JP2006053298A - 画像形成装置 - Google Patents

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幸宏 岡田
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Abstract

【課題】回収された残留トナーを均一にして、回収可能な残留トナー量を増加させる。
【解決手段】中央部にのみ画像が形成された画像パターンを大量に印字すると、中央部付近にのみ残留トナーHが貯まる。このように残留トナーHが均一でないと、残留トナーHの正確な回収量が検知できない。また、残留トナーHはトナー回収ケース58に自然落下して堆積して貯まっていくので、嵩密度が低いので嵩が多い。トナー回収ケース58に微小振動を加える事によって、残留トナーHが均され均一となり、正確な残留トナーの回収量を検知できる。また、微小振動によって、残留トナーHの嵩密度が高まり、残留トナーHの嵩(体積)が減少する。よって、トナー回収ケース58に回収可能な残留トナーH量が増える。また、トナー回収ケース58を小型化できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置の画像形成方式としては、公知の電子写真プロセスを用いたものが知られている。公知の電子写真プロセスは、次のようなプロセスで記録用紙などの記録媒体に画像を形成する。
感光体ドラムを回転させながら、帯電器で感光体ドラムを所定の電位に一様に帯電する。帯電した感光体ドラムを露光し潜像を形成する。この潜像を現像器で現像し、感光体ドラム上にトナー像を形成する。このトナー像は記録用紙に転写され、そして、定着器で記録用紙にトナー像が定着される。転写されずに感光体ドラムに残留した残留トナーは、クリーニング手段で除去され回収ケースに回収される(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−237821号公報
さて、除去された残留トナーは嵩密度が低く、回収ケースに回収した残留トナーは嵩(体積)が多い。このため、回収ケースの容量を有効に活用できていない。
また、例えば、中央部にのみ画像がある画像パターンを印字しつづけると、回収ケースの中央付近のみに残留トナーが貯まり、両端部付近には貯まっていかない。(図7(a)を参考)。あるいは、回収ケースが傾くと残留トナーが一方の端部付近に片寄る。(図6(a)(b)を参考)。このように残留トナーが均一でないと、例えば、残留トナーの回収量が正確に検知されない等の不具合が発生する。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、除去され回収された残留トナーを均一にすると共に、回収ケースに回収可能な残留トナー量を増加させることを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、転写媒体に転写されるトナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段と、前記クリーニング手段によって前記像担持体上から除去された前記残留トナーを回収する回収ケースと、前記回収ケースに回収された前記残留トナーに振動を与える振動手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置は、像担持体がトナー像を担持し、このトナー像は転写媒体に転写される。転写されずに像担持体に残った残留トナーは、クリーニング手段によって除去され、回収ケースに回収されていく。
そして、振動手段によって回収ケースに回収された残留トナーに振動を与える。この振動によって、回収ケースに回収された残留トナーが均されて均一となる。また、残留トナー粒子間の空間が密につまり、嵩が減少するので、回収ケースに回収可能な残留トナー量が増加する。また、このため回収ケースを小型化できる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記振動手段は、前記回収ケースを振動させることを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置は、回収ケースを振動させ、回収された残留トナーに振動を与える。したがって、請求項1と同様の作用を奏す。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記振動手段は、前記回収ケースに貫通した貫通部材と、前記貫通部材を振動させる振動装置と、で構成していることを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置は、回収ケースに貫通した貫通部材を振動装置が振動させる。貫通部材が振動すると回収ケースに回収された残留トナーに貫通部材を介して振動が与えられ、請求項1と同様の作用を奏す。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、回収した前記残留トナーの回収量を検出する検出手段を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の画像形成装置は、振動手段によって回収ケースに回収した残留トナーが均され均一となるので、検出手段は正確な残留トナーの回収量を検出できる。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成において、少なくとも前記像担持体と、前記クリーニング手段と、前記回収ケースと、を備える像担持体ユニットを構成し、前記像担持体ユニットは、画像形成装置本体に着脱可能であることを特徴としている。
請求項5に記載の画像形成装置は、少なくとも像担持体とクリーニング手段と回収ケースとを備える像担持体ユニットを構成し、この像担持体ユニットは画像形成装置本体に着脱可能である。
したがって、像担持体ユニットの着脱の際、回収ケースが傾き、残留トナーが片寄っても、振動手段によって、片寄った残留トナーが均され均一となる。また、像担持体ユニットの各構成部品を一括して交換できるのでメンテナンスが容易である。
以上説明したように本発明によれば、除去され回収された残留トナーが均され均一化すると共に、嵩密度が高くなり嵩が減少するので、回収ケースに回収可能な残留トナー量が増加する。
以下、本発明にかかる画像形成装置を適用した一例として、公知の電子写真プロセスを適用したカラープリンタについて図面を参照して説明する。また、本発明が適用される画像形成装置は、以下で説明するカラープリンタに限らず、モノクロのプリンターであっても良い。また、複写機、ファクシミリ、あるいは、複合機等の画像形成装置であってもよい。なお、以下の説明において、本発明の本質とは直接関係しないものについては、詳細な説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るカラープリンタ10の概要を示している。カラープリンタ10は、カラープリンタ本体12を有し、このカラープリンタ本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられている。また、カラープリンタ本体12の下部に給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、記録用紙Pが収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から記録用紙Pを供給するフィードロール24、及び、供給される記録用紙Pを1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの記録用紙Pの通路である。搬送路28は、カラープリンタ本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された記録用紙Pは、リタードロール26により捌かれて最上部の記録用紙Pのみ搬送路28に導かれ、レジストロール32によりー時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と中間転写ベルト64(二次転写バックアップロール72)との間を通ってトナー像が転写され、この転写されたトナー像が定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
カラープリンタ本体12には、略中央部にロータリ現像装置38が配置されている。また、ロータリ現像装置38の正面側(図1において左側)には、カラープリンタ10を構成する各部を制御する制御部39が配置されている。
ロータリ現像装置38は、現像器本体40内にイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42a〜42dを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42a〜42dそれぞれは、現像ロール46a〜46dを有し、コイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
ロータリ現像装置38には、回転支軸49を軸として回転する感光体ドラム50が当接するように配置されており、現像ロール46a〜46dは、感光体ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、約2mm突出している。また、現像ロール46a〜46dそれぞれの両端には、現像ロール46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像器42a〜42dは、ロータリ現像装置中心44を中心として、それぞれ90°の間隔で現像器本体40の外周に配置され、現像ロール46a〜46dのトラッキングロールが感光体ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示省略)に当接し、現像ロール46a〜46dと感光体ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体ドラム50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像する。
感光体ドラム50の下方には、帯電ロール52が設けられ、帯電ロール52に帯電バイアスを印加し、感光体ドラム50を一様に帯電する。また、感光体ドラム50の回転支軸49にぶら下がるように感光体ドラム用クリーナ54が設けられており、感光体ドラム50と感光体ドラム用クリーナ54とは一体化されている。感光体ドラム用クリーナ54は、一次転写後に感光体ドラム50に残留する残留トナーを掻き取るクリーニングブレード56を備えている。掻き取られた残留トナーはトナー回収ケース58に回収される。また、クリーニングブレード56は板金57に取り付けられ、板金57はトナー回収ケース58に固定されている。また、トナー回収ケース58にはトナーセンサー100が取り付けられている。(トナー回収ケース58についての詳細は後述する)。
トナー回収ケース58の背面側(図1において右側)は、リブなどが形成され、記録用紙Pが滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の下方背面側には、帯電ロール52により帯電された感光体ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、二次転写位置(二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とのニップ部)まで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、中間転写ベルト64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76等を有する。
中間転写ベルト64は、弾性を有し、ロータリ現像装置38の上方で長辺と短辺とを有するように略扁平に張られている。中間転写ベルト64の上両側の長辺は、カラープリンタ本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。
また、中間転写ベルト64は、中間転写ベルト64の長辺下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で感光体ドラム50にラップ状に接触する一次転写部(感光体ドラムラップ領域)を有し、感光体ドラム50に所定の範囲だけ巻きついて、感光体ドラム50の回転に従動する。このように、中間転写ベルト64は、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、感光体ドラム50から離間している。
このように、中間転写ベルト64は、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の5つのロールにより張架されており、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像が転写される。
更に、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送路28に臨むようにされている。
なお、二次転写部において、中間転写ベルト64と搬送路28との間が、約12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
スクレーパーバックアップロール74は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する残留トナーをスクレーパ84が掻き取ることを補助し、ブラシバックアップロール76は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する残留トナーをブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写ベルト64の長辺上方には、反射型フォトセンサ78が開閉カバー16の裏面(内側)に固定されることによって設けられている。反射型フォトセンサ78は、中間転写ベルト64上に形成されたトナーのパッチを読み取り、中間転写ベルト64の回転方向における位置を検出するとともに、トナー像の濃度検知を行う。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で記録用紙Pに二次転写する。ここで、二次転写ロール80は、中間転写ベルト64が3回転する間、すなわちイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像を中間転写ベルト上に重ねて一次転写され、搬送されている間は中間転写ベルト64から離間しており、黒のトナー像が転写されると中間転写ベルト64に当接するようにされている。
なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の電位差が生じるようにされており、二次転写ロール80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)に接続される。
中間転写ベルト64の反感光体ドラム50側端には、中間転写ベルト用クリーナ82が設けられている。中間転写ベルト用クリーナ82は、スクレーパ84、ブラシロール86、トナー回収ケース88及び回転支軸89を有し、回転支軸89を軸として揺動する。スクレーパ84は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する残留トナーを掻き取ってクリーニングする。ブラシロール86は、スクレーパ84によるクリーニング後に残った残留トナーをさらに掻き取る。トナー回収ケース88は、スクレーパ84及びブラシロール86でクリーニングした残留トナーを回収する。スクレーパ84は、ステンレスの薄板からなり、トナーとは逆極性の電圧がかけられている。
ブラシロール86は、導電性の処理がなされたアクリルなどのブラシからなる。そして、中間転写ベルト64がトナー像を搬送する間には、スクレーパ84及びブラシロール86が中間転写ベルト64から離間しており、所定のタイミングでこれらが一体となって中間転写ベルト64に当接するようにされている。
二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により記録用紙Pに二次転写されたトナー像を記録用紙Pに定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。排出ロール34は、排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ記録用紙Pを排出する。
カラープリンタ本体12の奥側(図1においては右側)の上部に操作パネル106が備えられている。操作パネル106は、制御部39からユーザーに対する各種告示が表示される。
また、中間転写装置62、感光体ドラム50、帯電ロール52、感光体ドラム用クリーナ54及び中間転写ベルト用クリーナ82を一体化し像形成ユニット96を構成している。
そして、図2に示すように、像形成ユニット96は、カラープリンタ本体12に対して着脱自在となっており、開閉カバー16を開くことにより、カラープリンタ本体12に着脱される。したがって、像形成ユニット96の各構成部品を一括して交換できるので、メンテンナンスが容易である。
さて、図3及び図4に示すように、感光体ドラム用クリーナ54のトナー回収ケース58の背面の内壁には、回収された残留トナーを検知するトナーセンサー100が取り付けられている。トナーセンサー100は像形成ユニット96に設けられたコネクタ(図示省略)に繋がっており、像形成ユニット96をカラープリンタ本体12に装着するとカラープリンタ本体12に設けられ、制御部39と繋がるコネクタ(図示省略)と接続される。なお、トナーセンサー100は、圧電振動センサー、透磁率センサー、光学式センサーなどの既成のトナーセンサーを用いれば良い。
図3に示すように、トナー回収ケース58には、貫通シャフト110が貫通し、側壁58Aから突出している。なお、貫通シャフト110はトナー回収ケース58の側壁58Aに圧入され、更に図示しない接着剤で接着されている。したがって、貫通シャフト110はトナー回収ケース58に固定され、また隙間から回収された残留トナーが出ることはない。トナー回収ケース58の側壁58Aから突出している貫通シャフト110の一端側の端部11Aに接触し、貫通シャフト110を微小振動させる振動装置120が、カラープリンタ本体12に備えられている。
振動装置120は、楕円状の偏心カム112を備えている。偏心カム112は回転軸114を回転中心に図示しない駆動機構によって回転する。図5に示すように、偏心カム112が回転すると偏心カム112の頂点部112Aのみが貫通シャフト110の端部110Aに僅かに当たり、貫通シャフト110が微小振動する。
つぎに、上記実施形態の作用について説明する。
画像形成信号が送られると、感光体ドラム50が帯電ロール52により一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム50に、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は、感光体ドラム50の表面を露光し、潜像が形成される。露光装置60により形成された感光体ドラム50の潜像は、ロータリ現像装置38によってイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像を現像され、中間転写ベルト64に重ねて一次転写される。一次転写において、感光体ドラム50に残留する残留トナーは、クリーニングブレード56によって掻き取られ、トナー回収ケース58に回収される。
一方、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された記録用紙Pは、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一時停止され、タイミングをとって案内部材29へ向けて搬送される。記録用紙Pが二次転写位置Aに導かれると、中間転写ベルト64に一次転写されているトナー像が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって、記録用紙Pに二次転写される。二次転写後に、中間転写ベルト64に残留する残留トナーは、中間転写ベルト用クリーナ82によって掻き取られ、回収される。
トナー像を転写された記録用紙Pは、定着装置90に導かれ、加熱ロール92と加圧ロール94とによる熱圧力によって、トナー像を定着される。トナー像が定着した記録用紙Pは、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
さて、前述したように、感光体ドラム50に残留する残留トナーは、クリーニングブレード56によって掻き取られ除去される。除去された残留トナーは、トナー回収ケース58の内部に自然落下して堆積し貯まっていく。そして、堆積した残留トナーがトナーセンサー100に達すると、トナーセンサー100が残留トナーを検知する。トナーセンサー100が検知すると制御部39(図1参照)は、トナー回収ケース58の内部に、残留トナーがほぼ満杯になった、あるいはもうすぐ満杯になると判断し、ユーザーに像形成ユニット96の交換を促す表示を操作パネル106(図1参照)に表示する。ユーザーはその表示を見て、図2に示すように、開閉カバー16を開き、像形成ユニット96を交換する。
さて、記録用紙Pが搬送路28に詰まり、詰まった記録用紙Pを除去する場合など、ユーザーは、図2に示すように、開閉カバー16を開き、像形成ユニット96を取り出すことがある。取り出された像形成ユニット96は、ユーザーの取扱いにもよるが、左右前後に傾く。トナー回収ケース58が傾くと、図6(a)に示すように、回収された残留トナーHが大きく片寄る。そして、図6(b)のように水平となっても片寄りはあまり解消されないので、残留トナーHは不均一となる。
あるいは、中央部にのみ画像が形成された画像パターンを大量に印字すると、図7(a)に示すように、中付近にのみ残留トナーHが貯まる。
このように残留トナーHが均一でないと、残留トナーHの正確な回収量が検知できない。
また、残留トナーHはトナー回収ケース58に自然落下して堆積して貯まっていくので、嵩密度が低く嵩が多い。
よって、制御部39は所定のタイミングで、振動装置120の偏心カム112を回転させて貫通シャフト110を微小振動させる。図6及び図7に示すように、貫通シャフト110はトナー回収ケース58の内部の残留トナーHに接しているので、貫通シャフト110の微小振動が残留トナーHに伝わる。また、貫通シャフト110の微小振動はトナー回収ケース58にも伝わるので、トナー回収ケース58を介しても残留トナーHは微小振動が伝わる。
そして、微小振動によって、図6(c)及び図7(b)に示すように、残留トナーHが均され均一となる。よって、正確な残留トナーの回収量を検知できる。また、微小振動によって、残留トナーHの嵩密度が高まる。つまり、残留トナー粒子間の空隙が密につまり、残留トナーHの嵩(体積)が減少する。よって、トナー回収ケース58に回収可能な残留トナーH量が増える。また、トナー回収ケース58を小型化できる。
また、残留トナーが受ける振動は、微小振動であるので、嵩密度を高める効果が高い。
なお、制御部39が振動装置120を動作させる所定のタイミングとは、所定の印字枚数毎、電源のオン時、像形成ユニット96の装着時、などがある。また、操作パネル106をユーザーが操作して振動装置120を動作させても良い。なお、本実施形態の場合、トナー回収ケース58が、クリーニングブレード56が取り付けられた板金57と感光体ドラム50を支持している。このため、トナー回収ケース58が微小振動すると、感光体ドラム50も微小振動し、画像形成に影響がでる。よって、画像形成時には、制御部39が振動装置120の動作を禁止している。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、偏心カム112はトナー回収ケース58の外側に配置されていたが、トナー回収ケース58の内部に配置する構成であっても良い。
また、例えば、上記実施の形態では、トナー回収ケース58に貫通シャフト110を貫通させ、偏心カム112は貫通シャフト110を微小振動させていたが、貫通シャフト110を貫通させず、例えば、上記実施形態の振動装置120の偏心カム112でトナー回収ケース58を直接、微小振動させる構成としても良い。
また、例えば、上記実施の形態では、振動装置120の偏心カム112で微小振動させていたが、これに限定されない。その他の振動手段であっても良い。例えば、プランジャーで叩いて振動させても良い。
また、例えば、上記実施の形態では、残留トナーはクリーニングブレード56で掻きとって除去していたが、これに限定されない。その他のクリーニング部材であっても良い。例えば、ブラシやローラなどであっても良い。
また、例えば、上記実施の形態では、一次転写後の感光体ドラム50に残留する残留トナーを回収するトナー回収ケース58に適用したが、これに限定されない。例えば、二次転写後の中間転写ベルト64に残留する残留トナーを回収するトナー回収ケース88に適用しても良い。
また、例えば、上記実施の形態では、中間転写装置62、感光体ドラム50、帯電ロール52、感光体ドラム用クリーナ54及び中間転写ベルト用クリーナ82を一体化した像形成ユニット96が着脱可能となっていたが、これに限定されない。例えば、感光体ドラム50と感光体ドラム用クリーナ54のみが着脱可能となっていても良い。
また、例えば、像形成ユニットを構成せず、感光体ドラムとトナー回収ケースとが別体となった構成であっても良い。なお、このように別体となった構成の場合、トナー回収ケースが振動しても、画像形成に影響を与えないので、画像形成中にもトナー回収ケースを振動させることも可能である。
また、例えば、中間転写ベルトを介さず、感光体ドラムから記録用紙Pなどの記録媒体にに直接トナー像を転写する構成の画像形成装置であっても良い。
また、例えば、記録用紙P以外の記録媒体であっても良い。例えば、OHPシートなどであっても良いし、他の記録媒体であっても良い。
なお、感光体ドラム50に残留する残留トナー、中間転写ベルト64に残留する残留トナーのいずれも、現像前のトナーと比べ、粒径が小さいなどのため、流動性が悪い。よって、一旦、不均一となると自然には解消されにくい。よって、残留トナーに振動手段で振動を与えて均一とすることは、非常に有効である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 像形成ユニットの着脱を説明する図である。 感光体ドラム、感光体ドラム用クリーナ、及び振動機構を示す部分断面斜視図である。 感光体ドラム用クリーナを示す断面図である。 振動機構の偏心カムが貫通シャフトを振動させる様子を説明する説明図である。 トナー回収ケースが傾いて残留トナーが片寄り、この片寄りを均一化する様子を(a)から(c)へと順番に示す図である。 残留トナーがトナー回収ケース中央部のみに貯まり、この中央部のみに貯まった残留トナーを均一化する様子を(a)から(b)へと順番に示す図である。
符号の説明
10 カラープリンタ(画像形成装置)
12 カラープリンタ本体(画像形成装置本体)
50 感光体ドラム(像担持体)
56 クリーニングブレード(クリーニング手段)
58 トナー回収ケース(回収ケース)
96 像形成ユニット(像担持体ユニット)
100 トナーセンサー(検出手段)
110 貫通シャフト(貫通部材)
120 振動装置
P 記録用紙(転写媒体)

Claims (5)

  1. 転写媒体に転写されるトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段によって前記像担持体上から除去された前記残留トナーを回収する回収ケースと、
    前記回収ケースに回収された前記残留トナーに振動を与える振動手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記振動手段は、前記回収ケースを振動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記振動手段は、
    前記回収ケースに貫通した貫通部材と、
    前記貫通部材を振動させる振動装置と、
    で構成していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 回収した前記残留トナーの回収量を検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 少なくとも前記像担持体と、前記クリーニング手段と、前記回収ケースと、を備える像担持体ユニットを構成し、
    前記像担持体ユニットは、画像形成装置本体に着脱可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018025667A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2018072477A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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