパラメタで所定けたのビット以下として“1”が一つである場合、“1”を出力し、そうではない場合、“0”を出力する第1ビット検出器と、以前ビットのレンジパラメタで“1”が初めて出るのが何番目であるかを出力する第2ビット検出器と、第1ビット検出器と第2ビット検出器の出力に対する加算を実行する加算器と、以前ビットのレンジパラメタを加算器の演算結果だけシフトさせて現在ビットに対する新しいレンジパラメタを生成する第1シフトレジスタと、以前ビットのバリューパラメタを加算器の演算結果だけシフトさせて現在ビットに対するバリューパラメタを生成する第2シフトレジスタとで構成されることを特徴とする。
本発明の内容基盤適応的二進算術デコーダは、再正規化過程を条件比較を実行せず一度に処理することで、デコーディング時、遅延時間を減らすことができる。また、本発明の内容基盤適応的二進算術デコーダは多くのビットのデコーディング動作をパイプラインで実現することで、より速いデコーディング動作を可能にし、この際発生し得るデコーディング誤謬を遮断することができる。
以下、実施形態を示す図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
図3は本発明で提案するパイプライン方式のCABACデコーディング過程を示す図である。図3を参照すると、本発明では一つのビットに対してコンテクスト選択、デコーディング及び逆二進化過程を実行し、同時に次のビットに対してもこのような過程を連続的に実行する。さらに詳細に説明すると、第1クロックサイクルcc1で第1ビットbin1に対するコンテクストを選択し、第2クロックサイクルcc2では第1クロックサイクルcc1で選択されたコンテクストを利用して第1ビットbin1に対するデコーディングを実行する。これと同時に、第2クロックサイクルcc2では第2ビットbin2に対するコンテクスト選択を実行する。そして、第3クロックサイクルcc3では符号解読された第1ビットbin1に対する逆二進化を実行し、同時に第2ビットbin2に対するデコーディング動作と第3ビットbin3に対するコンテクスト選択とを実行する。
以上のように、本発明では一つのビットに対するコンテクスト選択 、‘1’ビットデコーディング及び逆二進化を実行し、同時に次のビットに対しても前記のようなデコーディング動作を実行する。すなわち、全体デコーディング過程をパイプラインで実現して高速のデコーディング動作を実行する。しかし、上述の従来技術で言及したように、各シンタックスエレメントは可変的な長さを有するので、一つのビットに対する逆二進化過程が完全に終わるまでは該当のシンタックスエレメントのすべてのビットに対するデコーディングが終了したか否かが分からない。したがって、図3のようにCABACデコーディング過程をパイプラインで実行する場合、一つのシンタックスエレメントが終わるとき、次のシンタックスエレメントに含まれる一番目の一ビットが誤ったコンテクスト選択によって符号解読される誤謬が発生する。例えば、図3で第3ビットbin3が該当のシンタックスエレメントの最終であると仮定すれば、第4ビットbin4に対するコンテクスト選択は新しいシンタックスエレメントによって成り立たなければならない。しかし、図3のように、パイプラインでCABACデコーディングを実行する場合、第3ビットbin3に対する逆二進化が完了する以前に第4ビットbin4に対するコンテクスト選択が行われる。したがって、第4ビットbin4が第3ビットbin3と同一のシンタックスエレメントという仮定下で第4ビットに対するコンテクスト選択が実行される。これは結果的に第4ビットすなわち、次のシンタックスエレメントの一番目の一ビットが誤ったコンテクスト選択によって符号解読される誤謬を発生させる。これは一ビットに対するデコーディング誤謬ではなく、以後のすべてのビットのデコーディング結果が誤る問題をもたらす。なぜなら、第4ビットに対するデコーディング結果がデコーダにアップデートされ、アップデートされた第4ビットのデコーディング結果を有し、次のビットに対するコンテクスト選択及びデコーディングが実行されるためである。
図4は本発明のデコーディング動作を示すフローチャートである。図4に示したように、本発明では前記のような誤謬を防止するために該当のシンタックスエレメントの最後のビットに対する逆二進化が終われば、最後のビットに対するデコーディング結果でデコーディングパラメタをアップデートする。すなわち、図3で第3ビットの逆二進化動作まで完了したとき、たとえ第4ビットに対するデコーディングによって新しいデコーディングパラメタが既に生成されたが、このデコーディングパラメタは無視して、第3ビット(すなわち、一シンタックスエレメントの最後のビット)に対するデコーディングパラメタをCABACデコーダのレジスタにアップデートすることで、以後の他のシンタックスエレメントに含まれたビットに対するデコーディング誤謬を防止する。
以下、図4を参照して本発明で提案するCABACデコーディング過程をより詳細に説明する。まず、ビット別コンテクスト選択(段階S402)、‘1’ビットデコーディング(段階S404)及び逆二進化過程(段階S406)は図2に示した従来の一般的なデコーディング過程と同一であるので、これに対する説明は省略する。ただ、本発明では各々のビットに対して前記段階が図3に示したようにパイプラインで実行される。以後の過程において、一つのビットに対する逆二進化過程が終われば、その際、該当のビットがシンタックスエレメントの最後のビットであるか否かを判別する(段階S408)。もし、現在逆二進化が実行されるビットが一シンタックスエレメントの最後のビットであれば、次のビットすなわち、他のシンタックスエレメントの一番目のビットに対するデコーディングによって新たに生成されたデコーディングパラメタは無視して、最後のビットに対するデコーディングによって生成されたコンテクスト、レンジ及びバリューパラメタでデコーダのデコーディングパラメタを再設定する(段階S410)。もし、現在逆二進化されたビットがシンタックスエレメントの最後のビットではなければ、現在デコーディングが実行されたビットのコンテクストとデコーディングインターバルパラメタ(例えば、レンジ及びバリューパラメタ)とでデコーダのデコーディングパラメタをアップデートする(段階S412)。このために、 逆二進化段階では現在デコーディングが実行中であるビットの以前ビットに対するデコーディングパラメタをラッチ(latch)して以前ビットがシンタックスエレメントの最後のビットの場合、ラッチしたデコーディングパラメタをデコーダのレジスタに再び戻して再設定する。
図5は図4のようなパイプライン構造のデコーディング動作を実行する本発明のCABACデコーダの一実施形態を示すブロック図である。図5を参照すると、本発明のCABACデコーダはコンテクスト選択部502、算術デコーダ部504、逆二進化部506、制御部508及びレジスタ部510で構成され、コンテクスト選択部502、算術デコーダ部504及び逆二進化部506は一つのパイプラインで構成される。
コンテクスト選択部502は、外部から一サイクルに一つずつ入力されるシンタックスエレメントインジケータ信号SE、xとビットインデックスk及び以前ビットのデコーディングによって生成されたデコーディングパラメタDCP_Pのうちの一部DCP_P2を利用して内部レジスタに貯蔵されている複数のコンテクストのうちの一つCTX_Aを選択し、これを算術デコーダ部504に入力する。
算術デコーダ部504は外部のストリームバッファから入力されるビットストリーム(bit stream)に対してコンテクスト選択部502から入力されるコンテクストCTX_Aに従って1ビット単位でデコーディングを実行する。算術デコーダ部504は符号解読された二進値bin_vを逆二進化部506に出力し、デコーディング過程で生成されたデコーディングパラメタDCP_Nを制御部508に出力する。この際、算術デコーダ部504は以前ビットのデコーディング過程で生成されたデコーディングパラメタDCP_Pのうちの一部DCP_P1を利用して現在ビットに対するデコーディングを実行する。
逆二進化部506は算術デコーダ部504から入力される二進値bin_vを利用して逆二進化を実行して元のシンタックスエレメントSE_Vを復元する。一方、逆二進化部506による逆二進化過程で該当のビットがシンタックスエレメントの最後のビットであるか否かが判別される。逆二進化部506は現在逆二進化が実行されたビットがシンタックスエレメントの最後のビットであるか否かを示す最終ビットインジケータ信号Last_binを生成する。
制御部508は逆二進化部506からの最終ビットインジケータ信号Last_binに応答して算術デコーダ部504から入力されるデコーディングパラメタDCP_Nとレジスタ部510から入力される以前ビットすなわち、現在逆二進化が実行中であるビットのデコーディングパラメタDCP_Pのうちの一つを選択してレジスタ部510に出力する。
レジスタ部510は制御部508から入力されるデコーディングパラメタを貯蔵し、貯蔵されたデコーディングパラメタをコンテクスト選択部502、算術デコーダ部504及び制御部508に出力する。
一方、制御部508は最終ビットインジケータ信号Last_binに従って現在逆二進化が実行中であるビットが一シンタックスエレメントの最後のビットであれば、レジスタ部510から入力される以前ビットすなわち、最後のビットのデコーディングパラメタがレジスタ部510に再設定されるようにする。もし、現在逆二進化が実行中であるビットが一シンタックスエレメントの最後のビットでなければ、算術デコーダ部504から入力される新しいデコーディングパラメタDCP_Nがレジスタ部510に貯蔵されるようにする。一方、レジスタ部510からコンテクスト選択部502に入力されるデコーディングパラメタDCP_P2は、以前ビットのコンテクストとコンテクストインデックスとであり、レジスタ部510から算術デコーダ部504に入力されるデコーディングパラメタDCP_P1は、以前ビットのデコーディングインターバルパラメタ(例えば、レンジ及びバリューパラメタ)である。
図6は図4のようなデコーディング動作を実行する本発明のCABACデコーダに対するさらに他の実施形態を示す図である。図6に示したCABACデコーダは、図5と同様に大きく、コンテクスト選択部610、算術デコーダ部620、逆二進化部630、レジスタ部640、および制御部650に分けることができる。
コンテクスト選択部610は、外部から一サイクルに一つのビットに対して一つずつ入力されるシンタックスエレメントインジケータ信号SE、x及びビットインデックスkに従って現在ビットに対するコンテクストインデックスCTX_Idxを生成するコンテクストインデックス生成器612と、複数のコンテクストを貯蔵するレジスタ614と、生成されたコンテクストインデックスCTX_IdxによってレジスタからのコンテクストCTX_Aを算術デコーダ部620に入力する第1制御回路616と、で構成される。第1制御回路616はマルチプレクサ回路を利用して実現することができ、レジスタ614は以前ビットのコンテクストに従って貯蔵されたコンテクストのうちの一つを選択して第1制御回路616に出力する。
算術デコーダ部620はコンテクスト選択部610から入力されるコンテクストCTX_Aとレジスタ部から入力される以前ビットに対するデコーディングパラメタrange_P、 value_Pとを利用して外部のストリームバッファから入力されるビットストリーム形態の圧縮データを一サイクルに一ビットずつ符号解読して符号解読された二進値bin_vを逆二進化部630に入力する。そして、算術デコーダ部620はコンテクスト選択部610からのコンテクストCTX_A、以前ビットのレンジパラメタrange_P及びバリューパラメタvalue_Pを利用して現在ビットに対するデコーディングを実行する過程で新しいコンテクストCTX_N、レンジ及びバリューパラメタrange_N、value_Nを生成する。一方、図5及び図6で、算術デコーダ部504/620は複雑な演算過程を通じてビット別デコーディングを実行するが、下記のプログラム文章は一般的な内容基盤適応的二進算術デコーダによってデコーディング過程で実行されるプログラムコードの一部である。
======================================================================
Modified_QM Coder_decoderstate、 MPS、 range、 value
(1) Set bit = MPS
(2) Set rLPS = rLPS_table_64×4[state][range>>6&3]
(3)Set range = range - rLPS
(4) if value < range then Set state = AC_next_state_MPS_64[state]
else Set value = value - range
Set range = rLPS、 Set bit = !bit
if state == 0 then Set MPS =1 - MPS
Set state = AC_next_state_LPS_64[state]
(5)Set while range ≦2b-2 do
Set range =2*range and value =2*value + read_one_bit
=======================================================================
上記プログラムコードで(5)の部分が従来技術で言及した可変的な回数で発生することによって全体演算時間の遅延を発生させる再正規化過程に該当する。すなわち、while文の特定条件を満足させるまで(5)の再正規化過程が可変的な回数で繰り返されることによって、全体演算時間が遅延するようになる。もし、上記(5)の再正規化部分をwhile文を使用せずに実現することができるとすれば、このような演算時間の遅延を減らすことができる。このために、上記(5)の部分をwhile文を使用せず、下記の [数1]のように変形することができる。
[数1]
(5−1)x=log(2b−2/range)+1=b−1−round(logrange)
(5−2)range=range <<xand value << x + read_x_bit()(ただ、bは定数)
上記の [数1]のxは次のように定義することができる。入力されるレンジ(range)パラメタを何回かシフトする場合、b番目以上で“1”が一つだけ出るかに対する演算結果を意味する。しかし、上記の[数1]の(5−1)部分はログ(log)と「/」とが含まれていて、実際(5−1)部分をそのままハードウェアで実現することは難しい。
図7は、図5及び図6に示した本発明の算術デコーダ部で、再正規化過程を実行する再正規化器の実施形態を示す図である。図7を参照すると、再正規化器700は第1ビット検出器702、第2ビット検出器704、加算器706、第1シフトレジスタ708及び第2シフトレジスタ710で構成される。第1ビット検出器702はレジスタ部から入力される以前ビットのレンジパラメタrange_Pでb番目のビット以下で‘1’がただ一つの場合は“1”を出力し、‘1’が多数個の場合は“0”を出力する。これは以前ビットのレンジパラメタrange_Pに対して2ビットずつANDとOR演算を通じて実現することができる。このような第1ビット検出器702は図に詳細に図示しないが、ANDゲートとORゲートとを利用して実現することができることは当業者であれば自明な事項に該当する。
第2ビット検出器704はレジスタ部640で入力される以前ビットのレンジパラメタrange_Pで‘1’が初めて出るのが何番目のビットであるかを検出する。これは、優先順位エンコーダ(priority encoder)で実現することができる。
加算器706は第1ビット検出器702の出力と第2ビット検出器704の出力とに対する加算を実行する。そして、加算器による演算結果は第1シフトレジスタ708と第2シフトレジスタ710とに入力される。加算器706の演算結果は上の[数1]でx値に該当する。
第1シフトレジスタ708はレジスタ部で入力される以前ビットのレンジパラメタrange_Pを加算器706からの演算結果xだけ左にシフトさせた新しいレンジパラメタrange_Nを出力する。
第2シフトレジスタ710はレジスタ部で入力される以前ビットのバリューパラメタvalue_Pと外部のストリームバッファで入力されるビットストリームbit stream[31:0]とを加算器706からの演算結果xだけ左にシフトして新しいバリューパラメタvalue_Nを生成する。
以上のように再正規化器700はレジスタ部から入力される以前ビットのレンジ及びバリューパラメタrange_P、 value_Pと外部のストリームバッファから入力されるビットストリーム(bit stream)とを利用して新しいレンジ及びバリューパラメタrange_N、 value_Nを生成する。この過程で再正規化器700は前記プログラムコードの(5)部分のように条件を満足するまでシフト動作を繰り返して実行せず、図7のようなハードウェア構成を通じてただ一度で再正規化過程を処理することでデコーディング過程の遅延時間を減らす。算術デコーダ部はH.264標準に基づいて多様な動作を実行する。
逆二進化部630は、算術デコーダ部620から順次に入力される符号解読された二進値bin_vを利用して元のシンタックスエレメントSE_Vを復元して、入力される二進値bin_vが該当のシンタックスエレメントの最後のビットであるか否かを判別して、コンテクスト選択動作とアップデートされるデコーディングパラメタとを選択することができる最終ビットインジケータ信号Last_binを生成する。
制御部640は、逆二進化部630からの制御信号Last_binに従ってレジスタ部650から入力される以前ビットのパラメタCTX_P、CTX_Idx_P、range_P、value_Pと算術デコーダ部620とコンテクスト選択部610から入力される現在ビットのパラメタCTX_N、CTX_Idx_N、range_N、value_Nのうちの一つを選択してレジスタ部650に入力する。そして、レジスタ部650から入力される以前ビットのコンテクストインデックスCTX_Idx_Pに従って以前ビットのコンテクストCTX_Pをコンテクスト選択部610に入力する。これを実現するための具体的な実施形態として制御部640は図6に示したように複数のマルチプレクサ回路642、644、646、648で実現することができる。図6を参照すると、制御部640の第1マルチプレクサ回路642は、算術デコーダ部620から入力される現在ビットに対するデコーディングパラメタrange_N、value_N、レジスタ部650のデコーディングインターバルパラメタレジスタ652から入力される以前ビットに対するレンジ及びバリューパラメタrange_P、value_Pのうちの一つを逆二進化部630からの最終ビットインジケータ信号Last_binに従って選択して、デコーディングインターバルパラメタレジスタ652に入力する。すなわち、第1マルチフレクサ回路642は、逆二進化部630によって現在逆二進化が実行されたビットが該当のシンタックスエレメントの最後のビットであれば、デコーディングインターバルパラメタレジスタ652から入力される以前ビットのレンジ及びバリューパラメタrange_P、value_Pが再びデコーディングインターバルパラメタレジスタ652に再設定されるように制御する。一方、現在逆二進化が実行されたビットが該当のシンタックスエレメントの最後のビットではなければ、算術デコーダ部620から入力される現在ビットに対するレンジ及びバリューパラメタrange_N、value_Nがデコーディングインターバルパラメタレジスタ652に貯蔵されるように制御する。
制御部640の第2マルチプレクサ回路644は、レジスタ部650のインデックスレジスタ654から入力される以前ビットのコンテクストインデックスCTX_Idx_Pとコンテクスト選択部610から入力される現在ビットのコンテクストインデックスCTX_Idx_Nのうちの一つを逆二進化部630からの最終ビットインジケータ信号Last_binに従って選択し、選択されたコンテクストインデックスをインデックスレジスタ654に貯蔵する。第2マルチプレクサ回路644も第1マルチプレクサ回路642と同様に現在逆二進化が実行されたビットが該当のシンタックスエレメントの最後のビットであれば、レジスタ部650のインデックスレジスタ654から入力される以前ビットに対するコンテクストインデックスCTX_Idx_Pが再びインデックスレジスタ654に再設定されるように制御し、現在逆二進化が実行されたビットが該当のシンタックスエレメントの最後のビットではなければ、コンテクスト選択部610から入力される現在ビットに対するコンテクストインデックスCTX_Idx_Nがインデックスレジスタ654に貯蔵されるように制御する。
制御部640の第3マルチプレクサ回路646は、算術デコーダ部620から入力される現在ビットのコンテクストCTX_Nとコンテクストレジスタ656から入力される以前ビットのコンテクストCTX_Pのうちの一つを、逆二進化部630からの最終ビットインジケータ信号Last_binに従って選択してコンテクストレジスタ656に貯蔵する。すなわち、第3マルチプレクサ回路646は、現在逆二進化が実行されたビットが該当のシンタックスエレメントの最後のビットであれば、コンテクストレジスタ656から入力される以前ビットのコンテクストCTX_Pが再びコンテクストレジスタ656に貯蔵されるように制御し、現在逆二進化が実行されたビットが該当のシンタックスエレメントの最後のビットではなければ、算術デコーダ部620から入力される現在ビットに対するコンテクストCTX_Nがコンテクストレジスタ656に貯蔵されるようにする。
制御部640の第4マルチプレクサ回路648は、インデックスレジスタ654から入力される以前ビットのコンテクストインデックスCTX_Idx_Pに従ってコンテクストレジスタ648からの以前ビットに対するコンテクストCTX_Pをコンテクスト選択部610に入力する。
レジスタ部650は、現在デコーディングが実行されるビットの以前ビットに対するデコーディングパラメタを各々貯蔵する複数個のレジスタで構成される。これを図6を参照してより詳細に説明すると、レジスタ部650はデコーディングインターバルパラメタレジスタ652、インデックスレジスタ654及びコンテクストレジスタ656で構成される。
デコーディングインターバルレジスタ652は、制御部640の第1マルチプレクサ回路642から入力されるデコーディングパラメタを貯蔵し、算術デコーダ部620によってデコーディングが実行されるとき、貯蔵デコーディングパラメタを算術デコーダ部620と制御部640とに出力する。すなわち、デコーディングインターバルパラメタレジスタ652は現在デコーディングされるビットの以前ビットに対するデコーディングパラメタrange_P、value_Pを貯蔵し、算術デコーダ部620によって現在ビットに対するデコーディングが実行されるとき、貯蔵された以前ビットのデコーディングパラメタrange_P、value_Pを算術デコーダ部620と制御部640の第1マルチプレクサ回路642とに出力する。
インデックスレジスタ654は、制御部640の第2マルチプレクサ回路644から入力されるコンテクストインデックスを貯蔵し、算術デコーダ部620によって新しいビットに対するデコーディングが実行されるとき、貯蔵コンテクストインデックスCTX_Idx_Pを第2マルチプレクサ回路644及び第4マルチプレクサ回路648に出力する。 すなわち、インデックスレジスタ654は、現在デコーディングされるビットの以前ビットに対するコンテクストインデックスCTX_Idx_Pを貯蔵し、算術デコーダ部620によって現在ビットに対するデコーディングが実行されるとき、貯蔵された以前ビットのコンテクストインデックスCTX_Idx_Pを第2マルチプレクサ回路644の入力として、そして第4マルチプレクサ回路648の制御信号として入力する。
コンテクストレジスタ656は、第3マルチプレクサ回路646から入力されるコンテクストを貯蔵し、算術デコーダ部620によって新しいビットに対するデコーディングが実行されるとき、貯蔵コンテクストCTX_Pを第3マルチプレクサ回路646及び第4マルチプレクサ回路648に出力する。
一方、H.264/AVC標準では、シンタックスエレメントの種類に従ってMPS及び LPSの確率が同一である場合、コンテクスト選択過程を経ないでバイパスデコーダ(Bypass decoder)を利用してデコーディングを実行する。このようなシンタックスエレメントの場合、デコーディング時、コンテクストが必要ではなく、デコーディング時の演算式が簡単なので、多くのビットを一回にデコーディングすることができる。また、バイパスモードの場合、エンコーディング時、二進化スキーム(binarization scheme)がエクスポネンシャルゴロムコード(Exp−Golomb Code)になっていて、逆二進化も一度に多くのビットに対して実行することができる。このようなバイパスデコーダでも、前記のような本発明のデコーディング方法を適用することができる。すなわち、複数のビットに対するデコーディングを実行している途中、該当のシンタックスエレメントの最後のビットが符号解読されれば、この最後のビットに対するデコーディングパラメタrange、valueにアップデートして、ストリップバッファから読み出すビットオフセットを変更することにして、一サイクルに多くのビットを符号解読することが可能である。図8は4ビットずつ同時にデコーディングと逆二進化とを実行する内容基盤適応的二進算術デコーダでのデコーディング過程を示す図である。図8に示したように、一つのサイクルで同時に4ビットずつデコーディングが実行する。また、逆二進化過程も一サイクルに4ビットずつ実行する。そして、図3乃至図6に示したデコーディング方法を応用して逆二進化が実行される4ビットのうちの該当のシンタックスエレメントの最後のビットが検出されれば、その最後のビットに対するデコーディングパラメタが次のシンタックスエレメントの一番目のビットに対するデコーディング時使用されるようにアップデートすることで、以後の他のシンタックスエレメントに含まれるビットに対するデコーディング誤謬を防止することができる。
図9は図8のように、複数のビットに対して同時にデコーディング及び逆二進化を実行するマルチビットデコーダの実施形態を示す図である。図9では一サイクルに4ビットずつデコーディングと逆二進化とを実行するマルチビットデコーダを示す。図9を参照すると、マルチビットデコーダは複数のデコーダで構成されたデコーダ部900とマルチビット逆二進化部910とで構成される。
デコーダ部900は、4個の算術デコーダ902、904、906、908のチェーンで構成される。第1デコーダ902は、外部から同時に入力される複数のビットのうちの一番目のビットbin0、bin4、..に対するデコーディングを実行する。第2デコーダ904は、第1デコーダ902、二番目のビットbin1、 bin5、...に対するデコーディングを実行する。第3デコーダ906は、三番目のビットbin2、bin3、...に対するデコーディングを実行する。第4デコーダ908は、四番目のビットbin3、 bin7、…に対するデコーディングを実行する。
第1デコーダ902は、四つのビットのうちの一番目のビットに対するデコーディングを実行して符号解読された二進値bin_v1をマルチビット逆二進化部910に入力する。そして、デコーディング時生成されたデコーディングパラメタrange_N1、value_N1を第2デコーダ904に入力する。
第2デコーダ904は、第1デコーダ902から入力されるデコーディングパラメタrange_N1、 value_N1を利用して、四つのビットのうちの二番目のビットに対するデコーディングを実行して符号解読された二進値bin_v2をマルチビット逆二進化部910に入力する。そして、デコーディング過程で生成された新しいデコーディングパラメタrange_N2、 value_N2を第3デコーダ906に入力する。
第3デコーダ906は、第2デコーダ904から入力されるデコーディングパラメタrange_N2、value_N2を利用して、四つのビットのうちの三番目のビットに対するデコーディングを実行し、符号解読された二進値bin_v3をマルチビット逆二進化部910に入力する。そして、デコーディング過程で生成された新しいデコーディングパラメタrange_N3、value_N3を第4デコーダ908に入力する。
第4デコーダ908は、第3デコーダ906から入力されるデコーディングパラメタrange_N3、value_N3を利用して、四つのビットのうちの四番目のビットに対するデコーディングを実行し、符号解読された二進値bin_v4をマルチビット逆二進化部910に入力する。そして、デコーディング過程で生成された新しいデコーディングパラメタrange_N4、value_N4を第1デコーダ902に入力する。
以上、第1乃至第4デコーダ902、904、906、908によるデコーディング動作は上述したように、バイパスモードでのデコーディング時、演算式が簡単なので、速い演算が可能であり、一サイクルで行われる得る。
マルチビット逆二進化部910は、第1乃至第4デコーダ902、904、906、908から入力される符号解読された二進値bin_v1、bin_v2、bin_v3、bin_v4を逆二進化して該当のシンタックスエレメントSE_Vを生成し、第1乃至第4デコーダ902、904、906、908から入力される二進値が該当のシンタックスエレメントの最後のビットであるか否かを各々判別して最後のビットの場合、最後のビットのデコーディングによって生成されたデコーディングパラメタを第1デコーダ902にアップデートして入力するように制御信号Last_binを生成する。例えば、三番目のビットbin2が該当のシンタックスエレメントの最後のビットの場合、第3デコーダ906で出力されるデコーディングパラメタrange_N3、value_N3を第1デコーダ902に戻してアップデートする。このような過程を通じて、次のシンタックスエレメントに含まれたビットのデコーディング誤謬を防止することができる。
以上、本発明の内容基盤適応的二進算術デコーダに対して実施形態を通じて詳細に説明したが、これは一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な変化及び応用が可能である。
H.264標準によるCABAC(Context−based Adaptive Binary Arithmetic Coding)に基づいたデータ圧縮過程を示す図である。 H.264標準によるCABACに基づいたデータ復元過程を示すフローチャートである。 本発明によるデコーディング過程のパイプライン構造の例を概略的に示す図である。 本発明によるデコーディング方法の実施形態を示すフローチャートである。 本発明によるデコーダの実施形態を示す図である。 本発明によるデコーダの他の実施形態を示す図である。 図5及び図6に示したデコーダで使用される再正規化器の実施形態を示す図である。 本発明によるデコーディング方法の他の実施形態を示す図であり、複数のビットずつ同時にデコーディングと逆二進化とを実行するデコーディング方法を示す図である。 本発明によるデコーダのまた他の実施形態を示す図であり、複数のビットに対して同時にデコーディング及び逆二進化を実行するデコーダを示す図である。

Claims (35)

  1. 以前に生成されたデコーディングパラメタセットを使用して第1の符号解読されたビットと第1セットのデコーディングパラメタとを生成する段階と、
    前記第1セットのデコーディングパラメタを使用して第2の符号解読されたビットと第2セットのデコーディングパラメタとを生成する段階と、
    前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断する段階と、
    前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、次の符号解読されたビットを生成するとき、前記第2セットのデコーディングパラメタを無視する段階とを含むことを特徴とする二進算術デコーディング方法。
  2. 前記第1及び第2の符号解読されたビットを生成する段階及び前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断する段階は、パイプライン処理され、前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断する段階は、前記第2の符号解読されたビット及び前記第2セットのデコーディングパラメタを生成する段階と同時に実行されるか、前記第2の符号解読されたビット及び前記第2セットのデコーディングパラメタを生成した後に実行されることを特徴とする請求項1に記載の二進算術デコーディング方法。
  3. 前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、次の符号解読されたビットを生成するとき、前記第2セットのデコーディングパラメタを無視する段階は、前記次の符号解読されたビットを生成するとき、前記第2の符号解読されたビットの生成時決められたコンテクスト及びデコーディングインターバルパラメタを使用しない段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の二進算術デコーディング方法。
  4. 前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、前記第1セットのデコーディングパラメタからのデコーディングインターバルパラメタを使用して第3の符号解読されたビットを生成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の二進算術デコーディング方法。
  5. 前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断する段階は、前記第1の符号解読されたビットの逆二進化を実行する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の二進算術デコーディング方法。
  6. 前記第1及び第2セットのデコーディングパラメタは、各々第1及び第2のコンテクスト及び各々第1及び第2のデコーディングインターバルパラメタを含むことを特徴とする請求項1に記載の二進算術デコーディング方法。
  7. 前記第1及び第2のデコーディングインターバルパラメタは、各々第1及び第2セットのバリュー及びレンジパラメタを含むことを特徴とする請求項6に記載の二進算術デコーディング方法。
  8. 以前に生成されたデコーディングパラメタを使用して第1の符号解読されたビット及び第1セットのデコーディングパラメタを生成する段階及び/または前記第1セットのデコーディングパラメタを使用して第2の符号解読されたビット及び第2セットのデコーディングパラメタを生成する段階は、前記第1セットのレンジ及びバリューパラメタ及び/または前記第2セットのレンジ及びバリューパラメタの逆二進化を実行する段階を含むことを特徴とする請求項7に記載の二進算術デコーディング方法。
  9. 前記第1セットのレンジ及びバリューパラメタ及び/または前記第2セットのレンジ及びバリューパラメタの逆二進化を実行する段階は、
    第1のレンジパラメタの下位bビットのうちの二進数“1”の個数を示す第1の二進値を生成する段階と、
    前記第1のレンジパラメタの最下位ビットを基準に二進数“1”が見えるビット位置を示す第2の二進値を生成する段階と、
    前記第1及び第2の二進値の和を生成する段階と、
    前記第1及び第2の二進値の和だけ前記第1のレンジパラメタに対するシフトを実行して第2のレンジパラメタを生成する段階と、
    前記第1及び第2の二進値の和だけ第1のバリューパラメタに対するシフトを実行して第2のバリューパラメタを生成する段階とを含むことを特徴とする請求項8に記載の二進算術デコーディング方法。
  10. 以前に生成されたセットのデコーディングパラメタを使用して第1の符号解読されたビット及び第1セットのデコーディングパラメタを生成する段階は、第1の複数の符号解読されたビット及び第1の複数セットのデコーディングパラメタを含み、
    前記第1セットのデコーディングパラメタを使用して第2の符号解読されたビット及び第2セットのデコーディングパラメタを生成する段階は、第2の複数の符号解読されたビット及び第2の複数セットのデコーディングパラメタを含み、
    前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判別する段階は、前記第1の複数の符号解読されたビットのうちの一つがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判別する段階を含み、
    前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、次の符号解読されたビットを生成するとき、前記第2セットのデコーディングパラメタを無視する段階は、前記第1の複数の符号解読されたビットのうちの一つがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、次の符号解読されたビットを生成するとき、前記第2の複数セットのデコーディングパラメタのうちの少なくとも一つを無視する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の二進算術デコーディング方法。
  11. 前記第1及び第2の複数の符号解読されたビットを生成する段階及び前記第1の複数の符号解読されたビットのうちの一つがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断する段階は、パイプライン処理されて、前記第1の複数の符号解読されたビットのうちの一つがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断する段階は、前記第2の複数の符号解読されたビット及び前記第2の複数セットのデコーディングパラメタを生成する段階と同時に実行されるか、前記第2の符号解読されたビット及び前記第2の複数セットのデコーディングパラメタを生成した後に実行されることを特徴とする請求項10に記載の二進算術デコーディング方法。
  12. 前記セットのデコーディングパラメタの各々はデコーディングインターバルパラメタを含むことを特徴とする請求項11に記載の二進算術デコーディング方法。
  13. 前記セットのデコーディングパラメタの各々はバリューパラメタ及びレンジパラメタを含むことを特徴とする請求項12に記載の二進算術デコーディング方法。
  14. 前記セットのデコーディングパラメタの各々はコンテクストを含まないことを特徴とする請求項10に記載の二進算術デコーディング方法。
  15. 前記第1の符号解読されたビットから前記シンタックスエレメントを復元する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の二進算術デコーディング方法。
  16. 符号化されたビットストリームからシンタックスエレメントを復元するように構成された二進算術デコーダを含み、
    前記二進算術デコーダは以前に生成されたセットのデコーディングパラメタを使用して第1の符号解読されたビットと対応する第1セットのデコーディングパラメタを生成するように、そして前記第1セットのデコーディングパラメタを使用して第2の符号解読されたビットと対応する第2セットのデコーディングパラメタを生成するように構成され、
    前記二進算術デコーダは前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断するように、そして前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、次の符号解読されたビットを生成するとき、前記第2セットのデコーディングパラメタを無視するように構成されることを特徴とする二進算術デコーディング装置。
  17. 前記二進算術デコーダはパイプライン方式で前記第1及び第2の符号解読されたビットを生成するように、そして前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断するように構成され、前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断する動作と前記第2の符号解読されたビット及び前記第2セットのデコーディングパラメタを生成する動作が同時に実行されるか、前記第2の符号解読されたビット及び前記第2セットのデコーディングパラメタを生成する動作の後に実行されることを特徴とする請求項16に記載の二進算術デコーディング装置。
  18. 前記二進算術デコーダはCABACデコーダを含み、
    前記CABACデコーダは、前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、前記次の符号解読されたビットを生成するとき、前記第2の符号解読されたビットの生成時決められたコンテクスト及びデコーディングインターバルパラメタを使用しないように構成されることを特徴とする請求項16に記載の二進算術デコーディング装置。
  19. 前記CABACデコーダは、前記第1の符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、前記第1セットのデコーディングパラメタからのデコーディングインターバルパラメタを使用して第3の符号解読されたビットをさらに生成するように構成されることを特徴とする請求項18に記載の二進算術デコーディング装置。
  20. 前記第1及び第2セットのデコーディングパラメタは、各々第1及び第2のコンテクスト及び各々第1及び第2のデコーディングインターバルパラメタを含むことを特徴とする請求項18に記載の二進算術デコーディング装置。
  21. 前記CABACデコーダは、
    コンテクストとデコーディングインターバルパラメタとを貯蔵するように構成されたレジスタ部と、
    前記レジスタ部からのコンテクストを受け入れるように、前記受け入れられたコンテクストを貯蔵するように、そしてシンタックスエレメントインジケータ信号に応答して前記貯蔵されたコンテクストを選択するように構成されるコンテクスト選択部と、
    前記コンテクスト選択部からの前記選択されたコンテクストを受け入れるように、データストリームを受け入れて前記選択されたコンテクスト及び前記受け入れられたデコーディングインターバルパラメタに従って符号解読されたビットを生成するように、そして各符号選択されたビットに対するコンテクスト及びデコーディングインターバルパラメタの各セットを生成するように構成される算術デコーダ部と、
    前記符号解読されたビットを受け入れるように、前記符号解読されたビットをシンタックスエレメントに変更するように、そして前記符号解読されたビットがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを示す最終ビットインジケータ信号を生成するように構成される逆二進化部と、
    各符号解読されたビット及び前記最終ビットインジケータ信号に対応して前記生成されたセットのコンテクスト及びデコーディングインターバルパラメタを受け入れるように、そして前記最終ビットインジケータ信号に応答して前記コンテクスト及び前記デコーディングインターバルパラメタを前記レジスタ部に貯蔵するように構成される制御部とを含むことを特徴とする請求項20に記載の二進算術デコーディング装置。
  22. 前記第1及び第2セットのデコーディングパラメタは、各々第1及び第2セットのレンジ及びバリューパラメタを含み、前記算術デコーダは前記第1セットのレンジ及びバリューパラメタ及び/または前記第2セットのレンジ及びバリューパラメタを再正規化するように構成される再正規化器を含むことを特徴とする請求項21に記載の二進算術デコーディング装置。
  23. 第1のレンジパラメタの下位bビットのうちの二進数“1”の個数を示す第1の二進値を生成するように構成される第1検出器と、
    前記第1のレンジパラメタの最下位ビットを基準に二進数“1”が見えるビット位置を示す第2の二進値を生成するように構成される第2検出器と、
    前記第1及び第2の二進値の和を生成するように構成される加算器と、
    前記第1及び第2の二進値の和だけ前記第1のレンジパラメタに対するシフトを実行して第2のレンジパラメタを生成するように構成される第1シフトレジスタと、
    前記第1及び第2の二進値の和だけ第1のバリューパラメタに対するシフトを実行して第2のバリューパラメタを生成するように構成される第2シフトレジスタとを含むことを特徴とする請求項22に記載の二進算術デコーディング装置。
  24. 前記再正規化器は、数学式x=log(2b−2/range)+1=b−1−round(logrange)(ここで、bは定数であり、rangeは第1のレンジパラメタ)に従って、前記第1のレンジパラメタ及び前記第1のバリューパラメタをxビットだけシフトさせることで前記第2のレンジパラメタ及び前記第2のバリューパラメタを生成することを特徴とする請求項23に記載の二進算術デコーディング装置。
  25. 前記コンテクスト選択部は第1のシンタックスエレメントインジケータ信号に応答して第1のコンテクストインデックスを生成するように、そして第2シンタックスエレメントインジケータ信号に応答して第2のコンテクストインデックスを生成するように構成され、
    前記制御部は前記最終ビットインジケータ信号に応答して前記第1のコンテクストインデックスまたは前記第2のコンテクストインデックスを前記レジスタ部に選択的に提供するように構成され、
    前記算術デコーダ部は前記第1の符号解読されたビットに対する第1のコンテクスト及び第1セットのデコーディングインターバルパラメタを生成するように、そして前記第2の符号解読されたビットに対する第2のコンテクスト及び第2セットのデコーディングインターバルパラメタを生成するように構成され、
    前記レジスタ部は
    前記制御部から受け入れたデコーディングインターバルパラメタを貯蔵するように、そして前記貯蔵されたデコーディングインターバルパラメタを前記算術デコーダ部に提供するように構成されるデコーディングインターバルレジスタと、
    前記制御部から受け入れられたコンテクストを貯蔵するように構成されるコンテクストレジスタと、
    前記制御部から受け入れられたコンテクストインデックスを貯蔵するように構成されるコンテクストインデックスレジスタとを含み、
    前記制御部は
    前記最終ビットインジケータ信号に応答して前記第1セットのデコーディングインターバルパラメタまたは前記第2セットのデコーディングインターバルパラメタのうちの一つを前記デコーディングインターバルレジスタに貯蔵するように構成される第1の制御回路と、
    前記最終ビットインジケータ信号に応答して前記第1のコンテクストまたは前記第2のコンテクストのうちの一つを前記コンテクストレジスタに貯蔵するように構成される前記第2の制御回路と、
    前記最終ビットインジケータ信号に応答して前記第1のコンテクストインデックスまたは前記第2のコンテクストインデックスのうちの一つを前記コンテクストインデックスレジスタに貯蔵するように構成される第3の制御回路と、
    前記コンテクストインデックスレジスタに貯蔵されたコンテクストインデックスに従って前記選択されたコンテクストを前記コンテクスト選択部のコンテクスト貯蔵位置に提供するように構成される第4の制御回路とを含むことを特徴とする請求項21に記載の二進算術デコーディング装置。
  26. 前記二進算術デコーダは第1の複数の符号解読されたビット及び対応する第1の複数セットのデコーディングパラメタを生成するように、そして前記第1セットのデコーディングパラメタを使用して第2の複数の符号解読されたビット及び対応する第2の複数セットのデコーディングパラメタを生成するように構成され、
    前記二進算術デコーダは前記第1の複数の符号解読されたビットのうちの一つがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判別するように、そして前記第1の複数の符号解読されたビットのうちの一つがシンタックスエレメントの最終ビットであれば、次の符号解読されたビットを生成するとき、前記第2の複数セットのデコーディングパラメタのうちの少なくとも一つを無視するように構成されることを特徴とする請求項16に記載の二進算術デコーディング装置。
  27. 前記二進算術デコーダは前記第1及び第2の複数の符号解読されたビットを生成するように、そして前記第1の複数の符号解読されたビットのうちの一つがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断するようにパイプライン方式で構成され、前記第1の複数の符号解読されたビットのうちの一つがシンタックスエレメントの最終ビットであるか否かを判断する動作が、前記第2の複数の符号解読されたビット及び前記第2の複数セットのデコーディングパラメタを生成する動作と同時に実行されるか、前記第2の符号解読されたビット及び前記第2の複数セットのデコーディングパラメタを生成した後に実行されることを特徴とする請求項26に記載の二進算術デコーディング装置。
  28. 前記セットのデコーディングパラメタの各々は、デコーディングインターバルパラメタを含むことを特徴とする請求項26に記載の二進算術デコーディング装置。
  29. 前記セットのデコーディングパラメタの各々は、バリューパラメタ及びレンジパラメタを含むことを特徴とする請求項28に記載の二進算術デコーディング装置。
  30. 前記セットのデコーディングパラメタの各々は、コンテクストを含まないことを特徴とする請求項26に記載の二進算術デコーディング装置。
  31. 前記二進算術デコーダは、
    算術デコーダのチェーンと、
    マルチビット逆二進化器とを含み、
    前記算術デコーダの各々は前記チェーンの次の算数をデコーダでデコーディングパラメタのセットをパスするように構成され、
    前記マルチビット逆二進化器は前記算術デコーダのチェーンから複数の符号解読されたビットを受け入れるように構成されることを特徴とする請求項26に記載の二進算術デコーディング装置。
  32. 前記算術デコーダのチェーン及び前記マルチビット逆二進化器はパイプライン方式で動作して前記第1の複数の符号解読されたビットが前記第2の複数の符号解読されたビットの生成と同時に、または前記第2の複数の符号解読されたビットの生成の後に逆二進化されることを特徴とする請求項31に記載の二進算術デコーディング装置。
  33. 算術的に符号化された入力データストリームから第1のレジンパラメタ及び第1のバリューパラメタを生成するように構成されるデコーダと、
    第1のレンジパラメタの下位bビットのうちの二進数“1”の個数及び前記第1のレンジパラメタの最下位ビットを基準に二進数“1”が見えるビット位置に根拠して、前記第1のレンジ及びバリューパラメタから再正規化された第2のレンジ及びバリューパラメタを生成するように構成されることを特徴とする再正規化器を含む算術デコーダ。
  34. 前記再正規化器は、
    前記第1のレンジパラメタの下位bビットのうちの二進数“1”の個数を示す第1の二進値を生成するように構成される第1検出器と、
    前記第1のレンジパラメタの最下位ビットを基準に二進数“1”が見えるビット位置を示す第2の二進値を生成するように構成される第2検出器と、
    前記第1及び第2の二進値の和を生成するように構成される加算器と、
    前記第1及び第2の二進値の和だけ前記第1のレンジパラメタに対するシフトを実行して第2のレンジパラメタを生成するように構成される第1シフトレジスタと、
    前記第1及び第2の二進値の和だけ第1のバリューパラメタに対するシフトを実行して第2のバリューパラメタを生成するように構成される第2シフトレジスタとを含むことを特徴とする請求項33に記載の算術デコーダ。
  35. 前記再正規化器は、数学式x=log(2b−2/range)+1=b−1−round(logrange)(ここで、bは定数であり、rangeは第1のレンジパラメタ)に従って、前記第1のレンジパラメタ及び前記第1のバリューパラメタをxビットだけシフトさせることで前記第2のレンジパラメタ及び前記第2のバリューパラメタを生成することを特徴とする請求項34に記載の算術デコーダ。
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